JP5104277B2 - 廃自動車の反転方法、同反転装置及び同装置用アダプタ - Google Patents

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Description

本発明は廃自動車の車体から足回りの部品等を取外すために車体を横倒し状態に反転させる廃自動車の反転方法、この反転方法に使用される反転装置、及びこの反転装置をオープンカーのような拘束すべきルーフを持たない車体に使用するためのアダプタに関するものである。
従来、この種の反転方法及び装置として、車体を下面から支持する水平な下フレームの一端側に、車体の一側面を支持する側フレームを立ち上げるとともに、この側フレームに、ルーフ付き車体のルーフを貫通して拘束する拘束手段としての針状の貫通具を備えた昇降自在な上フレームを張り出して車体支持フレームを構成し、車体をこの車体支持フレームに下面、一側面、上面の三方向から拘束した状態で同フレームを水平軸まわりに回転させて車体を横倒し状態に反転させるものが公知である(特許文献1参照)。
特開2004−196283号公報
ところが、この公知の反転装置によると、オープンカーや軽トラックのように貫通具を突き刺すべきルーフを持たない車体(以下、これを特殊車体といい、貫通具を突き刺すべきルーフを備えた車体を一般車体という)に対しては貫通具が役に立たないため、車体上面側を拘束できない。このため、反転時の車体の滑りやがたつきが発生し易く、安定した反転作用を行えないという問題があった。
特許文献1には、この場合の対策として、チェーンで車体全体を車体支持フレームに縛り付ける手段が提案されているが、これだけでは車体拘束力が不十分で、反転時の安定性において一般車体に劣ることとなっていた。
なお、貫通具に代えて、あるいは貫通具と併せて電磁石等の他の拘束手段を用いる場合も事情は同じであり、これが、既存の反転装置を特殊車体にも使用する場合の難点となっていた。
そこで本発明は、オープンカー等の特殊車体でも、一般車体と同様に上面側を拘束し、同等の安定性をもって反転させることができる廃自動車の反転方法、同反転方法及び同装置用アダプタを提供するものである。
請求項1の発明(反転方法)は、車体を下面から支持する水平な下フレームと、車体の一側面を支持する側フレームと、ルーフ付き車体のルーフを拘束する拘束手段を備えた昇降自在な上フレームとによって車体支持フレームを構成し、車体をこの車体支持フレームに拘束した状態で同フレームを水平軸まわりに回転させて車体を横倒し状態に反転させる廃自動車の反転方法において、上記上フレームの拘束手段によって拘束されるルーフを持たない車体の上面側フレームにアダプタを着脱自在に取付け、上記拘束手段によりこのアダプタを介して車体上面側を拘束した状態で車体を反転させるものである。
請求項2の発明は、請求項1の方法において、上フレームの拘束手段及びアダプタを、車幅方向のほぼ中心部で上面側フレームを拘束し得る位置に配置するものである。
請求項3の発明(反転装置用アダプタ)は、車体を下面から支持する水平な下フレームと、車体の一側面を支持する側フレームと、ルーフ付き車体のルーフを拘束する拘束手段を備えた昇降自在な上フレームとによって車体支持フレームを構成し、車体をこの車体支持フレームに拘束した状態で同フレームを水平軸まわりに回転させて車体を横倒し状態に反転させる廃自動車の反転装置に使用されるアダプタであって、上記上フレームの拘束手段によって拘束されるルーフを持たない車体の上面側フレームに着脱自在に取付けられる取付部と、上記拘束手段に結合される結合部とから成るものである。
請求項4の発明は、請求項3の構成において、取付部にブラケットが上向きに突設され、このブラケットに、車体のルーフを貫通する拘束手段としての貫通具が上から差し込み係合される係合穴が設けられて結合部が構成されたものである。
請求項5の発明は、請求項3または4の構成において、車体の上面側フレームを上下から挟みこむ一対の挟み片を備えたコの字形のクランプと、このクランプの一方の挟み片に対して接離する方向に移動し得る状態で取付部材の内側に配置された押えプレートと、ねじ推力によりこの押えプレートを一方の挟み片に向けて締め付ける締め付け具とによってアダプタの取付部が構成されたものである。
請求項6の発明は、請求項5の構成において、クランプホルダーに一対のクランプが間隔を置いて設けられ、この両クランプにそれぞれ押えプレート及び締め付け具が設けられたものである。
