JP5108829B2 - おにぎりの包装体 - Google Patents
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Description
重ね合わされた内外2枚の包装材間にシート状の海苔を収容したシート状袋体からなる袋内におにぎりを収容した包装体であって、
前記シート状袋体に載置したおにぎりの上方で該シート状袋体の各端縁部を重合して熱溶着され、袋の左右両端縁間に亘って延在する横方向シール部と、
前記おにぎりを挟む左右両側で重合するシート状袋体を熱溶着して形成され、前記袋の底部から上端に亘って縦方向に延在すると共に前記横方向シール部と交差する縦方向シール部と、
前記袋の底面となる左右両端部において上方に向けて折り込まれた折込み部と、
前記シート状袋体の両包装材間に気体が封入されて前記シート状の海苔を密封状態で収容した第1密封室と、
前記シート状袋体の第1密封室で覆われて前記おにぎりを密封状態で収容した第2密封室とから構成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、シート状袋体に海苔を位置規制状態で収容しているから、おにぎり包装品を製造してから開封されるまでにおいて海苔が位置ずれするのを規制し、販売時の見栄えを良好とし得ると共に、袋の開封に際して左右に包装材を分割した際に海苔をおにぎりに合致した添付状態とすることができる。
請求項3に係る発明によれば、内外2枚の包装材を開封誘導線に沿って確実に引き裂いて左右に分割することができる。また、外側の包装材の引き裂き始端となる摘まみ部を環状弱シール部で囲繞しているから、袋の密封性を損なうこともない。
請求項4に係る発明によれば、第1密封室に加えて第2密封室にも気体を封入することで、包装体に一層ボリューム感を与え、自立性を高めることができると共に、2重の緩衝効果を得ることができる。
請求項5に係る発明によれば、封入気体として不活性ガスを用いることで、雑菌やカビ等の発生の防止、酸化および変退色防止効果が高まり、製造から消費期限までの期間を延長でき、それによって製造拠点から販売地区までの流通区域を拡大することが可能となる。
請求項6に係る発明によれば、包装体の縦方向シール部が袋底部から袋上部に亘って柱状の支えとなって自立性を高めたり、見栄えを良好なものとすることができる。
請求項7に係る発明によれば、海苔を収容したシート状袋体でおにぎりを包んで横方向シールおよび縦方向シールを施す位置に対応して包装材に、例えばパートコート処理等の熱溶着可能な処理を施すことなく熱溶着による密封性を得ることができる。
請求項8に係る発明によれば、包装体の縦方向シール部に対応して袋底部に形成される折込みにより形成される包装材の重なり部にパートコート等の易接着処理を別途施すことなく溶着されるので、左右の縦方向シール部によって袋底部に保形性を与えて自立性を高めることができる。
本発明は実施例の構成に限定されず、以下のようにも変更可能である。
(1) 包装体10の開封手段としては、袋20の上下方向に引き裂き性を備えたフィルムを採用し、その袋上端部に開封用ノッチを形成したり、カットテープをフィルム裏面側に上下に周回するよう貼り付けること等、その他の密封性を損ねることなく形成できる各種の開封手段を採用することができる。
(2) 密封室28,30に封入する気体として空気を用いることができ、この場合においても、第1密封室28に封入された空気によって海苔16の防湿効果および開封時における海苔16の裂けや欠損を防止できる。また、第1密封室28と第2密封室30とに異なる種類の気体を封入する構成を採用し得る。
(3) 第1および第2密封室28,30の夫々に不活性ガスを封入するようにしたが、少なくとも海苔16が収容された第1密封室28にのみ不活性ガスを封入する構成とすればよい。このように、第1密封室28のみに不活性ガスを封入した場合であっても、海苔16とおにぎり22との双方に対して充分な緩衝効果を得ることができる。しかも、おにぎり22が収容される第2密封室30にも不活性ガスを封入して緩衝効果を得る場合に対して、ガスの使用量を節減でき、生産コストを抑制し得る。
(4) 環状弱シール部44の形状は、四角形、三角形等、必要に応じて各種形状を選択でき、また、該環状弱シール部44の内側に形成される切込み46の形状も、横長方形状に限定されることなく各種形状を選択できる。実施例では環状弱シール部44を横方向シール部24の下方の近接位置に形成したが、環状弱シール部44の上部が横方向シール部24に重なっているものでもよく、また上方に開放するコ字状のシール部の上部を横方向シール部24に重なるよう形成することで、該シール部と横方向シール部24とで環状弱シール部44を形成する構成を採用することができる。
(5) 不活性ガスを袋内に封入するものにおいては、袋20の包装材についてガスバリア性のフィルムの使用が推奨されるが、おにぎり22の如く製造から消費までの消費期限が限られたものでは、ガスバリア性のフィルムを採用するまでもなく、おにぎり22を製造後食するまでのガス封入効果を維持することができる。しかも、ガスバリア性フィルムを使用した場合に対して、包材コストも抑えることができる。
16 海苔,18 シート状袋体,20 袋,22 おにぎり,24 横方向シール部
26 縦方向シール部,28 第1密封室,30 第2密封室,32 部分シール部
34 折込み部,36 開封手段,38 摘み部,40 第1の開封誘導線
42 第2の開封誘導線,44 環状弱シール部,48 補助開封誘導線
54 開封手段
Claims (8)
- 重ね合わされた内外2枚の包装材(12,14)間にシート状の海苔(16)を収容したシート状袋体(18)からなる袋(20)内におにぎり(22)を収容した包装体であって、
前記シート状袋体(18)に載置したおにぎり(22)の上方で該シート状袋体(18)の各端縁部を重合して熱溶着され、袋(20)の左右両端縁間に亘って延在する横方向シール部(24)と、
前記おにぎり(22)を挟む左右両側で重合するシート状袋体(18)を熱溶着して形成され、前記袋(20)の底部から上端に亘って縦方向に延在すると共に前記横方向シール部(24)と交差する縦方向シール部(26,26)と、
前記袋(20)の底面となる左右両端部において上方に向けて折り込まれた折込み部(34,34)と、
前記シート状袋体(18)の両包装材(12、14)間に気体が封入されて前記シート状の海苔(16)を密封状態で収容した第1密封室(28)と、
前記シート状袋体(18)の第1密封室(28)で覆われて前記おにぎり(22)を密封状態で収容した第2密封室(30)とから構成した
ことを特徴とするおにぎりの包装体。 - 前記シート状袋体(18)には、中央位置に収容したシート状の海苔(16)を囲むように形成した部分シール部(32)と、前記袋(20)を左右に分割可能な開封手段(36,54)とを設けた請求項1記載のおにぎりの包装体。
- 前記開封手段(36)は、前記袋(20)の前側または後側の何れか一方側においておにぎり(22)の上方に臨むよう前記シート状袋体(18)における外側の包装材(12)の左右方向の中央に形成した摘み部(38)と、始端が該摘み部(38)に接続され、おにぎり(22)を上下方向に囲み横方向シール部(24)を縦断して終端が前記袋(20)の他方側の上端に至るよう外側の包装材(12)を非貫通状態で脆弱化した左右一対の第1の開封誘導線(40、40)と、おにぎり(22)を上下方向に囲むように内側の包装材(14)を非貫通状態で脆弱化して前記一対の第1の開封誘導線(40,40)の間に臨み、前記横方向シール部(24)を縦断して袋上端部に至るよう形成された第2の開封誘導線(42)と、前記摘み部(38)を囲繞し、内外2枚の包装材(12,14)を熱溶着した環状弱シール部(44)と、該環状弱シール部(44)の上部に接続され、前記横方向シール部(24)を縦断して袋上端部に至るよう外側の包装材(12)を非貫通状態で脆弱化した補助開封誘導線(48)とを有する請求項2記載のおにぎりの包装体。
- 前記第2密封室(30)に気体を封入した請求項1〜3の何れか一項に記載のおにぎりの包装体。
- 前記密封室(28,30)に封入された気体は不活性ガスである請求項1〜4の何れか一項に記載のおにぎりの包装体。
- 前記縦方向シール部(26)は、袋(20)の底部となる折込み部(34)において包装材(12,14)が折り込まれて重合した該包装材(12,14)の表面同士が面する部位が溶着された請求項1〜5の何れか一項に記載のおにぎりの包装体。
- 前記内側の包装材(14)は表裏両面熱溶着性フィルムとした請求項1〜6の何れか一項に記載のおにぎりの包装体。
- 前記外側の包装材(12)は表裏両面熱溶着性フィルムとした請求項1〜7の何れか一項に記載のおにぎりの包装体。
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