JP5102984B2 - 飲食物メニュー表 - Google Patents
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また、一方、飲食店などにおいても顧客から受ける注文を電子的なデータとするため、商品とその商品に係る情報を示すバーコードとを並べて掲載した飲食物メニュー表があり、店員ばかりでなく顧客自体がその飲食物メニュー表のバーコードを専用のバーコードリーダに読み取らせ、読み取ったデータを所定部門に送信するなどの方法が各種提案されている(特許文献1、2参照)。
しかしながら、上述したバーコードを利用する飲食物メニュー表では、印刷からなる黒の縞模様状のバーコードが商品情報の一部分に含まれ、紙面上の複数個所にこの黒の縞模様部分が配置されることになり、このバーコードを設けないものと比べると紙面のデザインが変わって美観が大きく損なわれてしまうという問題がある。すなわち、本来、光学的機械読み取り用に開発されたバーコードや二次元コードでは、人間の視覚には何ら意味の無い模様であり、デザイン的にはメニュー表の意匠性を損なうばかりでなく、レイアウト的にはメニューに関連する商品情報のスペースを制限してしまう。
そこで本発明は上記事情に鑑み、アンテナとICチップとからなり非接触状態でデータの送受信が可能な非接触型ICモジュールを表出させることなく飲食物メニュー表の基材部分などに埋め込み、顧客が操作する読み取り機器でその非接触型ICモジュールから商品情報を読み取ることができるようにすることを課題とし、飲食物メニュー商品の電子的なデータを取り扱うシステムにおいて、飲食物メニュー表の紙面上の美観を損なうことなくデザインやレイアウトを整えて目視での商品選択が容易に行なえるようにすることを目的とするものである。
ただし、利用者がメニュー表から商品を選択する際、近接させて読み取らせる方式でも構わないが、好ましくは、所望の商品の表示部に当接させるのが良い。これは、利用者が非接触型リーダのセンサ部を他の表示部に誤って近接させ、別の商品を誤読させてしまう可能性があるからである。したがって、明確に表示部に当接させた場合にのみ読み取り可能にする構成が好ましい。
そこで、本発明の飲食物メニュー表によれば、上記表示部の上面に透明で導電性のある保護層を設けたことにより、その保護層が導電性を有するものであるため、非接触型リーダは、当接時のみ、その保護層を介した導通状態の確保でデータの読み取り動作を行なわせるシステムとすることができ、飲食物メニュー表を取り扱う利用者が商品を選択するときに、その利用者に非接触型リーダを当接させる操作を意識させて、データの読み取り操作をより確実に行なわせることができる。また、保護層が透明であるが故に、その表示部の目視できる情報が損なわれないなどと言った効果を奏する。
図1と図2とは検討技術を示していて、図中1は飲食物メニュー表で、該飲食物メニュー表1は図1に示すようにシート2の片面の複数の表示部3が印刷にて形成されていて、表示部3それぞれは商品の品名と商品の形態を表す写真や絵などの画像と商品の価格とからなる情報4を有してなるものであり、この情報4は人が目視して表示内容を理解できる形態に構成されている。また、前記シート3の内部に、非接触型ICモジュール5が表示部3それぞれに対応する位置にして埋設されている。例えば、図2に示されているようにシート2は、上紙6と下紙7とを、前記表示部3に対応する部分で空所8となるようにして接着剤9を介して接着してなるものであり、前記空所8に非接触型ICモジュール5を位置させ、非接触型ICモジュール5自体が外部に表出しないように埋設した状態としている。
このように飲食物メニュー表1では非接触型モジュール5を内部に有しているものであるため、RFID(Radio Frequency IDentification)と称される無線通信での電子データの交信を行なって個別識別を実施できる機能を有しているものとなっている。なお、図1では前記空所8の位置のみを破線で示しており、説明を容易にするためにこの図1では前記非接触型ICモジュール5を示していない。
なお、RFIDにおいて非接触でデータ交信をする場合、近接読み取り方式では、必ず非接触型ICモジュールとデータ読み取り端末とが所定間隔(空中誤読防止のため、好ましくは10mm以内)を保持しているが、検討技術において非接触型リーダが読み取り対象物、即ち本飲食物メニュー表に当接している場合でも、シートの厚みとRFIDリーダにおけるセンサ部の取り付け位置の調整などにより、センサ部とアンテナ部とは所定間隔を保持するように構成されている。
このようにして非接触型リーダ13が読み取ったデータは、有線、または無線にて図示しない制御部に送信され、データの処理がなされる。非接触型リーダ13はデータが記録されている上記ICチップに電気的接続を行なうことなくデータの読み取りを行なっており、表示部に当接させてはいるが、上述したように非接触であることに変わりはない。
2…シート
3…表示部
4…情報
5…非接触型ICモジュール
6…上紙
7…下紙
8…空所
9…接着剤
10…アンテナ
11…バンプ
12…ICチップ
13…非接触型リーダ
14…押圧スイッチ
15…オンオフ制御回路
16…センサ部
17…保護層
Claims (1)
- 表面に飲食物商品の品名、画像、価格などの情報が記載されている表示部を複数有したシートからなるメニュー表であって、前記シートの内部に、アンテナとこのアンテナに接続されたICチップとからなり非接触状態でデータの送受信が可能に設けられている非接触型ICモジュールが表示部それぞれに対応する位置にして埋設され、表示部に表示された商品の情報からなるデータが、該表示部下の前記非接触型ICモジュールに記録されていて、前記表示部の上面に透明で導電性のある保護層が設けられていることを特徴とする飲食物メニュー表。
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JP2006193252A JP5102984B2 (ja) | 2006-07-13 | 2006-07-13 | 飲食物メニュー表 |
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JP2006193252A JP5102984B2 (ja) | 2006-07-13 | 2006-07-13 | 飲食物メニュー表 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008021183A JP2008021183A (ja) | 2008-01-31 |
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Family
ID=39077056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006193252A Active JP5102984B2 (ja) | 2006-07-13 | 2006-07-13 | 飲食物メニュー表 |
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- 2006-07-13 JP JP2006193252A patent/JP5102984B2/ja active Active
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