JP5613205B2 - 綴具 - Google Patents
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Description
一方、特許第3440356号、実開平7−17578号及び特開2010−120367の綴具を用いたノート、すなわちリーフを綴じる綴杆部が開閉可能なノートは、リーフの差し替えが可能である。
また、実開平7−17578号の綴具は、複数の綴環を起立した第1部材と第2部材とを共通の軸線で枢着している。したがって、第1部材と第2部材とは分離しないが、綴環15,17の基部に複数の綴環を連結する棒状の連結部を形成し、その連結部の内側面から張出部23を突設しているために、例えば、机の上に置いて綴具を開こうとしても、綴環の基部の外側が机の面に突き出たり、綴環が充分開かず、リーフの出し入れが比較的困難である。また、合成樹脂による一体成形は、製造用金型が複雑な構造となり、困難である。
また、特開2010−120367号の綴具は、部品点数が多く、製造時の組み立てが比較的困難である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、製造が容易で、綴杆を開き易く且つ閉じ易い綴具を提供することである。
この発明の請求項2にかかる綴具においては、前記綴杆部は、綴杆のベース部に連設された根元部とは反対側の自由端に、綴杆を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成され、前記綴杆係止部は、係止する綴杆の回転方向と交差する方向に係止する綴杆を相対移動して係止又は脱係するように形成され、綴杆係止部を係止する方向に、前記一対の綴杆部を付勢する付勢部材が、前記ベース部に設けられた、請求項1に記載の綴具である。
この発明の請求項3にかかる綴具においては、前記ベース部は、複数の綴杆を並列された第1ベース部と、複数の綴杆を並列された第2ベース部とを備え、前記第1ベース部は、ヒンジ部に連設され、前記第2ベース部は、複数の綴杆を形成された部位とヒンジ部に連設された部位とに分かれており、前記移動部は、第2ベース部に形成され、前記複数の綴杆を形成された部位とヒンジ部を連設された部位とを異なる方向に移動できるように形成された、請求項1又は請求項2に記載の綴具である。
この発明の請求項4にかかる綴具においては、前記一対のベース部は、一方のベース部が、前記ヒンジ部に連設された一方の板状のスライド体と、前記複数の綴杆を並列させる他方の板状のスライド体とを有し、一方のスライド体と他方のスライド体とは、前記移動部により、前記スライド体の長手方向に摺動自在に連結された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の綴具である。
この発明の請求項5にかかる綴具においては、前記移動部は、一対のベース部のうち一方のベース部が摺動自在に連結された複数の板状体で構成され、一方の板状体は、長手方向にのびる摺動孔に他方の板状体に突設された摺動凸部を嵌挿して連結された、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の綴具である。
この発明の請求項6にかかる綴具においては、前記摺動孔は、摺動凸部の頭部を板状体の厚さ方向に向けて嵌挿させるための挿入大孔と、前記挿入大孔に続いて長手方向にのびるように形成された細長孔と、前記細長孔に臨む案内凸条とを有し、前記摺動凸部は、その頭部と、頭部に首部を介して続く肩部とを、摺動孔の案内凸条に係止させて、前記摺動孔ののびる方向に移動する、請求項5に記載の綴具である。
請求項2の発明によれば、前記綴杆部は、綴杆のベース部に連設された根元部とは反対側の自由端に、綴杆を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成され、前記綴杆係止部は、係止する綴杆の回転方向と交差する方向に係止する綴杆を相対移動して係止又は脱係するように形成され、綴杆係止部を係止する方向に、前記一対の綴杆部を付勢する付勢部材が、前記ベース部に設けられているので、複数の綴杆を確実に環状に係止でき且つ複数の綴杆で構成される綴杆部を共に開閉させることができる。
請求項3の発明によれば、前記ベース部は、複数の綴杆を並列された第1ベース部と、複数の綴杆を並列された第2ベース部とを備え、前記第1ベース部は、ヒンジ部に連設され、前記第2ベース部は、複数の綴杆を形成された部位とヒンジ部に連設された部位とに分かれており、前記移動部は、第2ベース部に形成され、前記複数の綴杆を形成された部位とヒンジ部を連設された部位とを異なる方向に移動できるように形成されているので、第1綴杆と第2綴杆とを閉じた状態又は開いた状態に移動させることができる。
