JP5112345B2 - 綴具の変位体 - Google Patents

綴具の変位体 Download PDF

Info

Publication number
JP5112345B2
JP5112345B2 JP2009001977A JP2009001977A JP5112345B2 JP 5112345 B2 JP5112345 B2 JP 5112345B2 JP 2009001977 A JP2009001977 A JP 2009001977A JP 2009001977 A JP2009001977 A JP 2009001977A JP 5112345 B2 JP5112345 B2 JP 5112345B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binding
rod
binding rod
displacement body
knob
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009001977A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010120369A (ja
Inventor
莞二 田中
佳照 有本
光則 前田
洋行 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lihit Lab Inc
Original Assignee
Lihit Lab Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lihit Lab Inc filed Critical Lihit Lab Inc
Priority to JP2009001977A priority Critical patent/JP5112345B2/ja
Publication of JP2010120369A publication Critical patent/JP2010120369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5112345B2 publication Critical patent/JP5112345B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Description

この発明は、ファイリング用の綴具の変位体に関するものであり、特に、例えばセルリング式ノート又は綴じ穴のあるリーフを綴じるファイル・バインダ類に用いられる綴具を開閉するための変位体である。
従来、リング状の部材を用いて、穴の開いたリーフを綴じていたノートは、そのリングの形状に沿って、360°リーフを広げること、すなわち開くだけでなく、リーフを折り返しノートの表面側と裏面側とを重ねることができ、180度しか開かないノートと比して半分のスペースで活用することができた。しかし、このセルリング式ノートは、リーフの差し替えができない欠点があった。
一方、特許第3440356号及び実開平7−17578号の綴具を用いたノート、すなわちリーフを綴じる綴杆部が開閉可能なノートは、リーフの差し替えが可能である。
特開2000−141973号 特許第3440356号 実開平7−17578号
特開2000−141973号のリングノートは、差し替えができない。
そして、特許第3440356号の綴具は、複数の櫛部(2)を有する2本の主部材(1)からなる綴具であって、主部材(1a)の先端(7a)にスライド可能なリング部材(4)を設け、かつ、このリング部材(4)の内側の形状は主部材(1a)と主部材(1b)とを一体に合わせた外形とほぼ同一もしくは少し小さなものであり、リーフの差し換えのために、2本の主部材を分離した後に、複数の櫛部の先端の嵌合手段を嵌合するときに、多くの櫛部を嵌合するために比較的手間がかかった。
また、実開平7−17578号の綴具は、複数の綴環を起立した第1部材と第2部材とを共通の軸線で枢着している。したがって、第1部材と第2部材とは分離しないが、綴環15,17の基部に複数の綴環を連結する棒状の連結部を形成し、その連結部の内側面から張出部23を突設しているために、例えば、机の上に置いて綴具を開こうとしても、綴環の基部の外側が机の面に突き出たり、綴環が充分開かず、リーフの出し入れが比較的困難である。また、合成樹脂による一体成形は、製造用金型が複雑な構造となり、困難である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、リーフの差し換えをし易くするために綴杆を開き易くする綴具の変位体を提供することである。
この発明にかかる綴具の変位体は、複数の綴杆部と、前記綴杆部を構成する複数の綴杆を連結するための連結部とを備える綴具の綴杆を変位させるための変位体であって、前記綴杆部を構成する複数の綴杆は、前記連結部の長手方向に適宜な間隔をおいて、一対の連結部の各々から突設され、綴杆部は、前記綴杆の連結部に連設された基部とは反対側の自由端に、綴杆を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成され、綴杆のうち、対向する一方の複数の綴杆は、同時に、連結部の長手方向に変位させ且つ対向する他方の複数の綴杆の係止部から、脱係するように構成され、変位体は、少なくとも一方の綴杆に嵌挿されるための貫通孔を備える、表表紙と裏表紙であり、表表紙は、連結部の長手方向における一端に綴杆を開く方向に向けて突設された第1摘み部を備え、及び/又は、裏表紙は、前記表表紙の第1摘み部とは反対方向に向き綴杆を開く方向に向けて突設された第2摘み部を備え、前記変位体の貫通孔に綴杆を嵌挿され、連結部の長手方向に向けて変位させることによって、前記一方の綴杆を他方の綴杆との相対位置を変位させて、綴杆係止部を脱係させるように構成されている。
この発明の請求項2にかかる綴具変位体は、表表紙及び裏表紙であり、前記表表紙と裏表紙との間において綴杆に綴じ込まれた被綴じ物は、連結部の長さ方向における一端に、綴杆を開く方向側であって表表紙の面を摘むための第1切欠部が形成され、且つ、連結部の長さ方向における他端に、前記第1切欠部とは反対側で綴杆を開く方向側において裏表紙の面を摘むための第2切欠部が形成された、請求項1に記載の綴具の変位体である。
この発明の請求項3にかかる綴具の変位体は、一対の綴杆部と、前記一対の綴杆部を構成する複数の綴杆を連結するための一対の連結部と、前記一対の綴杆部を開閉させるときの中心となる軸部とを備える綴具の綴杆を変位させるための変位体であって、前記綴杆部は、前記軸部を中心にして左右に分かれた第1綴杆と第2綴杆とを備え、前記綴杆部を構成する複数の綴杆は、第1綴杆の綴杆と第2綴杆の綴杆とが向き合うように、前記連結部の長手方向に適宜な間隔をおいて、一対の連結部の各々から突設され、前第1綴杆及び第2綴杆は、複数の綴杆が、連結部に連設された綴杆の基部とは反対側の自由端に、第1綴杆及び第2綴杆を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成され、前記第1綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部と第2綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部とは、綴杆の自由端を離間させる綴杆の回転方向と交差する方向であって連結部の長手方向に変位させて、対向する第1綴杆又は第2綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部から、脱係するように構成され、第1綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて第1綴杆を移動させるための第1変位体が第1綴杆に添設され、且つ、第2綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて第2綴杆を移動させるための第2変位体が第2綴杆に添設され、第1変位体は、少なくとも第1綴杆複数の綴杆に嵌挿されるための貫通孔を備える、変位板体であり、第1綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて、第1摘み部が突き出されており、且つ、第2変位体は、少なくとも第2綴杆の複数の綴杆に嵌挿されるための貫通孔を備える、変位板体であり、第2綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて、第2摘み部が突き出されており、前記第1変位体の貫通孔に第1綴杆の綴杆を嵌挿され且つ第2変位体の貫通孔に第2綴杆の綴杆を嵌挿され、連結部の長手方向に向けて前記第1変位体の第1摘み部及び前記第2変位体の第2摘み部を変位させることによって、前記第1綴杆と第2綴杆との相対位置を変位させて、綴杆係止部を脱係させるように構成されている。
この発明の請求項4にかかる綴具変位体は、複数の綴杆部と、前記綴杆部を構成する複数の綴杆を連結するための連結部とを備える綴具の綴杆を変位させるための変位体であって、前記綴杆部は、前記連結部を中心にして左右に分かれた第1綴杆と第2綴杆とを備え、前記綴杆部を構成する複数の綴杆は、第1綴杆の綴杆と第2綴杆の綴杆とが向き合うように、前記連結部の長手方向に適宜な間隔をおいて、連結部の各々から突設され、前記第1綴杆及び第2綴杆は、複数の綴杆が、連結部に連設された綴杆の基部とは反対側の自由端に、第1綴杆及び第2綴杆を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成され、前記第1綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部と及び第2綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部とは、綴杆の自由端を離間させる綴杆の回転方向と交差する方向であって連結部の長手方向に変位させて、対向する第1綴杆又は第2綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部から、脱係するように構成され、第1綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて第1綴杆を移動させるための第1変位体が第1綴杆に添設され、且つ、第2綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて第2綴杆を移動させるための第2変位体が第2綴杆に添設され、第1変位体は、少なくとも第1綴杆の複数の綴杆に嵌挿されるための貫通孔を備える、変位板体であり、第1綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて、第1摘み部が突き出されており、且つ、第2変位体は、少なくとも第2綴杆の複数の綴杆に嵌挿されるための貫通孔を備える、変位板体であり、第2綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて、第2摘み部が突き出されており、前記第1変位体の貫通孔に第1綴杆の綴杆を嵌挿され且つ第2変位体の貫通孔に第2綴杆の綴杆を嵌挿され、連結部の長手方向に向けて前記第1変位体の第1摘み部及び前記第2変位体の第2摘み部を変位させることによって、前記第1綴杆と第2綴杆との相対位置を変位させて、綴杆係止部を脱係させるように構成されている。
この発明の請求項5にかかる綴具変位体においては、第1摘み部は、表表紙、裏表紙及び用箋の連結部の長さ方向における向こう側端縁で、綴具に綴じられる綴じ穴の近傍において切り欠かれてなる第1切欠部の領域に形成され、且つ、第2摘み部は、表表紙、裏表紙及び用箋の連結部の長さ方向における手前側端縁で、綴具に綴じられる綴じ穴の近傍において切り欠かれてなる第2切欠部の領域に形成された、請求項3又は請求項4に記載の綴具の変位体である。
この発明によれば、複数の綴杆部と、前記綴杆部を連結するための連結部とを備え、前記綴杆部を構成する綴杆は、前記連結部の長手方向に適宜な間隔をおいて、連結部から突設され、綴杆のうち、対向する一方の複数の綴杆を、同時に、連結部の長手方向に変位させ且つ対向する他方の複数の綴杆の係止部から、脱係するように構成された、綴具の綴杆を変位させるための変位体であって、少なくとも一方の綴杆に嵌挿されるための貫通孔を備え、前記貫通孔に綴杆を嵌挿され、連結部の長手方向に向けて変位させることによって、前記一方の綴杆を他方の綴杆との相対位置を変位させて、係止部を脱係させるように構成されているので、リーフの差し換えをし易くするために綴杆を開き易くする綴具の変位体を提供することができる。
請求項3及び請求項4の発明によれば、変位体は、綴じられる側に穿設された貫通孔を備え、該貫通孔に綴杆を嵌挿されて綴杆に沿って開閉自在に固定されているので、変位体を移動させることにより第1綴杆と第2綴杆とを開くことができる。
請求項1の発明によれば、変位体は、表表紙と裏表紙であり、表表紙は、連結部の長手方向における一端に綴杆を開く方向に向けて突設された第1摘み部を備え、裏表紙は、前記表表紙の第1摘み部とは反対方向に向き綴杆を開く方向に向けて突設された第2摘み部を備えているので、綴杆を開くときに、第1摘み部と第2摘み部とを相対移動させて、一度に綴じ具を開くことができる。
請求項2の発明によれば、変位体は、表表紙及び裏表紙であり、前記表表紙と裏表紙との間において綴杆に綴じ込まれた被綴じ物は、連結部の長さ方向における一端に、綴杆を開く方向側であって表表紙の面を摘むための第1切欠部が形成され、且つ、連結部の長さ方向における他端に、前記第1切欠部とは反対側で綴杆を開く方向側において裏表紙の面を摘むための第2切欠部が形成されているので、第1切欠部に指を入れて表表紙を摘み、且つ、第2切欠部に指を入れて裏表紙を摘み、表表紙と裏表紙とを相対移動させて、一度に綴じ具を開くことができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
