JP5096406B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に関するものである。
従来、ビット線のプリチャージ電圧を電源電位VDDの1/2の電圧とするハーフVDD(HVDD)プリチャージ方式がある。図13に一般的なHVDDプリチャージ方式のDRAM(Dynamic Random Access Memory)の回路構成を示す。図13に示すようにDRAM回路1は、メモリセル2と、プリチャージ回路3と、センスアンプ4と、HVDD電源5と、ビット線対D、DBを有する。プリチャージ回路3は、電源電位VDDの1/2の電位(以下、1/2VDDと記載する)を供給するHVDD電源5が接続されている。プリチャージ回路3は、プリチャージ動作時にビット線対D、DBを1/2VDDにプリチャージする。この1/2VDDをリファレンス電圧とする。
図14を用いて、DRAM回路1の動作を簡単に説明する。本例では、メモリセル2にはハイレベルのデータが保持されているものとする。なお、便宜上、記号「WL0」、「SE」、「PDL」は各配線名を示すと同時に、その配線に出力されている信号名を示すものとする。以下、その他の配線についても同様とする。
まず、時刻t1以前では、ワード線信号WL0、センスアンプ制御信号SE、プリチャージ制御信号PDLは、それぞれロウレベルである。よって、メモリセル2のメモリセルトランジスタTr0がオフ、センスアンプ4、プリチャージ回路5が動作を停止している。また、既にビット線対D0、DB0はイコライジング及びプリチャージされており、それぞれの電位は1/2VDDとなっている。
時刻t1にワード線信号WL0がハイレベルとなる。このことにより、メモリセルトランジスタTr0がオンし、メモリセルキャパシタC0の電荷がビット線D0に伝達される。そして、ビット線D0の電位がリファレンス電圧より僅かに上昇する。なお、このときのワード線信号WL0の電位として、電源電圧VDDよりも高い電圧VPPが供給されている。これは、メモリセルトランジスタTr0を確実にオン状態に保持するためである。
時刻t2にセンスアンプ制御信号SEがハイレベルになり、センスアンプ4が動作する。このことにより、ビット線対D0、DB0の電位差が増幅される。この電位差が外部回路に読み出されDRAM回路1の出力データとなる。
時刻t3に、ワード線信号WL0がロウレベル、プリチャージ制御信号PDLがハイレベルになる。このことにより、メモリセルトランジスタTr0がオフし、プリチャージ回路3がプリチャージ動作を開始する。
時刻t4にプリチャージ回路3のプリチャージ動作により、ビット線対D0、DB0がイコライジング及びプリチャージされ、それぞれの電位が1/2VDDとなる。
しかし、このようなHVDDプリチャージ方式のDRAM回路1には以下のような問題がある。まず、セルキャパシタC0は、セルトランジスタTr0のドレインもしくはソースの一方に接続されている。このため、メモリセルにおいてハイレベルのデータが保持されている場合、セルキャパシタC0の充電電荷がセルトランジスタTr0のバックバイアス(通常、接地電位)側に漏れ出してしまう。よって、メモリセルトランジスタTr0がオンになったとき、漏れ出した電荷分だけビット線D0の1/2VDDからの電位上昇が小さくなってしまう。この問題は、近年の回路の微細化に伴い顕著となっている。逆にメモリセルがロウレベルのデータを保持されている場合、上述した電荷の漏れ出しが生じないため、データのホールド特性に問題は生じない。つまり、メモリセルのデータのホールド特性のマージンは、ハイレベルのデータを読み出し時のビット線の電位がリファレンス電圧からどの程度上昇したかに依存する。このマージンは、リファレンス電圧を下げることで大きくなる。
次に、製造工程の微細化のためメモリセルトランジスタTr0のゲート耐圧が下がっている。このため、ワード線信号WL0のハイレベル時の電圧VPPの電位を上げることができない。よって、メモリセル2へのハイレベルのデータ書き込み時に、セルキャパシタC0へのハイレベル電位の書き込み不足が生じる。
更に、センスアンプ4の動作時において、センスアンプ4を構成するPMOSトランジスタ、NMOSトランジスタ共にゲート電圧として1/2VDDしか与えられていない。よって、電源電圧VDDが低下すると、トランジスタのしきい値電圧に近くなり、センスアンプ4の動作電圧が不足する。このため、センスアンプ4が動作しづらくなる。このことは、近年の低電圧化する電源電圧に対して不利となる。
このような問題に対応するため、リファレンス電圧を1/2VDDより低くする方式が開発されている。リファレンス電圧が下がることで、ハイレベルのデータを保持する場合のメモリセルのデータホールド特性のマージンを上げること等が可能となる。そのような技術の一例として、特許文献1の技術がある。図15に特許文献1の半導体記憶装置10の構成を示す。図15に示すように、半導体記憶装置10は、プリチャージ回路21〜24と、メモリセル31〜34と、センスアンプ41〜44を有する。プリチャージ回路21〜24には、それぞれプリチャージ制御信号VBPが入力される。メモリセル31〜34には、それぞれワード線信号WL0が入力される。センスアンプ41〜44には、それぞれセンスアンプ制御信号SEが入力される。プリチャージ回路21、メモリセル31、センスアンプ41は、それぞれビット線対D1、DB1に接続されている。以下、プリチャージ回路22〜24と、メモリセル32〜34と、センスアンプ42〜44も同様に、ビット線対D2、DB2〜D4、DB4に接続されている。但し、プリチャージ回路21のみ、プルダウン回路51を有する。プルダウン回路51は、NMOSトランジスタTr11とTr12を有する。NMOSトランジスタTr11とTr12は、それぞれビット線対D1と接地電圧GND間、及び、DB1と接地電圧GND間に接続される。NMOSトランジスタTr11とTr12は、ゲートに入力されるイコライズ制御信号VEQによりオン、オフを制御される。
図16を用いて、半導体記憶装置10の動作を簡単に説明する。本例では、メモリセルキャパシタC11にはハイレベルのデータが保持されているものとする。時刻t1にプリチャージ制御信号VBPがロウレベルになる。この時点までに、各ビット線対D1、DB1〜D4、DB4は、電圧VBLにプリチャージされている。
時刻t2〜t4では、ワード線信号WL0がハイレベルとなる。このことにより、メモリセル31〜34の保持するデータがビット線対D1、DB1〜D4、DB4に読み出される。時刻t3〜t5、では、センスアンプ制御信号SEがハイレベルになり、センスアンプ41〜44が動作する。そして、各ビット線に読み出されたデータを増幅する。このうちの選択ビット線対のデータが外部回路に読み出され半導体記憶装置10の出力データとなる。
時刻t6〜t7(期間TEQG)では、イコライズ制御信号VEQがハイレベルとなる。このことにより、ビット線対D1、DB1の電位が接地電位GNDとなる。時刻t8では、プリチャージ制御信号VBPがハイレベルになる。このことにより、プリチャージ及びイコライジングが行われる。このプリチャージ及びイコライジング動作により、全てのビット線対D1、DB1〜D4、DB4、つまり合計8本のビット線がプリチャージ制御信号線を通じて接続され、電荷がシェアされる。この結果、ビット線対D1、DB1が放電されているため、8本のビット線の電位は、1/2VDDよりも低い3/8VDDとなる。この3/8VDDをリファレンス電圧とすることで、上述した問題を回避している。
特開平8−297974号公報
特許文献1の半導体記憶装置10では、リファレンス電圧を1/2VDDより低下させるため、ビット線対D1、DB1を接地電位GNDに接続し放電させる。このため、通常の読み出し・書き込みの1サイクル動作に加え図16の期間TEQGが必要となり、半導体記憶装置を高速動作させる上で不利になる。
本発明の一態様は、参照電圧を供給する参照電圧回路と、第1のワード線に対して接続された第1のメモリ回路と、第2のワード線に対して接続された第2のメモリ回路と有し、前記第1のメモリ回路と前記第2のメモリ回路のいずれか一方が選択された場合に読み出し・書き込み動作が行われる半導体記憶装置であって、前記第1のメモリ回路と前記第2のメモリ回路のそれぞれは、複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルに記憶されたデータを読み出す複数のビット線対と、前記参照電圧回路と前記複数のビット線を接続し、前記複数のビット線対をプリチャージするプリチャージ回路と、選択時に前記複数のビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ回路と、前記複数のビット線対のいずれかを前記参照電圧よりも低いプルダウン電圧に引き下げるプルダウン回路とを有し、前記第1のメモリ回路が選択され、前記第2のメモリ回路が非選択された読み出し・書き込み動作期間において、前記第2のメモリ回路の前記プルダウン回路は、前記ビット線対を前記プルダウン電圧に引き下げ、前記読み出し・書き込み動作期間後のプリチャージ期間に、前記第1のメモリ回路と前記第2のメモリ回路のプリチャージ回路によってそれぞれ複数のビット線対を前記参照電圧回路に接続する半導体記憶装置である。
