JP5103036B2 - 塗装ラインの浸漬処理装置及び浸漬式車体生産方法 - Google Patents

塗装ラインの浸漬処理装置及び浸漬式車体生産方法 Download PDF

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本発明は、塗装ラインに供する浸漬処理及び浸漬式車体生産方法に関する。
車体の製造ラインのうち、塗装ラインでは浸漬処理が盛んに行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−97596公報(図2)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図6は従来の塗装ラインの浸漬処理装置を説明する図であり、この浸漬処理装置100は、電着塗装のための電着塗装液(以下、電着液という)101が溜められている液体貯留槽102と、この液体貯留槽102に車体103を斜めに入槽させ、槽内で水平に搬送し、斜めに出槽させる車体搬送機構105とからなる。
そして、車体搬送機構105は、下がり傾斜ガイドレール106と、水平ガイドレール107と、上がり傾斜ガイドレール108と、これらのガイドレール106〜108に走行自在に吊りさげられ、車体103を積載するハンガー109と、このハンガー109を白抜き矢印のように、図右から左へ移動させるパワーレール111とからなる。
ハンガー109で支持された車体103は、下がり傾斜ガイドレール106で案内されて電着液101に進入し(これを入槽という)、浸漬される。車体103は、水平ガイドレール107で案内され電着液101中を移動し、所定の電着塗装が施される。次に、車体103は、上がり傾斜ガイドレール108で案内されて電着液101から離脱する(これを出槽という)。
電着液を洗浄液に代えると、車体103を洗浄することができる。したがって、浸漬処理装置100は、電着槽だけでなく、この電着槽の前方(又は後方)に配置される洗浄槽の形態で、塗装ラインに配置される。
ところで、液体貯留槽102で車体103を次々に処理するためには、パワーレール111の移動速度は一定であることが望ましい。
そして、この移動速度は、入槽速度が速すぎると車体103が入槽時に浮いてしまう。浸漬を円滑にするには入槽速度を抑える必要がある。
入槽速度を考慮してパワーレール111の移動速度を決定したところ、入槽及び槽中移動は問題ないが、出槽時に車体103から排出する電着液(又は洗浄液)の排出速度が低下することが判明した。特に洗浄液の排出速度が低下すると、車体103内に残留する異物(溶接に伴う鉄粉やゴミ)の排出が不十分になる。
特に、洗浄液の排出速度が低い場合には、それに伴って車体103内に残留する異物の排出が低下する。その結果、連続的に構成される塗装前洗浄のための、いわゆる塗装前処理工程では、異物を後工程に持ち込むことになる。
この場合、連続的に車体103を搬送し、塗装処理するところの車体生産ラインにおいては、貯留槽に滞留する異物が、車体の出槽後にも鋼板の表面に付着したままになる可能性が高まる。
鋼板の表面に異物が付着した状態で、化成処理や電着塗装処理を施すと、化成皮膜や電着塗膜に異物が取り込まれ、化成皮膜や電着塗膜の品質が大幅に低下する。
本発明は、塗装ラインに配置される浸漬処理装置において、出槽時に電着液や洗浄液の排出速度を高めることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、電着塗装のための電着液又は塗装前洗浄のための洗浄液が溜められている液体貯留槽と、この液体貯留槽に車体を斜めに入槽させ、槽内で水平に搬送し、斜めに出槽させる車体搬送機構とからなる浸漬処理装置において、
前記車体搬送機構は、車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽速度が、車体が浸漬中の搬送速度よりも高速になるように設定されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、車体搬送機構は、車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽角度が脱出するにしたがって大きくなるように設定されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、電着塗装のための電着液又は塗装前洗浄のための洗浄液が溜められている液体貯留槽に、車体を斜めに入槽させ、槽内で水平に搬送し、斜めに出槽させて車体へ電着塗装を施す又は車体を洗浄する浸漬式車体生産方法において、
車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽速度が、車体が浸漬中の搬送速度よりも高速になるようにして、車体に付着した電着液又は洗浄液を迅速に落下させることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、電着塗装のための電着液又は塗装前洗浄のための洗浄液が溜められている液体貯留槽に、車体を斜めに入槽させ、槽内で水平に搬送し、斜めに出槽させて車体へ電着塗装を施す又は車体を洗浄する浸漬式車体生産方法において、
車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽速度が、車体が浸漬中の搬送速度よりも高速になるようにすると共に、車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽角度が脱出するにしたがって大きくなるようにして、車体に付着した電着液又は洗浄液を迅速に落下させることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽速度が、車体が浸漬中の搬送速度よりも高速になるようにした。車体の移動速度が低速から高速に切り替わったことによる加速作用により、車体に残っている電着液又は洗浄液を迅速に排出することができる。
電着液又は洗浄液を迅速に排出することができれば、液切れを確保するための区間を短縮することができ、塗装ラインのライン長さを短縮化することができる。
また、溶接後に車体に鉄粉が残るが、洗浄液の排出速度を高めることにより、鉄粉を良好に排出することができ、洗浄性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽角度が脱出するにしたがって大きくなるようにした。請求項1の効果に以下の効果が加わる。
車体の出槽角度が大きいことと、出槽角度が低角から高角に切り替わったことによる角加速作用により、車体に残っている電着液又は洗浄液を更に迅速に排出することができる。
請求項3に係る発明では、車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽速度が、車体が浸漬中の搬送速度よりも高速になるようにした。車体の移動速度が低速から高速に切り替わったことによる加速作用により、車体に残っている電着液又は洗浄液を迅速に排出することができる。
電着液又は洗浄液を迅速に排出することができれば、液切れを確保するための区間を短縮することができ、塗装ラインのライン長さを短縮化することができる。
また、溶接後に車体に鉄粉が残るが、洗浄液の排出速度を高めることにより、鉄粉を良好に排出することができ、洗浄性を高めることができる。
請求項4に係る発明では、車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽角度が脱出するにしたがって大きくなるようにした。請求項3の効果に以下の効果が加わる。
車体の出槽角度が大きいことと、出槽角度が低角から高角に切り替わったことによる角加速作用により、車体に残っている電着液又は洗浄液を更に迅速に排出することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る塗装ラインの浸漬処理装置の基本構成図であり、浸漬処理装置10は、電着液11が溜められている液体貯留槽12と、この液体貯留槽12に車体13を斜めに入槽させ、槽内で水平に搬送し、斜めに出槽させる車体搬送機構15とからなる。
そして、車体搬送機構15は、下がり傾斜ガイドレール16と、水平ガイドレール17と、上がり傾斜ガイドレール18と、これらのガイドレール16〜18に走行自在に吊りさげられ、車体13を積載するハンガー19と、このハンガー19を図右から左へ移動させる低速用パワーレール21と、上がり傾斜ガイドレール18の近傍に設けられている高速用パワーレール22とからなる。
下がり傾斜ガイドレール16の傾斜角度、すなわち入槽角度θ1と、上がり傾斜ガイドレール18の傾斜角度、すなわち出槽角度θ2とは、同一又は、ほぼ同一に設定されている。
ハンガー19で支持された車体13は、下がり傾斜ガイドレール16で案内されて電着液11に入槽し、浸漬される。車体13は、水平ガイドレール17で案内され電着液11中を移動し、所定の電着塗装が施される。次に、車体13は、上がり傾斜ガイドレール18で案内されて上昇し、出槽を開始する。出槽の詳細を次図で説明する。
なお、電着液11を洗浄液に代えると、車体13を洗浄することができる。したがって、浸漬処理装置10は、電着槽だけでなく、この電着槽の前方(又は後方)に配置される洗浄槽の形態で、塗装前処理工程に配置される。
図2は出槽の詳細を説明する図であり、(a)に示すように、車体13が電着液11から脱出する前は、低速の出槽速度Vlで、車体13が斜め上へ移動される。低速の出槽速度Vlは図1の低速用パワーレール21で発生させる。
低速の出槽速度Vlは、通常の出槽速度(この種の装置で従来から使用されている出槽速度)であっても差し支えない。
次に、(b)に示すように、車体13が電着液11から脱出するときの出槽速度は、車体13が浸漬中の搬送速度Vlよりも高速の出槽速度Vhに切り換える。
高速の出槽速度Vhは図1の高速用パワーレール22で発生させる。高速の出槽速度Vhは、通常の出槽速度の1.5倍以上、好ましくは2.5倍とする。
低速用パワーレール21から高速用パワーレール22に切り換えて、上述の速度を変化させるタイミングは、車体13が電着液11に浸漬している間でも良く、電着液11中で車体13が水平搬送から斜め搬送に切り換わるタイミングでも良い。
(c)に示すように、高速の出槽速度Vhで、車体13が斜め上へ移動するため、車体13に残っていた電着液11Bが盛んに排出される。電着液11Bの排出が終わった位置で出槽速度を低速の出槽速度Vlに戻せばよい。
(d)に示すように、低速の出槽速度Vlは、垂直速度成分Vlvと水平速度成分Vlhに分けて考えることができる。
(e)に示すように、高速の出槽速度Vhは、垂直速度成分Vhvと水平速度成分Vhhに分けて考えることができる。
次に、出槽速度と鉄粉除去率との関係を調べたので、その結果を説明する。
鉄粉除去率とは、車体フロア内において、ミグ溶接やスポット溶接によって発生するスパッタなどの鉄粉が、液体貯留槽に、車体を斜めに入槽させ、槽内で水平に搬送し、斜めに出槽する一連の搬送において、どの程度除去できたかを示すものである。
図3は出槽速度と鉄粉除去率との関係を示すグラフであり、横軸は出槽速度、縦軸は鉄粉除去率を示し、A車種はミッドクロスメンバーやタイヤパンなどの垂直面が室内側に構成されていて、比較的異物が除去し難いものを指す。一方、B車種は車体を構成するクロスメンバーがフロアー下部に取り付けられていて、比較的異物の除去が容易であるものを指す。
低速の出槽速度Vlの垂直速度成分Vlv(図2(d))を(56)mm/sとし、高速の出槽速度Vhの垂直速度成分Vhv(図2(e))を79mm/sと130mm/sの2種類に設定してテストをした。
(56)mm/sでのデータは参考値とするが、A車種、B車種共に鉄粉除去率は、ほぼ出槽速度に比例して良好になった。後工程のことを考えると、高速の出槽速度Vhの垂直速度成分Vhvは、130mm/sが好適である。
鉄粉除去率が高まった理由は次のように考えることができる。鉄粉は車両外観を損ねる粒子である。このような鉄粉は、液体中において、重力、浮力及び鋼板表面から受ける摩擦抵抗力などが作用して、静止している。しかし、重力場で液体中にある鋼板を低い速度Vlから高い速度Vhに切り換えると、鋼板と共に鉄粉に加速力が作用し、加えて鉄粉には液体による抵抗力が加わるため、鉄粉は鋼板上を移動する。さらに、その後洗浄液、化成液、電着液などの移動流体中で、鉄粉は球形粒子として、ストークス(Stokes)の抵抗法則(粒子が流れから受ける力及びこの力が粒子の形状により変化することが説明される法則)に基づいて、運動する。
A車種とB車種ではフロア内の立体的構造と水抜き穴の位置が異なることから、図3のような異なる結果が与えられてものと考えられる。
実施したテストでは、垂直速度成分Vlv、Vhvのみを変化させたが、水平速度成分Vlh、Vhhを変化させても、加速度による鉄粉の移動が図れる。従って、出槽速度をVlからVhへ変化させて加速度を得ることは、車体に残っている電着液又は洗浄液を迅速に排出する作用並びに鉄粉を移動し、排出する作用を発揮する。
電着液又は洗浄液を迅速に排出することができれば、液切れを確保するための区間を短縮することができ、塗装ラインのライン長さを短縮化することができる。また、溶接後に実施する洗浄では、車体に洗浄液と共に鉄粉が残るが、洗浄液の排出速度を高めることにより、鉄粉を良好に排出することができ、洗浄性を高めることができる。
次に、本発明に係る別実施例を説明する。
図4は図1の別実施例図であり、図1と共通する要素は符号を流用し、詳細な説明は省略する。すなわち、この浸漬処理装置10Bは、ハンガー19を以下に説明する構造に直すと共に、液体貯留槽12から出た所にガイド機構23を設置したことが、図1と異なる。
左から2番目のハンガー19で説明すると、ハンガー19は、上部枠25と、この上部枠25の前部、後部(図左側が前部、右側が後部)から降ろした前部吊りメンバー26及び後部吊りメンバー27と、これらの前部吊りメンバー26及び後部吊りメンバー27の下端に渡した下部枠28を基本構成とするが、前部吊りメンバー26は上、中、下を回転可能なヒンジ構造29とすると共に後部吊りメンバー27の下をヒンジ構造29にし、前部吊りメンバー26の下端に回転自在なローラ31を設けたことを特徴とする。
ローラ31がガイド機構23に沿って案内されると、前部吊りメンバー27が図のように屈曲して、下部枠28の傾斜角度が増加側に変化する。すなわち、出槽角度θ3は、車体13が電着液11から脱出するときの出槽角度が脱出するにしたがって大きくなるように設定されている。すなわち、脱出する前の出槽角度θ2より、脱出した後の出槽角度θ3が大きくなるように変化する。この設定はガイド機構23の形状を調整することで容易に実施できる。
次に、出槽角度と鉄粉除去率との関係を調べたので、その結果を説明する。
図5は出槽角度と鉄粉除去率との関係を示すグラフであり、横軸は出槽角度、縦軸は鉄粉除去率を示し、A車種は車高が高い車、B車種は車高が低い車を示す。
