JPH09226539A - 廃車解体用の横転装置 - Google Patents

廃車解体用の横転装置

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JPH09226539A
JPH09226539A JP3381796A JP3381796A JPH09226539A JP H09226539 A JPH09226539 A JP H09226539A JP 3381796 A JP3381796 A JP 3381796A JP 3381796 A JP3381796 A JP 3381796A JP H09226539 A JPH09226539 A JP H09226539A
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JP
Japan
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scrap car
fork
forks
scrapped vehicle
support column
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Withdrawn
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JP3381796A
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English (en)
Inventor
Jun Kaneko
純 金子
Yasushi Aeba
靖 饗庭
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃車の底部に対する解体作業を行うに際して
廃車を容易に横転させかつ元に戻し得る有効な装置を提
供する。 【解決手段】 基台1上に支持柱2を起倒可能に設け、
支持柱を起倒させるための駆動機構5を具備する。廃車
の側部ウインドウに差し込み得るフォーク9を前記支持
柱の上端部に直交させて取り付ける。支持柱を起立させ
た状態においてフォークを廃車の側部ウインドウに差し
込んで廃車を通常姿勢で基台上面より浮かせて支持し、
その状態から駆動機構によって支持柱を転倒させること
により廃車を横転させる。基台の床面上に格子面1aを
設け、廃車からこぼれ出た残留液を格子面を通過せしめ
てその下方の床面において受けて回収する。2本のフォ
ークを設けるとともにそれらフォーク間の間隔を調節可
能かつ支持柱の長手方向に移動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃車を解体するため
の装置に係わり、特に廃車の底部に対する作業を行うに
際して廃車を横転させるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年においては資源の有
効活用や廃棄物の減量化の観点から、廃車を解体するに
際して再使用し得る各種の資源を可能なかぎり回収する
ことが広く行われるようになってきている。
【0003】ところで、廃車を解体する際には、その底
部に対する解体作業(たとえば排気管やエンジンを取り
外す作業)も必要となるので、その際には作業をし易く
するために廃車を横転させるようにしている。そして、
従来においては廃車を横転させる作業や元に戻す作業は
フォークリフトを操って行うことが通常である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フォークリフ
トにより廃車を横転させたり元に戻すことは必ずしも容
易に行えることではなく、手間がかかる非能率的な作業
である。また、廃車にはガソリンやエンジンオイル等の
油、あるいは冷却水やウォッシャ液等の水が残留してい
ることが通常であるので、廃車を横転させた際にはそれ
らの油や水がこぼれ出して床面が汚れてしまい、作業環
境衛生上も好ましいものではない。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とすることろは、廃車の底部に対する解体
作業を行うに際して廃車を容易に横転させかつ元に戻し
得る有効な手段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は廃車の底部に対
する解体作業を行うべく該廃車をその底部がほぼ鉛直と
なるような横転姿勢とするための装置であって、基台上
に支持柱を起倒可能に設けるとともに、該支持柱を起倒
させるための駆動機構を具備し、該支持柱の上端部に廃
車の側部ウインドウに差し込み得るフォークを前記支持