請求項4の発明によれば、前記一対のベース部は、一方のベース部が、前記ヒンジ部に連設された一方の板状のスライド体と、前記複数の綴杆を並列させる他方の板状のスライド体とを有し、一方のスライド体と他方のスライド体とは、前記移動部により、前記スライド体の長手方向に摺動自在に連結されているので、綴杆を開閉するときに、環状に係止する綴杆の回転方向と交差する方向に一方の綴杆と他方の綴杆とを相対移動させて、共に開閉することができるように構成できる。
請求項5の発明によれば、前記移動部は、一対のベース部のうち一方のベース部が摺動自在に連結された複数の板状体で構成され、一方の板状体は、長手方向にのびる摺動孔に他方の板状体に突設された摺動凸部を嵌挿して連結されているので、綴杆を開閉するときに、綴杆の回転方向と交差する方向に一方の板状体と他方の板状体とを相対移動させて、開閉することができるように構成できる。
請求項6の発明によれば、前記摺動孔は、摺動凸部の頭部を板状体の厚さ方向に向けて嵌挿させるための挿入大孔と、前記挿入大孔に続いて長手方向にのびるように形成された細長孔と、前記細長孔に臨む案内凸条とを有し、前記摺動凸部は、その頭部と、頭部に首部を介して続く肩部とを、摺動孔の案内凸条に係止させて、前記摺動孔ののびる方向に移動するように構成できるので、綴杆を開閉するときに、正確に相対移動させて、綴杆を開閉することができるように構成できる。
この明細書及び特許請求の範囲において、リーフは、用紙、合成樹脂製ポケット、表紙等の綴具に綴じられる被綴じ物の総称である。
この発明の綴具10は、一対の綴杆部12と、前記綴杆部12を構成する複数の綴杆を並列するためのベース部14と、前記綴杆部12を構成する複数の綴杆を開閉させるときの中心となるヒンジ部16と、一対の綴杆部12を構成する複数の綴杆を、並列された方向であるベース部14の長手方向に、共に移動させるために、一方のベース部14に形成された移動部18とを備える綴具であって、一対の綴杆部12を相対的に移動して綴杆部12を開閉することができるように構成されている。
この綴具10は、主として、一般的にセルリング式ノートと称されるノートに類似したノート用として構成され、綴具10の綴杆部12に沿ってリーフ110を回転させて360度広げること、すなわち綴杆部12に綴じられたリーフ110を綴杆に沿って捲り、360度捲りかえし、閉じたときに両端にあるリーフ110の表側と裏側とがヒンジ部16を挟んで接し合うことができるように、構成されている。
通常、綴じ穴のある筆記する用紙の表側及び裏側に該用紙よりも比較的硬質の表紙が積層されており、この明細書及び特許請求の範囲においては、リーフ110の表側及び裏側には、用紙、合成樹脂製ポケット等の表面側の表表紙の表側と裏面側の裏表紙の裏側とを含まれる。
第1スライド体26と第2スライド体28とは、同一の幅と同一の長さとを有する、平面視略長方形の薄い板状体である。上側の第1スライド体26と下側の第2スライド体28とは、接し合わされたとき、周縁が略々一致する。
上側の第1スライド体26と下側の第2スライド体28とが接し合わされる対向面は、平面状であり、第1スライド体26と第2スライド体28とが摺動できるように形成されている。
ヒンジ部16の薄肉部は、第1ベース部22の長手端縁と第1スライド体26の長手端縁とを連設されて、第1ベース部22と第1スライド体26とを回動自在とするように構成され、前記ヒンジ部16の薄肉部は、前記ベース部14の長手方向に沿って、向こう側から手前側に一直線状に連続してのび、第1ベース部22と第1スライド体26とを連結する。
ヒンジ部16は、前記第1綴杆20の先端(自由端122b)及び第2綴杆40の先端(自由端142b)を合わせて閉鎖するとき及び第1綴杆20の先端(自由端122b)及び第2綴杆40の先端(自由端142b)を離間させるときに回転中心となり、第1綴杆20及び第2綴杆40の先端を合わせて閉鎖したとき、第1ベース部22の上面(第1綴杆20の突出した側の第1ベース部の対向部82)と第2ベース部24の上面(第2綴杆40の突出した側の第2ベース部の対向部92)とを合わせて、第1綴杆20及び第2綴杆40に綴じられたリーフ110を第1綴杆20及び第2綴杆40に沿って捲り、360度捲りかえすことができるように構成されている。
前記摺動凸部60は、その頭部62と、頭部62に首部64を介して続く肩部66とを有しており、括れた首部64を摺動孔50の案内凸条56に沿わせ、頭部62と肩部66とを摺動孔50の案内凸条56に係止させて、第2スライド体28を前記摺動孔50ののびる方向に移動するように構成されている。
第1案内凸条56a及び第2案内凸条56bの上面は、同じ高さに位置するように形成されており、摺動凸部60の頭部62を収容するために、第1ベース部22の上面(第1ベース部の対向部82)より低くなるように形成されている。
