JP5100315B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ファクシミリ装置、プリンタ、複写機、及びそれらの複合機を含む画像形成装置に関する。
ファクシミリ装置、プリンタ、複写機、及びそれらの複合機を含む画像形成装置では、原稿画像又は画像データに応じて副走査方向に回転する像担持体である感光体上(帯電装置によって予め一様に帯電されている)を露光手段により露光して静電潜像を形成させ、その静電潜像に現像手段によりトナーを付着させてトナー画像を形成し、そのトナー画像を転写手段により記録媒体である用紙上に転写した後、その用紙上のトナー画像をヒータ内蔵の定着ローラおよび加圧ローラを含む定着手段により加熱圧着して定着させる一連の画像形成動作を行うようにしている。
このような画像形成装置において、感光体の表面温度の上昇によって感光体の表面状態や画像形成状態が変化し、画像不良が発生することが知られている。
感光体の表面温度の上昇は、感光体とその周辺の現像ローラや転写部との摩擦、それぞれのローラの回転によって発生する摩擦熱、及び定着から流れてくる熱によって起こる。
感光体の表面温度の上昇によって発生する画像不良については、感光体の表面温度が所定温度以上になると感光体の表面にキズが付く現象が発生する。
そして、上記のような現象が発生すると、それ以降キズ部分では現像しなくなり、記録紙(「用紙」「記録媒体」「転写材」とも言う)上の印刷の結果は、キズの部分に該当する位置の画像が抜けた不良画像となる。
また、感光体の表面温度が、ウォームアップ動作などの記録紙を通紙しない場合や、片面印刷、両面印刷のそれぞれで、画像装置内(機内)の構造上、風の流れが異なる為に温度上昇度合いが異なり、画像不良の発生するタイミングが一律ではない。
感光体の表面温度の上がり方としては、両面印刷>片面印刷>ウォームアップ動作の順で早く、下がり方はこの逆順になる。
これは印刷中の記録紙が機内風の吹き出し口を塞いで機内に熱が篭もる為である。
両面印刷の場合は記録紙が2枚機内に存在するので、特に機内に熱がこもりやすく、感光体の表面温度の上がり方も早い。
上記の画像不良を解決する為に、感光体の表面温度を測定してその温度状態によって印刷を実行又は中止にすることで問題を未然に防ぐ方法がある。
図10は、画像形成装置における印刷中の感光体の表面温度上昇の状態の変化を示すグラフの図である。
この場合、印刷は両面印刷を連続で行っている。
図10に示した破線は、その温度(例えば、44℃)以上になったら画像異常が発生する(可能性が高い)領域を示している。
そして、画像形成装置の画像補償範囲である室温(画像形成装置外の温度に相当する)28℃において、連続印刷して図中の時間α(およそ55分)間感光体を駆動させ続けると画像不良が発生する温度(44℃)に到達する。
この場合は、感光体の表面温度が44℃未満なら印刷を実行し、44℃以上なら印刷を中止にすればよい。
従来、感光体の表面温度や定着温度を測定して、その測定結果によって印刷を許可する画像形成装置があった。(例えば、特許文献1〜3参照)
このような画像形成装置によれば、上記のように感光体の表面温度の状態を印刷状態に反映できることから、容易に画像不良を解決することが可能になる。
しかしながら、従来の画像形成装置では、温度を測定するセンサ(「温度センサ」と称す)が必要なので、画像形成装置の製造のコストアップに繋がり、また温度センサの配置スペースを確保する必要がある。
温度センサの配置スペースについては、感光体に当接している他の部材の測定温度を感光体の表面温度に代用する画像形成装置(例えば、特許文献4参照)や、非接触の温度センサ(サーモパイル)を用いた画像形成装置などがあった。
特開平05−241405号公報 特開平01−172853号公報 特開昭58−116544号公報 特開2003−043757号公報
しかしながら、上述した従来の画像形成装置のいずれも、温度センサが必要なことには代わりが無く、画像形成装置の製造のコストアップに繋がるという問題があった。
さらに、温度センサを用いた場合、図10に示したように、ちょうど感光体の表面温度44℃付近が、画像不良領域の閾値近辺であることから、例えば、室温28℃の場合、感光体の駆動時間α(αは約55分程度)以上では、温度センサの検知精度により44℃近辺を頻繁に行き来することもあり、印刷の中断動作が数多く発生してユーザにとっては使い勝手が良くないという問題があった。
そこで、中断動作を減らす目的で中断温度よりも低い印刷可能(開始)温度を設ける方法があるが、例えば、印刷可能温度を中断温度(44℃)より1℃低い温度にした場合、図11に示すように、図中にβで示すように、感光体の表面温度が44℃から1℃低い43℃に低下するには、図中にγで示すように、10分程度感光体の駆動を停止させなければならないので、その間印刷が中断されてユーザにとっては使い勝手が良くないという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、像担持体に対する加熱によって像担持体上に形成された画像に異常が生じる恐れのある印刷の回避を低コストで実現できるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、次の画像形成装置を提供する。
(1)駆動手段によって回転駆動される像担持体上に画像の静電潜像を形成し、その形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成し、その形成されたトナー画像を記録媒体に転写し、その転写されたトナー画像を上記記録媒体上に定着させて、上記記録媒体上に画像を印刷する画像形成装置において、上記駆動手段が駆動中は予め決められたタイミングで所定のカウント値を加算し、上記駆動手段が停止中は上記加算されたカウント値の合計値から予め決められたタイミングで所定のカウント値ずつ減算するカウント手段と、上記カウント手段によって加算されたカウント値の合計値が予め設定された中断閾値以上になったら上記画像の印刷を中断する中断手段と、上記中断手段によって印刷を中断した後、上記カウント手段によって上記合計値から所定のカウント値ずつ減算された残りの合計値が予め決められた再開閾値以下になったら上記画像の印刷を再開させる再開手段とを設け、上記カウント手段によって減算する所定のカウント値を、上記残りの合計値が上記再開閾値よりも多いときと上記再開閾値以下のときとでそれぞれ異ならせるようにするとよい。
(2)また、駆動手段によって回転駆動される像担持体上に画像の静電潜像を形成し、その形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成し、その形成されたトナー画像を記録媒体に転写し、その転写されたトナー画像を上記記録媒体上に定着させて、上記記録媒体上に画像を印刷する画像形成装置において、上記駆動手段が駆動中は予め決められたタイミングで所定のカウント値を加算し、上記駆動手段が停止中は上記加算されたカウント値の合計値から予め決められたタイミングで所定のカウント値ずつ減算するカウント手段と、上記カウント手段によって加算されたカウント値の合計値が予め設定された中断閾値以上になったら上記画像の印刷を中断する中断手段と、上記カウント手段によってカウントされた合計値を不揮発性記憶手段に保存する手段とを設け、上記不揮発性記憶手段への合計値の保存タイミングを、印刷時と印刷以外の時とでそれぞれ異ならせるようにするとよい。
)上記のような画像形成装置において、両面連続印刷中に上記中断手段によって印刷を中断する場合、印刷の中断前に装置外に記録媒体を排出する手段を設けた画像形成装置。
)上記のような画像形成装置において、上記中断手段によって印刷を中断している間は画像の調整動作を行わないようにする手段を設けた画像形成装置。
)上記のような画像形成装置において、上記中断手段によって印刷を中断している間は、装置内温度を低下させる温度低下手段を駆動させる手段を設けた画像形成装置。
)上記のような画像形成装置において、上記カウント手段によって加算する所定のカウント値を、片面印刷時と両面印刷時とでそれぞれ異ならせるようにした画像形成装置。
)上記のような画像形成装置において、上記カウント手段によって加算する所定のカウント値を、印刷時と印刷以外の時とでそれぞれ異ならせるようにした画像形成装置。
)上記のような画像形成装置において、上記カウント手段によるカウント値の加算を、所定の上限値を超えないようにする画像形成装置。
)上記のような画像形成装置において、上記保存タイミングは、印刷枚数単位である画像形成装置。
10)上記のような画像形成装置において、上記印刷以外の時における上記不揮発性記憶手段への合計値の保存タイミングは、上記カウント手段によってカウントされた合計値が所定値に到達した時である画像形成装置。
11)上記のような画像形成装置において、上記転写されたトナー画像を上記記録媒体上に定着させる定着手段の表面温度を測定する定着温度測定手段と、電源投入時又は省エネルギーモードからの復帰時に上記不揮発性記憶手段に保存された上記合計値を読み出し、上記読み出した合計値からその時点の上記定着温度測定手段で測定された表面温度に応じたオフセット値を減算し、その減算後の値を新しい合計値とする手段を設けた画像形成装置。
12)上記のような画像形成装置において、装置外の温度を測定する温度測定手段と、上記温度測定手段によって測定された装置外の温度が予め設定された温度以上になったときに上記画像の印刷を中断する手段を設けた画像形成装置。
この発明による画像形成装置は、温度センサを用いなくても、像担持体に対する加熱によって像担持体上に形成された画像に異常が生じる恐れのある印刷の回避を低コストで実現することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例〕
図1は、この発明の一実施形態である画像形成装置の機構部の全体構成図である。
この画像形成装置は、図1に示すように、転写手段に相当する転写ベルト5に沿って複数色の電子写真プロセス部(画像形成部)であるAIOカートリッジ6Bk,6M,6C,6Yが並べられた構成を備えるものであり、所謂、タンデムタイプといわれるものである。
転写ベルト5は、矢示方向(反時計回り)に回動し、その回動方向の上流側から順に、複数のAIOカートリッジ6Bk,6M,6C,6Yが配列されている。
これら複数のAIOカートリッジ6Bk,6M,6C,6Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。
AIOカートリッジ6Bkはブラックのトナー画像を、AIOカートリッジ6Mはマゼンタのトナー画像を、AIOカートリッジ6Cはシアンのトナー画像を、AIOカートリッジ6Yはイエローのトナー画像をそれぞれ形成する。
AIOカートリッジ6Bk,6M,6C,6Yは、それぞれ内部にトナーを撹拌するパドル40Bk,40M,40C,40Yを備えている。
以下の説明では、AIOカートリッジ6Bkについて具体的に説明するが、他のAIOカートリッジ6M,6C,6YはAIOカートリッジ6Bkと同様であるので、そのAIOカートリッジ6M,6C,6Yの各構成要素については、AIOカートリッジ6Bkの各構成要素に付したBkに替えて、M,C,Yによって区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
転写ベルト5は、回転駆動される2次転写駆動ローラ7と転写ベルトテンションローラ8とに巻回されたエンドレスのベルトである。
2次転写駆動ローラ7は、図示を省略した駆動源である駆動モータによって回転駆動される。その駆動モータと、2次転写駆動ローラ7と、転写ベルトテンションローラ8とが、転写ベルト5を移動させる駆動手段として機能する。
AIOカートリッジ6Bkは、感光体9Bk、この感光体9Bkの周囲に配置された帯電手段である帯電器10Bk、露光手段である露光器11、現像手段である現像器12Bk、クリーニング手段であるクリーナーブレード13Bk等から構成されている。
露光器11は、各AIOカートリッジ6Bk,6M,6C,6Yが形成する画像色に対応する露光光であるレーザ光14Bk,14M,14C,14Yを照射するように構成されている。
画像形成に際し、感光体9Bkの外周面は、暗中にて帯電器10Bkにより一様に帯電された後、露光器11からのブラック画像に対応するレーザ光14Bkにより露光され、静電潜像が形成される。
現像器12Bkは、この静電潜像をブラックトナーにより可視像化し、このことにより感光体9Bk上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体9Bkと転写ベルト5とが接する位置(1次転写位置)で、1次転写ローラ15Bkの働きにより転写ベルト5上に転写される。
この転写により、転写ベルト5上にブラックのトナーによる画像が形成される。
トナー画像の転写が終了した感光体9Bkは、外周面に残留した不要なトナーをクリーナーブレード13Bkにより除去された後、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、AIOカートリッジ6Bkでブラックのトナー画像を転写された転写ベルト5は、転写ベルト5によって次のAIOカートリッジ6Mに搬送される。
AIOカートリッジ6Mでは、AIOカートリッジ6Bkでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体9M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が転写ベルト5上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
転写ベルト5は、さらに次のAIOカートリッジ6C,6Yに順次搬送され、同様の動作により、感光体9C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体9Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、転写ベルト5上に重畳されて転写される。
こうして、転写ベルト5上にフルカラーの画像が形成される。
このフルカラーの重ね画像が形成された転写ベルト5は、2次転写ローラ16の位置まで搬送される。
なお、画像形成に際して、ブラックのみの画像形成の場合には、1次転写ローラ15M,C,Yがそれぞれ感光体9M,感光体9C,感光体9Yから離間された位置に退避し、前述の画像形成プロセスをブラックの場合のみ行う。
画像形成時の用紙搬送動作に際して、給紙トレイ1に収納された用紙Sは、最も上のものから給紙ローラ2を矢示方向(反時計回り)に回転駆動することにより順に送り出され、レジストローラ3の位置によって停止して待機する。
その停止タイミングは、用紙Sの先端がレジストセンサ4によって検知(検出)されてから所定時間経過した時点となる。
レジストローラ3の駆動開始は、上記の転写ベルト5により搬送されたトナー画像と2次転写ローラ16上で、トナー画像と用紙Sの位置が重なり合うようなタイミングで行われる。
このとき、レジストローラ3は矢示方向(反時計方向)に回転駆動することによって用紙Sを送り出す。
レジストローラ3によって送り出された用紙Sは、2次転写ローラ16によって転写ベルト5上のトナー画像を用紙Sに転写した後、定着器20によってトナー画像を熱及び圧力で定着し、矢示方向(反時計回り)に回転駆動された排紙ローラ18によって当該画像形成装置の外部に排出(排紙)される。
定着器20は、定着ローラ201と加圧ローラ202を有し、定着ローラ201は、アルミニウムの芯金材にゴムがコーティングされており、また内部にはヒータが内蔵されている。
一方、加圧ローラ202も、同様にアルミニウム芯金にゴムコーティングの構成となっており、定着ローラ201とある一定の圧力を持って接触(この接触部を以降は「ニップ部」と称す)している。
図示を省略した駆動系(駆動手段)により、定着ローラ201を回転駆動させることにより、定着ローラ201に接触している加圧ローラも回転する。用紙Sに2次転写されたトナー画像は、この2ローラ間を通過する際に、熱と圧力によって用紙Sに定着されることになる。
トナー画像の転写が終了した転写ベルト5は、外周面に残留した不要なトナーをベルトクリーナ17により除去された後、次の画像形成のために待機する。
用紙Sの表裏両面に画像形成を行う両面印刷モード時には、用紙Sが排紙ローラ18を通過する手前(排紙センサ31によって検知されなくなった時点)で排紙ローラ18を時計回りに回転駆動し、用紙Sを両面搬送経路30に搬送する。32は両面センサである。
両面搬送経路30に搬送された用紙Sは、両面ローラ19を経由し、排紙センサ31によって検知された後、再びレジストローラ3まで搬送される。
レジストローラ3に到達した用紙Sは、再びレジストローラ3から再給紙され、2次転写ローラ16によって先ほどと逆側の用紙面にトナー画像を転写後、定着器20によってトナー画像を熱及び圧力で定着し、矢示方向に回転駆動された排紙ローラ18によって当該画像形成装置の外部に排紙される。
このようにして、図示を省略した駆動手段である駆動モータによって回転駆動される像担持体の感光体上に画像の静電潜像を形成し、その形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成し、その形成されたトナー画像を用紙に転写し、その転写されたトナー画像を用紙上に定着させて、用紙上に画像を印刷する。
なお、41はTMセンサである。上記除去されたトナーは、廃トナーボックス44に収容される。廃トナーフル検知センサ43は、廃トナーボックス44の廃トナー量がフルになったことを検知する検知手段である。
図2は、この実施例の画像形成装置の主に制御部分の機能構成を示すブロック図である。
制御機構部100は、CPUである制御部101と不揮発性記憶手段に相当する不揮発性メモリ106を有し、制御部101は、この発明に係る動作を含む画像形成装置の機能を制御する演算制御装置である。すなわち、この発明に係るカウント手段と中断手段と再開手段を含む各種の手段の機能を果たす。
制御部101は、ROM102,RAM103,A/D変換部105を有する。
ROM102は、制御部101が実行するプログラムなどを格納した固定記憶装置である。
RAM103は、制御部101が各種の制御処理を実行する際に使用する主記憶装置であり、カウント値格納部104を備えている。
カウント値格納部104は、RAM103の記憶容量の一部であり、制御部101が感光体の駆動モータ111の駆動状態に応じて加減算されるカウント値の合計値を格納する領域である。
A/D変換部105は、制御部101に内蔵され、定着温度測定部113及び機外温度測定部114によってそれぞれ測定した温度をデジタル値に変換する装置である。
コントローラ110は、制御部110に対して印刷指示や画像処理を行う為の制御装置である。コントローラ110が制御部101へ出力する印刷要求信号は、制御部101に対して印刷を指示する信号である。この印刷要求信号は、印刷1枚あたりに必ず1回オンオフされる。
また、通信信号は、コントローラ110と制御部101との間の通信を行う為の信号である。コントローラ110は、印刷要求信号をオンする前に必ず片面印刷もしくは両面印刷のどちらかを通信信号によって制御部101に伝えるプロトコルになっている。
さらに、印刷許可信号は、制御部101がコントローラ110に対して、画像形成装置が印刷可能状態にある場合に“1”を、印刷不可能の場合に信号“0”をそれぞれ伝える為の信号である。
不揮発性メモリ106は、カウント値格納部104に格納されたカウント値の合計値を記憶する為のメモリである。
感光体駆動モータ111は、感光体9Bk,9M,9C,9Yを回転駆動させる装置であり、制御部101がROM102のプログラムを実行することによって印刷やウォーミングアップ動作において必要なタイミングでオン及びオフの動作指示を出すと、その動作指示を受けて回転及び停止するモータである。
感光体駆動モータ111が制御部101からオン指示を受けると、感光体駆動モータ111が回転駆動を行い、メカ機構によって感光体9Bk,9M,9C,9Yと現像器12Bk,12M,12C,12Yへ駆動力が伝達される。
そして、感光体駆動モータ111が制御部101からオフ指示を受けると、感光体駆動モータ111が回転駆動を停止し、感光体9Bk,9M,9C,9Yと現像器12Bk,12M,12C,12Yの駆動も停止する。
感光体駆動モータ111が駆動している間は感光体9Bkと現像器12Bkの間に、感光体9Mと現像器12Mの間に、感光体9Cと現像器12Cの間に、感光体9Yと現像器12Yの間にそれぞれ摩擦熱が発生し、感光体表面温度が上昇する。
温度低下部112は、画像形成装置内部の熱を下げる為に制御部101からの動作指示で駆動するファンモータの温度低下手段である。この実施例では、空冷手段であるファンモータを用いた場合を示すが、その他の冷却手段を用いるようにしても良い。
温度低下部112は、制御部101からオン指示を受けると回転を開始し、機内にこもった熱を循環もしくは装置外へ排出し、画像形成装置内の温度を低下させる。
定着温度測定部113は、定着器20の温度(図示を省略した定着ローラの表面温度)を測定する為のサーミスタを含む定着温度測定手段(定着温度検出手段)であり、制御部101の動作中は常に温度測定を行っている。
機外温度測定部114は、画像形成装置の外装部に取り付けられており、装置外の温度を測定する温度測定手段に相当する温度センサである。
次に、この実施例の画像形成装置における印刷制御処理について説明する。
図3は、この実施例の画像形成装置における制御部101の印刷制御処理を示すフローチャート図である。
この制御部101による制御動作は、画像形成装置が駆動中は、例えば、1秒毎に起動される。
ステップ(図中「S」で示す)1では、感光体駆動モータ111がオン(駆動)しているか否かを判断し、オン(駆動)中ならステップ2へ進み、オンでなければ、すなわち、オフ(停止)中ならステップ16へ進む。
ステップ2では、カウント値格納部104に格納されたカウント値の合計値Cが、予め設定されたカウント上限値Cmax(=2500)以上になっているか否か判断し、C≧Cmaxでなければ、すなわち、C<Cmaxなら、ステップ3へ進み、C≧Cmaxなら、ステップ12へ進む。
ステップ12では、合計値Cがカウンタ上限値Cmax(=2500)以上になったので、合計値CをCmax値(2500)に書き換え、ステップ6へ進む。
このようにして、カウント上限値Cmaxを定めることにより、そのカウント上限値Cmaxを超えないようにカウント値の加算を行うようにする。
ステップ3では、現在、印刷中であるか否かを判断し、印刷中なら、ステップ4へ進み、印刷中でなければ、ステップ13へ進む。
ステップ13では、合計値Cに印刷以外の時のカウント値1を加算し、C=C+1とし、ステップ6へ進む。
ここで、上記合計値Cへ加算するカウント値(加算値)を、印刷時と印刷以外の時とでそれぞれ異ならせるようにしてもよい。
ステップ4で、印刷が両面印刷モードと片面印刷モードのいずれであるかを判断し、両面印刷モードなら、ステップ5へ進み、片面印刷モードならばステップ14へ進む。
ステップ5では、合計値Cに両面印刷時のカウント値2を加算し、C=C+2とし、ステップ6へ進む。
一方、ステップ14では、合計値Cに片面印刷時のカウント値1を加算し、C=C+1とし、ステップ6へ進む。
このようにして、合計値Cに加算する所定のカウント値(加算値)を、片面印刷時と両面印刷時とでそれぞれ異ならせるようにする。
ステップ6では、合計値Cが予め設定された中断閾値に相当する印刷禁止閾値C1(=2400)以上になっているか否かを判断し、C≧C1なら、ステップ7へ進み、C≧C1でなければ、すなわち、C<C1なら、ステップ1へ戻る。
ステップ7では、機外温度測定部114で測定した画像形成装置外の機外温度の環境温度が27℃以上か否かを判断し、27℃以上でなければ、ステップ8へ進み、27℃以上なら、ステップ11へ進む。
ステップ11へ進んだら、コントローラ110への印刷許可信号をオフにし、ステップ1へ戻る。
このようにして、画像形成装置外の温度が予め設定された温度27℃以上になったときに画像の印刷を中断する。
ステップ8では、現在、印刷中であるか否かを判断し、印刷中なら、ステップ9へ進み、印刷中でなければ、ステップ11へ進む。
ステップ11へ進んだら、コントローラ110への印刷許可信号をオフにし、ステップ1へ戻る。
ステップ9では、印刷が両面印刷モードと片面印刷モードのいずれであるかを判断し、両面印刷モードなら、ステップ10へ進み、片面印刷モードならばステップ11へ進む。
ステップ11へ進んだら、コントローラ110への印刷許可信号をオフにし、ステップ1へ戻る。
ステップ10では、機内(画像形成装置内)に印刷中の用紙が残っているか否かを判断し、残っていなければ、ステップ11へ進み、残っていれば、ステップ15へ進む。
ステップ15へ進んだら、機内の用紙を機外へ排出し、ステップ11へ進む。
ステップ11へ進んだら、コントローラ110への印刷許可信号をオフにし、ステップ1へ戻る。
このようにして、カウント値の合計値Cが予め設定された中断閾値以上になったら画像の印刷を中断する。
また、両面連続印刷中に印刷を中断する場合、印刷の中断前に装置内の用紙を装置外に排出する。
上述の処理で、印刷許可信号がオフにされると、コントローラ110は、印刷を中断する。
一方、ステップ16では、合計値Cが予め設定された再開閾値に相当する印刷許可閾値C2(=2040)以下になっているか否かを判断し、C≦C2なら、ステップ18へ進み、C≦C2でなければ、すなわち、C>C2なら、ステップ17へ進む。
ステップ17では、合計値Cから感光体駆動モータが停止中の所定のカウント値6を減算し、C=C−6とし、ステップ1へ戻る。
このようにして、感光体駆動モータ111が駆動中は予め決められたタイミングで所定のカウント値を加算し、感光体駆動モータ111が停止中は上記加算されたカウント値の合計値から予め決められたタイミングで所定のカウント値(減算値)ずつ減算する。
上記減算する所定のカウント値を、合計値が印刷許可閾値C2よりも多いときと印刷許可閾値C2以下のときとでそれぞれ異ならせるようにしてもよい。
ステップ18では、コントローラ110への印刷許可信号がオフか否かを判断し、オフなら、ステップ19へ進み、オフでなければ、すなわち、オンならステップ20へ進む。
ステップ19では、コントローラ110への印刷許可信号をオンにし、ステップ20へ進む。
上述の処理で、印刷許可信号がオンにされると、コントローラ110は、中断していた印刷を再開する。
ステップ20では、合計値Cからカウンタ値1を減算し、ステップ21へ進む。
ステップ21では、合計値Cが0未満になっているか否かを判断し、C<0なら、ステップ22で合計値C=0に修正し、ステップ1へ戻り、C≧0なら、ステップ1へ戻る。
図4は、上述した印刷制御を実行した時の感光体の表面の温度上昇変化を示すグラフの図である。
このグラフの原点は、上述した印刷制御を実行した場合と実行しない場合とで共に同じ温度で、28℃である。
上述した印刷制御を実行したときの曲線(図中、対策制御有りの曲線)と、その印刷制御を実行しなかったときの曲線(図中、制御無しの曲線)を比較すると、対策制御有りの場合の温度上昇の変化が、制御無しの場合の温度上昇の変化よりも温度上昇が緩やかになり、且つ43℃(=28℃+15℃)付近で平衡状態となり、連続印刷を実行しても画像に不具合(異常)が発生する恐れのある44℃(図中では温度上昇値K=16に相当する)には到達しない。
これは、上述の印刷制御処理におけるステップ5,13,14での加算値が、実際の温度上昇状態を表しているものではなく、実際よりも勾配が急になるように設定されていることと、カウンタ値の合計値Cが印刷禁止閾値C1に到達して印刷を中断してから印刷許可閾値C2以下にまでカウントダウンされるまで1分間(2400−6[減算カウント]×60[秒]=2060)の印刷中断により、その間の感光体の表面温度が温度降下していることによる効果である。
図5は、この実施例の画像形成装置における制御部101の他の制御処理を示すフローチャート図である。
この制御処理は、画像形成装置の電源投入時及びスリープ等の省エネルギーモードからの復帰時に1回起動する。
ステップ31では、カウンタ初期値Ciniとして、不揮発性メモリ106に保存した合計値Cを読み出し、ステップ32へ進む。
ステップ32では、RAM103に定着温度測定部113によって測定した定着器測定温度Tfusに保存し、ステップ33へ進む。
ステップ33では、定着器測定温度Tfusが50℃より大きいか否かを判断し、大きいなら、ステップ34へ進み、大きくないなら、ステップ40へ進む。
ステップ34では、定着器測定温度Tfusが70℃より大きいか否かを判断し、大きいなら、ステップ35へ進み、大きくないなら、ステップ41へ進む。
ステップ35では、定着器測定温度Tfusが90℃より大きいか否かを判断し、大きいなら、ステップ36へ進み、大きくないなら、ステップ42へ進む。
ステップ36では、定着器測定温度Tfusが120℃より大きいか否かを判断し、大きいなら、ステップ37へ進み、大きくないなら、ステップ43へ進む。
ステップ37では、カウント値格納部104に合計値Cとしてカウンタ初期値Ciniをセットし、ステップ38へ進む。
ステップ40では、カウント値Cbuffに2400をセットし、ステップ44へ進む。
ステップ41では、カウント値Cbuffに1200をセットし、ステップ44へ進む。
ステップ42では、カウント値Cbuffに600をセットし、ステップ44へ進む。
ステップ43では、カウント値Cbuffに300をセットし、ステップ44へ進む。
ステップ44では、カウンタ初期値Ciniがカウント値Cbuff以下か否かを判断し、以下なら、ステップ45へ進み、以下でなければ、ステップ46へ進む。
ステップ45では、合計値Cに0をセットし、ステップ38へ進む。
ステップ46では、合計値Cにカウンタ初期値Ciniとカウント値Cbuffの差分をセット、すなわち、C=Cini−Cbuffとし、ステップ38へ進む。
ステップ38では、合計値Cが印刷許可閾値C2(=2040)以下か否かを判断し、以下でなければ、ステップ39へ進み、以下なら、ステップ47へ進む。
ステップ39では、コントローラ110への印刷許可信号をオフにして、コントローラ110に対して印刷を禁止し、この処理を終了する。
ステップ47では、コントローラ110への印刷許可信号をオンにして、コントローラ110に対して印刷を許可し、この処理を終了する。
上記ステップステップ33〜36までの処理は、電源オフの時間を定着温度状態で代用するものである。
図6は、この実施例の画像形成装置における電源オフ後の定着器の温度推移を示すグラフの図である。
このグラフでは、電源投入時の定着器の温度が電源オフからおよそ5分後には120℃まで低下し、およそ10分後には90℃まで低下することを示している。
そして、この時間に対応した減算値を電源オフ前に保存した合計値Cに反映するように処理している。
このようにして、この画像形成装置の電源がオフ・オンされても、感光体の表面温度の状態を再現することができる。
図7は、この実施例の画像形成装置における温度低下部112であるファンモータの制御を示すフローチャート図である。
制御部101は、画像形成装置の電源オン後は、この制御を、例えば5ms毎に起動する。
ステップ51では、感光体駆動モータ111がオンしているか否かを判断し、オンなら、ステップ52へ進み、オンでなければ、すなわち、オフならば、ステップ53へ進む。
ステップ53では、印刷許可信号がオフか否かを判断し、オフなら、ステップ52へ進み、オフでなければ、すなわち、オンならば、ステップ54へ進む。
ステップ52では、感光体駆動モータ111がオンしている時は画像形成装置全体の温度上昇を抑える目的で、印刷許可信号がオフの時は感光体の表面温度を低下させる目的で、それぞれ温度低下部112のファンモータをオンにし、この処理を終了する。
ステップ54では、感光体駆動モータ111がオフであり、印刷許可信号がオンの時は、温度低下部112のファンモータをオフにし、この処理を終了する。
図8は、この実施例の画像形成装置における画像調整実行処理の制御を示すフローチャート図である。
この画像形成装置において感光体の表面温度が高い時に画像調整処理を実行すると、印刷中と同様に画像が乱れる。
その結果、画像調整が正しく行われない可能性がある。そこで、感光体の表面温度が高い場合は調整処理を実行しないようにする必要がある。
制御部101は、この制御処理を、例えば5ms毎に起動する。
ステップ61では、画像調整要求があるか否かを判断し、無ければ、この処理を終了するが、有れば、ステップ62へ進む。
この画像調整処理は、温湿度の変化による作像プロセス条件の変化を検知し、プロセス条件を最適化し安定した画像を提供する為の処理である。図示を省略するが、温湿度の変化を検知すると、上記画像調整要求が出される。
ステップ62では、コントローラ110への印刷許可信号がオンか否かを判断し、オンなら、ステップ63で画像調整処理を実行し、この処理を終了する。
一方、上述の判断でオンでなければ、そのままこの処理を終了する。
このようにして、印刷を中断している間は画像の調整動作を行わないようにする。
図9は、この実施例の画像形成装置における合計値Cを不揮発性メモリ106に保存する制御処理を示すフローチャート図である。
制御部101は、この制御処理を、例えば1秒毎に起動する。
ステップ71では、印刷要求信号がオンしているか否かを判断し、オンしていれば、ステップ72へ進み、オフしていれば、ステップ73へ進む。
ステップ72では、カウント値格納部104に格納された合計値Cを不揮発性メモリ106に書き込んで保存し、この処理を終了する。
ステップ73では、感光体駆動モータ111がオンしているか否かを判断し、オンしていれば、ステップ74へ進み、オフしていれば、ステップ75へ進む。
ステップ74では、感光体駆動モータが駆動中であることを示す感光体駆動モータオンフラグFmotに“1”をセットし、この処理を終了する。
ステップ75では、感光体駆動モータオンフラグFmot=1か否かを判断し、Fmot=1(感光体駆動モータが駆動中)なら、ステップ76へ進む。
ステップ76では、感光体駆動モータオンフラグFmotをリセットして“0”をセットし、ステップ77へ進む。
ステップ77では、カウント値格納部104に格納された合計値Cを不揮発性メモリ106に書き込んで保存し、この処理を終了する。
ステップ78では、現在、印刷動作以外の状態か否かを判断し、印刷動作以外の状態なら、ステップ79へ進み、印刷動作状態なら、この処理を終了する。
ステップ79では、カウント値格納部104に格納された合計値Cが300か否かを判断し、合計値C=300なら、ステップ80へ進み、合計値C=300でなければ、ステップ81へ進む。
ステップ81では、カウント値格納部104に格納された合計値Cが600か否かを判断し、合計値C=600なら、ステップ80へ進み、合計値C=600でなければ、ステップ82へ進む。
ステップ82では、カウント値格納部104に格納された合計値Cが1200か否かを判断し、合計値C=1200なら、ステップ80へ進み、合計値C=1200でなければ、ステップ83へ進む。
ステップ83では、カウント値格納部104に格納された合計値Cが2400か否かを判断し、合計値C=2400なら、ステップ80へ進み、合計値C=2400でなければ、この処理を終了する。
ステップ80では、カウント値格納部104に格納された合計値Cを不揮発性メモリ106に書き込んで保存し、この処理を終了する。
このようにして、上述した各制御処理を実施することにより、専用のセンサを用いることなく画像不具合を解消することが可能になる。
この実施例の画像形成装置は、カウント値の合計値Cが所定値(C1)以上になったら印刷を中断するので、感光体に対する加熱によって感光体上に形成された画像に異常が生じる恐れのある印刷の回避を、コストのかかる温度センサを用いずに実現することができる。
また、両面連続印刷時の印刷中断では、機内に記録紙が残らないようにしてから印刷を中断するので、印刷の中断中は機内の熱を機外に逃がしやすく、感光体の表面温度を低下させ易くすることができる。
さらに、印刷を中断している間は画像の調整動作を行わないので、印刷の中断中は画像調整動作による感光体の駆動が行われない為、感光体の表面温度を下げやすくすることができ、且つ印刷動作の再開までの時間を短縮することができる。
また、機内温度を低下させる為の温度低下手段を1つ以上持つようにし、印刷を中断している間は温度低下手段のうち、少なくとも1つ以上を駆動させるので、機内の風の流れを良くし、感光体の表面温度を速やかに下げることができ、且つ印刷動作の再開までの時間をより短縮することができる。
さらに、印刷中に加算するカウント値(加算値)を、片面印刷時と両面印刷時とで変えるようにすれば、片面印刷時と両面印刷時とで変化する感光体の表面の上昇温度に対応して、印刷の中断のタイミングを適切に判断することができる。
また、印刷中に加算するカウント値(加算値)を、印刷時と印刷以外の時とで変えるようにすれば、印刷時と印刷以外の時とで変化する感光体の表面の上昇温度に対応して、印刷の中断のタイミングを適切に判断することができる。
さらに、印刷中の加算は、合計値が所定の上限値を超えたら行わないので、印刷中断から印刷許可(再開)までの時間を一定にすることができる。
また、印刷が中断された状態で、合計値Cが印刷許可閾値C2(但し、印刷禁止閾値C1>C2)以下になったら印刷を再開可能にするので、印刷中断と印刷可能(再開)に時間的な幅を持たすことができる。
さらに、合計値からの減算値を、合計値Cが印刷許可閾値C2以上と印刷許可閾値C2未満とで異ならせれば、簡易的ではあるが、実際の感光体の表面温度の冷却状態(下降状態)を表現可能にすることができる。
また、不揮発性メモリを搭載し、その不揮発性メモリに上記合計値を保存するので、感光体の表面温度が上昇中に電源が切られる状態が発生しても、電源投入時は不揮発性メモリに保存した合計値を利用することにより、実際の感光体の表面温度にほぼ対応する合計値からカウントを再開することができる。
さらに、不揮発性メモリへの合計値の保存タイミングを、印刷時と印刷以外の時とで異ならせるようにすれば、不揮発性メモリの仕様である書き込み回数制限を守りつつ、印刷時と印刷以外の時にそれぞれで電源が切られた際の合計値を確実に保存し、その値の精度を保証することができる。
また、印刷時における不揮発性メモリへの合計値の保存タイミングを、印刷枚数単位にすれば、感光体の表面温度の変化が激しい印刷中において電源が切られた場合でも、合計値の精度を保証にすることができる。
さらに、印刷以外の時における不揮発性メモリへの合計値の保存タイミングを、合計値が所定値に到達した時にすれば、不揮発性メモリの仕様である書き込み回数制限を守りつつ、印刷以外の時で電源が切られた際の合計値の精度を保証することができる。
また、機外の温度を測定する温度測定手段の測定結果に応じて印刷を中断するようにすれば、例えば、機外の室温28℃以上では印刷を中止することができる。
さらに、定着ローラの表面温度を測定し、電源投入時や省エネルギーモードからの復帰時に不揮発性メモリに保存した合計値を読み出し、その読み出した合計値からその時点で測定された定着ローラの表面温度(定着温度)に応じたオフセット値を減算し、その残りの値を新しい合計値とすれば、電源投入時や省エネルギーモードからの復帰時のように、感光体の表面温度が不明な場合においても、定着温度と不揮発性メモリに保存した合計値から、最適な合計値を設定することができる。
この発明による画像形成装置は、記録紙に画像を形成するファクシミリ装置、プリンタ、複写機、及びそれらの複合機を含む装置全般に適用することができる。
この発明の一実施形態である画像形成装置の機構部の全体構成図である。 この実施例の画像形成装置の主に制御部分の機能構成を示すブロック図である。 この実施例の画像形成装置における制御部の印刷制御処理を示すフローチャート図である。 印刷制御を実行した時の感光体の表面の温度上昇変化を示すグラフの図である。
この実施例の画像形成装置における制御部の他の制御処理を示すフローチャート図である。 この実施例の画像形成装置における電源オフ後の定着器の温度推移を示すグラフの図である。 この実施例の画像形成装置における温度低下部であるファンモータの制御を示すフローチャート図である。
この実施例の画像形成装置における画像調整実行処理の制御を示すフローチャート図である。 この実施例の画像形成装置における合計値Cを不揮発性メモリに保存する制御処理を示すフローチャート図である。 画像形成装置における印刷中の感光体の表面温度上昇の状態の変化を示すグラフの図である。 画像形成装置で感光体の駆動を停止中の感光体の表面温度下降曲線を示す図である。
符号の説明
1:給紙トレイ 2:給紙ローラ 3:レジストローラ 4:レジストセンサ 5:転写ベルト 6Bk,6M,6C,6Y:AIOカートリッジ 7:2次転写駆動ローラ 8:転写ベルトテンションローラ 9Bk,9M,9C,9Y:感光体 10Bk,10M,10C,10Y:帯電器 11:露光器 12Bk,12M,12C,12Y:現像器 13Bk,13M,13C,13Y:クリーナーブレード 14Bk,14M,14C,14Y:レーザ光 15Bk,15M,15C,15Y:1次転写ローラ 16:2次転写ローラ 17:ベルトクリーナ 18:排紙ローラ 19:両面ローラ 20:定着器 30:両面搬送経路 31:排紙センサ 32:両面センサ 40Bk,40M,40C,40Y:パドル 41:TMセンサ 43:廃トナーフル検知センサ 44:廃トナーボックス 100:制御機構部 101:制御部 102:ROM 103:RAM 104:カウント値格納部 105:A/D変換部 106:不揮発性メモリ 110:コントローラ 111:感光体駆動モータ 112:温度低下部 113:定着温度測定部 114:機外温度測定部 201:定着ローラ 202:加圧ローラ

Claims (12)

  1. 駆動手段によって回転駆動される像担持体上に画像の静電潜像を形成し、該形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成し、該形成されたトナー画像を記録媒体に転写し、該転写されたトナー画像を前記記録媒体上に定着させて、前記記録媒体上に画像を印刷する画像形成装置において、
    前記駆動手段が駆動中は予め決められたタイミングで所定のカウント値を加算し、前記駆動手段が停止中は前記加算されたカウント値の合計値から予め決められたタイミングで所定のカウント値ずつ減算するカウント手段と、前記カウント手段によって加算されたカウント値の合計値が予め設定された中断閾値以上になったら前記画像の印刷を中断する中断手段と、
    前記中断手段によって印刷を中断した後、前記カウント手段によって前記合計値から所定のカウント値ずつ減算された残りの合計値が予め決められた再開閾値以下になったら前記画像の印刷を再開させる再開手段とを設け、
    前記カウント手段によって減算する所定のカウント値を、前記残りの合計値が前記再開閾値よりも多いときと前記再開閾値以下のときとでそれぞれ異ならせるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 駆動手段によって回転駆動される像担持体上に画像の静電潜像を形成し、該形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成し、該形成されたトナー画像を記録媒体に転写し、該転写されたトナー画像を前記記録媒体上に定着させて、前記記録媒体上に画像を印刷する画像形成装置において、
    前記駆動手段が駆動中は予め決められたタイミングで所定のカウント値を加算し、前記駆動手段が停止中は前記加算されたカウント値の合計値から予め決められたタイミングで所定のカウント値ずつ減算するカウント手段と、前記カウント手段によって加算されたカウント値の合計値が予め設定された中断閾値以上になったら前記画像の印刷を中断する中断手段と、
    前記カウント手段によってカウントされた合計値を不揮発性記憶手段に保存する手段とを設け、
    前記不揮発性記憶手段への合計値の保存タイミングを、印刷時と印刷以外の時とでそれぞれ異ならせるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 両面連続印刷中に前記中断手段によって印刷を中断する場合、印刷の中断前に装置外に記録媒体を排出する手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記中断手段によって印刷を中断している間は画像の調整動作を行わないようにする手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の画像形成装置。
  5. 前記中断手段によって印刷を中断している間は、装置内温度を低下させる温度低下手段を駆動させる手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記カウント手段によって加算する所定のカウント値を、片面印刷時と両面印刷時とでそれぞれ異ならせるようにしたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記カウント手段によって加算する所定のカウント値を、印刷時と印刷以外の時とでそれぞれ異ならせるようにしたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記カウント手段によるカウント値の加算を、所定の上限値を超えないようにすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記保存タイミングは、印刷枚数単位であることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  10. 前記印刷以外の時における前記不揮発性記憶手段への合計値の保存タイミングは、前記カウント手段によってカウントされた合計値が所定値に到達した時であることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  11. 前記転写されたトナー画像を前記記録媒体上に定着させる定着手段の表面温度を測定する定着温度測定手段と、電源投入時又は省エネルギーモードからの復帰時に前記不揮発性記憶手段に保存された前記合計値を読み出し、前記読み出した合計値からその時点の前記定着温度測定手段で測定された表面温度に応じたオフセット値を減算し、その減算後の値を新しい合計値とする手段を設けたことを特徴とする請求項2、9及び10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 装置外の温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段によって測定された装置外の温度が予め設定された温度以上になったときに前記画像の印刷を中断する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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