JP5114103B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5114103B2 JP5114103B2 JP2007159424A JP2007159424A JP5114103B2 JP 5114103 B2 JP5114103 B2 JP 5114103B2 JP 2007159424 A JP2007159424 A JP 2007159424A JP 2007159424 A JP2007159424 A JP 2007159424A JP 5114103 B2 JP5114103 B2 JP 5114103B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carcass layer
- cord
- cords
- pneumatic tire
- portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
この空気入りタイヤ100は、図示のように、一対のビード部101間に渡って延びる1層のカーカス層110(図では、カーカス層110のコード111のみ示す)と、各ビード部101に配置され、カーカス層110の端部を挟み込んで係止するビードコア105と、トレッド部102のカーカス層110の外周側に配置された1層以上のベルト層106等を備えている。また、この空気入りタイヤ100では、カーカス層110を、そのタイヤ半径方向内側(図では下側)に位置する両端部間に渡って、1本のコード111を子午線方向に繰り返し配置してタイヤ周方向に所定の間隔で配列させて形成している。
コード111は、図示のように、カーカス層110の一方の端部から他方の端部まで子午線方向(図では左右方向)に延び、その端部で略直角に屈曲してタイヤ周方向(図では上下方向)に所定の距離だけ延びた後、上記と逆方向に屈曲して再び前記一方の端部まで延びて略直角に屈曲している。このコード111は、以上を所定のピッチで順次繰り返してカーカス層110の端部で折り返して両端部間を往復しつつ、子午線方向及びタイヤ周方向に連続して延び、全体としてタイヤ周方向に矩形波状に延びるように配置されている。また、コード111は、タイヤ周方向に順次所定の距離だけずれるようにして複数周、それぞれカーカス層110の端部に位置する周方向部111Sを互いに部分的に重ね合わせて配置され、両端部間を延びる部分が、カーカス層110の全体に亘ってタイヤ周方向に所定の間隔で略平行に配列される。
この空気入りタイヤ100のビードコア105は、図示のように、コード111を挟んで分割して設けられた分割型のビードコア105であり、コード111のタイヤ幅方向(図では左右方向)の両側のそれぞれに配置された、一対の分割ビード105A、105Bからなる。各分割ビード105A、105Bは、タイヤ周方向に延びるビードワイヤ105W(図5参照)から構成され、それぞれビードワイヤ105Wを、コード111に沿って複数列配置するとともに、略タイヤ幅方向に1段以上積層して形成されている。
請求項2の発明は、請求項1に記載された空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層の一方の端部に配置された前記連結部から延びる前記コードの本体部が、前記カーカス層の他方の端部に前記連結部が配置された前記コードの一対の本体部間に配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載された空気入りタイヤにおいて、前記複数本のコードの前記連結部が、前記カーカス層の両端部のそれぞれに交互に配置されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層の両端部のそれぞれに配置された前記連結部から延びる複数の前記コードの本体部が、互いにタイヤ周方向に交互に配置されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、複数の前記重ね合わせて配置されたコードの前記連結部が、前記カーカス層の両端部のそれぞれに交互に配置されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層は、該カーカス層の両端部のそれぞれに前記連結部が配置された2本以上の前記コードからなるコード群をタイヤ周方向に順次配置して形成されていることを特徴とする。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤの構造を模式的に示すタイヤ幅方向の断面図である。
なお、図では、カーカス層20(コード21)の子午線方向(図の左右方向)の中央部を省略し、それらの両端部(図の左右方向の端部)を中心にコード21の配置パターンを拡大して示す。また、図2Aでは、カーカス層20の両端部のそれぞれで交差するコード21を、互いに異なる線(実線及び点線)で示している。
コード群21Gは、図3Aに示すように、連結部21R側で部分的に重ね合わせて配置された2本のコード21を、それぞれカーカス層20の両端部に交互に配置して、計4本のコード21により形成してもよい。また、図3Bに示すように、各連結部21Rがカーカス層20の両端部のそれぞれに配置された一対(2本)のコード21を、互いに一方の本体部21Hが他方の本体部21Hの略中間に位置するように配置してコード群21Gを形成し、これをタイヤ周方向に順次配置してカーカス層20を形成してもよい。
図4は、このような他のパターンにより配置されたコード21の一例を模式的に示す平面展開図である。
本発明の効果を確認するため、以上のようにして複数本のコード21を配置(図2参照)してカーカス層20を形成した実施例のタイヤ(以下、実施品という)と、1本のコードをタイヤ周方向に連続配置してカーカス層を形成した比較例(従来例)のタイヤ(図5、6参照)(以下、比較品という)とを試作し、タイヤの重量及びユニフォミティを比較した。
Claims (6)
- 一対のビード部間に渡って延びる複数本のコードを有する少なくとも一層のカーカス層と、前記ビード部に配置され、前記カーカス層の端部を挟み込んで係止するビードコアと、を備えた空気入りタイヤであって、
前記複数本のコードは、それぞれ前記カーカス層の前記ビードコアに係止された両端部間に渡って延びる一対の本体部、及び該一対の本体部の一方の端部間を前記カーカス層の端部において連結する連結部からなり、複数の前記本体部が前記カーカス層のタイヤ周方向に配列され、
前記カーカス層の端部でタイヤ周方向に隣接する2本以上の前記コードを前記連結部側で部分的に重ね合わせて配置したことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1に記載された空気入りタイヤにおいて、
前記カーカス層の一方の端部に配置された前記連結部から延びる前記コードの本体部が、前記カーカス層の他方の端部に前記連結部が配置された前記コードの一対の本体部間に配置されていることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1または2に記載された空気入りタイヤにおいて、
前記複数本のコードの前記連結部が、前記カーカス層の両端部のそれぞれに交互に配置されていることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、
前記カーカス層の両端部のそれぞれに配置された前記連結部から延びる複数の前記コードの本体部が、互いにタイヤ周方向に交互に配置されていることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、
