JP2004164830A - 光ディスクコントローラおよび光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクコントローラおよび光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高倍速で記録・再生が可能であり、消費電力の小さい光ディスクコントローラを提供する。
【解決手段】本発明の光ディスクコントローラ150は、光ディスクを回転させるためのディスクモータ402と、光ディスクにデータを記録することおよび/または光ディスクからデータを再生することを行うための光ビームを出射する光ヘッド403とを備えた光ディスク装置101をサーボ制御するためのであって、周波数の異なる複数のクロック信号を出力する可変クロック出力部123と、光ディスク装置の光ビームをサーボ制御するために、所定の目標値からの偏差量を示す信号を光ヘッドから受け取り、偏差量を示す信号に基づいて演算を行うことにより、制御量を示す信号を求めて出力する制御部112とを備える。光ディスク装置の記録および/または再生動作を行う場合の記録倍速および/または再生倍速に基づいて、可変クロック出力部123はクロック信号の周波数を変更し、制御部112は、可変クロック出力のクロック信号に同期して演算を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は光ディスク装置に関し、特に、光ディスク装置においてサーボ制御を行う光ディスクコントローラに関する。
図8および図9を用いて従来の技術を説明する。図8は従来の光ディスク装置400を示すブロック図であり、駆動系の構成を主として示している。図9は、光ディスク装置400の駆動系における各構成部の制御タイミングを示すチャートである。光ディスク装置400は、ディスクモータ402、光ヘッド403およびデジタルシグナルプロセッサ(以下DSPと略す)412を備えている。
ディスクモータ402は光ディスク401を載置し、回転させる。光ヘッド403は、光ビームを照射する光源(不図示)、光ビームを収束させるための集束レンズ405、集束レンズ405を駆動するアクチュエータ407、検出器404およびアナログ演算器408を含む。光ヘッド403は光ディスク401の情報記録面において収束する光ビームを出射し、光ヘッド403に取り付けられた光検出器404は光ビームの反射光もしくは透過光を検出して、電気信号に変換する。光検出器404は図8に示すようにトラックの接線方向に対応するように領域404a、404cと領域404b、404dとに分割され、またトラックと垂直方向に対応するように領域404a、404bと領域404c、404dとに分割されている。つまり、光検出器404の検出領域は4分割されている。
光ヘッド403に取り付けられた収束レンズ405はアクチュエータ407によって、光ディスク401の情報記録面に垂直な方向であるフォーカス方向および光ディスク401の半径方向に駆動する。光ヘッド403全体は、トラバースモータ406によって、光ディスク401の半径方向に移動し得る。
アナログ演算器408は光検出器404の出力を受け取り、FE+信号およびFE−信号を出力する。FE+信号およびFE−信号の差を取ることにより、光ビームの焦点と情報記録面との位置ずれ量を示すフォーカスエラー信号を得ることができる。たとえばアスティグマ法でフォーカスエラー信号を得る場合には、FE+信号は光検出器404aおよび404dの加算信号、FE−信号は光検出器404bおよび404cの加算信号によりそれぞれ生成される。
DSP412はクロック出力器423の出力クロックに基づき動作し、図9(A)に示す割り込みタイマ422の出力に基づいて以下の演算処理を行う。
まず、DSP412は時刻D1よりディスクモータ制御の演算(図中、DMで示す)を始める。ディスクモータ402は回転周期に応じたFG信号を出力し、このFG信号の周期を周期カウンタ421にてカウントする。システムコントローラ424の指令に基づいて、DSP412は周期カウンタ421の出力とディスクモータ回転目標RAMとの差に対して、DSP412のRAM(不図示)に設定されたディスクモータフィルタ係数に従うデジタルフィルタ演算を施し、演算結果をディスクモータ402を駆動するための制御信号として図9(M)に示すタイミングでPWM変換器416へ出力する。PWM変換器416は制御信号を受け取って、パルス幅変調を行い、駆動回路420へ出力する。駆動回路420は受け取った信号を電力増幅し、トラバースモータ402に印加する。これにより、ディスクモータ402の回転数が所定の値となるように制御される。
このとき、上述の処理と平行して、A/D変換器411はサンプルホールド回路409に図9(B)に示すようにS/H信号を送り、時刻S1でFE+信号およびFE−信号をサンプルホールドする。またA/D変換器411は、図9(C)に示すように時刻S1にセレクタ410がFE+信号を出力するように制御信号を送る。A/D変換器411は、図9(D)に示すようにA/D変換を行って、図9(E)に示すように、FE+信号をデジタル信号に変換したA/D変換値(FE+変換値)を得る。またA/D変換器411は時刻S2にセレクタ410がFE−信号を出力するようにセレクタ410に制御信号を送る。A/D変換器411は、図9(D)に示すようにA/D変換を行って、図9(F)に示すFE−信号をデジタル信号に変換したA/D変換値(FE−変換値)を得る。
DSP412は図9(I)に示すように時刻D2からフォーカス制御の演算(図中、Fcで示されている)を始める。DSP412はA/D変換器411にてデジタル値へ変換されたFE+信号(FE+変換値)およびFE−信号(FE−変換値)の差を演算し、フォーカスエラー信号を得る。システムコントローラ424の指令に基づき、DSP412はフォーカスエラー信号に対して、DSP412のRAM(不図示)に設定されたフォーカスフィルタ係数に従うデジタルフィルタ演算を施し、演算結果をアクチュエータ407のフォーカス用コイルを駆動するための制御信号として図9(J)に示すタイミングでD/A変換器413へ出力する。D/A変換器413はDSP412の出力をアナログ値に変換し、駆動回路417へ出力する。駆動回路417は、アナログの制御信号を電力増幅し、アクチュエータ407のフォーカス用コイルに印加する。これにより、光ビームの収束点が光ディスク401の情報記録面上に位置するように制御される。
また光検出器404の出力はアナログ演算器408に入力され、アナログ演算器408はTE+信号およびTE−信号を出力する。このTE+信号とTE−信号との差を取ることにより光ビームの焦点とトラックとの位置ずれを示すトラッキングエラー信号を得ることができる。例えばプッシュプル法でトラッキングエラー信号を得る場合には、TE+信号は光検出器404aおよび404cから得られる信号の加算信号、TE−信号は光検出器404bおよび404dから得られる信号の加算信号である。
A/D変換器411は、時刻S3でTE+およびTE−信号をサンプルホールドするように、サンプルホールド回路409に制御信号を送る。またA/D変換器411は時刻S3にTE+信号が出力されるよう、セレクタ410へ制御信号を送る。図9(G)に示すように、A/D変換器411はA/D変換を行って、TE+信号のデジタル信号であるA/D変換値(TE+変換値)を得る。またA/D変換器411は時刻S4にTE−信号が出力されるよう、セレクタ410へ制御信号を送る。図9(H)に示すように、A/D変換器411はA/D変換を行って、TE−信号のデジタル信号であるであるA/D変換値(TE−変換値)を得る。
DSP412は時刻D3よりトラッキング制御の演算(図中、Tkで示す)を始める。DSP412はA/D変換器411にてデジタル値へ変換されたTE+信号(TE+変換値)とTE−信号(TE−変換値)との差を演算してトラッキングエラー信号を得る。システムコントローラ424の指令に基づき、DSP412はトラッキングエラー信号に対して、DSP412のRAM(不図示)に設定されたトラッキングフィルタ係数に従うデジタルフィルタ演算を施し、演算結果をアクチュエータ407のトラッキング用コイルを駆動するための制御信号として図9(K)に示すタイミングでD/A変換器414へ出力する。D/A変換器414はDSP412の出力をアナログ値に変換し、駆動回路418へ出力する。駆動回路418は、アナログの制御信号を電力増幅し、アクチュエータ407のトラッキング用コイルに印加する。光ビームの収束点が光ディスク401のトラック中心上に位置するように制御する。
またDSP412は時刻D4よりトラバース制御の演算(図中、TRSで示す)を始める。システムコントローラ424の指令に基づき、DSP412はトラッキングエラー信号に対して、DSP412のRAM(不図示)に設定されたトラバースフィルタ係数に従うデジタルフィルタ演算を施し、演算結果をトラバースモータ406を駆動するための制御信号として図9(L)に示すタイミングでPWM変換器415へ出力する。PWM変換器415は制御信号を受け取って、パルス幅変調を行い、駆動回路419へ出力する。駆動回路419は受け取った信号を電力増幅し、トラバースモータ406に印加する。これにより、光ヘッド403の位置が制御され、光ビームの収束点がディスク401のトラック中心上に位置する。
DSP412はトラバース制御の演算(TRS)が終了した時刻D5より次の割り込みタイマ422の出力時刻D6までウェイト動作を行う。
従来の光ディスク装置400では記録・再生倍速を変更する場合、システムコントローラ424がDSP412のディスクモータ回転目標RAM、ディスクモータフィルタ係数RAM、フォーカスフィルタ係数RAMおよびトラッキングフィルタ係数RAMを書き換える(たとえば特許文献1)。これにより、ディスクモータの回転数ならびにフォーカスサーボおよびトラッキングサーボのフィルタ特性を変更された状態で、記録・再生が行われる。
また、全てのサーボ制御が停止状態の場合にはシステムコントローラ424はクロック出力器423に信号を送り、DSP412へのクロック供給を止める。DSP412はスリープ状態に移行し、消費電力の低減をはかる。
また、光ディスク装置400の開発におけるデバッグの際、あるいは、光ディスク装置の修理際、フォーカスサーボ制御またはトラッキングサーボ制御が正しく動作しているかを観測するために、システムコントローラ424の指令に基づいて、DSP412はフォーカスエラー信号もしくはトラッキングエラー信号をシリアルポート425へ出力する。シリアルポート425の出力は光ディスク装置400に接続された光ディスク装置専用の治具426にてシリアル−パラレル変換され、パラレル変換されたデータは治具426にてD/A変換されてアナログ信号として出力される。治具426から出力されるアナログ信号をオシロスコープ427にて観測することにより、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を観測することができる。
特開平11−185259号公報
近年、コンピュータの演算速度が高まるにつれて、コンピュータの周辺機器である光ディスク装置も高倍速で記録・再生できることが求められている。また、ノートパソコンやPDA、ゲーム機、ポータブルプレーヤなどの光ディスク装置を備えた携帯型電子機器ではバッテリーの持続時間を長くするために消費電力を小さくすることが求められている。
また開発時や、製品出荷後の修理時などにおいて効率化が求められている。
しかしながら、従来の光ディスク装置はこのような要求を十分に満たすほど低消費電力ではなく、また、開発時や製品出荷後の修理時において専用の冶具がなければ制御信号の観測ができなかった。
本発明は、このような課題を解決し、高倍速で記録・再生が可能であり、消費電力の小さい光ディスクコントローラおよび光ディスク装置を提供することを目的とする。また、本発明は、開発時や製品出荷後の修理時において、簡便に制御信号を観測することが可能な光ディスクコントローラおよび光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明の光ディスクコントローラは、光ディスクを回転させるためのディスクモータと、光ディスクにデータを記録することおよび/または光ディスクからデータを再生することを行うための光ビームを出射する光ヘッドとを備えた光ディスク装置をサーボ制御するためのであって、周波数の異なる複数のクロック信号を出力する可変クロック出力部と、前記光ディスク装置の光ビームをサーボ制御するために、所定の目標値からの偏差量を示す信号を前記光ヘッドから受け取り、前記偏差量を示す信号に基づいて演算を行うことにより、制御量を示す信号を求めて出力する制御部とを備える。前記光ディスク装置は記録および/または再生動作を行う場合の記録倍速および/または再生倍速に基づいて、前記可変クロック出力部は前記クロック信号の周波数を変更し、前記制御部は、前記可変クロック出力部のクロック信号に同期して演算を行う。
ある好ましい実施形態において、前記演算は、前記偏差量を示す信号を、所定の特性を有するフィルタに通過させることによって行われ、前記フィルタの特性は、前記記録倍速および/または再生倍速に応じて異なっている。
ある好ましい実施形態において、前記フィルタの特性は、フィルタ係数と前記クロック信号の周波数とによって決定され、前記記録倍速および/または再生倍速にかかわらず前記フィルタ係数は同じである。
本発明の光ディスク装置は、データを記録するためのトラックを有する光ディスクに光ビームを照射し、前記光ディスクから反射する反射光または前記光ディスクを透過した透過光を電気信号に変換する変換部と、前記光ディスクのデータ面と垂直な方向に前記光ビームの焦点を移動させるフォーカスアクチュエータと、前記光ビームを前記光ディスクの半径方向へ移動させるトラッキングアクチュエータと、前記電気信号に基づいて演算を行い、前記光ビームが前記データ面において所定の収束状態を保つよう、フォーカスアクチュエータを制御し、前記光ビームが前記トラックの中心に位置するよう前記トラッキングアクチュエータを制御するための制御信号を生成する制御部と、周波数の異なる複数のクロック信号を出力する可変クロック出力部とを備え、前記変換部が記録および/または再生動作を行う場合の記録倍速および/または再生倍速に基づいて、前記可変クロック出力部は前記クロック信号の周波数を変更し、前記制御部は、前記可変クロック出力のクロック信号に同期してする演算を行う。
ある好ましい実施形態において、光ディスク装置は、前記電気信号を受け取り、デジタル信号に変換して前記制御部へ出力し、また、前記制御部から制御信号を受け取り、アナログ信号に変換して前記フォーカスアクチュエータおよびトラッキングアクチュエータへ出力する入出力部をさらに備え、前記入出力部の動作クロックは、前記記録倍速および/または再生倍速にかかわらず一定である。
ある好ましい実施形態において、前記制御部は、前記電気信号を所定の特性を有するフィルタに通過させることによって前記制御信号を生成し、前記フィルタの特性は、前記記録倍速および/または再生倍速に応じて異なっている。
ある好ましい実施形態において、前記フィルタの特性は、フィルタ係数とクロック信号の周波数とによって決定され、前記記録倍速および/または再生倍速にかかわらず前記フィルタ係数は同じである。
また、本発明の光ディスクコントローラは、光ディスクを回転させるためのディスクモータと光ディスクにデータを記録することおよび/または光ディスクからデータを再生することを行うための光ビームを出射する光ヘッドとを備えた光ディスク装置において、前記光ヘッド、前記ディスクモータおよび光ビームをサーボ制御する。光ディスクコントローラは、所定の時間ごとに割り込み信号を発生する割り込み信号発生部と、前記光ディスク装置の前記光ヘッドおよび前記ディスクモータから、目標値からの偏差量または現在の状態を示す電気的信号を受け取り、前記電気的信号に基づいて演算を行うことにより、制御量を示す制御信号を求めて出力する制御部とを備え、前記制御部は、前記割り込み信号発生部から前記割り込み信号を受け取るごとに前記演算を行い、前記割り込み信号を受け取った後、次の割り込み信号を受け取るまでの間に少なくとも所定の時間動作を停止し、スリープ状態をとる。
ある好ましい実施形態において、前記制御部は、前記割り込み信号を受け取るごとに前記演算を行い、前記演算の終了後、次の割り込み信号を受け取るまで動作を停止し、スリープ状態をとる。
ある好ましい実施形態において、前記演算は、前記ディスクモータを制御するためのディスクモータ制御の演算処理、前記光ビームのフォーカス制御を行う演算処理、前記光ビームのトラッキング制御を行う演算および前記光ヘッドのトラバース制御を行う演算処理を含み、前記制御部は、それぞれの演算処理に対して、前記制御部はこれらの演算処理の少なくとも1つの間において、動作を停止し、スリープ状態をとる。
ある好ましい実施形態において、光ディスクコントローラは前記電気信号を受け取り、デジタル信号に変換して前記制御部へ出力し、また、前記制御部から制御信号を受け取り、アナログ信号に変換して前記光ヘッドおよび前記ディスクモータへ出力する入出力部をさらに備え、前記前記制御部は、前記演算処理のそれぞれに対して、電気信号を受け取り、制御信号を出力し、前記演算処理のひとつを実行することにより、前記制御信号を前記入出力部へ出力後、前記制御部はスリープ状態をとり、前記入出力部が次の演算処理のための電気信号を受け取って、デジタル信号への変換が完了した後、前記制御部がスリープ状態から復帰する。
ある好ましい実施形態において、光ディスクコントローラは、前記電気信号を受け取り、デジタル信号に変換して前記制御部へ出力し、また、前記制御部から制御信号を受け取り、アナログ信号に変換して前記光ヘッドおよび前記ディスクモータへ出力する入出力部をさらに備え、前記前記制御部は、前記演算処理のそれぞれに対して、電気信号を受け取り、制御制御信号を出力し、前記演算処理のひとつを実行することにより、前記制御信号を前記入出力部へ出力後、前記制御部は所定の時間スリープ状態をとり、所定の時間の経過後スリープ状態から復帰する。
ある好ましい実施形態において、前記制御部がスリーブ状態にあるときも前記入出力部の少なくとも一部が動作している。
また、本発明の光ディスク装置は、データを記録するためのトラックを有する光ディスクに光ビームを照射し、前記光ディスクから反射する反射光または前記光ディスクを透過した透過光を電気信号に変換する変換部と、前記光ディスクのデータ面と垂直な方向に前記光ビームの焦点を移動させるフォーカスアクチュエータと、前記光ビームを前記光ディスクの半径方向へ移動させるトラッキングアクチュエータとを含む光ヘッドと、光ディスクを回転させるためのディスクモータと、所定の時間ごとに割り込み信号を発生する割り込み信号発生部と、前光ヘッドおよび前記ディスクモータから、目標値からの偏差量または現在の状態を示す電気的信号を受け取り、前記電気的信号に基づいて演算を行うことにより、制御量を示す制御信号を求めて出力する制御部とを備え、前記制御部は、前記割り込み信号発生部から前記割り込み信号を受け取るごとに前記演算を行い、前記割り込み信号を受け取った後、次の割り込み信号を受け取るまでの間に少なくとも所定の時間動作を停止し、スリープ状態をとる。
ある好ましい実施形態において、前記制御部は、前記割り込み信号を受け取るごとに前記演算を行い、前記演算の終了後、次の割り込み信号を受け取るまで動作を停止し、スリープ状態をとる。
ある好ましい実施形態において、前記演算は、前記ディスクモータを制御するためのディスクモータ制御の演算処理、前記光ビームのフォーカス制御を行う演算処理、前記光ビームのトラッキング制御を行う演算および前記光ヘッドのトラバース制御を行う演算処理を含み、前記制御部は、それぞれの演算処理に対して、前記制御部はこれらの演算処理の少なくとも1つの間において、動作を停止し、スリープ状態をとる、。
ある好ましい実施形態において、光ディスク装置は、前記電気信号を受け取り、デジタル信号に変換して前記制御部へ出力し、また、前記制御部から制御信号を受け取り、アナログ信号に変換して前記光ヘッドおよび前記ディスクモータへ出力する入出力部をさらに備え、前記前記制御部は、前記演算処理のそれぞれに対して、電気信号を受け取り、制御制御信号を出力し、前記演算処理のひとつを実行することにより、前記制御信号を前記入出力部へ出力後、前記制御部はスリープ状態をとり、前記入出力部が次の演算処理のための電気信号を受け取って、デジタル信号への変換が完了した後、前記制御部がスリープ状態から復帰する。
ある好ましい実施形態において、光ディスク装置は、前記電気信号を受け取り、デジタル信号に変換して前記制御部へ出力し、また、前記制御部から制御信号を受け取り、アナログ信号に変換して前記光ヘッドおよび前記ディスクモータへ出力する入出力部をさらに備え、前記前記制御部は、前記演算処理のそれぞれに対して、電気信号を受け取り、制御制御信号を出力し、前記演算処理のひとつを実行することにより、前記制御信号を前記入出力部へ出力後、前記制御部は所定の時間スリープ状態をとり、所定の時間の経過後スリープ状態から復帰する。
ある好ましい実施形態において、前記制御部がスリーブ状態にあるときも前記入出力部の少なくとも一部が動作している。
また、本発明の光ディスクコントローラは、光ディスクを回転させるためのディスクモータと光ディスクにデータを記録することおよび/または光ディスクからデータを再生することを行うための光ビームを出射する光ヘッドとを備えた光ディスク装置をサーボ制御する。光ディスクコントローラは、前記光ディスク装置の前記光ヘッドおよび前記ディスクモータから、目標値からの偏差量または現在の状態を示す電気的信号を受け取り、前記電気的信号に基づいて演算を行うことにより、制御量を示す制御信号を求めて出力する制御部と、モニタ端子を有する入出力部であって、前記電気信号を前記制御部から受け取とってアナログ信号に変換し、または、前記制御部から制御信号を受け取ってアナログ信号に変換し、変換した信号を前記モニタ端子から外部へ出力する入出力部とを備える。
ある好ましい実施形態において、前記電気信号はフォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号である。
また、本発明の光ディスク装置は、光ディスクを回転させるためのディスクモータと、光ディスクにデータを記録することおよび/または光ディスクからデータを再生することを行うための光ビームを出射する光ヘッドと、前記光ディスク装置の前記光ヘッドおよび前記ディスクモータから、目標値からの偏差量または現在の状態を示す電気的信号を受け取り、前記電気的信号に基づいて演算を行うことにより、制御量を示す制御信号を求めて出力する制御部と、モニタ端子を有する入出力部であって、前記電気信号を前記制御部から受け取とってアナログ信号に変換し、または、前記制御部から制御信号を受け取ってアナログ信号に変換し、変換した信号を前記モニタ端子から外部へ出力する入出力部とを備える。
ある好ましい実施形態において、前記電気信号はフォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号である。
本発明によれば、記録・再生倍速に応じてサーボ制御の動作クロックを変更するため、光ディスク装置を適切に制御しつつ、消費電力の低減を図ることができる。
また本発明によれば、光ヘッドやディスクモータのサーボ制御のための演算行う制御部が、1サンプリング周期中において演算処理を行わない期間、スリープ状態をとる。このため、制御部の消費電力を低減することができる。
また、本発明の光ディスク装置のサーボ制御装置はフォーカスエラー信号もしくはトラッキングエラー信号をD/A変換器から直接アナログ信号で出力するため専用治具を必要とせずに信号が観測可能となり、開発及び修理時の効率化を計ることが可能となる。
(第1の実施形態)
光ディスク装置において、高倍速で記録動作をおこなったり、高倍速で再生動作を行なったりするためには、光ヘッドの集束レンズやディスクモータ、トラバースモータなどをサーボ制御するためのDSPを高い周波数の動作クロックで動作させる必要がある。従来の高倍速動作に対応した光ディスク装置では、DSPの動作クロックが固定されていたため、低倍速で動作させる場合であっても、DSPは高い周波数の動作クロックで動作する。このため、低倍速で動作させる場合において、DSPが不必要に高速動作し、消費電力が不要に大きくなっていた。本実施形態では、低倍速で記録または再生を行う場合の消費電力を低減する。
本発明の光ディスク装置および光ディスクコントローラの第1の実施形態を説明する。図1に示す光ディスク装置101は、光ディスク401を載置し、回転させるディスクモータ402と、光ヘッド403と、光ディスクプロセッサ(以下ODCと略す)150と、駆動部151とを備えている。
光ヘッド403は光ビームを照射する光源(不図示)、光ビームを収束させるための集束レンズ405、集束レンズ405を光ディスク401のデータ面に対して垂直な方向に移動させることにより、光ビームの焦点をその方向へ移動させるフォーカスアクチュエータ407a、集束レンズ405を光ディスク401の半径方向に移動させることにより、光ビームの焦点を半径方向へ移動させるトラッキングアクチュエータ407b、検出器404およびアナログ演算器408を含む。光ヘッド403において、光源、集束レンズ405および光検出部404は変換部を構成しており、光源および集束レンズ405により、光ディスク401の記録面において収束する光ビームを照射し、光検出器404が光ビームの反射光もしくは透過光を検出して、電気信号に変換する。光検出器404は図1に示すようにトラックの接線方向に対応するように領域404a、404cと領域404b、404dとに分割され、またトラックと垂直方向に対応するように領域404a、404bと領域404c、404dとに分割されている。つまり、光検出器404の検出領域は4分割されている。
光ヘッド403に取り付けられた収束レンズ405はフォーカスアクチュエータ407aおよびトラッキングアクチュエータ407bによって、光ディスク401の記録面に垂直な方向であるフォーカス方向および光ディスク401の半径方向にそれぞれ駆動する。光ヘッド403全体は、トラバースモータ406によって、光ディスク401の半径方向に移動し得る。
アナログ演算器408は光検出器404の出力を受け取ってFE+信号およびFE−信号を出力する。FE+信号およびFE−信号の差を取ることにより、光ビームの焦点とデータ面との偏差量を示すフォーカスエラー信号を得ることができる。たとえばアスティグマ法でフォーカスエラー信号を得る場合には、FE+信号は光検出器404aおよび404dの加算信号、FE−信号は光検出器404bおよび404cの加算信号によりそれぞれ生成される。
ODC150は、DSP112と、入出力部152と、周期カウンタ421と、可変クロック出力器123と割り込みタイマ122と、システムコントローラ124とを含む。入出力部152は、入力部152aおよび出力部152bによって構成されている。入力部152aは、サンプルホールド部409と、セレクタ410とA/D変換器411とを含む。また、出力部152bは、D/A変換器413、414と、PWM変換器415、416とを含む。
図1には示していないが、ODC150は、光ディスクから得られる再生信号を二値化し、復号する回路や、記録すべきデータを符号化する回路、得られた信号をホストコンピュータと受け渡しするためのポートなどをさらに含んでいてもよい。また、ODC150を構成する各部は、LSIおよびRAMなどのメモリに記憶されたソフトウエアにより実現してもよいし、半導体技術を用いたハードウエア回路により実現してもよく、これらを組み合わせて実現してもよい。また、周期カウンタ421や入出力部152、システムコントローラ124はODC150に含まれず、別のチップとして構成されていてもよい。
以下において詳細に説明するように、DSP112は可変クロック出力器123の出力クロックに基づき動作し、図2(A)に示す割り込みタイマ122の出力に基づいて、以下の演算処理を行う。
まず、DSP112は時刻D1よりディスクモータ制御の演算(図中、DMで示す)を始める。ディスクモータ402は回転周期に応じたFG信号を出力し、このFG信号の周期を周期カウンタ421にてカウントする。システムコントローラ424 の指令に基づいて、DSP112は周期カウンタ421の出力とディスクモータ回転目標RAMとの差に対して、DSP112のRAM(不図示)に設定されたディスクモータフィルタ係数に従うデジタルフィルタ演算を施し、演算結果をディスクモータ402を駆動するための制御信号として図2(M)に示すタイミングでPWM変換器416へ出力する。PWM変換器416は制御信号を受け取って、パルス幅変調を行い、駆動回路420へ出力する。駆動回路4209は受け取った信号を電力増幅し、トラバースモータ402に印加する。これにより、ディスクモータ402の回転数が所定の値となるように制御される。
このとき、上述の処理と平行して、A/D変換器411はサンプルホールド回路409に図2(B)に示すようにS/H信号を送り、時刻S1でFE+信号およびFE−信号をサンプルホールドする。またA/D変換器411は、図2(C)に示すように時刻S1にセレクタ410がFE+信号を出力するように制御信号を送る。A/D変換器411は、図2(D)に示すようにA/D変換を行って、図2(E)に示すように、FE+信号をデジタル信号に変換したA/D変換値(FE+変換値)を得る。またA/D変換器411は時刻S2にセレクタ410がFE−信号を出力するようにセレクタ410に制御信号を送る。A/D変換器411は、図2(D)に示すようにA/D変換を行って、図2(F)に示すFE−信号をデジタル信号に変換したA/D変換値(FE−変換値)を得る。
DSP112は図2(I)に示すように時刻D2からフォーカス制御の演算(図中、Fcで示されている)を始める。DSP112はA/D変換器411にてデジタル値へ変換されたFE+信号(FE+変換値)およびFE−信号(FE−変換値)の差を演算し、フォーカスエラー信号を得る。システムコントローラ424の指令に基づき、DSP112はフォーカスエラー信号に対して、DSP112のRAM(不図示)に設定されたフォーカスフィルタ係数に従うデジタルフィルタ演算を施し、演算結果をアクチュエータ407のフォーカス用コイルを駆動するための制御信号として図2(J)に示すタイミングでD/A変換器413へ出力する。D/A変換器413はDSP112の出力をアナログ値に変換し、駆動回路417へ出力する。駆動回路417は、アナログの制御信号を電力増幅し、アクチュエータ407のフォーカス用コイルに印加する。これにより、光ビームの収束点が光ディスク401の情報記録面上に位置するように制御される。
また光検出器404の出力はアナログ演算器408に入力され、アナログ演算器408はTE+信号およびTE−信号を出力する。このTE+信号とTE−信号との差を取ることにより光ビームの焦点とトラックとの位置ずれを示すトラッキングエラー信号を得ることができる。例えばプッシュプル法でトラッキングエラー信号を得る場合には、TE+信号は光検出器404aおよび404cから得られる信号の加算信号、TE−信号は光検出器404bおよび404dから得られる信号の加算信号である。
A/D変換器411は、時刻S3でTE+およびTE−信号をサンプルホールドように、サンプルホールド回路409に制御信号を送る。またA/D変換器411は時刻S3にTE+信号が出力されるよう、セレクタ410へ制御信号を送る。図2(G)に示すように、A/D変換器411はA/D変換を行って、TE+信号のデジタル信号であるであるA/D変換値(TE+変換値)を得る。またA/D変換器411は時刻S4にTE−信号が出力されるよう、セレクタ410へ制御信号を送る。図2(H)に示すように、A/D変換器411はA/D変換を行って、TE−信号のデジタル信号であるであるA/D変換値(TE−変換値)を得る。
DSP112は時刻D3よりトラッキング制御の演算(図中、Tkで示す)を始める。DSP112はA/D変換器411にてデジタル値へ変換されたTE+信号(TE+変換値)とTE−信号(TE−変換値)との差を演算してトラッキングエラー信号を得る。システムコントローラ424の指令に基づき、DSP112はトラッキングエラー信号に対して、DSP112のRAM(不図示)に設定されたトラッキングフィルタ係数に従うデジタルフィルタ演算を施し、演算結果をアクチュエータ407のトラッキング用コイルを駆動するための制御信号として図2(K)に示すタイミングでD/A変換器414へ出力する。D/A変換器414はDSP112の出力をアナログ値に変換し、駆動回路418へ出力する。駆動回路418は、アナログの制御信号を電力増幅し、アクチュエータ407のトラッキング用コイルに印加する。光ビームの収束点が光ディスク401のトラック中心上に位置するように制御する。
またDSP112は時刻D4よりトラバース制御の演算(図中、TRSで示す)を始める。システムコントローラ424の指令に基づき、DSP112はトラッキングエラー信号に対して、DSP112のRAM(不図示)に設定されたトラバースフィルタ係数に従うデジタルフィルタ演算を施し、演算結果をトラバースモータ406を駆動するための制御信号として図2(L)に示すタイミングでPWM変換器415へ出力する。PWM変換器415は制御信号を受け取って、パルス幅変調を行い、駆動回路419へ出力する。駆動回路419は受け取った信号を電力増幅し、トラバースモータ406に印加する。これにより、光ヘッド403の位置が制御され、光ビームの収束点がディスク401のトラック中心上に位置する。
DSP112はトラバース制御の演算(TRS)が終了した時刻D5より次の割り込みタイマ422の出力時刻D6までウェイト動作を行う。次の割り込みタイマ422の出力があれば、上述したサーボ制御の手順を行い、割り込みタイマ422の出力ごとにこれらを繰り返す。
光ディスク装置101およびODC150は高倍速の記録および/または再生に対応している。記録・再生倍速を変更する場合、システムコントローラ124は可変クロック出力器123に信号を送り、出力するクロックの周波数を変更する。たとえば、光ディスク装置101およびODC150が1倍速(×1)、8倍速(×8)および16倍速(×16)に対応している場合、記録・再生倍速が1倍速(×1)、8倍速(×8)および16倍速(×16)に切り替わることによって、可変クロック出力器123は、6.25MHz、50MHzおよび100MHzの周波数を有するクロック信号を発生する。DSP112はそれぞれの記録・再生倍速でサーボ制御を行う場合に、6.25MHz、50MHzおよび100MHzの周波数を有するクロック信号に基づいて制御を行う。1サンプル周期内で実行する指令の数は変わらないが、1サンプル周期全体の時間はクロック信号の周波数によって変化する。一般に周波数と消費電力は比例関係にあるため、低倍速で動作している場合にクロック信号の周波数を低下させることによって、ODC150の消費電力を低減させることができる。
なお、この際、A/D変換器411、D/A変換器413、414、PWM変換器415、416、周期カウンタ421の動作クロックは、記録・再生倍速にかかわらず一定であってもよいし、可変クロック出力器123がDSP112へ出力する動作クロックと異なっていてもよい。
次に、図3を用いてDSP112の演算で用いるフォーカスフィルタ、トラッキングフィルタ、ディスクモータフィルタおよびトラバースフィルタの特性について説明する。DSP112で演算するデジタルフィルタの実時間上の特性はデジタルフィルタの係数と演算周期である動作クロック信号の周波数により決定される。
可変クロック出力器123からの出力クロックの周波数がfaである時に、たとえば、フォーカスフィルタは図3(a)および図3(b)の実線301、302で示すゲイン特性および位相特性を備えているとする。システムコントローラ124からの信号により可変クロック出力器123からの出力クロックの周波数がfaより低いfbとなった場合、基準となる動作クロックの周波数が低下するため、破線303、304で示すように、フォーカスフィルタのゲイン特性および位相特性も周波数が低い側へシフトする。このため、DSP112のデジタルフィルタ係数の値を変更しなくてもゲイン特性および位相特性は図3(a)および図3(b)において破線で示すように低周波数側へシフトする。低倍速記録・再生時にはフォーカスサーボ系、トラッキングサーボ系、ディスクモータ系およびトラバースサーボ系のいずれにおいても外乱の周波数も低下するため、これらの制御を行うための演算に用いるフィルタの特性も低い側にシフトした特性でよい。
つまり、フォーカスフィルタ、トラッキングフィルタ、ディスクモータフィルタおよびトラバースフィルタの係数は記録再生倍速にかかわらず同じであっても、DSP112に入力される動作クロック信号の周波数が記録再生倍速の変化に伴って変動することにより、記録再生倍速の変化に対応して適切にフィルタ特性が変動する。したがって、記録・再生の倍速ごとに対応したフィルタ係数を記憶しておく必要がなく、これらのフィルタ係数を格納するメモリの容量が少なくて済む。
上述したように、本実施形態では可変クロック出力器123の出力クロック周波数を変更することによりそれぞれのフィルタ特性を変更した。しかし、可変クロック出力器123が出力する複数のクロック信号間で周波数の差が大きいため、フィルタ係数を一定にすると所望のデジタルフィルタ特性実現できない場合は、システムコントローラ124が可変クロック出力器123の出力クロック周波数を変更すると共にDSP112のデジタルフィルタ係数を変更して所望のデジタルフィルタ特性を実現してもよい。この場合にも、記録・再生倍速に応じて出力クロック周波数を変更するのでODC150の消費電力を低減することができる。
(第2の実施形態)
図8に示す従来の光ディスク装置において、1サンプリング周期中にDSP112が実行すべき演算の時間の合計は1サンプリング周期よりも短い。このため、従来の光ディスク装置では、図9(i)に示すように、演算終了後、DSP112はウェイト状態をとっていた。しかし、ウェイト状態においてもDSP112の消費電力は高い。本実施形態では、DSP112が演算を行っていない期間の消費電力を低減する。
本発明の光ディスク装置および光ディスクコントローラの第2の実施形態を説明する。図4に示す光ディスク装置102は、光ディスク401を載置し、回転させるディスクモータ402と、光ヘッド403と、ODC160と、駆動部151とを備えている。
ディスクモータ402、光ヘッド403および駆動部151は、たとえば、第1の実施形態と同じように構成されており、第1の実施形態で説明したように動作する。
ODC160は、DSP162と、入出力部152と、周期カウンタ421と、クロック出力器161と割り込みタイマ163と、システムコントローラ124とを含む。入出力部152および周期カウンタ421は、たとえば第1の実施形態と同じ構成を備え、第1の実施形態と同じように機能する。
クロック出力器161は、以下で説明するように、1サンプリング周期中に行うべき演算が終了したことを示す演算終了信号をDSP162から受け取ると、DSP162へのクロック信号の出力を停止する。また、割り込みタイマ163から割り込み信号を受け取るとDSP162へのクロック信号の出力を開始する。クロック信号の供給が停止すると、DSP162はスリープ状態となり、動作を停止する。これにより、DSP162で演算を行っていないときの電力消費を低減することができる。
以下、光ディスク装置102のサーボ制御動作を説明する。図5は、光ディスク装置102のODC160が1サンプリング周期に行う制御を示している。割り込みタイマ163が割り込み信号をDSP162およびクロック出力器161に割り込み信号を出力すると、DSP162はスリープ状態から復帰して、時刻D1よりディスクモータ制御の演算を始める。
DSP162が、時刻D1から行うディスクモータ制御の演算、時刻D2から行うフォーカス制御の演算、時刻D3から行うトラッキング制御の演算および時刻D4から行うトラバース制御の演算の具体的な手順は第1の実施形態と同じである。
DSP162はトラバース制御の演算(TRS)が終了すると、時刻D5において、演算結果をPWM変換器416へ出力する。また、DSP162は、演算終了信号をクロック出力器161へ出力する。
クロック出力器161は演算終了信号を受け取ると、クロック信号の生成を停止する。これにより、DSP162は動作をやめ、スリープ状態に入る。スリープ状態では、DSP162は停止しており、DSP162の消費電力はゼロまたはほぼゼロとなる。このとき、入出力部152および駆動部151はそれぞれ動作を続けている。
割り込みタイマ163が次ぎの割り込み信号をDSP162およびクロック出力器161へ出力すると、クロック出力器161は再びクロック信号をDSP162へ出力する。これにより、DSP162はスリープ状態から復帰し、動作を再開する。
本実施形態によれば、演算を行っていない期間、DSP162は動作を停止する。したがって、この間の電力消費をなくすことができ、ODC160の消費電力を低減することができる。
上述の例ではDSP162は、1サンプリング周期内において行うべき演算がすべて終了した後にスリープ状態へ移行していたが、1サンプリング周期内の演算と演算との間にスリープ状態を設けるようにしてもよい。このためには、たとえば図4に示すように、A/D変換器411にA/D変換が完了したことを示すA/D変換終了信号を生成させ、クロック出力器161へ出力する。あるいは、A/D変換器411からDSP162へ信号が出力される際、DSP162が動作しているよう、A/D変換終了信号はA/D変換が完了する数クロック分前に生成してもよい。
具体的には、図6に示すように、ディスクモータ制御の演算(DM)が終了した後、時刻D2において、DSP162は演算結果である制御信号をPWM変換器416へ出力する。このとき、DSP162は、演算終了信号をクロック出力器161へ出力する。クロック出力器161は演算終了信号に基づいて、クロック信号の出力を中断する。これにより、DSP162はスリープ状態S1となる。このとき、入出力部150は動作中であり、FE−信号をA/D変換している。A/D変換器411は、A/D変換が完了すると、A/D変換終了信号をクロック出力器161へ出力する。これにより、クロック出力器161はクロック信号の出力をはじめ、DSP162は受け取ったクロック信号に基づいてスリープ状態から復帰する。
また、フォーカス制御の演算(Fc)の終了後、時刻D3において、DSP162は演算結果であるフォーカス制御信号をD/A変換器413へ出力する。このとき、DSP162は、演算終了信号をクロック出力器161へ出力する。クロック出力器161は演算終了信号に基づいて、クロック信号の出力を中断する。これにより、DSP162はスリープ状態S2となる。このとき、入出力部150は動作中であり、TE−信号をA/D変換している。A/D変換器411は、A/D変換が完了すると、A/D変換終了信号をクロック出力器161へ出力する。これにより、クロック出力器161はクロック信号の出力をはじめ、DSP162は受け取ったクロック信号に基づいてスリープ状態から復帰する。
トラバースモータ制御の演算が終了すると、上述したように、演算終了信号に基づいて、クロック出力器161がクロック信号の出力を停止し、DSP162はスリープ状態S3をとり、割り込みタイマ163の出力によって復帰する。
上記例のほか、DSP162のスリープ状態からの復帰は、スリープ状態の期間を指定しておくことによって行ってもよい。たとえば、DSP162の演算終了信号に基づいて、クロック出力器161がクロック信号の出力を停止し、クロック出力器161が所定の時間経過後、クロック信号の出力を再開するようにしてもよい。
また、上記説明では、光ディスク装置102が光ディスクにデータを記録または再生をおこなっている定常状態におけるサーボ制御動作を説明した。光ディスク装置102が定常状態にあるとき、1サンプル周期内でもっとも多くの時間をスリープ状態にすることができる。このため、スリープ動作を行うことによって消費電力をもっとも低減することができる。しかし、定常状態以外のたとえば、光ディスクにデータを記録するためのパラメータを設定する学習処理や、検索処理を行っている場合にも、DSP162が演算を行っていない期間をスリープ状態にすることが可能である。このような処理を行っている場合においてもDSP162をスリープ状態にさせることにより、さらに消費電力を低減することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、開発時や製品出荷後の修理時において、簡便に制御信号などを観測することが可能な光ディスク装置を説明する。
本発明の光ディスク装置および光ディスクコントローラの第3の実施形態を説明する。図7に示す光ディスク装置103は、光ディスク401を載置し、回転させるディスクモータ402と、光ヘッド403と、ODC170と、駆動部151とを備えている。
ディスクモータ402、光ヘッド403および駆動部151は、たとえば、第1の実施形態と同じように構成されており、第1の実施形態で説明したように動作する。
ODC170は、DSP112と、入出力部171と、周期カウンタ421と、クロック出力器172と、割り込みタイマ122と、システムコントローラ124とを含む。DSP112、周期カウンタ421、割り込みタイマ122およびシステムコントローラ124は第1の実施形態と同様に動作する。クロック出力器172はクロック信号の周波数が固定されている。
入出力部171は、入力部152aおよび出力部152cによって構成されている。入力部152aも第1の実施形態と同様に構成されている。また、出力部152cは、D/A変換器413、414およびPWM変換器415、416に加えて、D/A変換器125を備え、D/A変換器125にはODC170の外部と電気的に接続するためのモニタ出力端子174が設けられている。
ODC170は、システムコントローラ124に与えられる指令に基づいて、ODC170のDSP112で求めたフォーカス制御信号またはトラッキング制御信号あるいは、A/D変換器411から入力され、DSP112によって演算処理が施される前のフォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号をD/A変換し、アナログ信号をモニタ出力端子174から出力することができる。
光ディスク装置103によれば、専用の治具を必要とすることなくD/A変換器125のモニタ出力端子174を直接オシロスコープ427を接続することにより、フォーカスエラー信号もしくはトラッキングエラー信号を観測することが可能となる。このため、開発を効率化し、光ディスク装置103の修理時において修理時間を短縮することができる。
なお、上記第2の実施形態では、クロック出力器は一定の周波数のクロック信号を出力するが、第1の実施形態で説明したように、第2の実施形態の光ディスク装置あるいはODCに第1の実施形態で説明した可変クロック出力器を採用してもよい。また、第3の実施形態で説明したD/A変換器125およびモニタ出力端子174を第1の実施形態あるいは第2の実施系形態の光ディスク装置あるいはODCに設けてもよい。
本発明によれば、低消費電力のODCおよびODCを搭載した光ディスク装置が実現する。このため、本発明をノートパソコンやPDA、ゲーム機、ポータブルプレーヤなどの光ディスク装置を備えた携帯型電子機器に好適に採用することができ、これらの携帯型電子機器のバッテリー持続時間を長くすることが可能となる。
また、本発明によれば、光ディスク装置あるいは光ディスク装置を備えた機器の保守や修理が容易となる。
本発明の光ディスク装置の第1の実施形態を示すブロック図である。 図1に示す光ディス装置のDSPにおける制御タイミングを示す図である。 (a)および(b)は、図1に示す光ディス装置のDSP内で用いられるデジタルフィルタの特性の一例を示すグラフである。 本発明の光ディスク装置の第2の実施形態を示すブロック図である。 図4に示す光ディス装置のDSPにおける制御タイミングを示す図である。 図4に示す光ディス装置のDSPにおける他の制御タイミングを示す図である。 本発明の光ディスク装置の第3の実施形態を示すブロック図である。 従来の光ディスク装置を示すブロック図である。 従来の光ディス装置のDSPにおける制御タイミングを示す図である。
符号の説明
101、102、103 光ディスク装置
112、162、412 DSP
122 割り込みタイマ
123 可変クロック生成器
124 システムコントローラ
125 D/A変換器
150、160、170 光ディスクコントローラ
152、171 入出力部
161 クロック出力器
403 光ヘッド
410 セレクタ
411 A/D変換器
413、414 A/D変換器
415、416 PWM変換器
417、418、419、420 駆動部
421 周期カウンタ
427 オシロスコープ

Claims (23)

  1. 光ディスクを回転させるためのディスクモータと光ディスクにデータを記録することおよび/または光ディスクからデータを再生することを行うための光ビームを出射する光ヘッドとを備えた光ディスク装置をサーボ制御するための光ディスクコントローラであって、
    周波数の異なる複数のクロック信号を出力する可変クロック出力部と、
    前記光ディスク装置の光ビームをサーボ制御するために、所定の目標値からの偏差量を示す信号を前記光ヘッドから受け取り、前記偏差量を示す信号に基づいて演算を行うことにより、制御量を示す信号を求めて出力する制御部と、
    を備え、前記光ディスク装置が記録および/または再生動作を行う場合の記録倍速および/または再生倍速に基づいて、前記可変クロック出力部は前記クロック信号の周波数を変更し、前記制御部は、前記可変クロック出力部のクロック信号に同期して演算を行う光ディスクコントローラ。
  2. 前記演算は、前記偏差量を示す信号を、所定の特性を有するフィルタに通過させることによって行われ、前記フィルタの特性は、前記記録倍速および/または再生倍速に応じて異なっている請求項1に記載の光ディスクコントローラ。
  3. 前記フィルタの特性は、フィルタ係数と前記クロック信号の周波数とによって決定され、前記記録倍速および/または再生倍速にかかわらず前記フィルタ係数は同じである請求項2に記載の光ディスクコントローラ。
  4. データを記録するためのトラックを有する光ディスクに光ビームを照射し、前記光ディスクから反射する反射光または前記光ディスクを透過した透過光を電気信号に変換する変換部と、
    前記光ディスクのデータ面と垂直な方向に前記光ビームの焦点を移動させるフォーカスアクチュエータと、
    前記光ビームを前記光ディスクの半径方向へ移動させるトラッキングアクチュエータと、
    前記電気信号に基づいて演算を行い、前記光ビームが前記データ面において所定の収束状態を保つよう、フォーカスアクチュエータを制御し、前記光ビームが前記トラックの中心に位置するよう前記トラッキングアクチュエータを制御するための制御信号を生成する制御部と、
    周波数の異なる複数のクロック信号を出力する可変クロック出力部と、
    を備え、
    前記変換部が記録および/または再生動作を行う場合の記録倍速および/または再生倍速に基づいて、前記可変クロック出力部は前記クロック信号の周波数を変更し、前記制御部は、前記可変クロック出力のクロック信号に同期してする演算を行う光ディスク装置。
  5. 前記電気信号を受け取り、デジタル信号に変換して前記制御部へ出力し、また、前記制御部から制御信号を受け取り、アナログ信号に変換して前記フォーカスアクチュエータおよびトラッキングアクチュエータへ出力する入出力部をさらに備え、
    前記入出力部の動作クロックは、前記記録倍速および/または再生倍速にかかわらず一定である請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 前記制御部は、前記電気信号を所定の特性を有するフィルタに通過させることによって前記制御信号を生成し、前記フィルタの特性は、前記記録倍速および/または再生倍速に応じて異なっている請求項4に記載の光ディスク装置。
  7. 前記フィルタの特性は、フィルタ係数とクロック信号の周波数とによって決定され、前記記録倍速および/または再生倍速にかかわらず前記フィルタ係数は同じである請求項6に記載の光ディスク装置。
  8. 光ディスクを回転させるためのディスクモータと光ディスクにデータを記録することおよび/または光ディスクからデータを再生することを行うための光ビームを出射する光ヘッドとを備えた光ディスク装置において、前記光ヘッド、前記ディスクモータおよび光ビームをサーボ制御するための光ディスクコントローラであって、
    所定の時間ごとに割り込み信号を発生する割り込み信号発生部と、
    前記光ディスク装置の前記光ヘッドおよび前記ディスクモータから、目標値からの偏差量または現在の状態を示す電気的信号を受け取り、前記電気的信号に基づいて演算を行うことにより、制御量を示す制御信号を求めて出力する制御部と、
    を備え、前記制御部は、前記割り込み信号発生部から前記割り込み信号を受け取るごとに前記演算を行い、前記割り込み信号を受け取った後、次の割り込み信号を受け取るまでの間に少なくとも所定の時間動作を停止し、スリープ状態をとる光ディスクコントローラ。
  9. 前記制御部は、前記割り込み信号を受け取るごとに前記演算を行い、前記演算の終了後、次の割り込み信号を受け取るまで動作を停止し、スリープ状態をとる請求項8に記載の光ディスクコントローラ。
  10. 前記演算は、前記ディスクモータを制御するためのディスクモータ制御の演算処理、前記光ビームのフォーカス制御を行う演算処理、前記光ビームのトラッキング制御を行う演算および前記光ヘッドのトラバース制御を行う演算処理を含み、前記制御部は、それぞれの演算処理に対して、前記制御部はこれらの演算処理の少なくとも1つの間において、動作を停止し、スリープ状態をとる、請求項8に記載の光ディスクコントローラ。
  11. 前記電気信号を受け取り、デジタル信号に変換して前記制御部へ出力し、また、前記制御部から制御信号を受け取り、アナログ信号に変換して前記光ヘッドおよび前記ディスクモータへ出力する入出力部をさらに備え、
    前記前記制御部は、前記演算処理のそれぞれに対して、電気信号を受け取り、制御信号を出力し、
    前記演算処理のひとつを実行することにより、前記制御信号を前記入出力部へ出力後、前記制御部はスリープ状態をとり、前記入出力部が次の演算処理のための電気信号を受け取って、デジタル信号への変換が完了した後、前記制御部がスリープ状態から復帰する請求項8に記載の光ディスクコントローラ。
  12. 前記電気信号を受け取り、デジタル信号に変換して前記制御部へ出力し、また、前記制御部から制御信号を受け取り、アナログ信号に変換して前記光ヘッドおよび前記ディスクモータへ出力する入出力部をさらに備え、
    前記前記制御部は、前記演算処理のそれぞれに対して、電気信号を受け取り、制御制御信号を出力し、
    前記演算処理のひとつを実行することにより、前記制御信号を前記入出力部へ出力後、前記制御部は所定の時間スリープ状態をとり、所定の時間の経過後スリープ状態から復帰する請求項8に記載の光ディスクコントローラ。
  13. 前記制御部がスリーブ状態にあるときも前記入出力部の少なくとも一部が動作している請求項9に記載の光ディスクコントローラ。
  14. データを記録するためのトラックを有する光ディスクに光ビームを照射し、前記光ディスクから反射する反射光または前記光ディスクを透過した透過光を電気信号に変換する変換部と、前記光ディスクのデータ面と垂直な方向に前記光ビームの焦点を移動させるフォーカスアクチュエータと、前記光ビームを前記光ディスクの半径方向へ移動させるトラッキングアクチュエータとを含む光ヘッドと、
    光ディスクを回転させるためのディスクモータと、
    所定の時間ごとに割り込み信号を発生する割り込み信号発生部と、
    前光ヘッドおよび前記ディスクモータから、目標値からの偏差量または現在の状態を示す電気的信号を受け取り、前記電気的信号に基づいて演算を行うことにより、制御量を示す制御信号を求めて出力する制御部と、
    を備え、前記制御部は、前記割り込み信号発生部から前記割り込み信号を受け取るごとに前記演算を行い、前記割り込み信号を受け取った後、次の割り込み信号を受け取るまでの間に少なくとも所定の時間動作を停止し、スリープ状態をとる、光ディスク装置。
  15. 前記制御部は、前記割り込み信号を受け取るごとに前記演算を行い、前記演算の終了後、次の割り込み信号を受け取るまで動作を停止し、スリープ状態をとる請求項14に記載の光ディスク装置。
  16. 前記演算は、前記ディスクモータを制御するためのディスクモータ制御の演算処理、前記光ビームのフォーカス制御を行う演算処理、前記光ビームのトラッキング制御を行う演算および前記光ヘッドのトラバース制御を行う演算処理を含み、前記制御部は、それぞれの演算処理に対して、前記制御部はこれらの演算処理の少なくとも1つの間において、動作を停止し、スリープ状態をとる、請求項14に記載の光ディスク装置。
  17. 前記電気信号を受け取り、デジタル信号に変換して前記制御部へ出力し、また、前記制御部から制御信号を受け取り、アナログ信号に変換して前記光ヘッドおよび前記ディスクモータへ出力する入出力部をさらに備え、
    前記前記制御部は、前記演算処理のそれぞれに対して、電気信号を受け取り、制御制御信号を出力し、
    前記演算処理のひとつを実行することにより、前記制御信号を前記入出力部へ出力後、前記制御部はスリープ状態をとり、前記入出力部が次の演算処理のための電気信号を受け取って、デジタル信号への変換が完了した後、前記制御部がスリープ状態から復帰する請求項14に記載の光ディスク装置。
  18. 前記電気信号を受け取り、デジタル信号に変換して前記制御部へ出力し、また、前記制御部から制御信号を受け取り、アナログ信号に変換して前記光ヘッドおよび前記ディスクモータへ出力する入出力部をさらに備え、
    前記前記制御部は、前記演算処理のそれぞれに対して、電気信号を受け取り、制御制御信号を出力し、
    前記演算処理のひとつを実行することにより、前記制御信号を前記入出力部へ出力後、前記制御部は所定の時間スリープ状態をとり、所定の時間の経過後スリープ状態から復帰する請求項15に記載の光ディスク装置。
  19. 前記制御部がスリーブ状態にあるときも前記入出力部の少なくとも一部が動作している請求項18に記載の光ディスク装置。
  20. 光ディスクを回転させるためのディスクモータと光ディスクにデータを記録することおよび/または光ディスクからデータを再生することを行うための光ビームを出射する光ヘッドとを備えた光ディスク装置をサーボ制御するための光ディスクコントローラであって、
    前記光ディスク装置の前記光ヘッドおよび前記ディスクモータから、目標値からの偏差量または現在の状態を示す電気的信号を受け取り、前記電気的信号に基づいて演算を行うことにより、制御量を示す制御信号を求めて出力する制御部と、
    モニタ端子を有する入出力部であって、前記電気信号を前記制御部から受け取とってアナログ信号に変換し、または、前記制御部から制御信号を受け取ってアナログ信号に変換し、変換した信号を前記モニタ端子から外部へ出力する入出力部と、
    を備える光ディスクコントローラ。
  21. 前記電気信号はフォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号である請求項20に記載の光ディスクコントローラ。
  22. 光ディスクを回転させるためのディスクモータと、
    光ディスクにデータを記録することおよび/または光ディスクからデータを再生することを行うための光ビームを出射する光ヘッドと、
    前記光ディスク装置の前記光ヘッドおよび前記ディスクモータから、目標値からの偏差量または現在の状態を示す電気的信号を受け取り、前記電気的信号に基づいて演算を行うことにより、制御量を示す制御信号を求めて出力する制御部と、
    モニタ端子を有する入出力部であって、前記電気信号を前記制御部から受け取とってアナログ信号に変換し、または、前記制御部から制御信号を受け取ってアナログ信号に変換し、変換した信号を前記モニタ端子から外部へ出力する入出力部と、
    を備える光ディスク装置。
  23. 前記電気信号はフォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号である請求項22に記載の光ディスク装置。
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