JP5100405B2 - データベースの作成方法およびデータベース装置 - Google Patents

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Description

本発明は、データベースの作成方法およびデータベース装置に関する。
従来より、半導体集積回路の設計データの評価は以下のように行われている(特許文献1)。すなわち、n個の製品の中から一つの製品を選び、この選んだ製品の設計データに対してOPC(近接効果補正)を行い(第1のステップ)、このOPCが行われた設計データのOPC検証値を算出し(第2のステップ)、このOPC検証値に基づいてOPCが行われた設計データを評価する(第3のステップ)。その後、残りの製品のそれぞれについても、同様に、第1−第3のステップを行う。
半導体集積回路の設計データの量は膨大である。そのため、上記の方法では、設計データの評価に多大な時間を要する。
米国特許第6470489号明細書
本発明の目的は、半導体集積回路の設計データの評価に要する時間の増加を抑制できるデータベースの作成方法およびデータベース装置を提供することにある。
本発明に係るデータベースの作成方法は、複数の半導体集積回路のそれぞれについて、前記半導体集積回路の設計データを構成する複数の機能ブロックセルと、前記複数の機能ブロックセルに対する複数の評価値とを関連付けて登録してなるデータベースの作成方法であって、所望の半導体集積回路の設計データに関し、前記設計データを構成する複数の機能ブロックセルが、前記データベースに登録されているか否かをコンピュータにより判断する工程と、前記所望の半導体集積回路の設計データを構成する前記複数の機能ブロックセルのなかに、前記データベースに登録されていないものがあるとコンピュータにより判断された場合、前記登録されていない機能ブロックセルの評価値をコンピュータにより算出する工程と、コンピュータにより前記登録されていない機能ブロックセルとその評価値とを関連付けて前記データベースに登録して、前記データベースを更新する工程とを含み、前記評価値は、前記機能ブロックセルに対応するパターンの近接効果補正もしくはプロセス近接効果補正の検証値、前記機能ブロックセルに対応するパターンのクリティカルエリア値、前記機能ブロックセルに対応するパターン中に危険箇所もしくは歩留まりを下げる故障箇所が含まれる確率、または、プロセス条件毎における前記検証値、前記クリティカルエリア値もしくは前記確率であることを特徴する。
本発明に係るデータベース装置は、複数の半導体集積回路のそれぞれについて、前記半導体集積回路の設計データを構成する複数の機能ブロックセルと、前記複数の機能ブロックセルに対する複数の評価値とを関連付けて登録してなるデータベースと、所望の半導体集積回路の設計データに関し、前記設計データを構成する複数の機能ブロックセルが、前記データベースに登録されているか否かを判断するための判断手段と、前記判断手段により、前記所望の半導体集積回路の設計データを構成する前記複数の機能ブロックセルのなかに、前記データベースに登録されていないものがあると判断された場合、前記登録されていない機能ブロックセルの評価値を算出するための算出手段と、前記データベースを更新するための更新手段であって、前記登録されていない機能ブロックセルとその評価値とを関連付けて前記データベースに登録する前記更新手段とを具備してなり、前記評価値は、前記機能ブロックセルに対応するパターンの近接効果補正もしくはプロセス近接効果補正の検証値、前記機能ブロックセルに対応するパターンのクリティカルエリア値、前記機能ブロックセルに対応するパターン中に危険箇所もしくは歩留まりを下げる故障箇所が含まれる確率、または、プロセス条件毎における前記検証値、前記クリティカルエリア値もしくは前記確率であることを特徴する。
本発明によれば、半導体集積回路の設計データの評価に要する時間の増加を抑制できるデータベースの作成方法およびデータベース装置を実現できるようになる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャートである。
本実施形態のデータベースの作成方法は、
複数の半導体集積回路のそれぞれについて、前記半導体集積回路の設計データを構成する複数の機能ブロックセル(以下、単にセルという。)と、前記複数のセルに対する複数の評価値とを関連付けて登録してなるデータベースの作成方法であって、
