JP3242340B2 - 転写式サーマルプリンタ - Google Patents

転写式サーマルプリンタ

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JP3242340B2
JP3242340B2 JP34593496A JP34593496A JP3242340B2 JP 3242340 B2 JP3242340 B2 JP 3242340B2 JP 34593496 A JP34593496 A JP 34593496A JP 34593496 A JP34593496 A JP 34593496A JP 3242340 B2 JP3242340 B2 JP 3242340B2
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    • B41M5/38207Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
    • B41M5/38221Apparatus features

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色のインクの
少なくとも一部を記録紙に重ねて転写することでカラー
印刷する転写式サーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】転写式サーマルプリンタが行う熱溶融転
写記録は、ジュール熱を記録エネルギーとして、常態が
固体であるインクを記録紙上に転写して可視パターンを
形成するノンインパクト記録方式の一種である。熱溶融
転写記録は、図8に示すように、記録紙1とインクリボ
ン2を重ねた状態で、サーマルヘッド3とプラテン4と
で挟み、サーマルヘッド3上の微小発熱体(数十μm
□)3aに適当なタイミングで電力を加えて発熱させる
と、この熱によりインクリボン2のベースフィルム2a
上の固体インク層2bが溶融されて記録紙1に接着す
る。その後、適当なタイミングでインクリボン2を記録
紙1から剥離することによりインクは所望のパターンと
して記録紙1上に転写されることになる。
【0003】インクリボン2は、一般に、インク層(1
〜6μm、すなわち、略1〜6g/m2 )、ベースフィ
ルム(2〜6μm)、耐熱(滑性)層(1〜3μm)か
らなる。インク層は、顔料や染料などの着色剤、ワック
スや熱可塑性樹脂からなるバインダ及び柔軟剤や分散剤
などの各種添加剤から構成されている。ベースフィルム
としてはポリエチレンテレフタレート(以下、PETと
称する。)が使用される。このPETは263℃で軟化
溶融するのに対して、サーマルヘッド3の発熱体3aの
表面温度は300℃を越える。耐熱層は、インクリボン
2がサーマルヘッド3に融着し搬送が困難になる(ステ
ィック現象)のを防ぐために設けられている。また、こ
の耐熱層は、滑性や帯電防止の効果を持たせることもあ
る。
【0004】インク成分の60〜80wt%を占めるバ
インダはインクの熱溶融特性を左右する。一般にワック
ス系バインダのインクはシャープな融点と融点以上で急
激に粘度低下する特性を、レジン系バインダのインクは
ブロードな融点と融点以上で緩やかに粘度低下する特性
を示す。ブロードな融点のインクは加熱領域に多少の温
度むらがあっても一様なインク転写が可能であり、シャ
ープな融点のものは画像エッジの鮮明さに優れている。
【0005】サーマルヘッドは、図9の(a) に部分斜視
図及び図9の(b) に部分拡大斜視図を示すように、セラ
ミックなどの基板5の上に発熱抵抗体アレイ(発熱抵抗
体は、Ta2 N、RuO2 、BaRuO3 などで構成さ
れている。)6を蒸着などの薄膜プロセスやスクリーン
印刷などの厚膜プロセスで形成し、保温や密着性を向上
させるために抵抗体6と基板5の間にはグレーズ層7を
設け、全体を耐磨耗層(TaO5 、SiN、SiCな
ど)8でカバーしている。基板5の下面には放熱板9が
取り付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなサーマルヘ
ッドを使用してカラー印刷を行うには、先ず1色目を記
録紙に転写印刷後、記録紙を2色目のインクと重ねてヘ
ッドとプラテンの間に挟み、1色目と同様にして1色目
を印刷した記録紙に重ねて印刷する。通常カラーインク
は、3原色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シア
ン)が使用されるので、3回印刷することになる。
【0007】また、カラー印刷には専らサーマル紙と呼
ばれる平滑紙が用いられる。これは、紙の白さの向上と
インクの定着性を改善するなどカラー印刷のために表面
にコート層を設けているのが常である。この記録紙にイ
ンクを重ねて行くことになるが、インクを完全に同じ位
置に重ねるのは難しく数十μm程度ずれて重ねられるこ
とになる。
【0008】図10は、平滑な記録紙1の上に3色のイ
ンクをY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)
の順に転写したときのドットの模式図で、上に平面図を
示し、下に断面図を示している。図10の(a) は、正確
に同じ位置に転写した場合を示し、図10の(b) はYの
位置からM、Cが数十μmずれて転写した場合を示して
いる。Yの位置からM、Cが数十μmずれて転写した場
合、本来であれば図10の(b) に示すように転写される
べきであるが、実際には、1色目に段差が生じるので、
M及びCの一部が欠けて図10の(c) に示すように転写
される。すなわち、Yに重ねるM及びCの転写が不十分
となる。
【0009】また、YにMを重ねた2つのドットの間に
Cのドットを印刷した場合、本来であれば図11の(a)
に示すように転写されるべきであるが、実際には、転写
したインクの段差のために、図11の(b) に示すように
3色目のCの転写は不十分となる。ここでは3色で説明
したが、インク転写量が2g/m2 以上では2色重ねで
も転写不良は頻繁に生じる。また、3色重ねではインク
転写量が1g/m2 でも転写不良が生じる。
【0010】このように、従来において平滑な記録紙を
使用してカラー印刷したときには、1色目のインクによ
り記録紙表面に段差ができ、2色目のインク転写が不安
定になり易く、最悪の場合、1色目のインクの上のみに
ドットが形成され、十分な転写ができなくなるという問
題があった。また、ドットサイズを可変して中間調を表
現する場合には、位置ずれが生じなくても、1色目のド
ットよりも2色目のドットが大きい場合があり、このよ
うな場合にも同様に、2色目のインク転写が不安定にな
り、十分な転写ができなくなるという問題があった。ま
た、3色を重ねる場合や黒を使って4色を重ねる場合に
は、さらにインク転写が不安定になり、十分な転写がで
きなくなるという問題があった。
【0011】一方、文献「溶融性インク浸透方式による
多階調熱転写印刷」(テレビジョン学会技術報告、Vol.
17,No.27 ,PP.19〜24,VIR ’93−28 May,1993)に
は、表面に多数の孔を設けた記録紙を用いると、インク
が記録紙に浸透し安定して転写できることが記載されて
いる。そこで、文献「溶融性インク浸透方式による多階
調熱転写印刷」に記載されている表面に多数の孔を設け
た記録紙を使用して解像度300dpiで高速カラー印
刷したところ、1色目(Y)、2色目(M)及び3色目
(C)を順次重ねて転写すると転写不良が生じることが
分かった。
【0012】この状態を図12乃至図14に示す。図1
2は、1色目(Y)を印刷したときの記録紙表面を30
0倍に拡大した顕微鏡写真、図13はさらに1000倍
に拡大した顕微鏡写真で、1色目(Y)のインクが記録
紙表面に十分に浸透していない状態が分かる。図14
は、3色を重ね印刷したときの記録紙表面を100倍に
拡大した顕微鏡写真で、1色目のインクの浸透が不十分
となっているため2色目(M)、3色目(C)が1色目
(Y)の段差によりドットが欠け転写不良を起こしてい
るのが分かる。なお、この現象は解像度が600dpi
のように高い場合も同様である。
【0013】このように、記録紙表面に単に孔を設けた
のみではカラー印刷のようにインクを重ねて転写する場
合には2色目以降のインク転写不良が生じ、十分な転写
ができなくなり、やはり同様の問題が生じた。また、イ
ンクを十分に浸透させるためにインクを十分に溶融する
必要があり、ヘッドへの印加エネルギーを大きくしなけ
ればならない問題があり、さらに、印刷速度の高速化が
困難となり、このためカラーの多階調印刷に適用するこ
とが困難となる問題があった。
【0014】そこで、本発明者は、文献「溶融性インク
浸透方式による多階調熱転写印刷」に記載されている表
面に多数の孔を設けた記録紙においてインク転写不良が
生じた原因を検討したところ、転写インク量と浸透許容
量のバランスが良くないこと、インク温度が低く粘度が
高いために浸透速度が遅いこと、印刷速度が速いため浸
透時間が短いことなどが原因であることが分かった。ま
た、印刷速度を遅くすることや印加エネルギーを高めて
インクの粘度を下げることを検討したが、印刷速度を遅
くすることは、高速印刷を不可能とし、また、カラーの
多階調印刷も不可能となることから適切でないこと、ま
た、印加エネルギーを高めることは、印刷速度が低下す
ることから同様に適切でないことが分かった。
【0015】そこで請求項1記載の発明は、複数色のイ
ンクを記録紙に転写しインクの重ねによりカラー印刷す
るものにおいて、転写インク量と浸透許容量のバランス
を最適化することで記録紙に対する各インクの転写が確
実にでき、しかもインクと記録紙との濡れ性を良好にし
てインクの定着性を向上できる転写式サーマルプリンタ
を提供する。
【0016】また、請求項2記載の発明は、複数色のイ
ンクを記録紙に転写しインクの重ねによりカラー印刷す
るものにおいて、転写インク量と浸透許容量のバランス
を最適化することで記録紙に対する各インクの転写が確
実にでき、また、微小なインク転写も可能で高精細画像
やカラー画像の低濃度部表現力を向上でき、しかもイン
クと記録紙との濡れ性を良好にしてインクの定着性を向
上できる転写式サーマルプリンタを提供する。
【0017】また、請求項3記載の発明は、複数色のイ
ンクを記録紙に転写しインクの重ねによりカラー印刷す
るものにおいて、転写インク量と浸透許容量のバランス
を最適化することで記録紙に対する各インクの転写が確
実にでき、また、ヘッドへの印加エネルギーの低減及び
印刷速度の向上を図ることができ、しかもインクと記録
紙との濡れ性を良好にしてインクの定着性を向上できる
転写式サーマルプリンタを提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
サーマルヘッドとプラテンとの間にインクリボンを介在
させ、サーマルヘッドによる加熱により、複数色のイン
クの少なくとも一部を記録紙に重ねて転写することでカ
ラー印刷する転写式サーマルプリンタにおいて、記録紙
として、表面に3次元的に連通している多数の孔を有
し、この各孔の総面積の記録紙表面に占める割合を50
%以上80%以下とし、かつ、各孔のうち、孔径が5μ
m以上35μm以下のものが50%以上で、孔径が35
μmを越えるものが5%以下のものを使用し、かつイン
クと標準液との接触角と記録紙と標準液との接触角との
差を20度以下にしたものである。
【0019】また、請求項2記載の発明は、サーマルヘ
ッドとプラテンとの間にインクリボンを介在させ、サー
マルヘッドによる加熱により、複数色のインクの少なく
とも一部を記録紙に重ねて転写することでカラー印刷す
る転写式サーマルプリンタにおいて、記録紙は、表面に
3次元的に連通している多数の孔を有し、この各孔の総
面積の記録紙表面に占める割合を50%以上80%以下
とし、かつ、各孔のうち、孔径が5μm以上35μm以
下のものが50%以上で、孔径が35μmを越えるもの
が5%以下で、かつインクと標準液との接触角と記録紙
と標準液との接触角との差が20度以下で、かつ、2k
g/cm2 以上の加圧下での表面粗さが3μm以上とし
たものである。
【0020】また、請求項3記載の発明は、サーマルヘ
ッドとプラテンとの間にインクリボンを介在させ、サー
マルヘッドによる加熱により、複数色のインクの少なく
とも一部を記録紙に重ねて転写することでカラー印刷す
る転写式サーマルプリンタにおいて、印刷速度が0.4
msec/line乃至16msec/lineの場合
に、サーマルヘッドのプラテンに対するヘッド加重を、
主走査方向の単位長さ当たり0.17kg/cm以上
0.52kg/cm以下、インクリボンのインク塗布量
を、各色において1g/m2 以上2.5g/m2 以下に
設定し、記録紙として、表面に多数の孔を有し、この各
孔の総面積の記録紙表面に占める割合を50%以上80
%以下とし、かつ、各孔のうち、孔径が5μm以上35
μm以下のものが50%以上で、孔径が35μmを越え
るものが5%以下のものを使用し、かつインクと標準液
との接触角と記録紙と標準液との接触角との差を20度
以下にしたものである。
【0021】このように、各孔の総面積の記録紙表面に
占める割合を50%以上80%以下としているので、記
録紙表面の骨格が十分に太く耐擦過性に優れている。し
かも孔径が5μm以上35μm以下のものを50%以上
としているので、十分な量のインク浸透ができ、複数色
のインクを重ねる場合でも良好な転写ができる。また、
孔径が35μmを越えるものを5%以下としているの
で、中間調や高精細画像を表現することが可能となる。
【0022】さらに、孔径が比較的大きいにもかかわら
ず、加圧したときの表面粗さを小さくでき、これによ
り、微小なインク転写も可能となり、高精細画像やカラ
ー画像の低濃度部の表現を向上できる。さらに、十分な
ヘッド加重と記録紙表面の十分な量の孔による空気層
(断熱層)により、低エネルギーにてインクを十分に加
熱溶融でき、しかもインクを迅速に記録紙表面に浸透さ
せることが可能となる。さらにまた、インクと標準液と
の接触角と記録紙と標準液との接触角との差を20度以
下にしてインクと記録紙との濡れ性を良好にする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。転写式サーマルプリンタによる熱
溶融転写記録は前述した図8と同様で、記録紙1とイン
クリボン2を重ねた状態で、サーマルヘッド3とプラテ
ン4とで挟み、サーマルヘッド3上の微小発熱体3aに
適当なタイミングで電力を加えて発熱させ、この熱によ
りインクリボン2のベースフィルム2a上の固体インク
層2bを溶融して記録紙1に接着し、その後、適当なタ
イミングでインクリボン2を記録紙1から剥離すること
によりインクを所望のパターンとして記録紙1上に転写
するようになっている。
【0024】先ず、インク転写量を低減することを検討
したところ、インク転写量を低減すると必然的に画像濃
度が下がり画質が低下してしまうので好ましくなく、こ
のためインク中の着色剤の添加量の増加を検討したが十
分な濃度が得られず、結局転写インク量は下げられない
ことが分かった。そして、十分な最高濃度を得るために
は最低限の転写インク量として、1g/m2 以上が必要
であることがわかった。
【0025】また、インクの浸透許容量については、記
録紙表面の孔の通気性が必要であり、これにより浸透量
と速度も改善される。また、2色以上のインクの浸透を
十分に許容するには記録紙表面に占める孔の総面積が5
0%以上必要なことがわかった。また、3色以上重ねる
場合には、好ましくは65%以上必要なこともわかっ
た。
【0026】また、記録紙表面に占める孔の総面積が8
0%を越えると、記録紙表面を形成する骨格が細くな
り、記録紙表面の耐擦過性が低下する。このため、オフ
ィス用途のような通常の印刷物として使用する場合は問
題ないが、メンディングテープ(スコッチ社製)などの
テープで剥離すると、記録紙表面が剥離してしまうとい
う問題が発生する。また、バーコードを印刷し、これを
読取るためにペンスキャナーなどの接触式スキャナーで
擦ると、バーが切れたりするなどの問題が発生する。
【0027】このようなことから、記録紙表面に占める
孔の総面積を80%以下にすることが望ましく、このよ
うにすることで記録紙表面の骨格が太くなり耐擦過性に
優れ、テープで剥離しても記録紙表面が剥離することが
なく、また、ペンスキャナーなどの接触式スキャナーで
擦ってもバーが切れるようなことがなく、物流や流通業
に使用する記録紙として優れている。特に、記録紙の表
面を複数回擦るような場合には記録紙表面に占める孔の
総面積を70%以下にすればさらに耐擦過性を高めるこ
とができる。
【0028】さらに、0.4〜16msec/line
という高速印刷の場合、孔径が3μm以上、望ましくは
10μm以上がインクを保持するのに重要なことがわか
った。また、印刷時のヘッド加重もインク浸透には影響
が大きく、ヘッドの主走査方向の単位長さ当たりの加重
が0.17kg/cm以上は必要である。但し、0.5
2kg/cm以下でないとインクリボンの取扱いが困難
となる。また、いくら加重しても1色当たりのインク転
写量は2.5g/m2 以下でないと3色以上のインクを
許容できないこともわかった。
【0029】また、中間調画像や高精細画像の高画質化
を検討したところ、あまり大きな孔径では微小ドットの
形成ができないことがわかり、最大孔径を抑え画質を評
価した。最大孔径の決定にはほとんど凹凸のない平滑な
シートに印刷し得る最小ドットを形成し測定したとこ
ろ、約30μmであったので最大孔径を30μm前後に
して検討した。その結果、インク保持量とのバランスも
考慮して、孔径が5μm以上35μm以下のものを全体
の孔の50%以上とし、また、孔径が35μmを越える
のものを全体の孔の5%以下にすれば、中間調画像や高
精細画像でも色重ねが可能であることがわかった。
【0030】以上のことから、サーマルヘッドのプラテ
ンに対するヘッド加重を、主走査方向の単位長さ当たり
0.17kg/cm以上0.52kg/cm以下、イン
クリボンのインク塗布量を、各色において1g/m2
上2.5g/m2 以下に設定し、記録紙として、表面に
多数の孔を有し、この各孔の総面積の記録紙表面に占め
る割合を50%以上80%以下とし、かつ、各孔のう
ち、孔径が5μm以上35μm以下のものが50%以上
で、孔径が35μmを越えるものが5%以下の記録紙を
使用して高速のカラー印刷を行ったところ、図1に1色
目(Y)を印刷したときの記録紙表面を300倍に拡大
した顕微鏡写真、図2にさらに1000倍に拡大した顕
微鏡写真を示すように、インクは孔に完全に浸透し、イ
ンク滴はこの図からは分かりにくいがインクが確実に付
着した。このため、柔らかいインクであっても擦過性は
向上する。
【0031】また、図3に3色を重ね印刷したときの記
録紙表面を100倍に拡大した顕微鏡写真を示すよう
に、2色目、3色目もインクが記録紙に十分に浸透し良
好なカラー印刷ができると共に微小ドットの形成も可能
となった。また、印刷時のエネルギーも従来の記録紙に
比べ、この実施の形態の記録紙は記録紙表面に空気層が
でき、インクとの間に断熱層が形成されてヘッドから印
加される熱エネルギーがインクを加熱する効率が高くな
り、低エネルギー化を実現することができた。また、こ
の低エネルギー化を図る点で印刷時のヘッド加重も影響
を与え、この点でもヘッド加重を、主走査方向の単位長
さ当たり0.17kg/cm以上必要となる。
【0032】図4はヘッドへの印加エネルギーと画像濃
度との関係を示すグラフで、実線のグラフg1 はこの実
施の形態の場合を示し、点線のグラフg2 は従来例、す
なわち、文献「溶融性インク浸透方式による多階調熱転
写印刷」に基づいて印刷を行った場合を示している。こ
れからもわかるように従来例では画像濃度が低い状態で
も印加エネルギーがあまり小さくならず、全体として低
エネルギー化を図ることができなかった。これに対し、
この実施の形態では画像濃度が低い状態では印加エネル
ギーを十分に小さくでき、全体として低エネルギー化を
図ることができた。
【0033】さらに、この実施の形態のような表面構造
の記録紙を使用することで、記録紙の表面にクッション
性を持たせることができ、これによりインクの段差を十
分に少なくでき、また、たとえインクの段差が生じても
インクの吸収ができ、確実なインクの転写ができる。ま
た、記録紙のベースを普通紙とすれば表面コート層が樹
脂であっても十分なクッション性は得られる。
【0034】図5は、この実施の形態のような表面構造
の記録紙を使用した場合の、加圧と表面粗さとの関係を
示すグラフで、このグラフからもわかるように、この記
録紙への加圧を2kg/cm2 以上にすると表面粗さを
3μm以下にでき、記録紙表面に設けた孔の径が比較的
大きいにもかかわらず孔径の小さい記録紙と同程度の表
面粗さにでき、これにより、微小なインク転写も可能と
なり、高精細画像やカラー画像の低濃度部表現力を向上
できる。記録紙の表面粗さの測定は、マイクロトポグラ
フ(東洋精機製)と呼ばれる光学式動的印刷平滑度測定
装置を使用して行った。マイクロトポグラフは、図6に
示す構成で、紙をプリズム平面に動的に加圧した時の紙
のくぼみの平均深さに比例した物理量、すなわち粗さR
p(プリティングラフネス)を測定する装置である。
【0035】Rp値測定の原理を述べると、光は全反射
する際、プリズム平面を若干はみ出してから反射し、そ
のはみ出しの度合いは波長に比例する。このはみ出した
光は、試料に当たって屈折・透過するものと、試料に当
たらずに反射するものに分かれ、入射光量に対する透過
光量の割合は、その波長の光のはみ出す深さにおける試
料の存在割合であり、光学接触率F(λ)という。紙の
深さ方向の分布(光学接触率)を波長をパラメータとし
た正規関数で近似し、4つの波長の光学接触率よりくぼ
みの密度関数を決定し、それを波長方向に積分すること
によって、くぼみの容量又は平均深さに比例した粗さR
p(μm)を得る。このようなマイクロトポグラフを使
用し、測定波長を0.5〜1.7μm、測定時間を加圧
後100msecとして、粗さRp(μm)を測定した
結果が図5のグラフである。
【0036】さらにまた、インクと記録紙との化学的な
密着性について調べた結果、インクと純水やアルコール
等の標準液との接触角と記録紙と標準液との接触角との
差が20度以下にすればインクと記録紙との濡れ性、す
なわち、密着性が良好となり、記録紙に対するインクの
定着性を向上できることがわかった。一般に、材料の密
着性は接触角で評価され、液体と固体との濡れ性として
評価される。常温ではインクも記録紙も固体のため、直
接両者の濡れ性は測定できないが、純水やアルコール等
の標準液を使用し、インク及び記録紙に対するこの標準
液の接触角を測定することで相対的に密着性を評価でき
る。すなわち、図7の(a) に示すようにインク(層)1
1の上に重力の影響が微小範囲の標準液12を載せて接
触角θ1 を測定し、また、図7の(b) に示すように記録
紙13の上に重力の影響が微小範囲の標準液12を載せ
て接触角θ2 を測定し、両接触角θ1 ,θ2 と記録紙1
3に対する印刷ドットの再現性と密着性(耐擦過性)と
の関係を調べる。
【0037】表1は標準液12として径が1.5mmの純
水の水滴をインク11の上に載せた場合の接触角θ1 を
測定した結果で、レジン系黒、レジン系M(マゼン
タ)、レジン系C(シアン)、レジン系Y(イエロー)
はそれぞれ接触角θ1 が105°、100°、105
°、108°であった。また、ワックス系のインクは全
てが略105°であった。
【0038】
【表1】
【0039】表2は標準液12として径が1.5mmの純
水の水滴を多孔記録紙13の上に載せた場合の接触角θ
1 を測定した結果で、記録紙A及び記録紙Bは100
°、記録紙Cは94°、記録紙D及び記録紙Fは90
°、記録紙Eは125°、記録紙Gは106°、記録紙
Hは118°、記録紙I及び記録紙Kは120°、記録
紙Jは119°、記録紙Lは84°、記録紙Mは80
°、記録紙Nは130°であった。
【0040】ここで、記録紙A〜Kは、表面に3次元的
に連通している多数の孔を有し、この各孔の総面積の記
録紙表面に占める割合を50%以上80%以下とし、か
つ、各孔のうち、孔径が5μm以上35μm以下のもの
が50%以上で、孔径が35μmを越えるものが5%以
下のものであり、記録紙Lは、各孔の総面積の記録紙表
面に占める割合が50%未満のものであり、記録紙M
は、各孔の総面積の記録紙表面に占める割合が50%未
