JP5099422B2 - スライド式カートン - Google Patents

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Description

本発明は、紙器用の板紙等からなるカートンの技術分野に属し、詳しくは、粒状の菓子類を収納して販売するために用いられるスライド式カートンに関するものである。
従来、この種のカートンとして、細長い角筒状をした板紙製の外箱(スリーブ)とそれに挿入する板紙製の内箱(中舟)との組合せからなるスライド式のものが知られている。このスライド式カートンは、内箱に粒状の菓子類(ガム、飴、チョコレート等)を一列又は数列に並べて入れ、それを外箱に差し込んで収納状態とするものであり、通常、サイズ的にはポケットやバッグなどに入れて携帯できる大きさになっている。
このようなスライド式カートンは、中身である粒状の菓子類を少しずつ出して食べることができ、しかも携帯できるので便利であるという利点を有しているが、使用中に内箱が外箱から抜け落ちるという心配があった。そこで、内箱の抜け落ちを防止するように構成したスライド式カートンが提案されている。
特開平9−286431号公報 特開平11−334723号公報
上記した特許文献1に記載のスライド式カートンは、内箱底部の一部を折り返した舌片と外箱端部で折り返した舌片とを互いに引っ掛けることで抜け止めを行うようにしており、組み立てるに際しては、これらの舌片を折り返した状態として外箱に内箱を挿入する工程が必要であるため、組立工程が簡単ではない。また、特許文献2に記載のスライド式カートンは、内箱のストッパー片が外箱に形成される長窓状開口部に案内されて移動することで抜け外れを防止するようになっているが、案内機構が片側にしかなく、しかも広い開口に案内されるため、力の掛かり方によっては内箱のスライドと停止が安定しないことがあり、また一枚の紙材の加工によって製作できるものの、長窓状開口部には切り取り部を除去した際のギザギザが残るためにストッパー片が引っ掛かって内箱の滑りが悪くなるといった問題もある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、抜け止めが施されていながら、外箱に対する内箱の滑りが安定しており、しかも組立が簡単なスライド式カートンを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のスライド式カートンは、角筒状をした外箱とそれに挿入する内箱とからなり、外箱は下板、側板、上板、側板及び糊代板を備えるとともに、その上板と各側板との連設部には、上板の両サイドに庇のように突き出る小幅の凸片が設けられ、その凸片の下側には、それぞれ所定長さの切込線によるスリットが設けられており、内箱は底板、側板、天板、側板及び糊代板を備え、かつ前後を閉鎖する前板と後板とを有し、天板と各側板との連設部には外箱の各スリットにそれぞれ入り込み、両サイドへ突き出す幅が前記外箱の凸片の突き出す幅以下である楔状突出部分が設けられており、内箱は外箱の一端より差し込むことによって楔状突出部分が外箱の各スリットにそれぞれ入り込んだ状態で外箱の中にセットされ、セットされた状態では外箱から一定の距離だけ引き出すことができるようになっており、内箱には外箱から一定の距離を引き出した時に外箱から露出する中身取出し用の開口が設けられていることを特徴としている。
本発明のスライド式カートンは、内箱の天板における左右両側の楔状突出部分が外箱の上板と各側板との連設部にある左右のスリットにそれぞれ入り込んだ状態になり、内箱は外箱に対して左右両サイドをガタツキがない状態で案内されるので、外箱に対する内箱の滑りが安定し、外箱に対して内箱をスムースに出し入れすることができる。また、組立てに際しては、内容物を充填した内箱を外箱に差し込むだけでよく、この挿入工程は手作業で行うことができることから、半自動による製造が可能となり、小ロットの場合など、専用の充填設備を準備しなくてもよい。また、機械化するにしても、内容物を充填した内箱を外箱で包むようにして組み立てるのに比べると高速化が可能である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係るスライド式カートンを構成する外箱と内箱を離間状態で示す斜視図であり、図1の外箱10は図2にその展開図を示すブランクAからなり、図1の内箱20は図3にその展開図を示すブランクBからなる。これらのブランクA,Bは、内箱20が外箱10の中に挿入可能でしかも外箱10の中をスライドできるように各部分のサイズが決められている。