第1案内凸条56aと第2案内凸条56bとは、同じ幅で同じ厚さを有する対称形であり、摺動孔50の長手方向にのびる中心線(第1スライド体26の長手方向にのびる中心軸線L2と一致)を挟んで形成されており、ヒンジ部16ののびる方向である薄肉部の長手方向の中心軸線L1及び第1スライド体26の長手方向にのびる中心軸線L2と平行に形成されている(図14参照)。第1案内凸条56aと第2案内凸条56bとが対向するそれぞれの対向縁は、直線状である。
第1案内凸条56aと第2案内凸条56bとは、挿入大孔52に臨む角を、そぎ落としており、摺動凸部60の首部64を嵌め込み易くしている。
第1案内凸条56aと第2案内凸条56bとは、摺動凸部60の頭部62及び肩部66とが接する上面及び下面が平面状であり、摺動凸部60を摺動し易くするように構成している。
摺動凸部60の頭部62及び肩部66は、第1案内凸条56aと第2案内凸条56bとの間の細長孔54の幅より大きい幅を備え、摺動凸部60の頭部62の下面が第1案内凸条56a及び第2案内凸条56bの上面に接し合い、摺動凸部60の肩部66の上面が第1案内凸条56aの下面に接し合う。
而して、摺動凸部60は、摺動孔50の長手方向の中心線に沿って摺動し、それに伴って、第2スライド体28は、第1スライド体26の摺動面上を移動する。
移動部18は、第1スライド体26及び第2スライド体28の手前側と向こう側及び中間において、複数個所に設けられている。
移動距離規制部70は、図4,図7B及び図9に示すように、第1スライド体26の下面(摺動面)に形成された規制凹部74と、第2スライド体28の上面(摺動面)に形成された規制凸部72とにより構成されている。
規制凹部74は、第1スライド体26の長手方向にのびる長穴であり、規制凸部72は、規制凹部74の内側に収容され、規制凹部74の長手方向に移動できるように、縦断面略三角状の突起である。
規制凹部74は、規制凸部72が最適な移動距離を移動したときに突き当たる側に垂直面74aを備えており、垂直面74aと対向する規制凸部72の垂直壁72aに突き当たったときに、第2スライド体28の移動を停止させるように構成されている。
規制凸部72の垂直壁72a及び規制凹部74の垂直面74aは、第1ベース部22及び第2ベース部24の幅方向にのびており、対向する面を平行に形成している。
移動距離規制部70は、第1スライド体26及び第2スライド体28の手前側と向こう側とに複数個所設けられている。
この実施の形態においては、第1綴具部材120の第1綴杆20を向こう側に移動させ且つ第2綴具部材140の第2綴杆40を手前側に移動させて、閉じていた第1綴杆20と第2綴杆40とを開く。
第1綴具部材118Aは、第1綴杆20,第1ベース部22,ヒンジ部16及び第1スライド体26を合成樹脂で一体成形され、同様に、第2綴具部材140は、第2綴杆40及び第2スライド体28を合成樹脂で一体成形されている。
綴杆部12は、根元部122a及び根元部142aから頂部に至る高さ方向(垂直方向)と、第1綴杆20の外周部(外側部)から第2綴杆40の外周部(外側部)に至る幅方向(水平方向)とを備え、第1綴杆20及び第2綴杆40の厚さ(外周部と内周部との間の長さ)よりも、綴具の長さ方向における第1綴杆20及び第2綴杆40の幅の方が長い、断面長方形状である。そして、第1綴杆20及び第2綴杆40は、根元部122a及び根元部142aから頂部に至るまで、リーフ110を捲ることができるように、リーフ110の綴じ穴112に貫挿される形状に構成されている。
前記第1綴杆の綴杆係止部124及び第2綴杆の綴杆係止部144は、係止する第1綴杆20及び第2綴杆40の回転方向と交差する方向に、すなわちヒンジ部16の長手方向(薄肉部ののびる長手方向の中心軸線L1方向)に第1綴杆20及び第2綴杆40を相対移動して、第1綴杆20及び第2綴杆40の先端を合わせて閉鎖するときに係止し又は第1綴杆20及び第2綴杆40の先端を離間させるときに脱係するように形成されている。
そして、リーフ110に予め穿設された綴じ穴112に挿通して、リーフ110を綴じることができるように、第1綴杆20と第2綴杆40との先端、すなわち第1綴杆20及び第2綴杆40の頂部において、第1綴杆の綴杆係止部124及び第2綴杆の綴杆係止部144が形成されている。
第1綴杆20を構成する半割杆と第2綴杆40を構成する半割杆とは、自由端122bの第1綴杆の綴杆係止部124と、自由端142bの第2綴杆の綴杆係止部144とを係止することにより、略円環状に連結される。
そして、綴杆部12を開くときにおいては、第1綴杆20と第2綴杆40とは、その第1綴杆の綴杆係止部124及び第2綴杆の綴杆係止部144をそれぞれ逆方向に指で捩ることにより、係止された第1綴杆の綴杆係止部124及び第2綴杆の綴杆係止部144を外すことができるように構成されている。
すなわち、第1綴杆20を構成する半割杆の先端に形成された第1綴杆の綴杆係止部124を構成する第1綴杆の凸部126は、手前側に向けて突き出されている。そして、その第1綴杆の凸部126に続く第1綴杆の凹部128は、向こう側に向けて凹んでいる。第2綴杆40を構成する半割杆の先端に形成された第2綴杆の綴杆係止部144を構成する第2綴杆の凸部146は、向こう側に向けて突き出されている。そして、その先端の第2綴杆の凸部146に続く第2綴杆の凹部148は、手前側に向けて凹んでいる。
第1綴杆20と第2綴杆40とを閉じたとき係合するように、第1綴杆の凸部126及び第1綴杆の凹部128と第2綴杆の凸部146及び第2綴杆の凹部148とは、逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成されている。
第1綴杆20の先端の第1綴杆の綴杆係止部124を構成する第1綴杆の凸部126と第2綴杆40の先端の第2綴杆の綴杆係止部144を構成する第2綴杆の凸部146とは、反対方向に向けて突き出し設けられている。
また、第1綴杆20の先端の第1綴杆の綴杆係止部124を構成する第1綴杆の凹部128と第2綴杆40の先端の第2綴杆の綴杆係止部144を構成する第2綴杆の凹部148とは、反対方向に向けて凹み形成されている。
第1綴杆の凸部126及び第2綴杆の凸部146の突き出る方向L3と第1綴杆の凹部128及び第2綴杆の凹部148の凹む方向L3とは、細長孔54ののびる方向である第1スライド体26の長手方向にのびる中心軸線L2と平行である(図14参照)。
脱係防止部130は、頂部側において手前側に向けて突き出る鉤鼻状係止凸部132と、根元部122a側において向こう側に向けて凹む係止凹部134とを有し、自由端側の係止凸部132から続いて根元部122a側に係止凹部134が形成されている。
脱係防止部150は、頂部側において向こう側に向けて突き出る鉤鼻状係止凸部152と、根元部142a側において手前側に向けて凹む係止凹部154とを有し、自由端側の係止凸部152から続いて根元部142a側に係止凹部154が形成されている。
係止凸部132及び係止凸部152の突き出る方向L4と係止凹部134及び係止凹部154の凹む方向L4とは、細長孔54ののびる方向である第1スライド体26の長手方向にのびる中心軸線L2と平行である(図14参照)。
第1綴杆の綴杆係止部124の脱係防止部130は、第2綴杆の綴杆係止部144の上部に向けて突き出され、第1綴杆の綴杆係止部124と第2綴杆の綴杆係止部144とを係合したときに、第2綴杆40が上方に向けて衝撃などにより移動することを防止している。
第2綴杆の綴杆係止部144の脱係防止部150は、第1綴杆の綴杆係止部124の上部に向けて突き出され、第1綴杆の綴杆係止部124と第2綴杆の綴杆係止部144とを係合したときに、第1綴杆20が上方に向けて衝撃などにより移動することを防止している。
このように、この実施の形態においては、第1綴杆20及び第2綴杆40の頂部を指でねじることにより、第1綴具部材120の第1綴杆20を向こう側に移動させ且つ第2綴具部材140の第2綴杆40を手前側に移動させて、第1綴杆20の半割杆の第1綴杆の綴杆係止部124と第2綴杆40の半割杆の第2綴杆の綴杆係止部144との係合を外すことができる。
なお、閉じるときにおいては、脱係防止部130の係止凸部132と脱係防止部150の係止凸部152とは、突き出たり滑りながら係止凹部154及び係止凹部134に嵌まるように、なだらかな傾斜面が自由端から形成されている。
前記ベース部14を構成する第2綴具部材140の第2ベース部24は、第1ベース部22と第2ベース部24とが向き合う領域である第2ベース部の対向部92と、前記第2ベース部の対向部92と相対し第2綴杆40が突設された第2ベース部の外側部94と、前記第2ベース部の対向部92と第2ベース部の外側部94との間において前記第2ベース部の対向部92及び第2ベース部の外側部94に交差する面であって、ヒンジ部16が連設された第2ベース部の下側部96と、前記第2ベース部の対向部92と第2ベース部の外側部94との間において前記第2ベース部の対向部92及び第2ベース部の外側部94に交差する面であって、第2綴杆40が突き出された側である第2ベース部の上側部98とを備える。
この実施の形態においては、第1ベース部22及び第2ベース部24は、略四角柱状である。
そして、第1ベース部の対向部82と第2ベース部の対向部92とは、回転方向と直交し、綴具10を閉じたときに垂直にすなわち高さ方向にのびる平面であって、図16A及び図17A〜Cに示すように綴具10を閉じたときに密着するように形成されている。
又、第1ベース部22の第1ベース部の対向部82は、第2ベース部24の第2ベース部の対向部92と略々密着するように、後述する付勢部材100のコイル部102の第2ベース部の対向部92より突き出た部分を収容するための付勢部材収容穴82bを穿設されている。
付勢部材収容穴82bは、付勢部材100のコイル部102,第1フック部104a及び第2付勢部材固定部108を合わせた長さ(長手方向における長さ)を備える平面視方形状であり、コイル部102の直径より若干長い幅を備える。
頭部収容穴82a及び付勢部材収容穴82bの長手方向にのびる中心線L5は、ヒンジ部16の薄肉部ののびる長手方向の中心軸線L1と、細長孔54ののびる方向である第1スライド体26の長手方向にのびる中心軸線L2とは、平行になるように構成されている(図14参照)。
そして、付勢部材100は、コイル部102の一端に第1フック部104aを付設され、コイル部102の他端に第2フック部104bを付設されている。
第1フック部104aは、円環状であり、その円環の径方向が第2ベース部24の厚み方向にのびている。
第2フック部104bは、円環状であり、その円環の径方向が第2ベース部24の幅方向にのびている。
付勢部材100は、その向こう側端の第1フック部104aが第1綴具部材120の第1スライド体26の第1付勢部材固定部106に係止固定され、その手前側端の第2フック部104bが第2綴具部材140の第2スライド体28の第2付勢部材固定部108に係止固定されている。
第1付勢部材固定部106は、第1フック部104aを係止するための第1係止括れ部106aを形成されている。第1係止括れ部106aは、第2ベース部24の厚み方向にのびる。
第2付勢部材固定部108は、第2フック部104bを係止するための第2係止括れ部108aを形成されている。第2係止括れ部108aは、第2ベース部24の幅方向にのびる。
而して、付勢部材100は、綴杆部12を閉じているときには、第1綴杆の綴杆係止部124と第2綴杆の綴杆係止部144とを係合させる方向に作用している。
係止された第1綴杆の綴杆係止部124及び第2綴杆の綴杆係止部144を外すときには、その第1綴杆の綴杆係止部124及び第2綴杆の綴杆係止部144を指で捩ることにより、付勢部材100の引張力に抗して第1綴具部材120の第1綴杆20を向こう側に移動させ且つ第2綴具部材140の第2綴杆40を手前側に移動させて、閉じていた第1綴杆20と第2綴杆40とを開く。更に、第1綴杆20と第2綴杆40とは、幅方向において外側に(すなわち、第1綴杆20を左側(表側)に回転させ、且つ第2綴杆40を右側(裏側)に)、回転させて、リーフ110を綴じたり外したりすることができる。
ヒンジ部16の薄肉部ののびる長手方向の中心軸線L1と、細長孔54ののびる方向である第1スライド体26の長手方向にのびる中心軸線L2と、付勢部材100の引張方向(第1スライド体26の長手方向にのびる中心軸線L2と一致)とは、綴杆部12の開閉する方向すなわち第1綴杆20と第2綴杆40との回転方向と直交する。
綴杆部12を閉じたとき係合する第1綴杆の凸部126と第2綴杆の凹部148とが綴杆部12を開くとき外れる方向及び綴杆部12を閉じたとき係合する第2綴杆の凸部146と第1綴杆の凹部128とが綴杆部12を開くとき外れる方向と、前記中心軸線L1及び中心軸線L2とは平行である。
綴杆部12を閉じたとき係合する第1綴杆20の脱係防止部130の係止凸部132と第2綴杆40の脱係防止部150の係止凹部154とが綴杆部12を開くとき外れる方向及び綴杆部12を閉じたとき係合する第1綴杆20の脱係防止部130の係止凹部134と第2綴杆40の脱係防止部150の係止凸部152とが綴杆部12を開くとき外れる方向と、前記中心軸線L1及び中心軸線L2とは平行である。
而して、第1綴杆20と第2綴杆40とが外れる方向は、第1スライド体26と第2スライド体28とが移動する方向と、平行であり、且つヒンジ部16の薄肉部ののびる方向と平行である。
この発明にかかる綴具10の綴杆部12を開くときには、第1綴杆20と第2綴杆40とを指で捩ることにより、第2ベース部24の第1スライド体26と第2スライド体28とを反対方向に移動させて、第1綴杆20及び第2綴杆40を構成する複数の綴杆が、共に、係止されていた第1綴杆の綴杆係止部124と第2綴杆の綴杆係止部144とが脱係して、綴杆部12を開く。
綴具10は、綴具10の長さ方向が、幅方向にのびる端縁に綴じ穴112を形成したリーフ110の幅方向にのびるように、リーフ110を綴じて、ノートを形成してもよい。
図20及び図21図示リーフ110は、表表紙116Aと、裏表紙116Bと、それらとの間に挟まれた筆記用の用箋116Cとを備えている。表表紙116A,裏表紙116B及び用箋116Cは、綴じ代側端縁に、貫通孔からなる綴じ穴112が形成されている。
第1摘み部116A1は、表表紙116Aの綴具10側隅部の向こう側端縁(上端)より、表表紙116Aを第1綴杆の綴杆係止部124を脱係する方向である向こう側(上方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視半円形突片である。
第1摘み部116A1は、表表紙116Aと一体に形成されている。第1摘み部116A1は、表表紙116Aの上端と平行に形成された直線状折曲部116A2において内側に向けて折り曲げることができるように構成され、表表紙116Aの上端縁より突出することがないように構成されている。
裏表紙116Bは、第2綴杆の綴杆係止部144を脱係する方向すなわち綴具10の長さ方向における手前側(下方)に向けて、移動させる変位体を構成しており、その手前側端縁(下端縁)の綴具10側近傍に第2摘み部116B1が突設されている。
第2摘み部116B1は、裏表紙116Bの綴具10側隅部の手前側端縁(下端)より、裏表紙116Bを第2綴杆の綴杆係止部144を脱係する方向である手前側(下方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視半円形突片である。
第2摘み部116B1は、裏表紙116Bと一体に形成されている。第2摘み部116B1は、裏表紙116Bの下端と平行に形成された直線状折曲部116B2において内側に向けて折り曲げることができるように構成され、裏表紙116Bの下端縁より突出することがないように構成されている。
第1綴杆20と第2綴杆40とを開くときにおいては、例えば、左手の人差し指と親指とによって第1摘み部116A1を摘み向こう側(上側)に引っ張り、同時に、右手の人差し指と親指とによって、第2摘み部116B1を摘み手前側(下側)に引っ張り、第1綴杆の綴杆係止部124と第2綴杆の綴杆係止部144との係合を外し、且つ、第1摘み部116A1を幅方向に回転させて開くとともに、第2摘み部116B1を幅方向に回転させて開く。このとき、第1摘み部116A1は、第1綴杆20の開く側である表側に引っ張って第1綴杆20を回転させ、第2摘み部116B1は、第2綴杆40の開く側である裏側に引っ張って第2綴杆40を回転させる。
図22及び図23図示リーフ1110は、表表紙1116Aと、裏表紙1116Bと、それらとの間に挟まれた筆記用の用箋1116Cとを備えている。表表紙1116A,裏表紙1116B及び用箋1116Cは、綴じ代側端縁に貫通孔からなる綴じ穴1112が形成されている。
第1摘み部1116A1は、表表紙1116Aの綴具10側隅部の向こう側端縁(上端)より、表表紙1116Aを第1綴杆の綴杆係止部124を脱係する方向である向こう側(上方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視略方形状部分である。
第1摘み部1116A1は、表表紙1116Aと一体に形成されている。
裏表紙1116Bは、第2綴杆の綴杆係止部144を脱係する方向すなわち綴具10の長さ方向における手前側(下方)に向けて、移動させる変位体を構成しており、その手前側端縁(下端縁)の綴具10側近傍に第2摘み部1116B1が突設されている。
第2摘み部1116B1は、裏表紙1116Bの綴具10側隅部の手前側端縁(下端)より、裏表紙1116Bを第2綴杆の綴杆係止部144を脱係する方向である手前側(下方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視略方形状部分である。
第2摘み部1116B1は、裏表紙1116Bと一体に形成されている。
すなわち、表表紙1116Aの第1摘み部1116A1と用箋1116Cの第1切欠部1116C1とが協働して、変位体を構成し、裏表紙1116Bの第2摘み部1116B1と用箋1116Cの第2切欠部1116C2とが協働して、変位体を構成している。
すなわち、表表紙1116Aの第1摘み部1116A1と用箋1116Cの第1切欠部1116C1とが協働して、変位体を構成し、裏表紙1116Bの第2摘み部1116B1と用箋1116Cの第2切欠部1116C2とが協働して、変位体を構成している。
表表紙1116Aは、第1綴杆20の第1綴杆の綴杆係止部124を脱係する方向すなわち綴具10の長さ方向における向こう側(上方)に向けて、移動させる変位体を構成している、平面視略長方形状の第1変位板体3116Aが添設されている。そして、第1変位板体3116Aは、その向こう側端縁(上端縁)の綴具10側近傍に第1摘み部3116A1が形成されている。
第1摘み部3116A1は、表表紙1116Aの綴具10側隅部の向こう側端縁(上端)より、表表紙1116Aを第1綴杆20の第1綴杆の綴杆係止部124を脱係する方向である向こう側(上方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視略方形状部分である。
第1摘み部3116A1は、表表紙1116Aと一体に形成されている。
裏表紙1116Bは、第2綴杆の綴杆係止部144を脱係する方向すなわち綴具10の長さ方向における手前側(下方)に向けて、移動させる変位体を構成している、平面視平面視略長方形状の第2変位板体3116Bが添設されている。そして、第2変位板体3116Bは、その手前側端縁(下端縁)の綴具10側近傍に第2摘み部3116B1が突設されている。
第2摘み部3116B1は、裏表紙1116Bの綴具10側隅部の手前側端縁(下端)より、裏表紙1116Bを第2綴杆の綴杆係止部144を脱係する方向である手前側(下方)に向けて、指で挟んで引っ張ることができる面積を備えた平面視略方形状部分である。
第2摘み部3116B1は、裏表紙1116Bと一体に形成されている。
表表紙1116A、裏表紙1116B及び用箋1116Cは、第1摘み部3116A1の領域を指で挟んで摘むために、ベース部14の長さ方向における向こう側端縁(上端縁)で綴具10に綴じられる綴じ穴1112の近傍に、用箋の一部を切り欠かれてなる第1切欠部1116C1を形成されている。
すなわち、表表紙1116A、裏表紙1116B及び用箋1116Cの第1切欠部1116C1と第2変位板体3116Bとが協働して、変位体を構成し、表表紙1116A、裏表紙1116B及び用箋1116Cの第2切欠部1116C2とが協働して、変位体を構成している。
第1綴杆20と第2綴杆40とを開くときおいては、例えば、左手の人差し指と親指とによって第1変位板体3116Aを摘み向こう側(上側)に引っ張り、同時に、右手の人差し指と親指とによって、第2変位板体3116Bを摘み手前側(下側)に引っ張り、第1綴杆の綴杆係止部124と第2綴杆の綴杆係止部144との係合を外し、且つ、第1変位板体3116Aを幅方向に回転させて開くとともに、第2変位板体3116Bを幅方向に回転させて開く。このとき、第1変位板体3116Aは、第1綴杆20の開く側である表側に引っ張って第1綴杆20を回転させ、第2変位板体3116Bは、第2綴杆40の開く側である裏側に引っ張って第2綴杆40を回転させる。
すなわち、第1変位板体3116Aの第1摘み部3116A1と用箋1116Cの第1切欠部1116C1とが協働して、変位体を構成し、第2変位板体3116Bの第2摘み部3116B1と用箋1116Cの第2切欠部1116C2とが協働して、変位体を構成している。
この発明の実施の形態によれば、第1綴杆20及び第2綴杆40は、前記ベース部14の長手方向に間欠的に形成され、綴杆部12が前記ヒンジ部16を中心にして回転し且つ綴杆部12を開閉するときに長手方向に相対変移するように形成されているので、複数の第1綴杆20及び第2綴杆40で構成される綴杆部12を一度に開閉させることができる。
この発明の実施の形態によれば、第1綴杆の綴杆係止部124,第2綴杆の綴杆係止部144は、第1綴杆20及び第2綴杆40の回転方向において係止及び脱係するように、第1綴杆20の第1綴杆の凸部126及び第1綴杆の凹部128と第2綴杆40の第2綴杆の凹部148及び第2綴杆の凸部146とが係合するように構成され、且つ、綴杆部12を閉じたとき、第1綴杆20及び第2綴杆40の回転方向及び回転方向と交差する方向に脱係しないように第1綴杆20及び第2綴杆40の回転方向と交差する方向にのびる脱係防止部130,150が形成されているので、第1綴杆20及び第2綴杆40の回転方向及び回転方向と交差する方向に、閉じられた綴杆の第1綴杆の綴杆係止部124,第2綴杆の綴杆係止部144が脱係しにくい。
図26は、変形例の斜視図解図である。
図26図示付勢部材100は、第1スライド体26の一部分として形成されたコイルバネからなり、コイル部102とコイル部102の一端からコイル部102の中心軸と直交ないし交差する方向に伸びる直線状の第2フック部104bが連設されている。
そして、付勢部材100のコイル部102の一端から延びる第2フック部104bを支持するために、前記第2スライド体28に第2付勢部材固定部108が形成されている。
前記付勢部材100のコイル部102の一端から延びる第2フック部104bは、第1綴具部材120の第1スライド体26と対向する第2綴具部材140の第2スライド体28の第2付勢部材固定部108に係止され、支持されている。
すなわち、一方のコイル部102の一端は、第1スライド体26に支持され、また、もう一方の第2フック部104bは、第2スライド体28の第2付勢部材固定部108に支持されている。
而して、付勢部材100は、綴杆部12を閉じているときには、第1綴杆の綴杆係止部124と第2綴杆の綴杆係止部144とを係合させる方向に作用している。
その第1綴杆の綴杆係止部124及び第2綴杆の綴杆係止部144を指で捩ることにより、係止された第1綴杆の綴杆係止部124及び第2綴杆の綴杆係止部144を外すときには、付勢部材100の引張力に抗して第1綴具部材120の第1綴杆20を向こう側に移動させ且つ第2綴具部材140の第2綴杆40を手前側に移動させて、閉じていた第1綴杆20と第2綴杆40とを開く。
移動距離規制部70も同様である。
12 綴杆部
14 ベース部
16 ヒンジ部
18 移動部
20 第1綴杆
22 第1ベース部
24 第2ベース部
26 第1スライド体
28 第2スライド体
40 第2綴杆
50 摺動孔
52 挿入大孔
54 細長孔
56 案内凸条
56a 第1案内凸条
56b 第2案内凸条
60 摺動凸部
62 頭部
64 首部
66 肩部
70 移動距離規制部
72 規制凸部
72a 垂直壁
74 規制凹部
74a 垂直面
82 第1ベース部の対向部
82a 頭部収容穴
82b 付勢部材収容穴
84 第1ベース部の外側部
86 第1ベース部の下側部
88 第1ベース部の上側部
92 第2ベース部の対向部
94 第2ベース部の外側部
96 第2ベース部の下側部
98 第2ベース部の上側部
100 付勢部材
102 コイル部
104a 第1フック部
104b 第2フック部
106 第1付勢部材固定部
106a 第1係止括れ部
108a 第2係止括れ部
108 第2付勢部材固定部
110,1110 リーフ
110a リーフの表側
110b リーフの裏側
112,1112,3112A,3112B 綴じ穴
114 綴じ代側端縁
116A,1116A 表表紙
116A1,1116A1 第1摘み部
116A2,116B2 折曲部
116B,1116B 裏表紙
116B1,1116B1 第2摘み部
116C,1116C 用箋
120 第1綴具部材
122a,142a 根元部
122b,142b 自由端
124 第1綴杆の綴杆係止部
126 第1綴杆の凸部
128 第1綴杆の凹部
130,150 脱係防止部
132,152 係止凸部
134,154 係止凹部
140 第2綴具部材
144 第2綴杆の綴杆係止部
146 第2綴杆の凸部
148 第2綴杆の凹部
1116C1 第1切欠部
1116C2 第2切欠部
3116A 第1変位板体
3116A1 第1摘み部
3116B 第2変位板体
3116B1 第2摘み部
Claims (6)
- 一対の綴杆部と、
前記一対の綴杆部を構成する複数の綴杆を並列するための一対のベース部と、
一対のベース部を回動自在に連設するヒンジ部と、
一対の綴杆部を構成する複数の綴杆を、綴杆を並列された方向であるベース部の長手方向に、共に移動させるために、一方のベース部に形成された移動部とを備え、
前記一対の綴杆部は、移動部において手前側から向こう側及び向こう側から手前側に移動され、且つ、ヒンジ部を中心にして開閉される、綴具。 - 前記綴杆部は、綴杆のベース部に連設された根元部とは反対側の自由端に、綴杆を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成され、
前記綴杆係止部は、係止する綴杆の回転方向と交差する方向に係止する綴杆を相対移動して係止又は脱係するように形成され、
綴杆係止部を係止する方向に、前記一対の綴杆部を付勢する付勢部材が、前記ベース部に設けられた、請求項1に記載の綴具。 - 前記ベース部は、複数の綴杆を並列された第1ベース部と、複数の綴杆を並列された第2ベース部とを備え、
前記第1ベース部は、ヒンジ部に連設され、
前記第2ベース部は、複数の綴杆を形成された部位とヒンジ部に連設された部位とに分かれており、
前記移動部は、第2ベース部に形成され、前記複数の綴杆を形成された部位とヒンジ部を連設された部位とを異なる方向に移動できるように形成された、請求項1又は請求項2に記載の綴具。 - 前記一対のベース部は、一方のベース部が、前記ヒンジ部に連設された一方の板状のスライド体と、前記複数の綴杆を並列させる他方の板状のスライド体とを有し、
一方のスライド体と他方のスライド体とは、前記移動部により、前記スライド体の長手方向に摺動自在に連結された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の綴具。 - 前記移動部は、一対のベース部のうち一方のベース部が摺動自在に連結された複数の板状体で構成され、
一方の板状体は、長手方向にのびる摺動孔に他方の板状体に突設された摺動凸部を嵌挿して連結された、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の綴具。 - 前記摺動孔は、摺動凸部の頭部を板状体の厚さ方向に向けて嵌挿させるための挿入大孔と、前記挿入大孔に続いて長手方向にのびるように形成された細長孔と、前記細長孔に臨む案内凸条とを有し、
前記摺動凸部は、その頭部と、頭部に首部を介して続く肩部とを、摺動孔の案内凸条に係止させて、前記摺動孔ののびる方向に移動する、請求項5に記載の綴具。
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