JP2022042126A - ロボット制御装置およびロボットシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動部の動力を遮断する回路の故障率が低く、ロボットシステムの安全性を高め得るロボット制御装置、および、安全性の高いロボットシステムを提供すること。【解決手段】ロボットアームと、前記ロボットアームを駆動する駆動部と、前記駆動部に供給する電力を受け、入力される制御信号に基づいて前記駆動部に動力を出力する駆動制御部と、を備えるロボットの動作を制御するロボット制御装置であって、停止信号について論理演算を行い、演算結果を出力する論理演算回路と、前記演算結果に基づいて、前記駆動制御部に供給する前記電力または前記駆動制御部に入力される前記制御信号を遮断することにより、前記駆動部の動力を遮断する動力遮断回路と、を有することを特徴とするロボット制御装置。【選択図】図3
Description
本発明は、ロボット制御装置およびロボットシステムに関するものである。
特許文献1には、モーターによって駆動される可動部と、モーターへの動力の通電と遮断とを切り返すモーター動力遮断部と、を有する射出成形機が開示されている。モーター動力遮断部は、直列に接続された3つの動力遮断部を有している。これらの動力遮断部は、モーターに駆動電力を供給するサーボアンプに設けられ、互いに独立してモーターへの動力を遮断するように動作する。
特許文献1のように複数の動力遮断部を用いて動力を遮断することで、モーターへの動力遮断を判定する基準の多様化が図られる一方、動力を遮断することができない故障を起こし得る因子の数も複数になる。このため、モーター動力遮断部全体における安全率を高めにくいという課題がある。
本発明の適用例に係るロボット制御装置は、
ロボットアームと、前記ロボットアームを駆動する駆動部と、前記駆動部に供給する電力を受け、入力される制御信号に基づいて前記駆動部に動力を出力する駆動制御部と、を備えるロボットの動作を制御するロボット制御装置であって、
停止信号について論理演算を行い、演算結果を出力する論理演算回路と、
前記演算結果に基づいて、前記駆動制御部に供給する前記電力または前記駆動制御部に入力される前記制御信号を遮断することにより、前記駆動部の動力を遮断する動力遮断回路と、
を有することを特徴とする。
ロボットアームと、前記ロボットアームを駆動する駆動部と、前記駆動部に供給する電力を受け、入力される制御信号に基づいて前記駆動部に動力を出力する駆動制御部と、を備えるロボットの動作を制御するロボット制御装置であって、
停止信号について論理演算を行い、演算結果を出力する論理演算回路と、
前記演算結果に基づいて、前記駆動制御部に供給する前記電力または前記駆動制御部に入力される前記制御信号を遮断することにより、前記駆動部の動力を遮断する動力遮断回路と、
を有することを特徴とする。
本発明の適用例に係るロボットシステムは、
ロボットアーム、前記ロボットアームを駆動する駆動部、および、前記駆動部に供給する電力を受け、入力される制御信号に基づいて前記駆動部に動力を出力する駆動制御部、を備えるロボットと、
前記ロボットの動作を制御する本発明の適用例に係るロボット制御装置と、
を有することを特徴とする。
ロボットアーム、前記ロボットアームを駆動する駆動部、および、前記駆動部に供給する電力を受け、入力される制御信号に基づいて前記駆動部に動力を出力する駆動制御部、を備えるロボットと、
前記ロボットの動作を制御する本発明の適用例に係るロボット制御装置と、
を有することを特徴とする。
以下、本発明のロボット制御装置およびロボットシステムを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.第1実施形態
まず、第1実施形態に係るロボットシステムおよびロボット制御装置について説明する。
図1は、第1実施形態に係るロボットシステムを示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットの概略図である。図3は、図1のロボットシステムの主要部を示すブロック図である。
まず、第1実施形態に係るロボットシステムおよびロボット制御装置について説明する。
図1は、第1実施形態に係るロボットシステムを示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットの概略図である。図3は、図1のロボットシステムの主要部を示すブロック図である。
1.1.ロボットシステム
図1に示すロボットシステム1は、例えば、各種ワーク(対象物)の搬送、組立、検査等の各作業で用いられる。
図1ないし図3に示すように、ロボットシステム1は、基台4、ロボットアーム10、駆動部401~406および駆動制御部301~306を備えるロボット2と、ロボット2の動作を制御するロボット制御装置8と、を有する。
図1に示すロボットシステム1は、例えば、各種ワーク(対象物)の搬送、組立、検査等の各作業で用いられる。
図1ないし図3に示すように、ロボットシステム1は、基台4、ロボットアーム10、駆動部401~406および駆動制御部301~306を備えるロボット2と、ロボット2の動作を制御するロボット制御装置8と、を有する。
図1および図2に示す基台4は、水平な床101に載置されている。なお、基台4は、床101ではなく、壁、天井、架台等に載置されていてもよい。
図1および図2に示すロボットアーム10は、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16を備えている。第6アーム16の先端には、図示しないエンドエフェクターを着脱可能に取り付けることができ、そのエンドエフェクターでワークを把持等することができる。エンドエフェクターで把持等するワークとしては、特に限定されず、例えば、電子部品、電子機器等が挙げられる。なお、本明細書では、第6アーム16を基準にしたときの基台4側を「基端側」とし、基台4を基準にしたときの第6アーム16側を「先端側」とする。
エンドエフェクターとしては、特に限定されないが、ワークを把持するハンド、ワークを吸着する吸着ヘッド等が挙げられる。
なお、第6アーム16とエンドエフェクターとの間には、図示しない力検出部が設けられていてもよい。力検出部は、エンドエフェクターに加わる力を検出する。力検出部としては、例えば、互いに直交する3軸のそれぞれの軸方向の力成分(並進力成分)と、その3軸のそれぞれの軸周りの力成分(回転力成分)と、を検出可能な6軸力覚センサー等が挙げられる。
1.2.ロボット
ロボット2は、基台4と、第1アーム11と、第2アーム12と、第3アーム13と、第4アーム14と、第5アーム15と、第6アーム16とが、基端側から先端側に向ってこの順に連結された単腕の6軸垂直多関節ロボットである。以下では、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16をそれぞれ「アーム」とも言う。アーム11~16の長さは、それぞれ、特に限定されず、適宜設定可能である。
ロボット2は、基台4と、第1アーム11と、第2アーム12と、第3アーム13と、第4アーム14と、第5アーム15と、第6アーム16とが、基端側から先端側に向ってこの順に連結された単腕の6軸垂直多関節ロボットである。以下では、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16をそれぞれ「アーム」とも言う。アーム11~16の長さは、それぞれ、特に限定されず、適宜設定可能である。
基台4と第1アーム11とは、関節171を介して連結されている。第1アーム11は、基台4に対し、鉛直軸と平行な第1回動軸O1を回動中心として回動可能となっている。第1アーム11は、モーター401Mおよび図示しない減速機を有する駆動部401の駆動により回動する。モーター401Mは、第1アーム11を回動させる駆動力を発生する。駆動部401の動作は、モータードライバーである駆動制御部301を介して、ロボット制御装置8により制御される。
第1アーム11と第2アーム12とは、関節172を介して連結されている。第2アーム12は、第1アーム11に対し、水平面と平行な第2回動軸O2を回動中心として回動可能となっている。第2アーム12は、モーター402Mおよび図示しない減速機を有する駆動部402の駆動により回動する。モーター402Mは、第2アーム12を回動させる駆動力を発生する。駆動部402の動作は、モータードライバーである駆動制御部302を介して、ロボット制御装置8により制御される。
第2アーム12と第3アーム13とは、関節173を介して連結されている。第3アーム13は、第2アーム12に対し、水平面と平行な第3回動軸O3を回動中心として回動可能となっている。第3アーム13は、モーター403Mおよび図示しない減速機を有する駆動部403の駆動により回動する。モーター403Mは、第3アーム13を回動させる駆動力を発生する。駆動部403の動作は、モータードライバーである駆動制御部303を介して、ロボット制御装置8により制御される。
第3アーム13と第4アーム14とは、関節174を介して連結されている。第4アーム14は、第3アーム13に対し、第3アーム13の中心軸と平行な第4回動軸O4を回動中心として回動可能となっている。第4アーム14は、モーター404Mおよび図示しない減速機を有する駆動部404の駆動により回動する。モーター404Mは、第4アーム14を回動させる駆動力を発生する。駆動部404の動作は、モータードライバーである駆動制御部304を介して、ロボット制御装置8により制御される。
第4アーム14と第5アーム15とは、関節175を介して連結されている。第5アーム15は、第4アーム14に対し、第4アーム14の中心軸と直交する第5回動軸O5を回動中心として回動可能となっている。第5アーム15は、モーター405Mおよび図示しない減速機を有する駆動部405の駆動により回動する。モーター405Mは、第5アーム15を回動させる駆動力を発生する。駆動部405の動作は、モータードライバーである駆動制御部305を介して、ロボット制御装置8により制御される。
第5アーム15と第6アーム16とは、関節176を介して連結されている。第6アーム16は、第5アーム15に対し、第5アーム15の先端部の中心軸と平行な第6回動軸O6を回動中心として回動可能となっている。第6アーム16は、モーター406Mおよび図示しない減速機を有する駆動部406の駆動により回動する。モーター406Mは、第6アーム16を回動させる駆動力を発生する。駆動部406の動作は、モータードライバーである駆動制御部306を介して、ロボット制御装置8により制御される。
駆動部401~406には、図3に示すように、角度センサー411~416が設けられている。これらの角度センサー411~416としては、例えば、ロータリーエンコーダー等の各種エンコーダーが挙げられる。角度センサー411~416は、駆動部401~406のモーターまたは減速機の出力軸の回動角度を検出する。
駆動部401~406のモーターとしては、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等が挙げられる。
駆動部401~406の減速機としては、例えば、複数の歯車で構成された遊星ギア型の減速機、波動減速機等が挙げられる。
駆動部401~406の減速機としては、例えば、複数の歯車で構成された遊星ギア型の減速機、波動減速機等が挙げられる。
駆動部401~406および角度センサー411~416は、それぞれ、ロボット制御装置8と電気的に接続されている。
ロボット制御装置8は、駆動制御部301~306を介して、駆動部401~406の動作を独立して制御する。具体的には、ロボット制御装置8は、角度センサー411~416や図示しない力検出部の検出結果に基づいて、駆動部401~406の動作条件、例えば角速度や回転角度等をそれぞれ制御する。
1.3.ロボット制御装置の構成
ロボット制御装置8は、上位制御部81と、機能安全部82と、動力遮断部83と、を備えている。また、ロボット制御装置8は、非常停止スイッチ84(非常停止信号発生部)と、イネーブルスイッチ85(イネーブル停止信号発生部)を備えたティーチングペンダント86と、物体接近検出部87(保護停止信号発生部)と、を備えている。
ロボット制御装置8は、上位制御部81と、機能安全部82と、動力遮断部83と、を備えている。また、ロボット制御装置8は、非常停止スイッチ84(非常停止信号発生部)と、イネーブルスイッチ85(イネーブル停止信号発生部)を備えたティーチングペンダント86と、物体接近検出部87(保護停止信号発生部)と、を備えている。
1.3.1.上位制御部
上位制御部81は、駆動制御部301~306の動作を制御して、ロボット2の動作を制御する。
上位制御部81のハードウェア構成は、特に限定されないが、図3では、プロセッサー812、メモリー814、および、外部インターフェース816を含んでいる。これらは、内部バスを介して互いに通信可能に接続されている。
上位制御部81は、駆動制御部301~306の動作を制御して、ロボット2の動作を制御する。
上位制御部81のハードウェア構成は、特に限定されないが、図3では、プロセッサー812、メモリー814、および、外部インターフェース816を含んでいる。これらは、内部バスを介して互いに通信可能に接続されている。
プロセッサー812としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等が挙げられる。
プロセッサー812は、メモリー814に記憶された各種プログラムを実行することにより、ロボット2の動作を制御する。
プロセッサー812は、メモリー814に記憶された各種プログラムを実行することにより、ロボット2の動作を制御する。
メモリー814としては、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリーや、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリー等が挙げられる。なお、メモリー814は、非着脱式に限らず、着脱式であってもよい。
メモリー814は、各種プログラムの他、外部インターフェース816で受け付けた各種データやロボット2から出力された各種データを保存する。
メモリー814は、各種プログラムの他、外部インターフェース816で受け付けた各種データやロボット2から出力された各種データを保存する。
外部インターフェース816としては、各種の通信用技術が挙げられる。通信用技術としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)、RS-232C、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN等が挙げられる。
上述したハードウェア構成を有する上位制御部81は、前述したように、駆動制御部301~306の動作を制御して、ロボット2の動作を制御する。また、上位制御部81は、角度センサー411~416の検出結果や図示しない力検出部、画像センサー、深度センサー等の検出結果を、ロボット2の動作に反映させる。さらに、上位制御部81は、ロボット2の動作状況、例えば駆動制御部301~306に対する速度指示の情報を、後述する制御停止信号Sb1、Sb2として動力遮断部83に向けて出力する。制御停止信号Sb1、Sb2は、互いに同一の信号であり、異なる信号路を介して動力遮断部83に伝送される。後述する動力遮断部83では、制御停止信号Sb1、Sb2を含む停止信号に基づいてロボット2の動力を遮断することにより、ロボット2の周囲の安全を確保する。
1.3.2.機能安全部
機能安全部82のハードウェア構成は、特に限定されないが、図3では、プロセッサー822、メモリー824、および、外部インターフェース826を含んでいる。これらは、内部バスを介して互いに通信可能に接続されている。
機能安全部82のハードウェア構成は、特に限定されないが、図3では、プロセッサー822、メモリー824、および、外部インターフェース826を含んでいる。これらは、内部バスを介して互いに通信可能に接続されている。
メモリー824および外部インターフェース826は、前述したメモリー814および外部インターフェース816と同様である。
プロセッサー822としては、例えば、FPGA、ASIC等が挙げられる。
プロセッサー822としては、例えば、FPGA、ASIC等が挙げられる。
プロセッサー822は、メモリー824に記憶された各種プログラムを実行する。これにより、機能安全部82は、図示しない力検出部、画像センサー、深度センサー等の検出結果や図3に示す交流電源71の電圧、後述するコンバーターの出力電圧等をモニターする。そして、モニター結果に異常を認めた場合、機能安全部82は、機能安全に関わる異常の有無を、後述する機能安全停止信号Sc1、Sc2として動力遮断部83に向けて出力する。機能安全停止信号Sc1、Sc2は、互いに同一の信号であり、異なる信号路を介して動力遮断部83に伝送される。後述する動力遮断部83では、機能安全停止信号Sc1、Sc2を含む停止信号に基づいてロボット2の動力を遮断することにより、ロボット2の周囲の安全を確保する。
このように上位制御部81から独立して機能安全部82を設けることにより、機能安全に関わる制御を独立させることができるので、機能安全の信頼性をより高めることができる。なお、機能安全部82は、必要に応じて設けられればよく、省略されていてもよい。
1.3.3.非常停止スイッチ
非常停止スイッチ84(非常停止信号発生部)は、ロボット2の動作を強制的に停止させたいとき、作業者が押下するボタンである。非常停止スイッチ84が押下されると、後述する非常停止信号Sa1、Sa2が動力遮断部83に出力される。非常停止信号Sa1、Sa2は、互いに同一の信号であり、異なる信号路を介して動力遮断部83に伝送される。後述する動力遮断部83では、非常停止信号Sa1、Sa2を含む停止信号に基づいてロボット2の動力を遮断することにより、ロボット2の周囲の安全を確保する。
なお、非常停止信号発生部は、ボタンに限定されず、作業者の意思によって非常停止信号Sa1、Sa2を出力し得るもので代替可能である。
非常停止スイッチ84(非常停止信号発生部)は、ロボット2の動作を強制的に停止させたいとき、作業者が押下するボタンである。非常停止スイッチ84が押下されると、後述する非常停止信号Sa1、Sa2が動力遮断部83に出力される。非常停止信号Sa1、Sa2は、互いに同一の信号であり、異なる信号路を介して動力遮断部83に伝送される。後述する動力遮断部83では、非常停止信号Sa1、Sa2を含む停止信号に基づいてロボット2の動力を遮断することにより、ロボット2の周囲の安全を確保する。
なお、非常停止信号発生部は、ボタンに限定されず、作業者の意思によって非常停止信号Sa1、Sa2を出力し得るもので代替可能である。
1.3.4.ティーチングペンダント
ティーチングペンダント86は、ロボット2に対する教示作業を行うためのタブレット端末型のプログラミングデバイスである。ティーチングペンダント86は、作業者によって持ち運べるようになっている。作業者は、ティーチングペンダント86を持った状態でロボット2に近づき、教示作業を行う。
ティーチングペンダント86は、ロボット2に対する教示作業を行うためのタブレット端末型のプログラミングデバイスである。ティーチングペンダント86は、作業者によって持ち運べるようになっている。作業者は、ティーチングペンダント86を持った状態でロボット2に近づき、教示作業を行う。
ティーチングペンダント86は、イネーブルスイッチ85(イネーブル停止信号発生部)を備えている。イネーブルスイッチ85は、ティーチングペンダント86を手に持った作業者によって押下することができるように構成されている。ティーチングペンダント86は、作業者によるイネーブルスイッチ85の押し込み位置が所定の位置にあるときにのみ、教示作業を行えるようになっている。また、イネーブルスイッチ85は、その押し込み位置に応じて、後述するイネーブル停止信号Sd1、Sd2を動力遮断部83に向けて出力する。イネーブル停止信号Sd1、Sd2は、互いに同一の信号であり、異なる信号路を介して動力遮断部83に伝送される。後述する動力遮断部83では、イネーブル停止信号Sd1、Sd2を含む停止信号に基づいてロボット2の動力を遮断することにより、ロボット2の周囲の安全を確保する。
1.3.5.物体接近検出部
物体接近検出部87(保護停止信号発生部)は、ロボット2の周囲にあらかじめ設定された距離よりも人を含む物体が接近したとき、その接近を検出する。物体接近検出部87が物体の接近を検出すると、後述する保護停止信号Se1、Se2が動力遮断部83に出力される。保護停止信号Se1、Se2は、互いに同一の信号であり、異なる信号路を介して動力遮断部83に伝送される。後述する動力遮断部83では、保護停止信号Se1、Se2を含む停止信号に基づいてロボット2の動力を遮断することにより、ロボット2の周囲の安全を確保する。
物体接近検出部87(保護停止信号発生部)は、ロボット2の周囲にあらかじめ設定された距離よりも人を含む物体が接近したとき、その接近を検出する。物体接近検出部87が物体の接近を検出すると、後述する保護停止信号Se1、Se2が動力遮断部83に出力される。保護停止信号Se1、Se2は、互いに同一の信号であり、異なる信号路を介して動力遮断部83に伝送される。後述する動力遮断部83では、保護停止信号Se1、Se2を含む停止信号に基づいてロボット2の動力を遮断することにより、ロボット2の周囲の安全を確保する。
物体接近検出部87としては、例えば、安全扉を備える安全柵、ライトカーテン、ミリ波レーダー、レーザースキャナー、画像センサー、超音波センサー等が挙げられ、これらのうちの1つ以上が用いられる。図1では、物体接近検出部87がライトカーテンである例を図示している。
1.3.6.動力遮断部
図4は、図3の動力遮断部83の回路構成を示す概略図である。
図4に示す動力遮断部83は、論理演算回路52と、動力遮断回路54と、不一致回路56と、絶縁素子であるフォトカプラー58A、58B、59A、59Bと、を有している。
図4は、図3の動力遮断部83の回路構成を示す概略図である。
図4に示す動力遮断部83は、論理演算回路52と、動力遮断回路54と、不一致回路56と、絶縁素子であるフォトカプラー58A、58B、59A、59Bと、を有している。
図4に示す論理演算回路52には、第1信号と第2信号とに二重化された停止信号が入力される。図4に示す論理演算回路52は、第1信号が入力される第1演算回路52Aと、第2信号が入力される第2演算回路52Bと、を有している。
本実施形態に係る第1信号は、非常停止信号Sa1、制御停止信号Sb1、機能安全停止信号Sc1、イネーブル停止信号Sd1、および保護停止信号Se1を含む。また、本実施形態に係る第2信号は、非常停止信号Sa2、制御停止信号Sb2、機能安全停止信号Sc2、イネーブル停止信号Sd2、および保護停止信号Se2を含む。
第1信号は、それぞれ、フォトカプラー58Aを介して、第1演算回路52Aに入力される。フォトカプラー58Aは、非常停止信号Sa1、制御停止信号Sb1、機能安全停止信号Sc1、イネーブル停止信号Sd1、および保護停止信号Se1が、第1演算回路52Aに入力される信号路にそれぞれ設けられ、この信号路を電気的に絶縁しながら第1信号を伝送する。これにより、電気的には、信号路を絶縁することができるので、第1信号の仕様によらず、第1演算回路52Aを設計することが可能になる。換言すれば、フォトカプラー58Aを用いることにより、様々な仕様の第1信号に適用可能な第1演算回路52Aを実現することができる。
なお、フォトカプラー58Aは、同様の機能を有する絶縁素子、例えばコイルやコンデンサー等を用いたデジタルアイソレーターで代替可能である。
なお、フォトカプラー58Aは、同様の機能を有する絶縁素子、例えばコイルやコンデンサー等を用いたデジタルアイソレーターで代替可能である。
第1演算回路52Aは、OR回路522A(論理和演算回路)と、AND回路524A(論理積演算回路)と、を有する。
OR回路522Aは、イネーブル停止信号Sd1と保護停止信号Se1との論理和Sf1を演算する。
AND回路524Aは、非常停止信号Sa1と制御停止信号Sb1と機能安全停止信号Sc1と論理和Sf1との論理積を演算する。この論理積の演算結果は、論理回路出力Sg1(第1演算結果)として第1演算回路52Aから出力される。
OR回路522Aは、イネーブル停止信号Sd1と保護停止信号Se1との論理和Sf1を演算する。
AND回路524Aは、非常停止信号Sa1と制御停止信号Sb1と機能安全停止信号Sc1と論理和Sf1との論理積を演算する。この論理積の演算結果は、論理回路出力Sg1(第1演算結果)として第1演算回路52Aから出力される。
第2信号は、それぞれ、フォトカプラー58Bを介して、第2演算回路52Bに入力される。フォトカプラー58Bは、非常停止信号Sa2、制御停止信号Sb2、機能安全停止信号Sc2、イネーブル停止信号Sd2、および保護停止信号Se2が、第2演算回路52Bに入力される信号路にそれぞれ設けられ、この信号路を電気的に絶縁しながら第2信号を伝送する。これにより、電気的には、信号路を絶縁することができるので、第2信号の仕様によらず、第2演算回路52Bを設計することが可能になる。換言すれば、フォトカプラー58Bを用いることにより、様々な仕様の第2信号に適用可能な第2演算回路52Bを実現することができる。
なお、フォトカプラー58Bは、同様の機能を有する絶縁素子、例えばコイルやコンデンサー等を用いたデジタルアイソレーターで代替可能である。
なお、フォトカプラー58Bは、同様の機能を有する絶縁素子、例えばコイルやコンデンサー等を用いたデジタルアイソレーターで代替可能である。
第2演算回路52Bは、OR回路522B(論理和演算回路)と、AND回路524B(論理積演算回路)と、を有する。
OR回路522Bは、イネーブル停止信号Sd2と保護停止信号Se2との論理和Sf2を演算する。
OR回路522Bは、イネーブル停止信号Sd2と保護停止信号Se2との論理和Sf2を演算する。
AND回路524Bは、非常停止信号Sa2と制御停止信号Sb2と機能安全停止信号Sc2と論理和Sf2との論理積を演算する。この論理積の演算結果は、論理回路出力Sg2(第2演算結果)として第2演算回路52Bから出力される。
図4に示す動力遮断回路54は、論理回路出力Sg1(第1演算結果)および論理回路出力Sg2(第2演算結果)に基づいて、駆動部401~406の動力を遮断する。
図5は、図4の動力遮断回路54の回路構成を示す概略図である。なお、図5では、主要な素子のみを図示し、一部の素子を省略している。
図5は、図4の動力遮断回路54の回路構成を示す概略図である。なお、図5では、主要な素子のみを図示し、一部の素子を省略している。
図5に示す動力遮断回路54は、交流電源71と駆動制御部301~306との間に設けられている。また、図5には、動力遮断回路54と駆動制御部301~306との間に設けられたコンバーター72が図示されている。図5に示すコンバーター72は、ブリッジダイオードで構成され、交流電圧を直流電圧に変換し、駆動制御部301~306に入力する。駆動制御部301~306は、図示しないインバーター回路を有しており、直流電圧を交流電圧に変換する。つまり、駆動制御部301~306は、動力遮断回路54およびコンバーター72を介して、交流電源71から駆動部401~406を駆動するための電力を受けている。そして、駆動制御部301~306は、前述した上位制御部81からの制御信号に基づいて、この電力で駆動部401~406を駆動する。
動力遮断回路54は、論理回路出力Sg1に基づいて駆動部401~406の動力を遮断する第1遮断回路54Aと、論理回路出力Sg2に基づいて駆動部401~406の動力を遮断する第2遮断回路54Bと、を有する。
第1遮断回路54Aは、交流電源71とコンバーター72との間の電力供給路に設けられた第1リレー542Aを有している。第2遮断回路54Bは、交流電源71とコンバーター72との間の電力供給路に設けられた第2リレー542Bを有している。第1リレー542Aおよび第2リレー542Bは、それぞれ、電力供給路の接続、切断を行うことにより、交流電源71からコンバーター72への交流電圧の入力を切り替える。
第1リレー542Aは、接点543Aとコイル544Aとを備えたノーマリーオープン(常時開)のリレーである。コイル544Aには、リレー電源Vrと第1演算回路52Aの出力端子とが接続されている。リレー電源Vrの電圧は、例えば5Vとされる。第1演算回路52Aからの論理回路出力Sg1がハイレベルであるとき、コイル544Aには電流が流れ、接点543Aは閉じて接続状態になる。第1演算回路52Aからの論理回路出力Sg1がローレベルであるとき、コイル544Aには電流が流れず、接点543Aは開いて切断状態になる。
第2リレー542Bは、接点543Bとコイル544Bとを備えたノーマリーオープン(常時開)のリレーである。コイル544Bには、リレー電源Vrと第2演算回路52Bの出力端子とが接続されている。第2演算回路52Bからの論理回路出力Sg2がハイレベルであるとき、コイル544Bには電流が流れ、接点543Bは閉じて接続状態になる。第2演算回路52Bからの論理回路出力Sg2がローレベルであるとき、コイル544Bには電流が流れず、接点543Bは開いて切断状態になる。
したがって、動力遮断回路54は、論理演算回路52の演算結果である論理回路出力Sg1、Sg2に基づいて、駆動部401~406の動力を遮断することができる。
以上のように、本実施形態に係るロボット制御装置8は、ロボット2の動作を制御する制御装置である。ロボット2は、ロボットアーム10と、ロボットアーム10を駆動する駆動部401~406と、駆動部401~406に供給する電力を受け、上位制御部81から入力される制御信号に基づいて駆動部401~406に動力を出力する駆動制御部301~306と、を備える。そして、このようなロボット2の動作を制御するロボット制御装置8は、論理演算回路52と、動力遮断回路54と、を有している。このうち、論理演算回路52は、停止信号について論理演算を行い、演算結果である論理回路出力Sg1、Sg2を出力する。また、本実施形態に係る動力遮断回路54は、論理回路出力Sg1、Sg2に基づいて、駆動制御部301~306に供給する電力を遮断することにより、駆動部401~406の動力を遮断する。
このような構成によれば、停止信号として複数の信号、例えば、非常停止信号Sa1、Sa2、制御停止信号Sb1、Sb2、機能安全停止信号Sc1、Sc2、イネーブル停止信号Sd1、Sd2、および、保護停止信号Se1、Se2という5種類の信号に基づいて動力の遮断制御を行う場合でも、動力遮断回路54を1つにまとめることができる。これにより、様々な信号による動力の遮断制御を実現しつつ、動力遮断回路54の冗長性を抑え、故障率を低くすることができる。その結果、ロボットシステム1の安全性を高め得るロボット制御装置8を実現することができる。
また、上記構成によれば、停止信号に含まれる信号の種類や数によらず、動力の遮断制御を実現することができる。このため、動力遮断部83のプラットフォーム化を容易に図ることができ、ロボット制御装置8の設計工数の削減を図ることができる。さらに、停止信号に含まれる信号の種類や数によらず、動力遮断部83の回路構成を一定にすることができる。このため、機能安全の認証にあたって、動力遮断部83を認証範囲から外したり、認証範囲を狭めたりすることが容易になる。これにより、認証に伴う工数を削減することができる。
なお、停止信号に含まれる信号の数は、5つに限定されず、3つまたは4つであっても、6つ以上であってもよい。
なお、停止信号に含まれる信号の数は、5つに限定されず、3つまたは4つであっても、6つ以上であってもよい。
また、本実施形態に係るロボットシステム1は、前述したように、ロボット2と、ロボット制御装置8と、を有している。このようなロボットシステム1では、ロボット制御装置8において駆動部401~406の動力を遮断する動力遮断回路54の故障率が低いため、高い安全性が担保される。
1.3.7.動力遮断部の動作例
図6ないし図8は、それぞれ、第1遮断回路54A側の停止信号である第1信号、および、論理回路出力Sg1の一例を示すタイミングチャートである。なお、以下の説明では、第1信号について説明するが、第2信号は第1信号と同様であるため、その説明を省略する。図6ないし図8では、それぞれ太線が信号を表す。
図6ないし図8は、それぞれ、第1遮断回路54A側の停止信号である第1信号、および、論理回路出力Sg1の一例を示すタイミングチャートである。なお、以下の説明では、第1信号について説明するが、第2信号は第1信号と同様であるため、その説明を省略する。図6ないし図8では、それぞれ太線が信号を表す。
図6ないし図8では、非常停止スイッチ84が押下されていないとき、つまりOFFのとき、非常停止信号Sa1がハイレベルとなり、非常停止スイッチ84が押下されているとき、つまりONのとき、非常停止信号Sa1がローレベルとなる。
また、図6ないし図8では、上位制御部81から指示される動作速度がゼロ超のとき、制御停止信号Sb1がハイレベルとなり、上位制御部81から指示される動作速度がゼロのとき、制御停止信号Sb1がローレベルとなる。
さらに、図6ないし図8では、機能安全部82が各種センサー等のモニター結果に異常を認めない場合、つまり、機能安全部82がロボット2に動作を許可した場合、機能安全停止信号Sc1がハイレベルとなる。一方、機能安全部82が各種センサー等のモニター結果に異常を認めた場合、つまり、機能安全部82がロボット2に動作を許可しない場合、機能安全停止信号Sc1がローレベルとなる。
また、図6ないし図8では、イネーブルスイッチ85が所定の位置に押し込まれているとき、つまり、ティーチングペンダント86による教示作業が行えるとき、イネーブル停止信号Sd1がハイレベルとなる。一方、イネーブルスイッチ85が押し込まれていないとき、または、所定の位置以外の位置に押し込まれているときは、ティーチングペンダント86による教示作業が行えないので、イネーブル停止信号Sd1はローレベルとなる。
さらに、図6ないし図8では、物体接近検出部87が物体の接近を検出していないとき、保護停止信号Se1がハイレベルとなる。一方、物体接近検出部87が物体の接近を検出したとき、保護停止信号Se1がローレベルとなる。
図6は、平常時、すなわち、駆動部401~406への動力が遮断されないときの信号を表している。平常時では、図6に示すように、イネーブル停止信号Sd1がローレベルであり、保護停止信号Se1がハイレベルである。このため、図4に示す論理和Sf1は、ハイレベルとなる。また、非常停止信号Sa1、制御停止信号Sb1および機能安全停止信号Sc1は、それぞれ図6ではハイレベルであるため、これらの信号と論理和Sf1との論理積である論理回路出力Sg1もハイレベルとなる。
この論理回路出力Sg1が動力遮断回路54に入力されると、第1遮断回路54Aは接続状態となる。また、上記で説明しない第2遮断回路54Bも接続状態となる。このため、交流電源71からコンバーター72に交流電圧が供給され、駆動制御部301~306を介して駆動部401~406に動力が供給される。以上が平常時における動力遮断部83の動作である。
図7は、非常停止発生時、すなわち、非常停止スイッチ84が押下される時間帯を含む信号を表している。非常停止発生時では、図7に示すように、非常停止信号Sa1がローレベルになる。このため、非常停止発生時における論理回路出力Sg1は、ローレベルとなる。
この論理回路出力Sg1が動力遮断回路54に入力されると、第1遮断回路54Aはこの時間帯において切断状態となる。また、上記で説明しない第2遮断回路54Bもこの時間帯において切断状態となる。このため、この時間帯では、駆動部401~406への動力が遮断される。
図8は、保護停止発生時、すなわち、物体接近検出部87が物体の接近を検出した時間帯を含む信号を表している。保護停止発生時では、図8に示すように、保護停止信号Se1がローレベルとなる。このため、この時間帯では、論理和Sf1もローレベルとなり、論理回路出力Sg1もローレベルとなる。
この論理回路出力Sg1が動力遮断回路54に入力されると、第1遮断回路54Aはこの時間帯において切断状態となる。また、上記で説明しない第2遮断回路54Bもこの時間帯において切断状態となる。このため、この時間帯では、駆動部401~406への動力が遮断される。
なお、前述した停止信号のうち、本実施形態に係る第1信号は、非常停止信号Sa1、制御停止信号Sb1、機能安全停止信号Sc1、イネーブル停止信号Sd1、および、保護停止信号Se1を含んでいる。ただし、第1信号は、5種類の信号全てを含んでいる必要はなく、少なくとも、非常停止信号Sa1と、イネーブル停止信号Sd1と、保護停止信号Se1と、を含むことが好ましい。
非常停止信号Sa1は、前述したように、非常停止スイッチ84(非常停止信号発生部)から出力された、ロボット2の動作を停止させるための信号である。イネーブル停止信号Sd1は、前述したように、ロボット2に対して作業者(使用者)の接近が許容されているとき、作業者によって操作されるイネーブルスイッチ85(イネーブル停止信号発生部)から出力された、ロボット2の動作を停止させるための信号である。保護停止信号Se1は、前述したように、ロボット2に対する物体の接近を検出する物体接近検出部87(保護停止信号発生部)から出力された、ロボット2の動作を停止させるための信号である。
非常停止信号Sa1は、前述したように、非常停止スイッチ84(非常停止信号発生部)から出力された、ロボット2の動作を停止させるための信号である。イネーブル停止信号Sd1は、前述したように、ロボット2に対して作業者(使用者)の接近が許容されているとき、作業者によって操作されるイネーブルスイッチ85(イネーブル停止信号発生部)から出力された、ロボット2の動作を停止させるための信号である。保護停止信号Se1は、前述したように、ロボット2に対する物体の接近を検出する物体接近検出部87(保護停止信号発生部)から出力された、ロボット2の動作を停止させるための信号である。
このような信号を含む停止信号によれば、少なくとも非常時や物体または作業者の接近時にロボット2の動作を停止させることができる。これにより、ロボットシステム1の安全性を十分に担保することができる。
また、本実施形態に係る論理演算回路52は、前述したように、OR回路522A、522B(論理和演算回路)と、AND回路524A、524B(論理積演算回路)と、を有している。
OR回路522A、522Bは、イネーブル停止信号Sd1、Sd2と保護停止信号Se1、Se2との論理和Sf1、Sf2を演算する。また、AND回路524A、524Bは、少なくとも非常停止信号Sa1、Sa2と論理和Sf1、Sf2との論理積を演算する。
OR回路522A、522Bは、イネーブル停止信号Sd1、Sd2と保護停止信号Se1、Se2との論理和Sf1、Sf2を演算する。また、AND回路524A、524Bは、少なくとも非常停止信号Sa1、Sa2と論理和Sf1、Sf2との論理積を演算する。
このような構成によれば、ロボット2に対する教示作業において互いに密接に関連しているイネーブル停止信号Sd1、Sd2と保護停止信号Se1、Se2との論理和Sf1、Sf2をとることにより、これらの信号を適切に統合することができる。そして、AND回路524A、524Bにより、ロボット2に対する教示作業に支障を及ぼすことなく、かつ、故障率が低く、非常停止に対応可能なロボット制御装置8を実現することができる。
また、本実施形態に係るロボット制御装置8は、前述したように、駆動制御部301~306の動作を制御する上位制御部81を備えている。そして、論理演算回路52が受ける停止信号は、上位制御部81から出力された、ロボット2の動作を停止させるための制御停止信号Sb1、Sb2を含んでいる。AND回路524A、524B(論理積演算回路)は、非常停止信号Sa1、Sa2と制御停止信号Sb1、Sb2と論理和Sf1、Sf2との論理積を演算する。
このような構成によれば、ロボット2に対する教示作業に支障を及ぼすことなく、かつ、故障率が低く、非常停止と制御停止とに対応可能なロボット制御装置8を実現することができる。
さらに、本実施形態に係るロボット制御装置8は、前述したように、ロボットアーム10の動作状態を検出する機能安全部82を備えている。そして、論理演算回路52が受ける停止信号は、機能安全部82から出力された、ロボット2の動作を停止させるための機能安全停止信号Sc1、Sc2を含んでいる。AND回路524A、524B(論理積演算回路)は、非常停止信号Sa1、Sa2と機能安全停止信号Sc1、Sc2と論理和Sf1、Sf2との論理積を演算する。
このような構成によれば、ロボット2に対する教示作業に支障を及ぼすことなく、かつ、故障率が低く、非常停止と機能安全停止とに対応可能なロボット制御装置8を実現することができる。
また、本実施形態に係るロボット制御装置8では、前述したように、論理演算回路52が受ける停止信号が第1信号と第2信号とに二重化されている。そして、論理演算回路52は、第1信号について論理演算を行い、論理回路出力Sg1を出力する第1演算回路52Aと、第2信号について論理演算を行い、論理回路出力Sg2を出力する第2演算回路52Bと、を有している。また、動力遮断回路54は、論理回路出力Sg1に基づいて、駆動部401~406の動力を遮断する第1遮断回路54Aと、論理回路出力Sg2に基づいて、駆動部401~406の動力を遮断する第2遮断回路54Bと、を有している。
このような構成によれば、停止信号の伝送から動力の遮断に至るまで、信号路を二重化することができる。これにより、一方の信号路において信号の伝送に支障が発生しても、他方の信号路において信号の伝送を継続することができる。その結果、ロボット制御装置8の故障率のさらなる低下を図り、信頼性をより高めることができる。
さらに、本実施形態に係るロボット制御装置8は、停止信号の信号路に設けられ、信号路を電気的に絶縁しながら停止信号を伝送するフォトカプラー58A、58B(絶縁素子)を有している。
このようなロボット制御装置8は、信号路を電気的に絶縁することができるので、停止信号の仕様によらず、論理演算回路52を設計することが可能になる。換言すれば、様々な仕様の停止信号に適用可能な論理演算回路52を実現することができる。
また、論理演算回路52および動力遮断回路54は、集積回路部品を用いて構成されていてもよいが、ディスクリート部品で構成されているのが好ましい。ディスクリート部品は、集積回路部品に比べて故障率が低いため、ロボット制御装置8の故障率の低下にも寄与する。なお、ディスクリート部品は、単一機能の電子部品のことをいう。
1.3.8.不一致回路
前述したように、図4に示す動力遮断部83は、不一致回路56を有している。
前述したように、図4に示す動力遮断部83は、不一致回路56を有している。
不一致回路56は、第1演算回路52Aと動力遮断回路54とを結ぶ信号路から分岐された信号路と、第2演算回路52Bと動力遮断回路54とを結ぶ信号路から分岐された信号路と、に接続されている。このため、不一致回路56には、論理回路出力Sg1、Sg2がそれぞれ入力される。
また、不一致回路56と動力遮断回路54とを結ぶ信号路も設けられており、不一致回路56から出力された不一致信号Shは、動力遮断回路54に入力される。
また、不一致回路56と動力遮断回路54とを結ぶ信号路も設けられており、不一致回路56から出力された不一致信号Shは、動力遮断回路54に入力される。
図9は、図4の不一致回路56の回路構成を示す概略図である。なお、図9では、主要な素子のみを図示し、一部の素子を省略している。
図9に示す不一致回路56は、不一致診断回路562と、ラッチ回路564と、を有している。不一致診断回路562の出力端子とラッチ回路564の入力端子とを結ぶ信号路には、絶縁素子であるフォトカプラー59Cが設けられている。
図9に示す不一致回路56は、不一致診断回路562と、ラッチ回路564と、を有している。不一致診断回路562の出力端子とラッチ回路564の入力端子とを結ぶ信号路には、絶縁素子であるフォトカプラー59Cが設けられている。
不一致診断回路562は、論理回路出力Sg1、Sg2が入力され、不一致信号Shを出力するXOR回路563を有する。XOR回路563は、論理回路出力Sg1と論理回路出力Sg2との排他的論理和を演算する。すなわち、XOR回路563は、論理回路出力Sg1と論理回路出力Sg2とが一致していないときにアクティブとなる不一致信号Shを出力する。不一致信号Shは、ラッチ回路564を経て、動力遮断回路54に入力される。
このように不一致回路56は、論理回路出力Sg1と論理回路出力Sg2とが一致していないときにアクティブとなる不一致信号Shを出力する。そして、前述した第1遮断回路54Aおよび第2遮断回路54Bは、不一致信号Shがアクティブとなるときに駆動部401~406の動力を遮断する。
このような構成によれば、動力遮断回路54において、不一致信号Shに基づいた動力の遮断制御が可能になる。具体的には、論理回路出力Sg1と論理回路出力Sg2とが一致していないときには、論理演算回路52や信号路等に支障が生じている可能性が高いといえる。このため、不一致信号Shがアクティブであるときには、動力遮断回路54において動力を遮断する制御を行うことにより、ロボットシステム1の安全性をより高めることができる。
図10は、論理回路出力Sg1、Sg2および不一致信号Shの一例を示すタイミングチャートである。図10では、太線が信号を表す。図10では、故障状態を示す例を示しており、論理回路出力Sg2が常時ハイレベルであるのに対し、論理回路出力Sg1にはローレベルとなる時間帯が含まれている。このため、この時間帯では、論理回路出力Sg1、Sg2が互いに一致していない。したがって、この時間帯では、不一致信号Shがアクティブになっている。
不一致信号Shは、図5に示す動力遮断回路54が備えるリレー電源スイッチ545A、545Bに入力される。リレー電源スイッチ545Aは、リレー電源Vrとコイル544Aとの間に設けられ、電流路の接続、切断を切り替える。また、リレー電源スイッチ545Bは、リレー電源Vrとコイル544Bとの間に設けられ、電流路の接続、切断を切り替える。このリレー電源スイッチ545A、545Bは、不一致信号Shが非アクティブであるとき、コイル544A、544Bに電流を流し、接点543A、543Bにより電流路を接続するとともに、不一致信号Shがアクティブであるとき、コイル544A、544Bに電流を流さず、接点543A、543Bにより電流路を切断するように構成されている。電流路を切断すると、ノーマリーオープンである第1リレー542Aおよび第2リレー542Bは、電力供給路を切断する。
したがって、論理回路出力Sg1、Sg2が互いに一致していないときには、論理回路出力Sg1、Sg2によらず、第1リレー542Aおよび第2リレー542Bの双方で、電力供給路を切断することができる。このような構成によれば、論理演算回路52や信号路等に支障が生じている可能性が高い場合において、他の条件によらず、駆動部401~406の動力を遮断することができる。これにより、故障等が発生した場合に、作業者がその故障に気づくことができないまま故障個所が増えてしまい、最終的に動力を遮断することができない状態が発生してしまうのを防止することができる。
なお、上述した不一致診断回路562の回路構成は、一例であり、これに限定されない。
なお、上述した不一致診断回路562の回路構成は、一例であり、これに限定されない。
また、不一致回路56は、前述したように、不一致信号Shがアクティブになったときの状態を保持するラッチ回路564を有している。図9に示すラッチ回路564は、PNPトランジスター565と、NPNトランジスター566と、を有している。
PNPトランジスター565のコレクターおよびNPNトランジスター566のベースは、ラッチ回路564の入力端子であり、不一致診断回路562から出力された不一致信号Shが入力される。PNPトランジスター565のエミッターは、ラッチ回路電源VLに接続されている。ラッチ回路電源VLの電圧は、例えば24Vとされる。NPNトランジスター566のエミッターは、グランドに接続されている。また、PNPトランジスター565のベースおよびNPNトランジスター566のコレクターは、ラッチ回路564の出力端子であり、図5に示すリレー電源スイッチ545A、545Bに接続されている。
このようなラッチ回路564では、不一致信号Shがアクティブになったとき、NPNトランジスター566のベースに電流が流れ、それに伴ってNPNトランジスター566がオン状態になるため、PNPトランジスター565のエミッターからベースを経て、NPNトランジスター566に向かって電流が流れる。そうすると、PNPトランジスター565がオン状態になり、NPNトランジスター566のオン状態を保持することになる。これにより、ラッチ回路電源VLから動力遮断回路54に向かって流れる信号が、ラッチされた不一致信号Shとして伝送されることになる。ラッチされた不一致信号Shは、リレー電源スイッチ545A、545Bに入力され、第1リレー542Aおよび第2リレー542Bによって電力供給路を切断する。
ラッチ回路564では、このように第1リレー542Aおよび第2リレー542Bをオフにする状態を保持することができる。そして、その後、不一致診断回路562から出力される不一致信号Shが非アクティブに変化しても、動力を遮断し続けることができる。このような状態をラッチ状態といい、ラッチ状態を生じさせる機能をラッチ機能という。
ロボット制御装置8の不一致回路56にラッチ機能を持たせることにより、不一致信号Shが一旦アクティブになった場合には、その後、動力の遮断が解除されてしまうのを防止することができる。これにより、不一致信号Shがアクティブになった原因が残った状態、すなわち、論理演算回路52や信号路等に支障等が生じた状態のまま、ロボットシステム1が稼働し続けるのを防止することができる。その結果、例えば二次的な支障が発生する等して、ロボットシステム1の安全性が低下する事態が発生するのを未然に回避することができる。
なお、ラッチ状態を解除するには、例えば、ロボット制御装置8の電源を再投入すればよい。また、上述したラッチ回路564の回路構成は、一例であり、これに限定されない。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係るロボット制御装置について説明する。
図11は、第2実施形態に係るロボット制御装置が備える動力遮断回路の回路構成を示す概略図である。
次に、第2実施形態に係るロボット制御装置について説明する。
図11は、第2実施形態に係るロボット制御装置が備える動力遮断回路の回路構成を示す概略図である。
以下、第2実施形態について説明するが、以下の説明では、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、図11において、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付している。
前述した第1実施形態に係る動力遮断回路54は、駆動制御部301~306に供給する電力を遮断することにより、駆動部401~406の動力を遮断する。これに対し、本実施形態に係る動力遮断回路54aは、駆動制御部301~306に入力される制御信号Siを遮断することにより、駆動部401~406の動力を遮断する
図11では、上位制御部81と駆動制御部301~306との間が、駆動部401~406の数に応じた信号路で電気的に接続されている。各信号路には、フォトカプラー59Dが設けられている。上位制御部81から出力される制御信号Siは、信号路を伝送され、フォトカプラー59Dを介して駆動制御部301~306に入力される。
フォトカプラー59Dは、図示しない発光部と受光部とを備える絶縁素子であり、発光にはフォトカプラー用電源Vpが用いられる。フォトカプラー用電源Vpの電圧は、例えば5Vとされる。フォトカプラー59Dは、発光部による光電変換および受光部による逆変換を経て、制御信号Siを伝送する。このようなフォトカプラー59Dの発光部には、発光用電源が必要となるため、各フォトカプラー59Dとフォトカプラー用電源Vpとの間は電流路で接続されている。
図11に示す動力遮断回路54aは、電流路に設けられた第1スイッチ542Cおよび第2スイッチ542Dを有している。これらは、電流路において直列に接続されている。第1スイッチ542Cおよび第2スイッチ542Dは、それぞれ電流路の接続、切断を行うことにより、フォトカプラー用電源Vpから各フォトカプラー59Dへの通電を切り替える。
第1スイッチ542Cには、第1演算回路52Aからの論理回路出力Sg1が入力される。論理回路出力Sg1がハイレベルであるとき、第1スイッチ542Cは接続状態になる。論理回路出力Sg1がローレベルであるとき、第1スイッチ542Cは切断状態になる。
第2スイッチ542Dには、第2演算回路52Bからの論理回路出力Sg2が入力される。論理回路出力Sg2がハイレベルであるとき、第2スイッチ542Dは接続状態になる。論理回路出力Sg2がローレベルであるとき、第2スイッチ542Dは切断状態になる。
したがって、動力遮断回路54aは、論理演算回路52の演算結果である論理回路出力Sg1、Sg2に基づいて、制御信号Siの伝送を遮断することができる。制御信号Siが遮断されると、駆動制御部301~306は駆動部401~406の動作を制御することができなくなるため、結果的に、駆動部401~406の動力が遮断されることになる。
以上のように、本実施形態に係る動力遮断回路54aは、論理回路出力Sg1、Sg2に基づいて、駆動制御部301~306に入力される制御信号Siを遮断することにより、駆動部401~406の動力を遮断する。
このような構成でも、第1実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、複数種類の信号に基づいて動力の遮断制御を行う場合でも、動力遮断回路54aを1つにまとめることができる。これにより、様々な信号による動力の遮断制御を実現しつつ、動力遮断回路54aの冗長性を抑え、故障率を低くすることができる。その結果、ロボットシステム1の安全性を高め得るロボット制御装置8を実現することができる。
なお、図示していないが、本実施形態でも、第1実施形態と同様、不一致回路を備えていてもよい。
なお、図示していないが、本実施形態でも、第1実施形態と同様、不一致回路を備えていてもよい。
以上、本発明のロボット制御装置およびロボットシステムを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明のロボット制御装置およびロボットシステムは、前記実施形態に限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、前記実施形態に係るロボット制御装置およびロボットシステムには、他の任意の構成物が付加されていてもよい。なお、各タイミングチャートに示す信号の波形は、一例であり、本発明では図示したものに限定されない。
1…ロボットシステム、2…ロボット、4…基台、8…ロボット制御装置、10…ロボットアーム、11…第1アーム、12…第2アーム、13…第3アーム、14…第4アーム、15…第5アーム、16…第6アーム、52…論理演算回路、52A…第1演算回路、52B…第2演算回路、54…動力遮断回路、54A…第1遮断回路、54B…第2遮断回路、54a…動力遮断回路、56…不一致回路、58A…フォトカプラー、58B…フォトカプラー、59A…フォトカプラー、59B…フォトカプラー、59C…フォトカプラー、59D…フォトカプラー、71…交流電源、72…コンバーター、81…上位制御部、82…機能安全部、83…動力遮断部、84…非常停止スイッチ、85…イネーブルスイッチ、86…ティーチングペンダント、87…物体接近検出部、101…床、171…関節、172…関節、173…関節、174…関節、175…関節、176…関節、301…駆動制御部、302…駆動制御部、303…駆動制御部、304…駆動制御部、305…駆動制御部、306…駆動制御部、401…駆動部、401M…モーター、402…駆動部、402M…モーター、403…駆動部、403M…モーター、404…駆動部、404M…モーター、405…駆動部、405M…モーター、406…駆動部、406M…モーター、411…角度センサー、412…角度センサー、413…角度センサー、414…角度センサー、415…角度センサー、416…角度センサー、522A…OR回路、522B…OR回路、524A…AND回路、524B…AND回路、542A…第1リレー、542B…第2リレー、542C…第1スイッチ、542D…第2スイッチ、543A…接点、543B…接点、544A…コイル、544B…コイル、545A…リレー電源スイッチ、545B…リレー電源スイッチ、562…不一致診断回路、563…XOR回路、564…ラッチ回路、565…PNPトランジスター、566…NPNトランジスター、812…プロセッサー、814…メモリー、816…外部インターフェース、822…プロセッサー、824…メモリー、826…外部インターフェース、O1…第1回動軸、O2…第2回動軸、O3…第3回動軸、O4…第4回動軸、O5…第5回動軸、O6…第6回動軸、Sa1…非常停止信号、Sa2…非常停止信号、Sb1…制御停止信号、Sb2…制御停止信号、Sc1…機能安全停止信号、Sc2…機能安全停止信号、Sd1…イネーブル停止信号、Sd2…イネーブル停止信号、Se1…保護停止信号、Se2…保護停止信号、Sf1…論理和、Sf2…論理和、Sg1…論理回路出力、Sg2…論理回路出力、Sh…不一致信号、Si…制御信号、VL…ラッチ回路電源、Vp…フォトカプラー用電源、Vr…リレー電源
Claims (11)
- ロボットアームと、前記ロボットアームを駆動する駆動部と、前記駆動部に供給する電力を受け、入力される制御信号に基づいて前記駆動部に動力を出力する駆動制御部と、を備えるロボットの動作を制御するロボット制御装置であって、
停止信号について論理演算を行い、演算結果を出力する論理演算回路と、
前記演算結果に基づいて、前記駆動制御部に供給する前記電力または前記駆動制御部に入力される前記制御信号を遮断することにより、前記駆動部の動力を遮断する動力遮断回路と、
を有することを特徴とするロボット制御装置。 - 前記停止信号は、
非常停止信号発生部から出力された、前記ロボットの動作を停止させる非常停止信号と、
前記ロボットに対する物体の接近を検出する保護停止信号発生部から出力された、前記ロボットの動作を停止させる保護停止信号と、
前記ロボットに対して使用者の接近が許容されているとき、前記使用者によって操作されるイネーブル停止信号発生部から出力された、前記ロボットの動作を停止させるイネーブル停止信号と、
を含む請求項1に記載のロボット制御装置。 - 前記論理演算回路は、
前記保護停止信号と前記イネーブル停止信号との論理和を演算する論理和演算回路と、
前記非常停止信号と前記論理和との論理積を演算する論理積演算回路と、
を有する請求項2に記載のロボット制御装置。 - 前記駆動制御部の動作を制御する上位制御部を備え、
前記停止信号は、前記上位制御部から出力された、前記ロボットの動作を停止させる制御停止信号を含み、
前記論理積演算回路は、前記非常停止信号と前記制御停止信号と前記論理和との論理積を演算する請求項3に記載のロボット制御装置。 - 前記ロボットアームの動作状態を検出する機能安全部を備え、
前記停止信号は、前記機能安全部から出力された、前記ロボットの動作を停止させる機能安全停止信号を含み、
前記論理積演算回路は、前記非常停止信号と前記機能安全停止信号と前記論理和との論理積を演算する請求項3に記載のロボット制御装置。 - 前記停止信号は、第1信号と第2信号とに二重化されており、
前記論理演算回路は、
前記第1信号について論理演算を行い、第1演算結果を出力する第1演算回路と、
前記第2信号について論理演算を行い、第2演算結果を出力する第2演算回路と、
を有し、
前記動力遮断回路は、
前記第1演算結果に基づいて、前記駆動部の動力を遮断する第1遮断回路と、
前記第2演算結果に基づいて、前記駆動部の動力を遮断する第2遮断回路と、
を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロボット制御装置。 - 前記第1演算結果と前記第2演算結果とが一致していないときにアクティブとなる不一致信号を出力する不一致回路を有し、
前記第1遮断回路および前記第2遮断回路は、前記不一致信号がアクティブとなるときに前記駆動部の動力を遮断する請求項6に記載のロボット制御装置。 - 前記不一致回路は、前記不一致信号がアクティブになったときの状態を保持するラッチ回路を有する請求項7に記載のロボット制御装置。
- 前記停止信号の信号路に設けられ、前記信号路を電気的に絶縁しながら前記停止信号を伝送する絶縁素子を有する請求項1ないし8のいずれか1項に記載のロボット制御装置。
- 前記論理演算回路および前記動力遮断回路は、ディスクリート部品で構成されている請求項1ないし9のいずれか1項に記載のロボット制御装置。
- ロボットアーム、前記ロボットアームを駆動する駆動部、および、前記駆動部に供給する電力を受け、入力される制御信号に基づいて前記駆動部に動力を出力する駆動制御部、を備えるロボットと、
前記ロボットの動作を制御する請求項1ないし10のいずれか1項に記載のロボット制御装置と、
を有することを特徴とするロボットシステム。
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