この明細書及び特許請求の範囲において、リーフは、用紙、合成樹脂製ポケット、表紙等の被綴じ物の総称である。
図1は、この発明にかかる綴具を用いたノートの斜視図解図であり、図2は、この発明にかかる綴具の斜視図解図であり、(A)は全体の図で、(B)は部分的に拡大した図であり、図3は、この発明にかかる綴具の斜視図解図であり、(A)は全体の図で、(B)は部分的に拡大した図であり、(C)(D)は半割杆の図であり、図4は、第1綴具部材の斜視図解図であり、図5は、第2綴具部材の斜視図解図であり、図6は、この発明にかかる綴具を分解した状態における斜視図解図であり、図7は、閉じた状態における綴具の正面図解図であり、図8は、閉じた状態における綴具の背面図解図であり、図9は、図7A−A断面図解図であり、図10は、図7B−B断面図解図であり、図11は、開き始めた状態における綴具の正面図解図であり、図12は、開き始めた状態における綴具の背面図解図であり、図13は、開いた状態における綴具の正面図解図であり、図14は、開いた状態における綴具の背面図解図であり、図15は、図13A−A断面図解図であり、図16は、図13B−B断面図解図であり、図17は、ノートのリーフの開き方を示す平面図解図であり、(A)は閉じた状態の図で、(B)は半分捲った状態の図で、(C)は360度捲った状態の図である。
この発明の綴具10は、複数の綴杆部12と、前記綴杆部12を連結するための連結部14と、前記綴杆部12を構成する綴杆を開閉させるときの中心となる軸部16とを備える綴具であって、綴杆部12を捩って閉じている綴杆部12を開くことができるように構成されている。
この綴具10は、主として、一般的にセルリング式ノートと称されるノートに類似したノート用として構成され、綴具10の綴杆部12に沿ってリーフ110を回転させて360度広げること、すなわち綴杆部12に綴じられたリーフ110を綴杆に沿って捲り、360度捲りかえし、閉じたときに両端にあるリーフ110の表側と裏側とが軸部16を挟んで接し合うことができるように、構成されている。
通常、綴じ穴のある筆記する用紙の表側及び裏側に該用紙よりも比較的硬質の表紙が積層されており、この明細書及び特許請求の範囲においては、リーフ110の表側及び裏側には、用紙、合成樹脂製ポケット等の表面側の表表紙の表側と裏面側の裏表紙の裏側とを含まれる。
前記綴杆部12を構成する綴杆は、一対の綴杆が向き合うように、前記連結部14を構成する一対の連結部14の各々にその長手方向に適宜な間隔をおいて、連結部14の外側部ないし上側部から突設され、前記綴杆部12は、前記軸部16を中心にして左右に分かれた、対称形である第1綴杆20及び第2綴杆30を備える。
前記連結部14は、前記軸部16を中心にして左右に分かれた、対称形である第1連結部50及び第2連結部60を備え、第1連結部50及び第2連結部60は、向こう側から手前側に連続して長手方向に直線状にのびる略柱状である。
この実施の形態においては、第1綴杆20及び第1連結部50は、第1綴具部材18Aに形成され、第2綴杆30及び第2連結部60は、第2綴具部材18Bに形成され、第1綴具部材18Aと第2綴具部材18Bとは、対称形に形成されている。
前記連結部14は、綴杆部12に綴じられたリーフ110を第1綴杆20及び第2綴杆30に沿って捲り、360度捲りかえし、閉じたときに両端にあるリーフ110の表側と裏側とが軸部16を挟んで接し合うことができるように、下部において第1綴杆20及び第2綴杆30の基部と近接した位置に軸部16を連設されている。
前記軸部16は、前記連結部14(第1連結部50と第2連結部60)の長手方向にのびて一対の連結部14(第1連結部50と第2連結部60と)を連結し、前記第1綴杆20の自由端20bと第2綴杆30の自由端30bとを合わせて閉鎖するとき及び第1綴杆20の自由端20bと第2綴杆30の自由端30bとを離間させるときに回転中心となり、綴杆部12に綴じられたリーフ110を第1綴杆20及び第2綴杆30に沿って捲り、360度捲りかえすことができるように構成されている。
綴杆部12は、第1綴杆20及び第2綴杆30の連結部14に連設された基部20a及び基部30aとは反対側の自由端20b及び自由端30bに、第1綴杆20及び第2綴杆30を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成されている。すなわち、第1綴杆20は、基部20aとは反対側の頂部である自由端20bに第1綴杆の綴杆係止部22を形成され、第2綴杆30は、基部30aとは反対側の頂部である自由端30bに第2綴杆の綴杆係止部32を形成されている。
綴杆部12は、基部20a及び基部30aから頂部に至る高さ方向(垂直方向)と、第1綴杆20の外周部(外側部)から第2綴杆30の外周部(外側部)に至る幅方向(水平方向)とを備え、第1綴杆20及び第2綴杆30の厚さ(外周部と内周部との間の長さ)よりも、綴具の長さ方向における第1綴杆20及び第2綴杆30の幅の方が長い、断面長方形状である。そして、第1綴杆20及び第2綴杆30は、基部20a及び基部30aから頂部に至るまで、リーフ110を捲ることができるように、リーフ110の綴じ穴112に貫挿される形状に構成されている。
前記第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴杆係止部32は、係止する第1綴杆20及び第2綴杆30の回転方向と交差する方向に、すなわち軸部16の長手方向に第1綴杆20及び第2綴杆30を相対移動して、第1綴杆20及び第2綴杆30の先端を合わせて閉鎖するときに係止し又は第1綴杆20及び第2綴杆30の先端を離間させるときに脱係するように形成されている。
第1綴杆20は、閉じたときに略円環状の綴杆となるように、半円弧状の半割杆20Aから構成され、第2綴杆30は、閉じたときに略円環状の綴杆となるように、半円弧状の半割杆30Aから構成され、第1綴杆20と第2綴杆30とは、対向するように構成されている。
そして、リーフ110に予め穿設された綴じ穴112に挿通して、リーフ110を綴じることができるように、半割杆20Aと半割杆30Aとの先端、すなわち第1綴杆20及び第2綴杆30の頂部において、綴杆係止部22,32が形成されている。
第1綴杆20を構成する半割杆20Aと第2綴杆30を構成する半割杆30Aとは、半割杆20Aの第1綴杆の綴杆係止部22と、半割杆30Aの第2綴杆の綴杆係止部32とを係止することにより、略円環状に連結される。
そして、第1綴杆20と第2綴杆30とは、その第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴杆係止部32を外す方向に移動させることにより、第1の綴杆20側のリーフ110と第2綴杆30側のリーフ110とを逆方向に移動させて係止された第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴杆係止部32を外すことができるように構成されている。
第1綴杆20を構成する半割杆20Aの先端に形成された第1綴杆の綴杆係止部22を構成する先端の第1綴杆の凸部24及びその第1綴杆の凸部24に続く第1綴杆の凹部26と、第2綴杆30を構成する半割杆30Aの第2綴杆の綴杆係止部32を構成する先端の第2綴杆の凸部34及びその先端の第2綴杆の凸部34に続く第2綴杆の凹部36とは、第1綴杆20と第2綴杆30とを閉じたとき係合するように逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成されている。
すなわち、第1綴杆20を構成する半割杆20Aの先端に形成された第1綴杆の綴杆係止部22を構成する第1綴杆の凸部24は、手前側に向けて突き出されている。そして、その第1綴杆の凸部24に続く第1綴杆の凹部26は、向こう側に向けて凹んでいる。半割杆30Aの先端に形成された第2綴杆の綴杆係止部32を構成する第2綴杆の凸部34は、向こう側に向けて突き出されている。そして、その先端の第2綴杆の凸部34に続く第2綴杆の凹部36は、手前側に向けて凹んでいる。
第1綴杆20と第2綴杆30とを閉じたとき係合するように、第1綴杆の凸部24及び第1綴杆の凹部26と第2綴杆の凸部34及び第2綴杆の凹部36とは、逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成されている。
半割杆20Aの第1綴杆の綴杆係止部22を構成する第1綴杆の凸部24と半割杆30Aの第2綴杆の綴杆係止部32を構成する第2綴杆の凸部34とは、反対方向に向けて突き出し設けられている。
また、半割杆20Aの第1綴杆の綴杆係止部22を構成する第1綴杆の凹部26と半割杆30Aの第2綴杆の綴杆係止部32を構成する第2綴杆の凹部36とは、反対方向に向けて凹み形成されている。
前記第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴杆係止部32は、第1綴杆20及び第2綴杆30の回転方向と交差する方向に脱係しないように、第1綴杆20及び第2綴杆30の回転方向にのびる脱係防止部28及び脱係防止部38が形成されている。
脱係防止部28は、頂部側において手前側に向けて突き出る鉤鼻状係止凸部28aと、基部20a側において向こう側に向けて凹む係止凹部28bとを有し、自由端側の係止凸部28aから続いて基部20a側に係止凹部28bが形成されている。
脱係防止部38は、頂部側において向こう側に向けて突き出る鉤鼻状係止凸部38aと、基部30a側において手前側に向けて凹む係止凹部38bとを有し、自由端側の係止凸部38aから続いて基部30a側に係止凹部38bが形成されている。
第1綴杆20と第2綴杆30とを閉じたとき、脱係防止部28の係止凸部28aは脱係防止部38の係止凹部38bに嵌合され、脱係防止部38の係止凸部38aは脱係防止部28の係止凹部28bに嵌合され、係止凸部28aと係止凸部38aとは、第1綴杆20と第2綴杆30とを回転方向に引いたときに、突き当たる。
第1綴杆の綴杆係止部22の脱係防止部28は、第2綴杆の綴杆係止部32の上部に向けて突き出され、第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆の綴杆係止部32とを係合したときに、第2綴杆30が上方に向けて衝撃などにより移動することを防止している。
第2綴杆の綴杆係止部32の脱係防止部38は、第1綴杆の綴杆係止部22の上部に向けて突き出され、第2綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆の綴杆係止部32とを係合したときに、第1綴杆20が上方に向けて衝撃などにより移動することを防止している。
このように、この実施の形態においては、第1綴杆20及び第2綴杆30の頂部を指でねじることにより、第1綴具部材18Aの第1綴杆20を向こう側に移動させ且つ第2綴具部材18Bの第2綴杆30を手前側に移動させて、第1綴杆20の半割杆20Aの第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆30の半割杆30Aの第2綴杆の綴杆係止部32との係合を外すことができる。
なお、閉じるときにおいては、脱係防止部28の係止凸部28aと脱係防止部38の係止凸部38aとは、突き出たり滑りながら係止凹部38b及び係止凹部28bに嵌まるように、なだらかな傾斜面が自由端から形成されている。
前記連結部14を構成する第1綴具部材18Aの第1連結部50は、第1連結部50と第2連結部60とが向き合う領域である第1連結部の対向部56と、前記第1連結部の対向部56と相対し第1綴杆20が突設された第1連結部の外側部52と、前記第1連結部の対向部56と第1連結部の外側部52との間において前記第1連結部の対向部56及び第1連結部の外側部52に交差する面で、軸部16が連設された第1連結部の下側部58とを備える。
前記連結部14を構成する第2綴具部材18Bの第2連結部60は、第1連結部50と第2連結部60とが向き合う領域である第2連結部の対向部66と、前記第2連結部の対向部66と相対し第2綴杆30が突設された第2連結部の外側部62と、前記第2連結部の対向部66と第2連結部の外側部62との間において前記第2連結部の対向部66及び第2連結部の外側部62に交差する面で、軸部16が連設された第2連結部の下側部68とを備える。
この実施の形態においては、第1連結部50及び第2連結部60は、略四角柱状である。
そして、第1連結部の対向部56と第2連結部の対向部66とは、回転方向と直交し綴具10を閉じたときに垂直にすなわち高さ方向にのびる平面であって、図9及び図10に示すように綴具10を閉じたときに密着するように形成されている。
前記連結部14は、その側面に、第1綴杆20及び第2綴杆30の開き角度をリーフ110の挿入し易い角度、例えば約60〜70度に規制するための開き角規制部70及び開き角規制部72を形成されている。
第1綴具部材18Aの開き角規制部70は、第1連結部50の第1連結部の下側部58の第1受け部80に連続して形成された断面略半円弧状であり、第1連結部の下側部58から下方に向けてのびる接合面70aを備え、一方、第2綴具部材18Bの開き角規制部72は、第2連結部60の第2連結部の下側部68の第2受け部90に連続して形成された断面略半円弧状であり、第2連結部の下側部68から下方に向けてのびる接合面72aを備える。
そして、綴杆部12を閉じたときに、開き角規制部70の接合面70aと開き角規制部72の接合面72aとは、図9において示すように、略70度開いた傾斜面であって対向しており、綴杆部12を開いたときに、開き角規制部70の接合面70aと開き角規制部72の接合面72aとは、図15において示すように、接し合い、半割杆10Aと半割杆30Aの開き角度を、リーフ110の挿入しや易い角度に規制する。
前記軸部16は、シャフト部100の受け部とシャフト部100とを備える。
受け部は、第1連結部50に連設された第1受け部80と第2連結部60に連設された第2受け部90とから構成され、前記シャフト部100は、前記連結部14の長手方向に沿って、向こう側から手前側に連続してのび、第1綴具部材と第2綴具部材とを連結する。
前記第1受け部80及び第2受け部90は、前記綴杆部12及び/又は連結部14に連設され、シャフト部100を装填するための開口部(第1受け部80の開口部84及び第2受け部90の開口部94)を側面に形成され、前記半割杆20A及び半割杆30Aの先端を合わせて閉鎖するとき及び半割杆20A及び半割杆30Aの先端を離間させるときに回転中心となり、第1綴杆20及び第2綴杆30に綴じられたリーフ110を第1綴杆20及び第2綴杆30に沿って捲り、360度捲りかえすことができるように構成されている。
前記第1受け部80及び第2受け部90は、前記連結部14の長手方向に間欠的に形成され、半割杆20A及び半割杆30Aが前記シャフト部100を中心にして回転し且つ第1綴杆20及び第2綴杆30を開閉するときに長手方向に相対変位するように形成されている。
前記シャフト部100は、断面円形の棒状の金属棒である。それに対応して、前記第1受け部80及び第2受け部90は、全体が弧状で、その内側の円弧部86及び円弧部96に前記シャフト部100を装填され、且つその外側の上部において、前記半割杆20A及び半割杆30Aの張り出し方向とは反対方向に張り出すように、前記連結部14が連設されている。
この実施の形態においては、シャフト部100と第1受け部80及び第2受け部90とは別部材であり、第1受け部80は、合成樹脂により、第1綴具部材18Aと一体に形成され、第2受け部90は、合成樹脂により、第2綴具部材18Bと一体に形成されている。
そして、シャフト部100は、第1綴具部材18Aの最も向こう側の第1受け部80から、第2綴具部材18Bの最も手前側の第2受け部90に至るように、形成されている。
第1綴具部材18A側の第1受け部80は、シャフト部100に装填されたときに、隣接する第1受け部80の間に、第1収容部82を間欠的に形成され、第2綴具部材18B側の第2受け部90は、シャフト部100に装填されたときに、隣接する第2受け部90の間に、第2収容部92を間欠的に形成されている。
そして、第1綴杆20と第2綴杆30とを閉鎖したときに、軸部16の軸線上において、第1綴具部材18Aは、第1収容部82に第2綴具部材18Bの第2受け部90を収容させ、且つ、第2綴具部材18Bは、第2収容部92に第1綴具部材18Aの第1受け部80を収容させて、隣接する第1綴具部材18Aの第1受け部80と第2綴具部材18Bの第2受け部90との間及び隣接する第2綴具部材18Bの第2受け部90と第1綴具部材18Aの第1受け部80との間に適宜な間隔をあけて整列される。隣接する第1綴具部材18Aの第1受け部80と第2綴具部材18Bの第2受け部90との間及び隣接する第2綴具部材18Bの第2受け部90と第1綴具部材18Aの第1受け部80との間における適宜な間隔とは、第1綴杆20と第2綴杆30とを連結部14の長手方向すなわち手前側及び向こう側に向けて相対移動させて、第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆の綴杆係止部32とを脱係させるに必要な長さをいう。
それとともに、第1綴具部材18Aと第2綴具部材18Bとは、第1綴杆20と第2綴杆30とを開閉するときに半割杆20Aと半割杆30Aとを相対変位するように、前記シャフト部100に摺動自在に装填されている。
この実施の形態においては、第1綴具部材18Aの第1綴杆20を向こう側に移動させ且つ第2綴具部材18Bの2綴杆30を手前側に移動させて、閉じていた第1綴杆20と第2綴杆30とを開く。
この実施の形態においては、第1綴具部材18Aの向こう側の第1受け部80の開口部84は、向こう側が塞がれている。又、第2綴具部材18Bの手前側の第2受け部90の開口部94は、手前側が塞がれている。従って、シャフト部100の向こう側端は向こう側の第1受け部80により抜け出ることを防止され、シャフト部100の手前側端は手前側の第2受け部90により抜け出ることを防止される。
半割杆20Aの基部20aの外周部及び半割杆30Aの基部30aの外周部は、連結部14の下部と同じ位置に、その下部が位置するように形成され、軸部16の第1受け部80の外側及び第2受け部90の外側は、連結部14の下部と同じ位置に、その上部が位置するように形成されている。
この実施の形態においては、軸部16の第1受け部80は、開口部84が半割杆20Aの外周部に接し、軸部16の第2受け部90は、開口部94が半割杆30Aの外周部に接し、第1連結部50は、半割杆20Aの内周部から第1受け部80の開口部84までの間の高さを有し、第2連結部60は、半割杆30Aの内周部から第2受け部90の開口部94までの間の高さを有している。
前記連結部14の幅(幅方向における)は、軸部16の第1受け部80又は軸部16の第2受け部90の幅(幅方向における)の2分の1以下である。これは、第1連結部50の幅と第2連結部60の幅とを合わせた幅が、軸部16の第1受け部80及び軸部16の第2受け部90の幅と同等又はそれ以下の方が、リーフ110を360度捲りかえして、軸部16を挟んでリーフ110の表面と裏面とを比較的間隔をあけずに接し合わせることができるようにするためである。
前記第1連結部50の中央あたりに存する前記第1綴具部材18Aの第1収容部82と前記第2連結部60の中央あたりに存する第2綴具部材18Bの第2収容部92との間に、前記シャフト部100の長手方向にテンション(引張力又は圧縮力)をかける弾発部材102が、圧縮された状態で介装されている。弾発部材102は、鋼線をコイル形に巻いて作られたコイルバネにより形成され、筒形のコイルバネの輪の中にシャフト部100を挿通されている。
そして、弾発部材102は、その向こう側端が第2綴具部材18Bの第2受け部90の手前側端に接し、その手前側端が第1綴具部材18Aの第1受け部80の向こう側端に接して、復元力(均一な)によって第1綴具部材18Aを手前側に押し下げ且つ第2綴具部材18Bを向こう側に押し上げるように構成されている。
而して、弾発部材102は、綴杆部12を閉じているときには、第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆の綴杆係止部32とを係合させる方向に作用している。
その第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴杆係止部32を指で捩ることにより、係止された第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴杆係止部32を外すときには、弾発部材102の弾発力に抗して第1綴具部材18Aの第1綴杆20を向こう側に移動させ且つ第2綴具部材18Bの2綴杆30を手前側に移動させて、閉じていた第1綴杆20と第2綴杆30とを開く。
綴具10は、第1綴杆20及び第2綴杆30に、リーフ110の高さ方向に適宜な間隔をあけて連続して設けられた綴じ穴112を貫挿し、リーフ110の高さ方向にのびる綴じ代側端縁114の側に軸部16を位置させ、綴じ穴112と綴じ代側端縁114との間に第1綴杆20及び第2綴杆30が架け渡されるようにして、リーフ110を綴じ、ノートを形成する。
綴具10は、綴具10の長さ方向が、幅方向にのびる端縁に綴じ穴112を形成したリーフ110の幅方向にのびるように、リーフ110を綴じて、ノートを形成してもよい。
リーフ110は、表表紙116Aと、裏表紙116Bと、それらとの間に挟まれた筆記用の用箋116Cとを備えている。表表紙116A,裏表紙116B及び用箋116Cは、綴じ代側端縁に、貫通孔からなる綴じ穴112が形成されている。
表表紙116Aは、第1綴杆20の第1綴杆の綴杆係止部22を脱係する方向すなわち綴具10の長さ方向における向こう側(上方)に向けて、移動させる変位体を構成しており、その向こう側端縁(上端縁)の綴具10側近傍に第1摘み部116Aが突設されている。
第1摘み部116Aは、表表紙116Aの綴具10側隅部の向こう側端縁(上端)より、表表紙116Aを第1綴杆20の第1綴杆の綴杆係止部22を脱係する方向である向こう側(上方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視半円形突片である。
第1摘み部116Aは、表表紙116Aと一体に形成されている。第1摘み部116Aは、表表紙116Aの上端と平行に形成された直線状折曲部116Aにおいて内側に向けて折り曲げることができるように構成され、表表紙116Aの上端縁より突出することがないように構成されている。
裏表紙116Bは、第2綴杆30の第2綴杆の綴杆係止部32を脱係する方向すなわち綴具10の長さ方向における手前側(下方)に向けて、移動させる変位体を構成しており、その手前側端縁(下端縁)の綴具10側近傍に第2摘み部116Bが突設されている。
第2摘み部116Bは、裏表紙116Bの綴具10側隅部の手前側端縁(下端)より、裏表紙116Bを第2綴杆30の第2綴杆の綴杆係止部32を脱係する方向である手前側(下方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視半円形突片である。
第2摘み部116Bは、裏表紙116Bと一体に形成されている。第2摘み部116Bは、裏表紙116Bの下端と平行に形成された直線状折曲部116Bにおいて内側に向けて折り曲げることができるように構成され、裏表紙116Bの下端縁より突出することがないように構成されている。
用箋116Cは、表表紙116A及び裏表紙116Bより、リーフ110の高さ方向における長さがわずかに短く形成されており、第1摘み部116Aは、用箋116Cの上端縁より向こう側(上方)に向けて突き出ている。また、同様に第2摘み部116Bは、用箋116Cの下端縁より手前側(下方)に向けて突き出ている。
第1綴杆20と第2綴杆30とを開くときにおいては、例えば、左手の人差し指と親指とによって第1摘み部116Aを摘み向こう側(上側)に引っ張り、同時に、右手の人差し指と親指とによって、第2摘み部116Bを摘み手前側(下側)に引っ張り、第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆の綴杆係止部32との係合を外し、且つ、第1摘み部116Aを幅方向に回転させて開くとともに、第2摘み部116Bを幅方向に回転させて開く。このとき、第1摘み部116Aは、第1綴杆20の開く側である表側に引っ張って第1綴杆20を回転させ、第2摘み部116Bは、第2綴杆30の開く側である裏側に引っ張って第2綴杆30を回転させる。
綴具10に綴じられたリーフ110の表紙の間に挟まれた用箋は、図17において示すように、軸部16側に向けて捲りかえされ、閉じられて積層されていたときのリーフの表側110aとリーフの裏側110bとを軸部16を挟んで接し合わせるようにして、筆記等に用いることができる。
この発明の実施の形態によれば、綴杆部12及び連結部14は、一対の第1綴具部材18A及び第2綴具部材18Bの各々に形成され、前記綴杆部12を構成する綴杆20,30は、第1綴具部材18A側の第1綴杆20と第2綴具部材18B側の第2綴杆30とが向き合うように、前記連結部14の長手方向に適宜な間隔をおいて、連結部14の外側部ないし上側部から突設されているので、綴杆部12を開いたときに綴杆部12の最下部が例えば机の天板等の表面に接地して水平安定し易く、且つ綴杆部12を適宜な角度に開き易い。
この発明の実施の形態によれば、綴杆部12は、前記軸部16を中心にして左右に分かれた、対称形である第1綴杆20及び第2綴杆30を備え、前記連結部14は、前記軸部16を中心にして左右に分かれた、対称形である第1連結部50及び第2連結部60を備えているので、同一の金型で左右の部材を成形することができ、製造がし易い。
この発明の実施の形態によれば、連結部14は、向き合う第1連結部50及び第2連結部60の対向部56,66と、前記対向部56,66と相対し綴杆20,30が突設された外側部52,62と、前記対向部56,66と外側部52,62との間において前記対向部56,66及び外側部52,62に交差する面で、軸部16が連設された下側部58,68とを備えているので、第1連結部の対向部56と第2連結部の対向部66とは、回転方向と直交し綴具10を閉じたときに垂直にすなわち高さ方向にのびる平面であって、綴具10を閉じたときに密着するように形成すれば、綴具10を閉じたときに第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆の綴杆係止部32との係合状態を安定的に保つことができ、綴杆部12を構成する第1綴杆20と第2綴杆30とにより構成される円環状の径を縮むように作用することを少なくすることができる。
この発明の実施の形態によれば、受け部80,90は、前記連結部14の長手方向に間欠的に形成され、綴杆部12が前記シャフト部100を中心にして回転し且つ綴杆部12を開閉するときに長手方向に相対変移するように形成されているので、複数の綴杆20,30で構成される綴杆部12を一度に開閉させることができる。
この発明の実施の形態によれば、シャフト部100は、断面円形の棒状であり、前記受け部80,90は、全体が弧状で、その内側の円弧部に前記シャフト部100を装填され、且つその外側の上部において、前記綴杆20,30の張り出し方向とは反対方向に張り出すように、前記連結部14が連設されているので、複数の綴杆20,30で構成される綴杆部12を一度に開閉させることができ、且つ、綴杆部12の最下部が例えば机の天板等の表面に接地して水平安定し易く、且つ綴杆部12を適宜な角度に開き易い。