本発明の他の態様は、選択される第1のセンスアンプと、前記第1のセンスアンプに結合する第1のビット線対と、前記第1のビット線対のいずれか一方に結合する第1のメモリセルと、前記第1のメモリセルに結合する第1のワード線と、前記第1のビット線対の間に結合する第1のイコライズ回路と、選択されない第2のセンスアンプと、前記第2のセンスアンプに結合する第2のビット線対と、前記第2のビット線対のいずれか一方に結合する第2のメモリセルと、前記第2のメモリセルに結合する第2のワード線と、前記第2のビット線対の間に結合する第2のイコライズ回路と、前記第2のビット線対に結合するプルダウン回路と、前記第1のセンスアンプが活性化される前に前記プルダウン回路を活性化し、前記プルダウン回路が活性化されている期間以外に前記第1のイコライズ回路と前記第2のイコライズ回路とを同時に活性化する制御回路と、を備える半導体記憶装置である。
本発明にかかる半導体記憶装置によれば、読み出し・書き込み動作期間において非選択の第2のメモリ回路のビット線対をプルダウン電圧に引き下げる。そして、プリチャージ期間に選択された第1のメモリ回路のビット線対と非選択の第2のメモリ回路のビット線対を接続し、電荷のシェアを行う。このことにより、ビット線対をプルダウン電圧へ引き下げる動作を、選択された第1のメモリ回路で行う必要がない。
本発明によれば、半導体記憶装置の速度低下を防ぎつつ、データのホールド特性を改善することが可能である。
実施の形態1にかかる半導体記憶装置の構成の一例である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置の動作のタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置の動作の波形図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の構成の一例である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の構成の一例である。 その他の実施の形態にかかる半導体記憶装置の構成の一例である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置の構成の一例である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置の動作の波形図である。 従来の半導体記憶装置の動作の波形図である。 従来の半導体記憶装置の動作の波形図である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置の他の構成の一例である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置の他の構成の一例である。 従来の半導体記憶装置の構成の一例である。 従来の半導体記憶装置の動作の波形図である。 従来の半導体記憶装置の構成の一例である。 従来の半導体記憶装置の動作のタイミングチャートである。
発明の実施の形態1
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態1について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態1は、本発明をDRAM回路に適用したものである。図1に本実施の形態1の半導体記憶装置100の構成の一例を示す。
図1に示すように、半導体記憶装置100は、メモリ回路ユニットMC1、MC2と、参照電圧制御回路500とを有する。参照電圧制御回路500は、参照電圧電源回路300を有する。更に、参照電圧制御回路500は、後述するプリチャージ回路130、140、240、230に対して、それぞれプリチャージ制御信号PDL11、PDL12、PDL21、PDL22を出力する。また、参照電圧制御回路500は、後述するプルダウン回路150、250に対して、それぞれプルダウン制御信号PDG11、PDL22を出力する。
メモリ回路ユニットMC1は、センスアンプエリアSAEG11、SAE12と、セルアレイプレートCAP10とを有する。メモリ回路ユニットMC2は、センスアンプエリアSAE21、SAEG22と、セルアレイプレートCAP20とを有する。参照電圧電源回路300は、リファレンス電圧としてVrefを出力し、参照電圧供給配線310により各センスアンプエリアに対してリファレンス電圧Vrefを供給している。なお、抵抗R301〜R320は、参照電圧供給配線310が有する配線抵抗であり、本実施の形態1では無視できる程度の抵抗値しか有さないものとする。
ここで、セルアレイプレートとは、選択された1つのワード線に対して接続されたメモリセル群を指すものとする。よって、例えば、セルアレイプレートCAP10に接続されているワード線WL10が選択されると(ワード線信号WL10がハイレベルとなる)、セルアレイプレートCAP20に接続されているワード線WL20は非選択(ワード線信号WL20がロウレベルのまま)となる。以降、選択されたワード線に接続されるセルアレイプレートを「選択セルアレイプレート」、それ以外の非選択のワード線に接続されるセルアレイプレートを「非選択セルアレイプレート」と称す。
センスアンプエリアSAEG11は、センスアンプ110と、プリチャージ回路130と、プルダウン回路150とを有する。センスアンプ110、プリチャージ回路130、プルダウン回路150、セルアレイプレートCAP10は、ビット線対D11、DB11と接続される。
センスアンプエリアSAE12は、センスアンプ120と、プリチャージ回路140とを有する。センスアンプ120、プリチャージ回路140、セルアレイプレートCAP10は、ビット線対D12、DB12と接続される。
セルアレイプレートCAP10は、メモリセル161、162を有する。メモリセル161は、セルトランジスタTr161と、セルキャパシタC161とを有する。メモリセル162は、セルトランジスタTr162と、セルキャパシタC162とを有する。セルトランジスタTr161が、ビット線D11とセルキャパシタC161間に接続される。セルトランジスタTr162が、ビット線DB11とセルキャパシタC162間に接続される。セルトランジスタTr161、Tr162のゲートには、それぞれワード線信号WL10が入力される。ワード線信号WL10がハイレベルになると、メモリセル161と162は、それぞれ保持しているデータをビット線D11、D12に伝達する。なお、ワード線信号WL10は、電源電圧VDDより高い電圧のVPPをハイレベル、接地電圧GNDをロウレベルとする信号である。また、他のワード線信号も同様とする。
センスアンプ110は、メモリセル161から伝達されたデータにより生じたビット線対D11、DB11間の電位差を、センスアンプ制御信号SE11に応じて電源電圧VDDから接地電圧GNDに増幅する。センスアンプ120は、メモリセル162から伝達されたデータにより生じたビット線対D12、DB12間の電位差を、センスアンプ制御信号SE12に応じて電源電圧VDDから接地電圧GNDに増幅する。なお、センスアンプ制御信号SE11は、電源電圧VDDをハイレベル、接地電圧GNDをロウレベルとする信号である。また、他のセンスアンプ制御信号も同様とする。
プリチャージ回路130は、NMOSトランジスタTr131〜Tr133を有する。NMOSトランジスタTr131は、ビット線対D11、DB11間に接続される。NMOSトランジスタTr132は、ビット線D11と参照電圧供給配線310間に接続される。NMOSトランジスタTr133は、ビット線DB11と参照電圧供給配線310間に接続される。NMOSトランジスタTr131〜Tr133のゲートには、それぞれプリチャージ制御信号PDL11が入力される。なお、プリチャージ制御信号PDL11は、電源電圧VDDをハイレベル、接地電圧GNDをロウレベルとする信号である。また、他のプリチャージ制御信号も同様とする。
プリチャージ制御信号PDL11がハイレベルになると、NMOSトランジスタTr131〜Tr133がオンする。このため、ビット線D11、DB11、参照電圧供給配線310が短絡状態となり、プリチャージ動作及びイコライジング動作が行われる。よって、プリチャージ回路130は、イコライジング回路としての機能も同時に有する。このことは、他のプリチャージ回路も同様である。
プリチャージ回路140は、NMOSトランジスタTr141〜Tr143を有する。NMOSトランジスタTr141は、ビット線対D12、DB12間に接続される。NMOSトランジスタTr142は、ビット線D12と参照電圧供給配線310間に接続される。NMOSトランジスタTr143は、ビット線DB12と参照電圧供給配線310間に接続される。NMOSトランジスタTr141〜Tr143のゲートには、それぞれプリチャージ制御信号PDL12が入力される。
プリチャージ制御信号PDL12がハイレベルになると、NMOSトランジスタTr141〜Tr143がオンする。このため、ビット線D12、DB12、参照電圧供給配線310が短絡状態となり、プリチャージ動作及びイコライジング動作が行われる。
プルダウン回路150は、NMOSトランジスタTr151、Tr152を有する。NMOSトランジスタTr151は、ビット線D11と接地電圧GND間に接続される。NMOSトランジスタTr152は、ビット線DB11と接地電圧GND間に接続される。NMOSトランジスタTr151、Tr152のゲートには、それぞれプルダウン制御信号PDG11が入力される。なお、プルダウン制御信号PDG11は、電源電圧VDDをハイレベル、接地電圧GNDをロウレベルとする信号である。また、他のプルダウン制御信号も同様とする。