満で、かつ孔径が1μm〜5μmのものが50%以上の
ものであり、記録紙Nは、各孔の総面積の記録紙表面に
占める割合が50%以上であるが孔径が1μm〜5μm
のものが50%以上のものである。
【0041】
【表2】
【0042】この各記録紙A〜Nに対して水滴との接触
角が105°のインクを使用して印刷した結果、印刷ド
ットの再現性と密着性(耐擦過性)で記録紙A〜Kは優
れた結果を示し、記録紙M,Nは良くも悪くもなく、記
録紙Lは悪い結果を示した。この結果から、水滴との接
触角が105°のインクに対して印刷ドットの再現性と
密着性(耐擦過性)が優れた結果を示した記録紙は水滴
との接触角が90°〜125°の範囲のものであり、こ
のことからインクと水滴との接触角と記録紙と水滴との
接触角の差が20度以下にすれば、インクと記録紙との
濡れ性、すなわち、密着性が良好となり、記録紙に対す
るインクの定着性を向上できることがわかった。なお、
密着性(耐擦過性)は印刷後の記録紙からのインクリボ
ン剥離と爪での引っ掻きでの比較評価である。また、接
触角の測定には、共和界面科学株式会社製の接触角計を
使用した。ところで記録紙は表面材料が同じでも孔径や
孔の面積率によって接触角は変化するが、90°〜12
5°の範囲のものが製造しやすく、このことからインク
としては接触角が105°前後のものを使用するのが望
ましい。
【0043】
【発明の効果】以上、請求項1記載の発明によれば、複
数色のインクを記録紙に転写しインクの重ねによりカラ
ー印刷するものにおいて、転写インク量と浸透許容量の
バランスを最適化することで記録紙に対する各インクの
転写が確実にでき、しかもインクと記録紙との濡れ性を
良好にしてインクの定着性を向上できる。
【0044】また、請求項2記載の発明によれば、複数
色のインクを記録紙に転写しインクの重ねによりカラー
印刷するものにおいて、転写インク量と浸透許容量のバ
ランスを最適化することで記録紙に対する各インクの転
写が確実にでき、また、微小なインク転写も可能で高精
細画像やカラー画像の低濃度部表現力を向上でき、しか
もインクと記録紙との濡れ性を良好にしてインクの定着
性を向上できる。
【0045】また、請求項3記載の発明によれば、複数
色のインクを記録紙に転写しインクの重ねによりカラー
印刷するものにおいて、転写インク量と浸透許容量のバ
ランスを最適化することで記録紙に対する各インクの転
写が確実にでき、また、ヘッドへの印加エネルギーの低
減及び印刷速度の向上を図ることができ、しかもインク
と記録紙との濡れ性を良好にしてインクの定着性を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、1色目を印刷した
ときの記録紙表面を300倍に拡大した顕微鏡写真。
【図2】同実施の形態を示し、1色目を印刷したときの
記録紙表面を1000倍に拡大した顕微鏡写真。
【図3】同実施の形態を示し、3色を重ね印刷したとき
の記録紙表面を100倍に拡大した顕微鏡写真。
【図4】同実施の形態における印加エネルギーと画像濃
度との関係を従来と比較して示す示すグラフ。
【図5】同実施の形態における記録紙の加圧と表面粗さ
との関係を示すグラフ。
【図6】同実施の形態において記録紙の表面粗さ測定に
使用したマイクロトポグラフの構成を示す図。
【図7】インクと標準液との接触角及び記録紙と標準液
との接触角を示す図。
【図8】転写式サーマルプリンタの基本構成を示す図。
【図9】サーマルヘッドの構成を示し、(a) は部分斜視
図、(b) は(a) の丸枠で囲んだ部分の部分拡大斜視図。
【図10】従来のインク転写の課題を説明するための模
式図。
【図11】従来のインク転写の課題を説明するための模
式図。
【図12】従来の孔を設けた記録紙を使用して1色目を
印刷したときの記録紙表面を300倍に拡大した顕微鏡
写真。
【図13】従来の孔を設けた記録紙を使用して1色目を
印刷したときの記録紙表面を1000倍に拡大した顕微
鏡写真。
【図14】従来の孔を設けた記録紙を使用して3色を重
ね印刷したときの記録紙表面を100倍に拡大した顕微
鏡写真。
【符号の説明】
1…記録紙 2…インクリボン 3…サーマルヘッド 4…プラテン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−150534(JP,A) 特開 平1−120386(JP,A) 特開 平7−205461(JP,A) 特開 平7−125463(JP,A) 特開 平6−106720(JP,A) 特開 平7−61012(JP,A) 特開 平9−58027(JP,A) 特開 昭63−231984(JP,A) 特開 昭63−231986(JP,A) 特開 昭61−10490(JP,A) 特開 昭64−61285(JP,A) 特表 平8−508212(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/325 B41M 5/40 H04N 1/23 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドとプラテンとの間にイン
    クリボンを介在させ、前記サーマルヘッドによる加熱に
    より、複数色のインクの少なくとも一部を記録紙に重ね
    て転写することでカラー印刷する転写式サーマルプリン
    タにおいて、 前記記録紙は、表面に3次元的に連通している多数の孔
    を有し、この各孔の総面積の記録紙表面に占める割合を
    50%以上80%以下とし、かつ、前記各孔のうち、孔
    径が5μm以上35μm以下のものが50%以上で、孔
    径が35μmを越えるものが5%以下で、かつ前記イン
    クと標準液との接触角と前記記録紙と前記標準液との接
    触角との差が20度以下であることを特徴とする転写式
    サーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 サーマルヘッドとプラテンとの間にイン
    クリボンを介在させ、前記サーマルヘッドによる加熱に
    より、複数色のインクの少なくとも一部を記録紙に重ね
    て転写することでカラー印刷する転写式サーマルプリン
    タにおいて、 前記記録紙は、表面に3次元的に連通している多数の孔
    を有し、この各孔の総面積の記録紙表面に占める割合を
    50%以上80%以下とし、かつ、前記各孔のうち、孔
    径が5μm以上35μm以下のものが50%以上で、孔
    径が35μmを越えるものが5%以下で、かつ前記イン
    クと標準液との接触角と前記記録紙と前記標準液との接
    触角との差が20度以下で、かつ、2kg/cm2 以上
    の加圧下での表面粗さが3μm以上としたことを特徴と
    する転写式サーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 サーマルヘッドとプラテンとの間にイン
    クリボンを介在させ、前記サーマルヘッドによる加熱に
    より、複数色のインクの少なくとも一部を記録紙に重ね
    て転写することでカラー印刷する転写式サーマルプリン
    タにおいて、 印刷速度が0.4msec/line乃至16msec
    /lineの場合に、前記サーマルヘッドの前記プラテ
    ンに対するヘッド加重を、主走査方向の単位長さ当たり
    0.17kg/cm以上0.52kg/cm以下、前記
    インクリボンのインク塗布量を、各色において1g/m
    2 以上2.5g/m2 以下に設定し、前記記録紙は、表
    面に多数の孔を有し、この各孔の総面積の記録紙表面に
    占める割合を50%以上80%以下とし、かつ、前記各
    孔のうち、孔径が5μm以上35μm以下のものが50
    %以上で、孔径が35μmを越えるものが5%以下で、
    かつ前記インクと標準液との接触角と前記記録紙と前記
    標準液との接触角との差が20度以下であることを特徴
    とする転写式サーマルプリンタ。
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