JP4216079B2 - 群形態の補強構造体を備えたタイヤ - Google Patents

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Description

本発明はタイヤに関する。より詳細には、本発明はタイヤの側壁部、ビードおよびクラウン帯域における補強構造体の配置および形状に関し、またビードにおけるカーカスコードの固定およびビードまたは側壁部の異なる部分の補強体の固定に関する。
タイヤのカーカス補強体は現在のところ、ビードに配置された1つまたはそれ以上のビードワイヤのまわりに折返された1つまたはそれ以上の層、最も頻繁には半径方向の層により構成されている。ビードはタイヤをリムに固定することができる手段を構成する。かくして構成されたビードの剛性は非常に大きい。
タイヤが例えばより大きい荷重またはより激しい衝撃などにさらされるかもしれない或る特定の用途では、剛性、衝撃強さなどのような幾つかの特性を改良することができることが望ましいことはわかる。しかも、タイヤ製造方法の或る工程を自動化し易くするために、構成要素のうちのいくつかの要素の性質および/または配置を変更することが有利であることはわかる。
現在の技術では、側壁部および/またはビードの特性を調節することは非常に困難である。側壁部は大きな可撓性を有していなければならず、対照的に、ビードは大きな剛性を有していなければならい。しかも、タイヤのこの部分に配置される補強体は常に不可避的に不連続性を有し、カーカス折返し部の半径方向上端部の高さのところには、このカーカス折返し部を欠いた帯域への移行なしに変化があり、従って、この帯域は不可避的にさほど剛性ではない。
最後に、コスト要求は益々厳しくなりつつあり、また製品の絶え間なく高まっている技術を考慮して、益々得がたくなっている生産性ゲインを必要としている。従って、品質レベルを維持しながら、速い速度でタイヤを製造することができるいずれかの方法および装置が可能性として有利である。
本発明の目的は、側壁部および/またはビードの特性を調節を可能にしたタイヤを提供することである。
本発明のタイヤは、基部がリムシートに取付けられるようになっているビードにタイヤの各側で固定されるカーカス型の少なくとも1つの補強構造体と、クラウン補強体とを備えており、各ビードが側壁部により外側に向けて半径方向に延長されており、側壁部がトレッドに外側に向けて半径方向に接合しており、前記補強構造体が、
−一方では、クラウンおよび側壁部の高さにおいて実質的に1つのビードから他のビードまで延びている一連の横部分を形成する第1フィラメントと、他方では、ビードの高さにおいて第1フィラメントの2つの横部分を接合しているU字形連結部とを備えており、
−一方では、クラウンおよび側壁部の高さにおいて実質的に1つのビードから他のビードまで延びている一連の横部分を形成する第2フィラメントと、他方では、ビードの高さにおいて第2フィラメントの2つの横部分を接合しているU字形連結部とを備えており、
−第1フィラメントおよび第2フィラメントの夫々の進路が、クラウンとビードとの間で、第1フィラメント及びこの第1フィラメントに隣接する第2フィラメントから構成されたフィラメント群の少なくとも一部が、第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となるように、配置されている。
フィラメント群の少なくとも一部が、第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となるように配置された構成により、多フィラメント形状を非常に経済的に生じることが可能である。コード群は例えば単一の敷設ヘッドによって実質的に同時に付設される。このようにして、本発明による特定種類の構成により、特に製造がタイヤを想像して予め形成される中央コアで行われるなら、カーカス型の補強フィラメントを敷設するための時間を2または3またはそれ以上に分割することが可能である。
しかも、フィラメント群の少なくとも一部が、第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となるように配置したことにより、フィラメントを互いに非常に近接して配置し、かくしてコード密度の増大に寄与することが可能である。これは多数の機械的特性について有利な効果がある。かくして、例えば、弾性率、引張り強さなどを高めることが可能である。
好ましくは、第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となるフィラメント群の一部は、クラウンと固定帯域との間における第1および第2フィラメントの総進路の実質的に25%を占め、さらに、好ましくは、30%〜80%を占める。
コードが対で或いは任意の他の群分け形態で敷設されるかぎり、敷設時間が短縮され、かくしてコストを低減する。
