JP5108699B2 - 刈取収穫機 - Google Patents

刈取収穫機

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Description

本発明は、コンバイン等の刈取収穫機に関する。
刈取収穫機の一例であるコンバインでは、特許文献1に開示されているように、走行用として静油圧式無段変速装置(特許文献1の図2及び図4の10)を備えて、静油圧式無段変速装置の油圧ポンプ(特許文献1の図2及び図4の13)を、前進側及び後進側に無段階に変速自在に構成している。
特許文献1では、静油圧式無段変速装置の油圧モータ(特許文献1の図2及び図4の14)(走行用の変速装置に相当)を、高速位置、中速位置及び低速位置に操作自在に構成しており、静油圧式無段変速装置の油圧ポンプとは別に、静油圧式無段変速装置の油圧モータを操作できるように構成している(特許文献1の図3及び図4の33,34,35参照)。
この場合、静油圧式無段変速装置の油圧モータにおいて、路上や畦等での移動走行用として高速位置が使用され、圃場での刈取作業用として中速位置が使用されるのであり、圃場での刈取作業において作物の倒伏が激しい部分に達した場合、静油圧式無段変速装置の油圧モータを低速位置に操作する。
このように倒伏が激しい作物を刈り取る場合、機体の走行速度を低速に設定することにより、刈取部の作動速度に対して機体の走行速度が速すぎて刈取部による刈り取りが間に合わないと言うような状態を防止することができるのであり、刈取部が遅れることなく倒伏した作物を刈り取ることができる。
特開2005−265052号公報(図2,3,4) 特開平11−32557号公報(図2及び図22)
刈取収穫機では特許文献2に開示されているように、刈取部用の変速装置を備えた機種も存在する。これにより、倒伏が激しい作物を刈り取る場合に機体の走行速度を低速に設定することができる刈取収穫機に対して、刈取部用の変速装置を組み合わせることが考えられている。
本発明は、刈取収穫機において、走行用の変速装置を移動走行用の高速位置、刈取作業用の中速位置、及び倒伏が激しい作物を刈り取る倒伏刈取作業用の低速位置に操作自在に構成した場合、刈取部用の変速装置を適切に連係させることを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、刈取収穫機において次のように構成することにある。
走行用の変速装置の伝動下手側に刈取部用の変速装置を備える。走行用の変速装置を、移動走行用の高速位置、刈取作業用の中速位置、及び倒伏が激しい作物を刈り取る倒伏刈取作業用の低速位置に操作自在に構成する。
走行用の変速装置が高速位置に操作された移動走行状態と、走行用の変速装置が中速位置に操作され且つ刈取部用の変速装置が低速位置に操作された標準刈取状態と、走行用の変速装置が低速位置に操作され且つ刈取部用の変速装置が高速位置に操作された低速刈取状態とを設定する。
動走行状態、標準刈取状態、低速刈取状態を設定可能に、行用の変速装置及び刈取部用の変速装置に連係された第1及び第2人為操作具を備え、第1人為操作具により標準刈取状態と低速刈取状態とを設定可能に構成する。
(作用)
本発明の第1特徴によると、圃場での刈取作業において、標準刈取状態を設定すれば、走行用の変速装置が中速位置に操作され、刈取部用の変速装置が低速位置に操作されて、機体の走行速度に対して刈取部の作動速度が適切な値に設定される(刈取部の作動速度に対して機体の走行速度が適切な値に設定される)。
この場合、標準刈取状態を設定することによって、走行用の変速装置が中速位置に操作され、刈取部用の変速装置が低速位置に操作されるので、走行用の変速装置の中速位置への人為的な操作と、刈取部用の変速装置の低速位置への人為的な操作とを別々に行う必要がない。
本発明の第1特徴によると、圃場での刈取作業において作物の倒伏が激しい部分に達した場合、第1人為操作具により低速刈取状態を設定すれば、走行用の変速装置が低速位置に操作され、刈取部用の変速装置が高速位置に操作される。
この場合、走行用の変速装置が低速位置に操作されることにより、刈取部の作動速度に対して機体の走行速度が速くなる状態が抑えられ、刈取部用の変速装置が高速位置に操作されることにより、機体の走行速度に対して刈取部の作動速度が遅くなる状態が抑えられるのであり、機体の走行速度に対して刈取部の作動速度が適切な値に設定される(刈取部の作動速度に対して機体の走行速度が適切な値に設定される)。
第1人為操作具により低速刈取状態を設定することによって、走行用の変速装置が低速位置に操作され、刈取部用の変速装置が高速位置に操作されるので、走行用の変速装置の低速位置への人為的な操作と、刈取部用の変速装置の高速位置への人為的な操作とを別々に行う必要がない。
本発明の第1特徴によると、路上や畦等での移動走行において、移動走行状態を設定すれば、走行用の変速装置が高速位置に操作されて、路上や畦等での高速の移動走行が行える。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、刈取収穫機において走行用の変速装置及び刈取部用の変速装置を備えた場合、走行用の変速装置及び刈取部用の変速装置を互いに適切に連係させながら、移動走行状態、標準刈取状態及び低速刈取状態を設定することができるように構成することにより、移動走行、刈取作業及び倒伏が激しい作物を刈り取る倒伏刈取作業に適切に対応することができるようになって、刈取収穫機の作業性を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、標準刈取状態を設定する場合に走行用の変速装置の中速位置への人為的な操作と、刈取部用の変速装置の低速位置への人為的な操作とを別々に行う必要がない点、並びに、低速刈取状態を設定する場合に走行用の変速装置の低速位置への人為的な操作と、刈取部用の変速装置の高速位置への人為的な操作とを別々に行う必要がない点により、刈取収穫機の操作性を向上させることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の刈取収穫機において次のように構成することにある。
第2人為操作具により移動走行状態と標準刈取状態とを設定可能に構成する。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴の刈取収穫機において次のように構成することにある。
標準刈取状態が設定された状態で第1人為操作具が操作されると、低速刈取状態が設定され、低速刈取状態が設定された状態で第1人為操作具が操作されると、標準刈取状態が設定されるように構成する。
標準刈取状態が設定された状態で第2人為操作具が操作されると、移動走行状態が設定され、移動走行状態が設定された状態で第2人為操作具が操作されると、標準刈取状態が設定されるように構成する。
(作用)
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
前項[I]において、移動走行状態では走行用の変速装置が高速位置に操作され、低速刈取状態では走行用の変速装置が低速位置に操作されるので、移動走行状態及び低速刈取状態では、機体の走行速度に大きな差がある。
本発明の第3特徴によると、低速刈取状態から移動走行状態を設定する場合、低速刈取状態から標準刈取状態を経由せずに移動走行状態を設定することはできず、第1人為操作具により低速刈取状態から標準刈取状態を設定し、この後に第2人為操作具により標準刈取状態から移動走行状態を設定しなければならない。同様に、移動走行状態から低速刈取状態を設定する場合、移動走行状態から標準刈取状態を経由せずに低速刈取状態を設定することはできず、第2人為操作具により移動走行状態から標準刈取状態を設定し、この後に第1人為操作具により標準刈取状態から低速刈取状態を設定しなければならない。
このように、低速刈取状態から移動走行状態を設定する場合、移動走行状態から低速刈取状態を設定する場合、移動走行状態及び低速刈取状態の中間の機体の走行速度を備えた標準刈取状態を経由するように構成することにより、低速刈取状態から移動走行状態を設定する場合(移動走行状態から低速刈取状態を設定する場合)において、機体の走行速度の急激な変化を抑えることができる。
(発明の効果)
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、低速刈取状態から移動走行状態を設定する場合(移動走行状態から低速刈取状態を設定する場合)において、機体の走行速度の急激な変化を抑えることができるようになり、機体の走行速度の急激な変化による乗り心地の悪化を防止することができた。
本発明の第3特徴によると、機体の走行速度の急激な変化が生じる走行用の変速装置の操作が防止されるので、走行用の変速装置の耐久性の向上と言う面でも有利なものとなった。
[IV]
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第1〜3特徴の刈取収穫機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
刈取部に動力を伝動及び遮断自在な刈取クラッチを備える。移動走行状態が設定されると、刈取クラッチを遮断状態に操作する操作手段を備える。
(作用)
本発明の第4特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I][III]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
刈取収穫機では一般に、刈取部を停止させた状態で路上や畦等での移動走行を行うことが多い。
本発明の第4特徴によると、移動走行状態を設定すれば、これに伴って刈取クラッチが遮断状態に操作されて刈取部が停止するので、刈取クラッチの遮断状態への人為的な操作を別に行う必要がない。
(発明の効果)
本発明の第4特徴によると、本発明の第1〜3特徴と同様に前項[I][III]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第4特徴によると、移動走行状態を設定する場合に、刈取クラッチの遮断状態への人為的な操作を別に行う必要がなくなって、刈取収穫機の操作性を向上させることができた。
[V]
(構成)
本発明の第5特徴は、本発明の第4特徴の刈取収穫機において次のように構成することにある。
標準刈取状態及び低速刈取状態が設定されると、刈取クラッチが伝動状態に操作されるように構成する。
[VI]
(構成)
本発明の第6特徴は、本発明の第1〜5特徴の刈取収穫機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
第1人為操作具が押し操作される毎に、標準刈取状態と低速刈取状態とが交互に設定され、且つ、第2人為操作具が押し操作される毎に、移動走行状態と標準刈取状態とが交互に設定されるように構成する。
[VII]
(構成)
本発明の第7特徴は、本発明の第1〜6特徴の刈取収穫機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
刈取部用の変速装置を、高低2段に変速自在なギヤ変速型式に構成する。
[VIII]
(構成)
本発明の第8特徴は、本発明の第1〜7特徴の刈取収穫機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
伝動上手側の油圧ポンプと伝動下手側の油圧モータとを備えた走行用の静油圧式無段変速装置を備える。油圧モータを走行用の変速装置として、移動走行用の高速位置、刈取作業用の中速位置、及び倒伏が激しい作物を刈り取る倒伏刈取作業用の低速位置に操作自在に構成する。
[IX]
(構成)
本発明の第9特徴は、本発明の第8特徴の刈取収穫機において次のように構成することにある。
油圧ポンプを操作する変速レバーを備え、第1及び第2人為操作具を変速レバーに備える。
[1]
図1に示すように、右及び左のクローラ式の走行装置1で支持された機体の前部に刈取部2が昇降自在に支持され、機体の前部の右側に運転部3が備えられて、機体の後部の左側に脱穀装置4が備えられ、機体の後部の右側にグレンタンク5が備えられて、刈取収穫機の一例である自脱型のコンバインが構成されている。
図2に示すように、運転部3の下側にエンジン6が備えられ、機体の前部の左右中央付近にミッションケース8が備えられて、静油圧式無段変速装置7がミッションケース8の右側部の上部に連結されている。静油圧式無段変速装置7の入力軸7aとエンジン6の出力軸6aとに亘って、伝動ベルト及びテンションプーリーにより構成されたテンション型式の主クラッチ9が備えられている。
図2に示すように、静油圧式無段変速装置7の出力軸7bがミッションケース8に挿入され、スプライン構造により低速ギヤ10(伝動軸12)に連結されており、伝動軸12に高速ギヤ11が固定されている。出力軸13に低速ギヤ14及び高速ギヤ15が相対回転自在に外嵌されて、低速ギヤ10,14及び高速ギヤ11,15が咬合しており、シフト部材16がスプライン構造により出力軸13にスライド及び一体回転自在に外嵌されている。出力軸13と刈取部2の入力軸2aとに亘って、伝動ベルト及びテンションプーリーにより構成されたテンション型式の刈取クラッチ17が備えられている。
図2及び図7に示すように、シフト部材16を低速ギヤ14の側面の咬合部14aに咬合させると(低速位置)、静油圧式無段変速装置7の出力軸7bの動力が低速ギヤ10,14及びシフト部材16を介して低速状態で刈取部2に伝達される。シフト部材16を高速ギヤ15の側面の咬合部15aに咬合させると(高速位置)、静油圧式無段変速装置7の出力軸7bの動力が高速ギヤ11,15及びシフト部材16を介して高速状態で刈取部2に伝達される。以上のように、低速ギヤ10,14及び高速ギヤ11,15、シフト部材16等により、高低2段に変速自在な刈取変速装置18(刈取部用の変速装置に相当)が構成されており、静油圧式無段変速装置7の伝動下手側に刈取変速装置18が配置されている。
[2]
次に、刈取変速装置18の操作構造について説明する。
図7及び図8に示すように、ミッションケース8に操作軸80が縦軸芯P1周りに回転自在に支持され、ミッションケース8の内部において操作軸80に固定された操作アーム80aがシフト部材16に係合している。ミッションケース8の外部において、操作軸80に操作板80bが固定され、操作板80bに2本のピン80c,80dが固定されている。
図7及び図8に示すように、板材を折り曲げて構成されたブラケット81がミッションケース8に固定されて、ブラケット81に2個の受け部81a,81bが備えられ、ブラケット81に切欠き部81cが備えられており、操作軸80のピン80cが切欠き部81cに入り込んでいる。ブラケット81の受け部81aにワイヤ82のアウター82bが固定され、ワイヤ82のインナー82aが操作軸80のピン80cに接続されており、ワイヤ82のインナー82aが操作モータ83(図4参照)に接続されている。
図7及び図8に示すように、ブラケット81の受け部81bに操作ロッド84がスライド自在に挿入されて、操作ロッド84が操作軸80のピン80dに接続されている。操作ロッド84の端部に受け部84aが固定され、ブラケット81の受け部81bと操作ロッド84の受け部84aとの間にバネ85が備えられており、バネ85により操作ロッド84が図7及び図8の紙面左方に付勢されている。バネ85及び操作ロッド84により操作軸80が図8の紙面時計方向に付勢されており、シフト部材16が低速ギヤ14の咬合部14aとの咬合側(低速位置)に付勢されている。
図7及び図8に示す状態は、操作モータ83によりワイヤ82のインナー82aが戻し操作された状態であり、バネ85及び操作ロッド84によりシフト部材16が低速ギヤ14に咬合している状態(低速位置)である。この状態において、操作軸80のピン80cがブラケット81の切欠き部81cの一方の端面に接当して、操作軸80が低速位置で停止している状態である。
図7に示すように、低速ギヤ14の咬合部14aの一方が直立面に構成され、他方が傾斜面に構成されている。これにより、シフト部材16が低速ギヤ14の咬合部14aに咬合している状態(低速位置)において、後述するように静油圧式無段変速装置7(油圧ポンプ7P)の出力軸7bから前進側Fの動力が伝達されると、シフト部材16に低速ギヤ14の咬合部14aの直立面が接当して、前進側Fの動力が刈取部2に伝達される。
後述するように静油圧式無段変速装置7(油圧ポンプ7P)の出力軸7bから後進側Rの動力が伝達されると、シフト部材16に低速ギヤ14の咬合部14aの傾斜面が接当して、バネ85に抗してシフト部材16に低速ギヤ14の咬合部14aから離間するのであり、後進側Rの動力が刈取部2に伝達されない。このように、シフト部材16と低速ギヤ14の咬合部14aとの間において、前進側Fの動力を伝達し後進側Rの動力を伝達しないワンウェイクラッチが構成されている。
図7及び図8に示すように、操作モータ83によりワイヤ82のインナー82aが引き操作されると、バネ85に抗して操作軸80が図8の紙面反時計方向に操作されて、シフト部材16が高速ギヤ15の咬合部15aと咬合する(高速位置)。この状態において、操作軸80のピン80cがブラケット81の切欠き部81cの他方の端面に接当して、操作軸80が高速位置で停止する。
[3]
次に、ミッションケース8の伝動系(直進系)の構造について説明する。
図2に示すように、伝動軸20に伝動ギヤ19が相対回転自在に外嵌されて、伝動ギヤ19が低速ギヤ10に咬合しており、シフト部材21がスプライン構造により伝動軸20にスライド及び一体回転自在に外嵌されている。伝動軸20に伝動ギヤ22,23が固定されており、伝動軸20の端部に多板摩擦式の駐車ブレーキ24が備えられている。
図2に示すように、通常はシフト部材21は伝動ギヤ19に咬合しており、静油圧式無段変速装置7の出力軸7bの動力が低速ギヤ10及び伝動ギヤ19を介して、伝動軸20に伝達されている。故障等による機体の牽引時において、シフト部材21を伝動ギヤ19から離間させることにより、右及び左の走行装置1と静油圧式無段変速装置7とをシフト部材21の位置で遮断することができるのであり、静油圧式無段変速装置7の抵抗を受けることなく機体を牽引することができる。
図2に示すように、伝動軸26に伝動ギヤ25が固定されて、伝動ギヤ22,25が咬合している。伝動軸26に右及び左の出力ギヤ27が相対回転自在に外嵌され、右及び左の出力ギヤ27の右及び左側に、右及び左の咬合部28がスプライン構造により伝動軸26にスライド及び一体回転自在に外嵌されている。右及び左の車軸29が備えられ、右及び左の車軸29に固定された右及び左の伝動ギヤ30が、右及び左の出力ギヤ27に咬合しており、右及び左の車軸29の端部に右及び左の走行装置1のスプロケット1a(図1参照)が連結されている。
図2に示すように、伝動軸26に固定された受け部材31と右の咬合部28との間にバネ32が備えられ、伝動ギヤ25と左の咬合部28との間にバネ32が備えられて、右及び左の咬合部28がバネ32により右及び左の出力ギヤ27の咬合側に付勢されている。右の出力ギヤ27と右の咬合部28との間に右の油室が形成され、左の出力ギヤ27と左の咬合部28との間に左の油室が形成されており、右及び左の油室に作動油を供給することにより、バネ32に抗して右及び左の咬合部28を右及び左の出力ギヤ27から離間させることができる。
図2に示すように、右の出力ギヤ27と右の咬合部28との間で咬合式の右のサイドクラッチ33が構成され、左の出力ギヤ27と左の咬合部28との間で咬合式の左のサイドクラッチ33が構成されている。右(左)の咬合部28が右(左)の出力ギヤ27に咬合することにより、右(左)のサイドクラッチ33が伝動状態となり、右(左)の咬合部28を右(左)の出力ギヤ27から離間させることにより、右(左)のサイドクラッチ33が遮断状態となる。
以上の構造により図2に示すように、静油圧式無段変速装置7の出力軸7bの動力が、低速ギヤ10、伝動ギヤ19、伝動軸20、伝動ギヤ22,25、伝動軸26、右及び左の咬合部28、右及び左の出力ギヤ27、右及び左の伝動ギヤ30、右及び左の車軸29を介して、右及び左の走行装置1に伝達されて、機体は直進する。
[4]
次に、ミッションケース8の伝動系(旋回系)の構造について説明する。
図2に示すように、伝動軸34に相対回転自在に外嵌された伝動ギヤ35が、右の咬合部28の外周部のギヤ部に咬合しており、伝動軸34と伝動ギヤ35との間に緩旋回クラッチ36が備えられている。緩旋回クラッチ36は摩擦多板式に構成されて遮断状態に付勢されており、作動油が供給されることで伝動状態に操作され、作動油が排出されることで遮断状態に操作される。
図2に示すように、伝動軸26に旋回クラッチケース37が相対回転自在に外嵌されており、伝動軸34に固定された伝動ギヤ38と旋回クラッチケース37の外周部のギヤ部とが咬合している。旋回クラッチケース37は左右対称に構成されており、旋回クラッチケース37と右の出力ギヤ27との間に右の旋回クラッチ39が備えられ、旋回クラッチケース37と左の出力ギヤ27との間に左の旋回クラッチ39が備えられている。右及び左の旋回クラッチ39は摩擦多板式に構成されており、作動油が供給されることで伝動状態に操作される。この場合、右及び左の旋回クラッチ39において、摩擦板が互いに密になるように配置されており、作動油が排出されても右及び左の旋回クラッチ39が半伝動状態となるように構成されている。
これにより、図2に示すように、緩旋回クラッチ36が伝動状態に操作されると、伝動軸26の動力が右の咬合部28、伝動ギヤ35、緩旋回クラッチ36、伝動軸34及び伝動ギヤ38を介して、伝動軸26と同方向で伝動軸26よりも低速の動力として、旋回クラッチケース37に伝達される。緩旋回クラッチ36の伝動状態において、右又は左のサイドクラッチ33が遮断状態に操作され、右又は左の旋回クラッチ39が伝動状態に操作されると、伝動軸26と同方向で伝動軸26よりも低速の動力が右又は左の出力ギヤ27に伝達される。
図2に示すように、伝動軸34の左側にブレーキ40が備えられている。ブレーキ40は摩擦多板式に構成されて、作動油が供給されることで制動状態に操作され、作動油が排出されることで解除状態に操作される。
これにより図2に示すように、ブレーキ40が制動状態に操作されると、伝動軸34及び伝動ギヤ38を介して、旋回クラッチケース37が制動状態となる。ブレーキ40の制動状態において、右又は左のサイドクラッチ33が遮断状態に操作され、右又は左の旋回クラッチ39が伝動状態に操作されると、右又は左の出力ギヤ27が制動状態となる。
図2に示すように、伝動軸34に伝動ギヤ41が相対回転自在に外嵌されて、伝動ギヤ23,41が咬合しており、伝動軸34と伝動ギヤ41との間に、逆転クラッチ42が備えられている。逆転クラッチ42は摩擦多板式に構成されて遮断状態に付勢されており、作動油が供給されることで伝動状態に操作され、作動油が排出されることで遮断状態に操作される。
これにより、図2に示すように、逆転クラッチ42が伝動状態に操作されると、伝動軸20の動力が伝動ギヤ23,41、逆転クラッチ42、伝動軸34及び伝動ギヤ38を介して、伝動軸26と逆方向の動力として、旋回クラッチケース37に伝達される。逆転クラッチ42の伝動状態において、右又は左のサイドクラッチ33が遮断状態に操作され、右又は左の旋回クラッチ39が伝動状態に操作されると、伝動軸26と逆方向の動力が右又は左の出力ギヤ27に伝達される。
[5]
次に、静油圧式無段変速装置7の油圧回路構造について説明する。
図5に示すように、静油圧式無段変速装置7は油圧ポンプ7P及び油圧モータ7M(走行用の変速装置に相当)を備え、油圧ポンプ7P及び油圧モータ7Mを一対の油路7cで接続して構成されている。静油圧式無段変速装置7の油圧ポンプ7Pは、中立位置N、前進側F及び後進側Rに無段階に変速自在に構成され、運転部3に備えられた変速レバー43(図4参照)と静油圧式無段変速装置7の油圧ポンプ7Pの斜板とが、連係リンク86を介して機械的に連係されており、変速レバー43により静油圧式無段変速装置7の油圧ポンプ7Pの斜板を操作して、静油圧式無段変速装置7の油圧ポンプ7Pを中立位置N、前進側F及び後進側Rに操作する。
図5に示すように、静油圧式無段変速装置7の入力軸7aにチャージポンプ44が接続されて、静油圧式無段変速装置7の入力軸7aによりチャージポンプ44が駆動されるように構成されており、チャージポンプ44から延出されたチャージ油路45が、静油圧式無段変速装置7の油路7cに接続されて、チャージ油路45にフィルタ49が備えられている。ミッションケース8とは別に備えられたオイルタンク46とチャージポンプ44とに亘って、供給油路47が接続されており、供給油路47にフィルタ48が備えられている。
図5に示すように、静油圧式無段変速装置7の油圧モータ7Mは、移動走行用の高速位置、刈取作業用の中速位置、及び倒伏が激しい作物を刈り取る倒伏刈取作業用の低速位置に変速自在に構成されている。静油圧式無段変速装置7の油圧モータ7Mの斜板を操作する操作シリンダ56が備えられ、チャージ油路45から油路57が分岐しており、油路57の作動油を給排操作して操作シリンダ56を操作する制御弁58が備えられている。
図5に示すように、チャージ油路45にリリーフ弁50が接続されて、リリーフ弁50が静油圧式無段変速装置7を収容するケース51に接続されている。ケース51とオイルタンク46とに亘って油路52が接続され、油路52にオイルクーラー53が備えられている。供給油路47におけるチャージポンプ44及びフィルタ48の間の部分と、油路52におけるケース51及びオイルクーラー53の間の部分とに亘って、油路54が接続されており、油路54に開閉弁55が備えられている。開閉弁55は閉位置に付勢されており、油路52の圧力が所定低圧に達すると開くパイロット式に構成されている。
以上の構造により、オイルタンク46の作動油が、フィルタ48、供給油路47、チャージポンプ44、チャージ油路45を介して静油圧式無段変速装置7の油路7cに供給されて、チャージ油路45の作動油が油路57及び制御弁58を介して操作シリンダ56に給排操作されるのであり、余剰の作動油がリリーフ弁50を介してケース51に排出される。静油圧式無段変速装置7の各部からの作動油及び制御弁58の作動油がケース51に排出されるのであり、ケース51の作動油が油路52及びオイルクーラー53を通過してオイルタンク46に戻される。
この場合、図5に示すように、オイルクーラー53の流路抵抗等により油路52の圧力(背圧)が上昇して所定低圧を越えると、開閉弁55が開位置に操作され、油路52の作動油が供給油路47に供給されて、油路52及びオイルクーラー53での圧力の上昇が抑えられる。
[6]
次に、静油圧式無段変速装置7の油圧モータ7M、刈取クラッチ17及び刈取変速装置18の操作について説明する。
図4に示すように、変速レバー43の上部の握り部43aにおいて、変速レバー43の握り部43aの横面部の下部に、走行変速スイッチ87(第2人為操作具に相当)が備えられており、変速レバー43の握り部43aの後面部の上部に、刈取変速スイッチ88(第1人為操作具に相当)か備えられている。走行変速スイッチ87及び刈取変速スイッチ88は押しボタン型式に構成されて戻り側(突出側)に付勢されており、走行変速スイッチ87及び刈取変速スイッチ88の操作信号が制御装置79に入力される。
図4に示すように、操作モータ83と刈取クラッチ17とが機械的に連係されており、一つの操作モータ83により刈取クラッチ17及び刈取変速装置18が操作される。これによって操作モータ83により、刈取クラッチ17が遮断状態に操作されて刈取変速装置18が低速位置に操作された状態、刈取クラッチ17が伝動状態に操作されて刈取変速装置18が低速位置に操作された状態、刈取クラッチ17が伝動状態に操作されて刈取変速装置18が高速位置に操作された状態の3状態が現出される。
図6に示すように、移動走行状態、標準刈取状態及び低速刈取状態が設定されており、移動走行状態、標準刈取状態及び低速刈取状態において制御装置79により制御弁58(操作シリンダ56)、操作モータ83が以下のように操作される。
移動走行状態は、静油圧式無段変速装置7の油圧モータ7Mが移動走行用の高速位置に操作され、刈取クラッチ17が遮断状態に操作され、刈取変速装置18が低速位置に操作された状態である(移動走行状態が設定されると、刈取クラッチを遮断状態に操作する操作手段に相当)。
標準刈取状態は、静油圧式無段変速装置7の油圧モータ7Mが刈取作業用の中速位置に操作され、刈取クラッチ17が伝動状態に操作され、刈取変速装置18が低速位置に操作された状態である。
低速刈取状態は、静油圧式無段変速装置7の油圧モータ7Mが倒伏が激しい作物を刈り取る倒伏刈取作業用の低速位置に操作され、刈取クラッチ17が伝動状態に操作され、刈取変速装置18が高速位置に操作された状態である。
走行変速スイッチ87及び刈取変速スイッチ88の押し操作に基づいて、制御装置79により制御弁58(操作シリンダ56)、操作モータ83が以下のように操作される。
図6に示すように、移動走行状態が設定された状態において、走行変速スイッチ87が押し操作されると、標準刈取状態が設定され、標準刈取状態が設定された状態において、走行変速スイッチ87が押し操作されると、移動走行状態が設定される。このように、走行変速スイッチ87が押し操作される毎に、移動走行状態及び標準刈取状態が交互に設定される。
この場合、図6に示すように、移動走行状態が設定された状態において、刈取変速スイッチ88が押し操作されても、この押し操作が無視されて移動走行状態が維持される。走行変速スイッチ87が押し操作されることにより、標準刈取状態が設定された状態において、刈取変速スイッチ88が押し操作されると、低速刈取状態が設定される(移動走行状態から標準刈取状態を経由せずに低速刈取状態を設定する状態を阻止する牽制手段に相当)。
図6に示すように、標準刈取状態が設定された状態において、刈取変速スイッチ88が押し操作されると、低速刈取状態が設定される。低速刈取状態が設定された状態において刈取変速スイッチ88が押し操作されると、標準刈取状態が設定される。このように刈取変速スイッチ88が押し操作される毎に、標準刈取状態及び低速刈取状態が交互に設定される。
この場合、図6に示すように、低速刈取状態が設定された状態において、走行変速スイッチ87が押し操作されても、この押し操作が無視されて低速刈取状態が維持される。刈取変速スイッチ88が押し操作されることにより、標準刈取状態が設定された状態において、走行変速スイッチ87が押し操作されると、移動走行状態が設定される(低速刈取状態から標準刈取状態を経由せずに移動走行状態を設定する状態を阻止する牽制手段に相当)。
[7]
次に、右及び左のサイドクラッチ33(右及び左の咬合部28)、右及び左の旋回クラッチ39、緩旋回クラッチ36、ブレーキ40、逆転クラッチ42に作動油を給排操作する油圧ユニット59について説明する。
図2及び図3に示すように、油圧ユニット59がミッションケース8の左側部の下部に連結されている。静油圧式無段変速装置7の入力軸7aに油圧ポンプ60が接続され、静油圧式無段変速装置7の入力軸7aにより油圧ポンプ60が駆動されるように構成されており、油圧ポンプ60から延出された油路61が油圧ユニット59に接続されている。
図3に示すように、ミッションケース8と油圧ポンプ60とに亘って供給油路62が接続されて、供給油路62にオイルクーラー63が備えられており、供給油路62における油圧ポンプ60とオイルクーラー63との間の部分にフィルタ64が備えられている。供給油路62におけるミッションケース8側の部分と、供給油路62におけるオイルクーラー63及びフィルタ64の間の部分とに亘って、バイパス油路65が接続されており、バイパス油路65の流路抵抗が、オイルクーラー63の流路抵抗よりも小さなものとなっている。
これにより、図3に示すように、ミッションケース8に貯留された潤滑油が作動油として、オイルクーラー63及びバイパス油路65に分かれて通過し、合流してフィルタ64を通過して油圧ポンプ60に供給される。油圧ポンプ60の作動油が油路61を介して油圧ユニット59に供給されるのであり、後述するように油圧ユニット59の各部から排出された作動油がミッションケース8に戻される。
図3に示すように、油圧ユニット59の内部に右旋回制御弁67、左旋回制御弁68、第1リリーフ弁69、アンロード弁70、第2リリーフ弁76、比例制御弁71、旋回切換制御弁72、パイロット操作弁73,74が備えられている。油圧ポンプ60の油路61が油圧ユニット59に接続され、油路61に接続された油路66に右及び左旋回制御弁67,68、第1リリーフ弁69、アンロード弁70が並列的に接続されている。
図3に示すように、右旋回制御弁67が右のサイドクラッチ33(右の咬合部28)及び右の旋回クラッチ39に接続されており、左旋回制御弁68が左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)及び左の旋回クラッチ39に接続されている。右及び左旋回制御弁67,68は供給位置67a,68a及び排出位置67b,68bに操作自在な電磁操作式に構成されて、排出位置67b,68bに付勢されている。アンロード弁70は遮断位置70a及び排出位置70bに操作自在な電磁操作式に構成されて、遮断位置70aに付勢されている。
図3に示すように、右及び左のサイドクラッチ33(右及び左の咬合部28)から分岐した油路75に、第2リリーフ弁76が接続され、油路75に比例制御弁71及び旋回切換制御弁72が直列的に接続されており、旋回切換制御弁72が緩旋回クラッチ36、ブレーキ40及び逆転クラッチ42に接続されている。比例制御弁71は電磁操作式に構成されて、作動油の圧力制御が可能である。旋回切換制御弁72は、緩旋回位置72a、信地旋回位置72b及び超信地旋回位置72cに操作自在なパイロット操作式に構成されており、緩旋回位置72aに付勢されている。この場合、第1リリーフ弁69のリリーフ圧が比較的高い値に設定され、第2リリーフ弁76のリリーフ圧が比較的低い値に設定されている。
図3に示すように、油路75から分岐したパイロット作動油を旋回切換制御弁72に供給して信地旋回位置72bに操作するように、パイロット操作弁73が構成され、油路75から分岐したパイロット作動油を旋回切換制御弁72に供給して超信地旋回位置72cに操作するように、パイロット操作弁74が構成されている。油圧ユニット59とミッションケース8との連結面(合わせ面)に、ドレン油路(図示せず)が形成されており、右旋回制御弁67、左旋回制御弁68、第1リリーフ弁69、アンロード弁70、第2リリーフ弁76、比例制御弁71、旋回切換制御弁72、パイロット操作弁73,74の作動油がドレン油路を介してミッションケース8に戻される。
右及び左旋回制御弁67,68、アンロード弁70、比例制御弁71、パイロット操作弁73,74は、後述する[8][9][10][11]に記載のように、制御装置79によって操作される。
[8]
次に、操向レバー77による直進状態について説明する。
図1及び図4に示すように、右及び左に操作自在な操向レバー77が運転部3に備えられ、操向レバー77の操作位置が制御装置79に入力されており、操向レバー77は直進位置N、右及び左第1旋回位置R1,L1、右及び左第2旋回位置R2,L2に操作自在に構成されている。旋回モードスイッチ78が運転部3に備えられて、旋回モードスイッチ78の操作位置が制御装置79に入力されており、旋回モードスイッチ78は緩旋回位置、信地旋回位置及び超信地旋回位置を備えている。
図2,3,4に示すように、旋回モードスイッチ78の操作位置に関係なく、操向レバー77が直進位置Nに操作されると、右及び左旋回制御弁67,68が排出位置67b,68bに操作され、アンロード弁70が排出位置70bに操作される。これにより、右及び左のサイドクラッチ33(右及び左の咬合部28)、右及び左の旋回クラッチ39から作動油が排出され、右及び左のサイドクラッチ33(右及び左の咬合部28)が伝動状態に操作されて、右及び左の旋回クラッチ39が半伝動状態に操作される。比例制御弁71により緩旋回及び逆転クラッチ36,42が遮断状態に操作され、ブレーキ40が解除状態に操作される。
図2及び前項[3]に記載のように、静油圧式無段変速装置7の出力軸7bの動力が、低速ギヤ10、伝動ギヤ19、伝動軸20、伝動ギヤ22,25、伝動軸26、右及び左の咬合部28、右及び左の出力ギヤ27、右及び左の伝動ギヤ30、右及び左の車軸29を介して、右及び左の走行装置1に伝達されて、機体は直進する。
[9]
次に、操向レバー77による緩旋回状態について説明する。
図2,3,4に示すように、旋回モードスイッチ78が緩旋回位置に操作されると、パイロット操作弁73,74により旋回切換制御弁72が緩旋回位置72aに操作される。これにより、操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、右のサイドクラッチ33(右の咬合部28)及び右の旋回クラッチ39に作動油が供給されて、右のサイドクラッチ33(右の咬合部28)が遮断状態に操作され、右の旋回クラッチ39が伝動状態に操作される。
図2に示すように、左の旋回クラッチ39が半伝動状態であるので、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)の動力が、左の出力ギヤ27及び左の旋回クラッチ39から、右の旋回クラッチ39を介して右の出力ギヤ27に伝達され、伝動軸26と同方向で伝動軸26より少し低速の動力が右の出力ギヤ27に伝達される。これにより、機体は緩やかに右に向きを変える。
図2,3,4に示すように、操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、前述のように右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されアンロード弁70が遮断位置70aに操作されるのと同時に、比例制御弁71及び旋回切換制御弁72(緩旋回位置72a)を介して、緩旋回クラッチ36に作動油が供給され始めるのであり、操向レバー77が右第1旋回位置R1から右第2旋回位置R2に操作されるほど、比例制御弁71により緩旋回クラッチ36の作動圧が昇圧操作される。
図2,3,4に示すように、操向レバー77の操作位置に基づいて比例制御弁71により緩旋回クラッチ36の作動圧が昇圧操作されるのに伴って、伝動軸26の動力が右の咬合部28、伝動ギヤ35、緩旋回クラッチ36、伝動軸34、伝動ギヤ38、旋回クラッチケース37及び右の旋回クラッチ39を介して、伝動軸26と同方向で伝動軸26よりも低速の動力として右の出力ギヤ27に伝達される。
この場合、図2に示すように、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力と緩旋回クラッチ36からの動力とが、同時に右の出力ギヤ27に伝達される状態となるので、緩旋回クラッチ36の作動圧が低圧の範囲では、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力が緩旋回クラッチ36からの動力に打ち勝って、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力により右の出力ギヤ27が駆動される。これにより緩旋回クラッチ36の作動圧が低圧の範囲では、機体は緩やかに右に向きを変える。
次に操向レバー77の操作位置が右第2旋回位置R2に接近し、緩旋回クラッチ36の作動圧が高圧になると、図2に示すように、緩旋回クラッチ36からの動力が左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力に打ち勝って、緩旋回クラッチ36からの動力により右の出力ギヤ27が駆動される。この状態において、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力により右の出力ギヤ27が駆動されるよりも、緩旋回クラッチ36からの動力により右の出力ギヤ27が駆動される方が、右の出力ギヤ27が低速で駆動されることになり、機体は右に緩旋回する。
図2,3,4に示すように、操向レバー77が左第1旋回位置L1に操作されると、左旋回制御弁68が供給位置68aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)及び左の旋回クラッチ39に作動油が供給され、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)が遮断状態に操作されて、左の旋回クラッチ39が伝動状態に操作される。これと同時に前述と同様な操作が行われて、機体は緩やかに左に向きを変える。操向レバー77が左第1旋回位置L1から左第2旋回位置L2に操作されると、前述と同様な操作が行われて、機体は左に緩旋回する。
[10]
次に、操向レバー77による信地旋回状態について説明する。
図2,3,4に示すように、旋回モードスイッチ78が信地旋回位置に操作されると、パイロット操作弁73,74により旋回切換制御弁72が信地旋回位置72bに操作される。
これにより、操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、右のサイドクラッチ33(右の咬合部28)及び右の旋回クラッチ39に作動油が供給されて、右のサイドクラッチ33(右の咬合部28)が遮断状態に操作され、右の旋回クラッチ39が伝動状態に操作される。この場合、左の旋回クラッチ39が半伝動状態であるので、前項[9]に記載と同様に機体は緩やかに右に向きを変える。
図2,3,4に示すように、操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、前述のように右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されアンロード弁70が遮断位置70aに操作されるのと同時に、比例制御弁71及び旋回切換制御弁72(信地旋回位置72b)を介して、ブレーキ40に作動油が供給され始めるのであり、操向レバー77が右第1旋回位置R1から右第2旋回位置R2に操作されるほど、比例制御弁71によりブレーキ40の作動圧が昇圧操作される。
図2,3,4に示すように、操向レバー77の操作位置に基づいて比例制御弁71によりブレーキ40の作動圧が昇圧操作されるのに伴って、伝動軸34、伝動ギヤ38、旋回クラッチケース37及び右の旋回クラッチ39を介して、右の出力ギヤ27に制動力が掛かる。
この場合、図2に示すように、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力と、ブレーキ40の制動力とが、同時に右の出力ギヤ27に伝達される状態となるので、ブレーキ40の作動圧が低圧の範囲では、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力がブレーキ40の制動力に打ち勝って、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力により右の出力ギヤ27が駆動される。これにより、ブレーキ40の作動圧が低圧の範囲では、機体は緩やかに右に向きを変える。
次に操向レバー77の操作位置が右第2旋回位置R2に接近し、ブレーキ40の作動圧が高圧になると、図2に示すように、ブレーキ40の制動力が左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力に打ち勝って、ブレーキ40の制動力により右の出力ギヤ27が制動状態となり、機体は右に信地旋回する。
図2,3,4に示すように、操向レバー77が左第1旋回位置L1に操作されると、左旋回制御弁68が供給位置68aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)及び左の旋回クラッチ39に作動油が供給され、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)が遮断状態に操作されて、左の旋回クラッチ39が伝動状態に操作される。これと同時に前述と同様な操作が行われて、機体は緩やかに左に向きを変える。操向レバー77が左第1旋回位置L1から左第2旋回位置L2に操作されると、前述と同様な操作が行われて、機体は左に信地旋回する。
[11]
次に、操向レバー77による超信地旋回状態について説明する。
図2,3,4に示すように旋回モードスイッチ78が超信地旋回位置に操作されると、パイロット操作弁73,74により旋回切換制御弁72が超信地旋回位置72cに操作される。
これにより、操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、右のサイドクラッチ33(右の咬合部28)及び右の旋回クラッチ39に作動油が供給されて、右のサイドクラッチ33(右の咬合部28)が遮断状態に操作され、右の旋回クラッチ39が伝動状態に操作される。この場合、左の旋回クラッチ39が半伝動状態であるので、前項[9]に記載と同様に機体は緩やかに右に向きを変える。
図2,3,4に示すように、操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、前述のように右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されアンロード弁70が遮断位置70aに操作されるのと同時に、比例制御弁71及び旋回切換制御弁72(超信地旋回位置72c)を介して、逆転クラッチ42に作動油が供給され始めるのであり、操向レバー77が右第1旋回位置R1から右第2旋回位置R2に操作されるほど、比例制御弁71により逆転クラッチ42の作動圧が昇圧操作される。
図2,3,4に示すように、操向レバー77の操作位置に基づいて比例制御弁71により逆転クラッチ42の作動圧が昇圧操作されるのに伴って、伝動軸20の動力が伝動ギヤ23,41、逆転クラッチ42、伝動軸34、伝動ギヤ38、旋回クラッチケース37及び右の旋回クラッチ39を介して、伝動軸26と逆方向の動力として右の出力ギヤ27に伝達される。
この場合、図2に示すように、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力と、逆転クラッチ42からの動力とが、同時に右の出力ギヤ27に伝達される状態となるので、逆転クラッチ42の作動圧が低圧の範囲では、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力が逆転クラッチ42からの動力に打ち勝って、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力により右の出力ギヤ27が駆動される。これにより逆転クラッチ42の作動圧が低圧の範囲では、機体は緩やかに右に向きを変える。
次に操向レバー77の操作位置が右第2旋回位置R2に接近し、逆転クラッチ42の作動圧が高圧になると、図2に示すように、逆転クラッチ42からの動力が左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)からの動力に打ち勝って、逆転クラッチ42からの動力により右の出力ギヤ27が駆動される。この状態において、左の出力ギヤ27に対して、右の出力ギヤ27が逆方向に駆動されて、機体は右に超信地旋回する。
図2,3,4に示すように、操向レバー77が左第1旋回位置L1に操作されると、左旋回制御弁68が供給位置68aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)及び左の旋回クラッチ39に作動油が供給され、左のサイドクラッチ33(左の咬合部28)が遮断状態に操作されて、左の旋回クラッチ39が伝動状態に操作される。これと同時に前述と同様な操作が行われて、機体は緩やかに左に向きを変える。操向レバー77が左第1旋回位置L1から左第2旋回位置L2に操作されると、前述と同様な操作が行われて、機体は左に超信地旋回する。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図2において、静油圧式無段変速装置7とは別に、伝動軸12の伝動下手側に副変速装置(図示せず)(走行用の変速装置に相当)を備え、副変速装置を移動走行用の高速位置、刈取作業用の中速位置及び倒伏が激しい作物を刈り取る倒伏刈取作業用の低速位置に操作自在に構成してもよい。
このように構成した場合、移動走行状態において副変速装置が高速位置に操作され、標準刈取状態において副変速装置が中速位置に操作され、低速刈取状態において副変速装置が低速位置に操作されるように構成する。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]に代えて、移動走行状態において静油圧式無段変速装置7の油圧ポンプ7Pが高速位置に操作され、標準刈取状態において静油圧式無段変速装置7の油圧ポンプ7Pが中速位置に操作され、低速刈取状態において静油圧式無段変速装置7の油圧ポンプ7Pが低速位置に操作されるように構成してもよい。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、走行変速スイッチ87が押し操作されることにより、標準刈取状態が設定された状態において、刈取クラッチ17が自動的に伝動状態に操作されるように構成するのではなく、標準刈取状態及び低速刈取状態が設定された状態において、走行変速スイッチ87及び刈取変速スイッチ88とは別の人為操作具(例えば刈取クラッチレバー)により、刈取クラッチ17を伝動状態及び遮断状態に操作可能に構成してもよい。この場合、標準刈取状態で別の人為操作具により刈取クラッチ17が伝動状態に操作された状態において、走行変速スイッチ87が押し操作されることにより、移動走行状態が設定されると、刈取クラッチ17が遮断状態に操作される。
[発明の実施の第4別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第3別形態]において、走行変速スイッチ87及び刈取変速スイッチ88や変速スイッチを、変速レバー43の握り部43aではなく、運転部3の前側部の操縦パネルや横側部のサイドパネルに備えてもよい。
[発明の実施の第5別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第4別形態]において、刈取変速装置18を無段変速自在に構成してもよい(例えば静油圧式無段変速装置やベルト無段変速装置)。
このように構成した場合、標準刈取状態で刈取変速装置18が低速位置に操作された状態において、刈取変速装置18を低速位置の付近で適正な変速位置に無段変速可能に構成する。低速刈取状態で刈取変速装置18が高速位置に操作された状態において、刈取変速装置18を高速位置の付近で適正な変速位置に無段変速可能に構成する。
コンバインの全体側面図 ミッションケースの縦断正面図 油圧ユニットの油圧回路構造を示す図 変速レバー、走行変速スイッチ、刈取変速スイッチ、操向レバー、旋回モードスイッチ、静油圧式無段変速装置、操作モータ及び油圧ユニットの関係を示す図 静油圧式無段変速装置の油圧回路構造を示す図 移動走行状態、標準刈取状態及び低速刈取状態を示す図 刈取変速装置及び刈取変速装置の操作構造を示す縦断側面図 刈取変速装置の操作構造を示す平面図
2 刈取部
7 静油圧式無段変速装置
7P 油圧ポンプ
7M 走行用の変速装置 油圧モータ
17 刈取クラッチ
18 刈取部用の変速装置
43 変速レバー
87 第2人為操作具
88 第1人為操作具

Claims (9)

  1. 走行用の変速装置の伝動下手側に刈取部用の変速装置を備えて、
    前記走行用の変速装置を、移動走行用の高速位置、刈取作業用の中速位置、及び倒伏が激しい作物を刈り取る倒伏刈取作業用の低速位置に操作自在に構成し、
    前記走行用の変速装置が高速位置に操作された移動走行状態と、前記走行用の変速装置が中速位置に操作され且つ前記刈取部用の変速装置が低速位置に操作された標準刈取状態と、前記走行用の変速装置が低速位置に操作され且つ前記刈取部用の変速装置が高速位置に操作された低速刈取状態とを設定し、
    記移動走行状態、前記標準刈取状態、前記低速刈取状態を設定可能に、前記走行用の変速装置及び前記刈取部用の変速装置に連係された第1及び第2人為操作具を備え、前記第1人為操作具により前記標準刈取状態と前記低速刈取状態とを設定可能に構成している刈取収穫機。
  2. 前記第2人為操作具により前記移動走行状態と前記標準刈取状態とを設定可能に構成している請求項1に記載の刈取収穫機。
  3. 前記標準刈取状態が設定された状態で前記第1人為操作具が操作されると、前記低速刈取状態が設定され、前記低速刈取状態が設定された状態で前記第1人為操作具が操作されると、前記標準刈取状態が設定され、且つ、
    前記標準刈取状態が設定された状態で前記第2人為操作具が操作されると、前記移動走行状態が設定され、前記移動走行状態が設定された状態で前記第2人為操作具が操作されると、前記標準刈取状態が設定されるように構成している請求項2に記載の刈取収穫機。
  4. 前記刈取部に動力を伝動及び遮断自在な刈取クラッチを備え、
    前記移動走行状態が設定されると、前記刈取クラッチを遮断状態に操作する操作手段を備えている請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の刈取収穫機。
  5. 前記標準刈取状態及び前記低速刈取状態が設定されると、前記刈取クラッチが伝動状態に操作されるように構成している請求項4に記載の刈取収穫機。
  6. 前記第1人為操作具が押し操作される毎に、前記標準刈取状態と前記低速刈取状態とが交互に設定され、且つ、
    前記第2人為操作具が押し操作される毎に、前記移動走行状態と前記標準刈取状態とが交互に設定されるように構成している請求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の刈取収穫機。
  7. 前記刈取部用の変速装置を、高低2段に変速自在なギヤ変速型式に構成している請求項1〜6のうちのいずれか一つに記載の刈取収穫機。
  8. 伝動上手側の油圧ポンプと伝動下手側の油圧モータとを備えた走行用の静油圧式無段変速装置を備えて、
    前記油圧モータを前記走行用の変速装置として、移動走行用の高速位置、刈取作業用の中速位置、及び倒伏が激しい作物を刈り取る倒伏刈取作業用の低速位置に操作自在に構成している請求項1〜7のうちのいずれか一つに記載の刈取収穫機。
  9. 前記油圧ポンプを操作する変速レバーを備え、
    前記第1及び第2人為操作具を前記変速レバーに備えている請求項8に記載の刈取収穫機。
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