JP5099144B2 - ネジ締め装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動でネジを締め付ける自動ネジ締め装置に係り、特に、複数のドライバの回転を制御する多軸ネジ締め装置に関する。
技術背景
自動ネジ締めにおいては、被締結物のネジ孔に挿入されたネジを、当該ネジのリセスに嵌合するビットを備えたドライバで締め付ける。被締結物を安価に供給するために、自動ネジ締め装置には、小型化、低価格化、スループットの増加の需要が益々増大している。
複数のネジを締め付ける場合に、あるネジの締め付けを他のネジの締め付けとずらす必要がある場合がある。例えば、図14に示すように、下部に図示しないパッキンを有する円板形状の蓋1をネジ止めする場合、蓋1の周囲に配置されたネジ2を先に完全に締めた後で中央のネジ3を締めることにより蓋1の歪みや位置ズレを低減することができる。同様な理由で、図15に示すように、長方形の蓋6をネジ止めする場合、蓋6の周囲に配置されたネジ7を先に締め付けた後で内側のネジ8を締め付ける場合もある。図14の蓋は、例えば、ハードディスク装置(Hard Disc Drive:HDD)において、ディスクをクランプするクランプリングが考えられる。また、図15のネジ8は、例えば、HDDにおいて、ヘッドを搭載して回転するキャリッジを備えたヘッドスタックアッセンブリ(Head Stack Assembly:HSA)を固定するのに使用される。
従来技術としては、例えば、特許文献1乃至7がある。
特許第3569619号公報 特許第2959244号公報 特開平11−188655号公報 特許第2959582号公報 特開平7−308865号公報 国際公開2007/099628号パンフレット 国際公開2007/105257号パンフレット 自動多軸ネジ締め装置において、2種類のネジの締め付け時期をずらすために両ネジの締め付け工程を2つ設けることが考えられる。即ち、この場合、最初の工程で第1のネジを締め付け、次の工程で第2のネジを締め付けることになる。しかし、2つの締結工程を設けると第1のネジを締結する第1のドライバ(又はビット)の昇降機構と第2のネジを締結する第2のドライバ(又はビット)の昇降機構を別個に設ける必要が生じるため、ネジ締め装置の大型化とコストアップを招く。また、第1の工程後に第2の工程を行うと全体の締め付け時間が長くなり、スループットが低下する。
本発明は、小型化、低価格化、スループットの増加の少なくとも一つをもたらすネジ締め装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としてのネジ締め装置は、第1のネジのリセスに係合して前記第1のネジを締め付ける第1のビットと、当該第1のビットを回転する第1のモータと、を有する第1のドライバと、第2のネジのリセスに係合して前記第2のネジを締め付ける第2のビットと、当該第2のビットを回転する第2のモータと、を有する第2のドライバと、前記第1及び前記第2のドライバを同時に昇降させる昇降機構と、前記第1のネジの着座が前記第2のネジのトルクアップ開始後に開始するように前記第1及び前記第2のモータを制御する制御部と、前記第1のビットの回転量を検出する回転検出部と、前記第1のネジを締め付け開始してから前記第1のネジが着座する前の前記第1のビットの回転量を格納するメモリと、
を有し、前記制御部は、前記第1及び前記第2のビットが同時に回転するように前記第1及び第2のモータを駆動し、前記回転検出部が検出した回転量が前記メモリに格納された回転量に到達した場合に前記第1のモータを一時停止し、その後再開することを特徴とする。かかるネジ締め装置は、一の昇降機構が第1及び第2のドライバに共通に使用されるために別個に設けられるよりも装置の小型化と低価格化を図ることができる。また、昇降動作が一度であるので2度行う場合も全体のネジ締め時間が短縮されるのでスループットが向上する。なお、「トルクアップ開始後」はトルクアップが完了した場合のみならずトルクアップの途中(例えば、トルクアップの95%)も含む趣旨である。また、回転検出部は、例えば、エンコーダである。第1及び第2のビットが「同時に回転する」とは、同時に回転するとみなせる程度の時間差を許容する趣旨である。再開時期は第2のネジがある程度トルクアップされた時期である。第1のネジを第2のネジと共に着座前の状態まで締め付けることによって第2のネジのトルクアップがある程度進んでから第1のネジの回転を開始するよりもスループットが向上する。従って、スループットを最大にするためには、メモリが格納する回転量は第1のネジの着座直前の回転量であることが好ましい。この場合、前記制御部は前記第1のドライバに設けられていてもよいし、第1のドライバの外部の上位の制御部であってもよい。
前記ネジ締め装置は、タイマと、設定時間を格納するメモリと、を更に有し、前記制御部は、前記タイマが前記設定時間を計時したと判断した場合に前記第1のモータを駆動してもよい。この場合、第1のモータの開始時期はタイマによって決定される。第1のビットが第2のビットによる第2のネジの締め付けと同時に第1のネジを締め付けるかどうかは選択的である。第2のビットの状態を実際に検出しないので制御系は単純になり、低価格化を図ることができる。設定時間は、第2のネジのトルクアップがある程度進むのに必要な時間となる。
前記ネジ締め装置はタイマを更に有し、前記メモリは設定時間を更に格納し、前記制御部は、前記タイマが前記設定時間を計時したと判断した場合に前記第1のモータの駆動を再開してもよい。この場合、第1のモータの再開時期はタイマによって決定される。この場合も、第2のビットの状態を実際に検出しないので制御系は単純になり、低価格化を図ることができる。設定時間は、第2のネジのトルクアップがある程度進むのに必要な時間となる。
前記ネジ締め装置は、前記第2のネジのトルクアップの状態を検出する状態検出部と、設定状態を格納するメモリと、を更に有し、前記制御部は、前記状態検出部が前記メモリに格納された設定状態を検出したと判断した場合に前記第1のモータを駆動してもよい。この場合、第1のモータの開始時期は状態検出部の検出結果によって決定される。第1のビットが第2のビットによる第2のネジの締め付けと同時に第1のネジを締め付けるかどうかは選択的である。第2のネジの状態が実際に設定状態になった時に第1のネジを締め付けることができるので被締結物の歪み、位置ズレ、傾斜などを防止することができる。設定状態は、第2のネジのトルクアップがある程度進んだ状態である。
前記ネジ締め装置は、前記第2のネジのトルクアップの状態を検出する状態検出部を更に有し、前記メモリは設定状態を更に格納し、前記制御部は、前記状態検出部が前記メモリに格納された設定状態を検出したと判断した場合に前記第1のモータの駆動を再開してもよい。この場合、第1のモータの再開時期は状態検出部の検出結果によって決定される。この場合も、第2のネジの状態が実際に設定状態になった時に第1のネジを締め付けることができるので被締結物の歪み、位置ズレ、傾斜などを防止することができる。設定状態は、第2のネジのトルクアップがある程度進んだ状態である。前記制御部は、例えば、前記状態検出部が検出した前記第2のビットの回転速度がゼロであるかどうかで判断してもよい。
前記第1のネジは前記第2のネジよりも長くてもよい。これにより、第2のネジと第1のネジを同時に同じビット回転速度で締め付けても第1のネジの着座を第2のネジの着座よりも遅くすることができる。このため、第1のネジのネジ部と第2のネジのネジ部との長さの差を適当に取ることによって第1のネジの着座までに第2のネジはトルクアップをある程度行うことができる。
前記第1のビットの回転速度が前記第2のビットの回転速度よりも遅くなるように前記第1及び前記第2のモータを制御してもよい。これにより、第1のネジと第2のネジが同じ長さであっても(違う長さであっても)両ネジを同時に締め付けても第1のネジの着座を第2のネジの着座よりも遅くすることができる。両ビットの回転速度差を適当に取ることによって第1のネジの着座までに第2のネジはトルクアップをある程度行うことができる。
前記ネジ締め装置は複数の第2のドライバを有し、前記制御部は前記複数の第2のドライバのそれぞれの前記第2のモータの駆動を同期させて複数の第2のネジのトルクアップを行ってもよい。これにより、被締結物の歪み、位置ズレ、傾斜を低減することができる。例えば、各第2のドライバは、前記第2のモータの状態を検出する状態検出部を有し、前記第2のネジのトルクアップに必要な設定トルクに至るまで複数の段階が設定されると共に各段階に目標トルクが設定され、前記制御部は、前記複数の第2のドライバの全ての状態検出部から現在の段階の目標トルクに到達した旨の通知を受信した場合に次の段階の目標トルクに移行させると共に移行のタイミングを前記複数の第2のドライバの中でずれるように前記第2のモータを制御してもよい。あるいは、各第2のドライバは、前記第2のモータの状態を検出する状態検出部と、同期待ち状態となるごとにカウント値を1インクリメントするカウンタと、を有し、複数の状態検出部はワイヤードORラインで前記制御部に接続され、各状態検出部は、該カウンタ値が奇数である同期待ち状態で第1のワイヤードORラインへの出力を第1の状態から第2の状態に切り替え、前記カウンタ値が偶数である同期待ち状態で第2のワイヤードORラインへの出力を第2の状態から第1の状態に切り替える機能を有し、前記制御部は、全ての第2のドライバが奇数回目の同期待ち状態となって前記第1のワイヤードORラインの状態が第1の状態から第2の状態に変化することに応じて奇数回目の同期を判定し、全ての第2のドライバが偶数回目の同期待ち状態となって前記第2のワイヤードORラインの状態が第1の状態から第2の状態に変化することに応じて偶数回目の同期を判定してもよい。ワイヤードORはAND回路と同じなので全ての第2のドライバの同期を取ることができる。これは、第1のドライバにも適用することができる。
本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、添付図面を参照して説明される実施例において明らかになるであろう。
本発明の実施例のネジ締め装置の斜視図である。 図2(a)は、ネジをネジ穴にある程度挿入した状態のネジ、部品及び被締結物の位置関係を示す部分断面図である。図2(b)は、着座したネジ、部品及び被締結物の位置関係を示す部分断面図である。 図1に示すドライバの分類を説明するためのブロック図である。 図1に示すネジ締め装置の制御系を示すブロック図である。 図1に示すネジ締め装置でネジ締めを行うHDDの部分拡大平面図である。 図5Aの側面図である。 図1に示すネジ締め装置のメインコントローラの構成の一例を説明するブロック図である。 図1に示すネジ締め装置のメインコントローラの構成の別の例を説明するブロック図である。 図1に示すネジ締め装置のメインコントローラの構成の更に別の例を説明するブロック図である。 図1に示すネジ締め装置のサーボコントローラの変形例を示すブロック図である。 図9に示す制御系の動作の一例を説明するタイミングチャートである。 図9に示す制御系の動作の別の例を説明するタイミングチャートである。 図1に示すネジ締め装置のサーボコントローラの別の変形例を示すブロック図である。 図12に示す制御系の動作の別の例を説明するタイミングチャートである。 多軸ネジ締めの例を示す平面図である。 多軸ネジ締めの例を示す別の平面図である。 図4に示すワイヤードORライン操作の一例を示すフローチャートである。 図4に示すワイヤードORライン操作の一例を示すフローチャートである。 図4に示すワイヤードORライン操作の一例を示すフローチャートである。 図4に示すワイヤードORライン操作の一例を示すフローチャートである。 図4に示すワイヤードORライン操作の一例を示すフローチャートである。 図4に示す制御系の動作の別の例を説明するタイミングチャートである。
図1は、本発明の実施例のネジ締め装置100の斜視図である。ネジ絞め装置100は、支持フレーム101と、昇降機構110と、メインコントローラ又は上位コントローラ(制御部)120と、複数のドライバ140と、を有する。
支持フレーム101は、一対の垂直板102と、一対の垂直板の上部に固定された水平板103と、を有する。垂直板は図1のZ方向に延びる。水平板103は、図1のX方向に延びる。水平板103の表面側には、昇降機構110が固定され、水平板103の裏面側には昇降機構110の図示しない電源部及び機構部を搭載する収納台104が固定される。
昇降機構110は、機構部112と、断面がL字形状の支持台114とを有する。支持台114は、垂直部115と、水平部116と、一対の縁部117と、を有する。
機構部112には、支持台114の垂直部115が固定され、機構部112は、垂直部115を図1のZ方向に昇降することができる。垂直部115は、図1のZ方向に延びる。支持台114の水平部116上には、複数のドライバ140が取り付けられている。水平部116は、図1のY方向に延びる。
昇降機構110は、後述する第1及び前記第2のドライバを同時に昇降させる。ネジ締め装置100は、一の昇降機構110が複数のドライバ140に共通に使用されるために、各ドライバ140に別個の昇降機構110を設けるよりも装置の小型化と低価格化を図ることができる。また、昇降動作が全ドライバ140に対して一度であるので複数回行う場合もネジ締め時間が短縮されるのでスループットが向上する。
図1は4台のドライバ140を示しているが、ドライバ140の台数は例示的である。但し、ネジ締め装置100は、複数のドライバ140の動作を自動で制御する自動多軸ネジ締め装置であるので、ドライバ140の数は複数である。
ドライバ140は、水平部116に形成された貫通穴116aを通して水平部116からZ方向下向きに延びるビット142を回転させ、水平部116の下側に配置された不図示のワーク(被締結物)に対するネジ締め動作を行う。ビット142はネジのリセスに係合してネジを締め付ける。
図2(a)は、ネジ10がネジ穴にある程度挿入された状態のネジ10、部品20及び被締結物30の位置関係を示す部分断面図である。図2(b)は、着座したネジ10、部品20及び被締結物30の位置関係を示す部分断面図である。なお、図2(a)は仮締め状態として理解されてもよい。ネジ10のネジ頭11の表面13の中央にはリセス12が形成される。ビット142の先端は、ネジ10のリセス12に嵌合した状態で回転される。ネジ頭11の座面14は、部品20のバカ孔22の周囲に対向する。ネジ10のネジ部15は部品20のバカ孔22と被締結物30のネジ孔32に挿入される。本実施例では、部品20は、例えば、クランプリングであり、被締結物30は、例えば、HDDの筺体に固定されたスピンドルハブである。
本実施例は、図3に示すように、ドライバ140を少なくとも第1のドライバと第2のドライバという2種類に分類している。両者を区別する必要がある場合には、第1のドライバを140Aと呼び、第2のドライバ140Bと呼ぶ。
第1のドライバ140Aは、第1のネジ10Aのリセス12Aに係合して第1のネジ10Aを締め付ける第1のビット142Aと、第1のビット142Aを回転する第1のモータ144Aと、を有する。第2のドライバ140Bは、第2のネジ10Bのリセス12Bに係合して第2のネジ10Bを締め付ける第2のビット142Bと、第2のビット142Bを回転する第2のモータ144Bと、を有する。第1のネジ10Aは、例えば、図14に示すネジ3や図15に示すネジ8であり、第2のネジ10Bは図14に示すネジ2や図15に示すネジ7である。
メインコントローラ120は、ドライバ140ごとに設けられたサーボコントローラ150と通信する。メインコントローラ120は、コンピュータによって構成され、第1のネジ10Aの着座が第2のネジ10Bのトルクアップ開始後に開始するように第1のモータ144A及び第2のモータ144Bを制御する。なお、「着座」とは、図2(b)に示すように、ネジ10の座面14がネジ穴(図2(b)では部品20のバカ孔22)の回りの面に接触することをいい、「トルクアップ」とは着座したネジ10を所定のトルクで締め付けて固定することをいう。「トルクアップ開始後」はトルクアップが完了した場合のみならずトルクアップの途中(例えば、トルクアップの95%)も含む趣旨である。
図4は、ネジ締め装置100の制御系のブロック図である。ここでは、七台のドライバ140A1乃至140A6と140Bを制御する場合について説明する。但し、図4は、三台のドライバ140A1、140A2及び140Bのみを示している。図5Aに、ドライバ140A1乃至140A6と140Bと対応するネジ2及び3の関係を示す。
各ドライバ140は、図4に示すように、駆動源としてのモータ144と、下端(先端)がネジ10の頭部11に形成されたリセス12に係合するビット142と、モータ144から伝達された駆動力によりビット142を駆動するビット駆動部146とを有する。図4には省略されているが、ビット駆動部146内には、ビット142が着脱可能に結合される出力軸が配置されている。
図4において、モータ144とビット駆動部146とを保持するケーシング141内には、モータ144の出力軸に取り付けられた入力ギアから上記出力軸と一体回転する駆動ギアに駆動力を伝達する減速ギア列が収納されている。モータ144としては、ブラシモータでもブラシレスモータでも使用できる。
サーボコントローラ(制御部)150は、各ドライバ140の駆動を直接制御し、ドライバ140ごとに設けられている。メインコントローラ120は、7つのサーボコントローラ150に対して、RS−485などの通信ライン119を介して各種動作指令を送信する。
サーボコントローラ150は、第1のワイヤードORライン160a及び第2のワイヤードORライン160bに接続された同期制御部151と、モータ144に印加する電圧又は電流を制御するモータ制御部156と、を有する。モータ制御部156は、MPU等により構成される演算器157を有する。サーボコントローラ150には、同期制御部151と第1のワイヤードORライン160a及び第2のワイヤードORライン160bとの間の入出力回路を構成する第1のトランジスタ162a及び第2のトランジスタ162bが設けられている。第1のトランジスタ162a及び第2のトランジスタ162bは、第1のワイヤードORライン160a及び第2のワイヤードORライン160bへの出力を行うオープンコレクタを有する。
本実施例では、トランジスタのオープンコレクタ出力を用いてワイヤードOR回路(TTLロジックの出力を直結することにより負論理でのORゲートとなる回路)を構成しているが、トランジスタに代えてCMOSのオープンドレイン出力を用いてワイヤードOR回路を構成してもよい。
また、図4に示すように、第1のワイヤードORライン160a及び第2のワイヤードORライン160bのそれぞれの端部には、プルアップ抵抗164が接続されている。
同期制御部151には、第1のワイヤードORライン160aに接続された奇数ライン入力回路152及び奇数ライン出力回路153と、第2のワイヤードORライン160bに接続された偶数ライン入力回路154及び偶数ライン出力回路155とが設けられている。奇数ライン出力回路153及び偶数ライン出力回路155は、ドライバ140A1〜140A6における奇数回目及び偶数回目の同期待ち状態を示す信号を出力する回路である。奇数ライン入力回路152及び偶数ライン入力回路154は、第1のワイヤードORライン160a及び第2のワイヤードORライン160bの状態を検出するための回路である。
ネジ締め装置100は、例えば、図5A及び図5Bに示すHDDにおけるクランプリング55のネジ締めに使用される。図5Aはクランプリング55の周辺の平面図であり、図5Bはその側面図である。
磁気ディスク部50は、スペーサ52を挟んで上下に重ねられた2枚の磁気ディスク51と、磁気ディスク51を回転駆動するスピンドルモータ53と、を有する。スピンドルモータ53の外周には、軸受け54と磁気ディスク51とスペーサ52とが同心状に積層配置されており、上側の磁気ディスク51の上にはクランプリング55が配置されている。
クランプリング55は、図5Aに示すように、正6角形の頂点位置にそれぞれ配置された6つのネジ2と中央に配置された一つのネジ3によってスピンドルモータ53のハブに結合される。また、図5Aは、各ネジ2に対応するドライバ140A1乃至140A6を模式的に示している。本実施例では、ドライバ140A1と140A2、ドライバ140A3と140A4、ドライバ140A5と140A6はペアであり、各ペアにおける一対のドライバ140のビット142はネジ3の中心の周りに180度の角度間隔を有して配置されている。ネジ2及び3により、クランプリング55は、ディスク51とスペーサ52をスピンドルモータ53に固定する。これにより、スピンドルモータ53の回転と共に磁気ディスク51が回転し、不図示の磁気ヘッドが磁気ディスク51に情報を記録又は再生することができる。
本実施例では、メインコントローラ120は、まず、昇降機構110を駆動して全てのドライバ140(即ち、第1のドライバ140A及び第2のドライバ140B)を同時に下降させる。本実施例では、各ビット142の先端は磁力又は真空吸着によってネジ10を吸着すると共に各ネジ10のリセス12にビット142は嵌合している。昇降機構3が全てのドライバ140を同時に下降するだけでネジ2及び3がクランプリング55の図示しないネジ孔上に配置されて締め可能な状態となる。但し、ビット142の先端にネジ2又は3が搭載されることは必ずしも必要ではなく、別の実施例ではネジ2及び3を別の装置又は手動でクランプリング55の図示しないネジ孔に配置する。
次に、メインコントローラ120は、第1のビット142A及び第2のビット142Bが同時に回転するか第1のビット142Aは停止して第2のビット142Bのみが回転するように第1のモータ144A及び第2のモータ144Bを駆動する。
メインコントローラ120は、第1のネジ10Aの着座が第2のネジ10Bのトルクアップ開始後に開始するように第1のモータ144A及び第2のモータ144Bを制御する。かかる効果を得るには幾つか方法がある。
第1の方法は、第1のネジ10Aのネジ部を第2のネジ10Bのネジ部よりも長くすることである。これにより、第2のネジ10Bと第1のネジ10Aを同時に同一のビット回転速度で締め付けても第1のネジ10Aの着座を第2のネジ10Bの着座よりも遅くすることができる。このため、第1のネジ10Aのネジ部と第2のネジ10Bのネジ部との長さの差を適当に取ることによって第1のネジ10Aの着座までに第2のネジ10Bはトルクアップをある程度行うことができる。
第2の方法は、第1のビット142Aの回転速度が第2のビット142Bの回転速度よりも遅くなるように第1及び第2のモータ144A及び144Bを制御することである。これにより、第1のネジ10Aと第2のネジ10Bが同じ長さであっても(違う長さであっても)両ネジを同時に締め付けても第1のネジ10Aの着座を第2のネジ10Bの着座よりも遅くすることができる。両ビット142A及び142Bの回転速度差を適当に取ることによって第1のネジ10Aの着座までに第2のネジ10Bはトルクアップをある程度行うことができる。第1の方法と第2の方法は組み合わせてもよい。
第3の方法は、第1のビット142Aの回転開始時を第2のビット142Bの回転開始時よりも遅らせることである。これにより、第1のネジ10Aの着座を第2のネジ10Bの着座よりも遅くすることができる。遅延時間を適当に取ることによって第1のネジ10Aの着座までに第2のネジ10Bはトルクアップをある程度行うことができる。第3の方法は、第1の方法及び/又は第2の方法は組み合わせてもよい。
第3の方法を達成する一例において、ネジ締め装置100のメインコントローラ120は、図6に示すように、タイマ122と、設定時間を格納するメモリ124と、を有する。この場合、メインコントローラ120は、第2のモータ144Bの回転を開始した時、又は、昇降機構110が下降を終了した時に、タイマ122に計時を開始させる。タイマ122が設定時間を計時したと判断した場合に第1のモータ144Aを駆動する。第1のモータ144Aの開始時期はタイマ122によって決定される。第1のビット142Aが第2のビット142Bによる第2のネジ10Bの締め付けと同時に第1のネジ10Aを締め付けるかどうかは選択的である。図6に示す構成は、第2のビット142Bの状態を実際に検出しないのでメインコントローラ120の構成は単純になり、低価格化を図ることができる。メモリ124が格納する設定時間は、第2のネジ10Bのトルクアップがある程度進むのに必要な時間となる。
第3の方法を達成する別の例において、ネジ締め装置100のメインコントローラ120は、図7に示すように、設定状態を格納するメモリ124を有し、第2のドライバ140Bの第2のビット142Bには、第2のネジ10Bのトルクアップの状態を検出する状態検出部147が接続される。状態検出部147の検出結果はサーボコントローラ150を介してメインコントローラ120に通知される。メインコントローラ120は、状態検出部147がメモリ124に格納された設定状態を検出したと判断した場合に第1のモータ144Aを駆動する。この場合、第1のモータ144Aの開始時期は状態検出部147の検出結果によって決定される。状態検出部147は、例えば、第2のビット142の回転速度の変化を検出する検出器である。第1のビット142Aが第2のビット142Bによる第2のネジ10Bの締め付けと同時に第1のネジ10Aを締め付けるかどうかは選択的である。図7に示す構成は、第2のネジ10Bの状態が実際に設定状態になった時に第1のネジ10Aを締め付けることができるので部品や被締結物の歪み、位置ズレ、傾斜などをより確実に防止することができる。設定状態は、第2のネジ10Bのトルクアップがある程度進んだ状態である。
第4の方法は、メインコントローラ120が、第1のビット142A及び第2のビット142Bが同時に回転するように第1のモータ144A及び第2のモータ144Bを駆動し、次に、第1のネジ10Aが着座する前に第1のビット142Aの回転を一時停止することである。この場合、第2のネジ10Bは継続してトルクアップに移行し、第1のモータ144Aの駆動は第2のネジ10Bのトルクアップ開始後に再開する。第1及び第2のビット142A及び142Bが「同時に回転する」とは、同時に回転するとみなせる程度の時間差を許容する趣旨である。再開時期は第2のネジ10Bがある程度トルクアップされた時期である。第1のネジ10Aを第2のネジ10Bと共に着座前の状態まで締め付けることによって第2のネジ10Bのトルクアップがある程度進んでから第1のネジ10Aの回転を開始するよりもスループットが向上する。スループットを最大にするためには、一時停止は第1のネジ10Aの着座直前の回転量のときに行うことが好ましい。
第4の方法を達成する一例において、ネジ締め装置100のメインコントローラ120は、図8に示すように、第1のネジ10Aを締め付け開始してから第1のネジ10Aが着座する前の第1のビット10Aの回転量を格納するメモリ124を有する。また、第1のビット142Aにはその回転量を検出する回転検出部148が取り付けられている。回転検出部148は、例えば、ロータリエンコーダから構成される。回転検出部148の検出結果はサーボコントローラ150を介してメインコントローラ120に通知される。この場合、メインコントローラ120は、回転検出部148が検出した回転量がメモリ124に格納された回転量に到達した場合に第1のモータ144Aを一時停止し、その後再開する。上述したように、スループットを最大にするためには、メモリ124が格納する回転量は第1のネジ10Aの着座直前の回転量であることが好ましい。
メインコントローラ120は、一時停止された第1のモータ144Aの駆動の再開時期を図6又は図7に示す構成を使用して決定することができる。
図6に示す構成においては、メインコントローラ120は、タイマ122と、設定時間を格納するメモリ124と、を有する。この場合、メインコントローラ120は、例えば、第1のモータ144Bの回転を一時停止した時にタイマ122に計時を開始させる。メインコントローラ120は、タイマ122が設定時間を計時したと判断した場合に第1のモータ144Aの駆動を再開する。第1のモータ144Aの駆動の再開時期はタイマ122によって決定される。第1のビット142Aが第2のビット142Bによる第2のネジ10Bの締め付けと同時に第1のネジ10Aを締め付けるかどうかは選択的である。図6に示す構成は、第2のビット142Bの状態を実際に検出しないのでメインコントローラ120の構成は単純になり、低価格化を図ることができる。メモリ124が格納する設定時間は、第2のネジ10Bのトルクアップがある程度進むのに必要な時間となる。
図7に示す構成において、メインコントローラ120は、設定状態を格納するメモリ124を有し、第2のドライバ140Bの第2のビット142Bには、第2のネジ10Bのトルクアップの状態を検出する状態検出部147が接続される。この場合、メインコントローラ120は、状態検出部147がメモリ124に格納された設定状態を検出したと判断した場合に第1のモータ144Aの駆動を再開する。第1のモータ144Aの駆動の再開時期は状態検出部147の検出結果によって決定される。第1のビット142Aが第2のビット142Bによる第2のネジ10Bの締め付けと同時に第1のネジ10Aを締め付けるかどうかは選択的である。図7に示す構成は、第2のネジ10Bの状態が実際に設定状態になった時に第1のネジ10Aを締め付けることができるので部品や被締結物の歪み、位置ズレ、傾斜などをより確実に防止することができる。設定状態は、第2のネジ10Bのトルクアップがある程度進んだ状態である。
図6及び図7では、タイマ122とメモリ124をメインコントローラ120の一部としているが、サーボコントローラ150のモータ制御部156の一部として構成してもよい。かかる例を、図9に示す。図9は、ドライバ140の制御系の変形例のブロック図であり、第1のドライバ140Aと第2のドライバ140Bの数を、140A1、140A2、・・・、140Am、140B1、140B2、・・・、140Bmと一般化している。
演算器157は、MPUとして構成されている。MPUは、図示しないスイッチの指示に応じてモータ144を制御するマイクロコントローラである。演算器157は、プログラムを記憶するROM、一時記憶用RAM等のメモリ157aを同一チップに内蔵している。メモリ157aは、一時停止を解除するまでの時間値、速度設定値、トルク制御時のトルクアップパターンなどを記憶している。これにより、演算器157はネジ締めシーケンスを実行することができる。また、演算器157はタイマ157bも更に内蔵している。タイマ157bは、水晶発振のクロックを計数するカウンタを内蔵していているため、時間の計測を行うことができる。これにより、一時停止状態を解除するための正確な時間待ちなどが可能になっている。また、図9では、演算器157の外部に記載されている、角度カウンタ158a、D/A変換器158b、パワーアンプ158c、A/D変換器158dなどの周辺回路も演算器(MPU)157に内蔵されていてもよい。
角度カウンタ158aは、モータ144の回転量を計測するためのアップダウン・カウンタで、インクリメンタル型エンコーダ148の出力パルスを計数する。 更に、モータの回転量の測定値を演算器157によりギアの減速比で割り算してビット回転量に変換する。図示しないスタートレバーやスイッチにより動作が開始される時に0に初期化され、その後の動作中のビット回転量を測定する。ビット回転速度は、演算器157により単位時間毎(1msec程度)のビット回転量の増減量を測定し、その時間間隔で割って算出する。
D/A変換器158bは、演算器157でトルク制御、速度制御、角度制御のために計算されたモータ144へのデジタルの操作量をアナログ電圧に変換して次のパワーアンプ158cへ出力する。
パワーアンプ158cは、D/A変換器158bの出力に比例した電圧でモータ144を駆動する。なお、D/A変換器158bをPWM(パルス幅変調器)、パワーアンプ158cをFETによるスイッチング回路に交換して、全デジタル制御でモータ144を駆動することも可能である。
A/D変換器158dは、モータ巻線に直列に挿入した抵抗器の両端の電圧(アナログ値)をデジタル値に変換して、演算器157で抵抗値で割り算しモータ電流値を測定する。更に、演算器157で、モータ144のトルク定数とギアの減速比を乗算すると、ビット出力トルクが得られる。
ドライバ140は、ドライバメカ部として、モータ144、ギア(群)141a、及び、エンコーダ148を有する。
ギア141aは、ケーシング141に収納され、モータ144の出力トルクを減速比倍に増力してビット142を回転させる。その代わり、ビット回転速度は 1/減速比に減速される。ねじ締めトルクが小さい時など、ギア等の減速機を使用せずにモータの回転をそのままビットに伝えることも可能で、その場合は減速比を1とする。
図9に示すモータ144は、ブラシ付きDCサーボモータで、モータ電流に比例したトルクを発生する。モータ144は3相ブラシレスモータを使用することも可能で、その場合はエンコーダ148の計測のモータ回転角情報を用いて正弦波転流制御を行う部分を追加することでブラシの代わりをさせる必要がある。操作量(入口)とモータ電流(出口)ではDCサーボモータと等価になり、基本的な動作はDCサーボモータを用いた場合と変わらない。
エンコーダ148は、モータ144の回転量を測定するためのインクリメンタル型ロータリエンコーダである。スケールのスリットを透過する光の明暗を検知することで微小回転量ごとにオン/オフする矩形波信号を発生でき、更に互いに90度の位相差を持つ2相の矩形波を発生させるものでは、信号の進み/遅れの解析により回転方向の検出も可能になる。エンコーダ148は、モータ144の絶対角度を検出するアブソリュート型のエンコーダを使用することも可能で、その場合はカウンタを使用せずに直接演算器157に回転角度を読み込み、初期化の代わりに、動作開始時点の回転角度を演算器157内に記憶しておき、動作中の回転量はこの記憶値を減算して動作開始からのモータ回転量とする。
第1のドライバ140Aと第2のドライバ140Bは、ほとんど同じ構成と動作を行う。第1のドライバ140Aは、角度カウンタ158aの計測値が予め定められたビット回転量に達したときにモータ144Aへの速度指令値をゼロにして一時停止状態とし、設定時間経過後に一時停止状態を解除する一時停止/解除部157cを演算器157に更に備えている点が第2のドライバ140Bと異なる。起動後は各軸のドライバ140はそれぞれ独立に動作する。
この場合のタイミングチャートを図10に示す。一時停止の時期はビット回転量で決定され、一時停止期間Tの間に第2のネジ10Bのトルクアップが終了していることが理解される。その後に、第1のネジ10Aの着座とトルクアップが行われる。
別の実施例では、図9の構成において、第1のドライバ140Aは角度カウンタ158aの計測値が予め定められたビット回転量に達したときにモータ144Aへの速度指令値をゼロにして一時停止状態とし、メインコントローラ120からの指示により一時停止状態を解除する一時停止/解除部157cを演算器157に更に備えている点が第2のドライバ140Bと異なる。各軸のドライバ140はメインコントローラ120の指示を受けてそれぞれ独立に動作する。更に、メインコントローラ120は、最初に全軸にねじ締め開始を指示する以外に、第2のドライバ140Bの全軸がねじ締め動作を完了したことを、各軸へのステータス情報の照会、あるいは動作完了した軸からの割り込み通知などにより検出したとき、一時停止状態になっている第1のドライバ140Aに対して、一時停止状態の解除指示を出す。あるいは、締付動作完了時点ではなく、必要に応じて締付動作完了前の所定のトルクレベルまで締付を完了したことなど条件にすることも可能であり、その場合は、第2のドライバ140Bから所定のトルクレベルに達した旨のステータス情報がメインコントローラ120に通知できるように構成しておく。
この場合のタイミングチャートを図11に示す。一時停止の時期はビット回転量で決定され、一時停止期間は、第2のネジ10Bのトルクアップが終了したことを検知したことをメインコントローラ120が知って一時停止解除信号を送信するまでであることが理解される。第2のネジ10Bのトルクアップが終了したかどうかは、状態検出部147が第2のネジ10Bのステータス情報を照会して検出する。次にメインコントローラから一時停止解除指令が送られると、第1のネジ10Aの着座とトルクアップが行われる。
更に別の実施例では、図12の構成において、第1のドライバ140Aと第2のドライバ140Bは、ほとんど同じ構成と動作を行う。第2のドライバ140Bは、ネジ締め動作が完了した旨を通知する信号(あるいはステータス情報)を、メインコントローラ120を介さずに、直接第1のドライバ140Aへ接続できるルート130を有する。第1のドライバ140Aでは角度カウンタ158aの計測値が、予め定められたビット回転量に達したときに、第1のモータ144Aへの速度指令値をゼロにして一時停止状態とし、ルート130からメインコントローラ120を介さずに直接得られた情報を基にして(複数軸の場合は論理演算を行い)、第2のドライバ140Bの全軸がネジ締め動作完了したことを知り、自身の判断で一時停止状態を解除するように演算器157のプログラムが設定されている。あるいは、締付動作完了時点ではなく、必要に応じて締付動作完了前の所定のトルクレベル(例えば、トルクアップの95%)まで締付を完了したことなど条件にすることも可能である。その場合は、第2のドライバ140Bから所定のトルクレベルに達した旨の信号が第1のドライバ140Aに通知できるように構成する。
この場合のタイミングチャートを図13に示す。一時停止の時期はビット回転量で決定され、一時停止期間は、第2のネジ10Bのトルクアップが終了したことを検知したことを第1のドライバ140Aが第2のドライバ140Bからの通知により知って一時停止解除信号を送信するまでであることが理解される。その後に、第1のネジ10Aの着座とトルクアップが行われる。
第2のネジ10Bが複数ある場合には、これらの第2のネジ10Bの締結は同期をとることが好ましい。また、第1のネジ10Aが複数ある場合にもこれらの第1のネジ10Aの締結は同期をとることが好ましい。これにより、被締結物の歪み、位置ズレ、傾斜を低減することができる。
例えば、各第2のドライバ140Bは上述した状態検出部147を有する。そして、第2のネジ10Bのトルクアップに必要な設定トルクに至るまで複数の段階が設定されると共に各段階に目標トルクが設定され、メインコントローラ120は、複数の第2のドライバ140Bの全ての状態検出部147から現在の段階の目標トルクに到達した旨の通知を受信した場合に次の段階の目標トルクに移行させると共に移行のタイミングを複数の第2のドライバ140Bの中でずれるように第2のモータ144Bを制御してもよい。例えば、第2のドライバ140Bにおける上述のペア(140B1と140B2)のネジ締めを同時に行い、ペア毎に締結時期をずらすなどである。なお、かかる技術は特許文献7に詳しいので詳細な説明は省略する。
更に、特許文献7の方法を応用して、図12、図13に示すようなメインコントローラを介さずに遅れてねじ締めするドライバが自律的に一時停止状態を解除する方法を実現する具体例を以下に示す。図4において、各ドライバ140のサーボコントローラ150の演算器157は、同期待ち状態になった回数をカウントするカウンタ機能を有する。初期化動作によってこの同期待ちカウンタは0にセットされている。
図16Aから図16Eは、図4に示す各ドライバの演算器157において実行されるコンピュータプログラムであって、同期とりに関する動作を制御するためのプログラムの内容を示している。
図16Aは、電源投入時及び一連のねじ締め動作の終了時に行われる各ドライバでの初期化動作の制御フローチャートを示している。まず、ステップ(図ではSと略記する)10において、演算器157は、同期点5(後述する図17のタイムチャート参照。)が設定されることに応じて、初期化動作を開始する。ステップ11は、同期待ちカウンタのカウント値を0にリセットする。次に、ステップ12は、偶数ライン出力をオフ状態に、奇数ライン出力をオン状態に設定する。これにより、偶数ワイヤードORラインOR2がオフ状態に設定され、奇数ワイヤードORラインOR1はオン状態に設定される。そして、ステップ13でこの初期化フローを終了する。
図16Bは、各ドライバで着座動作完了及びトルクアップ/ダウン動作完了とともに行われる偶数及び奇数ライン出力の状態設定に関するフローチャートを示している。まず、ステップ20で着座動作完了及びトルクアップ/ダウン動作完了を検知するとステップ21に進む。ステップ21は、同期待ちカウンタ値を1インクリメントする。次に、ステップ22は、同期待ちカウンタ値が奇数か偶数かを判別する。奇数の場合は、ステップ23に進み、偶数ライン出力をオン状態に、奇数ライン出力をオフ状態に設定する。全てのドライバがこの状態となることで偶数ワイヤードORラインOR2はオン状態であるが、奇数ワイヤードORラインOR1はオン状態からオフ状態に切り替わる。一方、ステップ22において、同期待ちカウンタ値が偶数の場合は、ステップ24に進み、偶数ライン出力をオフ状態に、奇数ライン出力をオン状態に設定する。全てのドライバがこの状態となることで、奇数ワイヤードORラインOR1はオン状態であるが、偶数ワイヤードORラインOR2はオン状態からオフ状態に切り替わる。
図16Cは、同期判定フローチャートを示している。ステップ30で、同期判定動作を開始すると、次にステップ31では、同期待ちカウンタ値が奇数か偶数かを判別する。奇数の場合は、ステップ32に進む。ステップ32では、奇数ワイヤードORラインOR1がオン状態かオフ状態かを判別する。オン状態の場合は、ステップ32を繰り返す。一方、ステップ31で同期待ちカウンタ値が偶数と判別した場合は、ステップ33に進む。ステップ33では、偶数ワイヤードORラインOR2がオン状態かオフ状態かを判別する。オン状態の場合は、ステップ33を繰り返す。
図16Dは、第1のドライバ140AのワイヤードORライン離脱動作の制御フローチャートを示している。まず、ステップ40では、演算器157は、同期点1が設定されることに応じて、離脱動作を開始する。次に、ステップ41にて、偶数ライン出力をオフ状態に、奇数ライン出力をオフ状態に設定する。そして、ステップ42でこの離脱フローを終了する。
図16Eは、第1のドライバ140Aの一時停止状態解除判定フローチャートを示している。まず、ステップ50で、一時停止状態解除判定動作を開始すると、次にステップ51は、同期待ちカウンタ値を1に初期化する。そして、ステップ52で、同期待ちカウンタ値に1を加え、次のステップ53に進む。
ステップ53では、同期待ちカウンタ値が奇数か偶数かを判別する。奇数の場合は、ステップ54に進む。ステップ54では、奇数ワイヤードORラインOR1がオン状態かオフ状態かを判別する。オン状態の場合は、ステップ54を繰り返す。オフ状態の場合は、次のステップ56に進む。一方、ステップ53で同期待ちカウンタ値が偶数と判別した場合は、ステップ55に進む。ステップ55では、偶数ワイヤードORラインOR2がオン状態かオフ状態かを判別する。オン状態の場合は、ステップ55を繰り返す。オフ状態の場合は、次のステップ56に進む。
ステップ56では、同期待ちカウンタ値が所定の値に到達したかどうかを判別する。同期待ちカウンタ値が所定の値に到達していない場合、ステップ52に戻り、同期待ちカウンタ値が所定の値に到達するまで繰り返す。同期待ちカウンタ値が所定の値に到達した場合は、次のステップ57へ進む。ステップ57では、第1のドライバ140Aの一時停止状態を解除して、ビット回転を再開する。そして、ステップ58でこの一時停止状態解除判定フローを終了する。
この場合の各ドライバ140A及び140Bのネジ締め動作の制御手順と動作タイミングチャートを図17に示す。ここで、図17は、第1のネジ10Aが1本、第2のネジ10Bが4本である場合のネジ締め動作状態を表している。また、4本のドライバ140Bは、140B乃至140Bと区別されている。
ドライバ140Aとドライバ140B乃至140Bはネジ締め開始コマンドを受信すると同期ネジ締めを行う。各第1のドライバ140Aと第2のドライバ140Bは、ネジ締め開始コマンドに続く同期待ち1によって偶数ライン出力がオンになり、奇数ライン出力がオフになり、同期点1においてビットを回転する。しかし、第2のドライバ140Bがそのまま着座させるのに対して、第1のドライバ140Aは着座直前で一時停止をする。また、第1のドライバ140Aはその後の同期ネジ締めには参加しないため、第1のドライバ140Aは図16Dのステップ41に示されるように奇数ライン出力153及び偶数ライン出力155をオフに切り替える(同期待ちが終了になるようにする)。次に、第2のドライバ140Bは偶数番目の同期待ちを行い、偶数ライン出力がオフになり、奇数ライン出力がオンになる。そして、同期点2でトルクアップT1を行う。トルクアップT1は要求されるトルクアップ量のある割合である。そして、同期を取りながら、第2のドライバ140BはトルクアップT2(例えば、要求されるトルクアップ量の95%)まで進む。このとき、同期待ちカウンタ値が同期点4になる。
第1のドライバ140Aは、着座直前でビット回転を一時停止し、同期待ちカウンタ値が同期点4になるまで一時停止を続ける。そして、同期待ちカウンタ値が同期点4に達したとき、第1のドライバ140Aは、図16Eのステップ57に示されるように、一時停止状態を解除してビットを回転させ、第2のドライバ140Bとは非同期で着座、トルクアップを実行する。各第2のドライバ140Bは、第1のドライバ140Aよりも早くネジ締めを終了し、図16Aのステップ11に示されるように同期待ちカウンタ値を初期化する。第2のドライバ140Bは、各第1のドライバ140Aよりも遅くネジ締めを終了し、同期待ちカウンタ値を初期化する。このようにしてネジ締めすることにより、被締結物の歪み、位置ズレ、傾斜を低減することができる。
ここで、図12のライン130に相当する部分が、図4に示すワイヤードORライン160a、160bであり、その状態は、各軸サーボコントローラの奇数ライン入力152と、偶数ライン入力154からモータ制御部158に取り込まれて、各軸それぞれ独立に図16A〜図16E、図17のプログラムを実行する。予め、各軸のサーボコントローラに、先行してネジ締めする140Bのグループか、あるいは遅れてネジ締めする140Aのグループのどちらに属しているかを設定しておけば、先行してネジ締めする140Bのグループではそれぞれ独立して図16A〜図16Cの処理を実行し、遅れてネジ締めする140Aのグループでもそれぞれ独立して図16A、図16C、図16D、図16Eの処理を実行すれば、全体として図17の動作になる。どちらのグループに属するかを設定する方法としては、役割がほとんど固定の場合はサーボコントローラ150内のEEPROM等のメモリにパラメータとして書き込んでおくか、あるいはスイッチ等を設けて半固定で切替できるようにしてもよい。また、役割が毎回のネジ締めで変化するような場合にはネジ締め開始コマンドに付属するパラメータとして毎回設定してもよい。
別の方法として、ワイヤードORラインの信号をメインコントローラに接続するなどして取り込み、メインコントローラ120に同期待ちカウンタ機能を有してもよいし、各ドライバからの通信によりこのカウント値の情報を受け取ってもよい。この場合は図11の方法に相当し、メインコントローラから一時停止解除のタイミングを指示することになる。しかし、この場合の欠点としては、メインコントローラから通信線を介して一時停止の解除が指示されるため一時停止解除のタイミングが遅くなることがあり、どんなに通信速度を上げてもワイヤードORラインを直接監視する前者の方法には追い付けない。また、メインコントローラのプログラムが複雑になるのも問題で、ネジの本数が増えるとメインコントローラでの処理が増えてくる。一方、前者の各軸のサーボコントローラが自律的に一時停止解除を判断する場合には、どんなに140Aおよび140Bの軸数が増えてもメインコントローラおよびサーボコントローラのプログラムが複雑にならず、通信も混雑せず、ただサーボコントローラ間の接続をいもづるで増やして行くだけで容易にネジの本数を増減できる利点がある。
以上、本発明の好ましい実施態様を説明してきたが、本発明はこれらの実施態様に限定されるものではなく、様々な変形及び変更が可能である。
産業上の利用の可能性
本発明によれば、小型化、低価格化、スループットの増加の少なくとも一つをもたらす自動ネジ締め装置を提供することができる。

Claims (13)

  1. 第1のネジのリセスに係合して前記第1のネジを締め付ける第1のビットと、当該第1のビットを回転する第1のモータと、を有する第1のドライバと、
    第2のネジのリセスに係合して前記第2のネジを締め付ける第2のビットと、当該第2のビットを回転する第2のモータと、を有する第2のドライバと、
    前記第1及び前記第2のドライバを同時に昇降させる昇降機構と、
    前記第1のネジの着座が前記第2のネジのトルクアップ開始後に開始するように前記第1及び前記第2のモータを制御する制御部と、
    前記第1のビットの回転量を検出する回転検出部と、
    前記第1のネジを締め付け開始してから前記第1のネジが着座する前の前記第1のビットの回転量を格納するメモリと、
    を有し、
    前記制御部は、前記第1及び前記第2のビットが同時に回転するように前記第1及び第2のモータを駆動し、前記回転検出部が検出した回転量が前記メモリに格納された回転量に到達した場合に前記第1のモータを一時停止し、その後再開することを特徴とするネジ締め装置。
  2. 前記ネジ締め装置はタイマを更に有し前記メモリは更に設定時間を格納
    前記制御部は、前記タイマが前記設定時間を計時したと判断した場合に前記第1のモータを駆動することを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
  3. 前記ネジ締め装置はタイマを更に有し、前記メモリは更に設定時間を格納し、
    前記制御部は、前記タイマが前記設定時間を計時したと判断した場合に前記第1のモータの駆動を再開することを特徴とする請求項に記載のネジ締め装置。
  4. 前記制御部は前記第1のドライバに設けられていることを特徴とする請求項に記載のネジ締め装置。
  5. 前記ネジ締め装置は、前記第2のネジのトルクアップの状態を検出する状態検出部を更に有し前記メモリは設定状態を更に格納
    前記制御部は、前記状態検出部が前記メモリに格納された設定状態を検出したと判断した場合に前記第1のモータを駆動することを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
  6. 前記ネジ締め装置は、前記第2のネジのトルクアップの状態を検出する状態検出部を更に有し、前記メモリは設定状態を更に格納し、
    前記制御部は、前記状態検出部が前記メモリに格納された設定状態を検出したと判断した場合に前記第1のモータの駆動を再開することを特徴とする請求項に記載のネジ締め装置。
  7. 前記制御部は、前記状態検出部が検出した前記第2のビットの回転速度がゼロであるかどうかで判断することを特徴とする請求項又はに記載のネジ締め装置。
  8. 前記第1のネジは前記第2のネジよりも長いことを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
  9. 前記第1のビットの回転速度が前記第2のビットの回転速度よりも遅くなるように前記第1及び前記第2のモータを制御することを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
  10. 前記ネジ締め装置は複数の第2のドライバを有し、
    前記制御部は前記複数の第2のドライバのそれぞれの前記第2のモータの駆動を同期させて複数の第2のネジのトルクアップを行うことを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
  11. 各第2のドライバは、前記第2のモータの状態を検出する状態検出部を有し、
    前記第2のネジのトルクアップに必要な設定トルクに至るまで複数の段階が設定されると共に各段階に目標トルクが設定され、
    前記制御部は、前記複数の第2のドライバの全ての状態検出部から現在の段階の目標トルクに到達した旨の通知を受信した場合に次の段階の目標トルクに移行させると共に移行のタイミングを前記複数の第2のドライバの中でずれるように前記第2のモータを制御することを特徴とする請求項10に記載のネジ締め装置。
  12. 各第2のドライバは、
    前記第2のモータの状態を検出する状態検出部と、
    同期待ち状態となるごとにカウント値を1インクリメントするカウンタと、
    を有し、
    複数の状態検出部はワイヤードORラインで前記制御部に接続され、
    各状態検出部は、該カウンタ値が奇数である同期待ち状態で第1のワイヤードORラインへの出力を第1の状態から第2の状態に切り替え、前記カウンタ値が偶数である同期待ち状態で第2のワイヤードORラインへの出力を第2の状態から第1の状態に切り替える機能を有し、
    前記制御部は、全ての第2のドライバが奇数回目の同期待ち状態となって前記第1のワイヤードORラインの状態が第1の状態から第2の状態に変化することに応じて奇数回目の同期を判定し、全ての第2のドライバが偶数回目の同期待ち状態となって前記第2のワイヤードORラインの状態が第1の状態から第2の状態に変化することに応じて偶数回目の同期を判定することを特徴とする請求項10に記載のネジ締め装置。
  13. 前記ネジ締め装置は複数の第1のドライバを有し、
    前記制御部は前記複数の第1のドライバの前記第1のモータの駆動を同期させて複数の第1のネジのトルクアップを行うことを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
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