JP5101988B2 - 溶融金属の脱硫剤 - Google Patents

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Description

本発明は、溶融金属としての溶銑又は溶鋼の脱硫剤に関するものである。
近年の鋼材に対する要求機能が高度化され、かつ、そのような高機能鋼の需要も増加している中で、溶銑又は溶鋼からなる溶融金属の脱硫において効率よく所望のS濃度域まで低減することは重要である。
この脱硫剤としては、工業的規模で安価に安定供給できるCaOを主成分とした、生石灰系物質を中心として用いるのが一般的である。主成分であるCaOは融点が2572℃と非常に高く、通常の溶融金属の温度においても、単体では溶解せず固体のままである。従って、脱硫反応は固体CaO内へのSの固相拡散によって進行することになるが、この拡散速度は非常に遅い。これより、事実上CaO単独で行う溶融金属の脱流(生石灰のみでの脱硫)は低効率であり、特に低硫鋼溶製時には脱硫剤量の大幅増加を招いていた。
この欠点を補うために、一般的にはCaFなどの溶融性を高める物質や、NaCOを主成分とするソーダ灰、CaCを主成分とするカルシウムカーバイド、さらには金属Mgなど、CaOよりも脱硫効率の高い物質を生石灰系物質に混合ないしは併用して用いる。しかし、これらの物質は生石灰系物質より高価であり、発生するスラグの処理における課題(F・Naなど)等の欠点もある。そこで生石灰系物質自体の性状を改善することで、前記Sとの反応効率を向上させる手法が検討されており、中でも脱硫剤の表面積を上げて溶融金属中Sとの反応界面積を増やし、Sと脱硫剤の接触確率を向上させる試みがよく用いられている。
その具体的な方法の中で最も一般的なものは、生石灰系物質を粉砕し、粉体となった脱硫剤を用いる方法である。この時の表面積を適切に確保するため、粉体の粒径及び粒度分布を制御することは非常に重要であり、例えば特許文献1においては、生石灰系物質を用いた粉体において粒径30μm以上60μm未満の粉体構成率を50質量%以上とすることで、CaCやMgを併用した場合に匹敵する脱硫効率を得ることができるとしている。
その他の方法として、生石灰系物質の表面に適切な条件で細孔を存在させることで反応界面積を増加させる方法が知られている。例えば特許文献2では、直径5μm以上の細孔の総体積が0.02cm/g以上であり、かつ、全細孔体積中に占める直径0.5μm以下の細孔の総体積を70質量%以下にすることにより、溶融金属との接触面積を増加させて、脱硫反応効率を大幅に向上させることができる微粉生石灰が提案されている。
特開2006−241502号公報 特開昭62−56509号公報
これらの微粉化や細孔化を用いた表面積増加により、生石灰系脱硫剤の脱硫効率は向上する。しかし実生産設備における溶融金属の脱硫において、脱硫剤がSと反応できるのは溶融金属中に投入あるいは吹き込まれてから浮上しスラグに取り込まれるまでの数秒間しかない。このような短時間内では接触面積増加による効果を十分に得るのは難しく、結果として安価な生石灰単独にて低硫鋼全体まで含めた脱硫を行うことは困難であり、CaFやソーダ灰、CaCやMgなどの他の高価な脱硫剤の併用を余儀なくされていた。
本発明は上記の問題を有することなく、生石灰系物質自体の脱硫効率の向上を図ることを課題とするものである。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その手段は、
(1)CaOを含有する平均粒径200μm以下の粉体で、その粉体表面の細孔平均径が5μm以上40μm以下の脱硫剤において、下記式(1)及び(2)で求められる粉体の補正密度ρが3500〜4500(kg/m)であることを特徴とする溶融金属の脱硫剤である。
ρ=ρ ×R+ρ ×(1−R) (1)
R=r×V (2)
ここでρ:溶融金属密度(kg/m)、ρ:粉体の真密度(kg/m)、R:粉体の細孔率、r:粉体の細孔容積(m/kg)、V:大気中での粉体の嵩密度(kg/m
(2)前記粉体に金属Mgを3〜30質量%又はCaCを3〜50質量%配合したことを特徴とする手段(1)記載の溶融金属の脱硫剤である。
(3)前記粉体にCaFを3〜40質量%配合したことを特徴とする手段(1)記載の溶融金属の脱硫剤である。
本発明で得られる生石灰系物質(脱硫剤)を用いることで、溶融金属の脱硫効率を向上させ、処理後の溶融金属の含有S濃度をより低減することができ、また、金属Mg、CaC、CaFを併用すると更に脱硫効を高めることが出来るので好ましい。これにより、生産コストの大幅削減などの効果を享受することができる。
一般に脱硫剤の反応効率は、溶融金属中に脱硫剤が滞在できる時間が大きいほど、Sと脱硫剤の接触する確率が増加する為に向上する。溶融金属の真比重は脱硫剤よりも大きいため、溶融金属中の懸濁粉体はだんだん浮上してくる。攪拌などの影響により数値的には一致しないが、その浮上時間はストークスの法則における流体中の終末移動速度の大小にほぼ比例する。ここで、ストークスの法則における終末移動速度Vは、以下の式で示される。
(m/s)= D ×(ρ―ρl)÷18η (3)
ここで、Dは粉体(脱硫剤)の粒子径、ρlは溶融金属密度、ρは脱硫剤の密度、ηは溶融金属の粘度を示す。この式(3)より、粒子径Dと溶融金属の粘度ηが同じであれば、Vは脱硫剤と溶融金属の密度差ρ―ρlに比例する。さらにρlが同じであれば、脱硫剤の密度ρに比例することがわかる。
また液体である溶融金属の表面張力や、脱硫剤間での界面張力等の障害が大きく、溶融金属の細孔への浸入は、気体の場合よりも難しい。従って、あまり小さな細孔径では溶融金属が浸入できず気孔のまま残留してしまう。この場合はかえって脱硫剤の密度ρを低下させてしまう結果となり、脱硫剤と溶融金属の比重差ρ―ρlがかえって増加するため、脱硫剤の浮上時間が短くなる。これより、溶融金属が十分に脱硫剤側壁と接して反応するための時間が確保できなくなると考えられる。この仮説を確認するため、本発明者らは実機試験を行った。
この実機試験は、溶銑を350トン収容した溶銑鍋にて実施した。脱硫剤の吹き込みはキャリアガスによるインジェクション方式であり、4孔の粉体吹込みランス1本を用い、窒素ガスをキャリアガスとした。そして、該脱硫剤の吹込み速度はランス1本あたり200kg/minで、キャリアガス流量はランス1本あたり10Nm/minとした。なお、脱硫前の溶銑中のSは30×10−3質量%であった。さらに脱硫剤のCaO含有率は95質量%で、平均粒度は100μmであった。なお細孔比率R(R = r × V 、r:粉体の細孔容積(m/kg)、V:大気中での粉体の嵩密度(kg/m))は0.20とした。
この実機試験にて、平均細孔径やCaO含有率の異なる生石灰系物質を用いた場合の脱硫効率の違いを調査した。その結果、脱硫効率向上を図るには、細孔径の適正化と、溶銑が細孔内に侵入したと仮定した場合の密度を適切な範囲とすることが必要であることを見出した。
即ち、図1は脱硫剤の平均細孔径と、粉体の脱硫能力を示している脱硫生石灰効率との関係を示したものであるが、粉体表面の平均細孔径が5μm未満になると急激に脱硫生石灰効率が低下し、また、平均細孔径が40μmを超えると同様に急激に脱硫効率が低下することから、脱硫効率を高位にするためには平均細孔径を5μm〜40μmにする必要があることが判明した。
尚、上記脱硫生石灰効率は、含有CaO分が全量CaSになる場合の理想的CaO量に対する実際のCaO量を示したもので、以下の式(4)で示される。
脱硫生石灰効率(質量%)=
{(処理前S濃度−処理後S濃度(単位×10−3%))×56÷(32×100)}
÷(粉体原単位(kg/t)×CaO含有量(質量%)÷100) (4)
前述の様に、平均細孔径が5μm未満になると界面張力や表面張力の影響が大きく溶銑が細孔内に浸入し難い。しかし、5μm以上になると前記界面張力や表面張力の影響が小さくなって溶銑が細孔内に容易に浸入できることで、反応界面積が増大し脱硫効率も向上したと推定できる。一方、平均細孔径が40μmを超えると、溶銑が細孔内に侵入しても脱硫剤の側壁部分と直接接する溶銑量が少なくなり脱硫反応に寄与しない部分が増加するために反応界面積が減少し、脱硫生石灰効率が低下したものと推定される。
次に平均細孔径を適正化しても、その細孔の比率を十分確保できないと更なる脱硫効率の向上は得られないと想定されるので、脱硫剤の全体積中に占める細孔の比率Rと脱硫生石灰効率の関係を調査した。尚、試験条件は図1の場合と同じであるが、平均細孔径は10μmであり、CaO含有率の異なる2種類の脱硫剤にて試験を行った。
その試験結果を図2に示す。この図から、ある細孔比率の範囲で脱硫生石灰効率は最高となり、その後低下することがわかる。またCaO含有率の違いにより、脱硫生石灰効率が最高となる範囲が異なることがわかる。
この効率の差違についてCaOの含有濃度の影響を考えたが、(4)式でわかるように脱硫生石灰効率の分母にこのCaO濃度は反映済みであることより、別の理由が存在すると推定した。そこで本発明者らは前述のストークスの法則に着目し、脱硫剤の密度の影響を調査した。これは、細孔内に溶銑が100%浸入したと仮定した場合の脱硫剤密度を補正密度ρと呼ぶことにして、それを下記式で表し、その補正密度ρと脱硫生石灰効率の関係を図3に示す。
ρ=ρ ×R+ρ ×(1−R)
ここでρ:溶融金属密度(kg/m)、ρ:粉体の真密度(kg/m)である。
この図3より、補正密度ρが3500kg/m未満、4500kg/m超になると急激に脱硫生石灰効率が低下することから、良好な脱硫生石灰効率を得るためには、補正密度ρを3500kg/m〜4500kg/mの範囲にする必要があることが判明した。また、2種類の生石灰系物質とも略同じ線上にデータが現されていることより、図2のような細孔率Rではなく密度の方が、組成に関連せずより汎用的かつ有用な指標であるということがわかる。
また、インジェクション脱硫処理した溶銑のサンプルを採取し、その中の介在物の個数と補正密度ρの関係を図4に示す。この図4から、介在物は補正密度ρが4500kg/m以下であると殆ど存在しないが、補正密度ρが4500kg/mを超えると急激に増加する傾向にある。なお、この介在物をEPMA(X線マイクロアナライザー)で分析してみると、CaO系の介在物でSを含有していた。
この脱硫生石灰効率の低下は、補正密度ρが4500kg/mを超えると溶融金属中の浮上速度が遅くなりすぎて、脱硫は進むものの処理時間中に浮上してスラグに到達できずに溶銑中に懸濁し残留する脱硫剤が発生、これが溶銑中Sとして分析時に現れ、結果として脱硫生石灰効率が低いものと推定される。
また、逆に補正密度ρが3500kg/m未満の場合、細孔径は適切であれば溶銑の浸入は得られるが、脱硫剤密度増加による浮上速度抑制効果が十分に現れていないと考えられる。それゆえに、脱硫生石灰効率は低下していくと考えられる。
更に、生石灰系物質のCaO含有量は70質量%以上とすることが好ましい。これは、これより低くなると、例えばSiOやCaCOなど、CaO以外の不純物の影響が伴う脱硫剤や発生スラグ量の増加を招く為である。
また早期に溶融金属の細孔浸入による脱硫剤密度向上効果を得るため、脱硫剤は粉体であることが望ましい。さらにその場合の粉体粒径は小さい方が望ましいが、粉体粒子の崩壊を防ぐ上で細孔平均径の2倍以上、即ち、10μm以上であることが好ましい。本発明範囲の平均細孔径が最大40μmであることを考慮すると、粉体の粒子は200μm以下とする。
上記実機試験は、溶銑中にキャリアガスで脱硫剤粉体を吹き込むインジェクション脱硫方式としたが、溶銑中に浸漬した攪拌羽根を回転させて得られる攪拌流れの中に脱硫剤を投入するKR法においても、同様の効果が得られる。
さらに上記実機試験は溶銑脱硫のものであったが、同様に粉体インジェクション方式等を用いる溶鋼脱硫の場合も溶銑の場合と同等の効果を享受することができる。
また本発明は生石灰系物質単独のものであったが、他の脱硫補助剤であるCaC、金属Mg、CaFなどを併用した場合であっても、本発明による脱硫効率改善結果を妨げるものではなく、補助剤による脱硫効率改善とあわせた効果を享受することで、一層の処理時間短縮と脱硫剤の削減が図れることとなる。従って、処理条件やコストなどを鑑み、必要に応じて併用するとよい。
その場合、一般に配合量が少ない場合は効果のばらつきが生じやすいので、本発明で限定した生石灰系物質を含む全粉体中の配合率は、3質量%以上とすることが望ましい。ただし金属Mgは溶融金属の高温で気化した後、溶融金属に溶解し脱硫反応を行うが、あまり配合量を上げると溶融金属に溶解できずに系外に逃げてしまうMgガスが発生するため、配合率は30質量%以下であることが望ましい。またCaCの場合は未反応のものがスラグ中に残留すると、スラグ処理時の水冷などを実施した際にアセチレンガスが発生してしまうため、配合率は50質量%以下にとどめることが望ましい。さらにCaFの場合は、耐火物の激しい溶損を招く為、配合率は40質量%以下にとどめることが望ましい。
なお、ここで示す配合率は、生石灰系物質を含む粉体を100質量%として、この粉体に、更に脱硫補助剤であるCaC、金属Mg、又はCaFを前記した質量%添加するもの(外掛け)である。
また、本発明による限定条件を満たす生石灰系物質の製造については、使用する焼成炉の形式や原料となる石灰石の条件などで異なっている。従って、それぞれの製造条件で、細孔平均径や細孔容積、真密度及び嵩密度を測定し、確認しながら焼成していけばよい。具体的な方法としては、例えば、焼成温度、時間を調整するものがある。また、縦型炉等で焼成する際に岩塩を添加することで焼き締まりを防止する、いわゆる塩焼による方法の場合には、岩塩量の調整、又は、前記同様に焼成温度、時間を調整する方法がある。
以下、本発明の実施例を説明する。まず溶銑に対し、キャリアガスにより脱硫剤を吹き込むインジェクション脱硫処理における、本発明例と比較例を併せて表1に示す。溶銑量350トンを収容した溶銑鍋にて行い、吹き込みランスは4孔ランスを1本用いた。またキャリアガス量は窒素ガスを10Nm3/分とし、脱硫剤の吹き込み速度は200kg/分とした。
Figure 0005101988
インジェクション脱硫の適用例である本発明例1〜5は、いずれも平均粒度、平均細孔径、補正密度共に本発明の範囲内に入っており、良好な脱硫成績を得ることが出来た。また、本発明例4、5はそれぞれCaC、金属Mgを併用したので、より良好な脱硫生石灰効率及び脱硫率を得ることが出来た。
これに対し比較例1、2は平均細孔径が本発明の上下限を外れ、また比較例3は補正密度が本発明の上限を外れているため、低い脱硫生石灰効率及び脱硫率であった。また、比較例4は平均粒度が本発明の上限を外れているために、同様にCaCを併用した本発明例4と比較して脱硫生石灰効率及び脱硫率とも低いものであった。更に、比較例5は平均細孔径が本発明の下限を外れているため同様に金属Mgを併用した本発明例5より脱硫生石灰効率及び脱硫率が低いものであった。
次に回転羽根(インペラー)を周囲に設けた攪拌装置を浸漬し、溶銑を撹拌しつつ、上方より脱硫剤を添加するKR脱硫処理における、本発明例と比較例を併せて表2に示す。溶銑のKR脱硫処理は、溶銑量350トンを収容した溶銑鍋にて行い、鍋中心部に台形状のインペラーを設けた攪拌装置を用いた。そのインペラーは、寸法が鉛直長さ84cm、上端長は140cm、下端長は120cmとし、回転数は140rpmとした。なお脱硫剤は上方投入で添加した。
Figure 0005101988
本発明例6〜9は、いずれも平均粒度、平均細孔径、補正密度共に本発明の範囲内であり、良好な脱硫生石灰効率及び脱硫率を得ることが出来た。また、本発明例9はCaCを併用したので、本発明例6〜8より更に良好な脱硫生石灰効率及び脱硫率を得ることができた。
これに対し、比較例6、7は平均細孔径が本発明の上限、下限を外れ、また比較例8は補正密度が本発明の下限を外れた為に、粉体原単位は良好であるにも関わらず、脱硫生石灰効率及び脱硫率が低いものとなった。
また、比較例9は平均粒度が本発明の上限を外れおり、同様にCaCを併用した本発明例9より低い脱硫生石灰効率及び脱硫率であった。
さらに、溶鋼のインジェクション脱硫処理における、本発明例と比較例を併せて表3に示す。本例は溶鋼量400トンを収容した溶鋼鍋で行い、吹き込みランスは4孔ランスを1本用いた。またArガスをキャリアガス量は3Nm3/分とし、粉体全体の吹き込み速度は50kg/分とした。
Figure 0005101988
本発明例10〜13は溶鋼鍋へのインジェクション脱硫の例であるが、平均粒度、平均細孔径、補正密度共に本発明の範囲内であることから、高い脱硫生石灰効率及び脱硫率を確保することができた。
これに対して、比較例10は平均細孔径が本発明の下限を外れ、比較例11は平均粒度が本発明の上限を外れ、比較例12は補正密度が本発明の下限を外れたので、脱硫生石灰効率及び脱硫率が低いものとなった。
また、比較例13は補正密度が本発明の上限を外れており、同様にCaFを併用している本発明例13よりも低い脱硫生石灰効率及び脱硫率となった。
脱硫剤の細孔平均径と脱硫生石灰効率の関係を示す説明図である。 脱硫剤の細孔率と脱硫生石灰効率の関係を示す説明図である。 補正密度と脱硫生石灰効率との関係を示す説明図である。 補正密度と脱硫処理後のCaO系介在物の個数の関係を示す説明図である。

Claims (3)

  1. CaOを含有する平均粒径200μm以下の粉体で、その粉体表面の平均細孔径が5μm以上40μm以下の脱硫剤において、下記式(1)及び(2)で求められる粉体の補正密度ρが3500〜4500(kg/m)であることを特徴とする溶融金属の脱硫剤。
    ρ=ρ ×R+ρ ×(1−R) (1)
    R=r×V (2)
    ここでρ:溶融金属密度(kg/m)、ρ:粉体の真密度(kg/m)、R:粉体の細孔率、r:粉体の細孔容積(m/kg)、V:大気中での粉体の嵩密度(kg/m
  2. 前記粉体に金属Mgを3〜30質量%又はCaCを3〜50質量%配合したことを特徴とする請求項1記載の溶融金属の脱硫剤。
  3. 前記粉体にCaFを3〜40質量%配合したことを特徴とする請求項1記載の溶融金属の脱硫剤。
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