製品Pi(i=1,2,…)内の所望の半導体集積回路の設計データDiに関し、設計データDiを構成する複数のセルCij(j=1,2,…)が、データベース4に登録されているか、もしくは、未登録であるかを判断するステップS1と、
設計データDiを構成する前記複数のセルCijのなかに、データベースに登録されていないセル(未登録セル)があると判断された場合、前記未登録セルの評価値を算出するステップS2と、
前記未登録セルとその評価値とを関連付けて前記データベースに登録して、前記データベースを更新するステップS3とを含む。
半導体集積回路の設計データDiは、GDSおよびLEF(library-exchange format)を含む。通常は、さらに、LEF(library-exchange format)も含む。
セルは、AND、OR、NOT等の基本論理演算を行うセル、あるいは、複数の基本論理演算で構成され、所定の論理機能動作を行うセルである。
前記未登録セルの形状およびセル名を含む情報が、評価値とを関連付けられてデータベース4に登録される。セルの形状に係る情報はGDSに含まれている。セル名に係る情報はLEFに含まれている。上記の形状は寸法(サイズ)も含めてもの形状の場合もある。
ステップS1−S3は全てのセルCijに対して行われる。ただし、ステップS2,S3は未登録のセルに対してのみ行われる。
具体的には、半導体集積回路を構成する一層目のパターンに係る複数のセルの中から一つのセル取り出し、この取り出したセルに対してステップS1を行い、未登録セルの場合には、さらにステップS,S3も行う。このようなフローを残りの一層目のパターンに係る複数のセルに対しても行う。その後、残りの層のパターンについても同様のフローを行う。半導体集積回路を構成するレイヤー名(例えば、POLY、 Metal)毎にセルの取り出しを行っても構わない。
前記評価値は、後述するように、代表的には、近接効果補正(OPC: Optical Proximity Correction)の検証結果、プロセス近接効果補正(PPC: Process Proximity Correction)の検証結果やCA値である。
なお、データベースの作成開始の際には、データベースには一つのセルCijも登録されていないので、ステップS1の判断はNO(未登録)となる。
図2は、本実施形態のデータベースの作成方法を実施するためのデータベース装置を模式的に示す図である。
本実施形態のデータベースの作成方法を実施するためのデータベース装置を模式的に示す図である。
本実施形態のデータベース装置は、
複数の半導体集積回路のそれぞれについて、前記半導体集積回路の設計データを構成する複数のセルと、前記複数のセルに対する複数の評価値とを関連付けて登録してなるデータベース4と、
製品Pi(i=1,2,…)内の所望の半導体集積回路の設計データDiに関し、設計データDiを構成する複数のセルCij(j=1,2,…)が、データベース4に登録されているか、もしくは、未登録であるかを判断するための判断部1と、
判断部1により、設計データDiを構成する複数のセルCijのなかに、データベース4に登録されていないセル(未登録セル)があると判断された場合、前記未登録セルの評価値を算出するための算出部2と、
データベース4を更新するためのものであり、前記未登録セルとその評価値とを関連付けてデータベース4に登録するデータベース更新部3と
を備えている。
製品Pi内の半導体集積回路の設計データDiを構成する複数のセルCijと、製品Piとは異なる別の製品Pk内の半導体集積回路の設計データDkを構成する複数のセルClmとの間には、同じセルがある可能性がある。本実施形態の場合、既に登楼されているセルと同じセルについてはその評価(ステップS2)は行わない。これにより、異なる製品間に同じセルがある場合に、同じセルに対して評価を繰り返して行うこと(重複評価)がなくなるので、データベースの作成に要する時間の増加を抑制できるようになる。
なお、本実施形態では、製品Pi(i=1,2,…)内の所望の半導体集積回路の設計データDiの場合について説明したが、製品(製品名)と関連づけされていない所望の半導体集積回路の設計データに対しても、実施形態のデータベースの作成方法およびデータベース装置は実施できる(他の実施形態も同様)。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャートである。なお、既出の図と対応する部分には、既出の図と同一符号を付してあり、詳細な説明は省略する(他の実施形態も同様)。
