JPH0552560A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JPH0552560A
JPH0552560A JP21894291A JP21894291A JPH0552560A JP H0552560 A JPH0552560 A JP H0552560A JP 21894291 A JP21894291 A JP 21894291A JP 21894291 A JP21894291 A JP 21894291A JP H0552560 A JPH0552560 A JP H0552560A
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light
psd
distance
incident
position detecting
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Masataka Ide
昌孝 井出
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクティブAF方式にて近距離から遠距離ま
で良好な測距精度を維持する。 【構成】 第1のPSD3の出力を用いて第1の位置演
算手段5により第1の比演算値を、第2のPSD4の出
力を用いて第2の位置演算手段6により第2の比演算値
をそれぞれ算出する。更に第1と第2のPSD3と4の
両方の出力を用いて光量比演算手段7により光量比演算
値を算出する。この光量比演算値を距離検出手段8に取
り込み、この値に応じて上記第1の比演算値、第2の比
演算値もしくは光量比演算値の何れかを選択して測距値
を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は測距装置、詳しくは、半
導体位置検出素子(以下、PSDという)を用いた赤外
光アクティブ型の測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光束を被写体に向けて投射し、そ
の反射光をPSDで受光することにより測距する赤外光
アクティブ型の測距装置は周知である。この測距装置
は、図7にその一例を示すように、赤外光を発光する投
光手段(以下、IREDと略記する)1からのパルス光
が、投光用レンズ9により集光されて被写体2に投射さ
れ、その反射光が受光レンズ10によりPSD50上に
結像される。その結像位置は、受光レンズ10の光軸か
らの距離をx、被写体2までの距離をL、受光レンズ1
0とPSD50との間隔をf、基線長をsとすれば、下
式が成立する。
【0003】 x=s・f/L ………(1) PSD50の受光部の長さをtとし、受光レンズ10の
光軸にPSD50の一端を合わせた場合、上記xの入射
光位置におけるPSD50の両端信号電極から取り出さ
れる信号電流I1 およびI2 の比は、 I1 /(I1 +I2 )=x/t ………(2) となる。上式(2)に上記(1)式を代入すると、 I1 /(I1 +I2 )=s・f/t・L ………(3) となる。この(3)式に示されるように、PSD50の
両端電極から取り出される信号電流I1 ,I2 の比を演
算すれば、被写体距離Lを求めることができる。ところ
で、この種の測距装置において、検出可能な最至近距離
M は上記(1)式より LM =s・f/t となり、PSD50の長さtに反比例する。従って最至
近距離LM を短くするためには、PSD50の長さtを
長くすればよい。しかしながらPSD50の長さtを大
きくすると以下のような問題が生じる。
【0004】図8は、PSD50上での被写体からの反
射光の結像位置xと、上記PSD50の出力電流I1
2 の比 I1 /I1 +I2 との関係を示す線図であ
る。ここで横軸xは上記(1)式より被写体距離Lの逆
数1/Lに比例するものである。この図8において、直
線P4,P5はそれぞれPSD50の長さtがt0 ,2
0 の場合を示している。
【0005】この図8に示されるように、PSDの長さ
tが長くなると出力電流比 I1 /I1 +I2 の変化
量が小さくなる。換言すれば、PSDの長さが長くなる
ということは、被写体からの反射光の結像位置x即ち被
写体距離Lの逆数1/Lの検出分解能が低下することを
意味し、例えばP4に対してP5では分解能が1/2に
低下することになる。
【0006】以上のように従来の測距装置においては、
検出可能な最至近距離を短くすることと測距精度を向上
することとは相反するものであった。そこで、このよう
な問題点を解決する技術手段が特開昭63−16721
2号に開示されている。
【0007】上記特開昭63−167212号に開示さ
れた手段を図9に基づいて説明すると、IRED1〜受
光レンズ10については上記図7と同じであるが、PS
D50を2個のPSD3と4に分割した点が異なる。即
ち、受光レンズ10の後方には受光レンズ10の光軸に
一端を合わせた長さtA のPSD3が配置され、このP
SD3に対し、IRED1とは逆側に隣接して長さtB
のPSD4が配置されている。このような構成により、
被写体2からの反射光はPSD3,4の何れかの受光面
上に結像される。
【0008】さて、入射スポット光の拡がりを無視して
点と見做すと、被写体距離が無限遠から LA =s・f/tA の間ではPSD3上にスポット光が位置するが、被写体
距離が上記LA より LB =s・f/(tA +tB ) の間では、PSD4上にスポット光が位置することにな
る。この入射スポット光により、PSD4,3の各両端
信号電極から信号電流Ia ,Ib,Ic ,Id がそれぞ
れ発生し、プリアンプ11〜14で増幅される。
【0009】各プリアンプ11〜14の出力は、加算回
路16,15により Ia +Ib 及び Ic +Id
それぞれ演算され、コンパレータ51に入力される。コ
ンパレータ51、インバータ52、アナログスイッチ5
3,54からなる光量比較手段55により、出力光電流
の大きい方のPSDの比演算結果、つまり第1の位置演
算手段5の比演算値 Ic /Ic +Id もしくは第2
の位置演算手段6の比演算値 Ia /Ia +Ib の何
れかを選択するものである。
【0010】このようにPSDを2個配置し、遠距離側
ではPSD3の出力を、近距離側ではPSD4の出力を
それぞれ用いるようにしているので、個々のPSDの長
さを長くすることなく、従って測距精度を損わずに、検
出可能な最至近距離を短くすることができる。
【0011】換言すれば、検出可能な最至近距離を従来
と変えずに、従来のPSDの長さを分割した長さのPS
Dを複数個用いることにより、つまり上記図8の直線P
5からP4に相対的に変化させることにより、同一の入
射スポット光の位置の変位量に対して比演算値 I1
1 +I2 を大きくすることができるので、測距精度
を向上させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭63−167212号に開示された技術手段におい
ては次のような欠点がある。図10は、上記構成による
PSD3,4上における被写体からの反射光が入射する
位置xに対する上記PSD4,3の出力電流比Ia /I
a +Ib ,Ic /Ic +Id をそれぞれプロットした
線図で、図の下方にPSD3,4と入射スポット光43
の位置関係を示している。図に示すように、被写体によ
り反射されPSD上に入射するスポット光43は、実際
にはある有限な大きさを有している。
【0013】そこで、PSD3とPSD4が近接する付
近に入射スポット光43が位置する場合は、PSD3,
4の両方に入射スポット光が跨がる。このような場合に
PSD3の方が入射光量が多いとすると、 Ia +Ib <Ic +Id なのでPSD3の出力電流 Ic +Id による比演算
値Ic /Ic +Id が採用されるが、図10の実線で示
すように、点線で示された Ic /Ic +Idの理想直
線P6からズレを生じる。
【0014】またPSDそのものの位置精度の一例を図
11に示すが、一般に端の方にいくほど位置精度が悪い
という特性を示す。このようにPSDの端において入射
スポット光の一部がPSD上から外れること、及びPS
Dの位置精度そのものが端の方で劣化することにより、
PSD3と4の両方に入射スポット光が跨がるような被
写体距離では、測距精度が劣化するという問題点が発生
する。
【0015】そこで本発明の目的は、上記問題点を解消
し、アクティブAF(オートフォーカス)方式において
近距離から遠距離までの測距可能な全領域に亘り良好な
測距精度を維持することができる測距装置を提供するに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の測距装置は、そ
の概念を示す図1において、被写体2に向けて光束を投
射する投光手段1と、この投光手段1より所定距離だけ
離れて配置され、遠方にある上記被写体よりの反射光を
受光する第1の半導体位置検出素子3と、この第1の半
導体位置検出素子3に隣接して配置され、近距離にある
上記被写体よりの反射光を受光する第2の半導体位置検
出素子4と、上記第1の半導体位置検出素子3に入射し
た上記反射光の位置に対応した値を、上記第1の半導体
位置検出素子3の出力に基づいて演算する第1の位置演
算手段5と、上記第2の半導体位置検出素子4に入射し
た上記反射光の位置に対応した値を、上記第2の半導体
位置検出素子4の出力に基づいて演算する第2の位置演
算手段6と、上記第1および第2の半導体位置検出素子
3,4にそれぞれ入射した上記反射光の光量の比を上記
第1および第2の半導体位置検出素子3,4の出力に基
づいて演算する光量比演算手段7と、上記第1の位置演
算手段5、第2の位置演算手段6もしくは光量比演算手
段7に基づいて上記被写体までの距離を検出する距離検
出手段8と、を具備したことを特徴とする。
【0017】
【作用】この測距装置では、投光手段1により被写体2
に光束を投射し、第1及び第2の半導体位置検出素子3
及び4で被写体2からの反射光を受光する。第1の半導
体位置検出素子3の出力を用いて第1の位置演算手段5
により、第2の半導体位置検出素子4の出力を用いて第
2の位置演算手段6により、第1と第2の半導体位置検
出素子3と4の両方の出力を用いて光量比演算手段7に
より、それぞれ演算が行なわれる。距離検出手段8は、
上記第1,第2の位置演算手段5,6及び光量比演算手
段7の出力のうちから1つを選択して被写体距離を検出
する。
【0018】
【実施例】以下、図示の実施例により本発明を説明す
る。先づ本発明の実施例を説明するのに先立って図2,
3を用いて本発明の基本概念を説明する。この図2は、
前記図9に光量比演算手段7を付加すると共に、光量比
較手段55に代え距離検出手段8を配置したものなの
で、前記図9と同じ構成部材には同じ符号を付して構成
の説明を省略し、動作についてのみ以下に説明する。
【0019】被写体2からの反射光は、受光レンズ10
を介して第1,第2のPSD3または4の受光面上に入
射し、その入射位置に応じて光電流Ia ,Ib ,Ic
d が出力される。この出力光電流Ia ,Ib ,Ic
d はプリアンプ11〜14において増幅される。
【0020】第1の位置演算手段5はプリアンプ11,
12の出力より第1の比演算値 Ic /(Ic +Id
を、また第2の位置演算手段6は、プリアンプ13,
14の出力より第2の比演算値 Ia /(Ia +Ib
を、それぞれ算出する。
【0021】このようにして得られた第1,第2の比演
算値を、入射スポット光の入射位置に対してプロットす
ると、それぞれ図3の実線P1,P3のようになる。こ
れら各実線P1,P3における直線性が失われるスポッ
ト光入射位置をそれぞれN,Mとすると、これら各入射
位置NとMの間の領域における測距を上記光量比演算手
段7により行う点が本発明のポイントであるが、これら
入射位置N,Mは後記図5のフローチャートで詳述す
る。
【0022】加算回路15はプリアンプ11と12の出
力の和(Ic +Id )を、加算回路16はプリアンプ1
3と14の出力の和(Ia +Ib )をそれぞれ出力す
る。すると同加算回路15及び16の出力に基づいて、
第2のPSD4からの全光電流(Ia +Ib )の、第1
のPSD3からの全光電流(Ic +Id )と第2PSD
4からの全光電流(Ia +Ib )との和に対する光電流
比 (Ia +Ib )/(Ia +Ib +Ic +Id ) を
光量比演算手段7で算出する。
【0023】即ち、光量比演算手段7は、第1,第2の
PSD3と4によって受光される光量の比を演算する
(以下、光量比演算値と呼称する)もので、図3の直線
P2に示すように、入射スポット光が第1と第2のPS
D3と4の両者に跨がる領域で入射位置xに対してリニ
アに変化することになる。
【0024】さて、入射スポット光が第1のPSD3の
みに入射する比較的遠距離では、第2のPSD4には入
射スポット光が照射されないから Ia =Ib =0 になる。そこで、上記光電流比つまり光量比演算値は (Ia +Ib )/(Ia +Ib +Ic +Id )=0 になる。
【0025】反対に、入射スポット光が第2のPSD4
にのみ入射する近距離では Ic =Id =0 なので、光量比演算値は (Ia +Ib )/(Ia +Ib +Ic +Id )=1 になる。
【0026】そこで距離検出手段8においては、この光
量比演算値 (Ia+Ib )/(Ia +Ib +Ic +I
d ) の値により入射スポット光が、[1]第1のPS
D3のみに入射、[2]第2のPSD4のみに入射、あ
るいは[3]第1のPSD3と第2のPSD4の両方に
入射、の何れであるかを判別する。そして、この判別結
果に基づいて第1の比演算値、第2の比演算値もしくは
光量比演算値の何れかを選択し、選択された比演算値に
基づいて被写体距離を求める。以上が本発明の基本概念
である。次に本発明の一実施例を図4〜6によって説明
する。
【0027】図4において、IRED1〜PSD4、投
光レンズ9、受光レンズ10については前記図2と同じ
なのでその説明を省略する。プリアンプ11,12,1
3,14は低入力インピーダンスの電流アンプで、背景
等から反射された定常光による光電流成分を除去し、主
要被写体等から反射された信号光電流成分だけを増幅
し、それぞれ出力端を2つ有している。
【0028】圧縮ダイオード17,18,19,20
は、それぞれプリアンプ11,12,13,14の出力
電流を対数圧縮して電圧に変換する。また圧縮ダイオー
ド21及び22は、それぞれプリアンプ11と12の出
力電流の和とプリアンプ13と14の出力電流の和と
を、それぞれ対数圧縮して電圧に変換する。これらの圧
縮電圧は、それぞれバンファ23〜28を介して第1,
第2の位置演算手段5,6ならびに光量比演算手段7に
入力される。
【0029】さて、上記第1,第2の位置演算手段5,
6ならびに光量比演算手段7は、何れも同一の構成なの
で、以下第1の位置演算手段5についてのみ説明する。
第1の位置演算手段5は、NPN型トランジスタ29,
30と電流源31により構成され、同手段5には積分コ
ンデンサ38とこの積分コンデンサ38を初期状態に設
定するリセット回路42が接続されている。
【0030】距離検出手段8はCPUで構成されてお
り、第1,第2の位置演算手段5,6ならびに光量比演
算手段7の出力をA/D変換して距離情報として読みと
り記憶する。また、タイミング回路41は、IRED1
の発光タイミングを制御する信号T1や、第1,第2の
位置演算手段5,6ならびに光量比演算手段7の動作タ
イミングを制御する信号T2をそれぞれ出力する。
【0031】上記第1の位置演算手段5がIRED1の
発光に同期して電流源31をオンさせると、積分コンデ
ンサ38への積分電流IINT が発生する。
【0032】
【数1】
【0033】従って積分コンデンサ38には、
【0034】
【数2】
【0035】の電圧信号が発生する。ここで、 I0 …電流源31,34,37の電流値 n …IRED1の発光回数 τ …1回の積分時間 C …積分コンデンサ38,39,40の容量値 である。また上記リセット回路42は、IRED1の発
光に先立って積分コンデンサ38,39,40の電位を
初期状態にし、積分電位VINT を零に設定する。以上示
した実施例の動作について図5に示すフローチャートと
図6に示すタイミングチャートに基づいて説明する。ま
ず、図6(A),(B)に示されるように、IRED1
の発光期間のみタイミング回路41のタイミング信号T
2により電流源31,34,37がオンされる(図5の
ステップS1)。これによって、図6(C),(D),
(E)に示されるように、積分コンデンサ38,39,
40にはそれぞれ信号電流が積分される。
【0036】所定回数nの積分が終了すると距離検出手
段8は、図示されない逆積分回路を動作させ、例えば図
6(C)の55に示すように積分コンデンサ40の逆積
分を行う。これと同時に、図6(F)の56に示すよう
に、図示されないカウンタにより逆積分時間1/L3を
カウントすることによりA/D変換を行う(図5のステ
ップS2)。
【0037】次に、光量比演算手段7の光量比演算値
(Ia +Ib )/(Ia +Ib +Ic +Id) に相当
する上記距離データ1/L3について、前記基本概念で
説明したように、入射スポット光が[1]第1のPSD
3のみに入射、[2]第2のPSD4のみに入射、
[3]第1,第2のPSD3,4の両方に入射、の何れ
であるか判別を行う。
【0038】即ち、逆積分時間 1/L3 を前記図3
で説明した所定値Mと比較し(図5のステップS3)、 1/L3>M なら被写体が比較的近距離にあると考えられるから、入
射スポット光は、[2]第2のPSD4のみに入射して
いると判断される。
【0039】そこで、図6(D),(G)に示すよう第
2のPSD4の出力による第2の位置演算手段6の積分
コンデンサ39の積分電荷を逆積分する。この逆積分時
間L1の逆数で与えられる距離データ 1/L1 を、
上記 1/L3 を求めたのと同じ手順で読み出し(図
5のステップS6)、これを確定測距値とする(図5の
ステップS7)。この場合、第1のPSD3には信号光
が投射されないから図6(E),(H)は行われない。
【0040】上記図5のステップS3に戻って 1/L3<M なら、更に距離データ1/L3を前記図3で説明した所
定値Nと比較し(図5のステップS4) 1/L3<N なら、被写体が比較的遠距離に位置すると考えられるか
ら、入射スポット光は[1]第1のPSD3のみに入射
していると判断される。
【0041】そこで、図6(E),(H)に示すよう
に、第1のPSD3の出力による第1に位置演算手段5
の積分コンデンサ38の積分電荷を逆積分する。この逆
積分時間L2の逆数で与えられる距離データ1/L2を
前記と同様にして読み出し(図5のステップS8)、こ
れを確定測距値とする(図5のステップS9)。この場
合、第2のPSD4には信号光が投射されないから図6
(D),(G)は行われない。
【0042】上記図5のステップS4に戻って 1/L3>N なら、距離データ1/L3が M>1/L3>N なので、入射スポット光が[3]第1のPSD3と第2
のPSD4との両方に跨がって入射していると判断され
る。そこで前記図3の直線P2に基づく光量比演算値に
よる測距、つまり距離データ1/L3自体を確定測距値
とし(図5のステップS5)、このフローをすべて終了
する。
【0043】このように本実施例においては、従来は避
けられなかった2つのPSDの両方に入射スポット光が
跨がる場合の測距精度を劣化させることなく、近距離か
ら遠距離まで高精度な測距結果が得られる。尚、本実施
例では2つのPSDを並設したが、本発明はこれに限定
されることなく、複数個のPSDを並設してもよいこと
勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、第1
および第2の半導体位置検出素子にそれぞれ入射した被
写体からの反射光の光量の比つまり光量比演算値を、上
記第1および第2の半導体位置検出素子の出力に基づい
て光量比演算手段で演算し、この光量比演算値に基づき
距離検出手段で第1の位置演算手段、第2の位置演算手
段もしくは光量比演算手段の何れかの出力を選択するこ
とにより測距するようにしたので、アクティブAF方式
において、近距離から遠距離までの測距可能な全領域に
亘り良好な測距精度を維持することができるという顕著
な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念図。
【図2】本発明の基本概念を説明するブロック構成図。
【図3】上記図2における入射スポット光の入射位置に
対する比演算値をプロットした線図。
【図4】本発明の一実施例を示す測距装置のブロック構
成図。
【図5】上記実施例のフローチャート。
【図6】上記実施例における各部動作のタイミングチャ
ート。
【図7】従来の測距装置の一例における光学配置図。
【図8】上記図7におけるPSDへの入射光の結像位置
に対するPSD出力電流比をプロットした線図。
【図9】従来の測距装置の他の例のブロック構成図。
【図10】上記図9におけるPSDへの入射光の結像位
置に対するPSD出力電流比をプロットした線図。
【図11】上記図9におけるPSDそのものの位置精度
の一例を示す線図。
【符号の説明】
1…投光手段 2…被写体 3…第1の半導体位置検出素子 4…第2の半導体位置検出素子 5…第1の位置演算手段 6…第2の位置演算手段 7…光量比演算手段 8…距離検出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に向けて光束を投射する投光手段
    と、 この投光手段より所定距離だけ離れて配置され、遠方に
    ある上記被写体よりの反射光を受光する第1の半導体位
    置検出素子と、 この第1の半導体位置検出素子に隣接して配置され、近
    距離にある上記被写体よりの反射光を受光する第2の半
    導体位置検出素子と、 上記第1の半導体位置検出素子に入射した上記反射光の
    位置に対応した値を、上記第1の半導体位置検出素子の
    出力に基づいて演算する第1の位置演算手段と、 上記第2の半導体位置検出素子に入射した上記反射光の
    位置に対応した値を、上記第2の半導体位置検出素子の
    出力に基づいて演算する第2の位置演算手段と、 上記第1および第2の半導体位置検出素子にそれぞれ入
    射した上記反射光の光量の比を上記第1および第2の半
    導体位置検出素子の出力に基づいて演算する光量比演算
    手段と、 上記第1の位置演算手段、第2の位置演算手段もしくは
    光量比演算手段に基づいて上記被写体までの距離を検出
    する距離検出手段と、 を具備したことを特徴とする測距装置。
JP21894291A 1991-08-29 1991-08-29 測距装置 Withdrawn JPH0552560A (ja)

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Cited By (2)

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WO2007063893A1 (ja) * 2005-11-29 2007-06-07 Kabushiki Kaisha Topcon レベルセンサ
US8218311B2 (en) 2009-07-23 2012-07-10 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Electronic apparatus

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