JP5117425B2 - 高周波回路 - Google Patents
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Description
このため、好適な高周波特性を確保するためには、スルーホール数が限定されていない所定の基板エリアとは異なる場所に配置せねばならず、結果的により大きな基板エリアを使用せざるを得なくなる。
から算出される共振周波数faが前記使用周波数f0と異なるように、前記ランドの寸法を調整して前記電気長Lが決定されていることを特徴とする。上式を用いて共振周波数を事前に求めることができることから、ランドの寸法の調整が容易となる。
fa<f0×N
但し、N≦0.8 (N:実数)
を満たすように前記電気長Lが決定されていることを特徴とする。共振周波数を使用周波数より低くすることで、使用周波数帯での高周波特性の劣化を防止することができる。
また、高周波回路の基板に多層基板を用いる場合、内層・裏面層のレイアウトの関係からスルーホール数が限定されても、好適な高周波特性を確保しつつ、所定のエリア内に配置することで、小型化可能な高周波回路を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る高周波回路を図1を用いて以下に説明する。図1(a)は、本実施形態の高周波回路100の平面図であり、図1(b)は図1(a)に示すAA面で見た断面図である。いずれも、高周波回路100のランド110が形成されている周辺のみを示している。ランド110の周囲には図2に示したような別のパターンも形成されているが、以下ではランド110以外のパターンは省略している。
fa<f0×N (1)
但し、N≦0.8 (N:実数)
を満たすようにランドの寸法を決めている。
ここで、cは光速を表している。本実施形態の高周波回路100では、上式で与えられる共振周波数faが式(1)を満たすように電気長Lを決定し、これにより拡張部111〜114の寸法を決定してランド110を形成している。
また、電気長Lはランド端からスルーホール上端までの長さA1、スルーホールの上下端の長さA2と、A1部での実効誘電率εeff1、A2部での実効誘電率εeff2より、およそ
L=A1/√(εeff1)+A2/√(εeff2)
と表せる。
L115=L7+L8=1.832[mm]
L116=L7+D+L8=2.032[mm]
本発明の第1の実施の形態に係る高周波回路の別の実施例を、図7を用いて以下に説明する。図7(a)は、本実施例の高周波回路120の平面図であり、図7(b)は図7(a)に示すAA面で見た断面図である。いずれも、高周波回路120のランド130が形成されている周辺のみを示している。また、ここでもランド130以外のパターンについては表示を省略している。
L135=L7+L8=2.348[mm]
L136=L7+D+L8=2.548[mm]
上記の第2の実施例の高周波回路120では、ランド130の拡張部131〜134を第1の実施例の高周波回路100のものより大きくしたが、これとは逆に拡張部を小さくした比較例を図9に示す。図9に示す比較例の高周波回路140では、ランド150の4隅に追加した拡張部151〜154の寸法をぞれぞれ約0.5mm×0.5mmとしている。この場合、やはり寸法L4〜L7が高周波回路100と異なってくる。ランド150の引出し部12bを除く縦方向の長さL4及び横方向の長さL5はそれぞれ2.188mm、2.170mmであり、対角線の長さL6は2.998mmとなっている。また、スルーホール14bと端部151a〜154aとの距離L7は、0.711mmとなっている。さらに、スルーホール14bから拡張部151〜154の端辺までの長さ(図9に示すL10)、及び拡張部151〜154の端辺から引出し部12bの端部までの長さ(図9に示すL11)は、それぞれ0.448mm、0.599mmである。
このような結果から、比較例の高周波回路140では、拡張部151〜154の寸法が小さすぎるため、共振周波数帯を使用周波数帯からほとんど移動させることができないことがわかる。
11、901 基板
12、110、130、150、903 ランド
12a ベース部
12b 引出し部
13、904 グランド
14、905 スルーホール
21 高周波信号の入出力端子
111〜114、131〜134、151〜154 拡張部
Claims (6)
- 表面実装部品を実装するために基板の一方の面に形成されたランドと、
前記基板の他方の面に設けられたグランドと、
前記ランドと前記グランドとを電気的に接続するスルーホールと、を備え、
前記スルーホールを介して前記ランドと前記グランドとの間で生じる共振の周波数(共振周波数)が前記表面実装部品の使用周波数と異なるように、前記ランドの寸法が調整されている
ことを特徴とする高周波回路。 - 前記電気長Lは、前記ランドの所定の端部から、前記端部に最も近い位置にある前記スルーホールを経由して前記グランドまでの電気長である
ことを特徴とする請求項2に記載の高周波回路。 - 前記共振周波faが
fa<f0×N
但し、N≦0.8 (N:実数)
を満たすように前記電気長Lが決定されている
ことを特徴とする請求項2または3に記載の高周波回路。 - 前記ランドは、前記スルーホールを配置し、部品を実装するための略矩形形状をしたベース部と、前記ベース部に接続されている拡張部と、を有し、
前記拡張部の寸法を変えることで前記ランドの寸法が調整されている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の高周波回路。 - 前記ランドは、さらに配線接続用に前記ベース部から凸状に引き出された引出し部を備え、
前記拡張部は、前記引出し部の引き出し長さ以上に前記ベース部から突出されている
ことを特徴とする請求項5に記載の高周波回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009039061A JP5117425B2 (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | 高周波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009039061A JP5117425B2 (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | 高周波回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010199118A JP2010199118A (ja) | 2010-09-09 |
JP5117425B2 true JP5117425B2 (ja) | 2013-01-16 |
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ID=42823596
Family Applications (1)
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JP2009039061A Active JP5117425B2 (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | 高周波回路 |
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Families Citing this family (1)
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JP6666200B2 (ja) * | 2016-05-25 | 2020-03-13 | 京セラ株式会社 | 配線基板および電子装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000164766A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-06-16 | Kyocera Corp | 高周波用配線基板 |
JP4162819B2 (ja) * | 1999-11-26 | 2008-10-08 | 三菱電機株式会社 | 高周波回路装置 |
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2009
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JP2010199118A (ja) | 2010-09-09 |
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