JP5112662B2 - リソグラフィ装置及びレチクル誘導cduを補償するデバイス製造方法 - Google Patents

リソグラフィ装置及びレチクル誘導cduを補償するデバイス製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5112662B2
JP5112662B2 JP2006232960A JP2006232960A JP5112662B2 JP 5112662 B2 JP5112662 B2 JP 5112662B2 JP 2006232960 A JP2006232960 A JP 2006232960A JP 2006232960 A JP2006232960 A JP 2006232960A JP 5112662 B2 JP5112662 B2 JP 5112662B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
pattern
radiation
lithographic apparatus
radiation beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006232960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007065668A (ja
Inventor
チィボー テル ヴィム
ファン デル ラーン ハンス
メイ オーウェン カッサンドラ
ジェイ. デイビス トッド
デーヴィッド ハイアー トッド
アレン パクストン テオドール
Original Assignee
エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. filed Critical エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ.
Publication of JP2007065668A publication Critical patent/JP2007065668A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5112662B2 publication Critical patent/JP5112662B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70375Multiphoton lithography or multiphoton photopolymerization; Imaging systems comprising means for converting one type of radiation into another type of radiation
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70605Workpiece metrology
    • G03F7/70653Metrology techniques
    • G03F7/70666Aerial image, i.e. measuring the image of the patterned exposure light at the image plane of the projection system

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

本発明は、リソグラフィ装置及びデバイス製造方法に関する。
リソグラフィ装置は、基板又は基板の一部に所望のパターンを適用する機械である。リソグラフィ装置は、たとえばフラット・パネル・ディスプレイ、集積回路(IC)及び微細構造を必要とする他のデバイスの製造に使用することができる。従来の装置では、マスク又はレチクルと呼ばれているパターン形成装置を使用して、フラット・パネル・ディスプレイ(又は他のデバイス)の個々の層に対応する回路パターンが生成される。生成されたパターンは、基板の上に提供されている放射線感応材料(レジスト)の層に結像することによって基板(たとえばガラス板)全体又は基板の一部に転送される。
パターン形成手段を使用して、回路パターンではなく、たとえばカラー・フィルタ・パターン即ちドットのマトリックスなどの他のパターンを生成することも可能である。マスクの代わりに、パターン形成装置は、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイを有するパターン形成アレイを有することも可能である。マスクをベースとするシステムと比較すると、このようなシステムによって、より速やかに、且つ、より低コストでパターンを変更することができる。
通常、フラット・パネル・ディスプレイ基板の形状は長方形である。このタイプの基板を露光するために設計されたリソグラフィ装置は、長方形基板の幅全体をカバーする露光領域又は基板の幅の一部(たとえば基板の幅の半分)をカバーする露光領域を提供することができる。基板は、マスク又はレチクルがビームで同期走査されている間、露光領域の下で走査されることが可能である。この態様において、パターンが基板に転送される。露光領域が基板の幅全体をカバーしている場合、露光は単一走査で完了する。露光領域がたとえば基板の幅の半分をカバーしている場合、第1の走査が終了した後、基板が横方向に移動することができ、通常、さらに走査が実行され、基板の残りの部分が露光される。
現在、リソグラフィ・プロセスは、とりわけ、極めて微小なパターン・フィーチャを有するデバイス、たとえば集積回路デバイスなどを形成するために使用されている。パターン・フィーチャのサイズは、常に縮小が要求されている。所与のプロセスで形成することができるパターン・フィーチャのサイズの限界は、部分的には使用する放射の波長で決まる。所与の波長及びリソグラフィ装置の場合、所与のサイズ未満のパターン・フィーチャを形成することは不可能である。しかしながら、可能な限り小さいパターン・フィーチャを備えたデバイスを形成することが要求されるため、可能な限りその限界の近くでリソグラフィ・システムを動作させることが一般的である。リソグラフィ・プロセスを解像度の限界付近で動作させる場合、回折効果によって、基板に投影される放射のパターンにスプリアス・アーチファクトが出現することがあり、たとえば基板に露光される放射のパターンに、基板に形成されることが望ましいパターンの一部ではない偽フィーチャが出現することになる。
従来のデバイスは、スプリアス効果がシミュレートされており、一度スプリアス効果が考慮されると、基板に露光される実際の放射のパターンが所望する実際のパターンに可能な限り近くなるよう、パターン形成装置によって設定されるパターンが修正される。パターン形成装置によって提供されるパターンの変更だけでなく、リソグラフィ装置の他の動作設定も、偽パターン・フィーチャの生成に影響している。他の従来のデバイスには、スプリアス効果をモデル化するための試行の際に、必要な放射のパターンを基板に露光するためのパターン形成装置の最適設計及びリソグラフィ装置の最適動作設定を予測するために、このような設定が考慮されている。
しかしながら、スプリアス効果を予測するためのシミュレーション技法は正確ではない。したがって、通常、このようなシミュレーション技法を使用して、パターン形成装置のパターンを予測し、予測したパターンを使用して基板を露光し、基板を処理し、所望するパターンとの相違の程度を決定するため、結果として基板に形成されたパターンを検査し、且つ、パターン形成装置のパターンを修正するために、この検査情報を使用してスプリアス効果のシミュレーションを改善しなければならない。場合によっては、満足すべきパターン形成装置のパターンが提供されるまで、何度かこのプロセスを繰り返さなければならない。とりわけパターン形成装置としてレチクルを使用する場合、レチクルの製造には経費がかかり、また、パターン形成装置のパターンを修正する毎に新しいレチクルを製造しなければならないため、このような手順には、時間及び費用が必要である。
したがって、時間及び費用のかかる手順を必要とすることなく、所望する放射のパターンを確実に基板に露光するためのシステム及び方法が必要である。
本発明の一実施例では、照明システムと、パターン形成装置と、投影システムと、放射検査装置とを有するリソグラフィ装置が提供される。照明システムは放射ビームを調整する。パターン形成装置は放射ビームの断面を調節する。投影システムは、調節された放射ビームを基板の目標部分に投射する。放射ビーム検査装置は、調節された放射ビームの少なくとも一部を検査する。このリソグラフィ装置は、基板露光構成及び放射ビーム検査構成で動作可能である。基板露光構成では、リソグラフィ装置は、調節された放射のビームが放射のパターンを基板に露光するように構成される。放射ビーム検査構成では、放射ビーム検査装置は、リソグラフィ装置が基板露光構成である場合に基板に形成されることになる放射のパターンを検査する。
本発明の他の実施例では、リソグラフィ装置を使用した基板へのデバイス形成に対して、リソグラフィ装置の動作を最適化する方法であって、以下の工程を有する方法が提供される。パターン形成装置を使用して放射ビームを調節する工程。調節された放射のビームが基板に投射された場合に基板に露光されることになる対応するパターンを決定するために、調節された放射ビームの少なくとも一部を検査する放射ビーム検査装置に調節された放射のビームを投射する工程。基板に露光する必要のあるパターンと、放射ビーム検査装置によって決定されるパターンとの相違を最小化するために必要なリソグラフィ装置の少なくとも1つの動作の修正を決定する工程。
以下、本発明の他の実施例、特徴及び利点、並びに本発明の様々な実施例の構造及び動作について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本明細書に組み込まれ、且つ、本明細書の一部を形成している添付の図面は、本発明の1つ又は複数の実施例を示したもので、以下の説明と共に本発明の原理をより良く説明し、且つ、当業者による本発明の構築及び使用を可能にする役割を果している。
以下、本発明について、添付の図面を参照して説明する。図において、同様の参照番号は、全く同じ構成要素又は機能的に類似した構成要素を表している。また、参照番号の左端の1つ又は複数の桁は、その参照番号が最初に出現する図面を識別している。
特定の構成及び配置が説明されているが、それらは、単なる説明を目的としたものにすぎないことを理解されたい。本発明の精神及び範囲を逸脱することなく他の構成及び配置を使用することができることは当業者には認識されよう。また、他の様々な用途に本発明を使用することができることは当業者には明らかであろう。
図1は、本発明の一実施例によるリソグラフィ装置を略図で示したものである。このリソグラフィ装置は、照明システムIL、パターン形成装置PD、基板テーブルWT及び投影システムPSを有している。照明システム(イルミネータ)ILは、放射ビームB(たとえばUV放射)を調整するように構成されている。
パターン形成装置PD(たとえばレチクル若しくはマスク又は個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ)は放射ビームを調節している。通常、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイの位置は、投影システムPSに対して固定することができる。しかしながら、その代わりに、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイを特定のパラメータに従って正確に配置するようになされたポジショナに接続することも可能である。
基板テーブルWTは、基板(たとえばレジスト被覆基板)Wを支持するように構築されており、基板を特定のパラメータに従って正確に配置するように構成されたポジショナPWに接続されている。
投影システム(たとえば屈折型投影レンズ系)PSは、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイによって調節された放射のビームを基板Wの目標部分C(たとえば1つ又は複数のダイが含まれている)に投射するように構成されている。
照明システムは、放射を導き、整形し、或いは制御するための、屈折光学コンポーネント、反射光学コンポーネント、磁気光学コンポーネント、電磁光学コンポーネント、静電光学コンポーネント若しくは他のタイプの光学コンポーネント、又はそれらの任意の組合せなどの様々なタイプの光学コンポーネントを有することができる。
本明細書に使用されている「パターン形成装置」又は「コントラスト装置」という用語は、放射ビームの断面を調節し、それにより基板の目標部分にパターンを生成するべく使用することができる任意の装置を意味するものとして広義に解釈されたい。この装置は、静的パターン形成装置(たとえばマスク又はレチクル)であっても、或いは動的パターン形成装置(たとえばプログラム可能な複数のエレメントのアレイ)のいずれであっても良い。簡潔にするために、ほとんどの説明は動的パターン形成装置に関するものであるが、本発明の範囲を逸脱することなく静的パターン装置を使用することも可能であることを理解されたい。
放射ビームに付与されるパターンは、たとえばそのパターンが位相フィーチャ又はいわゆる補助フィーチャを含んでいる場合、基板の目標部分における所望のパターンに必ずしも厳密に対応している必要はないことに留意されたい。同様に、基板に最終的に生成されるパターンは、任意の瞬間に個々に制御可能な複数のエレメントのアレイに形成されるパターンに必ずしも対応している必要はない。これは、基板の個々の部分に最終的に形成されるパターンが、所与の時間期間又は所与の露光回数で積み上げられ、その間に、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ上のパターン及び/又は基板の相対位置が変更される構造の場合がそうである。
基板の目標部分に生成されるパターンは、通常、目標部分に生成される、たとえば集積回路又はフラット・パネル・ディスプレイなどのデバイス中の特定の機能層(たとえばフラット・パネル・ディスプレイのカラー・フィルタ層又はフラット・パネル・ディスプレイの薄膜トランジスタ層)に対応している。このようなパターン形成装置の実施例には、たとえばレチクル、プログラム可能ミラー・アレイ、レーザ・ダイオード・アレイ、発光ダイオード・アレイ、回折格子光バルブ及びLCDアレイがある。
電子手段(たとえばコンピュータ)を使用してそのパターンをプログラムすることができる、たとえばプログラム可能な複数のエレメントを有するパターン形成装置などのパターン形成装置(たとえば上に挙げた、レチクルを除くすべての装置)は、本明細書においては集合的に「コントラスト装置」として言及されている。一実施例では、パターン形成装置は、少なくとも10個のプログラム可能エレメントを有しており、たとえば少なくとも100個、少なくとも1000個、少なくとも10000個、少なくとも100000個、少なくとも1000000個又は少なくとも10000000個のプログラム可能エレメントを有している。
プログラム可能ミラー・アレイは、粘弾性制御層及び反射表面を有するマトリックス・アドレス指定可能表面を有することができる。このような装置の基礎をなしている基本原理は、たとえば、反射表面のアドレス指定領域が入射光を回折光として反射し、一方、非アドレス指定領域が入射光を非回折光として反射することである。適切な空間フィルタを使用することにより、非回折光を反射ビームからフィルタリングし、基板に到達する回折光のみを残すことができる。この方法によれば、マトリックス・アドレス指定可能表面のアドレス指定パターンに従ってビームがパターン化される。
別法として、フィルタを使用して回折光をフィルタリングし、基板に到達する非回折光を残すことも可能であることは理解されよう。
複数の回折型光MEMSデバイス(超小型電気機械システム・デバイス)のアレイを対応する方法で使用することも可能である。一実施例では、回折型光MEMSデバイスは、互いに変形して入射光を回折光として反射する回折格子を形成することができる複数の反射リボンからなっている。
プログラム可能ミラー・アレイの他の代替実施例には、マトリックスに配列された、それぞれ適切な局部電界を印加することによって、或いは圧電駆動手段を使用することによって1つの軸線の周りに個々に傾斜させることができる微小ミラーが使用されている。この場合も、ミラーの各々は、入射する放射ビームを反射する方向がアドレス指定されたミラーと非アドレス指定ミラーとでそれぞれ異なるよう、マトリックス・アドレス指定することができる。この方法によれば、マトリックス・アドレス指定可能ミラーのアドレス指定パターンに従って反射ビームがパターン化される。必要なマトリックス・アドレス指定は、適切な電子手段を使用して実行することができる。
PDのもう1つの実施例は、プログラム可能LCDアレイである。
リソグラフィ装置は、1つ又は複数のコントラスト装置を有することができる。たとえばリソグラフィ装置は、互いに独立して制御される、個々に制御可能な複数のエレメントの複数のアレイを有することができる。このような構造の場合、個々に制御可能な複数のエレメントの複数のアレイの一部又はすべてのアレイは、共通照明システム(又は照明システムの一部)、個々に制御可能な複数のエレメントの複数のアレイのための共通支持構造及び/又は共通投影システム(又は投影システムの一部)のうちの少なくとも1つを有することができる。
図1に示す実施例のような実施例の場合、基板Wの形状は実質的に円形であり、その周囲の一部に沿って任意選択でノッチ及び/又は平らな縁を備えている。一実施例では、基板の形状は多角形であり、たとえば長方形である。
基板の形状が実質的に円形である例には、基板の直径が少なくとも25mm、たとえば少なくとも50mm、少なくとも75mm、少なくとも100mm、少なくとも125mm、少なくとも150mm、少なくとも175mm、少なくとも200mm、少なくとも250mm又は少なくとも300mmの例が含まれている。一例では、基板の直径は、最大500mm、最大400mm、最大350mm、最大300mm、最大250mm、最大200mm、最大150mm、最大100mm又は最大75mmである。
基板が多角形、たとえば長方形である例には、基板の少なくとも1つの辺、たとえば少なくとも2つの辺又は少なくとも3つの辺の長さが少なくとも5cm、たとえば少なくとも25cm、少なくとも50cm、少なくとも100cm、少なくとも150cm、少なくとも200cm又は少なくとも250cmの例が含まれている。
一例では、基板の少なくとも1つの辺の長さは最大1000cmであり、たとえば、最大750cm、最大500cm、最大350cm、最大250cm、最大150cm又は最大75cmである。
一例では、基板Wはウェハであり、たとえば半導体ウェハである。一例では、ウェハ材料は、Si、SiGe、SiGeC、SiC、Ge、GaAs、InP及びInAsからなるグループから選択される。一例では、ウェハはIII/V族化合物半導体ウェハである。一例では、ウェハはシリコン・ウェハである。一例では、基板はセラミック基板である。一例では、基板はガラス基板である。一例では、基板はプラスチック基板である。一例では、基板は透明である(人間の肉眼に対して)。一例では、基板が着色されている。一例では、基板は無着色である。
基板の厚さは、たとえば基板の材料及び/又は基板の寸法に応じてある程度変更することができる。一例では、基板の厚さは少なくとも50μmであり、たとえば少なくとも100μm、少なくとも200μm、少なくとも300μm、少なくとも400μm、少なくとも500μm又は少なくとも600μmである。一例では、基板の厚さは最大5000μmであり、たとえば最大3500μm、最大2500μm、最大1750μm、最大1250μm、最大1000μm、最大800μm、最大600μm、最大500μm、最大400μm又は最大300μmである。
本明細書において言及されている基板は、たとえばトラック(通常、基板にレジストの層を塗布し、且つ、露光済みのレジストを現像するツール)、度量衡学ツール及び/又は検査ツール中で、露光前又は露光後に処理することができる。一例では、レジスト層は、基板の上に提供されている。
本明細書に使用されている「投影システム」という用語は、使用する露光放射に適した、若しくは液浸液の使用又は真空の使用などの他の要因に適した、屈折光学系、反射光学系、カタディオプトリック光学系、磁気光学系、電磁光学系及び静電光学系、又はそれらの任意の組合せを始めとする任意のタイプの投影システムが包含されているものとして広義に解釈されたい。本明細書における「投影レンズ」という用語の使用はすべて、より一般的な「投影システム」という用語の同義語と見なすことができる。
投影システムは、基板にパターンが干渉的に形成されるように、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイにパターンを画像化することができる。別法としては、投影システムは、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイのエレメントがシャッタとして作用する二次ソースを画像化することも可能である。この点に関して、投影システムは、たとえば二次ソースを形成し、且つ、基板にスポットを画像化するための複数の集束エレメントのアレイ、たとえば微小レンズ・アレイ(MLAとして知られている)又はフレネル・レンズ・アレイなどを有することができる。一例では、複数の集束エレメントのアレイ(たとえばMLA)は、少なくとも10個の集束エレメントを有しており、たとえば少なくとも100個の集束エレメント、少なくとも1000個の集束エレメント、少なくとも10000個の集束エレメント、少なくとも100000個の集束エレメント又は少なくとも1000000個の集束エレメントを有している。一例では、パターン形成装置の個々に制御可能な複数のエレメントの数は、複数の集束エレメントのアレイの集束エレメントの数に等しいか又はそれ以上である。一例では、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイの個々に制御可能な複数のエレメントのうちの1つ又は複数のエレメント、たとえば個々に制御可能な複数のエレメントのアレイの個々に制御可能な複数のエレメントのうちの2個以上のエレメント、つまり3個以上、5個以上、10個以上、20個以上、25個以上、35個以上又は50個以上のエレメントなどに、複数の集束エレメントのアレイの集束エレメントのうちの1つ又は複数のエレメント(たとえば1000個以上のエレメント、大半のエレメント又はほぼ個々のエレメント)を光学的に結合することができる。一例では、MLAは、たとえば1つ以上のアクチュエータを使用して、少なくとも基板に向かう方向及び基板から離れる方向に移動させることができる(たとえば複数のアクチュエータを使用して)。基板に向かってMLAを移動させることができ、また、基板から離れる方向にMLAを移動させることができるため、たとえば、基板を移動させることなく焦点を調整することができる。
図1及び図2に示すように、リソグラフィ装置は反射型の装置(たとえば個々に制御可能な複数のエレメントの反射型アレイを使用した装置)である。別法としては、リソグラフィ装置は透過型の装置(たとえば個々に制御可能な複数のエレメントの透過型アレイを使用した装置)であっても良い。
リソグラフィ装置は、2つ(二重ステージ)以上の基板テーブルを有するタイプの装置であっても良い。このような「多重ステージ」機械の場合、追加テーブルを並行に使用することができ、或いは1つ又は複数の他のテーブルを露光のために使用している間、1つ又は複数のテーブルに対して予備工程を実行することができる。
また、リソグラフィ装置は、基板の少なくとも一部が比較的屈折率の大きい「液浸液」、たとえば水で覆われ、それにより投影システムと基板の間の空間が充填されるタイプの装置であっても良い。また、リソグラフィ装置内の他の空間、たとえばパターン形成装置と投影システムの間の空間に液浸液を適用することも可能である。液浸技法は、当分野では、投影システムの開口数を大きくすることで良く知られている。本明細書に使用されている「液浸」という用語は、基板などの構造を液体に浸すことを意味しているのではなく、単に、露光の間、投影システムと基板の間に液体が置かれることを意味しているにすぎない。
もう一度図1を参照すると、イルミネータILは、放射源SOから放射ビームを受け取っている。一例では、放射源は、少なくとも5nm、たとえば少なくとも10nm、少なくとも50nm、少なくとも100nm、少なくとも150nm、少なくとも175nm、少なくとも200nm、少なくとも250nm、少なくとも275nm、少なくとも300nm、少なくとも325nm、少なくとも350nm又は少なくとも360nmの波長の放射を提供している。一例では、放射源SOによって提供される放射は、最大450nm、たとえば最大425nm、最大375nm、最大360nm、最大325nm、最大275nm、最大250nm、最大225nm、最大200nm又は最大175nmの波長を有している。一例では、放射は、436nm、405nm、365nm、355nm、248nm、193nm、157nm及び/又は126nmを含む波長を有している。一例では、放射には、365nm近辺又は355nm近辺の波長が含まれている。一例では、放射には、たとえば365nm、405nm及び436nmを包含する広帯域の波長が含まれている。355nmのレーザ源を使用することも可能である。放射源がたとえばエキシマ・レーザである場合、放射源及びリソグラフィ装置は、個別の構成要素にすることができる。その場合、放射源はリソグラフィ装置の一部を形成しているとは見なされず、放射ビームは、たとえば適切な誘導ミラー及び/又はビーム・エキスパンダを有したビーム引渡しシステムBDを使用して放射源SOからイルミネータILへ引き渡される。それ以外のたとえば放射源が水銀灯などの場合、放射源は、リソグラフィ装置の一構成部品にすることができる。放射源SO及びイルミネータILは、必要に応じてビーム引渡しシステムBDと共に放射システムと呼ぶことができる。
イルミネータILは、放射ビームの角強度分布を調整するためのアジャスタADを有することができる。通常、イルミネータのひとみ平面の強度分布の少なくとも外部及び/又は内部ラジアル・エクステント(一般に、それぞれσ−外部及びσ−内部と呼ばれている)は調整が可能である。また、イルミネータILは、インテグレータIN及びコンデンサCOなどの他の様々なコンポーネントを有することができる。イルミネータを使用して放射ビームを調整し、所望する一様な強度分布をその断面に持たせることができる。また、イルミネータIL又はイルミネータILに関連する追加コンポーネントは、たとえば個々に制御可能な複数のエレメントのアレイの個々に制御可能な複数のエレメントのうちの1つ又は複数のエレメントにそれぞれ結合することができる複数のサブビームに放射ビームを分割するように構成することも可能である。たとえば二次元回折格子を使用して放射ビームをサブビームに分割することができる。本明細書では、「放射のビーム」及び「放射ビーム」という用語には、それには限定されないが、ビームが放射のこのような複数のサブビームからなっている状況が包含されている。
放射ビームBは、パターン形成装置PD(たとえば個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ)に入射し、パターン形成装置によって調節される。パターン形成装置PDで反射した放射ビームBは、放射ビームを基板Wの目標部分Cに集束させる投影システムPSを通過する。基板テーブルWTは、ポジショナPW及び位置センサIF2(たとえば干渉デバイス、リニア・エンコーダ、容量センサ等)を使用して正確に移動させることができ、それによりたとえば異なる目標部分Cを放射ビームBの光路内に配置することができる。使用されている場合、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイのための位置決め手段を使用して、たとえば走査中に、放射ビームBの光路に対するパターン形成装置PDの位置を正確に修正することができる。
一実では、基板テーブルWTの移動は、図1には明確に示されていないが、長ストローク・モジュール(粗位置決め)及び短ストローク・モジュール(精密位置決め)を使用して実現されている。一例では、リソグラフィ装置には、基板テーブルWTを移動させるための少なくとも短ストローク・モジュールが存在していない。また、同様のシステムを使用して個々に制御可能な複数のエレメントのアレイを位置決めすることも可能である。別法/追加として、放射ビームBを移動可能にし、且つ、対物テーブル及び/又は個々に制御可能な複数のエレメントのアレイに固定位置を持たせ、それにより必要な相対移動を提供することも可能であることは理解されよう。このような構造により、リソグラフィ装置の大きさの制限が促進される。たとえばフラット・パネル・ディスプレイの製造に適用することができる他の代替として、基板テーブルWT及び投影システムPSの位置を固定し、基板Wが基板テーブルWTに対して移動するように構成することも可能である。たとえば、実質的に一定の速度で基板Wの両端間を走査するシステムを基板テーブルWTに設けることができる。
図1に示すように、放射のビームBは、最初にビーム・スプリッタによって反射され、パターン形成装置PDに向けられるように構成されたビーム・スプリッタBSによってパターン形成装置PDに導かれる。ビーム・スプリッタを使用することなく放射のビームBをパターン形成装置に導くことも可能であることを認識されたい。一例では、放射のビームは、0°と90°の間の角度、たとえば5°と85°の間、15°と75°の間、25°と65°の間又は35°と55°の間の角度(図1に示す実施例では90°の角度)でパターン形成装置に導かれる。パターン形成装置PDは、放射のビームBを調節し、且つ、調節ビームを投影システムPSに向かって透過させるビーム・スプリッタBSに向けて再び反射する。しかしながら、代替構造を使用して放射のビームBをパターン形成装置PDへ導き、引き続いて投影システムPSへ導くことも可能であることは理解されよう。詳細には、透過型パターン形成装置を使用する場合は、図1に示すような構造は不要である。
図に示す装置は、複数のモードで使用することができる。
1.ステップ・モード:放射ビームに付与されたパターン全体が目標部分Cに1回で投影されている間、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ及び基板が基本的に静止状態に維持される(即ち単一静止露光)。次に、基板テーブルWTがX方向及び/又はY方向にシフトされ、異なる目標部分Cが露光される。ステップ・モードでは、露光視野の最大サイズによって、単一静止露光で画像化される目標部分Cのサイズが制限される。
2.走査モード:放射ビームに付与されたパターンが目標部分Cに投影されている間、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ及び基板が同期走査される(即ち単一動的露光)。個々に制御可能な複数のエレメントのアレイに対する基板の速度及び方向は、投影システムPSの倍率(縮小率)及び画像反転特性によって決まる。走査モードでは、露光視野の最大サイズによって、単一動的露光における目標部分の幅(非走査方向の幅)が制限され、また、走査運動の長さによって目標部分の高さ(走査方向の高さ)が決まる。
3.パルス・モード:個々に制御可能な複数のエレメントのアレイが基本的に静止状態に維持され、パルス放射源を使用してパターン全体が基板Wの目標部分Cに投影される。基板テーブルWTは、放射ビームBを使用して基板Wの両端間のラインを走査することができるよう、基本的に一定の速度で移動する。個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ上のパターンは、必要に応じて放射システムのパルスとパルスの間に更新され、パルスは、連続する目標部分Cが基板W上の必要な位置で露光されるように調節されている。したがって放射ビームBは、細長い基板の完全なパターンを露光するべく基板Wの両端間を走査することができる。このプロセスは、基板W全体がライン毎に露光されるまで繰り返される。
4.連続走査モード:パルス・モードと基本的に同様であるが、実質的に一定の速度で基板Wが放射の調節ビームBに対して走査され、また、放射ビームBが基板Wの両端間を走査して基板Wを露光すると、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ上のパターンが更新される点が異なっている。実質的に一定の放射源即ち個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ上のパターンの更新と同期したパルス放射源を使用することができる。
5.ピクセル格子画像化モード:図2に示すリソグラフィ装置を使用して実行することができ、基板Wに形成されるパターンは、スポット発生器によって形成される、パターン形成装置PDへ導かれるスポットを連続的に露光することによって実現される。露光されるスポットは実質的に同じ形状を有している。スポットは、実質的に格子の形で基板Wに印刷される。一例では、スポットのサイズは、印刷されるピクセル格子のピッチより大きく、且つ、露光スポット格子よりはるかに小さくなっている。印刷されるスポットの強度を変化させることによってパターンが実現される。露光フラッシュと露光フラッシュの間に、スポット全体の強度分布が変更される。
上で説明した使用モードの組合せ及び/又はその変形形態、或いは全く異なる使用モードを使用することも可能である。
リソグラフィでは、基板上のレジストの層にパターンが露光される。次にレジストが現像される。続いて追加処理工程が基板に施される。基板の個々の部分に対して実行されるこれらの後続する処理工程の効果は、レジストの露光によって決まる。詳細には、所与の線量閾値を超える放射線量を受け取る基板部分の応答と、所与の線量閾値未満の放射線量を受け取る基板部分の応答が異なるようにプロセスが調整される。たとえば、エッチング・プロセスでは、所与の線量閾値を超える放射線量を受け取る基板領域は、現像済みのレジストの層によってエッチングから保護される。しかしながら、露光後現像の場合、所与の線量閾値未満の放射線量を受け取るレジスト部分が除去されるため、これらの領域はエッチングから保護されない。したがって所望のパターンをエッチングすることができる。詳細には、露光の間、所与の線量閾値を超える放射の線量を受け取る基板上のパターン・フィーチャ内の領域へ向かって透過する放射の強度が十分な大きさの強度になるように、パターン形成装置の個々に制御可能な複数のエレメントが設定される。基板上の残りの領域は、対応する個々に制御可能な複数のエレメントをゼロ又は著しく小さい放射強度を提供するように設定することによって所定の線量閾値未満の放射線量を受け取ることになる。
実際には、個々に制御可能な複数のエレメントがフィーチャ境界の一方の側に最大放射強度を提供し、且つ、もう一方の側に最小放射強度を提供するように設定された場合であっても、パターン・フィーチャの縁部分の放射線量が所与の最大線量からゼロ線量へ急激に変化することはない。その代わりに、回折効果のため、放射線量のレベルが遷移ゾーンの両端間で減少することになる。現像済みのレジストによって最終的に形成されるパターン・フィーチャの境界の位置は、受け取る線量が放射線量閾値未満に減少する位置によって決定される。パターン・フィーチャの境界上又はパターン・フィーチャの境界付近に位置している基板上の複数のポイントに放射を提供する個々に制御可能な複数のエレメントを、最大強度レベル又は最小強度レベルだけでなく、最大強度レベルと最小強度レベルの間の強度レベルに設定することにより、遷移ゾーンの両端間における放射線量のドロップ・オフ・プロファイルをより正確に制御することができ、延いてはパターン・フィーチャ境界の正確な位置をより正確に制御することができる。これは、一般に「グレースケーリング」と呼ばれている。
グレースケーリングによって、所与の個々に制御可能なエレメントによって基板に提供される放射強度を2つの値(即ち最大値及び最小値のみ)にしか設定することができないリソグラフィ・システムで可能である制御と比較すると、はるかに良好なパターン・フィーチャ境界位置の制御が提供される。一実施例では、少なくとも3個の異なる放射強度値を基板に投射することができ、たとえば少なくとも4個の放射強度値、少なくとも8個の放射強度値、少なくとも16個の放射強度値、少なくとも32個の放射強度値、少なくとも64個の放射強度値、少なくとも128個の放射強度値又は少なくとも256個の放射強度値を基板に投射することができる。
グレースケーリングは、上で説明した目的に対する追加又は代替目的として使用することができることを理解されたい。たとえば、受け取る放射線量のレベルに応じて3つ以上の潜在応答領域が基板に存在するよう、露光後における基板の処理を調整することができる。たとえば、第1の閾値未満の放射線量を受け取る基板部分は第1の態様で応答し、第1の閾値を超え、且つ、第2の閾値未満の放射線量を受け取る基板部分は第2の態様で応答し、また、第2の閾値を超える放射線量を受け取る基板部分は第3の態様で応答する。したがって、グレースケーリングを使用することにより、3つ以上の所望の線量レベルを有する放射線量プロファイルを基板の両端間に提供することができる。一例では、放射線量プロファイルは、少なくとも2つの所望の線量レベルを有しており、たとえば少なくとも3つの所望の放射線量レベル、少なくとも4つの所望の放射線量レベル、少なくとも6つの所望の放射線量レベル又は少なくとも8つの所望の放射線量レベルを有している。
また、放射線量プロファイルは、上で説明した、基板上の個々のポイントが受け取る放射の強度を単に制御する方法以外の方法を使用して制御することができることを理解されたい。たとえば、別法又は追加として、ポイントの露光継続期間を制御することによって基板上の個々のポイントが受け取る放射線量を制御することも可能である。他の実施例としては、連続する複数の露光で基板上の個々のポイントが潜在的に放射を受け取ることができる。したがって、別法又は追加として、連続する複数の露光の選択されたサブセットを使用してポイントを露光することにより、個々のポイントが受け取る放射線量を制御することができる。
必要なパターンを基板に形成するためには、露光プロセスの間、パターン形成装置の個々に制御可能な複数のエレメントの各々を個々のステージ毎に必要な状態に設定しなければならない。したがって、必要な状態を表す制御信号を個々に制御可能な複数のエレメントの各々に送信しなければならない。一例では、リソグラフィ装置は、制御信号を生成するコントローラを有している。基板に形成されるパターンは、GDSIIなどのベクトル画定フォーマットでリソグラフィ装置に提供される。コントローラは、設計情報を個々に制御可能なエレメント毎に制御信号に変換するための1つ又は複数のデータ操作装置を有している。データ操作装置の各々は、パターンを表すデータ・ストリームに対する処理工程を実行するように構成されている。データ操作装置は、集合的に「データ経路」と呼ぶことができる。
データ経路のデータ操作装置は、ベクトル・ベースの設計情報をビットマップ・パターン・データに変換する機能、ビットマップ・パターン・データを必要な放射線量マップ(即ち基板の両端間に必要な放射線量プロファイル)に変換する機能、必要な放射線量マップを必要な放射強度値に個々に制御可能なエレメント毎に変換する機能、及び個々に制御可能なエレメントの各々に必要な放射強度値を対応する制御信号に変換する機能のうちの1つ又は複数の機能を実行するように構成することができる。
図2は、本発明による、たとえばフラット・パネル・ディスプレイの製造に使用することができるリソグラフィ装置の構造を示したものである。図1に示すコンポーネントに対応するコンポーネントは、同じ参照数表示を使用して示されている。また、様々な実施例についての以上の説明、たとえば基板の様々な構成、コントラスト装置、MLA、放射のビーム等についての説明は、この図2にも適用される。
図2は、本発明の一実施例によるリソグラフィ装置の構造を示したものである。この実施例は、たとえばフラット・パネル・ディスプレイの製造に使用することができる。図1に示すコンポーネントに対応するコンポーネントは、同じ参照数表示を使用して示されている。また、様々な実施例についての以上の説明、たとえば基板の様々な構成、コントラスト装置、MLA、放射のビーム等についての説明は、この実施例にも適用される。
図2に示すように、投影システムPSは、2つのレンズL1、L2を有するビーム・エキスパンダを含んでいる。第1のレンズL1は、調節放射ビームBを受け取り、且つ、開口絞りASの開口を通して調節放射ビームBを集束させるように構成されている。開口内には別のレンズALを配置することができる。次いで放射ビームBは、発散して第2のレンズL2(たとえば視野レンズ)によって集束する。
投影システムPSは、さらに、広がった調節放射Bを受け取るように構成された複数のレンズのアレイMLAを有している。パターン形成装置PDの個々に制御可能な複数のエレメントのうちの1つ又は複数のエレメントに対応している調節放射ビームBの異なる部分が、複数のレンズのアレイMLAの対応する異なるレンズを通過する。レンズの各々は、調節放射ビームBの対応する部分を基板W上の一点に集束させている。この方法によれば、複数の放射スポットSのアレイが基板Wに露光される。図に示す複数のレンズMLのアレイには8つのレンズしか示されていないが、この複数のレンズのアレイは数千個のレンズを備えることができることは理解されよう(パターン形成装置PDとして使用されている個々に制御可能な複数のエレメントのアレイについても同様である)。
図3は、本発明の一実施例による、図2に示すシステムを使用して基板Wにパターンを生成する方法を略図で示したものである。塗りつぶされた円は、投影システムPSの複数のレンズのアレイMLAによって基板Wに投影された複数のスポットSのアレイを表している。基板Wは、一連の露光が基板Wに露光される際に、投影システムPSに対してY方向に移動する。空白の円は、基板Wに既に露光済みのスポット露光SEを表している。図に示すように、投影システムPSの複数のレンズのアレイによって基板に投影されたスポットの各々は、スポット露光の列Rを基板Wに露光している。基板に対する完全なパターンは、複数のスポットSの各々によって露光されたスポット露光SEのすべての列Rを合わせることによって生成される。このような構造は、一般に、上で説明した「ピクセル格子画像化」と呼ばれている。
複数の放射スポットSのアレイは、基板Wに対して角度θで配置されていることが分かる(基板の縁がX方向及びY方向に平行に位置している)。これは、基板が走査方向(Y方向)に移動する際に、放射スポットの各々が基板の異なる領域を通過し、それにより複数の放射スポットのアレイによって基板全体がカバーされるようにするためである。一例では、角度θは最大20°、10°であり、たとえば最大5°、最大3°、最大1°、最大0.5°、最大0.25°、最大0.10°、最大0.05°又は最大0.01°である。一例では、角度θは少なくとも0.001°である。
図4は、本発明の一実施例による、フラット・パネル・ディスプレイ基板W全体が、複数の光学エンジンを使用して単一走査で露光される様子を略図で示したものである。図に示す実施例では、複数の放射スポットSの一方のアレイの縁と、複数の放射スポットの隣接するアレイの縁がわずかに重畳する(走査方向Yに重畳する)ように、「チェス盤」構成で2列R1、R2に配置された8つの光学エンジン(図示せず)によって複数の放射スポットSの8つのアレイSAが生成されている。一例では、光学エンジンは少なくとも3列に配置されており、たとえば4列又は5列に配置されている。この態様においては、放射の帯が基板Wの幅全体に広がるため、単一走査で基板全体を露光することができる。適切な任意の数の光学エンジンを使用することができることは理解されよう。一例では、光学エンジンの数は少なくとも1個であり、たとえば少なくとも2個、少なくとも4個、少なくとも8個、少なくとも10個、少なくとも12個、少なくとも14個又は少なくとも17個である。一例では、光学エンジンの数は40個未満であり、たとえば30個未満又は20個未満である。
光学エンジンの各々は、上で説明した照明システムIL、パターン形成装置PD及び投影システムPSを個々に有することができる。しかしながら、照明システム、パターン形成装置及び投影システムのうちの1つ又は複数の少なくとも一部を複数の光学エンジンが共有することも可能であることを理解されたい。
「実施例1」
図5a及び図5bは、本発明の第1の実施例によるリソグラフィ装置を示したものである。図5aに示すように、基板Wは、基板テーブルWTの上に支持されている。リソグラフィ装置が図5aに示すように基板露光構成で構成されている場合、パターン形成装置PDによって調節された放射のビームは、投影システムPSによって基板Wに投射することができる。上で説明したように、リソグラフィ装置は、たとえば、基板テーブルWTを投影システムPSに対して移動させるアクチュエータPWを有することができる。したがって、基板Wが基板テーブルWTの上に支持されている場合、放射のビームを基板Wの所望の部分に投射することができるように、基板Wは投影システムPSによって投影される放射のビームに対して動かされ得る。
基板テーブルを基板に対して移動させるために、アクチュエータPWは、調節された放射のビームを生成するために必要な投影システムPS及び他のコンポーネントを静止した状態に維持して基板テーブルWTを移動させることができ、或いは基板テーブルWTを静止した状態に維持して、調節された放射のビームを生成するために必要な投影システムPS及び他のコンポーネントを移動させることができることは理解されよう。
また、本発明の第1の実施例によるリソグラフィ装置は、放射ビーム検査構成で動作させることができる。図5bは、この動作モードのリソグラフィ装置を示したものである。図に示すように、基板テーブルWTは、調節された放射のビームが投影システムPSによって同じく基板テーブルWTの上に取り付けられている放射ビーム検査装置10に投射されるように、投影システムPSに対して動かされている。
放射ビーム検査装置10は、調節された放射のビームの少なくとも一部を検査する。放射ビーム検査装置10は、リソグラフィ装置が基板露光構成で構成された場合に基板に露光されることになる放射のパターンを決定するように構成されている。したがって、放射ビーム検査装置10は、リソグラフィ装置が放射ビーム検査構成で構成された場合に、調節された放射のビームが入射する放射ビーム検査装置10の表面10aと、リソグラフィ装置が基板露光構成で構成された場合の基板Wの表面11が同じ平面になるように構成されている。
放射ビーム検査装置10は、たとえばカメラ、CCDデバイス、或いは放射のパターンを画像化することができる他の任意のセンサを有することができる。解像度を改善するために、放射ビーム検査装置は、パターン化された放射のビームをセンサへの投射に先立って拡大するためのレンズ又はレンズ系を有することができる。別法又は追加として、極めて微小な複数の開口が貫通している放射阻止層をセンサの上に形成することによってセンサの解像度を改善することも可能である。これらの開口の各々は、放射センサの1つのピクセル即ちセルに結合することができる。個々の開口は、放射センサの対応するピクセル即ちセルより小さく、したがって、実際に放射センサのピクセル即ちセルに到達することができるのは、放射阻止層が存在していない場合にピクセル即ちセルに入射することになる放射の一部のみである。したがって開口のサイズまでセンサの解像度が改善される。しかしながら、このようなセンサによって検査されるのは、所与の任意の時間にセンサに投射される放射のビームの一部にすぎないことは理解されよう。適切なこのような装置は、たとえばCalifornia州Santa Clara在所のBrion Technologiesが製造している。
図5a及び5bに示すように、放射ビーム検査装置10は、リソグラフィ装置が基板露光構成で構成された場合に基板に投影されることになる放射のパターンに関連するデータを制御システム20に送信している。以下でより詳細に説明するように、制御システム20は、放射ビーム検査装置10によって検出されるパターンと、基板Wに露光する必要のある放射のパターンを比較している。制御システム20は、生成される実際の放射のパターンと必要なパターンとの相違を判定し、判定した相違に基づいて、この相違を最小化するためのリソグラフィ装置の動作に対する変更を決定している。したがって、放射ビーム検査構成において、放射パターンの基板への露光に対するリソグラフィ装置の動作が最適化される。次に、リソグラフィ装置を基板露光構成に切り換え、放射ビーム検査構成のリソグラフィ装置で決定されたリソグラフィ装置の最適動作条件を使用して基板Wに放射のパターンを露光することができる。この方法によれば、基板に露光する必要のある放射のパターンに緊密に整合した放射のパターンを基板Wに露光することができる。
個々に制御可能な複数のエレメントのアレイをパターン形成装置として使用している装置の場合、基板Wへの放射のパターンの露光を最適化するためのリソグラフィ装置の動作の修正には、たとえば個々に制御可能な複数のエレメントのアレイ上に設定されるパターンの修正を含むことができる。パターンは、たとえばパターン・フィーチャを追加することによって、或いはパターン・フィーチャを除去することによって、且つ/又はパターン・フィーチャを再サイズ化することによって変更することができる。つまり、パターンに対する変更は、基板に露光されるパターンに出現するスプリアス・アーチファクトを抑制するために従来のリソグラフィで現在実施されている方法と同じ仕方で実施することができる。したがって制御システム20は、たとえば、基板に露光する必要のある放射のパターンを生成するために、パターン形成装置上に設定されるパターンに対する必要な修正を予測するべく既知の回折効果のモデルを使用することができる。しかしながら、本発明の場合、従来の手法とは対照的に、パターンを最適化する際に、基板を処理し、或いは基板に形成されたパターンを引き続いて検査するために、修正されたパターンを実際に基板に露光する必要はない。実際の露光に代わって、基板に露光されることになる放射のパターンが放射ビーム検査装置10によって直接検査される。したがって、パターン形成装置PD上に設定される修正済みパターンを速やかにチェックし、修正済みパターンが実際に改善されているかどうか、どのように改善されているか、また、基板に露光されることになる放射のパターンが許容可能な必要なパターンに十分に類似しているかどうかを決定することができる。
いくつかのリソグラフィ装置では、個々に制御可能なエレメントの各々が、調節された放射のビームの対応する部分を3つ以上の強度レベルのうちの1つに調節することができる、個々に制御可能な複数のエレメントのアレイをパターン形成装置として使用することができる。可能な強度レベルの数は、それには限定されないが、たとえば256個であっても良い。このような装置の場合、基板に露光される放射のパターンを最適化するためにパターン形成装置上に設定されるパターンに対する変更には、パターン形成装置PD上に設定されるパターンの少なくとも一部の放射強度の調整を含むことができる。
リソグラフィ装置が放射ビーム検査構成で構成されている間、パターン形成装置PD上に設定されるパターンに対する可能な改善の複数回にわたる反復を速やかに検査することができることは理解されよう。したがって、高度に最適化されたパターンを最小の時間遅れで決定することができ、また、既に知られている最適化技法と比較してはるかに低コストで決定することができる。制御システム20内における最適化手順は、上で説明したように、生成される実際のパターンを検査することによってチェックされ、且つ、改善される期待スプリアス・アーチファクトのシミュレーションに基づくものであっても良い。このような状況の下に、修正済みパターンをパターン形成装置PD上に設定することによって得られる、基板に露光されることになる放射のパターンの実際の改善と、シミュレーションによって予測される改善との相違を使用して、そのシミュレーションの基礎をなしているモデルを改善し、後続するパターンに対する最適化手順を改善することができる。追加又は別法として、パターン形成装置PD上に設定されるパターンに対する一連の無作為修正又は擬似無作為修正を実行し、この一連の無作為修正によって得られる、基板Wに露光されることになる放射のパターンを検査し、基板に露光する必要のあるパターンに最も近い露光パターンを修正パターンとして選択し、且つ、選択したパターンを次の反復の基礎として使用することによって、基板Wに露光する必要のあるパターンを生成するためにパターン形成装置PD上に設定されるパターンを最適化することも可能である。この手順は、パターンが最適設計に収斂するまで繰り返されてもよい。
放射ビーム検査装置10は、調節された放射のビームのある瞬間における一部しか検査することができない。したがって、調節された放射のビームの他の部分を放射ビーム検査装置10が検査することができるように、基板テーブルWTを移動させるためのアクチュエータPWを使用して放射ビーム検査装置を移動させることができる。したがって、放射ビーム検査装置10は、連続した移動によって、調節された放射のビームのすべてを検査することができる。次に、このデータを使用して、パターン形成装置PD上に設定されたパターン全体を最適化することができる。放射ビーム検査装置10は、場合によっては、調節された放射のビームのすべてを検査する必要はない。たとえば、放射ビーム検査装置10からのデータを制御システムが使用して、放射のパターンに生成されるスプリアス・アーチファクトをシミュレートするために使用されるモデルを最適化する場合、放射ビーム検査装置10に必要なことは、調節された放射のビームの一部を検査することのみであり、次に、最適化されたモデルを使用して、パターン形成装置上に設定される完全なパターンを決定することができる。
放射ビーム検査構成のリソグラフィ装置を使用して、たとえば基板に形成される完全なデバイスであるパターンを最適化することができる。次に、この最適化設計を使用して、設計が最適化されたリソグラフィ装置(一度基板露光構成に切り換えられたリソグラフィ装置)と他のリソグラフィ装置(場合によっては放射ビーム検査構成を有していないリソグラフィ装置)の両方を使用してデバイスを製造することができる。設計が一度最適化されると、その最適設計を使用して、従来のリソグラフィ装置と共に使用するためのレチクル(マスク)を形成することができることは理解されよう。別法又は追加として、基板のバッチ、基板又は基板に形成される個々のデバイスへのパターンの露光に先立って、少なくとも部分最適化手順を実行することも可能である。たとえば、特定の設計に対して完全な最適化プロセスを一度実行し、次に、基板のバッチ、単一基板又は基板上の個々のデバイスへのパターンの露光に先立って、部分最適化手順のみを実行してもよい。
基板に露光する必要のある放射のパターンは、基板に形成しなければならないデバイスのパターンに必ずしも直接対応している必要はない。たとえば、基板に露光する必要のある放射のパターンは、基板(又は基板の層)に形成する必要のある、リソグラフィ・プロセス以外のプロセスの条件変化を考慮するために修正されるデバイスのパターンに対応していても良い。リソグラフィ・プロセス以外の他のプロセスには、たとえば基板へのレジストの塗布及びリソグラフィ・プロセス後のレジストの現像がある。このような他のプロセスの変化は、2つの基板又は同じ基板の2つの部分に全く同じ放射のパターンを露光することができたとしても、1つ又は複数の基板に実際に形成されるデバイス(又はデバイスの一部)のパターンが若干変化することがあることを意味している。これらの変化は特性化することが可能である。このような特性化を使用して、1つ又は複数の基板に実際に形成されるデバイス(又はデバイスの一部)のパターンが同じパターンになるように、1つ又は複数の基板に露光される放射のパターンを調整することができる。したがって、基板の異なる部分或いはバッチ内の異なる基板に形成される公称パターンは同じであっても、必要な実際の放射露光のパターンは異なっていることがある。したがって、上で説明したように、場合によっては、たとえば基板のバッチ、基板又は基板上の個々のデバイスを露光する前に、パターン形成装置PD上に設定されるパターンの少なくとも部分最適化を形成することが必要である。
制御システム20は、パターン形成装置PD上に設定されるパターンの修正以外に、別法又は追加として、照明システムによって提供される放射ビームの強度の調整、照明システムによって提供される放射ビームの条件付けの調整、たとえばイルミネータのひとみ平面における放射の強度分布の調整、及び/又は投影システムの1つ又は複数の設定の調整によってリソグラフィ装置の動作を修正し、それにより基板に露光される放射のパターンを最適化することも可能である。上で説明したパターン修正の場合と同様、最適化されたシミュレーションを使用して、且つ/又は最適設定を見出すための無作為変化又は擬似無作為変化を実行することによって設定を最適化することができる。
パターン形成装置上に設定されるパターンを最適化し、且つ、これらの設定のうちの任意の設定又はすべての設定を最適化することができることを理解されたい。また、パターン形成装置PD上に設定されるパターン、及びこれらの設定のうちの任意の設定又はすべての設定は、個別に最適化することも或いは同時に最適化することも可能である。
「実施例2」
図6a及び図6bは、本発明による、それぞれ基板露光構成及び放射ビーム検査構成の第2の実施例のリソグラフィ装置を示したものである。この第2の実施例の大部分は第1の実施例と同じであり、簡潔にするために、以下、相違している部分についてのみ説明する。
第1の実施例の場合と同様、放射ビーム検査装置30は、基板テーブルWTに取り付けられている。しかしながら、第2の実施例のリソグラフィ装置の場合、放射ビーム検査装置30は、基板Wが基板テーブルWT上で支持されることになる位置の下に取り付けられている。したがって、基板Wが基板テーブルWT上で支持される場合には、基板Wは、投影システムPSと放射ビーム検査装置30の間に位置することになる。そのため、図6aに示すように、基板Wが基板テーブルWT上で支持される時は、リソグラフィ装置の構成は基板露光構成になり、また、図6bに示すように、基板が基板テーブルWT上で支持されない場合には、リソグラフィ装置の構成は放射ビーム検査構成になる。したがって、第2の実施例の場合、パターンが露光される基板Wの表面11の平面(即ち図6a及び図6bに示す水平平面)における基板テーブルWTの必要な移動範囲は、第1の実施例の場合より狭い。
図6a及び図6bに示す構造の場合、放射ビーム検査構成では、放射ビーム検査装置30は、パターンが露光される基板Wの表面11と同じ平面に位置していない。詳細には、放射ビーム検査装置30は、基板の上部表面11から基板Wの厚さに等しい量だけ投影システムPSから離れている。したがって、制御システム20は、放射ビーム検査装置30によって提供されるデータから、リソグラフィ装置が基板露光構成で構成された場合に基板に露光されることになる放射のパターンを決定する際に、これを考慮することができる。アクチュエータPWは、別法又は追加として、基板が基板テーブルWT上に支持された場合に基板Wの上部表面11が位置することになる平面内に放射ビーム検査装置30が実際に位置するように、基板テーブルWTを垂直方向に移動させるように構成することも可能である。別法又は追加として、基板テーブルWTは、さらに、基板が基板テーブルWT上に支持された場合に基板Wの上部表面11が位置することになる平面内に放射ビーム検査装置30が位置することができるように、基板テーブルWTの少なくとも一部に対して少なくとも放射ビーム検査装置30を移動させるためのアクチュエータを備えることも可能である。
「実施例3」
図7a及び図7bは、本発明の第3の実施例による、それぞれ基板露光構成及び放射ビーム検査構成のリソグラフィ装置を示したものである。この第3の実施例の大部分は、第1及び第2の実施例に対応しており、簡潔にするために、以下、相違している部分についてのみ説明する。
この構造では、放射ビーム検査装置40は、リソグラフィ装置から取り外すことができ、また、基板Wに代わって基板テーブルWT上で支持することができる。したがって、基板露光構成では、基板テーブルWTは基板を支持し、放射ビーム検査構成では、基板テーブルWTは放射ビーム検査装置40を支持している。一例では、放射ビーム検査装置40は、必要に応じて基板Wと同じ方法で支持され、且つ、保持される。たとえば、放射ビーム検査装置40は、基板のサイズと同じサイズにすることができる。また、一例では、放射ビーム検査装置40の厚さは、基板が基板テーブル上で支持された場合に、基板Wの上部表面11が位置することになる平面と同じ平面内に放射ビーム検査装置40が位置するように、基板Wの厚さと同じ厚さである。別法又は追加として、基板テーブルを位置決めするためのアクチュエータPWは、放射ビーム検査装置40の垂直方向の位置を調整するために、第2の実施例と対応する仕方で基板テーブルの垂直方向の位置を調整するように構成される。別法又は追加として、基板テーブルWTは、基板テーブルWTの残りの部分に対する放射ビーム検査装置40の位置を調整するための追加アクチュエータを備えることも可能である。別法又は追加として、制御システム20は、基板が基板テーブル上に支持された場合の放射ビーム検査装置40の位置及び基板Wの上部表面11の位置のあらゆる相違を考慮することも可能である。
「実施例4」
図8a及び図8bは、本発明による、それぞれ基板露光構成及び放射ビーム検査構成の第4の実施例のリソグラフィ装置を示したものである。この第4の実施例の大部分は、第1、第2及び第3の実施例に対応しており、簡潔にするために、以下、相違している部分についてのみ説明する。
図に示されるように、このリソグラフィ装置は、投影システムPSによって投射される調節された放射のビームを制御する光学素子50を備えている。光学素子50は、図8aに示す、調節された放射のビームが基板テーブルWT上に支持されている基板Wに投射される第1の位置と、図8bに示す、調節された放射のビームが放射ビーム検査装置51へ導かれる第2の位置の間で切り換えることができる。したがって、光学素子を第1の位置と第2の位置の間で切り換えることによって、基板露光構成と放射ビーム検査構成の間でリソグラフィ装置を切り換えることができる。
図8a及び図8bに示すリソグラフィ装置の場合、光学素子50は、投影システムPSによって基板Wに投射される調節された放射のビームを妨害しないように、或いは調節された放射のビームを放射ビーム検査装置51に向けて反射させるべく回転させることができる平面反射器である。
また、このリソグラフィ装置は、平面反射器が第1の位置にある場合、調節された放射のビームが平面反射器によって必ず基板Wに向かって反射し、また、平面反射器が第2の位置にある場合、調節された放射のビームが必ず放射ビーム検査装置51に導かれるように構成することも可能であることは理解されよう。また、光学素子は、反射器の代わりに、回転可能なプリズムからなっていても良い。他の代替として、光学素子は、調節された放射のビームの方向を、電圧を印加することによって制御することができるように構成された電気光学材料から形成することも可能である。したがって、このリソグラフィ装置は、電気光学材料に第1の電圧が印加されると、調節された放射のビームが基板Wに導かれ、また、電気光学材料に第2の電圧が印加されると、調節された放射のビームが放射ビーム検査装置51に導かれるように構成することができる。
「実施例5」
図9は、本発明の一実施例による本発明の制御システム20を示したものである。本発明の第5の実施例の制御システムは、本発明の第1、第2、第3及び第4の実施例のうちの任意の実施例のリソグラフィ装置と組み合わせて使用することができることは理解されよう。
図に示すように、制御システム20は、基板に露光する必要のある放射のパターンに対応するデータを記憶する必要パターン・データ記憶装置61を有している。また、制御システム20は、基板(又は基板の一部)に必要なパターンと、放射ビーム検査装置60によって検出されるパターンを比較する修正コントローラ62を含んでいる。修正コントローラ62は、パターン形成装置PD上に設定されるパターンに対する必要な修正を決定し、且つ、基板に露光する必要のある、必要に応じて修正コントロール62によって変更されたパターンに対応するパターン・データを記憶する修正パターン・データ記憶装置63に修正パターンを出力している。アレイ・コントローラ64は、修正パターン・データ記憶装置63からの修正パターン・データを使用して、パターン形成装置PDにパターンを設定している。
「実施例6」
図10は、第1、第2、第3及び第4の実施例のうちの任意の実施例と共に使用することができる、本発明の他の実施例による制御システム20の代替構造を示したものである。
図9に示す第5の実施例の場合と同様、基板に露光する必要のある放射のパターンに対応するデータが必要パターン・データ記憶装置71に記憶される。修正コントローラ72は、上で説明したように、このデータと放射ビーム検査装置70からのデータを比較し、パターン形成装置PD上に設定されるパターンに対する必要な修正を決定している。制御システム20は、さらに、パターン形成装置PD上に設定される、修正コントローラ72によって決定されるパターンに対する修正を記憶するパターン修正データ記憶装置73を含んでいる。アレイ・コントローラ74は、必要パターン・データ記憶装置71からの、パターン修正データ記憶装置73に記憶されているデータに従って修正されたデータを使用して、パターン形成装置PD上にパターンを設定している。この第6の実施例の制御システムの利点は、完全な修正パターンではなく、パターンに対する修正のみが記憶されるため、必要な記憶容量がより小さいことである。
「実施例7」
上で説明したように、第1、第2、第3及び第4のいずれの実施例においても、リソグラフィ装置の動作に対する修正には、パターン形成装置PD上に設定されるパターンの修正に対する代替又は追加として、照明システムによって提供される放射の強度、照明システムによる放射ビームの条件付け、及び投影システムの1つ又は複数の設定のうちのいずれか1つ又は複数の変更を含むことができる。
図11は、本発明の他の実施例による制御システム20を示したものである。パターン形成装置に設定されるパターンが同じく調整される装置の場合、この実施例の制御システム20は、少なくとも上記2つの実施例の制御システムと組み合わせることができることは理解されよう。
図11に示すように、制御システム20は、必要パターン・データ記憶装置81、及び必要パターン・データと放射ビーム検査装置80からのデータを比較し、リソグラフィ装置の動作に対する必要な修正を決定する修正コントローラ82を含んでいる。リソグラフィ装置の動作に対する必要な変更に対応するデータ、或いはリソグラフィ装置の必要な設定に対応するデータは、システム設定データ記憶装置83に記憶される。制御システム20は、さらに、システム設定データ記憶装置83に記憶されているデータに従って、放射源SO、照明システムIL及び投影システムPSのうちの少なくとも1つの設定を制御するシステム・コントローラ84を有している。
結論
以上、本発明の様々な実施例について説明したが、以上の説明は単なる実施例を示したものにすぎず、本発明を何ら限定するものではないことを理解されたい。本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、本発明の形態及び細部に様々な変更を加えることができることは当業者には明らかであろう。したがって、本発明の見解及び範囲は、上で説明した例示的実施例によっては一切限定されず、唯一、特許請求の範囲の各請求項及びそれらの等価物によってのみ定義されるものとする。
特許請求の範囲の解釈に際しては、発明の開示及び要約書の節ではなく、実施例の節を使用するべく意図されていることを理解されたい。発明の開示及び要約書の節には、一人又は複数の発明者が意図している本発明の1つ又は複数の例示的実施例が示されているが、すべての例示的実施例が示されているわけではない。したがって発明の開示及び要約書の節には、本発明及び特許請求の範囲に対する限定は一切意図されていない。
本発明の実施例によるリソグラフィ装置を示す図である。 本発明の他の実施例によるリソグラフィ装置を示す図である。 図2に示す本発明の実施例を使用して基板にパターンを転送するモードを示す図である。 本発明の一実施例による光学エンジンの配置を示す図である。 本発明による、基板露光構成の本発明の第1の実施例のリソグラフィ装置を示す図である。 本発明による、放射ビーム検査構成の本発明の第1の実施例のリソグラフィ装置を示す図である。 本発明による、基板露光構成の本発明の第2の実施例のリソグラフィ装置を示す図である。 本発明による、放射ビーム検査構成の本発明の第2の実施例のリソグラフィ装置を示す図である。 本発明による、基板露光構成の本発明の第3の実施例のリソグラフィ装置を示す図である。 本発明による、放射ビーム検査構成の本発明の第3の実施例のリソグラフィ装置を示す図である。 本発明による、基板露光構成の本発明の第4の実施例のリソグラフィ装置を示す図である。 本発明による、放射ビーム検査構成の本発明の第4の実施例のリソグラフィ装置を示す図である。 本発明の実施例による、リソグラフィ装置のための制御システムを示す図である。 本発明の他の実施例による、リソグラフィ装置のための制御システムを示す図である。 本発明の他の実施例による、リソグラフィ装置のための制御システムを示す図である。

Claims (16)

  1. 個々に制御可能な複数のエレメントのアレイを含むパターン形成装置と、
    前記パターン形成装置からの調節された放射ビームを基板の目標部分に投射する投影システムと、
    前記調節された放射ビームの少なくとも一部を検査する放射ビーム検査装置と、
    基板に露光する必要のある必要パターンの少なくとも一部に対応するデータを記憶する必要パターン・データ記憶装置と、
    前記放射ビーム検査装置によって検出されるパターンと前記必要パターンの相違を判定し、且つ、前記相違を最小化するために必要な本リソグラフィ装置の少なくとも1つの動作の修正を決定する修正コントローラと、
    を備え、
    基板露光構成では、前記リソグラフィ装置が、前記調節された放射ビームを使用して前記基板に放射のパターンを露光し、
    放射ビーム検査構成では、前記放射ビーム検査装置が、前記リソグラフィ装置が前記基板露光構成であった場合に前記基板に露光されることになる前記放射のパターンを検査し、
    前記リソグラフィ装置の前記少なくとも1つの動作の修正が、前記個々に制御可能な複数のエレメントのアレイによって設定されるパターンに対する少なくとも1つの変更を含み、
    前記基板に露光されることになる前記放射のパターンを生成し、前記放射ビーム検査装置によって前記放射パターンを検査し、本リソグラフィ装置の少なくとも1つの動作の修正を決定するステップを、繰り返し実行することを特徴とするリソグラフィ装置。
  2. 前記放射ビーム検査装置が、前記基板を支持する基板テーブルに取り付けられている、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  3. 前記基板が、放射が投射される上部表面であって、前記基板テーブルによって基板が支持され、且つ、前記リソグラフィ装置が前記基板露光構成の時、実質的に第1の平面内に位置する上部表面を有し、
    前記放射ビーム検査装置が、前記基板テーブルの前記基板を支持する部分に隣接して前記基板テーブルに取り付けられ、
    前記リソグラフィ装置が、前記基板露光構成の場合に、前記投影システムが前記基板に前記調節された放射のビームを投射し、また、前記放射ビーム検査構成の場合に、前記投影システムが実質的に前記第1の平面に位置している前記放射ビーム検査装置に前記調節された放射のビームを投射するように、前記基板テーブルの少なくとも一部を前記投影システムに対して移動させるアクチュエータを有した、請求項2に記載のリソグラフィ装置。
  4. 基板が前記基板テーブルによって支持される時、前記基板が前記投影システムと前記放射ビーム検査装置の間の位置で支持されるように、前記放射ビーム検査装置が前記基板テーブルに取り付けられ、前記放射ビーム検査構成では、基板が前記位置に支持されない、請求項2に記載のリソグラフィ装置。
  5. 前記基板の代わりに前記放射ビーム検査装置が基板テーブル上で支持されている、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  6. 前記リソグラフィ装置が、
    前記投影システムによって投射される前記調節された放射ビームを制御する光学素子をさらに有し、前記光学素子が第1の設定に設定されると、前記基板テーブル上で支持されている基板に前記調節された放射のビームが投射され、また、前記光学素子が第2の設定に設定されると、前記放射ビーム検査装置に前記調節された放射のビームが投射される、請求項2に記載のリソグラフィ装置。
  7. 前記リソグラフィ装置の動作が、前記リソグラフィ装置が前記放射ビーム検査構成である間に、前記修正コントローラによって決定される修正に従って修正され、
    前記修正コントローラが、前記放射ビーム検査装置によって検出されるパターンと前記必要パターンの間に残留しているあらゆる相違を判定し、且つ、前記相違を最小化するために必要な前記リソグラフィ装置のさらなる動作の修正を決定する、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  8. 前記個々に制御可能な複数のエレメントのアレイによって設定されるパターンに対する前記少なくとも1つの変更が、パターン・フィーチャの追加、パターン・フィーチャの除去及びパターン・フィーチャの再サイズ化のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  9. 前記個々に制御可能な複数のエレメントのアレイが、前記調節された放射ビームの一部の強度が少なくとも3つの異なるレベルに設定されるように構築され、
    前記個々に制御可能な複数のエレメントのアレイによって設定されるパターンに対する前記少なくとも1つの変更が、前記放射のパターンの少なくとも一部における前記調節された放射ビームの強度の調整を含む、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  10. 前記基板に露光する必要のある前記パターンに対応する、前記修正コントローラによって決定される前記個々に制御可能な複数のエレメントのアレイによって設定されるパターンに対する前記少なくとも1つの変更に従って修正されるパターン・データを記憶する修正パターン・データ記憶装置をさら有し、前記個々に制御可能な複数のエレメントのアレイが、前記修正パターン・データ記憶装置に記憶されているパターン・データに従って設定される、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  11. 前記修正コントローラによって決定される前記個々に制御可能な複数のエレメントのアレイによって設定されるパターンに対する前記少なくとも1つの変更に対応するデータを記憶するパターン修正データ記憶装置をさらに有し、
    前記個々に制御可能な複数のエレメントのアレイが、前記必要パターン・データ記憶装置に記憶されている、前記パターン修正データ記憶装置に記憶されているデータによって修正された前記必要パターン・データに従って設定される、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  12. 前記リソグラフィ装置の前記少なくとも1つの動作の修正が、前記照明システムによって提供される前記放射ビームの強度の変更、前記照明システムによる前記放射ビームの調整の変更、及び前記投影システムの1つ又は複数の設定の変更のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  13. 前記照明システムによって提供される前記放射ビームの強度、前記照明システムによる前記放射ビームの調整、及び前記投影システムの1つ又は複数の設定のうちの少なくとも1つの前記変更に対応するデータを記憶するシステム設定データ記憶装置をさらに有し、
    前記リソグラフィ装置が、前記基板露光構成の場合に、前記システム設定データ記憶装置に記憶されているデータを使用するシステム・コントローラによって制御される、請求項12に記載のリソグラフィ装置。
  14. 前記基板に露光される前記必要パターンが、前記基板に形成する必要のあるパターン・フィーチャに対応する、前記基板の処理条件の変化によって生じる、前記基板に露光される放射のパターンと前記基板に形成されるパターン・フィーチャの間の相違の特性化に従って修正されるパターンである、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  15. 前記必要パターン・データ記憶装置が、前記基板に形成する必要のあるフィーチャのパターンの少なくとも一部、及び前記基板の処理条件の変化によって生じる、前記基板に露光される放射のパターンと前記基板に形成されるパターン・フィーチャの間の相違の特性化に対応するデータを記憶し、
    前記修正コントローラが、前記必要パターン・データ記憶装置に記憶されているデータから、前記基板に露光する必要のあるパターンを決定する、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  16. リソグラフィ装置を使用して基板にデバイスを形成するためにリソグラフィ装置の動作を最適化する方法であって、
    繰り返し実行される、
    個々に制御可能な複数のエレメントのアレイを含むパターン形成装置を使用して放射ビームを調節する工程と、
    前記調節された放射のビームが前記基板に投射された場合に基板に露光されることになる対応するパターンを決定するために、前記調節された放射ビームの少なくとも一部を検査する放射ビーム検査装置に前記調節された放射のビームを投射する工程と、
    前記基板に露光する必要のあるパターンと、前記放射ビーム検査装置によって決定されるパターンとの相違を最小化するために前記リソグラフィ装置の少なくとも1つの動作の修正を決定する工程と、
    を含み、
    前記リソグラフィ装置の前記少なくとも1つの動作の修正が、前記個々に制御可能な複数のエレメントのアレイによって設定されるパターンに対する少なくとも1つの変更を含むことを特徴とする方法。
JP2006232960A 2005-08-31 2006-08-30 リソグラフィ装置及びレチクル誘導cduを補償するデバイス製造方法 Active JP5112662B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/215,123 US20070046917A1 (en) 2005-08-31 2005-08-31 Lithographic apparatus and device manufacturing method that compensates for reticle induced CDU
US11/215,123 2005-08-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007065668A JP2007065668A (ja) 2007-03-15
JP5112662B2 true JP5112662B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=37442034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006232960A Active JP5112662B2 (ja) 2005-08-31 2006-08-30 リソグラフィ装置及びレチクル誘導cduを補償するデバイス製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US20070046917A1 (ja)
EP (1) EP1760530B1 (ja)
JP (1) JP5112662B2 (ja)
KR (1) KR100806826B1 (ja)
CN (2) CN1975579B (ja)
SG (1) SG130174A1 (ja)
TW (1) TWI347497B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070046917A1 (en) * 2005-08-31 2007-03-01 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method that compensates for reticle induced CDU
NL1036334A1 (nl) * 2007-12-28 2009-06-30 Asml Netherlands Bv Slm calibration.
CN101736405B (zh) * 2008-11-26 2012-01-11 中芯国际集成电路制造(北京)有限公司 提高多晶硅薄膜关键尺寸均匀度的方法
KR101681143B1 (ko) * 2010-07-19 2016-12-02 삼성디스플레이 주식회사 노광 장치 및 이를 이용한 노광 방법
DE102011113521A1 (de) * 2011-09-15 2013-01-03 Carl Zeiss Smt Gmbh Mikrolithographische Projektionsbelichtungsanlage
US9841579B2 (en) * 2013-09-27 2017-12-12 Exfo Inc. Multiple-fiber connector inspection
US20200096876A1 (en) * 2018-09-25 2020-03-26 Asml Us, Llc F/K/A Asml Us, Inc. Dose Map Optimization for Mask Making

Family Cites Families (61)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6333818A (ja) * 1986-07-29 1988-02-13 Canon Inc 半導体露光装置
DE68909075T2 (de) * 1988-03-16 1994-04-07 Texas Instruments Inc Spatialer Lichtmodulator mit Anwendungsverfahren.
US5523193A (en) * 1988-05-31 1996-06-04 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for patterning and imaging member
EP0527166B1 (de) * 1990-05-02 1995-06-14 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Förderung Der Angewandten Forschung E.V. Belichtungsvorrichtung
US5229872A (en) * 1992-01-21 1993-07-20 Hughes Aircraft Company Exposure device including an electrically aligned electronic mask for micropatterning
US6219015B1 (en) * 1992-04-28 2001-04-17 The Board Of Directors Of The Leland Stanford, Junior University Method and apparatus for using an array of grating light valves to produce multicolor optical images
JP3224041B2 (ja) * 1992-07-29 2001-10-29 株式会社ニコン 露光方法及び装置
US5729331A (en) * 1993-06-30 1998-03-17 Nikon Corporation Exposure apparatus, optical projection apparatus and a method for adjusting the optical projection apparatus
JPH07111235A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 Hitachi Ltd 露光方法および装置
JP3339149B2 (ja) * 1993-12-08 2002-10-28 株式会社ニコン 走査型露光装置ならびに露光方法
JPH088161A (ja) * 1994-06-20 1996-01-12 Mitsubishi Electric Corp 転写シミュレータ装置
JPH0868936A (ja) * 1994-08-31 1996-03-12 Toshiba Corp アフォ−カル結像光学装置およびその光学装置を用いたレ−ザ装置
US5677703A (en) * 1995-01-06 1997-10-14 Texas Instruments Incorporated Data loading circuit for digital micro-mirror device
US5530482A (en) * 1995-03-21 1996-06-25 Texas Instruments Incorporated Pixel data processing for spatial light modulator having staggered pixels
JPH0961709A (ja) * 1995-08-24 1997-03-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 変倍ビームエキスパンダ
EP0991959B1 (en) * 1996-02-28 2004-06-23 Kenneth C. Johnson Microlens scanner for microlithography and wide-field confocal microscopy
JPH1068905A (ja) * 1996-08-27 1998-03-10 Hitachi Metals Ltd 半導体レーザの発光パターン補正方法、補正用光学系及び固体レーザ装置
ATE216091T1 (de) 1997-01-29 2002-04-15 Micronic Laser Systems Ab Verfahren und gerät zur erzeugung eines musters auf einem mit fotoresist beschichteten substrat mittels fokusiertem laserstrahl
US6177980B1 (en) * 1997-02-20 2001-01-23 Kenneth C. Johnson High-throughput, maskless lithography system
SE509062C2 (sv) 1997-02-28 1998-11-30 Micronic Laser Systems Ab Dataomvandlingsmetod för en laserskrivare med flera strålar för mycket komplexa mikrokolitografiska mönster
KR100536209B1 (ko) * 1997-03-10 2006-04-28 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 2개의물체홀더를구비한위치결정장치
US6262796B1 (en) 1997-03-10 2001-07-17 Asm Lithography B.V. Positioning device having two object holders
US5982553A (en) * 1997-03-20 1999-11-09 Silicon Light Machines Display device incorporating one-dimensional grating light-valve array
AUPO615297A0 (en) * 1997-04-10 1997-05-08 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Imaging system and method
JPH1116808A (ja) * 1997-06-20 1999-01-22 Nkk Corp パターン露光装置及びそのパターン転写歪み補正方法
US6114071A (en) * 1997-11-24 2000-09-05 Asml Masktools Netherlands B.V. Method of fine feature edge tuning with optically-halftoned mask
SE9800665D0 (sv) * 1998-03-02 1998-03-02 Micronic Laser Systems Ab Improved method for projection printing using a micromirror SLM
CN1189774C (zh) * 1998-08-26 2005-02-16 中国科学院光电技术研究所 光学波前传感器
US6261728B1 (en) * 1998-10-19 2001-07-17 Vanguard International Semiconductor Corporation Mask image scanning exposure method
JP2000203768A (ja) * 1999-01-14 2000-07-25 Canon Inc シ―ト材再給送装置及び画像形成装置
US6379868B1 (en) * 1999-04-01 2002-04-30 Agere Systems Guardian Corp. Lithographic process for device fabrication using dark-field illumination
JP2001068399A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Nikon Corp 露光装置
JP2001135562A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Hitachi Ltd リソグラフィ装置
KR100827874B1 (ko) * 2000-05-22 2008-05-07 가부시키가이샤 니콘 노광 장치, 노광 장치의 제조 방법, 노광 방법, 마이크로 장치의 제조 방법, 및 디바이스의 제조 방법
US6515272B1 (en) * 2000-09-29 2003-02-04 Advanced Micro Devices, Inc. Method and apparatus for improving signal to noise ratio of an aerial image monitor
JP2002203768A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Toshiba Corp 露光方法、露光システム及び記録媒体
US6519760B2 (en) * 2001-02-28 2003-02-11 Asml Masktools, B.V. Method and apparatus for minimizing optical proximity effects
JP2002367900A (ja) * 2001-06-12 2002-12-20 Yaskawa Electric Corp 露光装置および露光方法
CN1582407A (zh) * 2001-09-12 2005-02-16 麦克罗尼克激光系统公司 使用空间光调制器的改进方法和装置
US6989603B2 (en) * 2001-10-02 2006-01-24 Guobiao Zhang nF-Opening Aiv Structures
KR100576752B1 (ko) * 2001-10-09 2006-05-03 에이에스엠엘 마스크툴즈 비.브이. 2차원 피처모델 캘리브레이션 및 최적화 방법
US6813003B2 (en) * 2002-06-11 2004-11-02 Mark Oskotsky Advanced illumination system for use in microlithography
JP3563384B2 (ja) * 2001-11-08 2004-09-08 大日本スクリーン製造株式会社 画像記録装置
US6618185B2 (en) * 2001-11-28 2003-09-09 Micronic Laser Systems Ab Defective pixel compensation method
CN1332267C (zh) * 2002-06-12 2007-08-15 Asml荷兰有限公司 光刻装置和器件的制造方法
JP2004063983A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Seiko Epson Corp 半導体製造装置及び半導体装置
SG137657A1 (en) * 2002-11-12 2007-12-28 Asml Masktools Bv Method and apparatus for performing model-based layout conversion for use with dipole illumination
US6870554B2 (en) * 2003-01-07 2005-03-22 Anvik Corporation Maskless lithography with multiplexed spatial light modulators
CN1573554A (zh) 2003-01-14 2005-02-02 Asml蒙片工具有限公司 用于接触孔掩模的光学逼近校正设计的方法
TWI290262B (en) 2003-01-14 2007-11-21 Asml Masktools Bv Method and apparatus for providing optical proximity features to a reticle pattern for deep sub-wavelength optical lithography
TWI334511B (en) * 2003-03-31 2010-12-11 Asml Masktools Bv Source and mask optimization
EP1469347A1 (en) * 2003-04-17 2004-10-20 ASML Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
EP1482373A1 (en) * 2003-05-30 2004-12-01 ASML Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
JP4563746B2 (ja) * 2003-06-30 2010-10-13 エーエスエムエル マスクツールズ ビー.ブイ. イメージ・フィールド・マップを利用して補助フィーチャを生成するための、方法、プログラム製品及び装置
US7355673B2 (en) * 2003-06-30 2008-04-08 Asml Masktools B.V. Method, program product and apparatus of simultaneous optimization for NA-Sigma exposure settings and scattering bars OPC using a device layout
US6995830B2 (en) * 2003-12-22 2006-02-07 Asml Netherlands B.V. Lithographic projection apparatus and device manufacturing method
US7133118B2 (en) * 2004-02-18 2006-11-07 Asml Netherlands, B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
JP2007522671A (ja) * 2004-02-25 2007-08-09 マイクロニック レーザー システムズ アクチボラゲット 光マスクレスリソグラフィにおいてパターンを露光し、マスクをエミュレートする方法
US7027130B2 (en) * 2004-04-28 2006-04-11 Advanced Micro Devices, Inc. Device and method for determining an illumination intensity profile of an illuminator for a lithography system
US7388647B2 (en) * 2005-01-06 2008-06-17 Asml Holding N.V. Method and system for real time uniformity feedback
US20070046917A1 (en) * 2005-08-31 2007-03-01 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method that compensates for reticle induced CDU

Also Published As

Publication number Publication date
KR20070026213A (ko) 2007-03-08
US20090219500A1 (en) 2009-09-03
JP2007065668A (ja) 2007-03-15
US8937705B2 (en) 2015-01-20
SG130174A1 (en) 2007-03-20
EP1760530B1 (en) 2011-10-12
TW200717187A (en) 2007-05-01
EP1760530A1 (en) 2007-03-07
CN1975579B (zh) 2012-07-04
CN1975579A (zh) 2007-06-06
CN102566324B (zh) 2016-09-14
CN102566324A (zh) 2012-07-11
TWI347497B (en) 2011-08-21
US20070046917A1 (en) 2007-03-01
KR100806826B1 (ko) 2008-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100756504B1 (ko) 리소그래피 장치 및 디바이스 제조방법
KR100832901B1 (ko) 리소그래피 장치 및 다중 노광 및 다중 노광 타입들을사용하는 디바이스 제조방법
JP2007194607A (ja) マスクレスの干渉露光ユニットを用いる露光装置及びデバイス製造方法
JP2006135332A (ja) リソグラフィシステムおよびデバイス製造方法
JP2008033329A (ja) リソグラフィシステムにおける最小寸法の不均一性を補償するシステムおよび方法
JP5112662B2 (ja) リソグラフィ装置及びレチクル誘導cduを補償するデバイス製造方法
JP2007133382A (ja) マルチレンズアレイのフィールド湾曲を補正するシステムおよび方法
KR100659256B1 (ko) 리소그래피장치 및 디바이스 제조방법
JP5210333B2 (ja) ピクセルグリッド描画と組み合わせた連続光ビームを使用するリソグラフィ装置およびデバイス製造方法
JP5261442B2 (ja) リソグラフィ投影装置
JP4499582B2 (ja) リソグラフィ装置及びデバイス製造方法
JP4814200B2 (ja) 高分解能露光ツールの像コントラストの強化
JP2007189220A (ja) パターニング用アレイの補償スキームを使用するリソグラフィ装置およびデバイス製造方法
JP5689539B2 (ja) リソグラフィ装置においてパターニングデバイスを制御する方法、デバイス製造方法、及びリソグラフィ装置
JP2007184575A (ja) 多数のミラーからなるコントラストデバイスにレーザトリミングを用いる露光装置及びデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100616

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121011

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5112662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250