プルダウン制御信号PDG11がハイレベルになると、NMOSトランジスタTr151、Tr152がオンする。このため、ビット線D11、DB11が接地電圧GNDと接続され、接地電圧GNDに固定される。つまり、ビット線D11、DB11の寄生容量が保持する電荷を放電する。
なお、図1のセルアレイプレートCAP10では、図面及び動作説明の簡略化のため、ワード線WL10に接続されるメモリセル161、162のみ記載している。しかし、メモリセル161、162に限らず、ワード線WL10の延在方向に更に複数のメモリセルを有してもよい。なお、その場合、それらメモリセルのそれぞれに接続されるビット線対、センスアンプ、プリチャージ回路、プルダウン回路が存在する。
センスアンプエリアSAEG22は、センスアンプ210と、プリチャージ回路230と、プルダウン回路250とを有する。センスアンプ210、プリチャージ回路230、プルダウン回路250、セルアレイプレートCAP20は、ビット線対D22、DB22と接続される。
センスアンプエリアSAE21は、センスアンプ220と、プリチャージ回路240とを有する。センスアンプ220、プリチャージ回路240、セルアレイプレートCAP20は、ビット線対D21、DB21と接続される。
セルアレイプレートCAP20は、メモリセル261、262を有する。メモリセル261は、セルトランジスタTr261と、セルキャパシタC261とを有する。メモリセル262は、セルトランジスタTr262と、セルキャパシタC262とを有する。セルトランジスタTr261が、ビット線D21とセルキャパシタC261間に接続される。セルトランジスタTr262が、ビット線DB22とセルキャパシタC262間に接続される。セルトランジスタTr261、Tr262のゲートには、それぞれワード線信号WL20が入力される。ワード線信号WL20がハイレベルになると、メモリセル261と262は、それぞれ保持しているデータをビット線D21、D22に伝達する。
センスアンプ210は、メモリセル262から伝達されたデータにより生じたビット線対D22、DB22間の電位差を、センスアンプ制御信号SE22に応じて電源電圧VDDから接地電圧GNDに増幅する。センスアンプ220は、メモリセル261から伝達されたデータにより生じたビット線対D21、DB21間の電位差を、センスアンプ制御信号SE21に応じて電源電圧VDDから接地電圧GNDに増幅する。
プリチャージ回路230は、NMOSトランジスタTr231〜Tr233を有する。NMOSトランジスタTr231は、ビット線対D22、DB22間に接続される。NMOSトランジスタTr232は、ビット線D22と参照電圧供給配線310間に接続される。NMOSトランジスタTr233は、ビット線DB22と参照電圧供給配線310間に接続される。NMOSトランジスタTr231〜Tr233のゲートには、それぞれプリチャージ制御信号PDL22が入力される。
プリチャージ制御信号PDL22がハイレベルになると、NMOSトランジスタTr231〜Tr233がオンする。このため、ビット線D22、DB22、参照電圧供給配線310が短絡状態となり、プリチャージ動作及びイコライジング動作が行われる。
プリチャージ回路240は、NMOSトランジスタTr241〜Tr243を有する。NMOSトランジスタTr241は、ビット線対D21、DB21間に接続される。NMOSトランジスタTr242は、ビット線D21と参照電圧供給配線310間に接続される。NMOSトランジスタTr243は、ビット線DB21と参照電圧供給配線310間に接続される。NMOSトランジスタTr1241〜Tr243のゲートには、それぞれプリチャージ制御信号PDL21が入力される。
プリチャージ制御信号PDL21がハイレベルになると、NMOSトランジスタTr241〜Tr243がオンする。このため、ビット線D21、DB21、参照電圧供給配線310が短絡状態となり、プリチャージ動作及びイコライジング動作が行われる。
プルダウン回路250は、NMOSトランジスタTr251、Tr252を有する。NMOSトランジスタTr251は、ビット線D22と接地電圧GND間に接続される。NMOSトランジスタTr252は、ビット線DB22と接地電圧GND間に接続される。NMOSトランジスタTr251、Tr252のゲートには、それぞれプルダウン制御信号PDG22が入力される。
プルダウン制御信号PDG22がハイレベルになると、NMOSトランジスタTr251、Tr252がオンする。このため、ビット線D22、DB22が接地電圧GNDと接続され、接地電圧GNDに固定される。つまり、ビット線D22、DB22の寄生容量が保持する電荷を放電する。
セルアレイプレートCAP20もセルアレイプレートCAP10と同様、メモリセル261、262に限らず、ワード線WL20の延在方向に更に複数のメモリセルを有し、それらメモリセルに接続されるビット線対、センスアンプ等が存在してもよい。
次に、半導体記憶装置100の動作を図面を参照しながら詳細に説明する。図2、図3に半導体記憶装置100の動作のタイミングチャートを示す。図2は各信号のタイミングチャートであり、図3はビット線D11、DB11、D12、DB12、D22、DB22の電位レベルである。なお、図2、図3の符号が同じ時刻は同一時刻を表すものとする。また、図3の電源電圧VDDは論理レベルのハイ、接地電圧GNDは論理レベルのロウを示すものとする。また、ここで本例では、メモリセル161、162にハイレベルのデータが保持されているものとする。
まず、時刻t1以前では、プリチャージ制御信号PDL11、PDL12、PDL21、PDL22は全てハイレベルである。このため、プリチャージ回路130、140、230、240が全てプリチャージ動作及びイコライジング動作を行っている。よって、ビット線対D11、DB11、D21、DB21、D22、DB22の電位は全て、リファレンス電圧Vrefとなっている。
時刻t1では、プリチャージ制御信号PDL11、PDL12、PDL22がロウレベルになる。このため、プリチャージ回路130、140、240がプリチャージ動作及びイコライジング動作を停止する。
時刻t2では、ワード線信号WL10がハイレベルになる。このため、メモリセル161、162からハイレベルのデータが伝達される。つまり、セルキャパシタC161、162が保持していた電荷がビット線D11、D12に伝達され、ビット線D11、D12の電位が僅かに上昇する。なお、ビット線D21、D22の電位は、ワード線信号WL20がロウレベルのままであるため変化しない。また、プルダウン制御信号22がハイレベルになる。このため、ビット線対D22、DB22と接地電位GNDが接続される。よって、ビット線対D22、DB22の電位が接地電圧GNDに降下する。なお、ワード線信号WL10及びプルダウン制御信号22がハイレベルになるタイミングは、特に同時でなくてもよい。
時刻t3では、センスアンプ制御信号SE11、SE12がハイレベルとなる。このため、センスアンプ110、120が動作し、ビット線対D11、DB11間及びD12、DB12間の電位差が増幅される。なお、メモリセル161、162にハイレベルのデータが保持されているため、ビット線D11、D12の電位は電源電圧VDDに上昇し、ビット線DB11、DB12の電位は接地電位GNDに降下する。
時刻t4では、ワード線信号WL10がロウレベルとなる。このため、ビット線D11、D12とメモリセル161、162とが遮断される。また、センスアンプ制御信号PDL11、PDL12がロウレベルとなる。このため、センスアンプ110、120が動作を停止する。また、プルダウン制御信号22がロウレベルになる。よって、ビット線対D22、DB22と接地電位GNDが遮断される。なお、ワード線信号WL10、センスアンプ制御信号PDL11、PDL12、プルダウン制御信号22がロウレベルになるタイミングは、特に同時でなくてもよい。
時刻t5では、再びプリチャージ制御信号PDL11、PDL12、PDL22がハイレベルになる。このため、プリチャージ回路130、140、230がプリチャージ動作及びイコライジング動作を行う。このことにより、ビット線対D11、DB11、D12、DB12、D21、DB21、D22、DB22が参照電圧供給配線310と接続される。よって、ビット線対D11、DB11、D12、DB12、D21、DB21、D22、DB22間で電荷のシェアが行われる。この電荷シェアにより、ビット線D11、DB11、D12、DB12、D22、DB22の電位が1/3VDDになる。なお、ワード線信号WL20、センスアンプ制御信号SE21、プリチャージ制御信号PDL21が共に、時刻t1〜t5の期間変化しない。このため、ビット線対D21、DB21は、元のプリチャージ電圧、つまり、リファレンス電圧Vrefのままである。このため、リファレンス電圧Vrefを1/3VDDに設定しおくことで、ビット線対D21、DB21は、上述した電荷シェアに殆ど関係せず、電位の変化も起こらない。
なお、上述した動作とは逆にワード線WL20が選択、つまりセルアレイプレートCAP20が選択された場合、非選択のセルアレイプレートCAP10のビット線対D11、DB11がプルダウン回路150により接地電位GNDとなる。その後、プリチャージ回路230、240、130がプリチャージ動作及びイコライジング動作を行い、上述した動作と同様、ビット線対D11、DB11、D12、DB12、D21、DB21、D22、DB22間で電荷のシェアが行われる。その結果、上述した動作と同様、ビット線D11、DB11、D12、DB12、D22、DB22の電位が1/3VDDになる。
