JP5098929B2 - 自動変速機およびその組み立て方法 - Google Patents

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本発明は、変速機構の軸心回りに配置されて該変速機構の所定の回転要素を変速機ケースに固定するブレーキ装置を備える自動変速機およびその組み立て方法に関し、自動車用変速機の製造技術の分野に属する。
一般に、自動車用の自動変速機には、変速機構の軸心回りに配置されて該変速機構の所定の回転要素を変速機ケースに固定するブレーキ装置が備えられる。そのブレーキ装置として、例えば、特許文献1に記載されているように、変速機ケースと回転要素に交互に係合された複数の摩擦板と、油圧の供給を受けてこれらの摩擦板を押圧するピストンと、該ピストンを油圧による押圧方向と反対方向に付勢する複数のリターンスプリングとを有するブレーキ装置がある。
このようなブレーキ装置においては、組立時に前記複数のリターンスプリングを個々に組み付ける作業が極めて面倒なので、図11に示すように、複数のコイル形状のリターンスプリング500の一端をディスク形状のスプリング支持プレート502に止着し、これらを仮アッセンブリしておくことが考えられる。
このスプリング支持プレート502は、複数の摩擦板504とピストン(符号506に示すピストンシリンダに摺動可能に収納されるピストン)との間に配接され、該ピストンはスプリング支持プレート502を介して複数の摩擦板504を押圧する。
また、複数のリターンスプリング500はそれぞれ、複数の摩擦板504の外周側に位置するようにスプリング支持プレート502に止着される。具体的には、複数の摩擦板504とスプライン係合する変速機ケース508に形成されている複数のスプライン歯510間に位置するように、スプリング支持プレート502に止着される。
さらに、リターンスプリング500それぞれの他端を受け止めて該リターンスプリング500を位置決めする位置決め部512が、複数の摩擦板504の反ピストン側に配置された、複数のスプライン歯510とスプライン係合するディスク形状のリテーニングプレート514に形成されている。
特開2003−287090号公報
ところが、図11に示す構成の場合、組み立て時においてスプリング支持プレート502が変速機ケース508に対して周方向に関して位置決めされていないために、各リターンスプリング500の他端が位置決め部512に乗り上げて正しく組み込まれなかったり、該リターンスプリング500の一端の位置が他端の位置に対して周方向にずれて組み込まれたりすることが考えられる。
また、一端の位置が他端の位置に対して周方向にずれると、リターンスプリング500が変速機ケース508のスプライン歯510と接触する可能性がある。この場合、リターンスプリング500と変速機ケース508のいずれか一方または両方に、摩耗や欠損が発生する可能性がある。
その結果、複数のリターンスプリング500の全体としてのばね特性が予定したものとは異なった特性となり、ピストンを押圧して複数の摩擦板504を締結する油圧を適切に制御してもブレーキ装置が所定のブレーキ力を発生しなくなる、或いは変速動作が良好に行われなくなる可能性がある。
そこで、本発明は、ブレーキ装置のリターンスプリングを一端がスプリング支持プレートに止着された状態で組み込むように構成する場合に、該リターンスプリングが常に所定の状態に組み込まれるように、前記スプリング支持プレートを変速機ケースに対して周方向に関して位置決めして組付けることができる構造の自動変速機と、その組み立て方法を提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、変速機構の軸心回りに配置されて該変速機構の所定の回転要素を変速機ケースに固定するブレーキ装置が備えられ、該ブレーキ装置は、前記変速機ケースと回転要素に交互に係合された複数の摩擦板と、油圧の供給を受けてこれらの摩擦板を押圧するピストンと、該ピストンを油圧による押圧方向と反対方向に付勢するリターンスプリングとを有する自動変速機であって、
前記ピストンを摺動可能に収納したピストンシリンダが、前記変速機ケースにおける摩擦板の係合部とは別体に形成されて、変速機ケースに取り付けられているとともに、
該ピストンシリンダと変速機ケースとに跨って嵌合され、両者の周方向の位置決めを行う位置決めピンと、
前記摩擦板とピストンとの間に配設され、前記リターンスプリングの一端が止着されたスプリング支持プレートとを有し、かつ、
該スプリング支持プレートに前記位置決めピンの挿通部が設けられ、該挿通部に位置決めピンが挿通されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動変速機において、
前記変速機ケースにおける摩擦板の支持部は、該変速機ケースの反エンジン側の端面を構成するエンドカバーに設けられていることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の自動変速機において、
前記摩擦板の反ピストン側に該ピストンからの押圧力を受け止めるリテーニングプレートが配設され、該リテーニングプレートに、前記スプリング支持プレートに一端が止着されたリターンスプリングの他端を周方向に位置決めする位置決め部が設けられていることを特徴とする。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機において、
前記リターンスプリングはコイルスプリングであり、
前記リテーニングプレートにおけるリターンスプリング他端の位置決め部は、該リターンスプリングの他端に嵌まり込む円錐状の凸部で構成されていることを特徴とする。
一方、請求項5に記載の発明は、変速機構の軸心回りに配置されて該変速機構の所定の回転要素を変速機ケースに固定するブレーキ装置が備えられ、
該ブレーキ装置は、前記変速機ケースと回転要素に交互に係合された複数の摩擦板と、油圧の供給を受けてこれらの摩擦板を押圧するピストンと、該ピストンを油圧による押圧方向と反対方向に付勢するリターンスプリングと、前記摩擦板とピストンとの間に配設されて前記リターンスプリングの一端を受止するスプリング支持プレートとを有し、かつ、
前記ピストンを摺動可能に収納したピストンシリンダが、前記変速機ケースにおける摩擦板の係合部とは別体に形成されて、位置決めピンにより周方向に位置決めされて変速機ケースに取り付けられる自動変速機の組み立て方法であって、
該変速機ケースのピストンシリンダ取付け面に前記位置決めピンを立設する第1準備工程と、
前記変速機ケースに前記複数の摩擦板を組み込む第2準備工程と、
前記ピストンシリンダに前記ピストンを組み込む第3準備工程と、
前記スプリング支持プレートにリターンスプリングの一端を止着する第4準備工程と、
前記第1〜第4準備工程の後、
前記スプリング支持プレートに設けられた位置決めピンの挿通部に前記位置決めピンを挿通した状態で、前記リターンスプリングの他端を変速機ケース側の受部に向けて、スプリング支持プレートを変速機ケースに組み込む第1組付け工程と、
前記位置決めピンにピストンシリンダを係合することにより、該位置決めピンによって周方向に位置決めされた状態で、ピストンシリンダを変速機ケースに保持させる第2組付け工程と、
前記リターンスプリングの他端を変速機ケース側の受部に当接させ、この状態で該スプリングを圧縮しながら、スプリング支持プレートと共にピストンシリンダを変速機ケースの取り付け面に向けて押し込む第3組付け工程と、
前記ピストンシリンダが変速機ケースの取り付け面に当接した状態で、ボルトにより該ピストンシリンダを変速機ケースに固着する第4組付け工程とを有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、リターンスプリングの一端が止着されたスプリング支持プレートに、ピストンシリンダと変速機ケースとに跨って嵌合され、両者の周方向の位置決めを行う位置決めピンが挿通する挿通部が設けられる。これにより、スプリング支持プレートが、ピストンシリンダと変速機ケースに対して周方向に関して位置決めされた状態にされる。その結果、スプリング支持プレートに一端が止着されているリターンスプリングは、変速機ケースに接触することなく常に所定の状態で組み込まれ、所定の押圧力でピストンを押圧することができる。すなわち、ブレーキは、所定のブレーキ力を発生することができる。
また、ピストンシリンダと変速機ケースの両者の周方向の位置決めを行う位置決めピンを利用するので、別途、スプリング支持プレートを周方向に関して位置決めするための、位置決めピンなどの位置決め手段を設ける必要がない。そのため、自動変速機の部品点数が増大しない。
また、請求項2に記載の発明によれば、変速機ケースの反エンジン側の端面を構成するエンドカバーに、摩擦板の支持部が設けられている。これにより、エンドカバーにブレーキ装置を組み込んだサブアセンブリを構成することが可能になる。その結果、自動変速機の組み立て性が向上する。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、摩擦板の反ピストン側に配置されて該ピストンからの押圧力を受け止めるリテーニングプレートに、リターンスプリングの他端を位置決めする位置決め部が設けられる。これにより、別途リターンスプリングの他端を受け止めて位置決めする手段を設けることなく、リターンスプリングの他端が位置決めされる。
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、リターンスプリングがコイルスプリングであって、その他端を位置決めするためのリテーニングプレートの位置決め部が該他端に嵌まり込む円錐形状の凸部で構成される。これにより、コイルスプリングであるリターンスプリングの他端が確実に位置決めされる。
一方、請求項5に記載の発明によれば、準備として、変速機ケースのピストンシリンダ取付け面に位置決めピンが立設され、変速機ケースに複数の摩擦板が組み込まれ、ピストンシリンダにピストンが組み込まれ、スプリング支持プレートにリターンスプリングの一端が止着される。
準備が完了すると、スプリング支持プレートが、その挿通部に位置決めピンが挿通された状態で、リターンスプリングの他端を変速機ケース側の受部に向けて変速機ケースに組み込まれる。次に、ピストンシリンダが位置決めピンに周方向に位置決めされて変速機ケースに保持され、続いて、リターンスプリングの他端を変速機ケース側の受部に当接させて該スプリングを圧縮しながら、スプリング支持プレートと共にピストンシリンダが変速機ケースの取り付け面に向けて押し込まれる。そして、ピストンシリンダが変速機ケースの取り付け面に当接した状態で、ボルトによりピストンシリンダが変速機ケースに固着される。
これにより、スプリング支持プレートが、ピストンシリンダと変速機ケースに対して周方向に関して位置決めされた状態にされる。その結果、スプリング支持プレートに一端が止着されているリターンスプリングは、変速機ケースに接触することなく常に所定の状態で組み込まれ、所定の押圧力でピストンを押圧することができる。すなわち、ブレーキは、所定のブレーキ力を発生することができる。
また、ピストンシリンダと変速機ケースの両者の周方向の位置決めを行う位置決めピンを利用するので、別途、スプリング支持プレートを周方向に関して位置決めするための、位置決めピンなどの位置決め手段を設ける必要がない。そのため、自動変速機の部品点数が増大しない。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る自動変速機の構成を示す骨子図であって、この自動変速機1は、フロントエンジンフロントドライブ車等のエンジン横置き式自動車に適用されるもので、主たる構成要素として、エンジン出力軸2に取り付けられたトルクコンバータ3と、該トルクコンバータ3からの動力が入力軸4を介して入力される第1クラッチ10及び第2クラッチ20と、これらのクラッチ10、20の一方または両方から動力が入力される変速機構30とを有し、これらが入力軸4の軸心上に配置された状態で、変速機ケース5に収納されている。
ここで、変速機ケース5は、外周囲を構成する本体部5aと、トルクコンバータ3を介してエンジンにより駆動されるオイルポンプ6が収納されたフロント(トルクコンバータ側)壁5bと、本体部5aのリヤ側(反トルクコンバータ側)の端部の開口を閉塞するエンドカバー5cと、本体部5aの中間部に設けられた中間壁5dとで構成されている。
そして、第1、第2クラッチ10、20は、フロント壁5bと中間壁5dとの間に、変速機構30は、中間壁5dとエンドカバー5cとの間にそれぞれ収納されているとともに、第1、第2クラッチ10、20と中間壁5dとの間に、変速機構30からの動力を取り出す出力ギヤ7が配置され、該出力ギヤ7から取り出された動力が、カウンタドライブ機構8を介して差動装置9に伝達され、左右の車軸9a、9bを駆動するようになっている。
トルクコンバータ3は、エンジン出力軸2に連結されたケース3aと、該ケース3a内に固設されたポンプ3bと、該ポンプ3bに対向配置されて該ポンプ3bにより作動油を介して駆動されるタービン3cと、該ポンプ3bとタービン3cとの間に介設され、かつ、変速機ケース5にワンウェイクラッチ3dを介して支持されてトルク増大作用を行うステータ3eと、ケース3aとタービン3cとの間に設けられ、該ケース3aを介してエンジン出力軸2とタービン3cとを直結するロックアップクラッチ3fとで構成されている。そして、タービン3cの回転が入力軸4を介して第1、第2クラッチ10、20や変速機構30側に伝達されるようになっている。
変速機構30は、第1、第2、第3プラネタリギヤセット(以下、単に「第1、第2、第3ギヤセット」という)40、50、60を有し、これらが変速機ケース5内における中間壁5dとエンドカバー5cとの間に、フロント側からこの順序で配置されている。
また、摩擦要素として、第1、第2クラッチ10、20の他に、変速機構30を構成する第1ブレーキ70、第2ブレーキ80及び第3ブレーキ90が備えられ、フロント側からこの順序で配置されている。また、第1ブレーキ70に並列にワンウェイクラッチ100が配置されている。
第1、第2、第3ギヤセット40、50、60は、いずれもシングルピニオン型のプラネタリギヤセットであって、サンギヤ41、51、61と、これらのサンギヤ41、51、61にそれぞれ噛み合った各複数のピニオン42、52、62と、これらのピニオン42、52、62をそれぞれ支持するキャリア43、53、63と、ピニオン42、52、62にそれぞれ噛み合ったリングギヤ44、54、64とで構成されている。
そして、入力軸4が第3ギヤセット60のサンギヤ61に連結されていると共に、第1ギヤセット40のサンギヤ41と第2ギヤセット50のサンギヤ51、第1ギヤセット40のリングギヤ44と第2ギヤセット50のキャリア53、第2ギヤセット50のリングギヤ54と第3ギヤセット60のキャリア63が、それぞれ連結されている。そして、第1ギヤセット40のキャリア43に出力ギヤ7が連結されている。
また、第1ギヤセット40のサンギヤ41及び第2ギヤセット50のサンギヤ51は、第1クラッチ10の出力部材11に連結され、該第1クラッチ10を介して入力軸4に断接可能に連結されている。また、第2ギヤセット50のキャリア53は、第2クラッチ20の出力部材21に連結され、該第2クラッチ20を介して入力軸4に断接可能に連結されている。
さらに、第1ギヤセット40のリングギヤ44及び第2ギヤセット50のキャリア53は、並列に配置された第1ブレーキ70及びワンウェイクラッチ100を介して変速機ケース5に断接可能に連結されており、第2ギヤセット50のリングギヤ54及び第3ギヤセット60のキャリア63は、第2ブレーキ80を介して変速機ケース5に断接可能に連結されており、さらに、第3ギヤセット60のリングギヤ64は、第3ブレーキ90を介して変速機ケース5に断接可能に連結されている。
以上の構成により、この自動変速機1によれば、第1、第2クラッチ10、20及び第1、第2、第3ブレーキ70、80、90の締結状態の組み合わせにより、前進6速と後退速とが得られるようになっており、その組み合わせと変速段の関係を図2の締結表に示す。
即ち、1速では、第1クラッチ10と第1ブレーキ70とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力され、該第1ギヤセット40により大きな減速比で減速されて該第1ギヤセット40のキャリア43から出力ギヤ7に出力される。なお、第1ブレーキ70はエンジンブレーキを作動させる1速でのみ締結され、エンジンブレーキを作動させない1速では、ワンウェイクラッチ100がロックすることにより1速を形成する。
2速では、第1クラッチ10と第2ブレーキ80とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力されると同時に、第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のリングギヤ44にも入力され、入力軸4の回転は前記1速よりも小さな減速比で減速されて、第1ギヤセット40のキャリア43から出力ギヤ7に出力される。
3速では、第1クラッチ10と第3ブレーキ90とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力されると同時に、第3ギヤセット60及び第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のリングギヤ44にも入力され、入力軸4の回転は前記2速よりもさらに小さな減速比で減速されて、第1ギヤセット40のキャリア43から出力ギヤ7に出力される。
4速では、第1クラッチ10と第2クラッチ20とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力されると同時に、第2ギヤセット50を経由してそのまま第1ギヤセット40のリングギヤ44にも入力される。これにより、第1ギヤセット40の全体が入力軸4と一体的に回転し、キャリア43から減速比1の回転が出力ギヤ7に出力される。
5速では、第2クラッチ20と第3ブレーキ90とが締結され、入力軸4の回転は、第2ギヤセット50を経由してそのまま第1ギヤセット40のリングギヤ44に入力されると同時に、第3ギヤセット60及び第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のサンギヤ41にも入力され、入力軸4の回転は増速されて、第1ギヤセット40のキャリア43から出力ギヤ7に出力される。
6速では、第2クラッチ20と第2ブレーキ80とが締結され、入力軸4の回転は、第2ギヤセット50を経由してそのまま第1ギヤセット40のリングギヤ44に入力されると同時に、第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のサンギヤ41にも入力され、入力軸4の回転は、前記5速よりも大きな増速比で増速されて、第1ギヤセット40のキャリア43から出力ギヤ7に出力される。
そして、後退速では、第1ブレーキ70と第3ブレーキ90とが締結され、入力軸4の回転は、第3ギヤセット60及び第2ギヤセット50を介して第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力される。このとき、第2ギヤセット50において回転方向が逆転されることにより、第1ギヤセット40のキャリア43から出力ギヤ7に入力軸4の回転方向と反対方向の回転が出力される。
以上のように、入力側に配置された2つのクラッチ10、20と、3つのシングルピニオン型プラネタリギヤセット40、50、60、及び3つのブレーキ70、80、90で構成された変速機構30とにより、前進6速及び後退速が可能な自動変速機1が実現される。
ここからは、本発明の特徴部である、ブレーキ80の変速機ケース5への組み込みについて、具体的に図3の自動変速機1の断面図を用いて説明する。
図3は、変速機ケース5のエンドカバー5cにブレーキ80、90、およびギヤセット60を組み込んで構成されるサブアセンブリSAの断面を示している。
図に示すように、2つのブレーキ80、90は、複数の摩擦板81、91を有する多板クラッチであって、複数の摩擦板81、91それぞれの一部が、その外周側でエンドカバー5cに形成されたスプライン歯5c1にスプライン係合している。複数の摩擦板81の残りはギヤセット60のキャリア63にスプライン係合し、複数の摩擦板91の残りがギヤセット60のリングギヤ64にスプライン係合している。
ブレーキ80のピストン82は、エンドカバー5cと別体であって、エンドカバー5cのスプライン歯5c1の軸方向端面にボルト100により取り付けられる部材102に形成されている環状の溝102aに軸方向に摺動可能に支持されている。すなわち、部材102が、ブレーキ80のピストンシリンダとして機能している(以下、部材102を、「ピストンシリンダ102」と称する。)。このピストンシリンダ102とピストン82との間に形成された空間が、ピストン82を摩擦板81に向かって押圧する油圧が供給されるブレーキ80の締結油圧室になる。
一方、ブレーキ90のピストン92は、エンドカバー5cに形成された環状の溝5c2に軸方向に摺動可能に支持されている。このエンドカバー5cが、ブレーキ90のピストンシリンダとして機能している。また、ピストン92とエンドカバー5cとの間に形成された空間が、ピストン92を摩擦板91に向かって押圧する油圧が供給されるブレーキ90の締結油圧室になる。
図4は、反エンドカバー5c側から軸方向(軸方向)に見たサブアセンブリSAを示している。また、図5は、外周側から見たサブアセンブリSAを部分的に示している。
図4や図5に示すように、ピストンシリンダ102は、エンドカバー5c1のスプライン歯5c1の端面に軸方向に立設する位置決めピン104に、位置決め穴102bが嵌合されることにより、周方向に関して位置決めされた状態で複数のボルト100によりエンドカバー5cに取り付けられる。これにより、ピストンシリンダ102の油圧取り入れ部102cがコントロールバルブユニットCVUに正確に接続される。なお、位置決めピン104は、図中では1本しか示していないが、実際は2本である。
具体的に説明すると、コントロールバルブユニットCVUは変速機ケース5の本体部5aの下部に取り付けられているとともに、エンドカバー5cは、本体部5aに対して位置決めされて取り付けられる。したがって、エンドカバー5cに対して位置決めピン104を介して位置決めして取り付けられるピストンシリンダ102は、その油圧取り入れ部102cがコントロールバルブユニットCVUに正確に接続される。このコントロールバルブユニットCVUから供給される油圧は、ピストン82とピストンシリンダ102との間の締結油圧室に、ピストンシリンダ102内に形成された油路(図示せず)を介して供給される。
また、位置決めピン104は、ピストンシリンダ102を位置決めするだけでなく、ブレーキ80の複数のリターンスプリング83の一端が止着されているスプリング支持プレート84も周方向に関して位置決めしている。
このスプリング支持プレート84は、図5、および図4のX方向に見た部分断面図である図6に示すように、ディスク形状のプレートであって、ピストン82と複数の摩擦板81(最もピストン側の摩擦板)との間に配置され、複数のリターンスプリング83それぞれの一端を摩擦板81の外周側で止着支持する。
一方、複数のリターンスプリング83それぞれの他端は、ピストン82によってエンドカバー5c側へ押圧された複数の摩擦板81を受け止める、反ピストン82側に配置されたリテーニングプレート85により支持されている。
具体的には、リターンスプリング83は、コイルスプリングであって、図6に示すように、リテーニングプレート85に形成された円推形状の凸部(位置決め部)85aに他端が嵌り込むことにより、該他端は位置決めされつつ支持されている。このリテーニングプレート85は、エンドカバー5cのスプライン歯5c1にスプライン係合している。
スプリング支持プレート84は、図5、および図4のY方向に見た部分断面である図7に示すように、位置決めピン104が挿通される位置決め穴84aを備える。この位置決め穴84aに位置決めピン104が挿通されることにより、スプリング支持プレート84は、エンドカバー5cに対して周方向に関して位置決めされる。
なお、位置決めピン104に挿通される挿通部は、位置決め穴84aのように穴形状でなくてもよく、切り欠き形状であってもよい。
また、スプリング支持プレート84は、ピストン82またはリターンスプリング83によって押圧されることにより軸方向に移動するため、その位置決め穴84aが位置決めピン104に摺動可能に挿通されている。
具体的には、図5や図7に示すように、位置決めピン104が端面に立設されているスプライン歯5c1’は、他のスプライン歯5c1に比べて軸方向長さ(反エンドカバー5c側への突出長さ)が短く、そのため、他の歯5c1の端面と接触しているピストンシリンダ102との間に、スプリング支持プレート84が軸方向に移動可能な、すなわちピストン82のストローク長だけ間隙をあけている。
別の観点から言えば、スプリング支持プレート84は、位置決めピン104が挿通される位置決め穴84aが形成されている部分だけ外周側に突出している、すなわち、他の部分は、図3に示すように、スプライン歯5c1とピストンシリンダ102との間に挟まらないようにされている。
ここからは、このエンドカバー5cを基体として構成されるサブアセンブリSAの組み立て方法を説明する。
まず、前準備として、エンドカバー5cのスプライン歯5c1’の端面に位置決めピン104を立設し、スプリング支持プレート84に複数のリターンスプリング83を止着する。
次に、図8に示すように、エンドカバー5cにブレーキ90の構成要素を組み込み、続いて、ブレーキ80のリテーニングプレート85、複数の摩擦板81と順に組み込む。そして、ピストンシリンダ102の環状溝102aにピストン82を組み込む(図3、6、および7参照。)。
以上の準備工程が終了すると、図8に示すように、スプリング支持プレート84の位置決め穴84aに位置決めピン104を挿通する。そして、スプリング支持プレート84をエンドカバー5cに向かって押し込み、リターンスプリング83の他端をリテーニングプレート85の位置決め部85aに嵌め込む(図9に示す状態。)。
その後、ピストンシリンダ102の位置決め穴102bに位置決めピン104を挿通し、図10に示すように、ピストンシリンダ102をスプリング支持プレート84に当接させた状態で、リターンスプリング83を圧縮しつつエンドカバー5cに向かって押し込む。そして、ピストンシリンダ102がエンドカバー5cのスプライン歯5c1の端面に当接すると、その状態を維持してボルト100によりピストンシリンダ102をエンドカバー5cに取り付ける。これにより、サブアセンブリSAの組み立てが完了する。
本実施形態によれば、リターンスプリング83の一端が止着されたスプリング支持プレート84に、ピストンシリンダ102とエンドカバー5cとに跨って嵌合され、両者の周方向の位置決めを行う位置決めピン104が挿通する位置決め穴84aが設けられる。これにより、スプリング支持プレート84が、ピストンシリンダ102とエンドカバー5cに対して周方向に関して位置決めされた状態になる。その結果、スプリング支持プレート84に一端が止着されているリターンスプリング83は、エンドカバー5cのスプライン歯5c1に接触することなく常に所定の状態で組み込まれ、所定の押圧力でピストン82を押圧することができる。すなわち、ブレーキ80は、所定のブレーキ力(ブレーキ力=油圧×ピストン受圧面積−リターンスプリング83のばね力)を得ることができる。
また、ピストンシリンダ102とエンドカバー5cの両者の周方向の位置決めを行う位置決めピン104を利用するので、別途、スプリング支持プレート84を周方向に関して位置決めするための、位置決めピンなどの位置決め手段を設ける必要がない。そのため、自動変速機の部品点数が増大しない。
さらに、変速機ケース5の反エンジン側の端面を構成するエンドカバー5cに、摩擦板81の支持部であるスプライン歯5c1が設けられている。これにより、エンドカバー5cにブレーキ80を組み込んだサブアセンブリSAが構成される。その結果、自動変速機1の組み立て性が向上する。
さらにまた、摩擦板81の反ピストン82側に配置されて該ピストン82からの押圧力を受け止めるリテーニングプレート85に、リターンスプリング83の他端を位置決めする位置決め部85が設けられる。これにより、別途リターンスプリング85の他端を受け止めて位置決めするために、そのための受け止め部をエンドカバー5cに形成することなく、またはそのための受け止め部材を設けることなく、リターンスプリング83の他端が位置決めされる。
加えて、リターンスプリング83がコイルスプリングであって、その他端を位置決めするためのリテーニングプレート85の位置決め部85aが該他端に嵌まり込む円錐形状の凸部で構成されるため、コイルスプリングであるリターンスプリング83の他端が確実に位置決めされる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、上述の実施形態の場合、リターンスプリングがコイルスプリングであったが、本発明はこれに限定せず、例えば皿ばねであってもよい。
また、上述の実施形態の場合、ブレーキ(スプリング支持プレート)は、変速機ケースを構成する一部材であるエンドカバーに組み込まれてサブアセンブリを構成するが、本発明は、これに限らない。例えば、変速機ケースの本体部に組み込まれるブレーキ(スプリング支持プレート)でも、本発明は、適用可能である。
さらに、上述の実施形態の場合、スプリング支持プレートに一端が止着されているリターンスプリングの他端は、リテーニングプレートに受け止められ位置決めされるているが、これに限らない。例えば、変速機ケースにリターンスプリングの他端の位置決め部を形成してもよい。または、別途、専用のリターンスプリングの他端を位置決めする部材を設けてもよい。
さらにまた、上述の実施形態の場合、コイルスプリングであるリターンスプリングの他端を位置決めする位置決め部の形状は、円錐形状の凸部であったがこれに限らない。例えば、リターンスプリングの他端が挿入される円筒形状の位置決め部であってもよい。
以上のように、本発明は、ブレーキ装置のリターンスプリングを一端がスプリング支持プレートに止着された状態で組み込むように構成する場合に、該リターンスプリングが常に所定の状態に組み込まれるように、前記スプリング支持プレートを変速機ケースに対して周方向に関して位置決めして組付けることができる。したがって、自動車用変速機の分野において好適に利用される可能性がある。
本発明の一実施形態に係る変速機の骨子図である。 図1の自動変速機の締結表である。 自動変速機のサブアセンブリの断面図である。 軸方向に見たサブアセンブリの一部を示す図である。 外周側から見たサブアセンブリの一部を示す図である。 図4のX方向に見た部分断面図である。 図4のY方向に見た部分断面図である。 サブアセンブリの組み立て方法を説明するための図である。 図8の工程に続く、サブアセンブリの組み立て方法を説明するための図である。 図9の工程に続くサブアセンブリの組み立て方法を説明するための図である。 従来の問題点を説明するための図である。
符号の説明
5c 変速機ケース(エンドカバー)
5c1’ 係合部(スプライン歯)
81 摩擦板
82 ピストン
84 スプリング支持プレート
102 ピストンシリンダ
104 位置決めピン

Claims (5)

  1. 変速機構の軸心回りに配置されて該変速機構の所定の回転要素を変速機ケースに固定するブレーキ装置が備えられ、該ブレーキ装置は、前記変速機ケースと回転要素に交互に係合された複数の摩擦板と、油圧の供給を受けてこれらの摩擦板を押圧するピストンと、該ピストンを油圧による押圧方向と反対方向に付勢するリターンスプリングとを有する自動変速機であって、
    前記ピストンを摺動可能に収納したピストンシリンダが、前記変速機ケースにおける摩擦板の係合部とは別体に形成されて、変速機ケースに取り付けられているとともに、
    該ピストンシリンダと変速機ケースとに跨って嵌合され、両者の周方向の位置決めを行う位置決めピンと、
    前記摩擦板とピストンとの間に配設され、前記リターンスプリングの一端が止着されたスプリング支持プレートとを有し、かつ、
    該スプリング支持プレートに前記位置決めピンの挿通部が設けられ、該挿通部に位置決めピンが挿通されていることを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記変速機ケースにおける摩擦板の支持部は、該変速機ケースの反エンジン側の端面を構成するエンドカバーに設けられていることを特徴とする自動変速機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動変速機において、
    前記摩擦板の反ピストン側に該ピストンからの押圧力を受け止めるリテーニングプレートが配設され、該リテーニングプレートに、前記スプリング支持プレートに一端が止着されたリターンスプリングの他端を周方向に位置決めする位置決め部が設けられていることを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機において、
    前記リターンスプリングはコイルスプリングであり、
    前記リテーニングプレートにおけるリターンスプリング他端の位置決め部は、該リターンスプリングの他端に嵌まり込む円錐状の凸部で構成されていることを特徴とする自動変速機。
  5. 変速機構の軸心回りに配置されて該変速機構の所定の回転要素を変速機ケースに固定するブレーキ装置が備えられ、
    該ブレーキ装置は、前記変速機ケースと回転要素に交互に係合された複数の摩擦板と、油圧の供給を受けてこれらの摩擦板を押圧するピストンと、該ピストンを油圧による押圧方向と反対方向に付勢するリターンスプリングと、前記摩擦板とピストンとの間に配設されて前記リターンスプリングの一端を受止するスプリング支持プレートとを有し、かつ、
    前記ピストンを摺動可能に収納したピストンシリンダが、前記変速機ケースにおける摩擦板の係合部とは別体に形成されて、位置決めピンにより周方向に位置決めされて変速機ケースに取り付けられる自動変速機の組み立て方法であって、
    該変速機ケースのピストンシリンダ取付け面に前記位置決めピンを立設する第1準備工程と、
    前記変速機ケースに前記複数の摩擦板を組み込む第2準備工程と、
    前記ピストンシリンダに前記ピストンを組み込む第3準備工程と、
    前記スプリング支持プレートにリターンスプリングの一端を止着する第4準備工程と、
    前記第1〜第4準備工程の後、
    前記スプリング支持プレートに設けられた位置決めピンの挿通部に前記位置決めピンを挿通した状態で、前記リターンスプリングの他端を変速機ケース側の受部に向けて、スプリング支持プレートを変速機ケースに組み込む第1組付け工程と、
    前記位置決めピンにピストンシリンダを係合することにより、該位置決めピンによって周方向に位置決めされた状態で、ピストンシリンダを変速機ケースに保持させる第2組付け工程と、
    前記リターンスプリングの他端を変速機ケース側の受部に当接させ、この状態で該スプリングを圧縮しながら、スプリング支持プレートと共にピストンシリンダを変速機ケースの取り付け面に向けて押し込む第3組付け工程と、
    前記ピストンシリンダが変速機ケースの取り付け面に当接した状態で、ボルトにより該ピストンシリンダを変速機ケースに固着する第4組付け工程とを有することを特徴とする自動変速機の組み立て方法。
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