JP5096925B2 - レベルセンサ - Google Patents

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Description

この発明は、レーザ光の受光位置の中心を検出するレベルセンサに関する。
(優先権の主張)
本願は、2005年11月29日に日本国特許庁に出願された特願2005−343360号に基づく優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来から、複数の受光素子を上下に並設したレベルセンサが知られている。例えば、特開2004−309440号公報を参照されたい。
かかるレベルセンサは、各受光素子から出力される受光信号を複数のアンプでそれぞれ増幅し、各アンプから出力される信号と閾値とを複数のコンパレータでそれぞれ比較し、各コンパレータから出力される比較信号に基づいてレーザビームの中心位置であるレベルを求めるものである。
このようなレベルセンサにあっては、各受光素子にアンプとコンパレータを設けなければならず、このため回路が複雑になり、高価になってしまうという問題があった。
従って、簡単な回路を設けるだけでレーザ光の受光位置を求めることのできるレベルセンサの必要性が求められている。
上記の必要性を達成するために、本発明の第1の特徴は、複数の受光素子が配列され、且つ互いに隣接する受光素子の出力端子がそれぞれ抵抗で接続された受光部と、該受光部に接続され、前記受光部における受光位置を求める演算制御装置とを備えたレベルセンサであって、前記受光部が複数個設けられ、前記各受光部は前記受光素子の配列方向と同じ方向に複数個配置されているとともに、前記複数個の受光部のうち、隣りあう受光部は各端部が互いに重複して配置され、前記演算制御装置は、前記各受光部から出力される信号の比を加重平均することで、前記受光位置を求めることである。
本発明の第2の特徴は、前記受光素子に接続する抵抗の大きさを変更して出力端子の信号比が等しくなる受光位置を変更することで、任意の場所を受光位置検出の基準として前記演算制御装置で受光位置を求めることである。
本発明の第の特徴は、隣りあう受光部の重複量は、前記受光素子が受光するレーザ光のビーム径の1/2程度に設定されていることである。
本発明の第1実施例に係るレベルセンサの構成を示したブロック図である。 受光素子間のピッチ間隔が異なるように配置した受光素子を示す図である。 本発明の第1実施例に係る演算制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施例に係るレベルセンサの機能を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例のレベルセンサの構成を示したブロック図である。 本発明の第2実施例の受光部を示した回路図である。 本発明の第2実施例の受光部から出力される出力信号と受光位置との関係を示した点光源に関するグラフである。 本発明の第2実施例の変形であって、2つの受光部の一部を重ねたものを示した説明図である。 本発明の第2実施例の受光部から出力される出力信号と受光位置との関係を示したグラフであって、ビーム径が大きいときを示すものである。 本発明の第3実施例であって、4つの受光部を有し、その受光部の一部を相互に重ねたものを示した説明図である。
符号の説明
10 レベルセンサ
11X 受光部
PDX1〜PDXn 受光センサ
RX1〜RXn 抵抗
以下、この発明のレベルセンサの実施形態である実施例を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明にかかるレベルセンサ10の構成を示したブロック図である。このレベルセンサ10は、受光部11Xと、この受光部11Xの一方の端子11aから出力される受光信号を増幅する第1増幅回路20Xと、第1増幅回路20Xから出力される増幅信号のピーク値をホールドする第1ピークホールド回路12Xと、受光部11Xの他方の端子11bから出力される受光信号を増幅する第2増幅回路40Xと、第2増幅回路40Xから出力される増幅信号のピーク値をホールドする第2ピークホールド回路13Xと、第1,第2ピークホールド回路12X,13Xがホールドしたピーク値に基づいて受光部11Xのレーザ光の受光位置を解析して求める演算制御装置(演算制御手段)60とを備えている。
受光部11Xは、例えばフォトダイオード、PINフォトダイオードなどからなる複数の受光素子PDX1〜PDXn+1を上下(垂直方向)に並設し、それぞれの受光素子PDX1〜PDXn+1のアノード間を抵抗RX1〜RXnで接続したものである。換言すれば、隣接する受光素子PDX1〜PDXn+1の出力端子を抵抗RX1〜RXnでそれぞれ接続したものである。
そして、受光素子PDX1のアノードは抵抗RXHを介して接地され、受光素子PDXn+1のアノードは抵抗RXLを介して接地されている。
一般的に、受光素子にはフォトダイオードを用いるが、高速性を要求するのであればPIN型フォトダイオードを用いるのがよい。
演算制御装置60は、第1,第2ピークホールド回路12X,13Xのピーク値をデジタルに変換するデジタル変換回路部61と、このデジタル変換回路部61で変換されたデジタル値に基づいて受光部11Xのレーザ光の受光位置を解析して求める演算解析制御部62とを有している。
次に、上記のように構成されるレベルセンサ10の動作について説明する。
先ず、レーザ光が照射される受光部11Xにおける位置である受光位置Pの求め方を簡単に説明する。図1に、レーザ光及び受光位置Pを示す。
レーザ光が受光素子PDX1〜PDXn+1に照射されると、レーザ光を受光した受光素子に電流Ipが発生する。その電流は抵抗RXH,RXLを流れるので、その抵抗の両端に電圧が生じる。
抵抗RXH,RXLの電圧をVXh,VXlとし、抵抗RXH=抵抗RXLとする。また、受光位置Pを効率よく検出するためには、ΣR(RX1〜RXnの総和)≫RXH(RXL)とすればよい。受光位置Pは、第1の受光素子PDX1の中心と第n+1の受光素子PDXn+1の中心との中間点からレーザ光が照射される位置までの距離Lpで示される。図1においては、第1の受光素子PDX1の中心と第n+1の受光素子PDXn+1の中心との中間点を原点位置としており、受光位置Pまでの距離Lpは下記の(1)式で求めることができる。
Lp=L/2×((VXh−VXl)/(VXh+VXl)) …(1)
ただし、Lは受光部11Xの長さである。この長さLは、第1の受光素子PDX1の中心と第n+1の受光素子PDXn+1の中心との間の長さを示すものである。
次に、受光位置Pにおける出力電圧VXpを求める。受光位置Pから見たRXH、RXLまでの抵抗値の総和を各々ΣRXh、ΣRXlとすると、受光位置Pにおける見かけの抵抗RXpは、ΣRXhとΣRXlとの並列接続として求めることができる。即ち、RXp=(ΣRXh×ΣRXl)/(ΣRXh+ΣRXl)。従って、受光位置Pにおける出力電圧VXpは、VXp=Ip×RXpである。
また、VXh及びVXlを求めると、VXh=VXp×RXH/ΣRXh、VXl=VXp×RXL/ΣRXlが得られる。
以下に、これらの値の一例を記載する。
レーザ光としては、その波長が約500nm〜1000nmであるものを使用することができるが、本実施例では、波長が870nmのレーザ光を使用している。受光素子の変換利得(放射感度)は、870nmのレーザ光に対して0.47A/Wである。レーザ光の放出出力が1mW/mmのとき、1個の受光素子に発生する電流Ipは、Ip=1mm×0.47A/W×1mW/mm=0.47mAとなる。
実際に、受光素子としてPINフォトダイオードを使用し、その受光面積(一般的に、アクティブエリアと呼ぶ)は1mm×1mmである。あるダイオードと、そのダイオードに隣接するダイオードとの距離であるピッチの長さは、5mm又はそれ以下であることが必要であるが、本実施例における実装ピッチの長さは3.1mmである。受光素子の個数は20である(PDX1〜PDX20)。その長さLは実装ピッチの長さと受光素子の個数−1の積から求められるので、L=3.1mm×19=58.9mmである。
VXh=2.88V、VXl=2.72Vの場合、式(1)のLpを求めるために上記の値を代入すると、Lp=32.25mmが得られる。また、RX1=・・・=RX19=7.5Ω、ΣRXh=123.5Ω、ΣRXl=131Ω、RXp=63.6Ω、Ip=0.1mA、VXp=6.36mVの値も得られる。
一方、ある受光素子と隣接する受光素子との間の抵抗は、RX1からRX19までからなり、その抵抗値は等しくRX1=・・・=RX19=7.5Ωであり、PDX1のアノードに接続される抵抗RXH及びPDX20のアノードに接続される抵抗RXLは、RXH=RXL=56Ωである。従って、ΣR=ΣRX1+・・・+RX19=142.5Ωであるので、この場合、ΣR≫RXH(RXL)は成立しない。
実際に、ΣR≫RXH(RXL)と出来ない場合でも、受光部11Xの終端位置にレーザ光が照射されたときの光量比αを乗じるだけでよく、この値は各抵抗RX1ないしRXnおよびRXH,RXLから容易に算出することができる。
この光量比αは、センサの中心での出力と、センサの一番端にある受光素子の出力との比である出力比から求めることができるが、これらの出力は、抵抗値で示すことができるので、α=(ΣRXn+RXL)/(ΣRXn−RXH)で表すことができる。
光量比αを用いて、次式で受光位置Pまでの距離Lpを求めることができる。
Lp=α×L/2×((VXh−VXl)/(VXh+VXl))・・・(1')
具体的には、ΣRXn=142.5Ω、RXL=RXH=56Ωの場合、α=(142.5+56)/(142.5−56)=2.294である。
また、この実施例では、受光素子間の間隔を等間隔としているが、実際には等間隔である必要はなく、受光素子間の抵抗の値を調整することによって等間隔にしたのと同じ状態にすることができる。
図2は、受光素子間の間隔であるピッチ間隔が異なるように配置した受光素子を示す図である。最初に、5つの受光素子が隣接する受光素子に対してピッチ間隔Lをもって各々配置され、そして隣接する受光素子のアノード間には抵抗値Rの抵抗が接続されていたと仮定する。次に、図2に示すように、上方に配置された3つの受光素子間においてそのピッチ間隔Lを1.5倍の1.5×Lに各々すると、抵抗値Rも1.5倍の1.5×Rにする必要がある。
具体的には、ピッチ間隔Lが3.1mm、抵抗値Rが7.5Ωの場合、ピッチ間隔が1.5倍の4.65mmになったときは、抵抗値Rも1.5倍の11,25Ωにする必要がある。
また、受光素子の性能(面積、光電変換量)についても同等のものを使用する必要はない。いずれにしても、電圧VXhとVXlとの比率により高さ位置Lpを求めることは容易にできる。
図示しない回転レーザ装置から射出されるレーザ光を受光部11Xが受光すると、その受光部11Xの受光位置、すなわちレーザ光を受光する受光素子PDXがその受光量に応じた電流を流し、この受光素子PDXの電流とその受光素子PDXの位置に対応した電圧(VXh,VXl)の受光信号が端子11a,11bから出力される。
この電圧VXh,VXlが第1,第2増幅回路20X,40Xによって増幅される。この第1,第2増幅回路20X,40Xにより増幅された受光信号の電圧のピーク値は第1,第2ピークホールド回路12X,13Xにホールドされる。
図3は、本発明の第1実施例に係る演算制御装置60の構成を示すブロック図である。受光部11Xによるレーザ光の検出、電圧への変換、第1増幅器20X及び第2増幅器40Xによる電圧増幅、第1ピークホールド回路12X及び第2ピークホールド回路13Xによる電圧のピーク値のホールドについてのブロック図については省略する。
演算制御装置60は、アナログ信号をデジタル信号に変換するデジタル変換回路部61と、デジタル変換回路部61に接続された演算解析制御部62を有する。この演算解析制御部62は、デジタル変換された信号を受信する入力部であるデジタル信号入力部63と、入力されるデジタル信号の演算・比較の解析等を制御する演算解析制御部64と、入力されるデジタル信号を演算し、解析・処理する演算解析処理部65と、入力されるデジタル信号を比較し、解析・処理する比較解析処理部66とを有している。
図4は、本発明の第1実施例に係るレベルセンサ10の機能を示すフローチャートである。図1を参照しながら、図4のフローチャートを説明する。ステップS1において、受光部11Xはレーザ光を検出する。抵抗RXHにより電圧VXh、抵抗RXLにより電圧VXlが検出される。ステップS2において、これらの電圧VXh、VXlは、第1増幅器20X及び第2増幅器40Xにより、それぞれ増幅される。そして電圧増幅された信号は、第1ピークホールド回路12X及び第2ピークホールド回路13Xにより、電圧のピーク値がそれぞれホールドされる。
ステップS3において、これらのアナログ信号は、演算制御装置60に入力され、デジタル変換回路部61によってデジタル信号に変換される。ステップS4において示すように、これらのデジタル信号は、アナログ信号電圧VXh、VXlに基づくものである。ステップS5において、これらのデジタル信号は、演算解析処理部65に入力され、ステップS6に示すように、信号比の演算を始めとして、加減乗除の演算解析をおこなう。ステップS7において、比較解析処理部66は、零位置受光時の信号比と前述の演算処理結果を比較する比較解析処理を行う。
この結果、ステップS9において、式(1)又は(1')に示すように、受光位置Pまでの距離が求められる。
なお、演算解析制御部64は、演算解析処理部65に接続され、その演算解析を制御し、そして比較解析処理部66にも接続され、その比較解析を制御する。
上述のように、第1,第2増幅回路20X,40Xと第1,第2ピークホールド回路12X,13Xとを設けるだけでよく、従来のように各受光素子PDX1〜PDXn+1毎にアンプやコンパレータを設ける必要がないので、その回路構成は簡単なもので済むことになる。
図5は第2実施例の受光部111を用いたレベルセンサ110の構成を示したブロック図である。
受光部111は、受光部11Xと受光部11Yとを結合することから構成されている。受光部11Yは受光部11Xの受光素子PDX1〜PDXn+1の並設方向に沿って配置されている。
図6は、本発明の第2実施例の受光部を示した回路図である。受光部11Xは図1に関する説明で記載しているので、ここではその記載を省略する。受光部11Yは、図6に示すように、受光部11Xと同様にフォトダイオードなどからなる複数の受光素子PDY1〜PDYn+1を上下に並設し、それぞれの受光素子PDY1〜PDYn+1のカソード間を抵抗RY1〜RYnで接続したものである。そして、受光素子PDY1のカソードは抵抗RYHを介して接地され、受光素子PDYn+1のカソードは抵抗RYLを介して接地されている。
図5において、20Yは受光部11Yの一方の端子11Yaから出力される受光信号を増幅する第3増幅回路、12Yは第3増幅回路20Yから出力される増幅信号のピーク値をホールドする第3ピークホールド回路、40Yは受光部11Yの他方の端子11Ybから出力される受光信号を増幅する第4増幅回路、13Yは第4増幅回路40Yから出力される増幅信号のピーク値をホールドする第4ピークホールド回路、160は第1〜第4ピークホールド回路12X,13X,12Y,14Yがホールドしたピーク値に基づいて受光部11X,11Yのレーザ光の受光位置を解析して求める演算制御装置である。この演算制御装置160は、デジタル変換回路部161と、演算解析制御部162とを有するが、その演算制御装置160の機能は、図1に記載した演算制御装置60と同様である。従って、その説明は省略する。
次に、上記のように構成される受光部111およびレベルセンサ110の動作について説明する。
ここで、説明の便宜上、受光部11Xと受光部11Yとの間のギャップはない、そして重複部分もないものとする。
受光部11X,11Yはそれぞれ抵抗RXH,RXL,RYH,RYLを介して接地してあるので、受光部11X,11Yに照射されるレーザ光の位置にしたがって、受光部11X,11Yの端子11aと11b,11Yaと11Ybから出力されるVXhとVXl、VYhとVYlの信号出力の電圧に差がつく。
これらの信号出力はレーザ光が照射した位置に関係し、その位置に対応して変化する。
レーザ光が理想的な点光源であれば、受光部11X,11Yの各端子11a,11b,11Ya,11Ybから出力される電圧VXh,VXl,VYh,VYlは図7に示すグラフのようになる。
受光部11Xのみに注目し、端子11a,11bの出力電圧VXh,VXlから受光位置Pまでの距離Lxを下記の(2)式より求めることができる。
Lx=α×L/2×(VXh−VXl)/(VXh+VXl)…(2)
実施例1で使用した値L=58.9mm、α=1.786を(2)式に代入すると、
Lx=52.5977×(VXh−VXl)/(VXh+VXl)
となる。
受光位置Pにおける出力電圧VXpについては、オームの法則より、電圧と抵抗は比例関係にある。つまり、レーザ光のパワーが変化し、電流が変化しても、VXh、VXlの比率は変化せず、抵抗値のみに依存している。ここでは、分かり易く、受光素子の1個のみにレーザ光が当たっている説明となっているが、レーザ光のビームが大きくなり、複数の受光素子に照射された場合も、この関係は保たれる。即ち、レーザ光のビーム輝度や大きさに依存しないで、受光位置Pを算出することが可能である。
また、受光部11Yのみに注目し、端子11Ya,11Ybの出力電圧VYh,VYlから受光位置Pまでの距離Lyを下記の(3)式より求めることができる。
Ly=α×L/2×(VYh−VYl)/(VYh+VYl)…(3)
ただし、受光部11X,11Yの長さをLとし、その1/2Lの位置をレーザ光が通過した場合を0位置(原点位置)とする。
(3)式のLyについて、(2)式のLxの場合と同様に具体的な数値を適用すると、
Ly=52.5977×(VYh−VYl)/(VYh+VYl)
となる。
この結果より、レーザ光のビーム輝度や大きさに依存しないで、受光位置Pを算出することが可能であることが理解できる。
例えば、受光部11Xと受光部11Yとの間の位置(中間の位置でなくてもよい)を0位置(原点位置)とした場合、受光部11Xにレーザ光が照射されている場合、(1)式の受光位置Pまでの距離Lpxは、
Lpx=(L/2)+Lx …(4)
となる。
受光部11Yにレーザ光が照射されている場合、受光位置Pまでの距離Lpyは、
Lpy=−(L/2)−Ly …(5)
となる。
この第2実施例においては、受光部11Xと受光部11Yを結合することによって全体の長さが長くなるので、広範囲に渡って受光位置を検出することができる。但し、精度に関しては、実施例1と同様である。
この第2実施例では、受光部11X,11Y間のギャップがゼロであるが、このギャップがレーザ光のビーム径以内であれば、レーザ光の受光位置を検出することができる。
図8は、本発明の第2実施例の変形であって、2つの受光部の一部を重ねたものを示した説明図である。図8に示すように、受光部11X,11Yを左右にずらせるとともに受光部11X,11Yの一部が上下方向に対して重複するように配置すれば、受光部11X,11Y間における原点位置の近傍の精度を向上させることができる。
受光部11Xと受光部11Yとが重複する部分の量(重複量)については、レーザ光のビーム径はφ5mm〜20mm程度であるが、重複量はビーム径の1/2程度であることが望ましい。また、ビーム径以上を重複させる必要はない。即ち、5mmのビーム径を最小と考えれば、重複量も5mmでよいこととなる。但し、これ以下であっても、十分な効果は得られる。要は、計測するレーザ光のビーム径の大きさに合わせて、適宜重複量を決定すればよい。
ところで、レーザ光はあるビーム径をもっており、例えば、ビーム径が大きくて10mmであるとき、実施例2における受光部11X,11Yの各端子11a,11b,11Ya,11Ybから出力される電圧VXh,VXl,VYh,VYlは、受光位置に関して図9に示すグラフのようになる。
図9において、受光位置の原点(0で示す)では、電圧VXh、VYlの値がPで示され、電圧VXl、VYhの値がQでそれぞれ示されている。これらの値P,Qは、図7に示すグラフの値と比較すると、小さい値となっているので、値P,Qよりも大きな出力電圧が得られるように改善する必要がある。これは、図8に示すように受光部11Xと受光部11Yとを一部重ね合わせることにより達成される。
ビーム径が小さいとき、例えば5mm又はそれ以下のとき、には、受光している一方の受光部11Xまたは11Yのどちらかのセンサでレーザを受光しているか否かを求めて、受光しているほうのレベルセンサの受光状態から、受光位置を求める。
ビーム径が大きいとき、例えば5mm又はそれ以上のとき、には、受光部11X,11Yの両方の受光状態から受光位置を求める。この場合、受光部11X,11Yから出力される信号の比を加重平均して求める。以下にその求め方を説明する。
受光部11X,11Yにレーザ光が照射されている場合、受光位置Lpは、
Lp=Lpx×(Vx/Vxy)+Lpy×(Vy/Vxy)
=(Lpx×Vx+Lpy×Vy)/Vxy …(6)
ただし、Vx=Vxh+Vxl…(7)
Vy=Vyh+Vyl…(8)
Vxy=Vxh+Vxl+Vyh+Vyl…(9)
ここで、受光部11Xにだけレーザ光が照射されていると、Vy=0、Vx=Vxyとなることから(6)式により、
Lp=(Lpx×Vx+Lpy×0)/Vx=Lpxとなる。
同様に、受光部11Yにだけレーザ光が照射されていると、Vx=0、Vx=Vxyとなることから(6)式により、
Lp=(Lpx×0+Lpy×Vy)/Vy=Lpyとなる。
これは、受光位置でのレーザ光が点光源でもビーム径を有していてもこれに依存せず、受光位置は(6)式により求めることができることを示している。
ところで、受光部11X,11Yの間のギャップの中点は、位置検出上の0位置(原点位置)であり、機械的な0位置と電気的な0位置(電圧がゼロ)であり、その位置が一定であることを意味している。例えば、レーザ光のビームに輝度ムラがあってもその位置が一定であれば、電気的な0位置は変化することがない。このため、ユーザに対してより信頼性の高いレベルセンサを提供することができる。
上述のように、受光部11X,11Yの各端子11a,11b,11Ya,11Ybから出力される電圧VXh,VXl,VYh,VYlは増幅器20X,40X,20Y,40Yで増幅され、各増幅器20X,40X,20Y,40Yで増幅された電圧のピーク値が第1〜第4ピークホールド回路12X,13X,12Y,14Yによりホールドされる。そして、演算制御装置160が第1〜第4ピークホールド回路12X,13X,12Y,14Yでホールドしたピーク値に基づいて受光部11X,11Yのレーザ光の受光位置を(6)式に基づいて求める。
図10は、本発明の第3実施例であって、4つの受光部を有し、その受光部の一部を相互に重ねたものを示した説明図である。上記の第2実施例では、受光部111は2つの受光部11X,11Yから構成されているが、図10に示すように、4つの受光部11X,11Y,11Xa,11Yaで構成してもよい。この場合、受光部11Xの下方端部と受光部11Yの上方端部とが、受光部11Yの下方端部と受光部11Xaの上方端部とが,受光部11Xaの下方端部と受光部11Yaの下方端部とが、それぞれ重複している。
受光部11Xと受光部11Yとの重複量については前述したが、この重複量は第3実施例にも適用される。即ち、重複量はビーム径の1/2程度であることが望ましい。
一組の回路で構成されるレベルセンサでは、精度を保持するため受光部部分の拡張に限界があるが、複数の受光部を並設することで、精度を保持したまま受光部分を広範囲に、且つ、安価に拡張することができる。
この発明によれば、複数の受光素子の互いに隣接する出力端子をそれぞれ抵抗で接続したものであるから、簡単な回路を設けるだけでレベルを求めることができる。
本発明は、測量分野において、受光したレーザ光の中心位置である受光位置を検出するレベルセンサに適用することができる。

Claims (3)

  1. 複数の受光素子が配列され、且つ互いに隣接する受光素子の出力端子がそれぞれ抵抗で接続された受光部と、
    該受光部に接続され、前記受光部における受光位置を求める演算制御装置とを備えたレベルセンサであって、
    前記受光部が複数個設けられ、前記各受光部は前記受光素子の配列方向と同じ方向に複数個配置されているとともに、前記複数個の受光部のうち、隣りあう受光部は各端部が互いに重複して配置され、
    前記演算制御装置は、前記各受光部から出力される信号の比を加重平均することで、前記受光位置を求めることを特徴とするレベルセンサ。
  2. 前記受光素子に接続する抵抗の大きさを変更して出力端子の信号比が等しくなる受光位置を変更することで、任意の場所を受光位置検出の基準として前記演算制御装置で受光位置を求めることを特徴とする請求項1に記載のレベルセンサ。
  3. 隣りあう受光部の重複量は、前記受光素子が受光するレーザ光のビーム径の1/2程度に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のレベルセンサ。
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