以上、従来の半導体記憶装置10は、1つの選択セルアレイプレートにて、プリチャージ及びイコライジング動作時に接地電位GNDにプルダウンしたビット線対と、その他のビット線対とで電荷のシェアを行っていた。このため、図16の期間TEQGのような期間が必要であった。しかし、本実施の形態1の半導体記憶装置100は、ワード線信号がハイレベルになる選択セルアレイプレートと異なる非選択セルアレイプレートの所定のビット線対を接地電位に固定する。そして、選択セルアレイプレートのビット線対をプリチャージ及びイコライジングするとき、接地電位に固定した非選択セルアレイプレートの所定のビット線対とを接続する。これにより、従来の半導体記憶装置10の図16の期間TEQGのような期間を必要とせず、各ビット線対間の電荷シェアを行い、1/2VDDより低電位にビット線をプリチャージすることができる。つまり、半導体記憶装置100では所定のビット線対を接地電圧へ引き下げる動作を、選択セルアレイプレートで行う必要がない。よって、読み出し・書き込みの1サイクル動作の遅延の原因となる、期間TEQGのような期間が無くなり、半導体記憶装置100を高速動作させる上での問題点が無くなる。また、このように低電位にビット線をプリチャージすることで、メモリセルのハイレベルデータのホールド特性が改善される。
また、図1の回路構成では、プルダウン回路150、250が2つのトランジスタにより、ビット線対を接地電圧GNDに降下させているが、1つのトランジスタでビット線対のどちらか一方を接地電圧GNDに降下させてもよい。この場合、プリチャージ動作及びイコライジング動作により、ビット線対D11、DB11、D12、DB12、D21、DB21、D22、DB22間で電荷のシェアが行われると、各ビット線の電位は2/5VDDにプリチャージされる。このように、回路構成を変えることで、各ビット線のプリチャージ電位の設定を変えることも容易となる。
また、従来の半導体記憶装置10では、装置の回路レイアウトにおいて以下のような問題点がある。従来の半導体記憶装置10では、一定の数のセンスアンプ及びプリチャージ群毎に図15のプルダウン回路51及びそのプルダウン回路51の制御回路が配置される。ここで、通常の半導体記憶装置では、同一形状の複数のセンスアンプ及びプリチャージ回路がワード線の延在方向に順に配置される。このため、半導体記憶装置10のように一部のプリチャージ回路内にプルダウン回路51が存在すると、他のプルダウン回路を有さないプリチャージ回路内にデッドスペースが生じてしまう。このため、半導体記憶装置10の回路はチップの回路の面積効率が悪化し、回路規模が増大化する問題がある。
しかし、本実施の形態1の半導体記憶装置100では、図1のプルダウン回路150、250を含む同一形状のセンスアンプエリアSAEG11、SAEG22をワード線の延在方向に順に配置できる。このため、上述したようなデッドスペースを生じることが無い。このため、チップの面積効率の悪化を防ぎ、回路規模が増大化を回避することができる。
また、上述した実施例では、チップのレイアウト上、ビット線対の延在方向のセルアレイプレートのビット線対同士を接続し、上述した電荷のシェア動作を行っている。しかし、ビット線対の延在方向ではなく、ワード線の延在方向のセルアレイプレートのビット線同士を接続し、電荷のシェアを行ってもかまわない。このように、本実施の形態1の半導体記憶装置100は、チップレイアウト上、どこの非選択セルアレイプレートのビット線対を接地電位GNDにし、選択セルアレイプレートのビット線対と電荷シェアすればよいのかは問題にならない。
発明の実施の形態2
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態2について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態2も、実施の形態1と同様、本発明をDRAM回路に適用したものである。図4に本実施の形態2の半導体記憶装置200の構成の一例を示す。図4に示すように、半導体記憶装置200は、バンクBK1と、参照電圧制御回路500と、デコーダ400を有する。なお、本実施の形態2は、単一バンクであるバンクBK1を用いて説明を行う。
参照電圧制御回路500は、実施の形態1と同様、参照電圧電源回路300を有する。また、参照電圧制御回路500は、実施の形態1と同様、センスアンプエリアSAEG11、SAEG22のプルダウン回路にプルダウン制御信号PLG11、PLG22を出力する。また、センスアンプエリアSAEG11、SAE12、SAE21、SAEG22、更に、後述するセンスアンプエリアSAE31、SAE32、SAE41、SAE42のプリチャージ回路にも制御信号PDL11、PDL12、PDL21、PDL22、PDL31、PDL32、PDL41、PDL42を出力する。なお、図4に示された符号のうち、図1と同じ符号を付した構成は、図1と同じか又は類似の構成を示している。
バンクBK1は、メモリ回路ユニットMC1〜MC4を有する。メモリ回路ユニットMC1、MC2の構成及び接続関係は実施の形態1と同様である。メモリ回路ユニットMC3は、センスアンプエリアSAE31、SAE32と、セルアレイプレートCAP30とを有する。メモリ回路ユニットMC4は、センスアンプエリアSAE41、SAE42と、セルアレイプレートCAP40とを有する。参照電圧供給配線310は、実施の形態1と同様、各センスアンプエリアに対してリファレンス電圧Vrefを供給している。また、抵抗R301〜R340は、参照電圧供給配線310が有する配線抵抗であり、半導体記憶装置100と同様、本実施の形態2でも無視できる程度の抵抗値しか有さないものとする。
セルアレイプレートCAP30、CAP40は、セルアレイプレートCAP10もしくはCAP20と同様、複数のメモリセルを有する回路構成となっている。例えば、セルアレイプレートCAP30は、メモリセル361、362を有する。セルアレイプレートCAP40は、メモリセル461、462を有する。
センスアンプエリアSAE31、SAE32、SAE41、SAE42は、プルダウン回路を持たないセンスアンプエリアSAE12もしくはSAE21と同様の回路構成となっている。よって、センスアンプエリアSAE31、SAE32、SAE41、SAE42が有するプリチャージ回路(不図示)のそれぞれも参照電圧供給配線310と接続され、リファレンス電圧Vrefが供給される。また、参照電圧制御回路500から出力され、センスアンプエリアSAE31、SAE32、SAE41、SAE42が有するプリチャージ回路(不図示)がプリチャージ動作を行うために入力されるプリチャージ制御信号を、それぞれPDL31、PDL32、PDL41、PDL42とする。
セルアレイプレートCAP30のメモリセル361に接続されるビット線対D31、DB31がセンスアンプエリアSAE31のセンスアンプ(不図示)及びプリチャージ回路(不図示)に接続される。また、メモリセル362に接続されるビット線対D32、DB32がセンスアンプエリアSAE32のセンスアンプ及びプリチャージ回路に接続される。同様に、セルアレイプレートCAP40のメモリセル461に接続されるビット線対D41、DB41がセンスアンプエリアSAE41のセンスアンプ(不図示)及びプリチャージ回路(不図示)に接続される。また、メモリセル462に接続されるビット線対D42、DB42がセンスアンプエリアSAE42のセンスアンプ及びプリチャージ回路に接続される。
ワード線ドライバWLD1は、セルアレイプレートCAP10〜CAP40内の所定のメモリセルを選択するため、ワード線信号WL10〜WL40のいずれか1つをハイレベルにする。なお、以下必要に応じて、ハイレベルになったワード線を「選択ワード線」と称す。
以上により、本明細書で言うバンクとは、複数のセルアレイプレート及びそれに対応するセンスアンプエリアを有し、そのバンク内の複数のワード線のうち、1つのワード線が選択されると、他のワード線は全て非選択となる回路単位を言うものとする。よって、1バンク内の選択セルアレイプレート以外は、全て非選択セルアレイプレートなる。
デコーダ400は、セルアレイプレート選択信号A[1:0]に応じて、参照電圧制御回路500に制御信号を送信し、プルダウン回路150もしくは250のどちらを動作させるかを制御する。ここで、セルアレイプレート選択信号A[1:0]は、メモリセルのアドレスを指定するためバンクBK1内の4つのセルアレイプレートCAP10〜CAP40の1つを指定する2ビットの値を持つ制御信号である。例えば、ワード線WL10が選択される場合(ワード線信号WL10がハイレベルのとき)、セルアレイプレート選択信号A[1:0]は、「00」となる。以下同様、ワード線WL30が選択される場合「01」、ワード線WL40が選択される場合「10」、ワード線WL20が選択される場合「11」となるものとする。このような場合、デコーダ400は、セルアレイプレート選択信号A[1:0]の下位ビットにより、プルダウン回路150もしくは250のどちらを動作させるかを判断する。例えば、ワード線WL10もしくはWL40が選択される場合、セルアレイプレート選択信号A[1:0]の下位ビットは「0」の値となる。この場合、デコーダ400は、プルダウン回路250を動作させる。逆に、ワード線WL30もしくはWL20が選択される場合、セルアレイプレート選択信号A[1:0]の下位ビットは「1」の値となる。この場合、デコーダ400は、プルダウン回路150を動作させる。
以下、半導体記憶装置200の動作を説明する。まず、ワード線WL10が選択される場合、セルアレイプレート選択信号A[1:0]は「00」の値である。このとき、デコーダ400は、セルアレイプレート選択信号A[1:0]の下位ビットが「0」であるため、プルダウン回路250を動作させる。つまり、イコライジング動作及びプリチャージ動作が行われるとき、ビット線D11、DB11、D12、DB12、D22、DB22で電荷のシェアが行われる。なお、この場合の動作は実施の形態1の動作で説明したのと同様の動作である。
ワード線WL40が選択される場合、セルアレイプレート選択信号A[1:0]は「10」の値である。このとき、デコーダ400は、セルアレイプレート選択信号A[1:0]の下位ビットが「0」であるため、ワード線WL10が選択された場合と同様、プルダウン回路250を動作させる。つまり、イコライジング動作及びプリチャージ動作が行われるとき、ビット線D41、DB41、D42、DB42、D22、DB22で電荷のシェアが行われる。
次に、ワード線WL30が選択される場合、セルアレイプレート選択信号A[1:0]は「01」の値である。このとき、デコーダ400は、セルアレイプレート選択信号A[1:0]の下位ビットが「1」であるため、プルダウン回路150を動作させる。つまり、イコライジング動作及びプリチャージ動作が行われるとき、ビット線D31、DB31、D32、DB32、D11、DB11で電荷のシェアが行われる。
ワード線WL20が選択される場合、セルアレイプレート選択信号A[1:0]は「11」の値である。このとき、デコーダ400は、セルアレイプレート選択信号A[1:0]の下位ビットが「1」であるため、ワード線WL30が選択された場合とプルダウン回路150を動作させる。つまり、イコライジング動作及びプリチャージ動作が行われるとき、ビット線D21、DB21、D22、DB22、D11、DB11で電荷のシェアが行われる。
以上、実施の形態2の半導体記憶装置200では、実施の形態1の半導体記憶装置100のように、1つのセルアレイプレートに対し、1つのプルダウン回路を有するセンスアンプエリアを設ける必要はない。つまり、半導体記憶装置200のように、1バンクあたり2以上の複数のセルアレイプレートに対して、プルダウン回路を有するセンスアンプエリアが2つだけあればよい。
また、ワード線WL10〜WL40が均等に選択される場合、デコーダ400により、2つのプルダウン回路のうち一方、つまり図4のプルダウン回路150もしくは250に動作が偏ることを防ぐことができる。例えば、もしワード線WL40が選択される以外は全てプルダウン回路250がプルダウン動作を行うとすると、頻繁に、具体的には3/4の確率でビット線対D22、DB22の電位が接地電位GNDとなる。この場合、ビット線対D22、DB22に接続されているメモリセル262が頻繁にディスターブ状態となる。このため、メモリセル262がハイレベルのデータを保持している場合、データホールド特性が悪化してしまうことが考えられる。しかし、上述したようにデコーダ400があることで、プルダウン回路150、250を均等に動作させることができ、どちらか一方のビット線対に対するディスターブ比率の偏りを防止できる。
ここで、図4では、1バンクにセルアレイプレートが4つの場合を示したが、1バンクに更に複数のセルアレイプレートを有してもよい。この場合であっても、1バンクあたりに、プルダウン回路を有するセンスアンプエリアが2つだけあればよい。このため、回路規模の増大を最小限に抑えることができる。例えば、実施の形態1の半導体記憶装置100と本実施の形態2の半導体記憶装置200では、単位セルアレイプレート数におけるプルダウン回路の占める面積比が1/2になる。更に、1バンクにセルアレイプレートが8つの場合では、上記面積比が1/4になる。このことは、従来の半導体記憶装置10に対する回路規模の増大化防止による利点が更に大きくなる。
なお、1バンクあたりに、どれくらいのセルアレイプレート及びセンスアンプエリアの数が配置可能かは、電荷シェアを行うプリチャージ回路間の配線抵抗の最大値、具体的には図4で言うところの配線抵抗R310〜R340の合成抵抗の抵抗値により決定される。この理由として以下のことがあげられる。電荷シェアを行うプリチャージ回路間の配線が長くなり配線抵抗が大きくなると、ビット線間で電荷シェアを行ったにも関わらず、ビット線の電位に差が生じてしまう。このため、リファレンス電圧Vrefに満たないビット線をリファレンス電圧Vrefまで上昇させるのに時間がかかる。よって、この時間分の遅延が許容できる範囲に応じてセルアレイプレート数が決定される。例えば通常、配線抵抗R310〜R340の抵抗値は非常に小さいため、半導体記憶装置200のように1バンク内に少なくとも4セルアレイプレート程度が配置できる。
またここで、図4では、チップのレイアウト上、バンク内においてプルダウン回路150、250を含むセンスアンプエリアSAEG11とSAEG22をバンクの両端に配置している。このことは、以下のような利点がある。通常、DRAM回路のような半導体記憶装置では、1バンクあたり同一の回路構成のセルアレイプレートとセンスアンプエリアが規則的に配置される。例えば図4に示すように、センスアンプエリアSAE12やセルアレイプレートCAP10と同様の回路(センスアンプエリアSAE12〜SAE42、セルアレイプレートCAP20〜CAP40)を隣接して配置していく。しかし、センスアンプエリアSAEG11とSAEG22は、センスアンプエリアSAE12等と異なり、プルダウン回路150、250を有している。このため、センスアンプエリアSAEG11とSAEG22をバンクの内側でなく外側に配置することで、設計の容易性を上げることができる。
また、図4とは反対に図5のように、プルダウン回路150、250を含むセンスアンプエリアSAEG11とSAEG22をバンクの中央に配置してもかまわない。このことにより、1バンク内のセルアレイプレートの数が増加した場合、電荷シェアを行うプリチャージ回路間の配線を、図4の回路構成より短く、具体的には最大で1/2程度にすることができる。よって、上述した設計の容易性の利点は小さくなるが、電荷シェアを行うプリチャージ回路間の配線抵抗R310〜R340の悪影響を小さくできる。このため、図4の構成よりプリチャージの時間を短縮できたり、1バンク内のセルアレイプレートの数を図4の構成より増やすことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものでなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態2では、単一バンクの構成を説明したが、図6に示すように、1つのチップCP1にバンクBK1と同様の構成のバンクを更に複数用意した、複数バンク構成としてもよい(図6ではn個)。そして、バンク間の配線抵抗が十分小さい場合、上述してきたプリチャージ時の電荷のシェアを、バンク内に限らずバンク間で行ってもよい。
発明の実施の形態3
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態3について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態3も、実施の形態1と同様、本発明をDRAM回路に適用したものである。図7に本実施の形態3の半導体記憶装置600の構成の一例を示す。図7に示すように、半導体記憶装置600は、メモリ回路ユニットMC1、MC2と、参照電圧制御回路500と、ローカルバスプリチャージ回路610と、HVDD電源620と、バッファアンプ630と、Yデコーダ640と、ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSBとを有する。
ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSBは、メモリ回路ユニットMC1、MC2のそれぞれのビット線対から出力される読み出しデータを外部回路に伝達する。また、ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSBは、外部回路からの書き込みデータを、メモリ回路ユニットMC1、MC2のそれぞれのビット線対に伝達する。
メモリ回路ユニットMC1、MC2は、基本的に実施の形態1と同様であるが、それぞれのビット線対と、上記ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSB間にYスイッチ601〜604を有する。Yスイッチ601は、ビット線対D11、DB11とデータ線対LBUS、LBUSB間に、NMOSトランジスタTr601、Tr602が接続される。Yスイッチ602は、ビット線対D12、DB12とデータ線対LBUS、LBUSB間に、NMOSトランジスタTr603、Tr604が接続される。なお、Yスイッチ603と604も、それぞれビット線対D21、DB21とD22、DB22とデータ線対LBUS、LBUSB間に、NMOSトランジスタが接続される。ただし、図面の簡略化のため省略する。Yスイッチ601〜604は、Yデコーダ640からのカラム信号Y11、Y12、Y21、Y22により、それぞれが接続されているビット線対と、データ線対LBUS、LBUSBとを電気的に接続する。なお、カラム信号Y11、Y12、Y21、Y22は、ある一つが選択されハイレベルとなると、他のカラム信号はロウレベルを保持する。つまり、ワード信号WL10、WL20及びカラム信号Y11、Y12、Y21、Y22により、1つのメモリセルが選択され、そのメモリセルの保持データが半導体記憶装置600の出力データとして外部回路で利用される。