請求項7の発明は、請求項5または6の構成において、クランプがボールジョイントによって多方向の関節運動を行い得るように構成されたものである。
請求項8の発明は、請求項5〜7のいずれかの構成において、押えプレートをクランプの内側に傾動自在に保持しつつ一方の挟み片に対して接離する方向に移動ガイドするガイドピンが、押えプレートと他方の挟み片とに跨って設けられたものである。
請求項9の発明は、請求項5〜8のいずれかの構成において、クランプにおける一方の挟み片の内側に、車体上面側フレームの上面に弾性的に当接するパッドが設けられたものである。
請求項10の発明は、請求項5〜9のいずれかの構成において、押えプレートの車体上面側フレームに当接する面に、同フレームの内装材を貫通するスパイクが設けられたものである。
請求項11の発明(反転装置)は、車体を下面から支持する水平な下フレームと、車体の一側面を支持する側フレームと、ルーフ付き車体のルーフを拘束する拘束手段を備えた昇降自在な上フレームとによって車体支持フレームを構成し、車体をこの車体支持フレームに拘束した状態で同フレームを水平軸まわりに回転させて車体を横倒し状態に反転させる廃自動車の反転装置において、請求項3〜10のいずれか1項に記載のアダプタを具備するものである。
本発明の反転方法(請求項1,2)、反転装置(請求項11)及び同装置用アダプタ(請求項3〜10)によると、車体支持フレームにおける上フレームの拘束手段(請求項4では貫通具)によって拘束されるべきルーフを持たない特殊車体を反転させる場合に、アダプタを車体の上面側フレーム(オープンカーの場合のヘッダフレーム)に取付け、拘束手段によりこのアダプタを介して車体上面側を拘束するため、特殊車体の上面側を一般車体と同様に拘束して同等の安定性をもって反転させることができる。
すなわち、既存の反転装置(請求項4の発明では貫通具を一般車体のルーフに突き刺して拘束する反転装置)をアダプタの着脱のみによって一般車体と特殊車体の双方に使用することが可能となる。
この場合、請求項2の方法によると、車体支持フレームの回転中心から離れた位置(車幅方向のほぼ中心部)で上面側フレームを拘束するため、大きな反転引き込み力(モーメント)が得られ、安定した反転作用が得られる。
一方、請求項5〜10の発明によると、アダプタの取付部として、コの字形クランプと押えプレートと締め付け具とから成るクランプ構造であるため、アダプタをオープンカーのヘッダフレームのような上面側フレームに簡単に着脱できる。また、締め込み式であるため、種々の厚みサイズのフレームに対応できる。
この場合、請求項6の発明によると、反転時に、一対のクランプによって車体上面側フレームにかかる荷重を分散できるため、とくにオープンカーのヘッダフレームのように上面側フレームの強度が必ずしも十分でない場合でも車体を安定して反転させることができる。
請求項7の発明によると、クランプがボールジョイントによって多関節運動を行うため、クランプを上面側フレームの各方向の傾きに合った姿勢にセットすることができる。
また、請求項8の発明によると、車体上面側フレームに締め付けられる押えプレートが車体上面側フレームの断面形状に合う姿勢に傾動するため、クランプ(取付部)を同フレームにより安定良く取付けることができる。
請求項9の発明によると、コの字形のクランプにおける一方の挟み片の内側に、車体上面側フレームの上面に弾性的に当接するパッドを設けたから、上面側フレームの三次元曲面に対してパッドがフィットし、滑りのない強固なクランプ状態を得ることができる。
請求項10の発明によると、オープンカーのヘッダフレームのように上面側フレームに内装材が設けられている場合に、押えプレートに設けたスパイクを、内装材を貫通してフレームに当接させることでより強固な取付状態を得ることができる。
この反転装置は、一般車体の反転時に使用される装置本体Aと、特殊車体の反転時に本体Aに付加して使用されるアダプタBとによって構成される。
また、装置本体Aの基本構成は、前記特許文献1に記載された公知の反転装置と同じである。
すなわち、装置本体Aは、床面に設置されて全体のベースとなる四角枠状のベースフレーム1上に車体支持フレーム2が設置されて構成される。
