JP2015024467A - ロボット及びロボットの緊急停止方法 - Google Patents

ロボット及びロボットの緊急停止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】予期せぬ要因で作業台から離れた場合等に安全に緊急停止させることが可能なロボット及びロボットの緊急停止方法等の提供。
【解決手段】ロボットは、ロボットの動力源と、動力源への電源供給を遮断するスイッチ部20を含む。スイッチ部20は、作業時に作業台100を向いて配置されるロボットの正面側に設けられる。スイッチ部20は、ロボットと作業台100との距離が所定距離よりも離れたことを検出した場合に、動力源への電源供給を遮断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロボット及びロボットの緊急停止方法等に関する。
産業用ロボットは多くの生産現場において活躍している。このような生産現場では、離隔の原則に従い、防護柵などによってロボットと人間とを物理的に離隔して安全を確保している。
しかしながら、例えばロボットへの教示作業中などにおいてはロボットと人間とを離隔することはできず、ロボットのアーム等が人間に接触するなどして安全性が損なわれる可能性がある。或いは、ロボットの意図しない動作(暴走等)によって安全性が低下する場合もある。また暴走によるロボット自体の破損についても防止したいという要望がある。このような場合に対処するために、ロボットにはいわゆる緊急停止スイッチが備わっている。このような緊急停止スイッチに関する従来技術としては例えば特許文献1、2に開示される技術がある。また充電中の移動型ロボットの予期しない動きによる不具合を解消する従来技術としては特許文献3に開示される技術がある。
特開2011−62794号公報 特開2008−49462号公報 特開2009−14080号公報
これまでの産業用ロボットは、作業現場に固設されてそこから移動しないことを前提とするロボットが殆どであった。一方、近年、人間と共存して作業を行う移動可能な産業用ロボットも脚光を浴びている。このようなロボットが例えば作業台において作業を行っている際に、予期せぬ要因でロボットが作業位置からずれてしまうおそれがある。このような場合には、例えばロボット本体に設けられた緊急停止スイッチではロボットを正常に緊急停止することができず、安全面の上で望ましくない。
本発明の幾つかの態様によれば、予期せぬ要因で作業台から離れた場合等に安全に緊急停止させることが可能なロボット及びロボットの緊急停止方法等を提供できる。
本発明の一態様は、ロボットの動力源と、前記動力源への電源供給を遮断するスイッチ部と、を含み、前記スイッチ部は、作業時に作業台を向いて配置されるロボットの正面側に設けられ、前記スイッチ部は、前記ロボットと前記作業台との距離が所定距離よりも離れたことを検出した場合に、前記動力源への電源供給を遮断するロボットに関係する。
本発明の一態様によれば、作業時に作業台を向いて配置されるロボットの正面側にスイッチ部が設けられる。そしてロボットと作業台との距離が所定距離よりも離れたことが検出されると、スイッチ部により動力源への電源供給が遮断される。このようにすれば、通常動作時に作業台の方を向いて作業を行っているロボットが、予期せぬ要因で作業台から離れた場合に、これを異常状態として検出して、動力源への電源供給を遮断し、ロボットを安全に緊急停止することなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記スイッチ部は、一端が前記作業台に取り付けられる接続部材の他端が挿入される挿入口を有し、前記スイッチ部は、前記接続部材の他端が前記挿入口から引き抜かれた場合に、前記動力源への電源供給を遮断してもよい。
このようにすれば、例えばロボットの通常動作時には、接続部材の他端をスイッチ部の挿入部に挿入するだけで済む。そして、ロボットと作業台との距離が所定距離よりも離れることで接続部材の他端が挿入口から引き抜かれると、動力源への電源供給が遮断される。これによりロボットを緊急停止することができる。従って、ロボットの設置作業や安全機能の設定作業を簡素化しながらロボットの緊急停止等を実現できるようになる。
また本発明の一態様では、前記接続部材は、前記挿入口に挿入される挿入部と、一端が前記挿入部に取り付けられ、他端が前記作業台に取り付けられるワイヤー部とを有し、前記スイッチ部は、前記挿入部が引き抜かれた場合に、前記動力源への電源供給を遮断してもよい。
このように挿入部とワイヤー部で構成される接続部材を用いれば、例えばワイヤー部の弛み等を利用してロボットの設置位置の微調整などが可能になる。
また本発明の一態様では、基台と、前記基台により回転可能に支持される胴体部と、を含み、前記挿入口は、前記胴体部の正面側に設けられてもよい。