複数の前記重ね合わせて配置されたコードの前記連結部が、前記カーカス層の両端部のそれぞれに交互に配置されていることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、
前記カーカス層は、該カーカス層の両端部のそれぞれに前記連結部が配置された2本以上の前記コードからなるコード群をタイヤ周方向に順次配置して形成されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007159424A JP5114103B2 (ja) | 2007-06-15 | 2007-06-15 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007159424A JP5114103B2 (ja) | 2007-06-15 | 2007-06-15 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008308095A JP2008308095A (ja) | 2008-12-25 |
JP5114103B2 true JP5114103B2 (ja) | 2013-01-09 |
Family
ID=40236081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007159424A Expired - Fee Related JP5114103B2 (ja) | 2007-06-15 | 2007-06-15 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5114103B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2278509A1 (fr) * | 1974-03-29 | 1976-02-13 | Kleber Colombes | Pneumatiques pour vehicules |
GB8516275D0 (en) * | 1985-06-27 | 1985-07-31 | Apsley Metals Ltd | Reinforcements for tyres |
JPH10338001A (ja) * | 1997-06-09 | 1998-12-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP4131587B2 (ja) * | 1997-08-15 | 2008-08-13 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤおよびその成形方法 |
JP4216079B2 (ja) * | 2001-04-10 | 2009-01-28 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 群形態の補強構造体を備えたタイヤ |
JP2005512865A (ja) * | 2001-12-28 | 2005-05-12 | ソシエテ ドゥ テクノロジー ミシュラン | タイヤ用補強構造物のコードの取り付け方法 |
-
2007
- 2007-06-15 JP JP2007159424A patent/JP5114103B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008308095A (ja) | 2008-12-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6299220B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
KR101286264B1 (ko) | 공기입 타이어 | |
JP5041104B1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5974895B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6079623B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5756451B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6111792B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6079622B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6015450B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2011162023A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6250259B2 (ja) | 航空機用空気入りタイヤ | |
JP5114103B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPWO2018123685A1 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP4606184B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5852031B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4905963B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2001191723A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2020040423A (ja) | 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 | |
JP7129900B2 (ja) | 航空機用空気入りタイヤ | |
CN110039962B (zh) | 充气轮胎 | |
EP4159480A1 (en) | Pneumatic tire | |
JP2008149962A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2004314681A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP2006142914A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2006035955A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100512 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120328 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120919 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121015 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |