JP5099039B2 - ロボットのコントローラ - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図3を参照して説明する。なお、従来相当の図6で示した構成と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を簡略化している。
電源スイッチ20aがオフ状態にあるときには、コンタクタ5がオフ状態にあることから、交流電源ACからの給電はロボット本体1側についてはコンタクタ5で遮断されている。また、コントローラ20側については、交流電源ACからの給電が電流ヒューズ3を介して整流回路10に与えられている。平滑回路11の端子間には交流入力を整流平滑した直流出力が発生している。これにより、コントローラ20側には、ダイオード32を介して抵抗分圧回路33に分圧出力を待機電源として発生している。なお、このときまだトランジスタ35はオフ状態であるのでスイッチングIC16は動作していない。また、降圧電源回路12もスイッチング素子13がオフ状態であるので直流電源回路15の出力端子には直流出力が発生していない。
図4は本発明の第2の実施形態を示すもので、第1の実施形態と異なるところは、コンバータ回路である降圧電源回路12のトランス14に代えて降圧チョッパ回路44を設ける構成としたところである。降圧チョッパ回路44は、平滑回路11側の入力端子にスイッチング素子としてのトランジスタ45が設けられ、コイル46を介して出力端子に接続されている。トランジスタ45のエミッタと平滑回路11の負極端子との間にはダイオード47が設けられると共に、出力端子間にはコンデンサ48が接続されている。
このような構成によっても簡単かつ安価な構成で第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図5は本発明の第3の実施形態を示すもので、以下、第1の実施形態と異なる部分について説明する。
スイッチング制御回路31に代わるスイッチング制御回路49は、トランジスタ35を省いた構成としている。スイッチングIC16は、トランジスタを介さずに分圧回路33の直流電圧が直接供給される構成である。また、遅延回路37を構成から省き、物理スイッチとしての電源スイッチ20aを電流ヒューズ3とダイオードブリッジからなる整流回路10との間の給電経路に設ける構成とした。さらに、電源スイッチ20aから整流回路10に至る給電経路に給電監視手段として交流電圧検出装置50を設け、コントローラCPU9により、交流電圧検出装置50の検出出力を入力して電源スイッチ20aのオンオフ状態を判断する構成とした。電源用CPU17および判定回路18の構成も省いている。これは、停電検出用に設けた電源用CPU17の機能は、この実施形態においてはコントローラCPU9が兼用することができるからである。
電源スイッチ20aがオフ状態にあるときには、コンタクタ5がオフ状態にあることから、交流電源ACからの給電はロボット本体1側についてはコンタクタ5で遮断されている。また、コントローラ20側についても電源スイッチ20aがオフであることから電源が遮断されている。
本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
コンバータ回路12のスイッチング素子13をコンバータ遮断回路として兼用する構成としているが、別々の構成として設けることもできる。
電流ヒューズ3は、必要に応じて設ければよい。たとえば、電源系統の設備として既に備わっている場合には、設ける必要はない。
遅延回路37の遅延時間Td2は適宜の時間に設定することができる。これは、ロボット本体1を安全な状態に停止制御するために必要な時間を確保できる程度であれば良い。
Claims (3)
- 電源入力をロボット用電力とコントローラ用電力とに分岐して供給する分岐回路と、
前記分岐回路からロボット本体への給電経路に設けられたコンタクタと、
前記ロボット本体の動作制御を行うためのCPU(central processing unit)と、
前記コントローラ用電力をスイッチング素子のオンオフ制御により制御用電源を生成して前記CPUへ供給するコンバータ回路と、
前記コントローラ用電力を動作電源とし、前記コンバータ回路に設けられた前記スイッチング素子のオンオフ制御をするスイッチング制御回路と、
前記コンバータ回路に設けられたコンバータ遮断回路と、
前記スイッチング制御回路の動作電源の供給経路に設けられたスイッチング制御回路遮断回路と、
前記スイッチング制御回路への動作電源をオンオフ制御するための第1接点および前記CPUへのオンオフ制御信号を与えるための第2接点を有する双極単投型の物理スイッチと、
前記物理スイッチの第1接点のオフ動作に応じて所定の遅延時間をもって前記スイッチング制御回路遮断回路に遮断信号を出力する遅延回路とを備え、
前記物理スイッチがオン操作されると、前記第1接点がオンすることで前記遅延回路を介して前記スイッチング制御回路遮断回路をオンさせて前記スイッチング制御回路に動作電源を供給させ、前記第2接点がオンすることで前記CPUに対してオン制御信号を与え、前記スイッチング制御回路は、前記コンバータ回路の前記コンバータ遮断回路をオンさせると共に前記スイッチング素子をオンオフ駆動して前記CPUに前記制御電源を供給し、前記CPUは、前記コンタクタをオンさせて前記ロボット本体に前記ロボット用電力を供給すると共に動作制御を行い、
前記物理スイッチがオフ操作されると、前記第2接点がオフすることで前記CPUに対してオフ制御信号を与え、前記第1接点がオフすることで前記遅延回路により所定の遅延時間が経過した後に前記スイッチング制御回路遮断回路をオフさせて前記スイッチング制御回路の動作電源を停止させ、前記CPUは、前記オフ制御信号が与えられると直ちに動作して前記ロボット本体に対して停止制御を行うと共にその終了後に前記コンタクタをオフさせ、前記スイッチング制御回路は、前記コンバータ遮断回路をオフさせると共に前記スイッチング素子のオンオフ駆動を停止して前記CPUへの給電を停止させることを特徴とするロボットのコントローラ。 - 三相交流電源入力をロボット用電力としての三相交流電源およびコントローラ用電力として単相交流電源に分岐して供給する分岐回路と、
前記分岐回路からロボット本体への給電経路に設けられたコンタクタと、
前記ロボット本体の動作制御を行うためのCPU(central processing unit)と、
前記分岐回路から供給される単相交流電源を整流および平滑して直流電源に変換するダイオードブリッジおよび平滑コンデンサからなる回路と、
前記分岐回路と前記ダイオードブリッジとの間を通断電可能に設けられた物理スイッチと、
前記平滑コンデンサからの直流出力をスイッチング素子のオンオフ制御により所定電圧の制御用電源に変換して前記CPUへ供給するコンバータ回路と、
前記平滑コンデンサからの直流出力を動作電源とし、前記コンバータ回路に設けられた前記スイッチング素子のオンオフ制御をするスイッチング制御回路と、
前記コンバータ回路に設けられたコンバータ遮断回路と、
前記物理スイッチから前記ダイオードブリッジに至る経路の給電状態を監視する給電監視手段とを備え、
前記物理スイッチがオン操作されると、前記ダイオードブリッジへの給電で前記平滑コンデンサから発生する直流出力を動作電源として前記スイッチング制御回路が動作を開始し、前記コンバータ回路のスイッチング素子のオンオフの制御がされ制御用電源が前記CPUに供給され、前記CPUにより、前記コンタクタがオンされて前記ロボット本体に前記ロボット用電力が供給されると共に動作制御が行われ、その動作制御状態が前記給電監視手段が給電状態を検出している状態の間継続され、
前記物理スイッチがオフされると、前記CPUにより、前記給電監視手段による前記ダイオードブリッジへの給電停止の検出をもって前記物理スイッチのオフ状態が判断され、前記平滑コンデンサの充電電荷を電源として動作する期間中に、前記ロボット本体の停止制御の実行後に前記コンタクタがオフされるように構成されていることを特徴とするロボットのコントローラ。 - 請求項1または2に記載のロボットのコントローラにおいて、
前記電源入力が前記分岐回路に至る経路に設けられ、過電流で溶断するヒューズを備えたことを特徴とするロボットのコントローラ。
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