このように、接続部材の他端が挿入される挿入口を、ロボットの胴体部の正面側に設ければ、ロボットの異常状態を確実に検出できるようになると共に、ロボットの安全機能の設定作業の簡素化等も図れるようになる。
また本発明の一態様では、前記胴体部に設けられた1又は複数のアームを含み、前記接続部材は、前記挿入口に挿入された状態において前記アームの可動範囲外にあってもよい。
このようにすれば、例えばアームが接続部材に接触して、ロボットの破損や動作異常等の問題が生じてしまうのを抑制できるようになる。
また本発明の一態様では、ロボットを緊急停止させるための第2のスイッチ部を含み、前記スイッチ部及び前記第2のスイッチ部の少なくとも一方により、前記動力源への電源供給が遮断されてもよい。
このようにすればロボットが作業台から離れる異常状態が発生した場合には、スイッチ部により動力源への電源供給を遮断し、それ以外の異常状態が発生した場合にも、第2のスイッチ部の操作により、動力源への電源供給を遮断できるようになる。
また本発明の一態様では、前記第2のスイッチ部はロボットの背面側に設けられてもよい。
このように第2のスイッチ部をロボットの背面側に設ければ、アーム等の接触を避けながら、第2のスイッチ部の操作によりロボットの動力源への電源供給を確実に遮断できるようになる。
また本発明の一態様では、前記スイッチ部の第1のスイッチと、前記第2のスイッチ部の第2のスイッチとが直列に設けられ、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの少なくとも一方がオフすることで、前記動力源への電源供給が遮断されてもよい。
このようにすれば、予期せぬ要因でロボットが作業台から離れた場合には、スイッチ部の第1のスイッチにより動力源への電源供給を遮断し、操作者により第2のスイッチ部が操作された場合には、第2のスイッチにより動力源への電源供給を遮断できるようになる。
また本発明の一態様では、ロボットを制御するロボット制御部を含み、前記スイッチ部は、前記ロボットと前記作業台との距離が所定距離よりも離れたことを検出した場合に、前記動力源及び前記ロボット制御部への電源供給を遮断してもよい。
このようにすれば、予期せぬ要因でロボットが作業台から離れた場合に、ロボット制御部への電源供給を遮断できるようになる。
また本発明の他の態様は、ロボットの緊急停止方法であって、作業時に作業台を向いて配置されるロボットの正面側に設けられるスイッチ部が、前記ロボットと前記作業台との距離が所定距離よりも離れたことを検出することにより、ロボットの動力源への電源供給を遮断する緊急停止方法に関係する。
本実施形態のロボットの構成例を示すブロック図。 図2(A)、図2(B)は本実施形態の緊急停止手法の説明図。 ロボットの背面側に第2のスイッチ部を設ける手法の説明図。 アームの可動範囲と接続部材との位置関係の説明図。 スイッチ部の第1の構成例及びその動作説明図。 スイッチ部の第1の構成例及びその動作説明図。 スイッチ部の第1の構成例及びその動作説明図。 図8(A)、図8(B)はスイッチ部の第2の構成例及びその動作説明図。 図9(A)〜図9(C)もスイッチ部の第2の構成例及びその動作説明図。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.構成
図1は本実施形態のロボットの構成例を示すブロック図である。本実施形態のロボットは、スイッチ部20、ロボット制御部40、動力源50、可動機構52を含む。また電源部10、センサー部42を含むことができる。なお本実施形態のロボットは図1の構成には限定されず、その一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
電源部10は電源をロボットの各部に対して供給するものであり、例えば電源回路やバッテリーなどにより構成できる。電源部10は外部AC電源に基づいてロボットの各部に対して電源を供給してもよい。例電源部10はバッテリーや外部AC電源に基づいて例えば直流電源を供給する。
スイッチ部20はロボットを緊急停止させるためのスイッチ動作を行うものである。例えばロボットの通常動作時(通常運転時)には、電源部10からの電源(電源電圧)を動力源50に供給する。また電源部10からの電源をロボット制御部40に供給する。一方、緊急停止時には、動力源50やロボット制御部40への電源供給を遮断する。即ち電源部10からの電源(電源電圧)が動力源50やロボット制御部40に供給されないようにする。なおスイッチ部20の詳細については後述する。