この発明の実施の形態によれば、綴杆20,30の基部20a,30aは、連結部14の下部と同じ位置に、下部が位置するように形成され、軸部16の受け部80,90は、連結部14の下部と同じ位置に、上部が位置するように形成されているので、綴杆部12を開いたときに綴杆部12の最下部が例えば机の天板等の表面に接地して水平に安定し易く、且つ綴杆部12を適宜な角度に開き易い。
この発明の実施の形態によれば、連結部14の幅は、軸部16の幅の2分の1以下であるので、軸部16の幅よりはみ出すことがなく、リーフ110を綴杆20,30に沿って捲り、360度開いたときにリーフ110の表側と裏側との間の隙間が少なく、比較的平坦となり、筆記もし易い。
この発明の実施の形態によれば、軸部16の受け部80,90は、受け部80,90の開口部84,94が綴杆20,30の外周部に接し、連結部14は、綴杆20,30の内周部から受け部80,90の開口部84,94までの間の高さを有するので、リーフ110を綴杆20,30に沿って捲り、360度開いたときにリーフの表側110aと裏側110bとの間の隙間が少なく、比較的平坦となり、筆記もし易い。
この発明の実施の形態によれば、綴杆係止部22,32は、綴杆20,30の回転方向において係止及び脱係するように、第1綴杆20の凸部24及び凹部26と第2綴杆30の凹部36及び凸部34とが係合するように構成され、且つ、綴杆部12を閉じたとき、綴杆20,30の回転方向及び回転方向と交差する方向に脱係しないように綴杆20,30の回転方向と交差する方向にのびる脱係防止部28,38が形成されているので、綴杆20,30の回転方向及び回転方向と交差する方向に、閉じられた綴杆の綴杆係止部22,32が脱係しにくい。
この発明の実施の綴具10は、その綴杆部12に、リーフ110の綴じ穴112を貫挿させて綴じられた、ノートを構成でき、又、表表紙と裏表紙と背表紙とを備えた表紙に固定して、ファイル・バインダ類を構成できる。
この発明は、前記実施の形態に限らず、この発明の思想に基づき種々変更することができる。
図20は、前記実施の形態の変形例である綴具の斜視図解図である。
この綴具210は、複数の綴杆部212と、前記綴杆部212を連結するための連結部214と、前記綴杆部212を構成する第1綴杆220と第2綴杆230とを開閉させるときの中心となるシャフト部300を有する軸部216とを備える。
前記綴杆部212を構成する綴杆は、一対の第1綴杆220と第2綴杆230とが向き合うように、前記連結部214を構成する一対の第1連結部250と第2連結部260との各々に、その長手方向に適宜な間隔をおいて、連結部214の外側部ないし上側部から突設されている。
前記連結部214は、綴杆部212に綴じられたリーフ110を第1綴杆220及び第2綴杆230に沿って捲り、360度捲りかえし、閉じたときに両端にあるリーフ110の表側と裏側とが軸部216を挟んで接し合うことができるように、下部において第1綴杆220及び第2綴杆230の基部と近接した位置に軸部216を連設されている。
前記軸部216は、分離された、第1受け部280及び第1収容部282と第2受け部290及び第2収容部292とを備えており、前記連結部214の長手方向にのびて一対の第1連結部250と第2連結部260とを連結し、前記第1綴杆220と第2綴杆230との先端を合わせて閉鎖するとき及び第1綴杆220と第2綴杆230との先端を離間させるときに回転中心となり、綴杆部212に綴じられたリーフ110を綴杆に沿って捲り、360度捲りかえすことができるように構成されている。
第1綴杆220及び第2綴杆230の基部は、第1連結部250及び第2連結部260の下部と同じ位置に、その第1綴杆220及び第2綴杆230の外周部の下部が位置するように形成され、軸部216を構成する第1受け部280及び第2受け部290は、第1連結部250及び第2連結部260の下部と同じ位置に、その上部が位置するように形成されている。
図21は、この発明にかかる別の実施の形態である綴具の斜視図解図であり、図22は、この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図21図示綴具の開き方を示す平面図解図であり、図23は、この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図21図示綴具の開き方を示す平面図解図である。
リーフ1110は、表表紙1116Aと、裏表紙1116Bと、それらとの間に挟まれた筆記用の用箋1116Cとを備えている。表表紙1116A,裏表紙1116B及び用箋1116Cは、綴じ代側端縁に貫通孔からなる綴じ穴1112が形成されている。
表表紙1116Aは、第1綴杆20の第1綴杆の綴杆係止部22を脱係する方向すなわち綴具10の長さ方向における向こう側(上方)に向けて、移動させる変位体を構成しており、その向こう側端縁(上端縁)の綴具10側近傍に第1摘み部1116Aが形成されている。
第1摘み部1116Aは、表表紙1116Aの綴具10側隅部の向こう側端縁(上端)より、表表紙1116Aを第1綴杆20の第1綴杆の綴杆係止部22を脱係する方向である向こう側(上方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視略方形状部分である。
第1摘み部1116Aは、表表紙1116Aと一体に形成されている。
裏表紙1116Bは、第2綴杆30の第2綴杆の綴杆係止部32を脱係する方向すなわち綴具10の長さ方向における手前側(下方)に向けて、移動させる変位体を構成しており、その手前側端縁(下端縁)の綴具10側近傍に第2摘み部1116Bが突設されている。
第2摘み部1116Bは、裏表紙1116Bの綴具10側隅部の手前側端縁(下端)より、裏表紙1116Bを第2綴杆30の第2綴杆の綴杆係止部32を脱係する方向である手前側(下方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視略方形状部分である。
第2摘み部1116Bは、裏表紙1116Bと一体に形成されている。
用箋1116Cは、表表紙1116A及び裏表紙1116Bより、リーフ1110の高さ方向における長さがわずかに短く形成されている。
用箋1116Cは、第1摘み部1116Aの領域を指で挟んで摘むために、連結部14の長さ方向における向こう側端縁(上端縁)で綴具10に綴じられる綴じ穴1112の近傍に、用箋の一部を切り欠かれてなる第1切欠部1116Cを形成されている。
すなわち、表表紙1116Aの第1摘み部1116Aと用箋1116Cの第1切欠部1116Cとが協働して、変位体を構成し、裏表紙1116Bの第2摘み部1116Bと用箋1116Cの第2切欠部1116Cとが協働して、変位体を構成している。
用箋1116Cは、第2摘み部1116Bの領域を指で挟んで摘むために、連結部14の長さ方向における手前側端縁(下端縁)で綴具10に綴じられる綴じ穴1112の近傍に、用箋の一部を切り欠かれてなる第2切欠部1116Cを形成されている。
すなわち、表表紙1116Aの第1摘み部1116Aと用箋1116Cの第1切欠部1116Cとが協働して、変位体を構成し、裏表紙1116Bの第2摘み部1116Bと用箋1116Cの第2切欠部1116Cとが協働して、変位体を構成している。
第1綴杆20と第2綴杆30を開くときにおいては、例えば、左手の人差し指と親指によって、第1摘み部1116Aを摘み向こう側(上側)に引っ張り、同時に右手の人差し指と親指とによって第2摘み部1116Bを摘み手前側(下側)に引っ張り、第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆の綴杆係止部32との係合を外し、且つ、第1摘み部1116Aを幅方向に回転させて開くとともに第2摘み部1116Bを幅方向に回転させて開く。このとき、第1摘み部1116Aは、第1綴杆20の開く側である表側に引っ張って第1綴杆20を回転させ、第2摘み部1116Bは、第2綴杆30の開く側である裏側に引っ張って第2綴杆30を回転させる。
図24は、この発明にかかる別の実施の形態である綴具の斜視図解図であり、図25は、この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図24図示綴具の開き方を示す平面図解図であり、図26は、この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図24図示綴具の開き方を示す平面図解図である。
リーフ110は、表表紙116Aと、裏表紙116Bと、それらとの間に挟まれた筆記用の用箋116Cとを備えている。表表紙116A,裏表紙116B及び用箋116Cは、綴じ代側端縁に、貫通孔からなる綴じ穴112が形成されている。
表表紙116Aの外側(表側)には、第1綴杆20の第1綴杆の綴杆係止部22を脱係する方向すなわち綴具10の長さ方向における向こう側(上方)に向けて、移動させる変位体を構成している、平面視略長方形状の第1変位板体2116Aが添設されている。そして、第1変位板体2116Aは、その向こう側端縁(上端縁)の綴具10側近傍に第1摘み部2116A1が形成されている。
第1摘み部2116A1は、表表紙116Aの綴具10側隅部の向こう側端縁(上端)より、表表紙116Aを第1綴杆20の第1綴杆の綴杆係止部22を脱係する方向である向こう側(上方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視略方形状突片である。
第1摘み部2116A 1 は、第1変位板体2116Aの一部分で形成され、第1変位板体2116Aと一体に形成されている。
裏表紙116Bの外側(裏側)には、第2綴杆30の第2綴杆の綴杆係止部32を脱係する方向すなわち綴具10の長さ方向における手前側(下方)に向けて、移動させる変位体を構成している平面視長方形状の第2変位体2116Bが添設されている。そして、第2変位体2116Bは、その手前側端縁(下端縁)の綴具10側近傍に第2摘み部2116B 1 が形成されている。
第2摘み部2116B1は、裏表紙116Bの綴具10側隅部の手前側端縁(下端)より、裏表紙116Bを第2綴杆30の第2綴杆の綴杆係止部32を脱係する方向である手前側(下方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視略方形状突片である。
第2摘み部2116B1は、第2変位体2116Bの一部分で構成され、第2変位板体2116Bと一体に形成されている。
第1変位板体2116Aは、その綴じ代側端縁に穿設された綴じ穴2112Aに第1綴杆20を貫挿することにより、表表紙116Aの表面側に添設され、第2変位板体2116Bは、その綴じ代側端縁に穿設された綴じ穴2112Bに第2綴杆30を貫挿することにより、裏表紙116Bの裏側に添設されている。
用箋116Cは、表表紙116A及び裏表紙116Bより、リーフ110の高さ方向における長さがわずかに短く形成されており、第1摘み部2116A 1 は、表表紙116Aの上端縁より向こう側(上方)に向けて突き出ている。また、同様に第2摘み部2116B 1 は、裏表紙116Bの下端縁より手前側(下方)に向けて突き出ている。
第1綴杆20と第2綴杆30とを開くときにおいては、例えば、左手の人差し指と親指とによって第1変位板体2116Aを摘み向こう側(上側)に引っ張り、同時に、右手の人差し指と親指とによって、第2変位板体2116Bを摘み手前側(下側)に引っ張り、第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆の綴杆係止部32との係合を外し、且つ、第1変位板体2116Aを幅方向に回転させて開くとともに、第2変位板体2116Bを幅方向に回転させて開く。このとき、第1変位板体2116Aは、第1綴杆20の開く側である表側に引っ張って第1綴杆20を回転させ、第2変位板体2116Bは、第2綴杆30の開く側である裏側に引っ張って第2綴杆30を回転させる。
図27は、この発明にかかる別の実施の形態である綴具の図24図示図解図であり、(A)は斜視図解図であり、(B)は図(A)のB方向矢視図解図であり、図28は、この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図27図示綴具の開き方を示す平面図解図であり、図29は、この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図27図示綴具の開き方を示す平面図解図である。
この発明にかかる別の綴具510は、複数の綴杆部512と、前記綴杆部512を連結するための連結部514とを備える綴具であって、綴杆部512を連結部514の長さ方向に変位させて閉じている綴杆部512を開くことができるように構成されている。
綴具510は、綴杆部512と連結部514とを、比較的弾力性を有する合成樹脂で一体成形されている。
この綴具510は、図27及び28において示すように、主として、一般的にセルリング式ノートと称されるノートに類似したノート用として構成され、綴具510の綴杆部512に沿ってリーフ110を回転させて360度広げること、すなわち綴杆部512に綴じられたリーフ110を綴杆に沿って捲り、360度捲りかえし、閉じたときに両端にあるリーフ110の表側と裏側とが軸部516を挟んで接し合うことができるように、構成されている。
通常、綴じ穴のある筆記する用紙の表側及び裏側に該用紙よりも比較的硬質の表紙が積層されており、この明細書及び特許請求の範囲においては、リーフ110の表側及び裏側には、用紙、合成樹脂製ポケット等の表面側の表表紙の表側と裏面側の裏表紙の裏側とを含まれる。
前記綴杆部512を構成する綴杆は、一対の綴杆が向き合うように、前記連結部514を構成する一対の連結部514の各々にその長手方向に適宜な間隔をおいて、連結部514の外側部ないし上側部から突設され、前記綴杆部512は、前記軸部516を中心にして左右に分かれ、対向する第1綴杆520と第2綴杆530とを備える。
前記連結部514は、向こう側から手前側に連続して長手方向に直線状にのびる略柱状である。
