JP5187309B2 - フォトマスクの形成方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents

フォトマスクの形成方法および半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5187309B2
JP5187309B2 JP2009528889A JP2009528889A JP5187309B2 JP 5187309 B2 JP5187309 B2 JP 5187309B2 JP 2009528889 A JP2009528889 A JP 2009528889A JP 2009528889 A JP2009528889 A JP 2009528889A JP 5187309 B2 JP5187309 B2 JP 5187309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring pattern
mask
pattern
design data
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009528889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009025015A1 (ja
Inventor
典正 永瀬
浩一 鈴木
雅彦 峯村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Publication of JPWO2009025015A1 publication Critical patent/JPWO2009025015A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5187309B2 publication Critical patent/JP5187309B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/36Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、基板上にパターンを露光する際に使用されるフォトマスク、当該フォトマスクを使用することにより形成される半導体装置及び当該フォトマスクの形成方法に関する。
従来から、露光装置によって基板上に高精度のパターンを形成するため、露光の際に使用されるフォトマスクのパターンに、光学的近接効果補正(Optical Proximity Effect Correction、以下OPC補正という。)を施すことが行われている。
光学的近接効果は、光の回折や干渉などの作用により、シリコンウェハ等の基板上に形成されるパターン(以下、「実パターン」という。)の形状が、フォトマスクのパターン通りに形成されなくなる現象である。OPC補正とは、このような光学的近接効果によるパターン形状の歪みを補うように、フォトマスクのパターンを補正する処理のことである。一般的には、例えば、基板上に形成される実パターンが、フォトマスクにおける補正前のパターン形状に近づくように、フォトマスクのパターンを補正する。
このようなOPC補正の技術として、特許文献1が知られている。特許文献1には、他の配線と接続するためのコンタクトが、配線の終端或いは角部に存在する場合に、OPC補正を行うことが開示されている。
特開2000−258893号公報
(発明が解決しようとする課題)
近年、半導体装置における集積回路パターンの微細化に伴い、フォトマスクの全てのパターンに、OPC補正を施すことができない場合が生じている。このようなケースの一例を図12及び図13に示す。図12は、フォトマスクに形成されるパターン(配線パターン101及びビアパターン111)の例を示す図である。ここで、ビアパターン111によって半導体チップの基板上に露光されるビアは、当該基板上に露光される配線と接続されている。この基板上の配線は、配線パターン101によって基板上に露光される。なお、図12及び図13では、説明の便宜上、配線パターン101とビアパターン111とを同じ図に示しているが、配線パターン101とビアパターン111とは、通常、異なるフォトマスクに形成される。
図13は、図12のA部の領域における配線パターン101を拡大した図である。なお、図12に示したパターンは、OPC補正を行う前のものであり、図13に示したパターンはOPC補正を行った後のものである。なお、図中、斜線のハッチングで示した領域102a,102b及び102cが、OPC補正によりパターンの形状を拡大させた領域である。
図13に示すように、フォトマスクにおける配線パターン101の端部101a,101bおよび101cについては、十分なOPC補正を行なうことができない。具体的には、全ての端部にOPC補正を行なおうとすると、OPC補正後のパターン間隔D101aとD101cが、配線ルール等によって定められる配線パターン間隔の最小値Rminよりも小さくなってしまうといった問題を生じる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、マスク配線パターンの端部のうち、OPC補正を施す必要性が高い端部に対して十分なOPC補正を行ない、信頼性の高い半導体装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
すなわち、本発明者等は、マスク配線パターンが形成されたフォトマスクの形成方法を提案する。より具体的には、マスク配線パターンの設計データから、前記マスク配線パターンの端部のうち、ビアと接続されない否接続端部のデータを抽出し、前記否接続端部を除いて、前記マスク配線パターンのデータに対する光学的近接補正を行う。
(発明の効果)
このような構成にすることにより、本発明によれば、フォトマスク上に形成されるマスク配線パターンの端部のうち、OPC補正を行なう必要性の高い端部に対して十分なOPC補正が行なわれる。その結果、当該フォトマスクによって半導体装置に露光される配線パターンの形状が設計データのパターン形状に近づき、半導体装置の信頼性を高めることが可能となる。
