JP5097325B2 - エチレンのエポキシ化を操作する方法 - Google Patents

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Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、担持された高選択性銀系触媒の存在下でエチレンの気相エポキシ化を操作するための方法に関する。
【0002】
(発明の背景)
エチレンの接触エポキシ化において、現代の銀系担持触媒は、エチレンオキシド生成に対し高い選択性を有する。一定の操作条件のもとでは、転化されるエチレンのパーセンテージとして表すとエチレンオキシドへの選択性が、反応式7C+6O→6CO+2CO+2HOに基づき(Kirk−Othmer’s Encyclopedia of Chemical Technology、第三版、9巻(1980)445ページ参照)、この反応の理論的に最大の選択性であると以前は考えられていた6/7即ち85.7mol%という限度を越える値に達しうる。活性成分として銀、レニウム、少なくとも一つのさらなる金属および場合によってはレニウム補助促進剤を含みうるこうした高選択性触媒は、欧州特許第266015−B号およびその後の幾つかの特許公報に開示されている。
【0003】
すべての触媒同様に、高選択性銀系エチレンエポキシ化触媒は、通常の操作中に老化絡む機能低下をおこし、定期的に交換する必要がある。老化は、それ自体が触媒の選択性および活性の、両方の機能の低下の形で現れる。選択性および活性は、プラントの収益性の主要な(それだけではないが)決定要項である。従って、できる限り長くこれらの値を保つことによって触媒を交換する必要を遅らせることは、経済面からかなり奨励される。触媒組成または担持材料に改良を加え、触媒を安定させることに関する幾つかの特許公報が知られているが、これまでのところ、反応条件および特に供給組成物は、この点に関して着目されていない。
【0004】
新しい触媒を用いる時、反応器供給ガス中のエチレンおよび/または酸素濃度がより高い状態で操作することによって、エチレンのエポキシ化反応の活性および選択性の両方をより良好にすることが可能であることは、例えば、欧州特許第567273−A号からわかっている。
【0005】
老化したエチレン酸化触媒は、反応ガス混合物の組成物に対して新しいエチレン酸化触媒とは異なった反応性を示し、この点に関しても高選択性触媒は従来の触媒とは異なることを、今般、意外にも発見した。さらに詳細には、新鮮な高選択性触媒を用いると、エチレンオキシドへの反応の選択性は、より高い濃度のエチレンを用いることによる影響を実質的に受けないが、老化した高選択性触媒では、選択性が実質的に向上する。エチレン濃度の増加した同じ条件のもとでの新鮮な高選択性触媒と老化した高選択性触媒の間の活性能力の違いも、同じ傾向にある。高選択性触媒と比較すると、老化したおよび新鮮な従来のエチレン酸化触媒は、供給ガス混合組成物に対する反応にこのような違いを示さないことがわかった。
【0006】
(発明の概要)
従って、本発明は、
新しい触媒を用いる初期操作段階で操作すること、および、
累積エチレンオキシド生成量が触媒1mあたりエチレンオキシド0.01kTを超えるときに、反応混合物中のエチレン濃度を増大させる後続の操作段階で操作すること
によって、担持された高選択性銀系触媒の存在下でエチレンおよび酸素を含む反応混合物を反応させることを含む、エチレンのエチレンオキシドへの気相酸化方法を提供する。
【0007】
好ましい実施形態において、本発明は、
反応ガス混合物が、一方の触媒性能(所定の仕事率wにおける選択性S(単位:mol%)によっておよび操作温度T(単位:℃)によって表される)と他方のエチレンベント損失の間の経済的に最適化されたバランスを示すエチレン濃度および安全性に関わる引火制限に適合する酸素濃度を含む、新しい触媒を用いる初期操作段階で操作すること;および
触媒が、触媒1mあたりエチレンオキシド0.5kT超、特に、触媒1mあたりエチレンオキシド1.5kTを越える累積エチレンオキシド生成量によって定義される進んだ老化に達してしまった時、反応混合物の組成が、初期操作段階で用いられる濃度の1.1から4倍のエチレンオキシド濃度およびそれに対応する最適化された安全な酸素濃度を含むように変えられる後続の操作段階で操作すること
