JP4894577B2 - スライド式カートン - Google Patents

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Description

本発明は、紙器用の板紙等からなるカートンの技術分野に属し、詳しくは、粒状の菓子類を収納して販売するために用いられるスライド式カートンに関するものである。
従来、この種のカートンとして、細長い角筒状をした板紙製の外箱(スリーブ)とそれに挿入する板紙製の内箱(中舟)との組合せからなるスライド式のものが知られている。このスライド式カートンは、内箱に粒状の菓子類(ガム、飴、チョコレート等)を一列又は数列に並べて入れ、それを外箱に差し込んで収納状態とするものであり、通常、サイズ的にはポケットやバッグなどに入れて携帯できる大きさになっている。
このようなスライド式カートンは、中身である粒状の菓子類を少しずつ出して食べることができ、しかも携帯できるので便利であるという利点を有しているが、使用中に内箱が外箱から抜け落ちるという心配があった。そこで、内箱の抜け落ちを防止するように構成したスライド式カートンが提案されている。
特開弊9−286431号公報 特開弊11−334723号公報
上記した特許文献1に記載のスライド式カートンは、内箱底部の一部を折り返した舌片と外箱端部で折り返した舌片とを互いに引っ掛けることで抜け止めを行うようにしており、組み立てるに際しては、これらの舌片を折り返した状態として外箱に内箱を挿入する工程が必要であるため、組立工程が簡単ではない。また、特許文献2に記載のスライド式カートンは、内箱のストッパー片が外箱に形成される長窓状開口部に案内されて移動することで抜け外れを防止するようになっているが、案内機構が片側にしかなく、しかも広い開口に案内されるため、力の掛かり方によっては内箱のスライドと停止が安定しないことがあり、また一枚の紙材の加工によって製作できるものの、長窓状開口部には切り取り部を除去した際のギザギザが残るためにストッパー片が引っ掛かって内箱の滑りが悪くなるといった問題もある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、抜け止めが施されていながら、外箱に対する内箱の滑りが安定しており、しかも組立が簡単なスライド式カートンを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のスライド式カートンは、細長い角筒状をした外箱とそれに挿入する内箱とからなり、外箱は下板、側板、上板、側板及び糊代板を備えるとともに、その上板と各側板との連設部にはそれぞれ所定長さの切込が設けられており、内箱は底板、底板の左右からそれぞれ立設する側板、底板の前後からそれぞれ立設する前方端板及び後方端板、前方端板の上辺に連設する係止板、後方端板の上辺に連設する後カバー板、左右の側板の上辺にそれぞれ連設する上面板を備えるとともに、その係止板には先端の左右両側に外箱の各切込にそれぞれ入り込む突出部分が設けられており、内箱は係止板と後カバー板がともに左右の上面板に被さった状態でかつ係止板における左右両側の突出部分が外箱の各切込にそれぞれ入り込んだ状態で外箱の中にセットされ、外箱から一定の距離だけ引き出すことができるようになっており、内箱の側板又は底板には、内箱を外箱から一定の距離を引き出した時に外箱から露出する中身取出し用の開口が設けられていることを特徴としている。
本発明のスライド式カートンは、内箱の係止板における左右両側の突出部分が外箱の上板と各側板との連設部にある左右の切込にそれぞれ入り込んだ状態になっており、内箱は外箱に対して左右両サイドをガタツキがない状態で案内されるので、外箱に対する内箱の滑りが安定することになり、外箱に対して内箱をスムースに出し入れすることができる。また、内容物の充填に際しては、内箱に内容物を充填してから、外箱で包むようにして組み立てればよいので、組立工程が簡単である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係るスライド式カートンを構成する外箱と内箱を離間状態で示す斜視図であり、図1の外箱10は図2にその展開図を示すブランクAからなり、図1の内箱20は図3にその展開図を示すブランクBからなる。これらのブランクA,Bは、内箱20が外箱10の中に挿入可能でしかも外箱10の中をスライドできるように各部分のサイズが決められている。
図2に示すブランクAは、紙器用の板紙を打ち抜いて形成されたもので、下板11、側板12、上板13、側板14及び糊代板15が折線を介して順次連設されており、上板13と各側板12,14との連設部における前方寄りのところにそれぞれ所定長さの切込a,bが設けられている。この一対の切込a,bは、上板13からそれぞれ側板12,14に向けて僅かに突き出た状態で形成されており、連設部を折り曲げると、図1に示すように上板13の両サイドに小幅の凸片が庇のように突き出るとともに、その凸片の下側にスリットが形成されるようになっている。また、上板13の前方には内箱を引き出しやすくするための切欠部13aが形成されている。
図3に示すブランクBは、ブランクAと同様に紙器用の板紙を打ち抜いて形成されたもので、細長い底板21の両サイドにそれぞれ折線を介して側板22,23が連設され、前後にそれぞれ折線を介して前方端板24と後方端板25が連設されており、側板22の前後には折曲げフラップ22a,22bが、側板23の前後には折曲げフラップ23a,23bが連設されている。また、側板22,23の外側辺にはそれぞれ折線を介して上面板26,27が連設されており、前方端板24の先端には係止板28が、後方端板25の先端には後カバー板29が連設されている。
そして、係止板28にはその先端の左右両側に突出部分28a,28bが設けられており、これらの突出部分28a,28bは、外箱10の中に内箱20をセットした時に、外箱10の切込a,bで形成されるスリットに入り込んだ状態となり、内箱20は外箱10から一定の距離だけ引き出すことができるようになっている。すなわち、係止板28の突出部分28a,28bがスリットの前方端部に当接するところまで引き出すことができる。また、一方の側板22には中身取出し用の開口αが設けられており、この開口αは、内箱20を外箱10から一定の距離を引き出した時に外箱10から露出する位置に設けられている。
ブランクBの前方端板24は、横幅が底板21より僅かに大きくされており、内箱20を外箱10に挿入してスライドさせて閉じた時に、前方端板24の左右が外箱10における側板12,14の端縁外側に当たるようになっている。このようにカートンを閉じると内箱20の前方側板24が外箱10の側板12,14に当接するが、係止板28の突出部分28a,28bがスリットの後方端部に当接するのと略同時である。
また、前方端板24と係止板28との境界には係止板28の方に向けて僅かに突き出た状態で切込cが形成されており、境界部分を折り曲げると図1に示すように前方端板24の上辺に小さな凸片が突き出るようになっており、切込cはそれによって突き出る凸片が外箱10の上板13にある切欠部13aの前方に位置するように形成されている。
これらのブランクA,Bを組み立てて、図4に示す如き外箱10と内箱20とからなるスライド式カートンを形成するが、その手順は次のようである。
まず、ブランクBを組み立てて内箱20を形成する。具体的には、底板21に対して左右の側板22,23、前方端板24及び後方端板25を立ち上げて保持し、内容物を充填する。この時、前方端板24と折曲げフラップ22a,23aを糊付けし、後方端板25と折曲げフラップ22b,23bを糊付けしてもよいし、或いは適宜の手段でロックしてもよい。その後、上面板26,27を内側に折り曲げ、その上から係止板28と後カバー板29が被さった状態とする。この時、係止板28や後カバー板29は上面板26,27と糊付けしてもよいし、或いは適宜の手段でロックしてもよい。
次に、内箱20に対して外箱10を取り付ける。具体的には、形成された内箱20をブランクAで覆うようにして上部から包み込む。その際に、内箱20の係止板28の突出部28a,28bが外箱10の切込a,bに入り込むようにセットする。そして、このように内箱20を包み込んだ状態で、糊代板15の外側に下板11の内面側を貼着してスライド式カートンが完成する。
図4のスライド式カートンから中身を取り出すには、外箱10の上板13における切欠部13aに指先を入れ、前方端板24の上部に形成された凸片を前方へ押し出す。或いは、前方端板24の両サイドを摘んで内箱20を引き出す。或いは、後方端板25を前方に向けて押すことで内箱20を押し出す。これにより、内箱20が一定の距離だけ引き出され、その時、図5に示すように、内箱20の開口αが露出するので、ここから中身を振り出すことができる。また、中身の取出し後に内箱20を閉じる時は、前方端板24を押して外箱10の中に押し込むと、内箱20の前方側板24が外箱10の側板12,14に当接するか、これと略同時に係止板28の突出部分28a,28bがスリットの後方端部に当接して、図4の状態に戻る。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明によるスライド式カートンは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
例えば、上記の例では、スライド式カートンを構成する外箱と内箱をそれぞれ紙器用の板紙で形成したが、これらは両方とも或いは片方だけをプラスチック製シートで形成してもよい。
また、上記の例では、中身取出し用の開口αを内箱20における一方の側板22に設けたが、この開口は左右どちらの側板に設けてもよいし、両方にあっても構わないものである。また、底板21に設けるようにしてもよい。
本発明に係るスライド式カートンを構成する外箱と内箱を離間状態で示す斜視図である。 図1に示すスライド式カートンの外箱を形成するブランクの展開図である。 図1に示すスライド式カートンの内箱を形成するブランクの展開図である。 スライド式カートンを組み立てた状態で示す斜視図である。 図4のスライド式カートンを開けた状態で示す斜視図である。
符号の説明
A,B ブランク
10 外箱
11 下板
12 側板
13 上板
13a 切欠部
14 側板
15 糊代板
20 内箱
21 底板
22 側板
22a,22b 折曲げフラップ
23 側板
23a,23b 折曲げフラップ
24 前方端板
25 後方端板
26,27 上面板
28 係止板
28a,28b 突出部分
29 後カバー板
a,b,c 切込
α 開口

Claims (1)

  1. 細長い角筒状をした外箱とそれに挿入する内箱とからなり、外箱は下板、側板、上板、側板及び糊代板を備えるとともに、その上板と各側板との連設部にはそれぞれ所定長さの切込が設けられており、内箱は底板、底板の左右からそれぞれ立設する側板、底板の前後からそれぞれ立設する前方端板及び後方端板、前方端板の上辺に連設する係止板、後方端板の上辺に連設する後カバー板、左右の側板の上辺にそれぞれ連設する上面板を備えるとともに、その係止板には先端の左右両側に外箱の各切込にそれぞれ入り込む突出部分が設けられており、内箱は係止板と後カバー板がともに左右の上面板に被さった状態でかつ係止板における左右両側の突出部分が外箱の各切込にそれぞれ入り込んだ状態で外箱の中にセットされ、外箱から一定の距離だけ引き出すことができるようになっており、内箱の側板又は底板には、内箱を外箱から一定の距離を引き出した時に外箱から露出する中身取出し用の開口が設けられていることを特徴とするスライド式カートン。
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