図1は、フォトマスク設計装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、半導体装置を形成する工程のフローチャートを示す図である。 図3は、OPC補正の具体的な手順を示すフローチャート(その1)である。 図4は、OPC補正の具体的な手順を示すフローチャート(その2)である。 図5は、制御部におけるデータの流れを示す図である。 図6A及び図6Bは、配線パターンに端部マークを発生させ、OPC補正を行った例を示す図である。 図7は、パターン干渉が生じたか否か判断する処理の具体例を示すフローチャートである。 図8は、隣接するパターンとの距離DとOPC補正値Cdの関係を示すテーブルである。 図9は、フォトマスクに形成されるパターンの例を示す図である。 図10は、図9のB部の領域を拡大した図である。 図11は、ビアが存在し得る全てのパターン示す図である。 図12は、従来例におけるフォトマスクに形成されるパターンの例を示す図である。 図13は、図12のA部の領域を拡大した図である。
符号の説明
3…表示部
3a、5a…制御用配線
10…制御部
12…CPU
14…RAM
15…ROM
16…HDD
19…I/O
21、27、29…設計データ
22…上層の設計データ
23…ターゲット層の設計データ
24…下層の設計データ
25…端部認識パラメータ
30…OPC補正パラメータ
40、48、49…マスク配線パターン
42、44、61…マスクビアパターン
43、45、60…端部マーク
46…プラスサイジング領域
47、52b、80A、80B…補正領域
51…マスク配線パターン
51’…配線
51a、51b、51c…マスク配線パターンの端部
51a’、51b’、51c’…配線の端部
53a、53c、70…OPC補正禁止領域
61’…ビア
101・・・配線パターン
101a、101b、101c・・・配線パターンの端部
111・・・ビアパターン
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は例示であり、実施形態に示された構成に限定されない。
(実施例1)
−フォトマスク設計装置−
以下に、本実施例に係るフォトマスクのパターンを設計する際に使用されるフォトマスク設計装置1を、図1を使用しながら説明する。図1は、当該フォトマスク設計装置1の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、フォトマスク設計装置1は、例えば、装置全体を制御する制御部10と、制御用配線3a,5a等によって制御部10と接続される表示部3や操作部5等から構成される。表示部3は、例えばディスプレイ等の表示装置であり、操作部5は、例えばキーボードやマウス等の入力装置である。
ここで、制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)12、CPU12が処理するデータ等を一時的に記憶させておくRAM(RandomAccess Memory)14、制御用のプログラム等を格納するROM(Read Only Member)15、外部に対して信号の入出力を行うI/O(InputOutput Circuit)19、及び、これらの間で信号を伝送するバス17等から構成される。制御部10には更に、例えば、フォトマスクを形成する際に必要な設計データを含むデータベースが格納される磁気ディスク装置HDD(HardDisk Drive)16が設けられる。
−半導体装置の形成工程−
次に、本実施例に係る半導体装置の形成工程を説明する。図2は、本実施例に係るフォトマスクを使用して、当該半導体装置を形成する工程のフローチャートを示す図である。ここで、半導体装置は、例えばLSI(Large Scale Integration)等の半導体デバイスである。半導体装置の形態としては、例えばシリコンウェハを切断することにより個片化された半導体チップ、或いは、当該半導体チップが搭載された電子部品等が該当する。以下、説明の便宜上、半導体チップが搭載された電子部品の形態を有するLSIの形成方法について説明する。
LSIを形成する工程としては、図2に示すように、先ず、半導体チップ全体のパターン設計を行う(Step10)。次に、設計されたパターンに対してOPC補正(Step14)を行った後、OPC補正が適用されたパターンを使用してフォトマスクの製作を行う(Step15)。
フォトマスクの製作は、例えば光透過性を有する基板(不図示)上に、遮光膜としてのパターンを形成することにより行なう。なお、当該基板は、例えば石英等の透明な材料からなる。遮光膜としてのパターンは、配線パターンやビアパターン等であり、例えばクロム(Cr)等の金属材料からなる。以下、説明の便宜上、フォトマスクに使用される基板のことを「マスク基板」と呼ぶ。また、当該マスク基板に形成されるパターンのことを「マスクパターン」と呼ぶ。更には、配線を露光するためのマスクパターンのことを「マスク配線パターン」と、ビアを露光するためのマスクパターンのことを「マスクビアパターンと」呼ぶ。
次に、当該フォトマスクを使用して、例えばシリコン(Si)等からなるウェハ上にパターンを露光し、ウェハ上に配線等を形成する。そして、例えばダイシングによって当該ウェハを個片化する処理等を行い、LSIを製作する(Step16)。
なお、LSIが形成された後に、図2に示すように、LSIが正しく機能するか否かの合否判定を行い、正しく機能しない場合には、最初のパターン設計工程(Step10)に戻って、パターン設計をやり直す。
Step10のパターン設計工程では、図2に示すように、セル開発工程(Step11)と、機能ブロック形成工程(Step12)と、チップ設計(Step13)とを順次行う。ここで、セル開発工程は、ウェハ上に形成する回路として使用されるセルの開発を行う工程である。ここでは、セルの回路に対応するパターンの設計データを開発する。また、機能ブロック形成工程(Step12)は、セル開発工程で開発されたセルの設計データを用いて、1または複数のセルにより構成される機能ブロックの設計を行う工程である。この工程で開発を行う設計データは、例えば回路の結線情報データである。また、チップ設計(Step13)は、機能ブロック形成工程で開発した機能ブロックの設計データに、各セルのパターン設計データを対応させて、半導体チップ全体のパターン設計を行う工程である。
−OPC補正−
以下、Step14におけるOPC補正の詳細について説明する。図3及び図4は、当該OPC補正の具体的な手順を示したフローチャートである。また、図5は、図3及び図4に示したフローチャートに沿った、制御部10におけるデータの流れを示した図である。
Step21:
OPC補正を行う手順としては、図3に示すように、先ず、ターゲット層と、その上層及び下層の設計データを抽出する(Step21)。具体的には、図5に示すように、設計データ21の中から、ターゲット層の設計データ23、ターゲット層に隣接する上層の設計データ22、及び、ターゲット層に隣接する下層の設計データ24をそれぞれ抽出する。抽出された設計データ22,23,24は、例えばHDD16等の記憶領域に格納される。ここで、ターゲット層とは、ウェハ上に形成される配線層のうち、OPC補正を行う対象として選んだ配線層のことをいう。ここで、ターゲット層に隣接する上層及び下層とは、ターゲット層に対して垂直方向に隣接して存在する配線層のことであり、当該ターゲット層と当該隣接する上層及び下層との間に他の配線層は存在していない。なお、上層の設計データ及び下層の設計データのうち、いずれか一方の設計データのみを抽出するようにしても良い。
Step22:
次に、当該ターゲット層におけるマスク配線パターンの設計データを抽出する(Step22)。具体的には、例えば制御部10の処理によって、Step21で抽出したターゲット層の設計データ23の中から、マスク配線パターンに該当する部分の設計データを抽出する。抽出されたマスク配線パターンの設計データは、例えばHDD16等の記憶領域に格納される。
Step23:
次に、Step22で抽出されたマスク配線パターンの幅が、例えば0.1μm〜0.2μmの範囲に該当するか否かを判定する。そして、マスク配線パターンの幅が0.1μm〜0.2μmの範囲内にある場合には、Step24に進む。マスク配線パターンの幅が0.1μm〜0.2μmの範囲内にはない場合、すなわち、マスク配線パターンの幅が0.1μmより小さい、或いは、マスク配線パターンの幅が0.2μmよりも大きい場合には、Step25に進む(Step23)。具体的には、例えば制御部10の処理によって、Step22においてHDD16等の記憶領域に格納されたマスク配線パターンの設計データの中から、幅が0.1μm〜0.2μmの範囲内のマスク配線パターンの設計データを抽出する。抽出されたマスク配線パターンの設計データは、例えばHDD16等の記憶領域に格納される。なお、本Stepは必須でなく、Step22から直接Step24に進んでもよい。
Step24:
次に、マスク配線パターンの両端に端部マークを発生させる(Step24)。具体的には、例えば制御部10の処理によって、HDD16等の記憶領域から、Step23において格納されたマスク配線パターンの設計データを抽出する。そして、抽出されたマスク配線パターン両端に、端部マークを発生させる。端部マークが付加されたマスク配線パターンの設計データ27は、例えばHDD16等の記憶領域に格納される。なお、Step22から直接本Step24に進んだ場合には、Step22で抽出した全てのマスク配線パターンの端部に対して、端部マークを発生させる。
本実施例では、マスク配線パターンの幅の最小値を0.1μmに設定した。例えば、実際には配線の機能を有しない先端が尖ったパターン等については、マスク配線パターン40として認識する必要がないため、パターンの幅に下限値を設けて、端部マーク43,45を発生させないように設定している。また、配線の幅が太くなるにつれて光学的近接効果の影響を受け難くなる傾向がある。そこで、本実施例では、マスク配線パターン40の幅が0.2μmより大きい場合には、マスク配線パターンの端部としてのOPC補正を行なわないような設定にした。従って、マスク配線パターン40の幅が0.2μmより大きい場合にも、端部マーク43,45を発生させないように設定している。
以上のような理由により、本実施例では、端部マークを発生させるマスク配線パターンを、その配線幅が例えば0.1μm〜0.2μmの範囲内にあるものに限っている。なお、このような端部マークを発生させる条件は、例えば、図5(端部認識パラメータ25)に示すように、外部から制御部10内へ入力するようにしても良いし、条件を予めHDD16内に格納させておき、当該条件に基づいて制御部10に認識されるようにしても良い。この図5の端部認識パラメータ25の一例を示したものが図8である。図8では、配線の幅に応じたOPC補正の量を示している。図8のテーブルに示すように、例えば、マスク配線パターンの幅が100nmより小さい場合、及び、200nmよりも大きい場合には、OPC補正を行なわないため、端部マークを発生させない。
端部マークの一例を図6Aに示す。図6Aは、マスク配線パターン40に端部マークを発生させた例である。図6Aに示したw2×l2の形状を有するパターンがマスクビアパターンである。このマスクビアパターン42,44に対応するビア(不図示)が存在する配線層は、ウェハ上に形成される実パターンにおいて、マスク配線パターン40に対応する配線(不図示)が存在する配線層と隣接している。すなわち、ウェハ上において、当該ビアと当該配線とは接している。ここで、端部マークは、図6Aに示すように、例えば3辺がマスク配線パターンの端と重なっている矩形のパターン(w1×l1の形状を有するパターン)である。なお、図6Aでは、端部マーク43,45の幅w1が、マスク配線パターン40の幅Wと同じ値になっているが、端部マーク43,45の幅w1は、必ずしもマスク配線パターン40の幅Wと同じ幅でなくても構わない。ここで、図6Aにおける端部マーク43,45の長さl1は、例えば50μmである。また、後述するように、マスク配線パターン40の外縁から一定の量だけ、パターンの範囲を拡大させるOPC補正を行なう場合には、端部マーク43,44の3辺をマスク配線パターン40の端と一致させた方が、処理が単純化される。すなわち、このように、端部マーク43,44の3辺がマスク配線パターン40の端と一致する場合には、端部マーク43,44の全ての外縁を一定の量だけ拡大する処理を行ない、拡大後における端部マーク43の領域、端部マーク44の領域およびマスク配線パターン40の領域のいずれかを含む領域(OR領域)を、配線パターン40の外縁とすれば良いからである。
Step25:
次に、Step22の抽出を、ターゲット層における全てのマスク配線パターン40に対して実行したか否かを調べる。そして、Step22の抽出が、ターゲット層における全てのマスク配線パターン40に対して実行されていない場合には、Step22に戻って、ターゲット層におけるマスク配線パターン40の設計データの抽出を行う。また、全てのマスク配線パターン40に対して実行された場合には、図4に示すステップ31の処理に進む(Step25)。具体的には、例えば制御部10の処理によって、ターゲット層の設計データ23と、Step22におけるマスク配線パターンの抽出の履歴とを比較する。比較の結果、設計データ23の中に、Step22において抽出されていないマスク配線パターンが残っている場合には、Step22に戻る。また、設計データ23の中に、抽出されていないマスク配線パターンが残っていない場合には、Step31に進む。なお、ここで、本Step25の処理が終わった後、直接、Step34に進んでも良い。すなわち、以下に示すStep31からStep33は必須のStepではない。このように、直接Step34に進んだ場合には、Step34においてマスク配線パターンの端部マークの形状を拡大させた後、Step35に進む。
Step31:
次に、端部マーク43,45を有するマスク配線パターン40のうち、その端部が隣接する2つのマスク配線パターンを抽出する(Step31)。具体的には、例えば制御部10の処理によって、前出の設計データ27から、端部が隣接している2つのマスク配線パターンの設計データを抽出する。この抽出されたマスク配線パターンの設計データは、例えばHDD16等の記憶領域に格納される。
Step32:
次に、抽出したマスク配線パターンにOPC補正を行ったときに、パターン干渉が生じるか否かを調べる。ここで、マスク配線パターン間の距離が、予め定められた配線ルールの設定値より小さい状態のことを、パターン干渉という。そして、このようなパターン干渉が生じる場合にはStep33に進み、パターン干渉が生じない場合にはStep35に進む(Step32)。なお、このStep32の処理は、例えば図7に示したフローに沿って行う。図7は、Step32の処理の具体例を示したフローチャートである。
図7に示すように、先ず、隣接するマスク配線パターンとの距離Dを求める(Step32a)。具体的には、例えば制御部10の処理によって、Step31において抽出された2つのマスク配線パターンの設計データから、その間隔Dを求める。このことを、図6Bを例に説明する。図6Bは、マスク配線パターン(マスク配線パターン40,48,49)が隣接して配置される場合におけるOPC補正の例を示す図である。図6Bに示すように、マスク配線パターン40とマスク配線パターン48を抽出した場合には、これら2つのマスク配線パターンの距離はD1である。また、マスク配線パターン40とマスク配線パターン49を抽出した場合には、これら2つのマスク配線パターンの距離はD2である。すなわち、マスク配線パターン40に着目すると、隣接するマスク配線パターン48との距離はD1であり、隣接するマスク配線パターン49との距離はD2である。
次に、Step32aで求めた距離Dに応じたOPC補正値Cdを求める(Step32b)。なお、OPC補正値Cdは、例えば図8のようなテーブルに基づいて決定する。当該テーブルは、図5における端部認識パラメータ25内に含まれる設計データであり、隣接するパターンとの距離(OPC補正前の距離)DとOPC補正値Cdの関係が示されている。また、本テーブルには更に、配線の幅WとOPC補正値Cdとの関係も示されている。具体的には、例えば制御部10の処理によって、HDD16等の記憶領域から図8に示すテーブルのデータを参照し、Step32aで求めた距離Dに応じたOPC補正値Cdを求める。なお、上記のように隣接するパターンが複数存在する場合には、例えば最も小さい距離を距離Dとして、OPC補正値Cdを求める。
次に、マスク配線パターンにOPC補正値Cdを適用した場合の距離Doを求める(Step32c)。具体的には、例えば制御部10の処理によって、Step32bで求めた補正値Cdを適用し、OPC補正を行う場合と同様の方法を用いてマスク配線パターンの端部の形状を拡大させる。形状を拡大させる方法としては、例えば、図6Bに示すように、端部パターン43の周囲をCdの値だけ一律に拡大させ、拡大させた領域を補正領域47とする。すなわち、マスク配線パターン40の端部の形状を、補正領域47の形状に拡大させる。なお、図6Bでは、マスクビアパターンが存在する端部(端部マーク43)についてのみ端部マークが拡大されているが、本Stepでは、全ての端部(端部マーク43及び端部マーク45)の形状を拡大するようにしても良い。次に、端部を拡大させる処理をした後のマスク配線パターンについて、隣接するマスク配線パターンとの距離Doを求める。例えば図7Bに示すマスク配線パターン40に着目した場合には、マスク配線パターン48との距離はDo1であり、マスク配線パターン49との距離はDo2である。
次に、Step32dで求めた距離Doと、配線ルール等によって定められるパターン間隔の最小値Rminとを比較する。そして、Doの値がRminより小さい場合には、Step33に進み、Doの値がRmin以上の場合には、Step35に進む(Step32d)。ここで、Rminの値は、例えば70nmである。具体的には、例えば制御部10の処理によって、配線ルール等によって定められるパターン間隔の最小値Rminを、例えばHDD16等の記憶領域から抽出する。そして、抽出したRminの値と、Step32dで求めた距離Doと比較する。DoがRminよりも小さい場合、すなわちDo<Rminならば、Step33に進み、DoがRminと同じ値の場合、或いは、DoがRminより大きい場合、すなわちDo≧Rminならば、Step35に進む。
Step33:
次に、端部マークが、上層又は下層のマスクビアパターンと重なる位置にあるか否かを確認する。端部マークが、上層又は下層のマスクビアパターンと重なる位置にある場合にはStep36に進み、重ならない場合にはStep34に進む(Step33)。なお、端部マークが上層又は下層のマスクビアパターンと重ならない場合でも、端部マークとマスクビアパターンとの間隔が、予め定められた距離の範囲内にある場合には、重なる位置にあると判断しても良い。すなわち、本Stepでは、図5に示すように、ビアとの結線状態に応じた端部マークの分類を行う。具体的には、例えば制御部10の処理によって、端部マークとマスクビアパターンとの間に重なる領域が存在するか否かを調べる。端部マークとマスクビアパターンとの間に重なる領域が存在する場合には、マスク配線パターンの端部にマスクビアパターンが存在すると判断して、Step36に進む。このような重なる領域が存在しない場合には、マスク配線パターンの端部にマスクビアパターンが存在しないと判断して、Step34に進む。
ここで、マスク配線パターンの端部にマスクビアパターンが存在するとは、基板上に配線を形成した際に、配線の上層または下層に存在するビア(不図示)が、前記配線の端部に接続されていることを意味する。従って、例えば図6Bの場合において、端部マーク43は、マスクビアパターン42と重なる領域が存在し、端部マーク45は、いずれのマスクビアパターンとも重なる領域が存在しない。すなわち、端部マーク43は、基板上に形成されるビアと接続されるパターンを露光するための端部(接続端部)であり、端部マーク45は、基板上に形成されるビアと接続されないパターンを露光するための端部(否接続端部)である。なお、ここでの「パターン」とは、基板に形成される配線のパターンのことである。
Step34:
次に、端部マークの形状を拡大させる(Step34)。具体的には、例えば制御部10の処理によって、例えば、HDD16等の記憶領域から、ビアが結線されていない端部に発生させた端部マークを抽出し、当該端部マークの形状を拡大させる。そして、この拡大させた端部マークの設計データは、例えばHDD16等の記憶領域に格納される。
端部マークを拡大させた例を図6Bに示す。図6Bにおいて点線で示した矩形の領域が、拡大させた後の端部マーク46である。Step34においては、図6Bに示すように、例えば、対象となる端部マーク45の周囲を一律に拡大させ、拡大量Exを、例えば6nmとする。なお、この拡大処理のことをプラスサイジング処理という。
Step35:
次に、Step31の抽出を、ターゲット層における全ての組み合わせについて実行したか否かを確認する。そして、S31の抽出を、ターゲット層における全ての組み合わせについて実行していない場合には、Step31に戻る。S31の抽出を、ターゲット層における全ての組み合わせについて実行した場合には、次のStep36に進む(Step35)。具体的には、例えば制御部10の処理によって、Step31において抽出したマスク配線パターンの設計データを検索する。そして、前述の設計データ27と比較して、当該設計データ27の中に、Step31において抽出されていないマスク配線パターンが残っているか否かを調べる。当該設計データ27の中に、Step31において抽出されていないマスク配線パターンが未だ残っている場合には、Step31に戻る。また、設計データ27の中に、抽出されていないマスク配線パターンが残っていない場合には、Step36に進む。
Step36:
次に、プラスサイジング処理させた端部マーク45の領域を、OPC補正禁止領域とする(Step36)。具体的には、例えば制御部10の処理によって、例えば、HDD16等の記憶領域から、端部マーク45をプラスサイジング処理させたプラスサイジング領域46を抽出する。そして、抽出したプラスサイジング領域46をOPC補正禁止領域として設定する。このOPC補正禁止領域の設計データ29は、例えばHDD16等の記憶領域に格納される。なお、ここで述べたOPC補正禁止領域の設定方法は、あくまで一例であり、他の方法を使用してOPC補正禁止領域発生させるようにしても良い。
このように、本実施例では、プラスサイジング処理させた端部マーク45をOPC補正禁止領域とする。なお、マスク配線パターンに施される処理には、端部のOPC補正だけでなく、それ以外の種類のOPC補正もある。端部のOPC補正以外のOPC補正としては、例えば、パターンの幅方向におけるOPC補正がある。このマスク配線パターンの幅方向におけるOPC補正やその他のOPC補正書によって、マスク配線パターンの幅が僅かに太くなる場合がある。そして、これらのOPC補正の適用され方は、ケースにより様々であり、例えば、端部のOPC補正の前に、マスク配線パターンを幅方向に太くするOPC補正が先に適用される場合がある。このような場合には、OPC補正禁止領域を設定後、未だ端部のOPC補正が行なわれる前に、マスク配線パターンの幅が太くなってしなうこともある。従って、このマスク配線パターンの幅の増加分を考慮しておかないと、OPC補正禁止領域よりもマスク配線パターンが拡大してしまう場合が起こり得る。このため、ステップ34における端部マーク45の拡大量Exは、マスク配線パターンに施されるOPC補正のうち、端部のOPC補正を除く全てのOPC補正の中で、最も大きい値であることが望ましい。このような値に設定することにより、当該端部が確実にOPC補正禁止領域内に含まれるようになる。
Step37:
最後に、OPC補正禁止領域を除いた全領域に対して、OPC補正を行なう(Step37)。ここで、全域にOPC補正を行なわず、次に示すような方法を用いてもよい。すなわち、例えば制御部10の処理によって、Step36においてHDD16等の記憶領域に格納されたOPC補正禁止領域の設計データ29を抽出し、当該OPC補正禁止領域を除いた領域に存在する端部マークを選択する。次に、選択された端部マークについてのみ、その形状を拡大させる。なお、このような方法の他には、基板上に形成されるビアと接続されるマスク配線パターンの端部を抽出し、抽出された端部についてのみOPC補正を施すという方法もある。
端部マークを拡大させる方法としては、先ず、前述したStep32a及びStep32bと同様の方法で、OPC補正値Cdを求める。なお、このOPC補正値Cdを求める際の条件は、例えば、図5(OPC補正パラメータ30)に示すように、外部から制御部10内へ入力するようにしても良いし、条件を予めHDD16内に格納させておき、当該条件に基づいて制御部10にOPC補正値Cdが認識されるようにしても良い。この図5のOPC補正パラメータ30の一例を示したものが図8である。図8では、隣接するパターンとの距離Dに応じたOPC補正の量を示している。図8のテーブルに示すように、例えば、隣接するパターンとの距離が140nmの場合、端部マーク43の周囲を一律に30mn拡大させる補正を行う。次に、求めたOPC補正値Cdに従って、端部マーク43の形状を拡大させる。その後、拡大させた端部マークの領域47にまでマスク配線パターン40の端部の形状を拡大させる。
以上のような方法でOPC補正が行われる。本実施例を用いてOPC補正を適用したフォトマスクのパターンの例を、図9及び図10に示す。図9は、フォトマスクに形成されるパターンの例を示す図であり、図10は、図9のB部の領域を拡大した図である。図10の矢印の先に示した図は、当該パターンが形成されたフォトマスクを使用することによって、ウェハ上に形成された実パターンを示す図である。なお、図9及び図10に示したパターンは、いずれもOPC補正を行った後のものである。
フォトマスクに形成されるパターンとしては、図9及び図10に示すように、マスク配線パターン51等がある。なお、マスクビアパターン61は、マスク配線パターン51が形成されたフォトマスクとは別のフォトマスクに形成される。また、図9及び図10に示す点線53a,53c内の領域は、OPC補正禁止領域である。また、図9及び図10中、斜線でハッチングした領域52bが、OPC補正を行ってパターンの形状を拡大させた領域(補正領域)である。すなわち、図10の52bは、補正禁止領域を除いた全領域に対して行なわれる複数種類のOPC補正のうち、1つのOPC補正が適用された例を示した図である。
図10に示すように、本実施例によれば、フォトマスクにおけるマスク配線パターンの端部51bは、端部51a,51cに施したOPC補正の影響を受けずに、十分なOPC補正を施すことが可能となる。このように、本実施例では、フォトマスクにおけるマスク配線パターンの端部のうち、ビアが存在しないマスク配線パターンの端部、すなわち、電流が流れない配線の端部を露光するためのマスク配線パターンの端部については、OPC補正禁止了領域に設定し、OPC補正を行わないようにする。そのため、ビアが存在する端部、すなわち、電流の流れる配線の端部を露光するためのマスク配線パターンの端部については確実にOPC補正が行われ、十分なOPC補正を施すことが可能となる。その結果、ウェハ上に形成される実パターンにおいて、端部51b’のように、パターンの後退がビアとの接続部61’にまで及ばず、配線とビアとの間で、電流が流れるルートが十分に確保される。
また、図11は、図9のB部の領域において、ビアが存在し得る全てのパターンを示した図である。図11において、基板上のビアを露光するためのパターンがマスクビアパターン61である。図11に示すように、ビアが存在する状態は、CASE1〜CASE8までの8通りある。ここで、ハッチングで示した領域80A及び80Bが、OPC補正を行なうための補正領域である。また、点線で示した領域70が、プラスサイジング処理を施した領域、すなわちOPC補正禁止領域である。
このように、CASE2〜4及びCASE7については、補正領域80Aに示すように、マスク配線パターンの端部について、十分なOPC補正を行なうことが可能である。具体的には、例えばOPC補正により、端部マーク60を十分に拡大させることが可能となる。一方、CASE5,CASE6及びCASE8については、補正領域80Bに示すように、十分なOPC補正を行なうことができない。すなわち、端部マーク60を十分に拡大させることができない。従って、このように、十分はOPC補正を行なうことができない場合には、例えばこの補正領域80Bのように、OPC補正値Cdの値を、十分なOPC補正を行なう場合よりも小さい値に設定することが望ましい。この図11に示すように、補正領域の大きさを、各端部マークについて同じにすることにより、配線の各端部において、基板に露光した際におけるパターンの後退を最小限に止めることができる。
本発明によるフォトマスクの形成方法は、フォトマスクにおけるマスク配線パターンの端部のうち、OPC補正を施す必要性が高い端部に対して十分なOPC補正を行なうことを可能とする。そのため、高い信頼性を有する情報通信機器に搭載される半導体装置基板として有用である。

Claims (8)

  1. マスク配線パターンが形成されたフォトマスクの形成方法であって、
    前記マスク配線パターンの設計データから、前記マスク配線パターンの端部のうち、ビアと接続されない否接続端部の設計データを抽出する工程と
    前記マスク配線パターンの前記端部に矩形パターンを発生させる工程と、
    前記否接続端部の前記矩形パターンを拡大させる工程と、
    拡大させた前記矩形パターンの領域を、光学的近接効果補正を行わない補正禁止領域とする工程と、
    前記補正禁止領域を除いて、前記マスク配線パターンの設計データに対する前記光学的近接効果補正を行う工程と、
    を有することを特徴とするフォトマスクの形成方法。
  2. 前記矩形パターンが、前記マスク配線パターンの領域内に存在し、且つ、前記マスク配線パターンのエッジと3辺が重なっている
    ことを特徴とする請求項に記載のフォトマスクの形成方法。
  3. 前記矩形パターンは、予め定められた範囲の幅を有する前記マスク配線パターンを抽出し、前記抽出した前記マスク配線パターンの前記端部にのみ発生させられ
    ことを特徴とする請求項に記載のフォトマスク形成方法。
  4. さらに、
    前記マスク配線パターンの設計データから、前記マスク配線パターンの前記端部のうち、ビアと接続される接続端部の設計データを抽出する工程を有し
    前記補正禁止領域を除いた前記マスク配線パターンの前記設計データは、抽出された前記接続端部の設計データを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォトマスクの形成方法。
  5. 前記ビアを露光するためのマスクビアパターンをさらに有する前記フォトマスクの形成方法であって、
    前記マスクビアパターンは、少なくとも前記マスク配線パターンの前記端部の一部と重なって配置され、
    前記接続端部の前記設計データを抽出する工程
    前記マスクビアパターンと前記矩形パターンとの間隔が、予め定めた距離の範囲内にある場合、又は、前記マスクビアパターンと前記矩形パターンとが重なる場合には、前記マスク配線パターンの前記端部の前記一部を前記接続端部であると判断する工程を有する
    ことを特徴とする請求項に記載のフォトマスクの形成方法。
  6. 配線のパターンを露光するマスク配線パターンが形成されたフォトマスクの形成方法であって、
    前記フォトマスクの設計データから、前記マスク配線パターンの設計データを抽出する工程と
    抽出した前記マスク配線パターンの設計データから、前記マスク配線パターンの複数の端部の設計データを抽出する工程と
    抽出した前記端部の設計データから、前記マスク配線パターンの端部の一部で且つビアと接続されない前記配線の端部を露光する否接続端部の設計データを抽出する工程と
    前記否接続端部を除いて、前記マスク配線パターンの設計データに対する光学的近接効果補正を行う工程と、
    を有し、
    前記光学的近接効果補正を行う工程は、
    前記マスク配線パターンの前記端部の設計データを抽出した後に、
    隣接する2つの前記端部の形状を、第1の光学的近接効果補正条件で拡大させるシミュレーションを行う工程と、
    前記シミュレーション後に前記端部間の距離を求める工程と、
    前記距離を、予め定められた配線ルールの値と比較する工程と、
    前記距離が前記配線ルールの値より小さい場合には、前記距離が前記配線ルールの値以上になる第2の光学的近接効果補正条件で、前記光学的近接効果補正を行う工程と、
    を有することを特徴とするフォトマスクの形成方法。
  7. 基板に配線のパターンが形成された半導体装置の製造方法であって、
    前記基板に配線のパターンを露光する際に使用するフォトマスクの設計データに対して光学的近接効果補正を行う工程と、
    前記光学的近接効果補正が行われた前記設計データに基づいて、マスク基板にマスク配線パターンを形成する工程と、
    前記マスク基板に前記マスク配線パターンが形成されたフォトマスクを使用して、前記基板に前記配線のパターンを露光する工程とを有し、
    前記光学的近接効果補正を行う工程は
    前記設計データから、前記マスク配線パターンの端部のうち、ビアと接続されない否接続端部の設計データを抽出する工程と
    前記マスク配線パターンの前記端部に矩形パターンを発生させる工程と、
    前記否接続端部の前記矩形パターンを拡大させる工程と、
    拡大させた前記矩形パターンの領域を、前記光学的近接効果補正を行わない補正禁止領域とする工程と、
    前記補正禁止領域を除いて、前記マスク配線パターンの設計データに対する前記光学的近接効果補正を行う工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記光学的近接効果補正を行う工程
    前記マスク配線パターンの前記設計データから、前記端部のうち、ビアと接続される接続端部の設計データを抽出する工程をさらに有し
    前記補正禁止領域を除いた前記マスク配線パターンの前記設計データは、抽出された前記接続端部の設計データを有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
JP2009528889A 2007-08-17 2007-08-17 フォトマスクの形成方法および半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP5187309B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/066010 WO2009025015A1 (ja) 2007-08-17 2007-08-17 フォトマスクの形成方法および半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009025015A1 JPWO2009025015A1 (ja) 2010-11-18
JP5187309B2 true JP5187309B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=40377926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009528889A Expired - Fee Related JP5187309B2 (ja) 2007-08-17 2007-08-17 フォトマスクの形成方法および半導体装置の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8365105B2 (ja)
JP (1) JP5187309B2 (ja)
WO (1) WO2009025015A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271261A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Powerchip Semiconductor Corp 回路構造とそれを定義するためのフォトマスク
JP5606932B2 (ja) * 2011-01-18 2014-10-15 ルネサスエレクトロニクス株式会社 マスクの製造方法ならびに光近接効果補正の補正方法および半導体装置の製造方法
JP2014041976A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Toshiba Corp レシピ管理装置
CN116107154B (zh) * 2023-04-13 2023-09-05 长鑫存储技术有限公司 掩膜版数据生成方法、装置、设备及介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000147744A (ja) * 1998-11-18 2000-05-26 Nec Corp 半導体製造プロセスの光近接効果補正方法
JP2000181046A (ja) * 1998-12-14 2000-06-30 Nec Corp 半導体製造プロセスの光近接効果補正方法およびマスクデータ形成方法
JP2002258459A (ja) * 2001-12-11 2002-09-11 Nec Corp 半導体製造プロセスの光近接効果補正方法およびマスクデータ形成方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000100692A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Toshiba Corp 設計パターン補正方法
JP2000127744A (ja) * 1998-10-23 2000-05-09 Denso Corp 空調装置
JP3425884B2 (ja) * 1999-03-11 2003-07-14 Necエレクトロニクス株式会社 配線マスクパターンデータ作成方法及び装置、並びに該パターンデータ作成プログラムを記録した記録媒体
JP4008629B2 (ja) * 1999-09-10 2007-11-14 株式会社東芝 半導体装置、その設計方法、及びその設計プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3675338B2 (ja) 2000-01-06 2005-07-27 セイコーエプソン株式会社 半導体装置の製造方法
JP2001230250A (ja) * 2000-02-14 2001-08-24 Hitachi Ltd 半導体装置およびその製造方法並びにマスクパターンの生成方法
US20020123866A1 (en) * 2001-01-05 2002-09-05 Lin Benjamin Szu-Min Optical proximity correction algorithm for pattern transfer
TW507320B (en) * 2001-04-26 2002-10-21 Macronix Int Co Ltd Optical proximity correct method of rectangular contact
US7188322B2 (en) * 2005-02-25 2007-03-06 International Business Machines Corporation Circuit layout methodology using a shape processing application

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000147744A (ja) * 1998-11-18 2000-05-26 Nec Corp 半導体製造プロセスの光近接効果補正方法
JP2000181046A (ja) * 1998-12-14 2000-06-30 Nec Corp 半導体製造プロセスの光近接効果補正方法およびマスクデータ形成方法
JP2002258459A (ja) * 2001-12-11 2002-09-11 Nec Corp 半導体製造プロセスの光近接効果補正方法およびマスクデータ形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2009025015A1 (ja) 2010-11-18
US8365105B2 (en) 2013-01-29
US20100138019A1 (en) 2010-06-03
WO2009025015A1 (ja) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6952818B2 (en) Method and system for optical proximity correction
US7475383B2 (en) Method of fabricating photo mask
US8103977B2 (en) Semiconductor device and its manufacturing method, semiconductor manufacturing mask, and optical proximity processing method
US7526748B2 (en) Design pattern data preparing method, mask pattern data preparing method, mask manufacturing method, semiconductor device manufacturing method, and program recording medium
US20040107410A1 (en) Method for planning layout for LSI pattern, method for forming LSI pattern and method for generating mask data for LSI
JP4713962B2 (ja) パターン作成方法及び半導体装置製造方法
US7673258B2 (en) Design data creating method, design data creating program product, and manufacturing method of semiconductor device
JP2009282319A (ja) パターン検証方法、パターン検証システム、パターン検証プログラム、マスク製造方法、および半導体装置の製造方法
JP2013003162A (ja) マスクデータ検証装置、設計レイアウト検証装置、それらの方法およびそれらのコンピュータ・プログラム
TWI512515B (zh) 半導體元件之影像圖案的優化方法
JP2005181523A (ja) 設計パターン補正方法、マスクパターン作成方法、半導体装置の製造方法、設計パターン補正システム、及び設計パターン補正プログラム
US11003828B1 (en) System and method for layout analysis using point of interest patterns and properties
US11232248B2 (en) Routing-resource-improving method of generating layout diagram and system for same
CN110852032A (zh) 产生集成电路元件的布局图的方法
US9965579B2 (en) Method for designing and manufacturing an integrated circuit, system for carrying out the method, and system for verifying an integrated circuit
JP5187309B2 (ja) フォトマスクの形成方法および半導体装置の製造方法
US10002827B2 (en) Method for selective re-routing of selected areas in a target layer and in adjacent interconnecting layers of an IC device
JP2006023873A (ja) 半導体集積回路の設計方法、その設計支援装置及び遅延ライブラリ
CN110968981A (zh) 集成电路布局图生成方法和系统
US20230154990A1 (en) Arrangement of source or drain conductors of transistor
JP2009026045A (ja) 半導体集積回路のレイアウト作成装置および半導体集積回路の製造方法
KR101355716B1 (ko) 오류 인식을 이용하는 마스크 제작
TWI406145B (zh) 光罩缺陷判定方法
KR20150120265A (ko) 집적 회로 설계 방법, 그 방법을 실행하기 위한 시스템 및 집적 회로 검증 시스템
US11935830B2 (en) Integrated circuit with frontside and backside conductive layers and exposed backside substrate

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130107

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5187309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees