JP5115118B2 - 熱転写シート及びその製造方法 - Google Patents
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Description
より熱転写シートの背面側から熱を印加して3色〜4色の多色のドットを被転写材に転移させて行われる。形成された画像は使用される色材が染料であることから、鮮明で透明性に優れ、中間色の再現性や階調性が高く、従来のフルカラー写真画像と同等の高品質画像を形成できるものである。
ビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂、ポリエステル等が挙げられる。これらのなかで好ましいものは、耐熱性、染料移行性の点からセルロース誘導体、ポリビニルアセタール、及びポリエステルである。
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類や、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコールモノメチルアセテート、エチレングリコールモノエチルアセテート等のエステル類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のエーテル類からなる溶剤群から適宜選択して使用できる。
的に終端部に向けて検知マークインキ層を逓減して最終端部31を構成するものである。そして、正規の検知マークインキ層3より、最終端31にいたる逓減は、直線的、凹曲線的、凸曲線的のいずれの形状であるかは問うものではない。
は電子彫刻グラビア版があり、これによりスクリーニングの発生がない均一な厚さをもった転写層、検知マークインキ層を形成できる。
検知マークインキ40が、基材フイルムと接触を開始する部分40a、セルから基材フイルムにインキが転移を開始する部分40bを通過して、セルと基材フイルムとの間でインキが延糸を続ける部分40cを経て、インキが切断する部分40dにおいてミストを発生し、そして転移を終えたインキが40eの部分のセルに残るものと解せられる。
5、基材フイルム2にインキミスト46が図5に示すように付着するものである。また、セルよりはみだしたインキ47は、検知マークインキ層外の転写層の面に付着することもある。延糸されて、印刷の進行に伴いその延糸部が長く延びて、切断して発生したミストが、正規の面に付着するときは特に問題を生ずるものではない。しかし、図5に示すように、版の終端部でミスト44を発生して基材フイルムの色層たる転写層が印刷される部分46に付着したときは印刷汚れとなるものである。
ある。また、図4に示すような版面における印刷部の終端は圧胴のニップ圧によりセルから押し出されたインキ47が基材フィルム〜セル間に介在するため上記のミスト発生の一因となっている。本実施形態は、上記の事実から、その終端部におけるインキ転移量を少なくしたり、セルから押しだされるインキを減少したりすることにより、ミストの発生をなくするものである。
ビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂、ポリエステル等が挙げられる。これらのなかで好ましいものは、耐熱性、染料移行性の点からセルロース誘導体、ポリビニルアセタール、及びポリエステルである。また、転写層は上記の染料の他に印刷適性、転写適性をもたせるために従来から使用されているポリエチレンワックス微粒子等、ブロッキング防止剤、滑剤、静電気防止
剤等の公知の添加剤を加えることができる。
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類や、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコールモノメチルアセテート、エチレングリコールモノエチルアセテート等のエステル類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のエーテル類からなる溶剤群から適宜選択して使用できる。
◎:非常に高濃度で、検出能力が高い
○:高濃度で、検出能力は普通
×:低濃度で、検出能力が劣る
<ミスト数の評価>
◎:ミストは非常に少なく、品質が高い
○:ミストは少なく、品質は良い
×:ミストが多く発生し、品質が非常に悪い
従来から使用している正規のセル巾であって、その巾も一様である比較例の版によって印刷された熱転写シートは、検知マークインキ層は検知マーク濃度は良好であるが、転写層におけるミストの発生が本実施例の印刷条件下で多く認められ、品質に劣るものであった。
する凹版の断面概略図である。
2 基材フイルム
3 検知マークインキ層
31検知マークインキ層の最終端部
32検知マークインキ層の削減部
40 印刷時ドクターでかきとられセルに充填されたイ
ンキ
40a 基材フイルムにインキが接触を開始した部分
40b 基材フイルムにインキが転移を開始した部分
40c セルと基材フイルムとの間でインキが延糸を続
ける部分
40d 延糸され長くなったインキが切断されミストと
なる部分
40e 転移を終えてセルに残るインキ
41 基材フイルムに転移を開始したインキ
42 基材フイルムに印刷されたインキ
43 基材フイルムに転移されセルに残ったインキ
44 インキミスト
45 版の非画線部に付着したインキミスト
46 基材フイルムに付着したインキミスト
47 セルよりはみ出したインキ
48a マゼンター印刷部に発生したインキミスト
48b シアン印刷部に発生したインキミスト
48c イエロー印刷部に発生したインキミスト
5 版
51 正規の凹版部
52 インキ転移量を逓減する凹版の最終端部
53 インキ転移量を削減する凹版部
7 背面層
M、C、Y マゼンター、シアン、イエロー印刷部
K 検知マークインキ印刷部
Claims (6)
- 基材フィルムの一方の面に、昇華性染料を含む転写層がべた印刷され、かつ、前記転写層間の全体に隙間なく検知マークインキ層がべた印刷された熱転写シートにおいて、前記検知マークインキ層の印刷終端部の0.5〜5mm巾のインキ転移量が、正規の部分の量と比べて、90〜5%の範囲で少なくなるように印刷されていることを特徴とする熱転写シート。
- 前記検知マークインキ層の印刷終端部のインキ転移量が、連続階調的に逓減するように印刷されていることを特徴とする請求項1記載の熱転写シート。
- 前記検知マークインキ層の印刷終端部のインキ転移量が、一律に削減されるように印刷されていることを特徴とする請求項1記載の熱転写シート。
- 基材フィルムの一方の面に、昇華性染料を含む転写層がべた印刷され、かつ、前記転写層間の全体に隙間なく検知マークインキ層がべた印刷された熱転写シートの製造方法において、前記検知マークインキ層該の印刷終端部0.5〜5mmを、正規の転写層の印刷部分の単位面積当たりのセル容積と比べて、90〜5%の範囲で小さくしたセル容積の凹版により形成することを特徴とする熱転写シートの製造方法。
- 前記印刷終端部が、単位面積当たりのセル容積を、正規の転写層の印刷部分と比べて、90〜5%になるように連続階調的に逓減した凹版により印刷されることを特徴とする請求項2またはえ記載の熱転写シートの製造方法。
- 前記印刷終端部が、単位面積当たりのセル容積を、正規の転写層の印刷部分と比べて、90〜5%の範囲で一律に削減した凹版により印刷されることを特徴とする請求項2または3記載の熱転写シートの製造方法。
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