好ましくは、第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となる上記フィラメント群の一部は、側壁部において、固定帯域の実質的に半径方向外方に設けられており、又は、側壁部の赤道部の半径方向外方に設けられる。平行群の形態での敷設は赤道部から最も容易で最も正確に構造的に始動し、クラウンに向けて移っていく。好ましくは、当該赤道部はタイヤの異なる構成要素が組付けられるコアの赤道部に対応するものである。
好ましくは、一方では、クラウンおよび側壁部の高さにおいて実質的にタイヤの1つのビードから他のビードまで延びている一連の横部分を形成している第3フィラメントと、他方では、ビードの高さにおいて第3フィラメントの2つの横部分を接合しているU字形連結部とを備えており、第1フィラメント、第2フィラメントおよび第3フィラメントの夫々の進路が、クラウンとビードとの間で、第1フィラメント、第2フィラメント及びこれらの第1及び第2フィラメントに隣接する第3フィラメントから構成されたフィラメント群の少なくとも一部が、第1フィラメント、第2フィラメント及び第3フィラメントが互いに実質的に平行となるように、配置されている。
敷設時間は、コードが群として敷設されるなら、3分割することができる。また、敷設密度は同一群のコードの実質的に同様な接近した進路により増大し得る。
好ましくは、実質的に周方向の進路に沿ったコードの少なくとも1つが、ビードの高さにおいて上記補強構造体に実質的に隣接して配置される。
好ましくは、第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となるフィラメント群の一部は、実質的に測地的な(最短距離となるような)軌道を辿る。
他の有利な実施例によれば、少なくとも2つの別々な群の「進み」部分および「戻り」部分はコードのメッシュパターンを形成するように交差している。例えば、実質的に平行な進路の一部はタイヤの一方の側で周方向にずれた進み進路および戻り進路の形態で軌道を形成するように配置されている。上記軌道は有利にはV字形またはU字形である。進み部分および戻り部分の一方は一連の併置フィラメントの他の進み部分または戻り部分に沿って延びてこれらのフィラメントに交差している。このような形状の結果、半径方向位置によりおよび/またはフィラメント各々の傾斜により多少広い角度で交差したフィラメントの編組が得られる。
タイヤは単一の層を備えてもよい。このタイヤの単一の構造および製造によれば、特に構成要素の数の減少に因り、コストを低減することが可能である。
また、本発明のタイヤは、基部がリムシートに取付けられるようになっているビードにタイヤの各側で固定されるカーカス型の少なくとも1つの補強構造体を備えており、各ビードが側壁部により外側に向けて半径方向に延長されており、側壁部が外側に向けて半径方向にトレッドに接合しており、前記補強構造体が、
−一方では、クラウンおよび側壁部の高さにおいて実質的に1つのビードから他のビードまで延びている一連の横部分を形成している第1フィラメントと、他方では、ビードの高さにおいて第1フィラメントの2つ横部分を接合しているU字形連結部とを備えており、
−クラウンおよび側壁部の高さにおいて実質的に1つのビードから他のビードまで延びている一連の横部分を形成し、ビード各々の帯域で各側に配置された自由端部を有する第2フィラメントを備えており、
−第1フィラメントおよび第2フィラメントの夫々の進路が、クラウンとビードとの間で、第1フィラメント及びこの第1フィラメントに隣接する第2フィラメントから構成されたフィラメント群の少なくとも一部が、第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となるように、配置されている。
実施例の他の有利な例によれば、ビードはコードの一部が巻かれているビードワイヤを備えている。これにより、ビードにおける補強構造体の効果的および信頼性のある固定または保持をもたらす。この固定方法はタイヤ工業に普及している慣例的なビードワイヤに対応する。好ましくは、ループを形成し易くするために織物型のコードが使用される。
有利には、本発明によるタイヤは、例えば、実質的に剛性でまたは膨らまし可能であり、輪郭が最終製品の輪郭に実施的に対応するコアに直接、異なる構成要素を順次敷設するタイヤ製造方法の手段により製造し得る。
実質的に剛性でまたは膨らまし可能であり、輪郭が最終製品の輪郭に実施的に対応するコアに直接、異なる構成要素を順次敷設するこのような自動化方法を使用して製造されたタイヤの場合、2つ(またはそれ以上)のコードよりなるコード群を敷設することが特に有利である。例えば、その結果、補強構造体の敷設時間が非常に短縮される。