車体支持フレーム2は、前後(車体を基準とした前後。以下にいう前後左右の方向性について同じ)一対の水平な下フレーム3,3と、この下フレーム3,3の一端側から垂直に立ち上げられた側フレーム4と、この側フレーム4に対して昇降自在な状態で水平に張り出された上フレーム5とから成る正面視大略コの字形に構成されている。
この車体支持フレーム2は、側フレーム4がベースフレーム1に前後方向の水平軸であるフレーム回転軸6(図3,4参照)によって回転自在に連結され、側フレーム4とベースフレーム1との間に架け渡された反転シリンダ(油圧シリンダ)7の伸縮作動により、フレーム回転軸6を支点として、図1〜図3に示すように側フレーム4が垂直に立ち上がる起立姿勢と、この起立姿勢から側方にほぼ90°回転した図4の反転姿勢との間で回転し得るようになっている。
また、側フレーム4の下端部と上フレーム5の基端部との間に押えシリンダ(油圧シリンダ)8が垂直に設けられ、同シリンダ8の伸縮作動により上フレーム5が昇降(高さ調整)し得るように構成されている。
上フレーム5の先端部には、車体上面側を拘束する拘束手段としての貫通具9が設けられ、図8に示すように一般車体C1では上フレーム5の押し付け力によりこの貫通具9が車体ルーフを貫通して車体上面側を拘束する。
なお、貫通具9は、車体ルーフを貫通し得るものであればよく、図示のような下端が尖った針状に限らず、のみ刃状、先尖りの鋸刃状等としてもよい。また、一般車体用として、貫通具9を先端部と中間部の二個所またはそれ以上の複数個所に設けてもよい。
一方、貫通具9を貫通させるべきルーフを持たないオープンカー等の特殊車体では、貫通具9が役に立たず、車体上面側を拘束できない。
そこで、この反転装置(装置本体A)を特殊車体の反転に使用する場合に、アダプタBが車体上面側フレームに取付けられ、貫通具9と結合される。
この実施形態では、上面側フレームとしてフロントウインド10の縁枠である逆U字形のヘッダフレーム10aを備えたオープンカーの車体C2を適用対象として例にとっている。
アダプタBの構造を図5〜図7によって説明する。
このアダプタBは、ヘッダフレーム10a(正確にはその上縁部分)に着脱自在に取付けられる取付部11と、装置本体Aの貫通具9に結合される結合部としての逆L字形のブラケット12とから成っている。
取付部11は、軸状(筒状や枠状でもよい)のクランプホルダー13を有し、このクランプホルダー13の左右両側に、ヘッダフレーム10aを上下から挟み込む一対の挟み片14a,14bを備えた断面コの字形のクランプ14,14がボールジョイント15,15を介して多方向に関節運動可能な状態(図7参照)で取付けられている。
両クランプ14,14には、図6に示すように上側挟み片14aに対して接離する方向(上下方向)に移動し得る状態で内側に配置された押えプレート16と、ねじ推力によりこの押えプレート16を上側挟み片14aに向けて締め付けるハンドル付きの締め付け具17と、押えプレート16をクランプ内側に保持しながら上下方向に移動ガイドするように押えプレート16と下側挟み片14bとに跨って設けられたガイドピン18とが設けられている。
また、クランプ14の上側挟み片14aの内側(下面)に、ヘッダフレーム10aの上面に弾性的に当接するパッド19が設けられるとともに、押えプレート16のヘッダフレーム10aに当接する面(上面)に、同フレーム10の内装材(トリム)20を貫通する複数のスパイク21…が上向きに突設されている。
一方、ブラケット12の上部壁に、貫通具9よりも少し大径の係合穴22(図示の丸穴に限らず角穴や長穴でもよい)が設けられ、貫通具9がこの係合穴22に上から差し込み係合されることによって、図8に示す一般車体C1のルーフ貫通状態と同様の貫通状態、つまり車体上面側拘束状態が得られる。
この点の作用を含めてこの反転装置による特殊車体C2の反転作用を説明する。
図1〜図3に示すように車体C2を装置本体A内に搬入し、下面側を車体支持フレーム2の下フレーム3,3で、左右一側面を側フレーム4でそれぞれ支持した状態とする。
この状態で、アダプタBを取付部11によってヘッダフレーム10aの車幅方向のほぼ中心部(貫通具9に対応する位置)に取付ける。
このアダプタBの取付けは、図5,6に示すように左右のクランプ14,14をヘッダフレーム10aに後側から嵌め込み、同フレーム10aを上側挟み片14aと押えプレート16との間に挟み込んだ状態で締め付け具17を締め込むことによって行われる。
こうすれば、ヘッダフレーム10aを押えプレート16とクランプ上側挟み片14aとで挟圧した状態で取付部11(アダプタB)をヘッダフレーム10aに簡単にしかも強固に取付けることができる。
また、締め込み式のクランプ構造であるため、種々の厚みサイズのヘッダフレーム10aに対応できる。
さらに、左右のクランプ14,14がボールジョイント15,15によって多方向の関節運動を行うため、ヘッダフレーム10aの各方向の傾きに合った姿勢にセットすることができる。
加えて、パッド19がヘッダフレーム10aに弾性的に圧接し、かつ、スパイク21…が内装材20に突き刺さることによって取付力が強化される。
この後、上フレーム5を図3二点鎖線で示す位置から実線位置まで下降させてアダプタBに接近させ、貫通具9をブラケット12の係合穴22に差し込み係合させる。
これにより、アダプタBと貫通具9とが結合され、車体上面側(ヘッダフレーム10a)がアダプタB及び貫通具9を介して上フレーム5に拘束される。
なお、車体C2の拘束状態をより確実にするために、図1〜図4に示すように車体C2をベルト(チェーンでもよい)23によって車体支持フレーム2に縛り付けてもよい。
図では、ベルト23を車体C2の下面側と上面側とに跨って掛け回し、下面側のベルト端を下フレーム3に、上面側のベルト端を締めベルト24を介して側フレーム4にそれぞれ止め付けた場合を例示している。
この状態で、図4に示すように車体支持フレーム2をほぼ90°回転させて車体C2を横倒し状態に反転させる。
このとき、特殊車体C2を、一般車体C1と同様に下面、一側面、上面の三面で拘束し、滑りやがたつきを抑えた状態で反転させるため、基本的に一般車体C1と同等の安定性をもって安全に反転させることができる。
また、車体支持フレーム2の回転中心(フレーム回転軸6)から離れた車幅方向のほぼ中心部でヘッダフレーム10aを拘束するため、大きな反転引き込み力(モーメント)が得られること、及び反転時に一対のクランプ14,14によってヘッダフレーム10aにかかる荷重を分散できるため、強度が必ずしも十分ではないヘッダフレーム10aの荷重負担を軽減できることにより、車体C2を安定して反転させることができる。
こうして、車体C2を反転させた状態で足回り部品等の取外し作業を行い、作業終了後、車体支持フレーム2を原姿勢に戻し、かつ、上フレーム5を上昇させて貫通具9をアダプタBから切り離す。この後、アダプタBをヘッダフレーム10aから取外し、次の特殊車体C2または一般車体C1の搬入に備える。
このように、特殊車体C2のヘッダフレーム10aにアダプタBを取付け、このアダプタBを一般車体C1のルーフ代わりにして車体上面側を拘束することにより、一般車体C1と同等の反転作用を確保することができる。すなわち、既存の反転装置をアダプタBの着脱のみによって一般車体C1と特殊車体C2の双方に同等の性能で使用することが可能となる。
他の実施形態
(1) 上記実施形態では、望ましい形態としてクランプ14を左右一対設けたが、このクランプ14は一個所のみに設けてもよい。
(2) アダプタBの取付部として、上記実施形態以外のクランプ構造や、クランプ構造以外の取付手段を採用してもよい。
(3) 上記実施形態では、一般車体C1のルーフに貫通具9を貫通させて拘束する反転装置を例示したが、本発明は他の拘束手段を用いる反転装置にも適用することができる。たとえば上フレーム5に設けた電磁石で車体ルーフを吸着する拘束手段をとる装置の場合には、アダプタBに吸着面を持った結合部(ブラケット)を設ければよい。
(4) 本発明はオープンカーに限らず、軽トラック等、オープンカーと同様のルーフ構成を持った特殊車体にも適用することができ、これらの車体に応じてアダプタBの取付部の構造を選択すればよい。
本発明の実施形態にかかる反転装置の全体平面図である。 同側面図である。 同背面図である。 図3の状態から車体支持フレームをほぼ90°回転させた状態の背面図である。 アダプタの平面図である。 図5のVI−VI線拡大断面図である。 アダプタの斜視図である。 実施形態にかかる反転装置を一般車体に使用する場合を示す側面図である。
符号の説明
A 装置本体
B アダプタ
C1 一般車体
C2 特殊車体
2 車体支持フレーム
3 下フレーム
4 側フレーム
5 上フレーム
6 フレーム回転軸
7 反転シリンダ
8 昇降シリンダ
9 貫通具
10 フロントウインド
10a 車体上面側フレームとしてのヘッダフレーム
11 取付部
12 結合部としてのブラケット
13 取付部を構成するクランプホルダー
14,14 同クランプ
14a 上側挟み片
14b 下側挟み片
15,15 ボールジョイント
16 押えプレート
17 締め付け具
18 ガイドピン
19 パッド
20 内装材
21 スパイク
22 係合穴

Claims (11)

  1. 車体を下面から支持する水平な下フレームと、車体の一側面を支持する側フレームと、ルーフ付き車体のルーフを拘束する拘束手段を備えた昇降自在な上フレームとによって車体支持フレームを構成し、車体をこの車体支持フレームに拘束した状態で同フレームを水平軸まわりに回転させて車体を横倒し状態に反転させる廃自動車の反転方法において、上記上フレームの拘束手段によって拘束されるルーフを持たない車体の上面側フレームにアダプタを着脱自在に取付け、上記拘束手段によりこのアダプタを介して車体上面側を拘束した状態で車体を反転させることを特徴とする廃自動車の反転方法。
  2. 上フレームの拘束手段及びアダプタを、車幅方向のほぼ中心部で上面側フレームを拘束し得る位置に配置することを特徴とする請求項1記載の廃自動車の反転方法。
  3. 車体を下面から支持する水平な下フレームと、車体の一側面を支持する側フレームと、ルーフ付き車体のルーフを拘束する拘束手段を備えた昇降自在な上フレームとによって車体支持フレームを構成し、車体をこの車体支持フレームに拘束した状態で同フレームを水平軸まわりに回転させて車体を横倒し状態に反転させる廃自動車の反転装置に使用されるアダプタであって、上記上フレームの拘束手段によって拘束されるルーフを持たない車体の上面側フレームに着脱自在に取付けられる取付部と、上記拘束手段に結合される結合部とから成ることを特徴とする廃自動車の反転装置用アダプタ。
  4. 取付部にブラケットが上向きに突設され、このブラケットに、車体のルーフを貫通する拘束手段としての貫通具が上から差し込み係合される係合穴が設けられて結合部が構成されたことを特徴とする請求項3記載の廃自動車の反転装置用アダプタ。
  5. 車体の上面側フレームを上下から挟みこむ一対の挟み片を備えたコの字形のクランプと、このクランプの一方の挟み片に対して接離する方向に移動し得る状態で取付部材の内側に配置された押えプレートと、ねじ推力によりこの押えプレートを一方の挟み片に向けて締め付ける締め付け具とによってアダプタの取付部が構成されたことを特徴とする請求項3または4記載の廃自動車の反転装置用アダプタ。
  6. クランプホルダーに一対のクランプが間隔を置いて設けられ、この両クランプにそれぞれ押えプレート及び締め付け具が設けられたことを特徴とする請求項5記載の廃自動車の反転装置用アダプタ。
  7. クランプがボールジョイントによって多方向の関節運動を行い得るように構成されたことを特徴とする請求項5または6記載の廃自動車の反転装置用アダプタ。
  8. 押えプレートをクランプの内側に傾動自在に保持しつつ一方の挟み片に対して接離する方向に移動ガイドするガイドピンが、押えプレートと他方の挟み片とに跨って設けられたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の廃自動車の反転装置用アダプタ。
  9. クランプにおける一方の挟み片の内側に、車体上面側フレームの上面に弾性的に当接するパッドが設けられたことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の廃自動車の反転装置用アダプタ。
  10. 押えプレートの車体上面側フレームに当接する面に、同フレームの内装材を貫通するスパイクが設けられたことを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の廃自動車の反転装置用アダプタ。
  11. 車体を下面から支持する水平な下フレームと、車体の一側面を支持する側フレームと、ルーフ付き車体のルーフを拘束する拘束手段を備えた昇降自在な上フレームとによって車体支持フレームを構成し、車体をこの車体支持フレームに拘束した状態で同フレームを水平軸まわりに回転させて車体を横倒し状態に反転させる廃自動車の反転装置において、請求項3〜10のいずれか1項に記載のアダプタを具備することを特徴とする廃自動車の反転装置。
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