小さな出槽速度θ2として(30)°(ただし、出槽速度の垂直速度成分は56mm/s)を調べ、大きな出槽角度θ3として45°と70°(ただし、出槽速度の垂直速度成分は共に130mm/s)を調べた。
出槽速度が大きく異なるため、(30)°でのデータは参考値とするが、A車種、B車種共に鉄粉除去率は、出槽角度が大きいと良好になった。
鉄粉除去率が高まった理由は次のように考えることができる。車体の出槽角度が小から大へ変化することによって、鉄粉を移動させる重力による効果が高まる。また、出槽角度が低角から高角に変化することにより、傾斜した車体のフロアを流れる水の流速が増加するが、重力や水から受ける加速度によって一度は鋼板を離れた鉄粉が、角度の変化に応じた増加した流速によって、速やかに車体外へ排出される。併せて角加速作用により、車体に残っている電着液又は洗浄液を更に迅速に排出することができる。
図4の実施例では、高速用パワーレール22の作用で、車体13が電着液11から脱出するときの出槽速度が、車体が浸漬中の搬送速度よりも高速になるようにすると共に、ガイド機構23の作用で、車体13が電着液11から脱出する前の出槽角度θ2より、脱出した後の出槽角度θ3が大きくなるように、すなわち、脱出するときの出槽角度が脱出するにしたがって大きくなるようにして、車体に付着した電着液又は洗浄液を迅速に落下させることを特徴とする。
すなわち、増速、加速作用と角度増加、角加速度作用との相乗効果で、迅速に電着液や洗浄液を車体から排出させることができる。
尚、出槽速度を変化させるため手段は、高速用パワーレールの他、高速シリンダーユニットであってもよく、手段の種類は適宜変更可能である。
出槽角度を変化させる手段も、ガイド機構の他、ハンガーに車体を傾動させる機構を備えたり、ハンガー全体を傾けるようにしてもよく、手段は任意である。
また、車体搬送機構は、ハンガーを主体とするオーバーヘッドコンベアの他、床置きコンベアであってもよく、機構の種類や形式は問わない。
更に、車体の出槽速度の変化タイミングや出槽角度の変化のタイミングは、多機種混合ラインの場合、搬送する車体に応じて変化させることが好ましい。
本発明は、車体に電着塗装を施す電着槽に好適である。
本発明に係る塗装ラインの浸漬処理装置の基本構成図である。 出槽の詳細を説明する図である。 出槽速度と鉄粉除去率との関係を示すグラフである。 図1の別実施例図である。 出槽角度と鉄粉除去率との関係を示すグラフである。 従来の塗装ラインの浸漬処理装置を説明する図である。
符号の説明
10、10B…塗装ラインの浸漬処理装置、11…電着液、12…液体貯留槽、13…車体、15…車体搬送機構、22…高速用パワーレール、23…ガイド機構、29…ヒンジ機構、31…ローラ、Vh…高速の出槽速度、Vl…低速の出槽速度(通常の出槽速度)、θ2…小さい出槽角度(通常の出槽角度)、θ3…大きい出槽角度。

Claims (4)

  1. 電着塗装のための電着液又は塗装前洗浄のための洗浄液が溜められている液体貯留槽と、この液体貯留槽に車体を斜めに入槽させ、槽内で水平に搬送し、斜めに出槽させる車体搬送機構とからなる浸漬処理装置において、
    前記車体搬送機構は、車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽速度が、車体が浸漬中の搬送速度よりも高速になるように設定されていることを特徴とする塗装ラインの浸漬処理装置。
  2. 前記車体搬送機構は、車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽角度が脱出するにしたがって大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の塗装ラインの浸漬処理装置。
  3. 電着塗装のための電着液又は塗装前洗浄のための洗浄液が溜められている液体貯留槽に、車体を斜めに入槽させ、槽内で水平に搬送し、斜めに出槽させて車体へ電着塗装を施す又は車体を洗浄する浸漬式車体生産方法において、
    車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽速度が、車体が浸漬中の搬送速度よりも高速になるようにして、車体に付着した電着液又は洗浄液を迅速に落下させることを特徴とする浸漬式車体生産方法。
  4. 電着塗装のための電着液又は塗装前洗浄のための洗浄液が溜められている液体貯留槽に、車体を斜めに入槽させ、槽内で水平に搬送し、斜めに出槽させて車体へ電着塗装を施す又は車体を洗浄する浸漬式車体生産方法において、
    車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽速度が、車体が浸漬中の搬送速度よりも高速になるようにすると共に、車体が電着液又は洗浄液から脱出するときの出槽角度が脱出するにしたがって大きくなるようにして、車体に付着した電着液又は洗浄液を迅速に落下させることを特徴とする浸漬式車体生産方法。
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