本明細書では、語「コード」は一般にモノフィラメントおよび多フィラメント、またはケーブル、層状糸または任意の同等な種類の集合体のような集合体を示しており、これは、これらのコードの材料および処理、例えば、ゴムに対する接着を促進するために表面処理またはコーティングまたは予備サイジングがなんであろうと、コードが敷設される前または後の処理である。
残りとして、「半径方向上方に」または「半径方向上方」は最も大きい半径に向かっての意味である。
ゴム混合物の「弾性率」とは、常温における10%程度の伸長の単軸方向変形時に得られる正割伸長率を意味するものと理解されよう。
カーカス型の補強構造体はそのコードが90°だけではなく、使用している用語によれば90°に近い角度で配置される場合には半径方向であると言える。
現在に技術では、カーカス層はビードワイヤのまわりに折返される。この場合、ビードワイヤがカーカスを固定する機能を果たし、すなわち、膨らまし圧力の作用下でカーカスコードに生じる引張りを受けることは知られている。また、在来型のビードワイヤを使用しない本願に記載した形状では、カーカス型の補強構造体を固定する機能が確保される。
また、同じビードワイヤが更にビードをリムに挟持する機能をも果たすことも知られている。好ましくは在来型のビードワイヤを使用しない本願に記載した形状では、特にシートに最も近い周方向コードの巻きによって挟持機能も確保される。
いくつかの変形例が示すように、一般にビードまたはタイヤの底帯域に他の要素を付設することによって本発明を使用することができることは言わなくて済む。同様に、同一種類の補強構造体を増やすことによって、或いは他の種類の補強構造体を追加することによって本発明を使用することができる。
図1a、図1bおよび図2は本発明によるタイヤ1の第1実施例を示している。主構成要素がタイヤ1の輪郭を示す断面を示している図1aおよび図1bではっきり見える。このタイヤは側壁部3を備えており、これらの側壁部3は、各側において側壁部3の半径方向上部分を接合するクラウン2により覆われている。
側壁部3の半径方向内側部分には、適当な形態および寸法のリムに取付けられるために設けられたビードが位置決めされている。
補強構造体の完全な固定を確保するために、好ましくは、層状の複合ビードが形成される。ビード4内には、周方向に配向されたコード60が補強構造体のコードコードアライメント間に配置されている。これらのコード60はタイヤの種類および/または所望の特性に応じて、図面に示すように積重ね体状61、または複数の隣接積重ね体状、またはパケット状に配置されており、或いは任意の適当な配列で配置されている。
補強構造体の半径方向内側部分はビードと協働する。かくして、これらの部分の上記ビードにおける固定は生じ、タイヤの一体性を確保するようになっている。この固定を促進するために、周方向コードと補強構造体との間の空間は結合用ゴム混合物で占められる。
また、異なる特性を有する複数の混合物を使用して複数の帯域を構成することが可能であり、混合物とその結果生じる配列との組合せは事実上制限されない。しかしながら、コードの配列と補強構造体との交差帯域に弾性率の高い混合物を存在させることが有利である。非制限的な例として、このような混合物の弾性率は15ないし25MPaに達してもよいし、あるいはそれを超えてもよく、或る場合には、40MPaに達してもよいし、あるいはそれを超えてもよい。
高弾性率のこの混合物は有利には補強構造体5の隣接部分と直接接触するように配列される。在来の形状では、カーカス層(ゴム混合物層に含浸されたコード)が設けられる。
その結果、高弾性率の混合物と補強構造体の一部との間に位置決めされる低弾性率の混合物の薄い中間層が生じる。直接接触によれば、従ってこの低弾性率の混合物薄層の存在なしに、帯域における高弾性率の混合物の存在の衝撃が増幅される。実際、慣例的な低弾性率の薄層はエネルギの損失を引起し、機械特性の悪化の原因となることがある。
コードの配列体は幾つかの方法で配置し、製造し得る。例えば、積重ね体61は有利には、好ましくは最小直径から最大直径まで幾つかの曲がり部にわたって螺旋状に(実質的にゼロ度で)巻かれた一本のコードで形成される。また、積重ね体は漸次減少する直径のリングが重ねられるように相互に敷設された複数の同心コードで形成されてもよい。補強コードまたはコードの周方向巻き体の含浸のためにゴム混合物を加えることは必要でない。
補強コードをできるだけ正確に位置決めするために、タイヤを剛性支持体、例えば、その内側キャビティの形状を強いる剛性コアに構築することが非常に有利である。このコアには、タイヤの輪郭をタイヤ構築中に折り曲げこと無しに最終位置に直接配置されるタイヤの構成要素すべてが、最終構造が必要とする順序で付設される。この構築は例えばヨーロッパ特許第0580055号に記載されている装置や、カーカス補強コードの敷設のためのフランス特許出願第00/01394号に記載されている装置、およびゴム組成物の敷設のためのヨーロッパ特許第0264600号に記載されている装置を使用してもよい。タイヤは米国特許第4,895,692号に記載されているように成形され、加硫されてもよい。
この第1例(図1a)によれば、カーカスタイヤの第1および第2補強フィラメントが、部分的に環状面体形状である補強構造体を構成するように、或いは図1aにおけるようにタイヤの断面に沿って見た場合、逆Uの形状でタイヤの補強体に沿って配置される。かくして、フィラメントの各々はタイヤの一方の側から他方の側まで横方向に延びている。図1ないし図10の異なる例では、移動は1つのビードから他のビードまで延長されている。2つの隣接群のコード間のフィラメントの周方向変位は好ましくは進路の半径方向最も内側の部分で行われ、次いで、フィラメントは側壁部3を上昇してクラウン帯域2を横切るように実質的に180°折返され、次いで第1側壁部の位置と実質的に対称な半径方向位置まで反対の側壁部に沿って内側に向けて延長される。次いで、フィラメントは同様にして一方の側から他方の側までの新たな進路を再び始めるために実質的に180°折返される。折返し部は連結部11を有利にはUの形態で、しかし出来るなら、より鋭角な角度で或いはさほど一様でない形態で構成する。
第1および第2フィラメントは同様な方法だが、大きな長さにわたって重ねられないようにわずかにずれた周方向位置で周方向に配置される。図2に示すように、フィラメントは有利にはフィラメメントの群10を構成する。図2の例では、これらのフィラメントは2つのフィラメントの群である。第1「進み」部分14では、群がクラウン2から側壁部3の一方に向けて延びることができる。折返し帯域では、群の2つのフィラメントが折返されて連結部11を構成している。幾つかのフィラメントのこれらの連結部はフィラメントの交差部12を構成している。この群はクラウンに向かう軌道を辿って第2「戻り」部分15を構成している。
図1aは単一の補強構造体を備えた実施例を示しており、図1bはゴム混合物層により分離された一方が内側構造体、他方が外側構造体である2つの構造体を備えた実施例を示している。
部分14、15の各々において、群は各々の一部(進路)16が、第1フィラメント及び第2フィラメントの進路が互いに実質的に平行となり、この群の一部(進路)16において、同一群の2つの隣接フィラメントが実質的に平行な軌道に沿って移動している。
図2は、第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となる群の一部(進路)16が、実質的に線A-Aに沿ったクラウンの中央部分13と線B-Bに沿った肩部6の領域との間に含まれる実施例の例を示している
図3は、第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となる群の一部(進路)16が、実質的に線A-Aに沿ったクラウンの中央部分13と線C-Cに沿った赤道部の領域との間に含まれる実施例の例を示している。
これらの2つの例では、1つの同一群10のフィラメントのうちの2つの隣接フィラメント間の周方向距離は各々が2つの別々の群に属する2つの隣接フィラメント間の距離より小さい。
実質的に子午線方向軌道と事実上同様なコードの実質的に半径方向の軌道に因り、所定のピッチPについて、コードの2つの隣接群間の周方向距離はタイヤの底部領域とクラウンの領域との間で実質的に一様に変化している。最も頻繁には、タイヤの底部領域におけるより小さい半径に因り、そこにおけるフィラメントは互いにより接近している。クラウンに近づくにつれて、半径は大きくなり、フィラメントはそれらの間により大きい周方向空間を有する。図2ないし図7はこの内容をはっきり示している。何故なら、これらのフィラメントは、クラウン帯域が第1半径R上にあり、ビード4の帯域が第1半径Rより小さい他の半径r上に位置決めされように、空間位置を占めるようになっている配列の平面における突起であるからである。タイヤの実質的に環状面体状形態により、この種類の半径の変化を必然的にしている。従って、Rとrとの間の一定なコード間距離を有することは事実上考えられない。
本発明はこの教示に反する。何故なら、2つのコード間の距離は群を構成する或る部分にわたって維持されるからである。これに対して、2つの隣接群のコード間の距離は群の平行部分を補償するように実質的に半径方向位置R、r間で変化する。
工業的生産率および生産性の制約は今日では非常に高い製造速度が要求されるようなものであり、敷設の規則性が完全ではないことを意味している。しかも、製品の機械的要求は、精度に関するかぎり、何ら最終品質に悪影響することなしに或る限界を緩和している。かくして、本発明によれば、タイヤは規則性が図に示すほど完全ではないコード軌道を有するコード配列を備えていてもよい。
図4は実施例の他の例を示しており、この例では、2つの隣接フィラメントまたは同一群のフィラメント間の周方向距離は各々が2つの隣接群に属する2つの隣接フィラメント間の距離より大きい。この種類の形状により生じる効果を良好に可視化するために、図5は図4の配列と同様な配列を部分拡大図で示している。
図6および図7は実施例の他の例を示しており、この例では、1つの群(2つのコードの群の場合における)のコードのうちの1つがビードの領域に位置決めされた自由端部17を備えている。図6は1つのビードから他のビードまでの移動を示しており、図7はタイヤの1つの側における移動の拡大部分を示している。図示の例では、自由端部17は隣接コードの連結部11を超えて実質的に半径方向内方に延長されている。この実施例によれば、2つのコードの群のコードのうちの1つのみがコードの進み部分14をこのコードの戻り部分15に接合する連結部11を備えている。種々の変形例(図示せず)によれば、自由端部17は例えば湾曲部分を備えた他の非半径方向形態を採っている。端部の半径方向位置は例えば、連結部11に対して半径方向外方に位置決めされるように変化してもよい。自由端部は例えば、敷設時に群のコードのうちの1つを切断することによって、或いは連続コードを長さがタイヤの1つのビードから他のビードまでの軌道に実質的に対応する一連のコードと取り替えることによって形成される。
図8ないし図10はコードの群がバイアスタイヤの異なる進路に沿って配置されている実施例の種々の例を示している。
図8は各群10がバイアスタイヤ(非ラジアル)の進路に沿って3つのコード5よりなる変形例の側面図を示している。第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行である群の一部16は、実質的に1つのビードから他のビードまで延びてもよい。低い半径rから外側半径Rまで通るために、ビードからクラウンに向かうグループ間の増大距離により寸法の補償が生じる。種々の変形例(図示せず)によれば、1群あたりのコードの数は異なってもよく、例えば、2つのコード、4つのコードまたはそれ以上でもよい。
図9はバイアス型の形状の他の種類を示しており、この種類では、実質的に半径方向の直線に対して所定角度φでクラウン2から第1ビード4までの第1「進み」部分14の後において群10はクラウンに向けて戻るべき折返し部または連結部11を構成している。
第1「進み」部分の角度φと同じ半径方向位置で測定した場合、「戻り」部分15は「進み」部分と比較して逆の角度(−φ)をなしている。角度φは場合に応じて例えば5度と45度との間で変化し得る。図9の左側部分は理解し易くするために他の群から分離された群10の進路の例をはっきり示している。同図の右側部分は補強構造体を構成する群10が周方向に並んで配置されている場合の配列を示している。この部分では、「戻り」部分が「進み」部分の上側または下側を通ることによって織りパターンまたは格子パターンを構成していることがわかる。このような織りパターンまたはメッシュパターンは特に有利な機械特性をもたらす。例えば、
−補強体の構造の厚さの減少(より少ない質量)、
−ケーブルが互いにより接近している(移動により引起される撓み時に剛性がわずかに大きくなり、(コアに向かって)内側の層(またはコード)の圧縮がわずかである)、
−コードを正および負の角度で敷設するための製造工程が単一である。
図10aは2つのコード5の群が実質的に測地的な(最短距離となるような)進路をたどるバイアス型の形状の他の変形例を示している。連結部11は同様な半径方向位置またはわずかにずれた位置を占める。使用する敷設方法に応じて、後者の形状はおそらく幾つかの利点を有する。かくして、例えば、群の2つのコードが同時に敷設されれば、実質的に2つの連結部11間に位置決めされた単一の固定点を回ることが可能である。
図8ないし図10に示す例では、コード5の群の第1フィラメントと第2フィラメントが互いに実質的に平行な一部16が、実質的にタイヤの1つのビードから他のビードまで延びる。種々の変形例(図示せず)によれば、これらの部分16は例えば、1つの赤道部から他の赤道部の方へ、或いは第1側壁部の任意の点から他の側壁部の対称の点の方へに制限される。
図11a、図11nおよび図11cは例えば金属または複合ケーブルで形成された在来のビードワイヤを備えた変形例の子午線方向輪郭を示している。図11aでは、コード5はタイヤの種々の構成要素が連続的に付設される中央コアに沿って移動していることがわかる。コードは1つのビード4から他のビードまで移動し、ビードワイヤ20に対して半径方向内側に延長されている。群10におけるコード5の配列は、ビードの高さで連結部11および交差部12を構成する「進み」部14および「戻り」部15において、この製造段階で図1ないし図10に示す配列に匹敵し或いはこれと同様である。かくして、連結部11および交差部12はビードワイヤ20に対して半径方向内方に位置決めし得る。
図11bでは、ビードワイヤ20を実質的に取り囲む或いは包むためにまずビードワイヤ20の半径方向内側部分に対する、次いでこのビードワイヤの軸方向外側部分に対するコード5の折返しが見られる。折返し部分22は有利には連結部および交差部11、12を備えている。