ロボット制御部40はロボットの制御処理を行うものである。ロボット制御部40は、各種のプロセッサー(CPU等)又はASICなどのハードウエアー回路や、プロセッサー等において動作するプログラムなどにより実現できる。センサー部42は、ロボットの制御のための各種のセンシングを行うものである。センサー部42は、力制御を行うための力覚センサーや、ビジュアルサーボのための視角センサー(カメラ)や、関節角検出センサー(ロータリーエンコーダー)や、姿勢検出センサー(ジャイロセンサー、加速度センサー、傾斜計)などにより実現できる。
例えばロボット制御部40は、センサー部42からのセンシング情報に基づいて動力源50のモーター等を制御して、ロボットのアーム等の動作を制御する。センサー部42の力覚センサーを用いる場合には、ロボット制御部40は、力覚センサーからの力覚センサー値に基づいて、力制御(インピーダンス制御、コンプライアンス制御)を行って、動力源50のモーターを駆動し、可動機構52のアーム等を動かすフィードバック制御を行う。センサー部42の視角センサーを用いる場合には、ロボット制御部40は、視角センサーから得られる撮像画像とリファレンス画像を用いたビジュアルサーボ制御を行って、動力源50のモーターを駆動し、可動機構52のアーム等を動かす制御を行う。
動力源50は、ロボットを動かすための動力を発生するものであり、例えばモーター(サーボモーター、ステッピングモーター、リニアモーター)、油圧シリンダー、又は空気圧シリンダー等により実現できる。例えば動力源50は、電源部10からの電源による電気エネルギーを、ロボットを動かすための運動エネルギーに変換する。モーター等の動力源50と減速機等の動力伝達機構により、アーム等のロボットの可動機構52を駆動するアクチュエーターが実現される。
可動機構52は、ロボットの可動部分を構成する機械機構であり、例えばロボットのアーム、エンドエフェクター、又はロボットの移動機構などである。アームはリンクと関節(ジョイント)により構成される。エンドエフェクターは、ロボットが作業対象に対して直接働きかける機能を有する部分であり、ハンド(把持部)や、手先に取り付けられるナット締め具等の各種ツールなどである。ロボットの移動機構は、ロボットを移動させるための機構であり、車輪機構や歩行機構などである。
2.緊急停止手法
次に本実施形態の緊急停止手法について詳細に説明する。例えば従来の通常の産業用ロボットは、離隔の原則により、ロボットと人間とは物理的に隔離されている。また、ロボットは、アンカーなどで固定され、通常、動く(移動する)ことはない。
一方、近年、人間と共存して作業を行う移動可能な小型の産業用ロボットが脚光を浴びている。このようなロボットは、基本的に、作業台上に載せたり、簡易な固定方法で固定されているだけである。或いは、台車に載せられて、使用時にはレベルフットなどの簡易な方法で固定される。
従って、ロボットが、例えば想定以上の重量のワークを持ち上げたり、意図しない動作をしたりして、設置された作業位置からずれてしまう可能性がある。或いは、最悪の場合(例えば地震等の発生)には、ロボットが転倒してしまうことも考えられる。
このようなロボットの異常な動作からの人間の安全性確保や、ロボット自体の破損を防止するために、ロボットの緊急停止スイッチが必要になる。そして多くの場合、緊急停止スイッチはロボット本体に設けられており、人間がその緊急停止スイッチを直接に操作する必要がある。つまり、異常状態にあるロボットに人間が近づく必要があり、安全性を十分に確保できないという課題がある。
このような課題を解決するために、本実施形態では、ロボットが所定の場所から意図しない理由により移動した場合や、ロボットが転倒した場合などに、人間の操作を必要とすることなく緊急停止スイッチを動作させて、ロボットを緊急停止させる手法を採用している。例えば、ロボット本体に設けられた緊急停止スイッチと、ロボットの作業台(広義には固定物)の間を所定の長さの接続部材(ワイヤー、コード)で接続する。そして意図しない移動や転倒などでロボットと作業台との相対位置が変化した場合に、プル式の緊急停止スイッチを作動させて、ロボットを緊急停止させる。例えば、緊急停止スイッチである図1のスイッチ部20が、動力源50やロボット制御部40への電源供給を遮断して、ロボットを緊急停止させる。こうすることで、ロボットの意図しない移動や転倒などの異常状態が生じた場合に、人間の操作を必要とすることなくロボットを緊急停止させて、安全性の向上等を図れるようになる。
図2(A)、図2(B)は本実施形態の緊急停止手法の説明図である。
図2(A)に示すロボットは、基台60と胴体部70を有する。また頭部76を有する。図2(A)は、双腕型のロボットの例であり、アーム80、90を有する。アーム80、90の先端(エンドポイント)には、ハンド等のエンドエフェクター82、92が設けられている。ロボットは、これらのエンドエフェクター82、92を用いて、作業台100に配置されたワーク等に対する作業を行う。
胴体部70は、基台60に対して回転可能(回転自在)に支持される。具体的には、胴体部70は、基台60との間に設けられたジョイント72により、例えば垂直方向に沿った回転軸回りに回転可能になっている。例えばモーター等によって胴体部70は基台60に対して回転する。
基台60には、車輪機構等の移動機構62が設けられており、作業現場において移動可能になっている。図2(A)では、ロボットを、移動機構62により作業位置に移動して、その作業位置から移動しないように、レベルフットなどを用いた簡素な方法で固定している。
そして本実施形態のロボットは、図1に示すように動力源50と、動力源50への電源供給を遮断するスイッチ部20を有している。動力源50への電源供給が遮断されることでロボットは緊急停止する。そして図2(A)に示すようにスイッチ部20は、作業時に作業台100を向いて配置されるロボットの正面側に設けられる。即ち、作業台100がロボットの正面側に位置するような作業位置に、移動機構62によりロボットを移動して配置する。この場合にスイッチ部20は、作業台100側を向くロボットの正面側に設けられている。
そしてスイッチ部20は、図2(A)に示すように、ロボットと作業台100との距離が所定距離(所与の距離)よりも離れたことを検出した場合に、動力源50への電源供給を遮断する。例えばスイッチ部20は、ロボットと作業台100との距離が離れることで緊急停止の異常状態が検出された場合に、動力源50への電源供給を遮断してロボットを緊急停止させる。即ち、ロボットと作業台100との相対的な距離が離れたことが検知されると、スイッチ部20が動作して、電源部10から動力源50への電源供給を遮断して、ロボットを緊急停止させる。
また図1に示すようにロボットはロボット制御部40を有している。そしてスイッチ部20は、ロボットと作業台100との距離が所定距離よりも離れたことを検出した場合(ロボットと作業台との距離が離れることで緊急停止の異常状態が検出された場合)に、ロボット制御部40への電源供給も遮断する。即ち、モーター等の動力源50のみならず、動力源50を制御するロボット制御部40に対する電源供給も遮断して、ロボットの制御動作を停止させる。なお、緊急停止時にロボット制御部40への電源供給については直ぐには遮断せずに、緊急停止時のシーケンス制御をロボット制御部40に実行させる変形実施も可能である。また、所定距離は、ロボットと作業台100との距離が、電源供給を遮断すべき距離(緊急停止すべき距離)であると判断される距離であり、例えば接続部材23の長さ等により規定される距離である。この所定距離は可変であってもよい。
図2(A)では、スイッチ部20(ロボット)は挿入口22を有する。この挿入口22には、一端が作業台100に取り付けられる接続部材23の他端が挿入される。例えばロボットの胴体部70の正面側にスイッチ部20の挿入口22が設けられており、接続部材23の他端はこの挿入口22に挿入される。具体的には、前述のように、ロボットは、基台60により回転自在に支持される胴体部70を有しており、スイッチ部20の挿入口22は、胴体部70の正面側に設けられている。
例えば、接続部材23は、スイッチ部20の挿入口22に挿入される挿入部24と、ワイヤー部26を有する。ワイヤー部26は、その一端が挿入部24に取り付けられ、他端が作業台100(固定物、作業エリア)に取り付けられる。例えば作業台100には、ワイヤー部26の取り付け部102が設けられており、ワイヤー部26の他端(接続部材の一端)は、この取り付け部102に取り付けられる。取り付け部102は、例えばワイヤーの取り付け金具等により実現できる。
そして図2(B)に示すようにスイッチ部20は、接続部材23の他端が挿入口22から引き抜かれた場合に、動力源50への電源供給を遮断する。例えばロボットと作業台100との距離が離れることで接続部材23が挿入口22から引き抜かれると、動力源50への電源供給を遮断してロボットを緊急停止させる。接続部材23が挿入部24とワイヤー部26により構成される場合には、スイッチ部20は、挿入部24が挿入口22から引き抜かれた場合に、動力源50への電源供給を遮断する。そしてロボットを緊急停止させる。例えばスイッチ部20にはプル式のスイッチが設けられており、挿入口22から接続部材23の他端(挿入部)が引き抜かれると、このプル式のスイッチがオフする。これにより、電源部10から動力源50(ロボット制御部)への電源供給ラインが切断されて、ロボットが緊急停止する。
なお図2(A)、図2(B)では、挿入部24とワイヤー部26により接続部材23が構成され、挿入部24が挿入口22から引き抜かれた場合にロボットを緊急停止する手法について説明したが、本実施形態はこれに限定されず種々の変形実施が可能である。例えば接続部材23として、挿入部24とワイヤー部26とが一体となったような部材を採用してもよい。或いはワイヤー部26を設けずに、挿入部24だけで接続部材23を実現してもよい。或いは、このような接続部材23の引き抜き検出以外の手法により、ロボットと作業台100との距離が離れたことを検出して、ロボットを緊急停止させてもよい。或いは、接続部材23の他端(挿入部)が挿入口22から引き抜かれず、接続部材23の他端が挿入口22に挿入された状態を保ったまま、動力源50への電源供給を遮断してもよい。つまり、接続部材23の他端が挿入口22の位置に固定された状態で、動力源50への電源供給を遮断して、ロボットを緊急停止する。こうすることで、電源供給遮断のための接続部材23を有効活用して、異常状態時のロボットの転倒についても抑止できるようになる。つまり、一端が作業台100に取り付けられた接続部材23が支えとなって、ロボットの転倒が抑止される。この場合には、例えば接続部材23が引っ張られたことなどを検出してスイッチ部20のスイッチを例えばオフにし、動力源50への電源供給を遮断すればよい。
また本実施形態では図3に示すように、ロボットを緊急停止させるための第2のスイッチ部30を更に設けてもよい。そしてスイッチ部20及び第2のスイッチ部30の少なくとも一方により、動力源50(ロボット制御部40)への電源供給を遮断する。そしてロボットを緊急停止させる。
例えば図2(B)に示すようにロボットの意図しない移動や転倒などでロボットと作業台100との距離が離れた場合には、スイッチ部20により、動力源50(ロボット制御部)への電源供給を遮断する。
一方、操作者がロボットの緊急停止用の第2のスイッチ部30を操作した場合にも、動力源50(ロボット制御部)への電源供給を遮断する。図3では、第2のスイッチ部30は、プッシュ型のスイッチになっており、操作者である人間が第2のスイッチ部30を押すことで、ロボットを緊急停止させることができる。
ここで、スイッチ部20はロボットの正面側に設けられ、第2のスイッチ部30はロボットの背面側に設けられている。例えばスイッチ部20は胴体部70の正面側に設けられ、第2のスイッチ部30は胴体部70の背面側(背中側)に設けられている。このように第2のスイッチ部30をロボットの背面側に設ければ、ロボットが異常状態になった場合に、操作者は、アーム80、90の動きを気にせずに、ロボットを緊急停止させることができる。
即ち、第2のスイッチ部30がロボットの正面側に設けられていると、異常状態になったロボットのアーム80、90等が操作者に接触して安全性が損なわれる問題がある。この点、第2のスイッチ部30をロボットの背面側に設ければ、このような問題の発生を抑制できる。一方、スイッチ部20については、ロボットと作業台100の距離が離れることで自動的に動作して、緊急停止が行われる。従って、操作者とアーム80、90等との接触の問題は生じない。そしてスイッチ部20をロボットの正面側に設けることで、図2(A)、図2(B)で説明した手法で、ロボットの意図しない移動や転倒等を簡素に検出できるという利点がある。
また本実施形態では、ロボットは、胴体部70に設けられたアーム80、90(1又は複数のアーム)を有する。図4は双腕型のロボットであるため2つのアーム80、90を有する。なおアームの個数はこれに限定されず、1個であってもよいし、3個以上であってもよい。
この場合に本実施形態では、図4に示すように、接続部材23が、挿入口22に挿入された状態においてアーム80、90(エンドエフェクター82、92)の可動範囲RM(存在範囲)の外に位置するようにしている。具体的には、挿入口22に挿入された状態での挿入部24の突出部分が、アーム80、90の可動範囲RMの外に位置するようにしている。例えば挿入口22に挿入された状態での挿入部24の突出部分が、アームの可動範囲RMの外に位置する長さLBとなるように、挿入部24の長さが設定されている。
即ち図2(A)、図2(B)のように、接続部材23の引き抜きを検出して、ロボットの予期しない移動や転倒等を検出する手法においては、検出処理の簡素化のために、スイッチ部20をロボットの正面側に設けることが望ましい。
ところが、この手法では、ロボットの通常動作時(通常運転時)においては、挿入口22に挿入された状態での接続部材23が、ロボットの正面側に位置しており、この接続部材23にアーム80、90が接触すると、ロボットの破損や動作異常等の問題が生じてしまう。例えば接続部材23が挿入部24とワイヤー部26により構成される場合には、挿入部24が、ロボットの正面の表面から突出しており、この突出部分がアーム80、90に接触してしまうおそれがある。
この点、本実施形態では図4に示すように、接続部材23が、挿入口22に挿入された状態において、アーム80、90の可動範囲RMの外に位置するようしている。具体的には挿入部24の突出部分が、アーム80、90の可動範囲RMの外に位置するようにしている。例えばロボットやアーム80、90の構造から、可動範囲RMは既知の範囲となっている。従って、この可動範囲RMの内側に接続部材23が入らないようにスイッチ部20を配置する。例えばアーム80、90は、ロボットの胴体部70の上方側に設けられているため、スイッチ部20を、胴体部70の下方側に配置する。例えばスイッチ部20を、ロボットの頭部76よりも基台60に近い位置に配置する。また挿入部24の突出部分の長さLDもなるべく短くして、通常動作時にアーム80、90に接触しないようにする。こうすることで、アーム80、90が接続部材23(挿入部、ワイヤー部)に接触して、ロボットの破損や動作異常等が生じてしまう事態を抑制できる。
以上のように本実施形態では、作業台100を向いて配置されるロボットの正面側にスイッチ部20を設け、このスイッチ部20により、ロボットが作業台100から離れたことを検出して、ロボットを緊急停止している。従って、通常動作時に作業台100の方を向いて作業を行っているロボットが、意図しない移動や転倒を行った場合に、この異常状態を検出して、ロボットを緊急停止することができる。従って、人間の操作が介在しなくても、図2(B)のような異常状態を自動検出してロボットを緊急停止できるため、安全性等を向上できる。
例えば前述の特許文献3のように、充電器の配線部材をロボットの背面部に取り付けて当該配線部材の引っぱり状態を検出する手法では、作業台を向いて通常動作しているロボットの意図しない移動や転倒等の異常状態を検出することはできない。これに対して、スイッチ部20をロボットの正面側に設ける本実施形態の手法によれば、このような異常状態の検出も簡素に実現できるという利点がある。
また本実施形態では、作業台100に一端が接続された接続部材23の他端(挿入部)をスイッチ部20の挿入口22に挿入するだけで、緊急停止用の安全機能を設定できる。従って、例えばロボットの通常動作時には、接続部材23の他端をロボットの挿入口22に挿入するだけで、作業台100へのロボットの設置作業や安全機能の設定作業を完了できるため、ロボットの設置作業や安全機能の設定作業を簡素化できる。
そして本実施形態では、ロボットの意図しない移動や転倒等の異常状態によりロボットが作業台100から離れると、接続部材23の他端がロボットの挿入口22から引き抜かれ、これをスイッチ部20が検出することで、当該異常状態を検出できる。従って、ロボットの意図しない移動や転倒等の異常状態を、簡素な検出機構で確実に検出することが可能になる。即ち、ロボットが作業台100から離れれば、接続部材23の他端は挿入口22から確実に引き抜かれるため、異常状態を安全且つ確実に検出できる。また、異常状態の検出後に通常動作状態に戻す場合には、ロボットを適正な設置位置に戻して、再度、接続部材23の他端を挿入口22に挿入するだけで済むため、ロボットの設置作業の簡素化を図れる。
また接続部材23を、挿入部24とワイヤー部26により構成すれば、ワイヤー部26の弛みを利用して、作業台100に対するロボットの設置位置に、ある程度の自由度を持たせることが可能になる。即ち、ワイヤー部26の弛みを利用して、ロボットの設置位置を微調整できるようになる。
また図3のようにロボットの背面側に第2のスイッチ部30を設ければ、図2(B)のような状態以外の異常状態が発生した場合にも、操作者の手動によりロボットを確実に緊急停止することが可能になる。
また図4に示すように、アーム80、90の可動範囲RMの外に接続部材23が位置するようにすれば、スイッチ部20をロボットの正面側に設けた場合にも、アーム80、90が接続部材23に接触してロボットの破損や動作異常等の不具合が生じる事態についても回避することが可能になる。特に接触部材23を挿入部24とワイヤー部26により構成する手法では、ワイヤー部26は下方向に弛むため、アーム80、90との接触の回避が容易であるという利点がある。
3.スイッチ部
次にスイッチ部の詳細な構成例及びその動作について説明する。図5はスイッチ部20、30の第1の構成例を示す図である。
図5では、スイッチ部20はプル式のスイッチにより構成され、スイッチ部30はプッシュ式のスイッチにより構成される。そして前述の図3に示すように、プル式のスイッチ部20はロボットの正面側に設けられ、プッシュ式のスイッチ部30はロボットの背面側に設けられる。
スイッチ部20は第1のスイッチ21(第1の接点)を有し、第2のスイッチ部30は第2のスイッチ31(第2の接点)を有する。これらのスイッチ21、31は直列に設けられる。例えばスイッチ21、31は電源供給ラインに直列に設けられる。即ち、電源部10の電源供給ノードと、動力源50(ロボット制御部)の電源入力ノードとの間に、スイッチ21、31が直列に接続される。なお、図5では、スイッチ31が電源部10の電源供給ノード側に設けられ、スイッチ21が動力源50の電源入力ノード側に設けられているが、これとは逆の接続であってもよい。即ち、スイッチ21を電源供給ノード側に設け、スイッチ31を電源入力ノード側に設けてもよい。
そして本実施形態では、スイッチ21、31の少なくとも一方がオフすることで、動力源50への電源供給が遮断される。そしてロボットが緊急停止する。
例えば図5では、接続部材23の挿入部24はスイッチ部20の挿入口22に挿入されており、挿入部24は金属等の導電体で形成されているため、スイッチ21はオンになる。またスイッチ部30のスイッチ31もオンになっている。従って、直列接続されたスイッチ21、31が両方ともオンになっているため、電源部10からの電源は動力源50に適正に供給されて、ロボットの通常動作が可能になる。
一方、図6では、異常状態によりロボットが作業台100から離れることで、接続部材23の挿入部24が、スイッチ部20の挿入口22から引き抜かれている。このように引き抜かれることで、スイッチ21の接点に導電体の挿入部24がなくなることで、スイッチ21がオフになる。そしてスイッチ21がオフになると、電源部10から動力源50への電源供給が遮断される。
また図7では、プッシュ式のスイッチ部30のノブ部32を作業者が押している。すると、スイッチ31がオフになり、スイッチ部30はこの状態でロック状態になる。そしてスイッチ31がオフになると、電源部10から動力源50への電源供給が遮断される。
このように図5〜図7では、スイッチ部20、30のスイッチ21、31のいずれか一方がオフになることで、動力源50への電源供給が遮断されるようになる。従って、図2(B)のようなロボットの意図しない移動や転倒等の異常状態時に、ロボットを緊急停止できると共に、図3において作業者がスイッチ部30を押すことによっても、ロボットを緊急停止できるようになる。
図8(A)、図8(B)はスイッチ部20の第2の構成例を示す図である。図8(A)、図8(B)では、接続部材23は、鍵型の挿入部24と、ワイヤー部26により構成される。またスイッチ部20には、端子16、56が設けられており、端子16には、電源部10からの電源ライン14が接続され、端子56には動力源50(ロボット制御部)への電源ライン54が接続されている。
そして、ロボットの通常動作時には、図8(A)に示すように、鍵型の挿入部24が、スイッチ部20の挿入口22に挿入される。このように挿入口22に挿入部24が挿入されると、端子16と端子56との間が電気的に導通状態になり、電源部10からの電源ライン14と動力源50への電源ライン54とが電気的に接続される。従って、ロボットの通常動作時に動力源50に電源を供給して、ロボットを適正に動作させることができる。
一方、図2(B)のような異常状態が発生してロボットが作業台100から離れると、図8(B)に示すように、鍵型の挿入部24がスイッチ部20の挿入口22から引き抜かれる。このように挿入部24が挿入口22から引き抜かれると、端子16と端子56との間が電気的に非導通状態になり、電源部10からの電源ライン14と動力源50への電源ライン54とが電気的に遮断される。従って、ロボットの異常状態時に動力源50への電源供給を遮断できるようになる。
図9(A)、図9(B)は、第2の構成例のスイッチ部20の内部構造の例を示す図である。
図9(A)では、挿入部24が挿入口22に挿入されており、回転体27が右回りに回転した状態になっている。このとき、バネ29により棒状部材28が上方向に付勢されており、スイッチ21−1、21−2はオンになる。これらのスイッチ21−1、21−2は、図8(A)の端子16、56の間に直接接続されるスイッチである。このように、スイッチ21−1、21−2がオンになることで、端子16と端子56とは電気的に導通状態になり、電源部10からの電源は、電源ライン14、端子16、端子56、電源ライン54を介して動力源50に供給されるようになる。なお、スイッチ21−1、21−2というように接点となるスイッチを2つ設けることで、緊急停止についての信頼性を向上できるようになる。
一方、図9(B)では、挿入部24が挿入口22から引き抜かれており、回転体27が左回りに回転した状態になっている。この回転体27の回転により、棒状部材28が下方向に移動し、これによりスイッチ21−1、21−2がオフになる。そしてスイッチ21−1、21−2がオフになることで、端子16と端子56とは電気的に非導通状態になる。これにより、電源部10から動力源50への電源供給が遮断され、ロボットが緊急停止するようになる。
そして本実施形態では、図9(C)に示すように、このような構造のスイッチ部20をロボットの正面側に組み込んでいる。例えばロボットの胴体部70の下方側の位置にスイッチ部20を配置する。そして例えば図8(A)、図8(B)の挿入口22が、ロボットの正面側の表面に露出するようにスイッチ部20をロボットに組み込む。こうすることで、コンパクトな構造のプル式のスイッチ部20をロボットに組み込んで、図2(A)、図2(B)で説明した本実施形態の緊急停止手法を簡素に実現することが可能になる。即ち、図9(A)、図9(B)のスイッチ部20はコンパクトな構造であり、挿入部24の長さも短くできる。従って、図4で説明したようなアーム80、90の可動範囲RMの内側に接続部材23が入らないようにする手法の実現も容易になる。またスイッチ部20が小型であることから、ロボットの内部に組み込んでも、他の機械機構の設置スペースの邪魔にならないという利点もある。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態の実施例及び変形例の全ての組み合わせも、本発明の範囲に含まれる。またロボットの構成・動作、緊急停止手法、スイッチ制御手法、電源供給手法等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
RM 可動範囲、10 電源部、14 電源ライン、16 端子、
20 スイッチ部、21、21−1、21−2 第1のスイッチ、
22 挿入口、23 接続部材、24 挿入部、26 ワイヤー部、
27 回転体、28 棒状部材、29 バネ、30 第2のスイッチ部、
31 第2のスイッチ、32 ノブ部、40 ロボット制御部、
50 動力源、52 可動機構、54 電源ライン、56 端子、
60 基台、62 移動機構、70 胴体部、72 ジョイント、76 頭部、
80、90 アーム、82、92 エンドエフェクター、
100 作業台、102 取り付け部

Claims (10)

  1. ロボットの動力源と、
    前記動力源への電源供給を遮断するスイッチ部と、
    を含み、
    前記スイッチ部は、作業時に作業台を向いて配置されるロボットの正面側に設けられ、
    前記スイッチ部は、
    前記ロボットと前記作業台との距離が所定距離よりも離れたことを検出した場合に、前記動力源への電源供給を遮断することを特徴とするロボット。
  2. 請求項1において、
    前記スイッチ部は、
    一端が前記作業台に取り付けられる接続部材の他端が挿入される挿入口を有し、
    前記スイッチ部は、
    前記接続部材の他端が前記挿入口から引き抜かれた場合に、前記動力源への電源供給を遮断することを特徴とするロボット。
  3. 請求項2において、
    前記接続部材は、
    前記挿入口に挿入される挿入部と、
    一端が前記挿入部に取り付けられ、他端が前記作業台に取り付けられるワイヤー部とを有し、
    前記スイッチ部は、
    前記挿入口から前記挿入部が引き抜かれた場合に、前記動力源への電源供給を遮断することを特徴とするロボット。
  4. 請求項2又は3において、
    基台と、
    前記基台により回転可能に支持される胴体部と、
    を含み、
    前記挿入口は、前記胴体部の正面側に設けられることを特徴とするロボット。
  5. 請求項4において、
    前記胴体部に設けられた1又は複数のアームを含み、
    前記接続部材は、前記挿入口に挿入された状態において前記アームの可動範囲外にあることを特徴とするロボット。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    ロボットを緊急停止させるための第2のスイッチ部を含み、
    前記スイッチ部及び前記第2のスイッチ部の少なくとも一方により、前記動力源への電源供給が遮断されることを特徴とするロボット。
  7. 請求項6において、
    前記第2のスイッチ部はロボットの背面側に設けられることを特徴とするロボット。
  8. 請求項6又は7において、
    前記スイッチ部の第1のスイッチと、前記第2のスイッチ部の第2のスイッチとが直列に設けられ、
    前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの少なくとも一方がオフすることで、前記動力源への電源供給が遮断されることを特徴とするロボット。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    ロボットを制御するロボット制御部を含み、
    前記スイッチ部は、
    前記ロボットと前記作業台との距離が所定距離よりも離れたことを検出した場合に、前記動力源及び前記ロボット制御部への電源供給を遮断することを特徴とするロボット。
  10. ロボットの緊急停止方法であって、
    作業時に作業台を向いて配置されるロボットの正面側に設けられるスイッチ部が、前記ロボットと前記作業台との距離が所定距離よりも離れたことを検出することにより、
    ロボットの動力源への電源供給を遮断することを特徴とするロボットの緊急停止方法。
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