JP5109346B2 - 光拡散フィルムおよびそれを用いた直下型面光源 - Google Patents
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Description
(1) 測定は透過測定で行い、あおり角は0°(あおりなし)とし、偏光フィルターやバンドパスフィルター(色フィルター等)は使用しない。
(2) 次いで、試料台には何も設置せずに、光線入射角θを0°、受光角を0°として光度を測定し、このときの値をKAとする。
(3) 測定対象フィルムの両表面を、それぞれ便宜的にa面、b面と定める。試料台に測定対象フィルムを光線入射面がa面となるようにかつ、たわみ等がないように設置し、光線入射角θ(対フィルム面法線方向)を20°、受光角を0°(対フィルム面法線方向)とし、光度KB(θ=20°)を測定する。
(4) 下記式より比輝度Aを求める。
A(θ=20°)=(KB/KA)/cosθ
(5) θ=25°、30°、35°、40°、45°、50°、−20°、−25°、−30°、−35°、−40°、−45°、−50°においても、同様に比輝度を求める。θ=20°、25°、30°、35°、40°、45°、50°、−20°、−25°、−30°、−35°、−40°、−45°、−50°の比輝度の最小値をAM(φ=0°,a面)とする。また、θ=20°、25°、30°、35°、40°、45°、50°、−20°、−25°、−30°、−35°、−40°、−45°、−50°の比輝度の平均比輝度を求め、これをAav(φ=0°,a面)とする。ここでφは測定における面内回転角を示す(時計回り方向を+方向とする)。
(6) フィルム面内において(3)〜(5)で測定した方向に対して、時計回りに15°回転方向になるようフィルムを回転させる。即ち、φ=15°となる
(7) 上記(3)〜(5)の作業を行い、AM(φ=15°,a面)およびAav(φ=15°,a面)を得る。
(8) フィルム面内において(3)で測定した方向に対して、時計回りに30°、45°、60°、75°、90°、105°、120°、135°、150°、165°回転させた方向になるようフィルムをフィルム面方向に回転させる。そして、それぞれの回転位置において上記(3)〜(5)の作業を行い、それぞれAM(φ=30°,a面)、AM(φ=45°,a面)、・・・、AM(φ=165°,a面)、およびAav(φ=30°,a面)、Aav(φ=45°,a面)、・・・、Aav(φ=165°,a面)を得る。
(9) b面についても上記(3)〜(8)の作業を行い、それぞれAM(φ=0°,b面)、AM(φ=15°,b面)、・・・、AM(φ=165°,b面)、およびAav(φ=−15°,b面)、・・・、Aav(φ=−165°,b面)を得る。
(10) 上記(9)までで得られたAavのうち最も高い値を最大平均比輝度Amaxとする。また、Amaxを測定した際の面及び角度φでのAMを比輝度の最小値AIとする。本願発明において、一方の表面のみに異方度1.1以上の表面凹凸形状が形成されている場合には、通常は、その面とは反対側の面が最大平均比輝度Amaxをとる面になる。
(11) 最大平均比輝度Amaxをとる面において、面内回転角φを変化させた上記測定で得られたAavのうち最も小さい値を最小平均比輝度Aminとする。
(12) AmaxをAminで除した値(Amax/Amin)を求める。尚、Aminが0の場合、Amax/Aminは∞となる。また、AmaxとAminが同じ値の場合、Amax/Aminは1となる。
AI、Amax、Amax/Aminを上記範囲にすることにより、上記効果が得られる詳細な理由については不明であるが、本発明者らは次のように考えている。 本発明の光拡散フィルムが好適に用いられる直下型面光源は、図3〜5に示すように二以上の直線部を有する光源を有し、かつその直線部がほぼ平行となるように設置されていることが多い。即ち、光源からの出射光分布には大きな異方性があることになる。
(I)式において、aは直下型面光源の光源間平均距離、bは直下型面光源の光源と光反射拡散フィルムの平均距離。ここで、角度δとは、即ち図6で示される角度を示している。
(1) 面光源の長辺方向をL辺、短辺方向をS辺とする。尚、面光源が正方形の場合は、便宜的にL辺とS辺を定めることにする。次いで、一方のL辺を11等分し、等分点から他方のL辺へ直線L1〜L10をそれぞれL辺に対して垂直に引く(図7)。
(2) 直線L1が2本以上の蛍光管と交わっている場合は、直線L1と最初の蛍光管との交点(交点は蛍光管の中心部とする)から次の蛍光管との交点の距離(光源間距離)を測定する。同様にして全ての光源間距離を測定し、それらの平均を算出する。この方法で求めた平均光源間距離をLA1とする。尚、直線L1が1本以下の蛍光管としか交わっていない場合は、光源間距離が存在しないため、データなしとする。
(3) 直線L2からL10についても同様の作業を行い、LA2〜LA10を求める。
(4) S辺についても、一方のS辺を11等分し、等分点から他方のS辺へ直線S1〜S10をそれぞれS辺に対して垂直に引く。そして(2)〜(3)と同様の作業を行い、SA1〜SA11およびSAを求める。
(5) LA1〜10およびSA1〜10の平均を、当該面光源の光源間平均距離aとする。尚、データなしの直線については、平均計算の対象としない。
(1) 各直線光源部に便宜的に直線光源部1、直線光源部2、・・・、直線光源部nというように番号を付する。
(2) 直線光源部1の直線光源部分の長さを計測し、直線光源部1を長さ方向に11等分する。
(3) 直線光源部1について、各等分点における直線光源部の径方向の中心部から光拡散フィルムの光源側表面までの最短距離を計測する。
(4) 各等分点における最短距離を平均し、当該平均値をその直線光源部の直線光源部−光拡散フィルム間距離とする。
(5) 他の直線光源部についても直線光源部−光拡散フィルム間距離を求める。
(6) 以上で得られた直線光源部1から直線光源部nまでの直線光源部−光拡散フィルム間距離を平均し、当該平均値をbとする。
そこで、本発明の光拡散フィルムは、フィルム面内で光学的異方性を有するほうが有利であると考えられ、具体的には最大平均比輝度比Amaxと最小平均輝度比Aminの比Amax/Aminが1.1以上であることが望ましい。
A(+5)/Amax≧0.5 ・・・(II)
A(−5)/Amax≧0.5 ・・・(III)。
(1) フィルムを厚み方向に潰さないようにフィルム面に対して垂直に切断し、断面を観察する。ここでフィルム断面において、フィルム面方向をx軸方向とし(任意の方向をプラス方向とする)、フィルムの厚み方向をy軸方向とする。
(2) 表面凹凸形状の凸部(極大地点)のうち、任意の一点をB0とする。(図9を参照)
(3) ついで、B0に対してx軸プラス方向において直近の凹部(厚み方向の極小地点)をB1とする。
(4) B0とB1のx軸方向の距離の絶対値を計測し、これをBx1とする。このとき、該距離が0.5μm未満の場合は、該極小地点は凹部とはみなさず、x軸プラス方向において次に直近の凹部を探し、それをB1とする。
(5) B0とB1のy軸方向の距離の絶対値を計測し、これをBy1とする。このとき、該距離が0.5μm未満の場合は、該極小地点は凹部とはみなさず、x軸プラス方向において次に直近の凹部を探し、それをB1とする。
(6) 以下の式に則りBs1を求める。
・Bs1=By1/Bx1
(7) ついで、B1に対してx軸プラス方向において直近の凸部(厚み方向の極大地点)をB2とする。
(8) B1とB2のx軸方向の距離の絶対値を計測し、これをBx2とする。このとき、該距離が0.5μm未満の場合は、該極大地点は凸部とはみなさず、x軸プラス方向において次に直近の凸部を探し、それをB2とする。
(9) B1とB2のy軸方向の距離の絶対値を計測し、これをBy2とする。このとき、該距離が0.5μm未満の場合は、該極大地点は凸部とはみなさず、x軸プラス方向において次に直近の凸部を探し、それをB2とする。
(10) 以下の式に則りBs2を求める。
・Bs2=By2/Bx2
(11) 上記(3)から(10)の作業を繰り返すことにより、B3からB100に該当する凹凸部を定め、Bs3〜Bs100を求める。
(12) Bs1からBs100の単純平均を求め、これを表面形状のアスペクト比Bs(0°)とする。ただし、凹凸部がBnまでしかない場合は、Bs1からBsnの単純平均を求め、これを表面凹凸形状のアスペクト比Bs(0°)とする。ここでnは100未満の整数である。
(13) フィルム面内において上記(1)で切断した方向に対して、時計回りに15°ずらした方向になるようフィルムをフィルム面に対して垂直に切断する。
(14) 上記(1)から(13)の作業を行い、得られた表面形状のアスペクト比をBs(15°)とする。
(15) 同様に、フィルム面内において上記(1)で切断した方向に対して、時計回りに30°、45°、60°、75°、90°、105°、120°、135°、150°、165°ずらした方向になるようフィルムをフィルム面に対してそれぞれ垂直に切断し、上記(1)から(13)の作業を行い、得られた表面形状のアスペクト比をそれぞれBs(30°)、Bs(45°)、Bs(60°)、Bs(75°)・・・Bs(165°)とする。
(16) Bs(0°)、Bs(15°)、Bs(30°)、Bs(45°)、Bs(60°)、Bs(75°)・・・Bs(165°)のうち、最大値をBmax、最小値をBminとする。
(17) BmaxをBminで除した値(Bmax/Bmin)を異方度とする。尚、Bminが0の場合、異方度は∞となる。また、Bs(n°)(n=0〜165°)の何れもが同じ値の場合、異方度は1となる。
また、本発明において、フィルムを構成する主たる樹脂は特に限定されるものではないが、可視光領域に吸収を有しないものが好ましい。ここでいう透明とは、それら樹脂のみからなる膜厚200μmの両表面が平滑なフィルムの全光線透過率が400nm〜700nmの全領域において70%以上であることを指す。かかる条件を満たす樹脂の例としては、ポリオレフィン(シクロオレフィンコポリマー等も含む)、ポリカーボネートやポリエステル等が挙げられる。中でも寸法安定性、機械特性、ハンドリング特性(取扱い性)が良好な樹脂として、芳香族ポリエステルが好適に用いられる。尚、フィルムを構成する主たる樹脂成分とは、フィルムを構成する樹脂成分のうち、最も重量比の大きな成分を指す。
(1)比輝度の最小値AI、最大平均比輝度Amax、最小平均比輝度Amin
比輝度は、(株)村上色彩技術研究所製の自動変角光度計(ゴニオフォトメータ)GP−200型を用いて測定する、以下、測定条件および方法を示す。なお、各実施例、比較例、参考例について測定したサンプルのN数は1である。
(i) 測定は透過測定で行い、あおり角は0°(あおりなし)、光束絞りの目盛値VS1を3.0に、受光絞りの目盛値VS3を2.0にする。偏光フィルターやバンドパスフィルター(色フィルター等)は使用しない。
(ii) 上記の条件にした後、試料台には何も設置せずに、光線入射角θを0°、受光角を0°として光度を測定する。このときパネルメーター(出力信号)の数値の表示が90〜110となるように本体のHIGH VOLT ADJ.のつまみを調整する。このときのHIGH VOLT ADJ.の値をHVA、パネルメーター(出力信号)の数値をKAAとする。尚、HIGH VOLT ADJ.のつまみを調整しても、パネルメーター(出力信号)の数値の表示が110を越える場合は、減光フィルターを用いる。減光フィルターは2枚以上用いてもよい。尚、減光フィルターを用いる場合は、減光率GAを予め測定しておく。減光率GAの測定法については後述する。また、減光フィルターは(株)村上色彩技術研究所製のGP−200型用の減光フィルターを用いる。
従って、実際の光度KAは
・KA=(KAA/GA)
となる。
(iii) 測定対象フィルムの両表面を、それぞれ便宜的にa面、b面と定める。試料台に測定対象フィルムを光線入射面がa面となるようにかつ、たわみ等がないように設置する。光線入射角θ(対フィルム面法線方向)を20°、受光角を0°(対フィルム面法線方向)とし、光度KB(θ=20°)を測定する。
また、測定においては、本体のHIGH VOLT ADJ.の値はHVAとする。また、パネルメーター(出力信号)の数値の表示が110を超える場合は、減光フィルターを用いる。減光フィルターは2枚以上用いてもよい。尚、減光フィルターを用いる場合は、減光率GBを予め測定しておく。減光率GBの測定法は減光率GAの測定法に準拠する。パネルメーター(出力信号)の数値の表示が110を超えない場合は、該数値をKBBとする。
従って、実際の光度KBは
・KB=(KBB/GB)
となる。
(iv) 前述した方法に基づき、比輝度の最小値AI、最大平均比輝度Amax、最小平均比輝度Aminを算出する。
直読ヘーズコンピューターHGM−2DP(C光源用)(スガ試験機(株)製)を用いて直進光透過率を測定し、該測定値をGAとした。尚、減光フィルターを2枚以上用いる場合は、減光フィルターを重ねた状態で測定する。測定の結果、得られた直進光透過率を減光率とする。尚、減光フィルターを使用しない場合の減光率は1.00である。
(1)にて求めた最大平均比輝度Amaxを示す面内回転角をφmax、最小平均比輝度Aminを示す面内回転角をφminとしたとき、その差Δφを下記式より求めた。
Δφ=|φmax−φmin|。
まず、ミクロトームを用いて、光拡散フィルムを厚み方向に潰すことなく、フィルム面方向に対して垂直に切断する。次いで、切断した断面をS−2100A型((株)日立製作所)などの走査型電子顕微鏡を用いて、適当な倍率(目安として500〜10000倍)で拡大観察し、先述した方法に則り、表面凹凸形状のアスペクト比の最大値Bmax、最小値Bmin、異方度Bmax/Bminを算出する。なお、各実施例、比較例、参考例について測定したサンプルのN数は1である。
直読ヘーズコンピューターHGM−2DP(C光源用)(スガ試験機(株)製)を用いて光線透過率およびヘイズを測定した。尚、全光線透過率およびヘイズは光拡散フィルムの両面について求め、より光線透過率の高い面における数値を当該光拡散フィルムの光線透過率およびヘイズとする。なお、各実施例、比較例、参考例について測定したサンプルのN数は1である。
長さ39cmの4Wの直線蛍光管が12本設置されている直下型面光源を用いた。各蛍光管は、蛍光管の長さ方向に平行で、蛍光間距離(蛍光管の中心間距離)が26mmとなるように設置されている。蛍光管の断面厚み(直径)は2mmである。該直下型面光源には、形状が長方形(長辺が40cm、短辺が30cm)の光反射フィルム(東レ(株)製#188E60L)が、光源中心部と反射板底面部との距離が3mmとなるよう蛍光管の下に設置されている。
[参考例1]
押出機に、光拡散フィルムを構成する主たる樹脂成分としてポリカーボネートのペレットを供給した。次いで溶融押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却して単層シートを作成した。
・z=5×sin(0.0942×x)+5×sin(0.0942×y)
ここで、zは金型厚み方向、x,yは金型面方向を示す。また、単位はμmである。
押出機に、光拡散フィルムを構成する主たる樹脂成分として、PETにグリコール単位に対してシクロヘキサンジメタノール成分を20mol%共重合させたポリエステル樹脂を99.8体積%、光拡散素子としてポリメチルペンテンを0.2体積%混合したペレットを供給した。次いで溶融押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却して単層シートを作成した。
この単層シートに下記方法で一方の表面に凹凸形状を付与した。尚、ここで、使用した金型は下記式で示される曲面が施されたニッケル製の金型である。
・z=5×sin(0.157×x)+5×sin(0.157×y)
ここで、zは金型厚み方向、x,yは金型面方向を示す。また、単位はμmである。
主押出機に、光拡散フィルムを構成する主たる樹脂成分としてPETに酸単位に対してイソフタル酸成分を10mol%、グリコール単位に対してシクロヘキサンジメタノール成分を10mol%共重合させたポリエステル樹脂(融点225℃)(以下、「IC−PET」と言う。)を98体積%、光拡散素子としてポリメチルペンテンを2体積%混合したペレットを供給し、また、主押出機とは別に副押出機を用い、この副押出機に、PET(融点265℃)ペレットを供給した。次いで主押出機に供給した成分層の両側表層に副押出機に供給した成分層が厚み比率で 副押出機の成分比:主押出機の成分比:副押出機の成分比=1:8:1 となるよう溶融3層積層共押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却して3層積層シートを作成した。この積層シートを温度88℃で長手方向に3.3倍に延伸し、続いてテンターにて95℃の予熱ゾーンを通して115℃で巾方向に3.5倍に延伸した。さらに熱処理温度を240℃として30秒間熱処理することにより厚み390μmの基材フィルムを得た。
・z=5×sin(0.314×x)+5×sin(0.314×y)
ここで、zは金型厚み方向、x,yは金型面方向を示す。また、単位はμmである。
実施例3と同様の方法で厚み140μmの基材フィルムを得た。
・z=5×sin(0.314×x)+5×sin(0.251×y)
ここで、zは金型厚み方向、x,yは金型面方向を示す。また、単位はμmである。
実施例3と同様の方法で厚み140μmの基材フィルムを得た。この基材フィルムに実施例3と同様の方法で一方の表面に凹凸形状を付与した。但し、使用した金型は下記式で示される曲面が施されたニッケル製の金型である。
・z=5×sin(0.314×x)+5×sin(0.188×y)
ここで、zは金型厚み方向、x,yは金型面方向を示す。また、単位はμmである。
実施例3と同様の方法で厚み140μmの基材フィルムを得た。
・z=5×sin(0.314×x)+5×sin(0.126×y)
ここで、zは金型厚み方向、x,yは金型面方向を示す。また、単位はμmである。
実施例3と同様の方法で厚み140μmの基材フィルムを得た。
・z=5×sin(0.251×x)
ここで、zは金型厚み方向、x,yは金型面方向を示す。また、単位はμmである。
実施例3と同様の方法で厚み140μmの基材フィルムを得た。
・z=5×sin(0.440×x)
ここで、zは金型厚み方向、x,yは金型面方向を示す。また、単位はμmである。
実施例3と同様の方法で厚み140μmの基材フィルムを得た。
・z=5×sin(0.628×x)
ここで、zは金型厚み方向、x,yは金型面方向を示す。また、単位はμmである。
実施例6で得られた拡散フィルムを、蛍光管の中心と光拡散フィルムの光源側の表面との距離が23.5mmとなるようにバックライトへ組み込んだ。かかるバックライトのδを計算したところ、30°であったが、均斉度は1.03、平均正面輝度は6000cd/m2と良好な性能を示した。
実施例9で得られた拡散フィルムを、蛍光管の中心と光拡散フィルムの光源側の表面との距離が23.5mmとなるようにバックライトへ組み込んだ。かかるバックライトのδを計算したところ、30°であったが、均斉度は1.02、平均正面輝度は5900cd/m2と良好な性能を示した。
実施例6で得られた拡散フィルムを、蛍光管の中心と光拡散フィルムの光源側の表面との距離が15.5mmとなるようにバックライトへ組み込んだ。かかるバックライトのδを計算したところ、40°であったが、均斉度は1.05、平均正面輝度は5600cd/m2と良好な性能を示した。
実施例9で得られた拡散フィルムを、蛍光管の中心と光拡散フィルムの光源側の表面との距離が15.5mmとなるようにバックライトへ組み込んだ。かかるバックライトのδを計算したところ、40°であったが、均斉度は1.03、平均正面輝度は5700cd/m2と良好な性能を示した。
実施例3と同様の方法で厚み140μmの基材フィルムを得た。
但し、使用した金型は下記式で示される曲面が施されたニッケル製の金型である。
・{(x+n×100)2/502}+{z2/37.52}=1
ただし、−50≦(x+n×100)≦50 (n=0,±1, ±2, ±3・・・) 、 z≦0。
即ち、金型の断面形状は図10で示され、また、y軸方向に凹凸はなく、形状はストライプレンズ柱となっている。
実施例3と同様の方法で厚み120μmの基材フィルムを得た。
実施例3と同様の方法で厚み120μmの基材フィルムを得た。
下記の布帛を作成し、展張し、面光源筐体に両面接着テープ(日東電工(株)製No.500)で固定した。該布帛の上(蛍光灯に面する側とは反対側の面)に、実施例3で得られた光拡散フィルムを表面凹凸形状が形成された面が観察者方向(表面凹凸形状が形成されていない面が布帛側)になるように重ねたところ、均斉度は1.02、平均正面輝度は5900cd/m2であり、良好な性能を示した。また布帛による光拡散フィルムの支持については、布帛の撓みが僅かにみられたものの概ね良好であった。
1.使用糸:タテ糸(56dtex−18フィラメント、ポリエステル100%フィラメントヤーン)、 ヨコ糸(84dtex−36フィラメント、ポリエステル100%フィラメントヤーン)
2.織り組織:平織り
3.織り密度:タテ織り密度 118本/インチ、ヨコ織り密度 92本/インチ。
実施例17で得られた布帛を、展張し、面光源筐体に両面接着テープ(日東電工(株)製No.500)で固定した。該布帛の上(蛍光灯に面する側とは反対側の面)に、実施例15で得られた光拡散フィルムを表面凹凸形状が形成された面が観察者方向(表面凹凸形状が形成されていない面が布帛側)になるように重ねたところ、均斉度は1.00、平均正面輝度は6000cd/m2であり、良好な性能を示した。また布帛による光拡散フィルムの支持については、布帛の撓みもほとんどなく極めて良好であった。
主押出機に、光拡散フィルムを構成する主たる樹脂成分としてIC−PETを90体積%、光拡散素子としてポリメチルペンテンを10体積%混合したペレットを供給し、また、主押出機とは別に副押出機を用い、この副押出機に、PET(融点265℃)ペレットを供給した。次いで主押出機に供給した成分層の両側表層に副押出機に供給した成分層が厚み比率で 副押出機の成分比:主押出機の成分比:副押出機の成分比=1:8:1 となるよう溶融3層積層共押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却して3層積層シートを作成した。この積層シートを温度88℃で長手方向に3.3倍に延伸し、続いてテンターにて95℃の予熱ゾーンを通して115℃で巾方向に3.5倍に延伸した。さらに熱処理温度を240℃として30秒間熱処理することにより厚み140μmの基材フィルムを得た。
主押出機に、光拡散フィルムを構成する主たる樹脂成分としてIC−PETを98体積%、光拡散素子としてポリメチルペンテンを2体積%混合したペレットを供給し、また、主押出機とは別に副押出機を用い、この副押出機に、PET(融点265℃)ペレットを供給した。次いで主押出機に供給した成分層の両側表層に副押出機に供給した成分層が厚み比率で 副押出機の成分比:主押出機の成分比:副押出機の成分比=1:8:1 となるよう溶融3層積層共押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却して3層積層シートを作成した。この積層シートを温度88℃で長手方向に3.3倍に延伸し、続いてテンターにて95℃の予熱ゾーンを通して115℃で巾方向に3.5倍に延伸した。さらに熱処理温度を240℃として30秒間熱処理することにより厚み140μmの基材フィルムを得た。
比較例2で得られた拡散フィルムを、蛍光管の中心と光拡散フィルムの光源側の表面との距離が23.5mmとなるようにバックライトへ組み込んだ。かかるバックライトのδを計算したところ、30°であった。均斉度は1.73、平均正面輝度は5300cd/m2であった。
比較例2で得られた拡散フィルムを、蛍光管の中心と光拡散フィルムの光源側の表面との距離が15.5mmとなるようにバックライトへ組み込んだ。かかるバックライトのδを計算したところ、40°であった。均斉度は1.86、平均正面輝度は5000cd/m2であった。
2:光源
3:光拡散フィルム
4:投光器
5:入射光線
6:受光器
7:金型
8:光拡散板
Claims (12)
- フィルム表面の法線方向に対して20°〜50°の角度範囲において光線を該フィルムへ入射したときの、法線方向へ透過される光線の比輝度の最小値AIが0.006以上であり、かつフィルムの少なくとも一方の表面に、アスペクト比Bmaxが1.0以上となる表面凹凸形状が付与されている光拡散フィルム。
- フィルム表面の法線方向に対して20°〜50°の角度範囲において光線を該フィルムへ入射したときの、法線方向へ透過される光線の最大平均比輝度Amaxが0.002以上である請求項1に記載の光拡散フィルム。
- フィルム表面の法線方向に対して20°〜50°の角度で光線を該フィルムへ入射し、フィルムを面内回転させた場合において、法線方向へ透過される光線の最大平均比輝度Amaxと最小平均比輝度Aminの比Amax/Aminが1.1以上である請求項1または2に記載の光拡散フィルム。
- 主たる構成成分がポリエステル樹脂である請求項1から3のいずれかに記載の光拡散フィルム。
- 光線透過率が40%以上である請求項1から4のいずれかに記載の光拡散フィルム。
- フィルム厚みが1000μm未満である請求項1から5のいずれかに記載の光拡散フィルム。
- フィルム面内において、フィルム表面における表面凹凸形状のアスペクト比の最大値Bmaxと最小値Bminの比Bmax/Bmin(異方度)が1.1以上である請求項1から6のいずれかに記載の光拡散フィルム。
- 請求項1から7のいずれかに記載の光拡散フィルムを用いた直下型面光源。
- 請求項7に記載の光拡散フィルムを用い、光拡散フィルムが、その異方度が1.1以上である表面凹凸形状の形成された面が観察者側に向けられて配置されている直下型面光源。
- 二以上の直線光源部を有する請求項8又は9に記載の直下型面光源。
- 前記光拡散フィルムと光源との間に布帛を有する請求項8から10のいずれかに記載の直下型面光源。
- 前記光拡散フィルムが前記布帛によって支持されている請求項11に記載の直下型面光源。
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