JP5112843B2 - Pidパラメータ調整装置および調整方法 - Google Patents
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Description
また、本発明のPIDパラメータ調整装置の1構成例は、さらに、前記制御の整定状態を検出したときに、制御の安定性が確認されたことをユーザに通知する通知手段を備えるものである。
特開平9−160604号公報、特開平10−105201号公報などには、温調計などの制御機器に実装可能なハンチング抑制機能(振動判断機能と抑制機能)が開示されている。このハンチング抑制機能は、制御実行中に制御対象の特性が変化してハンチングが発生した場合に、ハンチングを自動検出してPIDパラメータ値を自動修正する機能である。この機能があれば、従来のATの問題点は解消されることになる。しかし、多くの制御系では、制御実行中に連続的に制御量外乱が印加されてハンチングと区別の付き難い状況が発生すると、結果的にハンチング抑制機能の誤動作によるPIDパラメータ値の自動修正が起こる可能性があるため、ATとハンチング抑制機能の併用は実用されていない。
ATによって算出されるPIDパラメータ値は、例えば特許文献1などに開示されているように、特定の算出係数を用いて算出される。一方で、ハンチング抑制機能によるPIDパラメータ値の修正では、修正前後のPIDパラメータ値の変化比率を与えることが可能である。したがって、この変化比率を上記算出係数に反映すれば、算出係数自体も自動修正することが可能になる。その場合、何らかの事情によりATを再実行しなければならなくなったときに、基本的にはハンチング抑制機能を頼りにせずに、安定な制御特性となるPIDパラメータ値を算出することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係るPIDパラメータ調整装置の構成を示すブロック図である。
PIDパラメータ調整装置1は、リミットサイクル式のATによりPIDパラメータを算出し、算出したPIDパラメータをPID制御装置2に設定するAT実行部3と、AT完了通知を出力するAT完了処理部4と、PID制御装置2がPIDパラメータに基づいて制御対象に対する制御を開始した後に、制御量PVにハンチングが発生した場合に、このハンチングを抑制すべくPIDパラメータを修正するハンチング抑制部5と、制御の整定状態を検出したときに、ハンチング抑制部5によるハンチング検出とハンチング抑制とを終了させる整定検出部6と、PID制御装置2の修正前のPIDパラメータとハンチング抑制部5によって修正された修正後のPIDパラメータとの変化比率に基づき、AT実行部3の算出係数を修正するAT算出係数修正部7とを有する。整定検出部6は、制御の整定状態を検出したときに、制御の安定性が確認されたことをユーザに通知する通知手段を構成している。
設定値SPは、オペレータによって設定され、PIDパラメータ調整装置1とPID制御装置2に入力される。制御量PVは、図示しないセンサによって検出され、PIDパラメータ調整装置1とPID制御装置2に入力される。
Pb0=100.0α0|Er2−Er1|/{0.9(AU−AL)} ・・(1)
Ti0=β0(Th1+Th2) ・・(2)
Td0=0.21γ0(Th1+Th2) ・・(3)
そして、AT実行部3は、算出した比例帯Pb0、積分時間Ti0及び微分時間Td0をPID制御装置2に設定する。以上でATが完了する。なお、ATの詳細については、例えば特許文献1や特開2003−330504号公報などに開示されている。
AT完了通知を受けたPID制御装置2は、設定値SPと制御量PVに基づいて、次式のように操作量MVを算出して制御対象に出力することを制御周期毎に行う(ステップS6)。
MV=(ζ/Pb0){1+(1/Ti0s)+Td0s}(SP−PV)
・・・(4)
式(4)において、sはラプラス演算子、定数ζは例えば100である。ATと同様に、図2の例の場合、操作量MVの出力先が電力調整器14であることは言うまでもない。
ハンチング抑制部5は、制御量PVにハンチング(振動)が発生していることを検出すると(ステップS7においてYES)、PID制御装置2のPIDパラメータ(比例帯Pb0、積分時間Ti0、微分時間Td0)を修正し、ハンチングを抑制する(ステップS8)。ハンチング抑制方法については、例えば特開平9−160604号公報、特開平10−105201号公報に開示されている。
α1=α0(Pb1/Pb0) ・・・(5)
β1=β0(Ti1/Ti0) ・・・(6)
γ1=γ0(Td1/Td0) ・・・(7)
以上で、PIDパラメータ調整装置1の処理が終了する。以後は、PID制御装置2がステップS6と同様のPID制御を行う。
Claims (4)
- 制御対象に一定振幅の操作量を出力し、この操作量出力に応じた制御応答と予め設定された算出係数に基づきPIDパラメータを算出してPID制御装置に設定するオートチューニング実行手段と、
前記PID制御装置が前記PIDパラメータに基づいて制御対象に対する制御を開始した後に、制御量にハンチングが発生した場合に、このハンチングを抑制すべく前記PID制御装置のPIDパラメータを修正するハンチング抑制手段と、
前記制御の整定状態を検出したときに、前記ハンチング抑制手段によるハンチング検出とハンチング抑制とを終了させる整定検出手段と、
前記PID制御装置の修正前のPIDパラメータと前記ハンチング抑制手段によって修正された修正後のPIDパラメータとの変化比率に基づき、前記オートチューニング実行手段の算出係数を修正する算出係数修正手段とを備えることを特徴とするPIDパラメータ調整装置。 - 請求項1記載のPIDパラメータ調整装置において、
さらに、前記制御の整定状態を検出したときに、制御の安定性が確認されたことをユーザに通知する通知手段を備えることを特徴とするPIDパラメータ調整装置。 - 制御対象に一定振幅の操作量を出力し、この操作量出力に応じた制御応答と予め設定された算出係数に基づきPIDパラメータを算出してPID制御装置に設定するオートチューニング実行手順と、
前記PID制御装置が前記PIDパラメータに基づいて制御対象に対する制御を開始した後に、制御量にハンチングが発生した場合に、このハンチングを抑制すべく前記PID制御装置のPIDパラメータを修正するハンチング抑制手順と、
前記制御の整定状態を検出したときに、前記ハンチング抑制手順によるハンチング検出とハンチング抑制とを終了させる整定検出手順と、
前記PID制御装置の修正前のPIDパラメータと前記ハンチング抑制手順によって修正された修正後のPIDパラメータとの変化比率に基づき、前記オートチューニング実行手順の算出係数を修正する算出係数修正手順とを備えることを特徴とするPIDパラメータ調整方法。 - 請求項3記載のPIDパラメータ調整方法において、
さらに、前記制御の整定状態を検出したときに、制御の安定性が確認されたことをユーザに通知する通知手順を備えることを特徴とするPIDパラメータ調整方法。
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