本実施形態は、ステップS2(未登録セルの評価値の算出)で、評価値がOPC検証値の場合の例である。
ステップS2は、未登録セルに対してOPCを施すステップS21 と、OPCが施された未登録セルのOPC検証値を算出するステップS22 とを含む。OPC検証値の算出はOPC後のセル形状と基準となるセル形状とを比較し、その差をOPC検証値とする。
本実施形態の場合、評価値としてOPC検証値が登録される(ステップS3)。
本実施形態のデータベースの作成方法に対応したデータベース装置は、未登録セルの評価値の算出部2がステップS21 およびステップS22 に対応した演算処理を行い、データベース更新部3が評価値としてOPC検証値を登録するものとなる。
このように実施形態のデータベースの作成方法と、それに対応したデータベース装置との関係は明確なので、以下の説明では、実施形態のデータベースの作成方法に対応したデータベース装置の説明は省略する。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャートである。
本実施形態が第2の実施形態と異なる点は、未登録セルの周囲にセルを配置し(ステップS20 )、その後、未登録セルとその周囲に配置したセルとを一つにまとめたものを未登録セルと見立てて、ステップS21 、ステップS22 を行うことにある。
本実施形態によれば、周囲のセルの影響を考慮したOPCを行うことにより、より精度の高いOPC検証値を取得することができ、データベースに登録されるデータの信頼性を高めることが可能となる。
(第4の実施形態)
図5は、本発明の第4の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャートである。
本実施形態は、第2の実施形態において、設計データとして、GDSおよびLEFを含むデータを用いた例である。GDSおよびLEFに加えて、DEFを含んでいても構わない。
まず、製品Pi内の半導体集積回路の設計データDiから複数のセルCijを取り出し(ステップS2a)、複数のセルCijのセル名のリストL1を作成する。
セル名は、LEFに登録されている。リストL1の作成の際に、DEFを併用しても構わない。この場合、LEFに登録し忘れたセルをDEFで発見することができる。そのため、複数のセルCijの全てをリストL1に確実に載せることが可能となる。
なお、最初は、半導体集積回路を構成する一層目のパターンに係るセルCijを取り出す。一層目のパターンは、例えば、基板上に形成されるMOSトランジスタを構成するパターンである。ステップS2b−S3の終了後、半導体集積回路を構成する2層目のパターンに係るセルCijを取り出し(ステップS2a)、ステップS2b−S3を行う。2層目のパターンは、例えば、MOSトランジスタのソース/ドレインと接続されるプラグを構成するパターンである。以下、同様に、残りの層のパターンについても順次ステップ2a−S3を行う。
次に、データベース4内のSQLデータベース4b(セル名、レイヤー名)を参照し、リストL1に登録されたセル名が、SQLデータベース4bに登録されたセル名か否かを判断し(ステップS2b)、SQLデータベース4bに登録されているセル名のリストL2を作成する。
次に、SQLデータベース4b(GDS)を参照し、リストL2に登録されたセル名に対応するパターンの形状が、SQLデータベース4bに登録されたGDSに登録されているか否かを判断し(ステップS2b)、SQLデータベース4bに登録されている場合には、その登録セルをセルリストL3に登録する。
一方、ステップS2b,2cでNOと判断されたセル(未登録セル)もセルリストL3に登録される。
このように本実施形態では、まず、セル名が登録されていないセルは未登録セルと判断し、さらに、セル名が登録されていても、形状が登録されていないものは未登録セルと判断する。
次に、セルリストL3から未登録セルを取り出し、ステップS21 ,S22 を行う。この際、ステップS21 ,S22 に必要なOPCプログラム、OPC検証プログラムは、データベース4内のデータベース4cから読み込まれる。
次に、ステップS3が行われる。未登録セルおよびOPC検証値は、更新情報として、一旦、データベース4内のデータベース4aに登録される。その後、データベース4aからデータベース4bに更新情報が移され、登録されたセルとして扱われるようにする。
その後、上述したように、残りの層のパターンについても順次ステップS2a−S3を行う。
なお、ステップS21 において、OPCの代わりにPPCを行っても構わない。この場合、図5のS22 および4c中のOPCをPPCと読み替える。
(第5の実施形態)
図6は、本発明の第5の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャートである。
本実施形態は、ステップS2(未登録セルの評価値の算出)で、評価値がクリティカルエリア(CA: Critical Area)値の場合の例である。本実施形態の場合、評価値としてCA値が登録される(ステップS3)。クリティカルエリアは、パーティクル(欠陥)が存在すると、ウェハ上にライン間のショート不良やオープン不良などの致命的な不良が起こるエリアである。
図7は、CA値の算出方法の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、パーティクル・サイズのリスト10から抽出した一つのサイズに対し、検査範囲の範囲を決定する(ステップS21)。
パーティクルのサイズに対して検査範囲が広すぎると、検査する必要がない領域まで検査することがあり得る。例えば、ある一定の広さの領域があって、その領域内にはパターンが存在しない場合、その領域内にパーティクルが存在しても、ショート不良やオープン不良は起こらない。このような領域を検査することは無駄である。
ここでは、パターンとして配線パターン、パーティクルの形状として正方形を想定し、パーティクルのサイズを正方形の一辺の長さとする。
次に、配線パターン間のスペース方向の距離を検査する(ステップS22)。具体的には、図8(a)に示すように、配線パターン21間のスペース方向の距離Lがパーティクル22の一辺の長さ以下となる領域(第1の危険領域)を探し出す。この第1の危険領域は、ショート欠陥を起こす領域となる。
次に、第1の危険領域の面積S1を算出する(ステップS23)。具体的には、図8(b)に示すように、配線パターン21の長さと距離Lとの積が面積S1となる。
ステップS22およびステップS23では、簡単のため、検査範囲内の一つの第1の危険領域について説明したが、実際には、複数の第1の危険領域が存在する場合もある。また、第1の危険領域がない場合もある。
同様に、配線パターンの幅方向の距離を検査し、オープン不良を起こす領域(第2の危険領域)を探し出し(ステップS24)、第2の危険領域の積が面積S2を算出する(ステップS25)。第2の危険領域も複数存在する場合もあるし、また、存在しない場合もある。
次に、面積S1と面積S2とからCA値(=S1+S2)を算出する。
残りのサイズについても同様に、CA値を算出する。
ここでは、面積S1を算出した後に、面積S2を算出したが、その逆でも構わないし、あるいは、面積S1の算出処理と面積S2の算出処理とを並列に行い、面積S1と面積S2とを同時に算出するようにしても構わない。
(第6の実施形態)
図9は、本発明の第6の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャートである。
本実施形態は、ステップS2(未登録セルの評価値の算出)で、評価値が、未登録セルに対応するパターン中に危険箇所が含まれる確率(Failure Rate)の場合の例である。本実施形態の場合、評価値としてFailure Rateが登録される(ステップS3)。危険箇所は、最初から欠陥であると判断することが困難な箇所であって、実際にパターンを形成してみないと、欠陥であるか否かの判断が困難な箇所である。
図10は、Failure Rateの算出方法の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、未登録セルに対してOPCを施す(ステップS31)。
次に、OPCを施した未登録セルに対応したウェハ上のパターンをリソグラフィシミュレーションにより予測する(ステップS32)。
次に、危険箇所を発生させる要因のリスト31および各要因の評価値を算出するための計算式32を参照し、予測したパターンについて、危険箇所を発生させる各要因の評価値を算出する(ステップS33)。
穴のカバレッジの評価値は、例えば、穴を覆うべき導電膜がその穴をどの程度覆っているか(被覆率)である。遅延の評価値は、例えば、セルに信号が入力されてからセルから信号が出力されるまでの時間(遅延時間)である。CAの評価値は、CA値である。ダブルヴィア率の評価値は、全ヴィア中に占めるダブルヴィアの割合である。リソグラフィマージンは、例えば、DOF(depth of focus)である。
次に、各要因の評価値に基づいて、各要因に起因する危険箇所の発生確率を見積もる(ステップS34)。
穴のカバレッジに起因する危険箇所の発生確率は、例えば、被覆率が低いほど危険箇所の発生確率が高くなるように見積もる。
遅延に起因する危険箇所の発生確率は、例えば、遅延時間が長いほど危険箇所の発生確率が高くなるように見積もる。
CAに起因する危険箇所の発生確率は、例えば、CA値が大きいほど危険箇所の発生確率が高くなるように見積もる。
ダブルヴィア率に起因する危険箇所の発生確率は、例えば、ダブルヴィアの割合が低いほど危険箇所の発生確率が高くなるように見積もる。
リソグラフィマージンに起因する危険箇所の発生確率は、例えば、DOFが小さいほど危険箇所の発生確率が高くなるように見積もる。
そして、各要因に起因する危険箇所の発生確率にそれぞれ重み付けを付けて、重み付けした各要因の発生確率の総和を求める(ステップS35)。この総和をFailure Rateとする。
(第7の実施形態)
図11は、本発明の第7の実施形態に係る設計データの評価方法を説明するためのフローチャートである。
まず、実施形態のデータベースの作成方法により作成されたデータベース4から、所望の半導体集積回路の設計データを構成する複数のセルと関連付けられた複数の評価値を抽出する(ステップS41)。データベース4には、複数の半導体集積回路のそれぞれについて、複数のセルとそれに対する複数の評価値とが関連付けられて登録されている。
次に、抽出した複数の評価値に基づいて、設計データの良否を判断する(ステップS42)。
設計データの良否の判断は、例えば、複数の評価値のうち、一つでも基準を満たさないものがあったら、設計データは不良であると判断する。
例えば、評価値がCA値、基準がCA値<80を良とする場合、図12に示すように、あるセルの評価値を抽出したところ、CA値=75の箇所が0個、CA値=80の箇所が3個、CA値=85の箇所が0個であれば、CA値≧80となる箇所があるので、設計データは不良であると判断する。
ステップS42において、設計データが良(OK)と判断された場合には、次工程(設計データに基づいたマスク製造等の工程)に進む。
一方、ステップS42において、設計データが不良(NG)と判断された場合には、基準を満たさないセル(NGセル)に係る情報(NGセル情報)をデータベース4の外部の記憶装置へ出力する(ステップS43)。
例えば、評価値がCA値の場合、図12に示すように、NGセル情報は、NGセルのセル名と、NG箇所のCA値と、NG箇所の座標とを含む。また、記憶装置は、特に限定はなく、HDD等の磁気記録媒体、半導体メモリ、DVD等の光学式記録媒体などが使用可能である。
以上、第1−第7の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、図13に示すように、各セル名CNi(i=1,2,…)において、評価値として、プロセス条件Rn_POLY,プロセス条件Rn_Metal(n=1,2,…)毎に求めた評価値(OPC検証値、PPC検証値、CA値またはFailure Rate)を用いても構わない。このプロセス条件Rn_POLY,プロセス条件Rn_Metal毎に求めた評価値はデータベース内に登録される。したがって、データベス内におけるセル名と評価値との関連づけは、同じセル名の同じレイヤー名(階層)であっても、プロセス条件の数だけあることになる。プロセス条件も考慮することで、精度の高いデータベースを構築できるようになる。
図14に、プロセス条件の内訳の一例を示す。図14の例では、プロセス条件は、露光プロセスに係る条件と、加工プロセスに係る条件とに大別されている。
露光プロセスに係る条件は、露光装置パラメータ(例えば、開口数NA、波長λ、光学半径σ、輝度分布(ガードバンド))などの照明系の条件、マスクの立体構造パラメータ(例えば、マスクの厚さ、マスクの側面の傾き(垂直な側面(設計形状)からのずれ)などのマスク系の条件、収差などのレンズ系の条件、ウェハの立体構造パラメータ(例えば、ウェハの厚さ)などのウェハ系の条件である。露光装置パラメータ毎に評価値を求めることは、露光装置毎にデータベースを作成することになる場合もある。一方、加工プロセスに係る条件は、レジストの被覆率などの加工プロセスパラメータである。
さらに、評価値として、未登録セルに対応するパターン中に歩留まりを下げる故障箇所が含まれる確率を採用しても構わない。この場合も、プロセス条件毎に求めても構わない。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施できる。
本発明の第1の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャート。 第1の実施形態に係るデータベースの作成方法を実施するためのデータベース装置を模式的に示す図。 本発明の第2の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャート。 本発明の第4の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャート。 本発明の第5の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャート。 CA値の算出方法の一例を説明するためのフローチャート。 図6のフローチャートのステップS22およびステップ23の処理内容の一例を説明するための図。 本発明の第6の実施形態に係るデータベースの作成方法を説明するためのフローチャート。 Failure Rateの算出方法の一例を説明するためのフローチャート。 本発明の第7の実施形態に係る設計データの評価方法を説明するためのフローチャート。 設計データの良否の判断の一例を説明するための図。 プロセス条件Rn(n=1,2,…)毎に評価値を求める例を説明するための図。 プロセス条件の例を説明するための図。
符号の説明
1…判断部、2…算出部、3…データベース更新部、4…データベース。

Claims (2)

  1. 複数の半導体集積回路のそれぞれについて、前記半導体集積回路の設計データを構成する複数の機能ブロックセルと、前記複数の機能ブロックセルに対する複数の評価値とを関連付けて登録してなるデータベースの作成方法であって、
    所望の半導体集積回路の設計データに関し、前記設計データを構成する複数の機能ブロックセルが、前記データベースに登録されているか否かをコンピュータにより判断する工程と、
    前記所望の半導体集積回路の設計データを構成する前記複数の機能ブロックセルのなかに、前記データベースに登録されていないものがあるとコンピュータにより判断された場合、前記登録されていない機能ブロックセルの評価値をコンピュータにより算出する工程と、
    コンピュータにより前記登録されていない機能ブロックセルとその評価値とを関連付けて前記データベースに登録して、前記データベースを更新する工程と
    を含み、前記評価値は、前記機能ブロックセルに対応するパターンの近接効果補正もしくはプロセス近接効果補正の検証値、前記機能ブロックセルに対応するパターンのクリティカルエリア値、前記機能ブロックセルに対応するパターン中に危険箇所もしくは歩留まりを下げる故障箇所が含まれる確率、または、プロセス条件毎における前記検証値、前記クリティカルエリア値もしくは前記確率であることを特徴するデータベースの作成方法。
  2. 複数の半導体集積回路のそれぞれについて、前記半導体集積回路の設計データを構成する複数の機能ブロックセルと、前記複数の機能ブロックセルに対する複数の評価値とを関連付けて登録してなるデータベースと、
    所望の半導体集積回路の設計データに関し、前記設計データを構成する複数の機能ブロックセルが、前記データベースに登録されているか否かを判断するための判断手段と、
    前記判断手段により、前記所望の半導体集積回路の設計データを構成する前記複数の機能ブロックセルのなかに、前記データベースに登録されていないものがあると判断された場合、前記登録されていない機能ブロックセルの評価値を算出するための算出手段と、
    前記データベースを更新するための更新手段であって、前記登録されていない機能ブロックセルとその評価値とを関連付けて前記データベースに登録する前記更新手段と
    を具備してなり、前記評価値は、前記機能ブロックセルに対応するパターンの近接効果補正もしくはプロセス近接効果補正の検証値、前記機能ブロックセルに対応するパターンのクリティカルエリア値、前記機能ブロックセルに対応するパターン中に危険箇所もしくは歩留まりを下げる故障箇所が含まれる確率、または、プロセス条件毎における前記検証値、前記クリティカルエリア値もしくは前記確率であることを特徴するデータベース装置。
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