を含む方法であって、1時間あたりに生成されるエチレンオキシドが触媒1mあたり32から320kgの範囲である仕事率wで、反応混合物は、エチレン、酸素、任意の二酸化炭素、気相調節剤およびバランス用不活性ガスを含有し、反応温度は、180から325℃、反応器入口圧力は、1000から3500kPa、GHSVは、1500から10000である、担持された高選択性銀系触媒が存在する状態でのエチレンのエチレンオキシドへの気相酸化方法を提供する。
【0008】
さらに好ましい実施形態において、本発明は、
反応ガス混合物が、一方の触媒性能(所定の仕事率wにおける選択性S(単位:mol%)によっておよび操作温度T(単位:℃)によって表される)と他方のエチレンベント損失の間の経済的に最適化されたバランスを示すエチレン濃度および安全性に関わる引火制限に適合する酸素濃度を含む、新しい触媒を用いる初期操作段階で操作すること;および
触媒が、選択性Sを少なくとも2.5mol%低下させるおよび/または活性パラメータTを少なくとも15℃上昇させるに足る老化を遂げてしまった時、反応混合物の組成が、初期操作段階で用いられる1.1から4倍のエチレンオキシド濃度およびそれに対応する最適化された安全な酸素濃度を含むように変えられる後続の操作段階で操作すること
を含む方法であって、1時間あたりに生成されるエチレンオキシドが触媒1mあたり32から320kgの範囲である仕事率wで、反応混合物は、エチレン、酸素、任意の二酸化炭素、気相調節剤およびバランスの不活性ガスを含有し、反応温度は、180から325℃、反応器入口圧力は、1000から3500kPa、GHSVは、1500から10000である、担持された高選択性銀系触媒が存在する状態でのエチレンのエチレンオキシドへの気相酸化方法を提供する。
【0009】
(図の簡単な説明)
図1は、新しい高選択性触媒(「F S−882」)および老化した高選択性触媒(「A S−882」)についての選択性(「S」)対ガス供給物中のエチレン濃度(「C、%」)を示す。
【0010】
図2は、新しい高選択性触媒(「F S−882」)および老化した高選択性触媒(「A S−882」)についての活性(「T」)対ガス供給物中のエチレン濃度(「C、%」)を示す。
【0011】
図3は、新しい従来型触媒(「F S−860」)および老化した従来型触媒(「A S−860」)についての選択性(「S」)対ガス供給物中のエチレン濃度(「C、%」)を示す。
【0012】
図4は、新しい従来型触媒(「F S−860」)および老化した従来型触媒(「A S−860」)についての活性(「T」)対ガス供給物中のエチレン濃度(「C、%」)を示す。
【0013】
(発明の詳細な説明)
本明細書で用いる場合、「老化した触媒」は、操作中に、触媒1mあたりのエチレンオキシドが0.01kTを越える累積エチレンオキシド生成量によって定義される進んだ老化に達してしまった触媒を意味し、「新しい触媒」は、調製もしくは活性回復直後の触媒、または操作中に、定義したような進行した老化にまだ達していない触媒を意味する。多くの場合、老化した触媒は、選択性Sを少なくとも2.5mol%低下させるおよび/または活性パラメータTを少なくとも15℃上昇させるに足る老化を遂げており、ここで、選択性Sおよび活性パラメータTは下文で定義するとおりである。
【0014】
エチレンのエチレンオキシドへの気相(直接)酸化法は、空気を基に基づくまたは酸素をベースとするものであり得る。Kirk−Othemr’sEncyclopedia of Chemical Technology、第三版、9巻(1980)445から447ページ参照。空気をベースとする方法では、空気または酸素に富む空気を系に直接供給し、一方、酸素をベースとする方法では、高純度(>95mol%)酸素を酸化剤源として用いる。現在、大部分のエチレンオキシド生産プラントは、酸素をベースとするものであり、これは、本発明の好ましい実施形態である。
【0015】
空気をベースとする方法および酸素をベースとする方法は、両方とも、不活性ガスの蓄積を回避するためにパージ用流体の排気が必要であるが、空気をベースとする方法のパージ用流体のほうが、絶えず導入される大量の窒素のため、はるかに多い。いずれにせよ、少なくとも多少のエチレンは、常にパージ用流体とともに損失する。このようにして損失されるエチレンの量は、パージ用流体(上で示したように、酸素をベースとするプラントのほうが少ない)に依存するが、反応ガス混合物中のエチレン濃度にも依存する。技術的および経済的な条件(エチレンの値段を含む)によって、個々のプラントごとに、最高の触媒性能と最小のエチレンベント損失の間の最適化されたバランスが決定される。
【0016】
さらに、ガス混合物の引火限界外に維持するために、酸素濃度は、エチレン濃度を上昇させるにつれて低下させることができる。実際の安全な操作範囲は、ガス組成(反応体およびバランス用ガス)に加えて、温度および圧力などの個々のプラントの条件にも依存する。さらに詳細には、用いることができる最大酸素濃度、すなわち、酸素引火限界は、より高い濃度のエチレンおよび/またはエチレンオキシドを含有するガスによって、用いられるより高い温度および/またはより高い圧力よって低下させ、ならびにより高い濃度のメタンおよび/またはエタンなどのパラフィンを含有するガスによって上昇させる。個々のプラント各々において、いわゆる引火性方程式を用いて、所定濃度の例えばエチレンと共に用いることができる酸素濃度を決定する。この引火性方程式は、いわゆる引火性曲線でグラフとして表すことができる。
【0017】
「GHSV」すなわちガス毎時空間速度は、標準温度および圧力(0℃、1気圧、すなわち101.3kPa)で1時間あたりに1単位体積の充填触媒上を通過するガスの単位体積である。好ましくは、本方法は、1500から10000の範囲のGHSVで行われる。反応温度は、好ましくは180から325℃の範囲であり、反応器入口圧力は、好ましくは1000から3500kPaの範囲である。
【0018】
生成されるエチレンオキシドの触媒の単位体積あたりの(kg/m、またはg/L、など)1時間あたりの量である仕事率wは、用いられる温度、圧力および気体速度による影響を受ける。好ましくは、本発明の方法は、1時間あたりに生成されるエチレンオキシドが触媒1mあたり25から400kgの範囲、特に、1時間あたりに生成されるエチレンオキシドが触媒1mあたり32から320kgの範囲、例えば、1時間あたりに生成されるエチレンオキシドが触媒1mあたり200kgの仕事率wで行われる。
【0019】
所定の仕事率wで転化させたエチレンの合計に対する生成した所望のエチレンオキシドのmol%で表される選択性パラメータSの値は、実際の仕事率wの値とともに変化するであろう。
【0020】
所定の仕事率wに達するために必要な操作温度(℃で表される)である活性パラメータTの値もwの値とともに変化するであろう。
【0021】
本発明の好ましい実施形態において、反応ガス混合物は、一方の触媒性能(所定の仕事率における選択性Sによっておよび活性パラメータTによって表される)と他方のエチレンベント損失との間の経済的に最適化されたバランスを示す濃度でのエチレン、および安全性に関わる引火制限に適合する濃度での酸素を含有する。
【0022】
反応混合物の合計に基づき計算される、初期操作段階において用いられる最適なエチレン濃度は、プラント、選択される触媒、反応条件および仕事率wに依存する。好ましくは、反応混合物の合計に基づき計算されるエチレン濃度は、多くても50mol%であろう。さらに好ましくは2から45mol%、特に2から40mol%のエチレンであり、空気で操作されるプラントで通常用いられる濃度は、2から15mol%の範囲であり、酸素で操作されるプラントで通常用いられる濃度は、15から45mol%、特に15から40mol%のエチレンの範囲であろう。
【0023】
本明細書で用いられる場合、反応混合物の組成は、例えば、mol%または体積ppm(ppmv)として、全ガス供給物に対するフラクションで表される反応器へのガス供給物の組成であると考えられる。
【0024】
本発明の後続の操作段階において、エチレン濃度は、好ましくは、初期操作段階で用いられるエチレン濃度の1.1から4倍のレベルに増加される。さらに詳細には、エチレンの5から30mol%、好ましくは10から20mol%上昇させるであろう。好ましくは、エチレン濃度は、少なくとも30mol%、さらに好ましくは少なくとも40mol%、特に少なくとも50mol%に増加される。好ましくは、エチレン濃度は、多くとも90mol%、さらに好ましくは多くとも80mol%、特に、多くとも70mol%に増加されるであろう。
【0025】
後続の操作段階において、累積エチレンオキシド生成量が触媒1mあたりエチレンオキシド0.01kTを越える時、エチレン濃度を上昇させ、ここで、「kT」は、10kgを意味する。典型的には、エチレン濃度は、累積エチレンオキシド生成量が触媒1mあたりエチレンオキシド0.1kT、さらに典型的には触媒1mあたりエチレンオキシド0.3kT、好ましくは触媒1mあたりエチレンオキシド0.5kT、さらに好ましくは触媒1mあたりエチレンオキシド1kT、特に、触媒1mあたりエチレンオキシド1.5kTを越える時、エチレン濃度を上昇させる。多くの場合、累積エチレンオキシド生成量が触媒1mあたりエチレンオキシド50kTを越える前に、さらに多くの場合、累積エチレンオキシド生成量が触媒1mあたりエチレンオキシド10kTを越える前にエチレン濃度を上昇させるであろう。
【0026】
エチレン濃度の増加は、一回以上の段階的増加であることができ、これは、ある期間にわたっての一回以上の漸進的増加、または段階的増加と漸進的増加の組み合わせを含むこともできる。
【0027】
本方法において、酸素は、好ましくは、用いられるおよび選択されたエチレン濃度と組み合わせられる温度および圧力条件のもとで、引火限界を回避しながら最適な性能を確保する酸素濃度を意味する「酸素の対応する最適な濃度」で適用される。
【0028】
一般に、初期操作段階において適用される酸素濃度は、全ガス供給物の6から12mol%という広い範囲内のものであろう。
【0029】
好ましくは、本発明の後続の操作段階において用いられる酸素濃度は、典型的にはエチレン濃度を上昇させるレベルに依存して、初期操作段階で用いられる酸素濃度の0.98から0.3倍のレベルに低下させる、さらに詳細には、0.4から3.5mol%低下させるであろう。典型的に、エチレン濃度のあらゆる絶対mol%の増加のために、酸素濃度を0.02から0.15絶対mol%、さらに典型的には0.05から0.1絶対mol%、例えば0.08絶対mol%低下させることができる。典型的に、エチレン濃度のあらゆる相対%増加のために、酸素濃度の相対的減少は、0.05から0.8%、さらに典型的には0.15から0.5%、例えば0.22%であることができる。好ましくは、酸素濃度は、多くとも10mol%、さらに好ましくは多くとも8mol%に減少させる。好ましくは、酸素濃度は、少なくとも3mol%、さらに好ましくは少なくとも4mol%に減少させる。
【0030】
一般に、酸素濃度の変化は、それがある場合、エチレン濃度の変化と並流であり得る。
【0031】
エチレンおよび酸素に加えて、本発明の方法の反応混合物は、二酸化炭素、気相調節剤およびバランス用不活性ガスなどの一つ以上の任意成分を含有することができる。
【0032】
二酸化炭素は、エチレン酸化工程の副生成物である。多くの場合、未転化エチレンは、継続的に再循環させるため、および15mol%とかなり過剰な量である反応器供給物中の二酸化炭素濃度が、触媒活性に悪影響を及ぼすであろうため、再循環ガスから二酸化炭素を継続的に除去することによって二酸化炭素の蓄積は回避されるであろう。これは、生成される二酸化炭素の排気によっておよび継続的な吸収によって行うことができる。現在、1mol%ほどの低い二酸化炭素濃度が実用的であり、将来は、さらにいっそう低い濃度に到達しうる。本発明の方法は、反応混合物中の二酸化炭素の有無に依存しない。
【0033】
気相触媒調節剤を供給物に添加して、選択性を増大させエチレンおよびエチレンオキシドの、二酸化炭素と水への望ましくない酸化の選択的抑制を増大させることができる。多くの有機化合物、特に、有機ハロゲン化物ばかりでなく、アミン、有機金属化合物および芳香族炭化水素は、この点に関して有効であることが知られている。有機ハロゲン化物は、好ましい気相触媒調節剤であり、供給ガスの全体積の0.1から25ppmv、特に、0.3から20ppmvの範囲の濃度で用いた時、望ましい反応を抑制することなく、有効である。
【0034】
気相触媒調節剤の最適な濃度は、プラントの条件および用いられる触媒のタイプに依存しうる。従来的な触媒は、前記調節剤に対して比較的平坦な選択性曲線を有し(すなわち、それらの選択性が、広範な調節剤濃度にわたってほぼ不変である)、この特性は、触媒の長期操作中、変化しない。従って、調節剤の濃度は、より自由に選択することができ、触媒の全寿命中、同じままであることができる。比較すると、高選択性触媒は、比較的急勾配の選択性曲線を示す傾向がある(すなわち、選択性は、調節剤濃度の比較的小さい変化でも相当変化し、最も有利なまたは最適な調節剤レベルで、明白な最大値を示す)。さらにこの調節剤最適条件は、長期操作中に変化する傾向がない。その結果、調節剤濃度は、達成可能な最高の選択性を維持すべき場合には、操作中に繰り返し最適化することができる。初期操作段階における有機ハロゲン化物の濃度は、典型的には供給ガスの全体積の0.5から10ppmv、好ましくは2から8ppmvの範囲である。後続の操作段階における有機ハロゲン化物の濃度は、典型的には供給ガスの全体積の2から25ppmv、好ましくは3から16ppmvの範囲である。
【0035】
好ましい有機ハロゲン化物は、CからC塩素化炭化水素または臭素化炭化水素である。さらに好ましくは、それらは、塩化メチル、塩化エチル、二塩化エチレン、二臭化エチレン、塩化ビニルまたはそれらの混合物の群から選択される。最も好ましい気相調節剤は、塩化エチルおよび二塩化エチレンである。
【0036】
反応供給物中に存在するバランス用不活性ガスは、通常、様々な濃度の窒素およびアルゴン、ならびにメタンまたはエタンなどの添加飽和炭化水素を含有する。未転化エチレンは継続的に再循環させ、酸素が添加されるので、バランス用ガスの蓄積は回避しなければならない。本発明の方法は、反応混合物中のバランス用不活性ガスの量に依存しない。
【0037】
エチレン酸化反応および触媒の効率は、選択性Sおよび活性Tによって規定される。
【0038】
初期操作段階と後続の操作段階の両方において、最適なエチレン濃度は、固定値のwで、漸進的上昇濃度のエチレンのSおよびTによる機能と共に、対応する安全濃度の酸素を、さらなる改善が達成されなくなるまで継続的に測定することによって決定される。
【0039】
担持された銀系触媒の担体の材料は、存在するエチレン酸化の供給物、生成物および反応条件に不活性であると考えられる幅広い範囲の従来的な材料から選択することができる。こうした従来的な材料は、天然であってもよいし、人工物でもよく、酸化アルミニウム、マグネシア、ジルコニア、シリカ、炭化ケイ素、クレー、軽石、ゼオライトおよびチャコールが挙げられる。α−アルミナは、多孔質担体の主成分として用いることができるもっとも好ましい材料である。
【0040】
担体は、多孔質であり、好ましくは、B.E.T.法で測定して20m/g未満、さらに特定的には0.05から20m/gの表面積を有する。好ましくは、担体のB.E.T.表面積は、0.1から10、さらに好ましくは0.1から3.0m/gの範囲である。表面積を測定するB.E.T.法は、Brunauer、EmmetおよびTellerによってJ.Am.Chem.Soc.60(1938)309−316に詳細に記載されている。
【0041】
本発明の高選択性担持銀系触媒は、新しい状態で操作された時、260℃で、少なくとも6/7即ち85.7%の仕事率ゼロでの理論選択性、Sを示す。所定の触媒についてのSの値は、260℃で一定範囲の仕事率wで触媒を操作し、その結果、その範囲の仕事率wに対応する一定範囲の選択性値Sを得ることによって見いだされる。次に、MICROSOFT(登録商標)Excelプログラムに備わるものなどの従来的な曲線あてはめアルゴリズムを用いることによって、これらのS値を元の仕事率ゼロでの理論S値に外挿する。
【0042】
本発明に用いることができる担持された高選択性銀系触媒は、レニウム含有触媒である。こうした触媒は、欧州特許第266015−B号より知られている。おおまかに言うと、それらは、耐熱性担体上の、触媒として有効な量の銀、促進する量のレニウムまたはその化合物、促進する量の少なくとも一つのさらなる金属またはその化合物、および場合によっては促進を補助する量の一つ以上の硫黄、リン、ホウ素およびそれらの化合物から選択することができるレニウム補助促進剤を含有する。さらに詳細には、これらのレニウム含有触媒の少なくとも一つのさらなる金属は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、モリブデン、タングステン、クロム、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、バナジウム、タリウム、トリウム、タンタル、ニオブ、ガリウムおよびゲルマニウムならびにそれらの混合物から選択される。好ましくは、少なくとも一つのさらなる金属は、リチウム、カリウム、ルビジウムおよびセシウムなどのアルカリ金属から、および/またはカルシウムおよびバリウムなどのアルカリ土類金属から選択される。最も好ましくは、リチウム、カリウムならびに/またはセシウムである。
【0043】
これらの触媒の成分の好ましい量は、全触媒に対する元素として計算した時、
銀 10から300g/kg、
レニウム 0.01から15mmol/kg、
さらなる金属(単数または複数) 10から3000mg/kg、および
任意のレニウム補助促進剤 0.1から10mmol/kg
である。
【0044】
生成されるエチレンオキシドは、当該技術分野において知られている方法、例えば、反応器出口流からのエチレンオキシドを水に吸収させ、場合によっては、蒸留によりその水溶液からエチレンオキシドを回収することによって、反応混合物から回収することができる。エチレンオキシドを含有する水溶液の少なくとも一部は、エチレンオキシドを1,2−ジオールまたは1,2−ジオールエーテルに転化させるための後続の工程に適用することができる。
【0045】
本方法で生成されるエチレンオキシド、すなわち、エチレンオキシドは、1,2−エタンジオールまたは1,2−エタンジオールエーテルに転化させることができる。本発明によって達成される改善された触媒性能は、エチレンオキシドを生産するためのより魅力的な方法と同時に、エチレンオキシドの生産ならびに得られたエチレンオキシドの1,2−エタンジオールおよび/または1,2−エタンジオールエーテルの製造におけるその後の使用を含むより魅力的な方法を導く。
【0046】
1,2−エタンジオールまたは1,2−エタンジオールエーテルへの転化は、例えば、酸性または塩基性触媒を適切に用いてエチレンオキシドを水と反応させることを含む。例えば、主として1,2−エタンジオールと少量の1,2−エタンジオールエーテルを製造するために、酸性触媒、例えば、全反応混合物を基準にして0.5から1.0重量%の硫酸が存在する状態で、50から70℃、1絶対バールでの液相反応で、または130から240℃、20から40絶対barで、好ましくは触媒が不在の状態での気相反応で、エチレンオキシを10倍モル過剰の水と反応させることができる。水の割合が低い場合には、反応混合物中の1,2−エタンジオールエーテルの割合が増加する。このようにして生産される1,2−エタンジオールエーテルは、ジエーテル、トリエーテル、テトラエーテルおよびそれに続くエーテルであることができる。少なくとも水の一部の代わりにアルコールを用いることによって、アルコール、特に、メタノールまたはエタノールなどの第一アルコールでエチレンオキシドを転化させることによって、代替1,2−エタンジオールエーテルを調製することができる。
【0047】
1,2−エタンジオールおよび1,2−エタンジオールエーテルは、非常に多様な工業用途、例えば、食品、飲料、タバコ、化粧品、熱可塑性ポリマー、硬化性樹脂系、洗剤、熱伝達系などの分野に用いることができる。
【0048】
以下の実施例によって本発明を説明する。
【0049】
第一部:触媒
触媒Aは、レニウム促進剤およびレニウム補助促進剤を含有し、新しい状態で93%の理論選択性Sを有する、欧州特許第266015−B号において定義されているような高選択性タイプの市販Shell触媒、S−882であった。
【0050】
比較触媒Bは、レニウムおよびレニウム補助促進剤を含有せず、新しい状態で85%の理論選択性Sを有する、米国特許第5380697−A号において定義されているような従来型の市販Shell触媒、S−860であった。
【0051】
上記S値は、多数の空間速度で、各回、両触媒についてエチレン30%、酸素8%、二酸化炭素5%および14barで、触媒Aについては260℃、触媒Bについては235℃の反応温度で、一定の範囲の選択性Sを収集し、元の無限大の空間速度(すなわち、仕事率ゼロ)に外装することによって決定した。
【0052】
新しいおよび老化した触媒Aおよび比較触媒Bを試験した。老化した触媒Aは、触媒1リットルあたり合計2400Kgのエチレンオキシドを生産してきた21ヶ月間使用された商業プラントから採取した。老化した比較触媒Bは、触媒1リットルあたり合計4500Kgのエチレンオキシドを生産してきた34ヶ月間使用された商業プラントから採取した。両方の老化した触媒は、それぞれの反応器の管の中心部から採取した。それらを分析し、汚染物がないことがわかった。
【0053】
第二部:触媒試験手順
各実験において、内径3mmのステンレス鋼U字管から成るマイクロ反応器内に、1から5グラムの粉砕した触媒(0.8から1.4mm)を充填した。溶融金属スズ/ビスマス浴(熱媒体)にU字管を浸漬し、その末端をガスフローシステムに接続した。1時間あたり触媒1mLあたり3300mLのガス毎時空間速度を達成するように、触媒の重量および入口ガス流速を調整した。入口ガス圧力は、1600kPaであった。
【0054】
各実験において、最適化した後続の供給および温度条件のもとで、一つの新しいまたは老化した触媒に対する、供給物中の25から55mol%の範囲の7つの等間隔濃度のエチレンの影響を試験した。供給物中の、各試験で用いた酸素濃度は、引火限界内の許容最大値であり、9から6.5mol%の範囲であった。二酸化炭素濃度は、各タイプの触媒の典型的なレベル、すなわち、新しい高選択性触媒については3.5%、ならびに老化した高選択性触媒および従来型触媒については5.0%に設定した。塩化エチル濃度は、新しい高選択性触媒については2.0から4.0ppmvの範囲にわたって最適化し、老化した高選択性触媒については3.0から7.0ppmbの範囲にわたって最適化し、新しいおよび老化した従来型触媒については2.5ppmvに固定した。窒素バラストは、バルク供給物混合物の残りを含んでいた。各実験における温度は、漸進的に上昇させることによって、一定の仕事率w(1時間あたりに生成されるエチレンオキシドの触媒のmLあたりのmg)を達成するように調整した。通常のな工業的慣行に従って、前記一定の仕事率は、新しいおよび老化したS−882触媒および新しいS−860触媒については200kg/m/時、ならびに老化したS−860触媒については160kg/m/時であった。
【0055】
第三部:結果
結果を以下の表I(EOは、エチレンオキシドを表す)および図1から4に示す。すべての図において、酸素のパーセンテージは、引火性に適合するように調整した。
【0056】
【表1】
Figure 0005097325
【0057】
これらの結果から、特に、供給物中のエチレン濃度を25から55mol%に上昇させると、その性能(選択性ならびに活性)が明らかに改善されるという点で、老化したS−882触媒は、新しいS−882およびS−860ならびに老化したS−860とは区別されることが明らかである。新しい高選択性触媒では、エチレンオキシドへの反応の選択性は、より高い濃度のエチレンとより低い(すなわち、安全な)濃度の酸素とを併用すると、実質的に影響を受けないが、老化した高選択性触媒では、選択性が、これらの条件のもとで、実施的に改善される。上昇させたエチレン濃度と低下させた酸素濃度の条件のもとでの新しい高選択性触媒と老化した高選択性触媒の間の活性性能の違いは、同じ傾向にあるが、あまり著しくはない。高選択性触媒と比較すると、老化したおよび新しい伝統的エチレン酸化触媒は、供給ガス混合物の組成物に対するそれらの反応において、この明白な違いを示さないことがわかった。従って、反応ガス混合物のエチレン含有率を上昇させ、しかし同時に、引火限界より下に維持するように酸素含有率を減少させることによって、老化した高選択性触媒の選択性と活性の両方が、有意に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 新しい高選択性触媒(「F S−882」)および老化した高選択性触媒(「A S−882」)についての選択性(「S」)対ガス供給物中のエチレン濃度(「C、%」)を示す。
【図2】 新しい高選択性触媒(「F S−882」)および老化した高選択性触媒(「A S−882」)についての活性(「T」)対ガス供給物中のエチレン濃度(「C、%」)を示す。
【図3】 新しい従来型触媒(「F S−860」)および老化した従来型触媒(「A S−860」)についての選択性(「S」)対ガス供給物中のエチレン濃度(「C、%」)を示す。
【図4】 新しい従来型触媒(「F S−860」)および老化した従来型触媒(「A S−860」)についての活性(「T」)対ガス供給物中のエチレン濃度(「C、%」)を示す。

Claims (12)

  1. エチレンのエチレンオキシドへの気相酸化方法であって、
    i)新しい触媒を用いる初期操作段階で操作すること、および、
    ii)累積エチレンオキシド生成量が触媒1mあたりエチレンオキシド0.01kTを超えるときに、反応混合物中のエチレン濃度を増大させる後続の操作段階で操作することによって、
    触媒として有効な量の銀、促進する量のレニウムもしくはその化合物、促進する量の少なくとも一つのさらなる金属もしくはその化合物を含む担持された高選択性銀系触媒が存在する状態でエチレンおよび酸素を含む反応混合物を反応させることを含む前記方法。
  2. 後続の操作段階において、累積エチレンオキシド生成量が触媒1mあたりエチレンオキシド0.3kTを越えるときにエチレン濃度を上昇させる、請求項1に記載の方法。
  3. 後続の操作段階において、累積エチレンオキシド生成量が触媒1mあたりエチレンオキシド0.5kTを越えるときにエチレン濃度を上昇させる、請求項2に記載の方法。
  4. 後続の操作段階において、累積エチレンオキシド生成量が触媒1mあたりエチレンオキシド1kTを越えるときに、エチレン濃度を上昇させる、請求項3に記載の方法。
  5. エチレン濃度が、初期操作段階において用いられるエチレン濃度の1.1から4倍に増加される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 用いられる酸素濃度が、初期操作段階において用いられる酸素濃度の0.98から0.3倍に低下される、請求項5に記載の方法。
  7. 担持された高選択性銀系触媒が、触媒として有効な量の銀、促進する量のレニウムもしくはその化合物、促進する量のアルカリ金属、アルカリ土類金属、モリブデン、タングステン、クロム、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、バナジウム、タリウム、トリウム、タンタル、ニオブ、ガリウム、ゲルマニウムおよびそれらの混合物から選択される少なくとも一つのさらなる金属もしくはその化合物、ならびに硫黄、リン、ホウ素およびそれらの化合物1つ以上から選択される促進を補助する量のレニウム補助促進剤を含み、全触媒に対して元素として計算して、
    銀の量が、10から300g/kgの範囲であり、
    レニウムの量が、0.01から15mmol/kgの範囲であり、
    さらなる金属(単数または複数)の量が、10から3000mg/kgの範囲であり、
    レニウム補助促進剤の量が、0.1から10mmol/kgの範囲であり、
    担体が多孔質であり、その表面積が0.05から20m/gの範囲であり、担体の材料が主としてα−アルミナである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 少なくとも一つのさらなる金属が、リチウム、カリウムおよび/またはセシウムを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 気相調節剤として、CからC塩素化炭化水素または臭素化炭化水素を含む0.3から25ppmvの有機ハロゲン化物が存在する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 有機ハロゲン化物が、塩化メチル、塩化エチル、二塩化エチレン、二臭化エチレン、塩化ビニルおよびそれらの混合物から選択される、請求項9に記載の方法。
  11. 後続の操作段階において、反応混合物の組成が、初期操作段階において用いられるエチレン濃度より5から30mol%多くエチレンを含むように変えられる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 得られたエチレンオキシドを1,2−エタンジオールまたは対応する1,2−エタンジオールエーテルに転化させる工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
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