バッファアンプ630は、ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSBの電位差を増幅する。このデータ線対LBUS、LBUSBの電位差の増幅タイミングは、選択Yスイッチのオン状態となる期間とほぼ同時でよい。
ローカルバスプリチャージ回路610は、NMOSトランジスタTr611、Tr612、Tr613を有する。NMOSトランジスタTr611は、データ線対LBUS、LBUSB間に接続される。NMOSトランジスタTr612は、データ線LBUSとHVDD電源620との間に接続される。NMOSトランジスタTr613は、データ線LBUSBとHVDD電源620との間に接続される。NMOSトランジスタTr611、Tr612、Tr613のゲートには、Yデコーダ640からのデータ線プリチャージ制御信号YPDLが入力される。データ線プリチャージ制御信号YPDLが、ハイレベルとなる場合、NMOSトランジスタTr611、Tr612、Tr613がオン状態(ローカルバスプリチャージ回路610がオン状態)となり、データ線対LBUS、LBUSBのイコライジングとプリチャージが行われる。
HVDD電源620は、1/2VDDの電圧を供給する。よって、プリチャージ期間中のデータ線対LBUS、LBUSBは、1/2VDDの電圧でプリチャージされる。
その他の構成は実施の形態1と同様であり、説明は省略する。実施の形態1、2では、説明の煩雑さを避けるため、ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSB等の構成を省略していた。しかし、本実施の形態3では、ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSB等を示し、その影響を含め、本実施の形態3の動作や効果の説明を行う。
次に、半導体記憶装置600の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。図8(a)(b)に半導体記憶装置600の動作のタイミングチャートを示す。本例では、メモリセル161にハイレベルのデータが保持されており、このデータを読み出す動作を示している。図8(a)では、メモリ回路ユニットMC1のビット線対D11、DB11の電位レベル及び各制御信号等の信号波形を示し、図8(b)では、カラム信号Y11及びデータ線プリチャージ制御信号YPDLの信号波形を示している。また、実施の形態1で説明したように、ビット線対D11、DB11は、1/3VDDでプリチャージされているものとする。また、ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSBは、1/2VDDでプリチャージされているものとする。
なお、図8(a)のビット線対D11、DB11の電位レベルの波形は、ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSB等を考慮したものとなっているため、図3に示したものと若干異なることに注意する。図8(a)(b)に示す以外の信号線は、図2、図3で説明したものと同様であり、特に断らない限り説明は省略する。また、図8(a)(b)に記載の時刻の符号と、図2、図3の時刻の符号が同じものは同一時刻を表すものとする。
まず、図8(a)に示すように、時刻t2では、ワード線信号WL10がハイレベルになる。このため、メモリセル161のセルトランジスタTr161が活性化し、セルキャパシタC161とビット線D11が電気的に接続される。よって、セルキャパシタC161が保持していた電荷がビット線D11に伝達され、ビット線D11の電位が1/3VDDから僅かに上昇する。逆に、セルトランジスタTr161とセルキャパシタC161の共通ノードであるセルノードの電位は低下する。
時刻t3では、センスアンプ制御信号SE11がハイレベルとなる。このため、センスアンプ110が動作し、ビット線対D11、DB11間の電位差が増幅される。なお、メモリセル161にハイレベルのデータが保持されているため、ビット線D11の電位は電源電圧VDDに上昇し、ビット線DB11の電位は接地電位GNDに降下する。但し、メモリセル161のセルノードは、セルトランジスタTr161のオン抵抗のため、ビット線D11の電位より、低下した電位となる。
次に、図8(b)に示すように、時刻t61では、データ線プリチャージ制御信号YPDLがロウレベル、カラム信号Y11がハイレベルとなる。カラム信号Y11がハイレベルとなることから、Yスイッチ601がオン状態となり、ビット線D11とデータ線LBUS、ビット線DB11とデータ線LBUSBが電気的に接続される。よって、ハイレベルのビット線D11からデータ線LBUSに電荷が流入し、ロウレベルのビット線DB11へデータ線LBUSから電荷が流入する。このため、データ線LBUSの電位が上昇、データ線LBUSBの電位が降下する。バッファアンプ630は、このデータ線対LBUS、LBUSBの電位差を増幅する。なお、この電位差に応じた出力信号が、後段の回路で加工され半導体記憶装置600の出力データとなる。
また、図8(a)に示すように、ハイレベルのビット線D11からデータ線LBUSに電荷が流出するため、ビット線D11の電位が降下する。同時に、メモリセル161のセルノードの電位も降下する。このセルノードの電位とビット線のプリチャージ電圧(1/3VDD)との差電位をAとする。なお、ロウレベルのビット線DB11へデータ線LBUSから電荷が流入するため、ビット線DB11の電位が上昇する。
次に、図8(b)に示すように、時刻t62では、データ線プリチャージ制御信号YPDLがハイレベル、カラム信号Y11がロウレベルとなる。カラム信号Y11がロウレベルとなることから、Yスイッチ601がオフ状態となり、ビット線D11とデータ線LBUS、ビット線DB11とデータ線LBUSBが電気的に遮断される。また、データ線プリチャージ制御信号YPDLがハイレベルとなることから、ローカルバスプリチャージ回路610がオン状態となり、データ線対LBUS、LBUSBのイコライジング、及び、プリチャージが行われる。よって、データ線対LBUS、LBUSBが再び1/2VDDにプリチャージされる。また、この時点では、センスアンプ110が動作しているため、図8(a)に示すように、ビット線対D11、DB11の電位はそれぞれVDD、GNDとなる。
次に、時刻t5では、ワード信号WL10、センスアンプ制御信号SE11がロウレベル、プリチャージ制御信号PDL11がハイレベルになる。なお、図8(a)(b)に記載していないが、このとき、プリチャージ制御信号PDL12、PDL22もハイレベルになる。このことは実施の形態1で既に説明済みであるが、この動作により、ビット線対D11、DB11、D12、DB12、D21、DB21、D22、DB22が参照電圧供給配線310と接続される。そして、実施の形態1で既に説明したように各ビット線間で電荷シェアが行われ、ビット線対D11、DB11及び、他のビット線対の電位が1/3VDDにプリチャージされる。
従来では、通常、ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSBは、電源電圧VDDにプリチャージされている。ここで、仮に半導体記憶装置600において、このようなローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSBが電源電圧VDDにプリチャージされる場合の動作のタイミングチャート(データの読み出し時)を図9(a)(b)に示す。なお、データ線対LBUS、LBUSBを電源電圧VDDにプリチャージするため、図7のNMOSトランジスタTr612、Tr613の共通ノードには、HVDD電源620ではなく、電源電圧VDDを供給するVDD電源が接続されることになる。
図9(b)に示すように、この場合、時刻t61〜t62において、カラム信号Y11がハイレベルにとなり、ビット線対とローカルバスのデータ線対が電気的に接続されると、ローカルバスのデータ線LBUSBの電位が降下する。このデータ線LBUSBともう一方のデータ線LBUSとの電位差をバッファアンプ630が増幅する。よって、ローカルバスのデータ線LBUSBの電位が更に降下する。
時刻t62以降では、ローカルバスプリチャージ回路610がオン状態となり、データ線対LBUS、LBUSBを電源電圧VDDにプリチャージする。このとき、電位の降下したデータ線LBUSBを電源電圧VDDに戻すため、VDD電源から電流が供給される。ここで、データ線対LBUS、LBUSBのようなローカルバスは、ビット線対と比較して寄生容量が非常に大きい。このため、ローカルバスを充放電することにより消費される電流は、半導体記憶装置600のようなDRAM回路全体の消費電流の中でも大きな比率を占める。よって、上述したように、読み出し動作に伴う、データ線の充放電で消費される電流が問題となる。更に、メモリセルへのデータ書き込みを行う場合は、書き込みデータに応じて、データ線対LBUS、LBUSBの電位差を完全にVDDとすることから、読み出し時よりも更に充放電電流が多くなる。このことから、ローカルバスの充放電電流をできる限り削減する機構が望まれている。
本実施の形態3の半導体記憶装置600では、ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSBを1/2VDDでプリチャージする。このプリチャージ期間に半導体記憶装置600は、ローカルバスプリチャージ回路610のNMOSトランジスタTr611がオン状態となる。このことにより、ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSBが電気的に接続される(以下、イコライジングと称す)。よって、例えば図8では、このイコライジング動作により高電位側のデータ線LBUSから低電位側のデータ線LBUSBへ電荷が流入し、いずれ中間電位である1/2VDDでデータ線対LBUS、LBUSBの電位が平衡状態となる。このイコライジング動作には、HVDD電源620からの電流供給はほぼ必要ない。このため、ローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSBの充放電することによる消費電流もほぼないことになる。よって、本実施の形態3の半導体記憶装置600は、低消費電力動作が可能となる。
更に、ここで、従来のDRAM回路1のようにビット線対を1/2VDDプリチャージする場合において、ローカルバスのデータ線対の存在を考慮した動作タイミングチャートを図10(a)(b)に示す。なお、本例でも、選択メモリセルがハイレベルのデータを記憶しており、そのデータを読み出す場合を想定する。また、半導体記憶装置600と同様、低消費電流化のためローカルバスのデータ線対LBUS、LBUSBのプリチャージ電圧を1/2VDDとしている。
図10(a)に示すように、時刻t61〜t62において、カラム信号Yがハイレベルにとなり、ビット線対とローカルバスのデータ線対が電気的に接続される。この場合、半導体記憶装置600と同様、ハイレベルのビット線Dからデータ線LBUSに電荷が流入するため、ビット線Dの電位が降下する。同時に、メモリセルのセルノードの電位も降下する。このセルノードの電位とビット線のプリチャージ電圧(1/2VDD)との差電位をBとする。なお、ロウレベルのビット線DBへデータ線LBUSから電荷が流入するため、ビット線DBの電位が上昇する。
次に、ビット線対D、DBからデータ線対LBUS、LBUSBへのデータの伝達が時刻t62で終了し、ワード信号が時刻t5でロウレベルに立ち下がる。このため、セルトランジスタTrがオフする。この場合、図10(a)に示すように、メモリセルのセルノードの電位は、プリチャージ電圧(1/2VDD)との差がBの電位で保持されてしまう。
ここで、セルノードが保持する電位は、基板側に漏れ出すリーク電流等により時間が経過すると徐々に低下してしまう。この現象は、特にハイレベルを保持するメモリセルで問題となる。そして、ハイレベルを保持するメモリセルのセルノードの電圧が一定の電圧以下になると、保持するハイレベルのデータを読み出すことができなくなる。このため、誤ったデータが半導体記憶装置から出力される可能性があり、装置の信頼性が低下する。この問題に対処するため、一定期間ごとにリフレッシュ動作を行い、メモリセルの保持データを維持する必要がある。このリフレッシュ動作を行う間隔は、メモリセルのハイレベルデータのホールド特性で決定される。このホールド特性が良い場合、装置の信頼性の向上や、リフレッシュ動作を行う間隔を長くすることができる。結果として、リフレッシュ動作の間隔が長い場合、半導体記憶装置の低消費電力化が可能になる。なお、ロウレベルを保持するメモリセルでは、リーク電流によってセルノードの電圧が低下するだけであり上記問題は発生しない。
本実施の形態3の半導体記憶装置600では、図8(a)に示すようにメモリセルのセルノードの電位は、プリチャージ電圧(1/3VDD)との電位差がAとなるよう保持される。ここで、図8(a)、図10(a)に示した電位差A、Bの関係は、図からも明らかなようにA>Bとなる。このため、1/3VDDプリチャージを行う半導体記憶装置600の方が、1/2VDDプリチャージを行う半導体記憶装置より、ハイレベルデータのホールド特性が改善されている。このため、データ線対LBUS、LBUSBの1/2VDDプリチャージ化を行っても、ビット線対の1/3VDDプリチャージ化により、上記装置の信頼性や消費電流の問題を解決することができる。
以上まとめると、ローカルバス(データ線対LBUS、LBUSB)のVDD電圧プリチャージでは、充放電電流が大きい問題があった。この問題に対処するため、ローカルバスで消費される充放電電流を削減する目的でローカルバスの1/2VDD化を行うが、この方法では、メモリセルのハイレベルのホールド特性が悪化する。しかし、本実施の形態3の半導体記憶装置600では、ビット線対のプリチャージ電圧を1/3VDD化しているため、メモリセルのハイレベルのホールド特性の悪化を防ぐことが可能である。このことにより、半導体記憶装置600のデータ保持機能の信頼性を上げることはもちろん、リフレッシュ動作を行う間隔を長くすることができ、消費電力の削減も可能となる。また、実施の形態1と同様の効果も有するため、本実施の形態3は、従来技術と比較して、低消費電力化、ホールド特性の改善、動作速度の高速化等が可能となる。
また、この観点から、ビット線対のプリチャージ電圧を更に下げることで、更なるホールド特性の改善を図ることも可能であることがわかる。このため、図11に示す半導体記憶装置700のように、センスアンプエリアSAE12、SAE21にも、プルダウン回路150、250と同様のプルダウン回路610、620を有するようにしてもよい。このプルダウン回路610、620は、それぞれビット線対D12、DB12、ビット線対D21、DB21に接続される。そして、動作状態をそれぞれプルダウン制御信号PDG12、PDG21で制御される。プルダウン制御信号PDG12、PDG21は、プルダウン制御信号PDG11、PDG22と同様、参照電圧制御回路500が生成するものとする。
この図11の半導体記憶装置700の動作を簡単に説明する。なお、実施の形態1と同様、ワード信号WL10が選択ワード信号となるものとする。この場合、ビット線対D21、DB21、D22、DB22に接続されるメモリセルは選択されない。よって、プルダウン回路620、及び実施の形態1と同様プルダウン回路250をプルダウン動作させる。このことにより、ビット線対D21、DB21、及び、ビット線対D22、DB22が接地電圧GNDに降下する。そして、その後、プリチャージ期間にビット線対D21、DB21、D22、DB22を含めた全ビット線対で電荷シェアを行う。このことにより、全ビット線対のプリチャージ電圧を1/3VDDよりも更に低下した1/4VDDとさせることができる。よって、この低下したプリチャージ電圧を基準とすることで、更なるホールド特性の改善を図ることできる。
また、ビット線対をグランド(接地電圧)プリチャージとしてもよい。但し、グランドプリチャージの場合には、ビット線対のどちらか一方にリファレンスセルを接続する必要がある。例えば、メモリ回路ユニットMC1を例にとると、図12に示すように、リファレンスセルDCAP800がビット線DB11に接続される。このリファレンスセルDCAP800は、セルトランジスタTr801、セルキャパシタC801とを有する。なお、グランドプリチャージの場合には、リファレンスセルDCAP800と同様のものが他のビット線対にも接続される。
セルトランジスタTr801のゲートにはワード信号DWL800が入力される。ワード信号WL10が選択されると、ワード信号DWL800により、セルトランジスタTr801も活性化し、セルキャパシタC801が保持する電荷がビット線DB11に伝達される。よって、ビット線DB11の電位が上昇する。この上昇した電位と、メモリセル161が保持するデータに応じたビット線D11の電位を比較して、センスアンプ110がビット線対D11、DB11の電位差を増幅する。このため、メモリセル161が保持するデータの判定は、セルトランジスタTr801がオンしたときのビット線DB11の上昇した電位が基準となる。この基準の電位は、セルキャパシタC801の容量で決定される。よって、例えば、セルキャパシタC801の容量を調整し、セルトランジスタTr801がオンしたときのビット線DB11の上昇する電位を1/3VDDとすると、上述したビット線対を1/3VDDプリチャージとする場合と同じ効果がある。なお、プルダウン回路150、250、610、620は、通常のグランドプリチャージ用の用途として使用するだけでよくなる。
以上のように、ビット線対のグランドプリチャージの場合には、リファレンスセルのセルキャパシタの容量を調整し、上記基準の電圧を1/2VDDより低下させる。このようにすることで、データ線対を1/2VDDプリチャージとしても上述した半導体憶装置600と同じ効果が得られる。なお、セルキャパシタの容量は任意に設定でき、上記基準の電圧を1/2VDDより低下させる容量であればよい。例えば、図12では、メモリセル161のセルキャパシタC161の容量をCとすると、セルキャパシタC801の容量を1/2C未満とする。
また、例えばワード信号WL10が選択ワード信号である場合、全ビット線対のグランドプリチャージを行う前に、プルダウン回路250、620により、ビット線対D21、DB21及びビット線対D22、DB22を予め接地電圧GNDにしてもよい。このことにより、選択ワード信号WL10がロウレベルになった後、ビット線対D11、DB11及びビット線対D12、DB12のみを接地電圧GNDとするだけで、全ビット線対のグランドプリチャージが完了する。つまり、選択メモリセルに接続されていないビット線対を、前もって接地電圧GNDとするため、グランドプリチャージを速く完了させることが可能となる。また、ビット線対を接地電圧GNDに放電する期間を異なるように調整することも可能である。例えば、上記例で言うと、プルダウン回路250のプルダウン動作後、プルダウン回路620のプルダウン動作を行うようにする。こうすることで、接地電圧供給電源へのピーク電流が分散でき、この電源の大幅な強化を行わなくて良い利点がある。
100、200、600、700 半導体記憶装置
300 参照電圧電源回路
400 デコーダ
500 参照電圧制御回路
110、120、210、220 センスアンプ
130、140、230、240 プリチャージ回路
150、250、610、620 プルダウン回路
161、162、261、262、361、362、461、462 メモリセル
SAEG11、SAEG22、SAE12、SAE21、SAE31、SAE32、SAE41、SAE42 センスアンプエリア
CAP10〜40 セルアレイプレート
BK1〜BK(n) バンク
CP1 チップ
D11、DB11〜D42、DB42 ビット線対
WL10〜WL40 ワード線
Tr131〜Tr262 トランジスタ
C161〜C262 コンデンサ
601〜604 Yスイッチ
610 ローカルバスプリチャージ回路
620 HVDD電源
630 バッファアンプ
640 Yデコーダ

Claims (10)

  1. 参照電圧を供給する参照電圧回路と、
    第1のワード線に対して接続された第1のメモリ回路と、
    第2のワード線に対して接続された第2のメモリ回路とを有し、前記第1のメモリ回路と前記第2のメモリ回路のいずれか一方が選択された場合に読み出し・書き込み動作が行なわれる半導体記憶装置であって、
    前記第1および第2のメモリ回路はそれぞれ、
    複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセルに記憶されたデータを読み出す複数のビット線対と、
    前記参照電圧回路と前記複数のビット線を接続し、前記複数のビット線対を前記参照電圧にプリチャージするプリチャージ回路と、
    選択時に前記複数のビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ回路と、
    前記複数のビット線対のいずれかを前記参照電圧よりも低いプルダウン電圧に引き下げるプルダウン回路とを有し、
    前記第1のメモリ回路が選択され、前記第2のメモリ回路が非選択された読み出し・書き込み動作期間において、非選択とされた前記第2のメモリ回路のプルダウン回路は、前記第2のメモリ回路の前記ビット線対のいずれかを前記プルダウン電圧に引き下げ、
    前記第1のメモリ回路の読み出し・書き込み動作期間後のプリチャージ期間に、前記第1および第2のメモリ回路のプリチャージ回路によってそれぞれの複数のビット線対を前記参照電圧回路に接続することで電荷のシェアを行なう
    半導体記憶装置。
  2. 前記読み出し・書き込み動作期間後のプリチャージ期間に、前記第1のメモリ回路と前記第2のメモリ回路の双方のプリチャージ回路によってそれぞれ複数のビット線対を前記参照電圧回路に接続する場合、前記ビット線対の少なくとも一方のビット線が参照電圧回路に接続される請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記プルダウン電圧は、接地電圧である請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 当該半導体記憶装置は、第3のワード線に対して接続された第3のメモリ回路を更に有し、
    前記第3のメモリ回路は、
    複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセルに記憶されたデータを読み出す複数のビット線対と、
    前記参照電圧回路と前記複数のビット線を接続し、前記複数のビット線対をプリチャージするプリチャージ回路と、
    選択時に前記複数のビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ回路とを有し、
    前記第3のメモリ回路が選択され、前記第1のメモリ回路及び前記第2のメモリ回路が非選択された読み出し・書き込み動作期間において、
    前記第1のメモリ回路もしくは前記第2のメモリ回路の一方の前記プルダウン回路は、前記ビット線対を前記プルダウン電圧に引き下げ、
    前記読み出し・書き込み動作期間後のプリチャージ期間に、前記第3のメモリ回路と、前記第1もしくは第2のメモリ回路うちプルダウン動作を行った方のメモリ回路のプリチャージ回路によってそれぞれ複数のビット線対を前記参照電圧回路に接続することで電荷のシェアを行う
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  5. 当該半導体記憶装置は、制御回路を更に有し、
    前記第1のメモリ回路が選択、前記第2、第3のメモリ回路が非選択される場合、読み出し・書き込み動作期間において、前記第2のメモリ回路の前記プルダウン回路は、前記ビット線対を前記プルダウン電圧に引き下げ、前記読み出し・書き込み動作期間後のプリチャージ期間に、前記第1、第2のメモリ回路のプリチャージ回路によってそれぞれ複数のビット線対を前記参照電圧回路に接続することで電荷のシェアを行い、
    前記第2のメモリ回路が選択、前記第1、第3のメモリ回路が非選択される場合、読み出し・書き込み動作期間において、前記第1のメモリ回路の前記プルダウン回路は、前記ビット線対を前記プルダウン電圧に引き下げ、前記読み出し・書き込み動作期間後のプリチャージ期間に、前記第1、第2のメモリ回路のプリチャージ回路によってそれぞれ複数のビット線対を前記参照電圧回路に接続することで電荷のシェアを行い、
    前記第3のメモリ回路が選択、前記第1、第2のメモリ回路が非選択される場合、読み出し・書き込み動作期間において、前記第1もしくは第2のメモリ回路の一方の前記プルダウン回路は、前記ビット線対を前記プルダウン電圧に引き下げ、前記読み出し・書き込み動作期間後のプリチャージ期間に、そのプルダウン動作を行った方のメモリ回路のプリチャージ回路と前記第3のメモリ回路のプリチャージ回路によってそれぞれ複数のビット線対を前記参照電圧回路に接続することで電荷のシェアを行い、
    前記制御回路は、第1〜第3のメモリ回路の選択、非選択回数から前記第1もしくは第2のメモリ回路のプルダウン回路の選択回数をモニターし、前記モニター結果に応じて、選択回数が平準化されるよう前記第1もしくは第2のメモリ回路のプルダウン回路を選択し、前記選択されたプルダウン回路が、ビット線対を前記プルダウン電圧に引き下げる
    請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第1のメモリ回路及び前記第2のメモリ回路及び前記第3のメモリ回路が同一線上に配置され、かつ、前記第3のメモリ回路が、前記第1、第2のメモリ回路の間に配置され、
    前記第1のメモリ回路は、前記第3のメモリ回路側に位置する境界線と反対側の領域にプルダウン回路を設け、
    前記第2のメモリ回路は、前記第3のメモリ回路側に位置する境界線と反対側の領域にプルダウン回路を設けた請求項4または請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 当該半導体記憶装置は、第4のワード線に対して接続された第4のメモリ回路を更に有し、
    前記第4のメモリ回路は、
    複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセルに記憶されたデータを読み出す複数のビット線対と、
    前記参照電圧回路と前記複数のビット線を接続し、前記複数のビット線対をプリチャージするプリチャージ回路と、
    選択時に前記複数のビット線対の電位差を増幅するセンスアンプ回路とを備え、
    前記第1のメモリ回路及び前記第2のメモリ回路及び前記第3のメモリ回路及び前記第4のメモリ回路が同一線上に配置され、
    前記第1のメモリ回路と前記第2のメモリ回路が、それぞれプルダウン回路を有する領域を介して配列され、
    更に、前記第3のメモリ回路と前記第4のメモリ回路との間に、前記第1のメモリ回路及び第2のメモリ回路が配置されている請求項4または請求項5に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記センスアンプは、選択時にビット線対の電位差を電源電圧まで増幅し、
    前記参照電圧は、前記電源電圧の1/2未満の電圧である
    請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  9. データ線対と、
    前記複数のビット線対と前記データ線対との間にそれぞれ接続される複数のYスイッチと、
    前記データ線対の電位差を増幅するバッファアンプと、
    前記バッファアンプの動作期間以外の期間に、前記データ線対を所定の電圧にプリチャージするバスプリチャージ回路と、を更に有し、
    前記複数のYスイッチのうちの1つが、前記選択された第1のメモリ回路のメモリセルに接続されるビット線対と前記データ線対を電気的に接続する
    請求項8に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記所定の電圧は、前記電源電圧の1/2の電圧である
    請求項9に記載の半導体記憶装置。
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