この実施の形態においては、第1綴杆520は、長く形成され、第2綴杆530は、短く形成され、第1綴杆520の方が第2綴杆530と比較してより弾力性を有し変位させ易いように形成されている。
前記連結部514は、綴杆部512に綴じられたリーフ110を第1綴杆520及び第2綴杆530に沿って捲り、360度捲りかえし、閉じたときに両端にあるリーフ110の表側と裏側とが連結部514を挟んで接し合うことができるように、下部において第1綴杆520及び第2綴杆530の基部と近接した位置に連設されている。
前記連結部514は、前記第1綴杆520の自由端520bと第2綴杆530の自由端530bとを合わせて閉鎖するとき及び第1綴杆520の自由端520bと第2綴杆530の自由端530bとを離間させるときに回転中心となり、綴杆部512に綴じられたリーフ110を第1綴杆520及び第2綴杆530に沿って捲り、360度捲りかえすことができるように構成されている。
綴杆部512は、第1綴杆520及び第2綴杆530の連結部514に連設された基部520a及び基部530aとは反対側の自由端520b及び自由端530bに、第1綴杆520及び第2綴杆530を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成されている。すなわち、第1綴杆520は、基部520aとは反対側の頂部である自由端520bに第1綴杆の綴杆係止部522を形成され、第2綴杆530は、基部530aとは反対側の頂部である自由端530bに第2綴杆の綴杆係止部532を形成されている。
この実施の形態の第1綴杆の綴杆係止部522及び第2綴杆の綴杆係止部532は、前記実施の形態の第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴杆係止部32と同じような構成である。
綴杆部512は、基部520a及び基部530aから頂部に至る高さ方向(垂直方向)と、第1綴杆520の外周部(外側部)から第2綴杆530の外周部(外側部)に至る幅方向(水平方向)とを備え、第1綴杆520及び第2綴杆530の厚さ(外周部と内周部との間の長さ)よりも、綴具の長さ方向における第1綴杆520及び第2綴杆530の幅の方が長い、断面長方形状である。そして、第1綴杆520及び第2綴杆530は、基部520a及び基部530aから頂部に至るまで、リーフ110を捲ることができるように、リーフ110の綴じ穴112に貫挿される形状に構成されている。
前記第1綴杆の綴杆係止部522及び第2綴杆の綴杆係止部532は、係止する第1綴杆520及び第2綴杆530の回転方向と交差する方向に、すなわち連結部514の長さ方向に第1綴杆520と第2綴杆530とを相対移動して、第1綴杆520及び第2綴杆530の先端を合わせて閉鎖するときに係止し又は第1綴杆520及び第2綴杆530の先端を離間させるときに脱係するように形成されている。
第1綴杆520は、閉じたときに略円環状の綴杆となるように、半円弧状の半割杆520Aから構成され、第2綴杆530は、閉じたときに略円環状の綴杆となるように、半円弧状の半割杆530Aから構成され、第1綴杆520と第2綴杆530とは対向するように構成されている。
そして、リーフ110に予め穿設された綴じ穴112に挿通して、リーフ110を綴じることができるように、半割杆520Aと半割杆530Aとの先端、すなわち第1綴杆520及び第2綴杆530の頂部において、綴杆係止部522,532が形成されている。
第1綴杆520を構成する半割杆520Aと第2綴杆530を構成する半割杆530Aとは、半割杆520Aの第1綴杆の綴杆係止部522と、半割杆530Aの第2綴杆の綴杆係止部532とを係止することにより、略円環状に連結される。
第1綴杆520及び第2綴杆530は、無負荷時すなわち成形時においては、第1綴杆の綴杆係止部522と第2綴杆の綴杆係止部532とが係合しないでわずかに開いた状態になるように、構成されている。
綴杆部512を閉じるときにおいては、第1綴杆520の第1綴杆の綴杆係止部522と第2綴杆530の第2綴杆の綴杆係止部532とを係合させて、略円環状となるように構成されている。
そして、綴杆部512を開くときにおいては、第1綴杆520と第2綴杆530とは、第1綴杆520及び第2綴杆530に嵌挿されたリーフ110を連結部514の長さ方向において第1綴杆の綴杆係止部522と第2綴杆の綴杆係止部532とが外れる方向すなわち逆方向に引っ張ることにより、係止された第1綴杆の綴杆係止部522と第2綴杆の綴杆係止部532とを外すことができるように構成されている。
リーフ110は、綴杆部512を開くときに第1綴杆520と第2綴杆530とを変位させる変位体を構成している。
第1綴杆520を構成する半割杆520Aの先端に形成された第1綴杆の綴杆係止部522を構成する先端の第1綴杆の凸部524及びその第1綴杆の凸部524に続く第1綴杆の凹部526と、第2綴杆530を構成する半割杆530Aの第2綴杆の綴杆係止部532を構成する先端の第2綴杆の凸部534及びその先端の第2綴杆の凸部534に続く第2綴杆の凹部536とは、第1綴杆520と第2綴杆530とを閉じたとき係合するように逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成されている。
すなわち、第1綴杆520を構成する半割杆520Aの先端に形成された第1綴杆の綴杆係止部522を構成する第1綴杆の凸部524は、手前側に向けて突き出されている。そして、その第1綴杆の凸部524に続く第1綴杆の凹部526は、向こう側に向けて凹んでいる。半割杆530Aの先端に形成された第2綴杆の綴杆係止部532を構成する第2綴杆の凸部534は、向こう側に向けて突き出されている。そして、その先端の第2綴杆の凸部534に続く第2綴杆の凹部536は、手前側に向けて凹んでいる。
第1綴杆520と第2綴杆530とを閉じたとき係合するように、第1綴杆の凸部524及び第1綴杆の凹部526と第2綴杆の凸部534及び第2綴杆の凹部536とは、逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成されている。
半割杆520Aの第1綴杆の綴杆係止部522を構成する第1綴杆の凸部524と半割杆530Aの第2綴杆の綴杆係止部532を構成する第2綴杆の凸部534とは、反対方向に向けて突き出し設けられている。
また、半割杆520Aの第1綴杆の綴杆係止部522を構成する第1綴杆の凹部526と半割杆530Aの第2綴杆の綴杆係止部532を構成する第2綴杆の凹部536とは、反対方向に向けて凹み形成されている。
前記第1綴杆の綴杆係止部522及び第2綴杆の綴杆係止部532は、第1綴杆520及び第2綴杆530の回転方向及び回転方向と交差する方向に脱係しないように、第1綴杆520及び第2綴杆530の回転方向と交差する方向にのびる脱係防止部528及び脱係防止部538が形成されている。
脱係防止部528は、頂部側において手前側に向けて突き出る鉤鼻状係止凸部528aと、基部520a側において向こう側に向けて凹む係止凹部528bとを有し、自由端側の係止凸部528aから続いて基部520a側に係止凹部528bが形成されている。
脱係防止部538は、頂部側において向こう側に向けて突き出る鉤鼻状係止凸部538aと、基部530a側において手前側に向けて凹む係止凹部538bとを有し、自由端側の係止凸部538aから続いて基部530a側に係止凹部538bが形成されている。
第1綴杆520と第2綴杆530とを閉じたとき、脱係防止部528の係止凸部528aは脱係防止部538の係止凹部538bに嵌合され、脱係防止部538の係止凸部538aは脱係防止部528の係止凹部528bに嵌合され、係止凸部528aと係止凸部538aとは、第1綴杆520と第2綴杆530とを回転方向に引いたときに、突き当たる。
第1綴杆の綴杆係止部522の脱係防止部528は、第2綴杆の綴杆係止部532の上部に向けて突き出され、第1綴杆の綴杆係止部522と第2綴杆の綴杆係止部532とを係合したときに、第2綴杆530が上方に向けて衝撃などにより移動することを防止している。
第2綴杆の綴杆係止部532の脱係防止部538は、第1綴杆の綴杆係止部522の上部に向けて突き出され、第2綴杆の綴杆係止部522と第2綴杆の綴杆係止部532とを係合したときに、第1綴杆520が上方に向けて衝撃などにより移動することを防止している。
このように、この実施の形態においては、第1綴杆520に嵌挿された表側のリーフ110と第2綴杆530に嵌挿された裏側のリーフ110とを、手で逆方向に引っ張ることにより、第1綴杆520を向こう側に移動させ且つ第2綴杆530を手前側に移動させて、第1綴杆520の半割杆520Aの第1綴杆の綴杆係止部522と第2綴杆530の半割杆530Aの第2綴杆の綴杆係止部532との係合を外すことができる。更に、第1綴杆520に嵌挿された表側のリーフ110と第2綴杆530に嵌挿された裏側のリーフ110とを、手で幅方向において逆方向に(表側のリーフ110を左側に、裏側のリーフ110を右側に)引っ張ることにより、第1綴杆520を表側(右側)に移動させ且つ第2綴杆530を裏側に移動させて、第1綴杆520の自由端と第2綴杆530の自由端との間隔を広げることができる。
なお、閉じるときにおいては、脱係防止部528の係止凸部528aと脱係防止部538の係止凸部538aとは、突き出たり滑りながら係止凹部538b及び係止凹部528bに嵌まるように、なだらかな傾斜面が自由端から形成されている。
半割杆520Aの基部520aの外周部及び半割杆530Aの基部530aの外周部は、連結部514の下部と同じ位置に、その下部が位置するように形成されている。
前記連結部514の幅(幅方向における)は、第1綴杆520側のリーフ110と第2綴杆530側のリーフ110とを360度捲りかえして、連結部514を挟んで第1綴杆520側のリーフ110の表面と第2綴杆530側のリーフ110の裏面とを比較的間隔をあけずに接し合わせることができるように短く形成されている。
綴具510は、第1綴杆520及び第2綴杆530に、リーフ110の高さ方向に適宜な間隔をあけて連続して設けられた綴じ穴112を貫挿し、リーフ110の高さ方向にのびる綴じ代側端縁114の側に軸部516を位置させ、綴じ穴112と綴じ代側端縁114との間に第1綴杆520及び第2綴杆530が架け渡されるようにして、リーフ110を綴じ、ノートを形成する。
綴具510は、綴具510の長さ方向が、幅方向にのびる端縁に綴じ穴112を形成したリーフ110の幅方向にのびるように、リーフ110を綴じて、ノートを形成してもよい。
リーフ110は、表表紙116Aと、裏表紙116Bと、表表紙116Aと裏表紙116Bとの間に挟まれた筆記用の用箋116Cとを備えている。表表紙116A,裏表紙116B及び用箋116Cは、綴じ代側端縁に、貫通孔からなる綴じ穴112が形成されている。
表表紙116Aは、第1綴杆520の第1綴杆の綴杆係止部522を脱係する方向すなわち綴具510の長さ方向における向こう側(上方)に向けて、移動させる変位体を構成しており、その向こう側端縁(上端縁)の綴具510側近傍に第1摘み部116Aが突設されている。
第1摘み部116Aは、表表紙116Aの綴具510側隅部の向こう側端縁(上端)より、表表紙116Aを第1綴杆520の第1綴杆の綴杆係止部522を脱係する方向である向こう側(上方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視半円形突片である。
第1摘み部116Aは、表表紙116Aと一体に形成されている。
裏表紙116Bは、第2綴杆530の第2綴杆の綴杆係止部532を脱係する方向すなわち綴具510の長さ方向における手前側(下方)に向けて、移動させる変位体を構成しており、その手前側端縁(下端縁)の綴具510側近傍に第2摘み部116Bが突設されている。
第2摘み部116Bは、裏表紙116Bの綴具510側隅部の手前側端縁(下端)より、裏表紙116Bを第2綴杆530の第2綴杆の綴杆係止部532を脱係する方向である手前側(下方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視半円形突片である。
第2摘み部116Bは、裏表紙116Bと一体に形成されている。
用箋116Cは、表表紙116A及び裏表紙116Bより、リーフ110の高さ方向における長さがわずかに短く形成されており、第1摘み部116Aは、用箋116Cの上端縁より向こう側(上方)に向けて突き出ている。また、同様に第2摘み部116Bは、用箋116Cの下端縁より手前側(下方)に向けて突き出ている。
第1綴杆520と第2綴杆530とを開くときおいては、例えば、左手の人差し指と親指とによって第1摘み部116Aを摘み向こう側(上側)に引っ張り、同時に、右手の人差し指と親指とによって、第2摘み部116Bを摘み手前側(下側)に引っ張り、第1綴杆の綴杆係止部522と第2綴杆の綴杆係止部532との係合を外し、且つ、第1摘み部116Aを幅方向に回転させて開くとともに、第2摘み部116Bを幅方向に回転させて開く。このとき、第1摘み部116Aは、第1綴杆520の開く側である表側に引っ張って第1綴杆520を回転させ、第2摘み部116Bは、第2綴杆530の開く側である裏側に引っ張って第2綴杆530を回転させる。
綴具510に綴じられたリーフ110は、図17において示すように、軸部516側に向けて捲りかえされ、閉じられて積層されていたときのリーフの表側110aとリーフの裏側110bとを軸部516を挟んで接し合わせるようにして、筆記等に用いることができる。
この発明の実施の形態によれば、前記綴杆部512を構成する綴杆520,530は、第1綴杆520と第2綴杆530とが向き合うように、前記連結部514の長手方向に適宜な間隔をおいて、連結部514の外側部ないし上側部から突設されているので、綴杆部512を開いたときに綴杆部512の最下部が例えば机の天板等の表面に接地して水平に安定し易く、且つ綴杆部512を適宜な角度に開き易い。
この発明の実施の形態によれば、綴杆520,530の基部520a,530aは、連結部514の下部と同じ位置に、下部が位置するように形成されているので、綴杆部512を開いたときに綴杆部512の最下部が例えば机の天板等の表面に接地して水平に安定し易く、且つ綴杆部512を適宜な角度に開き易い。
この発明の実施の形態によれば、綴杆係止部522,532は、綴杆520,530の回転方向において係止及び脱係するように、第1綴杆520の凸部524及び凹部526と第2綴杆530の凹部536及び凸部534とが係合するように構成され、且つ、綴杆520,530の回転方向と交差する方向に脱係しないように綴杆520,530の回転方向にのびる脱係防止部528,538が形成されているので、綴杆520,530の回転方向と交差する方向に、閉じられた綴杆の綴杆係止部522,532が脱係しにくい。
この発明の実施の綴具510は、その綴杆部512に、リーフ110の綴じ穴112を貫挿させて綴じられた、ノートを構成でき、又、表表紙と裏表紙と背表紙とを備えた表紙に固定して、ファイル・バインダ類を構成できる。
なお、前記実施の形態の綴具510は、図1図示実施の形態の連結部14に比較的近い構造である、連結部514を表側と裏側とに分断した構成にしてもよい。
図30は、この発明にかかる別の実施の形態である綴具の斜視図解図であり、図31は、この発明にかかる綴具を開いたノートにおける綴具の開き方を示す平面図解図であり、図32は、この発明にかかる綴具を開いたノートにおける綴具の開き方を示す平面図解図であり、図33は、図27図示綴具の変形例である綴具の平面図解図であり、(A)は閉じた状態を示す図で、(B)は開いた状態を示す図であり、図34は、図27図示綴具の変形例である綴具の側面図解図であり、(A)は閉じた状態を示す図で、(B)は開いた状態を示す図である。
図30及び31図示綴具510は、前記図27図示実施の形態の綴具510の変形例であり、連結部514が、第1連結部550と第2連結部560とに分断され、第1連結部550と第2連結部560とは、薄肉状のヒンジ部570によって連結されている。
連結部514を構成する第1連結部550は、第1連結部550と第2連結部560とが向き合う領域である第1連結部の対向部556を備え、また、連結部514を構成する第2連結部560は、第1連結部550と第2連結部560とが向き合う領域である第2連結部の対向部566を備える。
そして、第1連結部の対向部556と第2連結部の対向部566とは、回転方向と直交し、綴具510を閉じたときに垂直にすなわち高さ方向にのびる平面であって、ヒンジ部570は第1連結部550と第2連結部560の高さ方向において向こう側から手前側に連続して形成され、図34(B)に示すように、綴具510を閉じたときに対向部556と対向部566とが密着するように構成されている。
綴具510は、第1綴杆520及び第2綴杆530に、リーフ110の高さ方向に適宜な間隔をあけて連続して設けられた綴じ穴112を貫挿し、リーフ110の高さ方向にのびる綴じ代側端縁114の側に軸部516を位置させ、綴じ穴112と綴じ代側端縁114との間に第1綴杆520及び第2綴杆530が架け渡されるようにして、リーフ110を綴じ、ノートを形成する。
綴具510は、綴具510の長さ方向が、幅方向にのびる端縁に綴じ穴112を形成したリーフ110の幅方向にのびるように、リーフ110を綴じて、ノートを形成してもよい。
リーフ1110は、表表紙1116Aと、裏表紙1116Bと、それらとの間に挟まれた筆記用の用箋1116Cとを備えている。表表紙1116A,裏表紙1116B及び用箋1116Cは、綴じ代側端縁に貫通孔からなる綴じ穴1112が形成されている。
表表紙1116Aは、第1綴杆520の第1綴杆の綴杆係止部522を脱係する方向すなわち綴具510の長さ方向における向こう側(上方)に向けて、移動させる変位体を構成している、平面視略長方形状の第1変位板体3116Aが添設されている。そして、第1変位板体3116Aは、その向こう側端縁(上端縁)の綴具510側近傍に第1摘み部3116Aが形成されている。
第1摘み部3116Aは、表表紙1116Aの綴具510側隅部の向こう側端縁(上端)より、表表紙1116Aを第1綴杆520の第1綴杆の綴杆係止部522を脱係する方向である向こう側(上方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視略方形状部分である。
第1摘み部3116Aは、表表紙1116Aと一体に形成されている。
裏表紙1116Bは、第2綴杆530の第2綴杆の綴杆係止部532を脱係する方向すなわち綴具510の長さ方向における手前側(下方)に向けて、移動させる変位体を構成している、平面視平面視略長方形状の第2変位板体3116Bが添設されている。そして、第2変位板体3116Bは、その手前側端縁(下端縁)の綴具510側近傍に第2摘み部3116Bが突設されている。
第2摘み部3116Bは、裏表紙1116Bの綴具510側隅部の手前側端縁(下端)より、裏表紙1116Bを第2綴杆530の第2綴杆の綴杆係止部532を脱係する方向である手前側(下方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視略方形状部分である。
第2摘み部3116Bは、裏表紙1116Bと一体に形成されている。
用箋1116Cは、表表紙1116A及び裏表紙1116Bより、リーフ1110の高さ方向における長さがわずかに短く形成されている。
第1変位板体3116Aは、その綴じ代側端縁に穿設された綴じ穴3112Aに第1綴杆520を貫挿することにより表表紙1116Aの表面側に添設され、第2変位板体3116Bは、その綴じ代側端縁に穿設された綴じ穴3112Bに第2綴杆530を貫挿することにより裏表紙1116Bの裏側に添設されている。
表表紙1116A、裏表紙1116B及び用箋1116Cは、第1摘み部3116A1の領域を指で挟んで摘むために、連結部514の長さ方向における向こう側端縁(上端縁)で綴具510に綴じられる綴じ穴1112の近傍に、用箋の一部を切り欠かれてなる第1切欠部1116C1を形成されている。
すなわち、表表紙1116A、裏表紙1116B及び用箋1116Cの第1切欠部1116C1と第2変位板体3116Bとが協働して、変位体を構成し、表表紙1116A、裏表紙1116B及び用箋1116Cの第2切欠部1116C2とが協働して、変位体を構成している。
第1綴杆520と第2綴杆530とを開くときおいては、例えば、左手の人差し指と親指とによって第1変位板体3116Aを摘み向こう側(上側)に引っ張り、同時に、右手の人差し指と親指とによって、第2変位板体3116Bを摘み手前側(下側)に引っ張り、第1綴杆の綴杆係止部522と第2綴杆の綴杆係止部532との係合を外し、且つ、第1変位板体3116Aを幅方向に回転させて開くとともに、第2変位板体3116Bを幅方向に回転させて開く。このとき、第1変位板体3116Aは、第1綴杆520の開く側である表側に引っ張って第1綴杆520を回転させ、第2変位板体3116Bは、第2綴杆530の開く側である裏側に引っ張って第2綴杆530を回転させる。
表表紙1116A、裏表紙1116B及び用箋1116Cは、第2摘み部3116B1の領域を指で挟んで摘むために、連結部514の長さ方向における手前側端縁(下端縁)で綴具510に綴じられる綴じ穴1112の近傍に、用箋の一部を切り欠かれてなる第2切欠部1116C2を形成されている。
すなわち、第1変位板体3116Aの第1摘み部3116A1と用箋1116Cの第1切欠部1116C1とが協働して、変位体を構成し、第2変位板体3116Bの第2摘み部3116B1と用箋1116Cの第2切欠部1116C2とが協働して、変位体を構成している。
第1綴杆520と第2綴杆530を開くときにおいては、例えば、左手の人差し指と親指によって、第1摘み部3116Aを摘み向こう側(上側)に引っ張り、同時に右手の人差し指と親指とによって第2摘み部3116Bを摘み手前側(下側)に引っ張り、第1綴杆の綴杆係止部522と第2綴杆の綴杆係止部532との係合を外し、且つ、第1摘み部3116Aを幅方向に回転させて開くとともに第2摘み部3116Bを幅方向に回転させて開く。このとき、第1摘み部3116Aは、第1綴杆520の開く側である表側に引っ張って第1綴杆520を回転させ、第2摘み部3116Bは、第2綴杆530の開く側である裏側に引っ張って第2綴杆530を回転させる。
図27図示綴具は、図35及び36において示すように、綴杆部512を構成する複数の第1綴杆520及び第2綴杆530の数を減らして、第1綴杆520及び第2綴杆530の相対移動をし易くしてもよい。
この発明にかかる綴具10は、ファイル・バインダ類を構成する表紙の背表紙領域の内側に固定して、用いることができ、又、単独で用いてもよい。
この発明にかかる綴具を用いたノートの斜視図解図である。 この発明にかかる綴具の斜視図解図であり、(A)は全体の図で、(B)は部分的に拡大した図である。 この発明にかかる綴具の斜視図解図であり、(A)は全体の図で、(B)は部分的に拡大した図であり、(C)(D)は半割杆の図である。 第1綴具部材の斜視図解図である。 第2綴具部材の斜視図解図である。 この発明にかかる綴具を分解した状態における斜視図解図である。 閉じた状態における綴具の正面図解図である。 閉じた状態における綴具の背面図解図である。 図7A−A断面図解図である。 図7B−B断面図解図である。 開き始めた状態における綴具の正面図解図である。 開き始めた状態における綴具の背面図解図である。 開いた状態における綴具の正面図解図である。 開いた状態における綴具の背面図解図である。 図13A−A断面図解図である。 図13B−B断面図解図である。 この発明にかかる綴具を開いたノートにおける綴具の開き方を示す平面図解図である。 この発明にかかる綴具を開いたノートにおける綴具の開き方を示す平面図解図である。 ノートのリーフの開き方を示す平面図解図であり、(A)は閉じた状態の図で、(B)は半分捲った状態の図で、(C)は360度捲った状態の図である。 変形例の斜視図解図である。 この発明にかかる別の実施の形態である綴具の斜視図解図である。 この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図21図示綴具の開き方を示す平面図解図である。 この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図21図示綴具の開き方を示す平面図解図である。 この発明にかかる別の実施の形態である綴具の斜視図解図である。 この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図24図示綴具の開き方を示す平面図解図である。 この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図24図示綴具の開き方を示す平面図解図である。 この発明にかかる別の実施の形態である綴具の図24図示図解図であり、(A)は斜視図解図であり、(B)は図(A)のB方向矢視図解図である。 この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図27図示綴具の開き方を示す平面図解図である。 この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図27図示綴具の開き方を示す平面図解図である。 この発明にかかる別の実施の形態である綴具の斜視図解図である。 この発明にかかる綴具を開いたノートにおける綴具の開き方を示す平面図解図である。 この発明にかかる綴具を開いたノートにおける綴具の開き方を示す平面図解図である。 図27図示綴具の変形例である綴具の平面図解図であり、(A)は閉じた状態を示す図で、(B)は開いた状態を示す図である。 図27図示綴具の変形例である綴具の側面図解図であり、(A)は閉じた状態を示す図で、(B)は開いた状態を示す図である。 変形例である綴具を開いたノートにおける綴具の開き方を示す平面図解図である。 この発明にかかる綴具を開いたノートにおける図35図示綴具の開き方を示す平面図解図である。 綴具の説明図である。 ノートの説明図であり、(A)は全体の図であり、(B)はリーフの図である。
10,210,510 綴具
12,212,512 綴杆部
14,214,514 連結部
16,216 軸部
18A 第1綴具部材
18B 第2綴具部材
20,220,520 第1綴杆
30,230,530 第2綴杆
20a,30a 基部
20b,30b 自由端
20A,30A 半割杆
22,522 第1綴杆の綴杆係止部
32,532 第2綴杆の綴杆係止部
24 第1綴杆の凸部
34 第2綴杆の凸部
26 第1綴杆の凹部
36 第2綴杆の凹部
28,38 脱係防止部
28a,38a 係止凸部
28b,38b 係止凹部
50,250 第1連結部
60,260 第2連結部
52 第1連結部の外側部
62 第2連結部の外側部
54 第1連結部の上側部
64 第2連結部の上側部
56 第1連結部の対向部
66 第2連結部の対向部
58 第1連結部の下側部
68 第2連結部の下側部
70,72 開き角規制部
70a,72a 接合面
80,280 第1受け部
90,290 第2受け部
82,282 第1収容部
92,292 第2収容部
84,94 開口部
86,96 円弧部
100,300 シャフト部
102 弾発部材
110,1110 リーフ
110a リーフの表側
110b リーフの裏側
112,1112,2112A,2112B 綴じ穴
114 綴じ代側端縁
116A,1116A 表表紙
116A,1116A,2116A,3116A 第1摘み部
116B,1116B,2116B,3116B 第2摘み部
116A,116B 折曲部
116B,1116B 裏表紙
116C,1116C 用箋
1116C 第1切欠部
1116C 第2切欠部
2116A,3116A 第1変位板体
2116B,3116B 第2変位板体