図2に示すブランクAは、紙器用の板紙を打ち抜いて形成されたもので、側板11、上板12、側板13、下板14及び糊代板15が折線を介して順次連設されており、上板12と各側板11,13との連設部における前方寄りのところにそれぞれ所定長さの切込線aが設けられている。この一対の切込線aは、上板12からそれぞれ側板11,13に向けて僅かに突き出た状態で形成されており、連設部を折り曲げると、図1に示すように上板12の両サイドに小幅の凸片12aが庇のように突き出るとともに、その凸片12aの下側にスリットが形成されるようになっている。また、上板12の前方には内箱を引き出しやすくするための切欠部12bが形成されている。
図3に示すブランクBは、ブランクAと同様に紙器用の板紙を打ち抜いて形成されたもので、側板21、天板22、側板23、底板24及び糊代板25が折線を介して順次連設されており、天板22の前後にそれぞれ折線を介して前方端板26と後方端板27が連設され、これら前方端板26と後方端板27の先端にはそれぞれ差込みフラップ28,29が連設されており、側板21の前後には折曲げフラップ21a,21bが、側板23の前後には折曲げフラップ23a,23bが連設されている。
そして、天板22と各側板21,23との連設部における中程のところにそれぞれ「フ」型とその反対向きの切込bが向かい合って設けられており、連設部の折線を折り曲げるとこれらの切込bによって図1に示すような2つの楔状突出部分22aが形成されるようになっている。これらの楔状突出部分22aは、外箱10の中に内箱20をセットした時に、外箱10の切込線aで形成されるスリットに入り込んだ状態となり、内箱20は外箱10から一定の距離だけ引き出すことができるようになっている。すなわち、天板22の楔状突出部分22aがスリットの前方端部に当接するところまで引き出すことができる。また、一方の側板23には中身取出し用の開口αが設けられており、この開口αは、内箱20を外箱10から一定の距離を引き出した時に外箱10から露出する位置に設けられている。
ブランクBの前方端板26は、横幅が天板22より僅かに大きくされており、内箱20を外箱10に挿入してスライドさせて閉じた時に、前方端板26の左右が外箱10における側板11,13の端縁外側に当たるようになっている。このようにカートンを閉じると内箱20の前方側板26が外箱10の側板11,13に当接するが、天板22の楔状突出部分22aがスリットの後方端部に当接するのと略同時である。
また、前方端板26と天板22との境界には天板22の方に向けて僅かに突き出た状態で切込cが形成されており、境界部分の折線を折り曲げると図1に示すように前方端板26の上辺に小さな凸片26aが突き出るようになっており、切込cはそれによって突き出る凸片26aが外箱10の上板12にある切欠部12aの前方に位置するように形成されている。
これらのブランクA,Bから図4に示す如きスライド式カートンCを形成するが、まずブランクA,Bで外箱10と内箱20を別々に組み立てる。
ブランクAで外箱10を組み立てるには、糊代板15を側板11の裏側に貼着してサック貼りし、これを角筒状に起こせばよい。一方、ブランクBを組み立てて内箱20を形成するには、まず、糊代板25を側板21の裏側に貼着してサック貼りし、これを角筒状に起こした状態から、折曲げフラップ21b、23bを内側に折り曲げて差込みフラップ29を差し込むようにして後方端板27で蓋をする。このように後部を閉じてから開いている前部から内容物を充填し、折曲げフラップ21a、23aを内側に折り曲げて差込みフラップ28を差し込むようにして前方端板26で蓋をする。
外箱10と内箱20を組み立てた後、図5に示すように、外箱10の前方から内箱20を差し込む。これにより、内箱20はその天板22両サイドにある楔状突出部分22aが外箱10の凸片12a下側にある各スリットにそれぞれ入り込んだ状態で外箱10の中にセットされる。すなわち、内箱20の楔状突出部分22aは、僅かに変形した状態で外箱10の内面に接しながらスリットのところまで到達し、スリットに入り込むと変形が元に戻るように拡がった状態となり、これによって内箱20は外箱10の中に摺動可能な状態でセットされ、図4に示すスライド式カートンCが完成する。このように、内容物を充填した内箱20を外箱10の一端より差し込むことで簡単に一体化することができる。
図4のスライド式カートンCから内容物を取り出すには、外箱10の上板12における切欠部12bに指先を入れ、前方端板26の上部に形成された凸片26aを前方へ押し出すことで内箱20を引き出す。或いは、前方端板26の両サイドを摘んで内箱20を引き出す。或いは、後方端板27を前方に向けて押すことで内箱20を押し出す。これにより、図6に示すように、楔状突出部分22aがスリットの前端部に当接するところまで内箱20が引き出され、その時、図6の如く内箱20の開口αが露出するので、ここから内容物を振り出すことができる。また、内容物の取出し後に内箱20を閉じる時は、前方端板26を押して内箱20を外箱10の中に押し込むと、前方側板26が外箱10の側板11,13に当接するか、これと略同時に天板22の楔状突出部分22aがスリットの後方端部に当接して、図4の状態に戻る。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明によるスライド式カートンは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
例えば、上記の例では、スライド式カートンを構成する外箱と内箱をそれぞれ紙器用の板紙で形成したが、これらは両方とも或いは片方だけをプラスチック製シートで形成してもよい。
また、上記の例では、中身取出し用の開口αを内箱20における一方の側板23に設けたが、この開口は左右どちらの側板に設けてもよいし、両方にあっても構わないものである。また、底板24に設けるようにしてもよい。
本発明に係るスライド式カートンを構成する外箱と内箱を離間状態で示す斜視図である。 図1に示すスライド式カートンの外箱を形成するブランクの展開図である。 図1に示すスライド式カートンの内箱を形成するブランクの展開図である。 スライド式カートンを組み立てた状態で示す斜視図である。 スライド式カートンを組み立てる途中の様子を示す斜視図である。 図4のスライド式カートンを開けた状態で示す斜視図である。
符号の説明
A,B ブランク
C スライド式カートン
a 切込線
b,c 切込
α 開口
10 外箱
11 側板
12 上板
12a 凸片
12b 切欠部
13 側板
14 下板
15 糊代板
20 内箱
21 側板
21a,22b 折曲げフラップ
22 天板
22a 楔状突出部分
23 側板
23a,23b 折曲げフラップ
24 底板
25 糊代板
26 前方端板
26a 凸片
27 後方端板
28,29 差込みフラップ

Claims (1)

  1. 角筒状をした外箱とそれに挿入する内箱とからなり、外箱は下板、側板、上板、側板及び糊代板を備えるとともに、その上板と各側板との連設部には、上板の両サイドに庇のように突き出る小幅の凸片が設けられ、その凸片の下側には、それぞれ所定長さの切込線によるスリットが設けられており、内箱は底板、側板、天板、側板及び糊代板を備え、かつ前後を閉鎖する前板と後板とを有し、天板と各側板との連設部には外箱の各スリットにそれぞれ入り込み、両サイドへ突き出す幅が前記外箱の凸片の突き出す幅以下である楔状突出部分が設けられており、内箱は外箱の一端より差し込むことによって楔状突出部分が外箱の各スリットにそれぞれ入り込んだ状態で外箱の中にセットされ、セットされた状態では外箱から一定の距離だけ引き出すことができるようになっており、内箱には外箱から一定の距離を引き出した時に外箱から露出する中身取出し用の開口が設けられていることを特徴とするスライド式カートン。
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