図11cに示すように、次いでタイヤを構成する残りの要素が本発明によるタイヤを構成するように付設され、好ましくは加硫後、中央コアを取出すのがよい。
図12aは図3に示す実施例の形態の斜視図を示している。図12aは先に述べた要素に加えて、タイヤのクラウン2の一部にわたって周方向に延びる層すなわちクラウン層40の一部を示している。このような層は有利には周方向に実質的に0°で、或いは同じ方向に対して固定された或いは変化可能な所定角度で配置された構成で層に配置された少なくとも1種類、例えば、織物種類の補強体を備えている。トレッド42および側壁部を保護する層41により製品を仕上げる。種々の変形例によれば、例えば金属補強体を備えた2つの傾斜層の備えをし得る。クラウン層はカーカスコードの前に(或いは半径方向内方に)敷設してもよいし、或いは差込または織り交ぜカーカス層およびクラウン層を備えた様々なサンドイッチ式に敷設してもよい。
図12bおよび図12cは図12aの変形例を示しており、これらの例では、ビードにおける補強構造体の固定の例が示されている。図12bでは、固定帯域43がコード5の基部に付設されており、好ましくはコード5と固定帯域のコードとの間にゴム混合物の層を設ける。固定帯域は好ましくは先に説明したとおりである。補強構造体の各側に積重ね体を備えた図1aのようなサンドイッチ構成を設けてもよい。図12cの変形例は補強構造体の基部間に織り交ぜ帯域44を備えている。1つの区域の底部または半径方向内側部分は帯域44に対して半径方向外方に配置された第1組の連結部11および交差部12と、帯域44に対して半径方向内方に配置された他の組の連結部11および交差部12とを交互に備えている。この軸方向分離により、半径が小さい場合でも、多数のコードを設置することが可能である。また、剛性のような機械特性を最適にし得る。
図12cに示すように、この変形例では、コード群の「進み」部分14および「戻り」部分15は有利には他のコード群の少なくとも1つの「進み」部分14および/または「戻り」部分15によって間隔を隔てられて分離されている。
図13aないし図13dは少なくとも2つのコード50を実質的に同時に敷設して先行図で述べたタイヤのようなタイヤを製造し得る方法の例を示している。この方法を使用することにより、先に述べたような、第1フィラメントと第2フィラメントが互いに実質的に平行である群の一部を得易くする。保管または供給手段により、最終製品の輪郭を実質的に想像して形成されたゴム混合物の第1層に付設することが可能な2つ、3つ(またはそれ以上)のコードを導入することが可能である。
付設前に、コードは同じ群のコード間に設けられる距離に実質的に対応する距離で互いのすぐ近傍に配置される。混合物に対するコードの付設のために、敷設手段が敷設すべきコードがタイヤにおいて辿るはずの進路に沿って例えば1つのビードから他のビードまで空間内を移動する。
かくして、1つのコード群は付設のために敷設手段により所定の進路に沿って案内される。敷設はこの群をコードを受入れるようになっている製品から実質的に極小の距離まで案内することにより、或いは予め付設されたゴム混合物と接触するまで圧縮するか、或いは適当な工具により敷設力を加えることにより行う。この混合物は好ましくは接着性であり、かくしてコードとゴム混合物との間にわずかな接触が生じると、コード群を適所に保持することができる。従って、コード群はタイヤの1つのビードから他のビードまで案内される側壁部およびクラウンにわたって移動する。ビードの半径方向下部分まで敷設されて「進み」部分を構成すると、コード群を周方向または角方向に移動するように案内してコード群を「進み」部分に実質的に隣接した進路における輪郭にわたって移動して反対側ビードまで延びる「戻り」部分を形成することができる。
図13aないし図13dは上記のようなコード群を敷設することができる機構を概略的に示している。コード溜め部60により敷設機構を供給することができる。敷置機構は一連のガイド手段53、54(好ましくは敷設すべきコードと同じ数の手段)を備えており、これらのガイド手段は好ましくはタイヤの一方の側から他方の側まで移動可能であり、制御手段50、51、52により作動される。図示の例では、制御手段はモータ50および搬送要素、51、52、例えば、レイル上を移動して、例えば2つずつまたは3ずつにグループ分けされたコード5用のガイド手段53、54を空間内で移動させることができるスライダーを備えている。図13aはタイヤの一方の側のガイド手段の変位の例を示している。ビードの高さまで輪郭をできるだけ近くに案内することにより規則正しい敷設を有利に正確に行うことができる。ガイド手段はコードを底位置に持っていき、ガイド54と組立てられるタイヤとの相対角変位によりコードを併進で移動させて連結部11を形成することができる。これを行うために、タイヤが数度の回転を受けるか、或いはガイド54が底領域に沿って移動するか、或いはそれらの組合せが起こる。図示のような有利な変形例によれば、押圧要素55が連結部の形成前にコードの基部にわずかな圧力を及ぼす。
かくして、敷設中のコードの偶発摺動または変位が回避される。
図13bは連結部が生じたときの数時後の進路の進展を示しており、ガイド54は先の部分から周方向に間隔を隔てられた他の部分を敷設するために側壁部に沿って再上昇する。
図13cはスライダーが反対側から到達したときの同じタイヤを示しており、ガイド54はコードを肩部の領域へ移送する。反対側の側壁部に沿った敷設および対応する連結部の形成は第1側壁部について先に述べた場合と同様に行われる。
図13dは新しい「進み」部分を形成するためにスライダー51およびガイド手段の戻りを示している。
有利な変形例によれば、製品の種類に応じてより大きいまたはより小さいコード間空間をもって、或いは同じ製品で可変の空間をもってコードを敷設することができるように、敷設前のコード間の距離は例えば輪郭上の位置の関数として変化可能或いは調整可能である。
主として本発明によるタイヤの実施例の第1および第2形態の側壁部、ビードおよびクラウンを示す半径方向断面図である。 主として本発明によるタイヤの実施例の第1および第2形態の側壁部、ビードおよびクラウンを示す半径方向断面図である。 2つの側壁部がクラウンの領域の各側に平らに設置された本発明によるタイヤの例の補強構造体の一部の上から見た概略図である。 2つの側壁部がクラウンの領域の各側に平らに設置された本発明によるタイヤの他の例の補強構造体の一部の上から見た概略図である。 2つの側壁部がクラウンの領域の各側に平らに設置された本発明によるタイヤの他の例の補強構造体の一部の上から見た概略図である。 図4の左側部分の拡大図である。 2つの側壁部がクラウンの領域の各側に平らに設置された本発明によるタイヤの補強構造体の一部の上から見た概略図である。 図6の左側部分の拡大図である。 3つのコードよりなる群がバイアス型の進路に沿って配置された本発明による非仕上げタイヤの一部の側面図である。 「進み」部分が「戻り」部分に対して対称であって逆になっている対称バイアス型の進路に沿って3つのコードよりなる群が配置され、群の増加がコードの編みパターンまたはメッシュパターンの形態の配列を含む本発明による非仕上げタイヤの一部の側面図である。 群が測地型の進路に沿って配置された本発明による非仕上げタイヤの一部の側面図である。 例えば金属で形成された在来のビードワイヤまたは複合ケーブルを備えた変形例の子午線方向輪郭である。 例えば金属で形成された在来のビードワイヤまたは複合ケーブルを備えた変形例の子午線方向輪郭である。 例えば金属で形成された在来のビードワイヤまたは複合ケーブルを備えた変形例の子午線方向輪郭である。 周方向固定構造に関連して群における補強構造体の進路の例を本発明によるタイヤの一部の断面の斜視図により示している図である。 周方向固定構造に関連して群における補強構造体の進路の例を本発明によるタイヤの一部の断面の斜視図により示している図である。 周方向固定構造に関連して群における補強構造体の進路の例を本発明によるタイヤの一部の断面の斜視図により示している図である。 少なくとも2つのコードを実質的に同時に敷設することを含む先行図で述べたタイヤのようなタイヤを製造する方法の例を示す図である。 少なくとも2つのコードを実質的に同時に敷設することを含む先行図で述べたタイヤのようなタイヤを製造する方法の例を示す図である。 少なくとも2つのコードを実質的に同時に敷設することを含む先行図で述べたタイヤのようなタイヤを製造する方法の例を示す図である。 少なくとも2つのコードを実質的に同時に敷設することを含む先行図で述べたタイヤのようなタイヤを製造する方法の例を示す図である。

Claims (11)

  1. 基部がリムシートに取付けられるようになっているビードにタイヤの各側で固定されるカーカス型の少なくとも1つの補強構造体と、クラウン補強体とを備えており、各ビードが側壁部により外側に向けて半径方向に延長されており、側壁部がトレッドに外側に向けて半径方向に接合しており、前記補強構造体が、
    −一方では、クラウンおよび側壁部の高さにおいて実質的に1つのビードから他のビードまで延びている一連の横部分を形成する第1フィラメントと、他方では、ビードの高さにおいて第1フィラメントの2つの横部分を接合しているU字形連結部とを備えており、
    −一方では、クラウンおよび側壁部の高さにおいて実質的に1つのビードから他のビードまで延びている一連の横部分を形成する第2フィラメントと、他方では、ビードの高さにおいて第2フィラメントの2つの横部分を接合しているU字形連結部とを備えており、
    −第1フィラメントおよび第2フィラメントの夫々の進路が、クラウンとビードとの間で、第1フィラメント及びこの第1フィラメントに隣接する第2フィラメントから構成されたフィラメント群の少なくとも一部が、第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となるように、配置されていることを特徴とするタイヤ。
  2. 上記第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となる上記フィラメント群の一部は、クラウンと固定帯域との間における上記第1および第2フィラメントの総進路の少なくとも実質的に25%を占めることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. 上記第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となる上記フィラメント群の一部は、クラウンと固定帯域との間における上記第1および第2フィラメントの総進路の実質的に30%〜80%を占めることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  4. 上記第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となる上記フィラメント群の一部は、側壁部において、固定帯域の実質的に半径方向外方に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ。
  5. 上記第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となる上記フィラメント群の一部は、側壁部の赤道部の半径方向外方に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ。
  6. 一方では、クラウンおよび側壁部の高さにおいて実質的にタイヤの1つのビードから他のビードまで延びている一連の横部分を形成している第3フィラメントと、他方では、ビードの高さにおいて第3フィラメントの2つの横部分を接合しているU字形連結部とを備えており、第1フィラメント、第2フィラメントおよび第3フィラメントの夫々の進路が、クラウンとビードとの間で、第1フィラメント、第2フィラメント及びこれらの第1及び第2フィラメントに隣接する第3フィラメントから構成されたフィラメント群の少なくとも一部が、第1フィラメント、第2フィラメント及び第3フィラメントが互いに実質的に平行となるように、配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のうちのいずれかの1項に記載のタイヤ。
  7. 基部がリムシートに取付けられるようになっているビードにタイヤの各側で固定されるカーカス型の少なくとも1つの補強構造体を備えており、各ビードが側壁部により外側に向けて半径方向に延長されており、側壁部が外側に向けて半径方向にトレッドに接合しており、前記補強構造体が、
    −一方では、クラウンおよび側壁部の高さにおいて実質的に1つのビードから他のビードまで延びている一連の横部分を形成している第1フィラメントと、他方では、ビードの高さにおいて第1フィラメントの2つ横部分を接合しているU字形連結部とを備えており、
    −クラウンおよび側壁部の高さにおいて実質的に1つのビードから他のビードまで延びている一連の横部分を形成し、ビード各々の帯域で各側に配置された自由端部を有する第2フィラメントを備えており、
    −第1フィラメントおよび第2フィラメントの夫々の進路が、クラウンとビードとの間 で、第1フィラメント及びこの第1フィラメントに隣接する第2フィラメントから構成されたフィラメント群の少なくとも一部が、第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となるように、配置されていることを特徴とするタイヤ。
  8. 上記第1フィラメント及び第2フィラメントが互いに実質的に平行となる上記フィラメント群の一部は、実質的に最短距離となるような軌道を辿ることを特徴とする請求項1ないし7のうちのいずれか1項に記載のタイヤ。
  9. 少なくとも2つの別々な群の「進み」部分および「戻り」部分はコードのメッシュパターンを形成するように交差していることを特徴とする請求項1ないし8のうちのいずれか1項に記載のタイヤ。
  10. 実質的に周方向進路に沿ったコードの少なくとも1つが、ビードの高さにおいて上記補強構造体に実質的に隣接して配置されていることを特徴とする請求項1ないし8のうちのいずれか1項に記載のタイヤ。
  11. ビードはコードの一部が協働するビードワイヤを備えていることを特徴とする請求項1ないし8のうちのいずれか1項に記載のタイヤ。
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