Claims (5)

  1. 複数の綴杆部と、前記綴杆部を構成する複数の綴杆を連結するための連結部とを備える綴具の綴杆を変位させるための変位体であって、
    前記綴杆部を構成する複数の綴杆は、前記連結部の長手方向に適宜な間隔をおいて、一対の連結部の各々から突設され、
    綴杆部は、前記綴杆の連結部に連設された基部とは反対側の自由端に、綴杆を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成され、
    綴杆のうち、対向する一方の複数の綴杆は、同時に、連結部の長手方向に変位させ且つ対向する他方の複数の綴杆の係止部から、脱係するように構成され、
    変位体は、少なくとも一方の綴杆に嵌挿されるための貫通孔を備える、表表紙と裏表紙であり、
    表表紙は、連結部の長手方向における一端に綴杆を開く方向に向けて突設された第1摘み部を備え、及び/又は、裏表紙は、前記表表紙の第1摘み部とは反対方向に向き綴杆を開く方向に向けて突設された第2摘み部を備え、
    前記変位体の貫通孔に綴杆を嵌挿され、連結部の長手方向に向けて変位させることによって、前記一方の綴杆を他方の綴杆との相対位置を変位させて、綴杆係止部を脱係させるように構成された、綴具の変位体。
  2. 変位体は、表表紙及び裏表紙であり、
    前記表表紙と裏表紙との間において綴杆に綴じ込まれた被綴じ物は、連結部の長さ方向における一端に、綴杆を開く方向側であって表表紙の面を摘むための第1切欠部が形成され、且つ、連結部の長さ方向における他端に、前記第1切欠部とは反対側で綴杆を開く方向側において裏表紙の面を摘むための第2切欠部が形成された、請求項1に記載の綴具の変位体。
  3. 一対の綴杆部と、前記一対の綴杆部を構成する複数の綴杆を連結するための一対の連結部と、前記一対の綴杆部を開閉させるときの中心となる軸部とを備える綴具の綴杆を変位させるための変位体であって、
    前記綴杆部は、前記軸部を中心にして左右に分かれた第1綴杆と第2綴杆とを備え、
    前記綴杆部を構成する複数の綴杆は、第1綴杆の綴杆と第2綴杆の綴杆とが向き合うように、前記連結部の長手方向に適宜な間隔をおいて、一対の連結部の各々から突設され
    第1綴杆及び第2綴杆は、複数の綴杆が、連結部に連設された綴杆の基部とは反対側の自由端に、第1綴杆及び第2綴杆を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成され、
    前記第1綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部と第2綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部とは、綴杆の自由端を離間させる綴杆の回転方向と交差する方向であって連結部の長手方向に変位させて、対向する第1綴杆又は第2綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部から、脱係するように構成され、
    第1綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて第1綴杆を移動させるための第1変位体が第1綴杆に添設され、且つ、第2綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて第2綴杆を移動させるための第2変位体が第2綴杆に添設され、
    第1変位体は、少なくとも第1綴杆複数の綴杆に嵌挿されるための貫通孔を備える、変位板体であり、第1綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて、第1摘み部が突き出されており、且つ、第2変位体は、少なくとも第2綴杆の複数の綴杆に嵌挿されるための貫通孔を備える、変位板体であり、第2綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて、第2摘み部が突き出されており、
    前記第1変位体の貫通孔に第1綴杆の綴杆を嵌挿され且つ第2変位体の貫通孔に第2綴杆の綴杆を嵌挿され、連結部の長手方向に向けて前記第1変位体の第1摘み部及び前記第2変位体の第2摘み部を変位させることによって、前記第1綴杆と第2綴杆との相対位置を変位させて、綴杆係止部を脱係させるように構成された、綴具の変位体。
  4. 複数の綴杆部と、前記綴杆部を構成する複数の綴杆を連結するための連結部とを備える綴具の綴杆を変位させるための変位体であって、
    前記綴杆部は、前記連結部を中心にして左右に分かれた第1綴杆と第2綴杆とを備え、
    前記綴杆部を構成する複数の綴杆は、第1綴杆の綴杆と第2綴杆の綴杆とが向き合うように、前記連結部の長手方向に適宜な間隔をおいて、連結部の各々から突設され、
    前記第1綴杆及び第2綴杆は、複数の綴杆が、連結部に連設された綴杆の基部とは反対側の自由端に、第1綴杆及び第2綴杆を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成され、
    前記第1綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部と及び第2綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部とは、綴杆の自由端を離間させる綴杆の回転方向と交差する方向であって連結部の長手方向に変位させて、対向する第1綴杆又は第2綴杆の複数の綴杆の綴杆係止部から、脱係するように構成され、
    第1綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて第1綴杆を移動させるための第1変位体が第1綴杆に添設され、且つ、第2綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて第2綴杆を移動させるための第2変位体が第2綴杆に添設され、
    第1変位体は、少なくとも第1綴杆の複数の綴杆に嵌挿されるための貫通孔を備える、変位板体であり、第1綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて、第1摘み部が突き出されており、且つ、第2変位体は、少なくとも第2綴杆の複数の綴杆に嵌挿されるための貫通孔を備える、変位板体であり、第2綴杆の綴杆係止部を脱係する方向に向けて、第2摘み部が突き出されており、
    前記第1変位体の貫通孔に第1綴杆の綴杆を嵌挿され且つ第2変位体の貫通孔に第2綴杆の綴杆を嵌挿され、連結部の長手方向に向けて前記第1変位体の第1摘み部及び前記第2変位体の第2摘み部を変位させることによって、前記第1綴杆と第2綴杆との相対位置を変位させて、綴杆係止部を脱係させるように構成された、綴具の変位体。
  5. 第1摘み部は、表表紙、裏表紙及び用箋の連結部の長さ方向における向こう側端縁で、綴具に綴じられる綴じ穴の近傍において切り欠かれてなる第1切欠部の領域に形成され、且つ、第2摘み部は、表表紙、裏表紙及び用箋の連結部の長さ方向における手前側端縁で、綴具に綴じられる綴じ穴の近傍において切り欠かれてなる第2切欠部の領域に形成された、請求項3又は請求項4に記載の綴具の変位体。
JP2009001977A 2008-10-21 2009-01-07 綴具の変位体 Expired - Fee Related JP5112345B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009001977A JP5112345B2 (ja) 2008-10-21 2009-01-07 綴具の変位体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008271299 2008-10-21
JP2008271299 2008-10-21
JP2009001977A JP5112345B2 (ja) 2008-10-21 2009-01-07 綴具の変位体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010120369A JP2010120369A (ja) 2010-06-03
JP5112345B2 true JP5112345B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=42322115