柱が起立しているときにほぼ水平となりかつ該支持柱が
転倒した際にほぼ鉛直となるように該支持柱と直交させ
て取り付けてなり、前記支持柱を起立させた状態におい
て前記フォークにより廃車を通常姿勢で基台上面より浮
かせて支持し、その状態から前記駆動機構によって前記
支持柱を転倒させることにより前記フォークにより支持
した前記廃車を横転させ、かつ前記支持柱を起立させる
ことにより廃車を通常姿勢に復帰せしめる構成としたこ
とを特徴とする。前記基台の床面上に格子面を設け、前
記廃車からこぼれ出た残留液を該格子面を通過せしめて
その下方の床面において受けて回収することが好まし
い。また、必要に応じて、廃車の前部側および後部側の
側部ウインドウにそれぞれ差込まれる2本のフォークを
備えるとともにそれらフォーク間の間隔を調節可能と
し、かつ、それらフォークを前記支持柱の長手方向に移
動可能に設けることが考えられる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。図面は本実施例の横転装置の全体
概略構成を示すもので、図1は正面図、図2は平面図、
図3は側面図である。
【0008】図中、符号1は基台であり、そのほぼ中央
部に支持柱2が起倒可能に設けられ、基台1の支持柱2
が倒れ込む側には周囲より低くされた凹部3が設けられ
ている。支持柱2はその下端部が基台1に対して軸4に
より軸支されていて、基台1内部に組込まれた駆動機構
5によって駆動されることにより、図1において実線で
示すほぼ鉛直な起立姿勢から、上記の凹部3内において
ほぼ水平姿勢となるまで転倒し得るものとされている。
基台1の寸法は解体対象の廃車の寸法等を考慮して適宜
設定すれば良いが、一例を挙げれば、図2に示す幅寸法
Wは4,400mm程度、長さ寸法Lは5,500mm
程度、図1に示す基台1の高さ寸法H1は700mm程
度が適当である。なお、符号6は基台1に上がるための
階段である。
【0009】上記の駆動機構5はリニアアクチュエータ
7とリンク8により構成され、リニアアクチュエータ7
を作動させてそのロッド7aを伸縮させることにより、
支持柱2を上記のように約90度回動させて起倒させる
ことができるものである。なお、リニアアクチュエータ
7は、後述するフォーク9が廃車を支持している状態に
おいて支持柱2を起倒させ得るようにその所要出力が設
定されている。
【0010】支持柱2の上端部には2本のフォーク9が
設けられている。それらフォーク9は解体対象の廃車の
前部側および後部側の側部ウインドウにそれぞれ差し込
み得るものであって、支持柱2に対してほぼ直交する状
態でその基端が支持柱2の上端部に固定されて、支持柱
2の転倒方向とは逆方向に延出する形態で設けられてい
る。したがってフォーク9は、支持柱2が起立している
際にはほぼ水平となり、かつ支持柱2が転倒した際には
自ずとほぼ鉛直になるようにされている。上記の支持柱
2およびフォーク9の強度や寸法は、廃車を好適に支持
し得るように適宜設定すれば良いが、一例を挙げれば、
図1に示す支持柱2の全高H2は2,050mm程度、
図3に示すフォーク9,9間の内法寸法D1、外法寸法
D2はそれぞれ800mm,1,200mm程度(した
がって各フォーク9の幅寸法は200mm程度)が適当
である。
【0011】また、上記の基台1の上面は格子面1aと
されていて、廃車から残留液がこぼれたとしてもそれは
格子面1aを通過して落下してしまい、したがって残留
液がそこに溜まって作業員が滑るようなことが防止され
ている。そして、格子面1aを通過して落下した残留液
は、格子面1aの下方に設けられている床面(図示略)
において受けられて回収されるようになっており、これ
により残留液が外部に流出して周囲を汚染してしまうこ
とが回避されるようになっている。
【0012】上記構成の装置により廃車を横転させるに
は、支持柱2を起立させた状態としておいて、横転させ
るべき廃車をフォークリフト(図示略)により持ち上げ
て基台1の側方からその上方へ送り出し、廃車の側部ウ
インドウにフォーク9が差し込まれるようにする。フォ
ーク9が側部ウインドウを貫くように差し込まれたら、
フォークリフトのフォークを若干下げて廃車をフォーク
9に支持させ、フォークリフトを後退させる。これによ
り、廃車は支持柱2およびフォーク9によって基台1上
面に浮いた状態で支持される。
【0013】そこで、駆動機構5を作動させて支持柱2
を凹部3内に位置するまで転倒させれば、フォーク9は
自ずと鉛直となり、廃車はそのまま横転する。この状態
においては廃車は凹部3の両側の基台1上面により支持
されるが、フォーク9が側部ウインドウを貫いているの
で廃車は転倒してしまうことはない。したがって作業員
は基台1上面から廃車の底部に対する所望の作業を容易
に行うことができる。作業が終了した後には支持柱2を
起立させて廃車を通常姿勢に戻した後、フォークリフト
により運び出せば良い。
【0014】本実施例の横転装置を用いれば、廃車を容
易に横転させることができ、かつ、容易に元に戻すこと
ができ、フォークリフトを操って横転させていた従来一
般の場合に比して作業能率を大幅に向上させることがで
きる。また、廃車を横転させた際に残留液がこぼれたと
しても、それは格子面1aの下方で受けられて回収され
るから、作業員が滑ったりすることなく、また外部に流
出してしまうこともなく、作業環境を改善することがで
きる。
【0015】なお、基台1の寸法や、支持柱2やフォー
ク9の形態、駆動機構5の構成等は上記実施例に限定さ
れることなく、解体対象の廃車の形式や寸法等を考慮し
て適宜最適設計すれば良い。特に、フォーク9は上記実
施例の如くしておけば各種の車両に広く適用可能であ
り、通常はそれで充分であるが、必要であればフォーク
9,9間の間隔を調節可能としたり、フォーク9を支持
柱2の長さ方向に移動可能としてその設置位置(高さ)
を調節可能として、より広範に適用できるものとするこ
とが考えられる。
【0016】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明は、駆動
機構により起倒する支持柱の上端部に廃車の側部ウイン
ドウに差し込まれるフォークを設けた構成であるので、
解体対象の廃車をフォークにより支持して支持柱を転倒
させることのみで、廃車を容易に横転させることができ
かつ容易に元に戻すことができる。このため、横転作業
をきわめて能率的に行うことができ、したがって廃車の
底部に対する解体作業の効率向上を図ることができる。
また、基台の床面上に格子面を設けることでこぼれた残
留液が作業床面に溜まることがなく、また残留液を格子
面の下方の床面で集めて回収すればそれが外部に流出し
たり周囲を汚すこともない。さらに、2本のフォークを
備えてそれらの間隔や設置高さを調節可能とすれば種々
の形式の車両に対して広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である横転装置の概略構成を
示す正面図である。
【図2】同、平面図である。
【図3】同、側面図である。
【符号の説明】
1 基台 1a 格子面 2 支持柱 5 駆動機構 9 フォーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃車の底部に対する解体作業を行うべく
    該廃車をその底部がほぼ鉛直となるような横転姿勢とす
    るための装置であって、 基台上に支持柱を起倒可能に設けるとともに、該支持柱
    を起倒させるための駆動機構を具備し、該支持柱の上端
    部に廃車の側部ウインドウに差し込み得るフォークを前
    記支持柱が起立しているときにほぼ水平となりかつ該支
    持柱が転倒した際にほぼ鉛直となるように該支持柱と直
    交させて取り付けてなり、 前記支持柱を起立させた状態において前記フォークによ
    り廃車を通常姿勢で基台上面より浮かせて支持し、その
    状態から前記駆動機構によって前記支持柱を転倒させる
    ことにより前記フォークにより支持した前記廃車を横転
    させ、かつ前記支持柱を起立させることにより廃車を通
    常姿勢に復帰せしめる構成としたことを特徴とする廃車
    解体用の横転装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の廃車解体用の横転装置で
    あって、 前記基台の床面上に格子面を設け、前記廃車からこぼれ
    出た残留液を該格子面を通過せしめてその下方の床面に
    おいて受けて回収する構成としたことを特徴とする廃車
    解体用の横転装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の廃車解体用の横
    転装置であって、 廃車の前部側および後部側の側部ウインドウにそれぞれ
    差込まれる2本のフォークを有するとともにそれらフォ
    ーク間の間隔を調節可能とし、かつ、それらフォークを
    前記支持柱の長手方向に移動可能に設けたことを特徴と
    する廃車解体用の横転装置。
JP3381796A 1996-02-21 1996-02-21 廃車解体用の横転装置 Withdrawn JPH09226539A (ja)

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Effective date: 20030506