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009001976A Expired - Fee Related JP5049985B2 (ja) 2008-10-21 2009-01-07 綴具
JP2009001977A Expired - Fee Related JP5112345B2 (ja) 2008-10-21 2009-01-07 綴具の変位体
JP2009001975A Active JP5049984B2 (ja) 2008-10-21 2009-01-07 綴具

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009001976A Expired - Fee Related JP5049985B2 (ja) 2008-10-21 2009-01-07 綴具

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009001975A Active JP5049984B2 (ja) 2008-10-21 2009-01-07 綴具

Country Status (1)

Country Link
JP (3) JP5049985B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI777895B (zh) * 2022-02-11 2022-09-11 張智源 多環文件孔夾

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103221226B (zh) * 2010-11-17 2015-09-02 国誉株式会社 装订用具
WO2012114564A1 (ja) * 2011-02-21 2012-08-30 株式会社リヒトラブ 綴具
JP5425154B2 (ja) * 2011-09-30 2014-02-26 株式会社リヒトラブ 帳面
JP5425155B2 (ja) * 2011-09-30 2014-02-26 株式会社リヒトラブ 帳面
TWI604965B (zh) * 2012-06-21 2017-11-11 金田技研股份有限公司 活頁夾及夾具結構
JP5226146B1 (ja) * 2012-06-21 2013-07-03 株式会社カネダ技研 綴具
JP5695617B2 (ja) * 2012-08-30 2015-04-08 株式会社リヒトラブ 綴具
JP5613205B2 (ja) * 2012-08-30 2014-10-22 株式会社リヒトラブ 綴具
JP2014208412A (ja) * 2013-04-16 2014-11-06 株式会社リヒトラブ ノート及びそのカード用紙
JP5792405B1 (ja) * 2014-11-27 2015-10-14 株式会社カネダ技研 ルーズリーフ綴具
JP6681742B2 (ja) * 2016-02-26 2020-04-15 株式会社キングジム 綴じ具
KR102000203B1 (ko) * 2018-04-03 2019-07-15 송영일 링 바인더
JP6516275B1 (ja) * 2018-07-04 2019-05-22 株式会社カネダ技研 綴じ具
JP2020196236A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 株式会社リヒトラブ 綴じ具
JP7360582B2 (ja) * 2019-08-29 2023-10-13 アロックス有限会社 暗記カード用リング式バインダー

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5561498A (en) * 1978-10-31 1980-05-09 Masaho Takeda Double ring system binder
JPS6078486U (ja) * 1983-11-01 1985-05-31 リヒト産業株式会社 インデツクス片
JPS60127974U (ja) * 1984-02-07 1985-08-28 株式会社 キングジム リング式綴具
JPS6248584U (ja) * 1985-09-10 1987-03-25
JPS62114779U (ja) * 1986-01-08 1987-07-21
JPH0615711Y2 (ja) * 1988-04-13 1994-04-27 コクヨ株式会社 ファイルホルダー用見出し板
JPH0737889Y2 (ja) * 1989-06-28 1995-08-30 チャンドラー株式会社 システム手帳用のダイアリー補助用紙
JPH0717578U (ja) * 1993-09-03 1995-03-28 靖夫 青木 綴 具
JP3021004U (ja) * 1995-07-27 1996-02-16 株式会社チトセ物産 ファイル用クリップ
JP2000141973A (ja) * 1998-11-17 2000-05-23 Kokuyo Co Ltd リングノート
JP2000326680A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Kokuyo Co Ltd 綴じ具及びこれを用いた記入帳
JP3440356B2 (ja) * 2000-05-09 2003-08-25 株式会社リヒトラブ 綴 具
JP4364629B2 (ja) * 2003-12-26 2009-11-18 株式会社リヒトラブ 綴じ具の固定構造
JP4436159B2 (ja) * 2004-03-08 2010-03-24 株式会社リヒトラブ 綴具
JP2006044048A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Kaneda Katsumi ルースリーフ綴具
JP4624250B2 (ja) * 2004-12-08 2011-02-02 株式会社リヒトラブ ファイル・バインダ
JP2007050684A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Shuichi Kitamura 紙片綴じ具
JP4677014B2 (ja) * 2008-07-07 2011-04-27 マルマン株式会社 バインダー綴具
WO2010047184A1 (ja) * 2008-10-21 2010-04-29 株式会社リヒトラブ 綴具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI777895B (zh) * 2022-02-11 2022-09-11 張智源 多環文件孔夾

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010120368A (ja) 2010-06-03
JP2010120367A (ja) 2010-06-03
JP5049985B2 (ja) 2012-10-17
JP2010120369A (ja) 2010-06-03
JP5049984B2 (ja) 2012-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5112345B2 (ja) 綴具の変位体
JP4954301B2 (ja) 綴具
JP5474102B2 (ja) 綴具
JP2013528129A5 (ja)
JP5425154B2 (ja) 帳面
JP2014046527A (ja) 綴具
JP5117531B2 (ja) 綴具
JP5590142B2 (ja) 綴じ具
JP5525581B2 (ja) 綴具
JP7062221B2 (ja) 綴じ具
JP4637118B2 (ja) 綴具
JP6984367B2 (ja) 綴じ具
JP5925380B2 (ja) 綴じ具
AU2015347859B2 (en) Binding tool
JP6121392B2 (ja) 綴じ具
JP6886687B2 (ja) リング式綴具ホルダー、綴具付きホルダーおよび、ファイル
JP6681742B2 (ja) 綴じ具
JP2014208412A (ja) ノート及びそのカード用紙
JP3605238B2 (ja) 綴じ具
JP6027561B2 (ja) 綴じ具
JP4926106B2 (ja) ファイル・バインダ類
JP2013075492A (ja) 帳面
JP2015182305A (ja) 帳面

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121010

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5112345

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees