JPH0992793A - 半導体集積回路装置のデータ処理方法および半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置のデータ処理方法および半導体集積回路装置

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JPH0992793A
JPH0992793A JP7242774A JP24277495A JPH0992793A JP H0992793 A JPH0992793 A JP H0992793A JP 7242774 A JP7242774 A JP 7242774A JP 24277495 A JP24277495 A JP 24277495A JP H0992793 A JPH0992793 A JP H0992793A
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JP
Japan
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voltage
integrated circuit
semiconductor integrated
circuit device
power supply
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JP7242774A
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English (en)
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Makoto Ogasawara
誠 小笠原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DRAMのメモリセルの情報保持時間を長
くする。 【解決手段】 半導体チップ1に形成されたDRAMの
メモリセルにおける情報読み出しに際して、データ線D
Lに印加するプリチャージ電圧を0<プリチャージ電圧
<電源電圧(VDD)/2とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置のデータ処理方法および半導体集積回路装置技術に関
し、特に、DRAM(Dynamic Random Access Memory)
のデータ読み出し処理方式およびDRAMを有する半導
体集積回路装置に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の技術については、例えば株式会
社培風館、1994年11月5日発行、「超LSIメモ
リ」P85〜P87に記載があり、ここには、例えば以
下のような1トランジスタ形のメモリセルの読み出し動
作について説明されている。
【0003】まず、メモリセルの読み出しに先立ってプ
リチャージ動作を行う。これは、データ線の電位を所定
の電圧(プリチャージ電圧)値に初期設定する動作であ
り、このプリチャージ電圧は、メモリセルのキャパシタ
に書き込もうとする高い電圧(VDD)と低い電圧(0)
との中間値に設定する方式、すなわち、VDD/2プリチ
ャージ方式が一般的である。このプリチャージ動作は、
プリチャージクロックでオンすることにより行われ、プ
リチャージ電圧は、クロックがオフになるとデータ線寄
生容量にフローティング状態で保持される。
【0004】続いて、読み出し動作を行う。すなわち、
選択したいメモリセルのトランスファMOS・FETの
ゲート電極が接続されたワード線に選択のためのパルス
電圧を印加する。すると、選択されたメモリセルのキャ
パシタの情報電圧に応じた信号電圧がプリチャージ電圧
に重畳され正負の形でデータ線に現れる。
【0005】この信号電圧は、データ線上のセンスアン
プで検出され増幅される。このアンプは、プリチャージ
電圧(VDD/2)を参照電圧として動作する。すなわ
ち、検出された信号電圧がプリチャージ電圧(VDD/
2)よりも高ければ“High(以下、Hと略す)”の
情報、低ければ“Low(以下、Lと略す)”の情報と
判断する。この情報に対応した増幅電圧を列選択スイッ
チを列選択信号でオンにして外部に出力することによっ
て読み出しを完了する。
【0006】この際、選択ワード線上の全ての非選択メ
モリセルの情報もそれぞれのデータ線に読み出され、そ
れぞれのアンプで増幅されている。そして、ワードパル
スが印加されると、そのワード線上の全てのメモリセル
の情報が破壊されてしまう。メモリセルのキャパシタの
容量がデータ線寄生容量に比べて小さいため、VD また
は0であったセル蓄積ノードは、その情報電圧とは無関
係なプリチャージ電圧に充電されてしまうからである。
すなわち、情報が破壊されたのと等しい。
【0007】そこで、全てのデータ線にセンスアンプを
設け、これらのセンスアンプで同時に信号電圧をVDDま
たは0に増幅し、それぞれのメモリセルに再書き込みし
なければならない。従って、読み出し動作時には、選択
ワード線上の全てのメモリセルに対して微小信号の読み
出し、増幅および再書き込みといった一連の動作が並列
に行われ、その中の選択したいメモリセルに対応したデ
ータ線の情報だけが読み出し情報として外部に取り出さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に読み出し時におけるデータ線をVDD/2にプリチャー
ジする方式においては、以下のような問題があることを
本発明者は見出した。
【0009】すなわち、メモリセル領域内に著しく情報
保持時間の短いビットが生じるので、その情報保持時間
の短いビットに合わせて、情報が損なわれないようにリ
フレッシュ時間を短くしなければならず、半導体集積回
路装置の低消費電力化を阻害するという問題である。
【0010】これは、上記技術の場合、読み出しに際し
て参照電圧(メモリセルのキャパシタにおける電圧の高
低を判断するための基準電圧)となるプリチャージ電圧
を、そのキャパシタに書き込もうとする高い電圧と低い
電圧との中間値としているが、本発明者の検討した結果
によれば、“H”情報が記憶されたメモリセル側のリー
ク電流の方が、“L”情報が記憶されたメモリセル側の
リーク電流よりも大きいため、判断基準を“H”および
“L”の電位の中間値としたのでは“H”側のメモリセ
ルの情報保持時間の方が“L”側のメモリセルの情報保
持時間よりも著しく短くなることに起因している。
【0011】このような対策として本発明者の検討によ
れば、半導体結晶表面の品質を上げたり、ダメージの少
ないプロセスを採用したりする等、主としてプロセスに
よる対策によってリーク電流が少なくなるようにしてい
るが、素子や配線の微細化等に伴いプロセスだけでは充
分な対応がとれない場合が生じることが考えられ、消費
電力の少ないデバイスの開発が要求される中にあって如
何にしてDRAMのメモリセルにおける情報保持時間を
長くするかが重要な課題となっている。
【0012】本発明の目的は、DRAMを有する半導体
集積回路装置のメモリセルにおける情報保持時間を長く
することのできる技術を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、DRAMを有する半
導体集積回路装置の消費電力を低減することのできる技
術を提供することにある。
【0014】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0016】本発明の半導体集積回路装置のデータ処理
方法は、DRAMを備える半導体集積回路装置のデータ
処理に際して、データ線に印加するプリチャージ電圧を
電源電圧以外で、かつ、電源電圧の半分以外の電圧値に
設定するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0018】図1は本発明の一実施の形態である半導体
集積回路装置の要部における回路図、図2は半導体チッ
プ内に配置された回路ブロックの説明図、図3は“H”
情報を書き込んだキャパシタの電圧変化の説明図、図4
は“L”情報を書き込んだキャパシタの電圧変化の説明
図、図5は半導体集積回路装置のメモリセル領域の要部
断面図、図6は半導体集積回路装置の周辺回路領域の要
部断面図、図7(a)は半導体集積回路装置のデータ処
理時における“H”側の信号の波形図、図7(b)は
“L”側の信号の波形図、図8はプリチャージ回路を制
御する制御信号の波形図である。
【0019】本実施の形態の半導体集積回路装置は、例
えば64MビットDRAMである。ただし、ワードビッ
ト構成はこれに限定されるものではなく種々変更可能で
ある。このDRAMが形成された半導体チップ内におけ
る主な回路ブロックを図2に示す。
【0020】半導体チップ1に配置されたメモリセル領
域Mには、複数個のメモリセルMCが図2の縦横方向に
敷き詰められている。このメモリセルMCは、“H”レ
ベルまたは“L”レベルの2値データのうち、いずれか
一方を記憶するメモリの最小単位であり、データ線DL
と、これに直交するワード線WLとの交点近傍に配置さ
れている。
【0021】このデータ線DLは、図2の横方向にm列
配置されており、個々のデータ線DLには、n個のメモ
リセルMCが電気的に接続されている。そして、このデ
ータ線DLは、図2の縦方向に延在され、センスアンプ
回路SAを介してカラムデコーダ回路CDおよびカラム
ドライバ回路CDVと電気的に接続されている。
【0022】センスアンプ回路SAは、データ線DLに
伝送された微小電圧(または電流)を検知して増幅する
回路であり、I/Oセレクタ回路SEを介してデータ出
力バッファ回路DOBおよびデータ入力バッファ回路DIB
と電気的に接続されている。
【0023】I/Oセレクタ回路SEは、データの入力
と出力とを切り換える回路である。
【0024】データ出力バッファ回路DOBは、センスア
ンプ回路SAで検出され読み出されたメモリセルの信号
を途中の配線経路で減衰させずに外部装置に伝送できる
ように増幅するための回路であり、出力端子Dout と電
気的に接続されている。また、データ入力バッファ回路
DIBは、外部から伝送された書き込みデータの入力信号
を内部回路に合った電位に設定するための回路であり、
入力端子Dinと電気的に接続されている。
【0025】また、カラムデコーダ回路CDは、カラム
アドレスバッファ回路CBからの信号を受けて所定の1
本の列選択配線を選択する回路である。カラムアドレス
バッファ回路CBは、複数個のアドレス信号端子Aiか
ら入力された信号を内部回路に合った電位に設定するた
めの回路である。さらに、カラムドライバ回路CDV
は、カラムデコーダ回路CDからの信号により所定の1
本の列選択配線に選択パルス電圧を供給する回路であ
る。
【0026】一方、ワード線WLは、図2の縦方向にn
行配置されており、個々のワード線WLには、m個のメ
モリセルMCが電気的に接続されている。そして、この
ワード線WLは、図2の横方向に延在され、ロウデコー
ダ回路RDおよびロウドライバ回路RDVと電気的に接
続されている。
【0027】ロウデコーダ回路RDは、ロウアドレスバ
ッファ回路RBからの信号を受けて所定の1本のワード
線WLを選択する回路である。カラムアドレスバッファ
回路CBは、複数個のアドレス信号端子Aiから入力さ
れた信号を内部回路に合った電位に設定するための回路
である。さらに、ロウドライバ回路RDVは、ロウデコ
ーダ回路RDからの信号により所定の1本のワード線W
Lに選択パルス電圧を供給する回路である。
【0028】なお、図2中のRASはロウアドレススト
ローブ端子、CASはカラムアドレスストローブ端子、
WEはライトイネーブル端子、VDD1 は電源電圧端子、
VSS1 は接地電圧端子である。このようなDRAMの電
源電圧は、例えば3.3V程度、接地電圧は、例えば0V
程度である。
【0029】次に、半導体集積回路装置の要部回路図を
図1に示す。センスアンプ回路SAは、例えばCMOS
(Complimentary MOS)センスアンプが使用されている。
すなわち、このセンスアンプ回路SAは、nチャネル形
のMOS・FET(以下、単にnMOSという)QANと
pチャネル形のMOS・FET(以下、単にpMOSと
いう)QAPとからなり、図1の上下に隣り合う2本のデ
ータ線DL(DL0,DL1,DL2,DL3 、・・・DLn-
2,DLn-1)間に電気的に接続されている。このnMOS
QANおよびpMOSAPは互いに対称的な動作をするよう
になっている。
【0030】列選択回路YSは、カラムデコーダ回路C
Dから列選択配線YLに伝送された信号およびI/Oセ
レクタ回路SE(図2参照)から信号配線I/Oに伝送
された信号に基づいて所定のデータ線DLを選択する回
路であり、2個のnMOSQY1, QY2が互いのゲート電
極を接続した状態で図1の上下に隣り合う2本のデータ
線DL間に電気的に接続されている。
【0031】データ線分離スイッチ回路DS1,DS2
は、図1の左右のデータ線DLを分離し、その左右のい
ずれか一方のメモリセル領域Mを選択するための回路で
あり、それを構成する分離用のnMOSQDS1,QDS2 の
ゲート電圧は、信号配線ISO1,ISO2 に伝送される信号に
よって、非選択時にはVSS(0V)、選択時には昇圧電
圧VDH(VDD+ しきい電圧(VTH)以上)に設定される
ようになっている。
【0032】プリチャージ回路PRは、DRAMのデー
タ読み出し等のようなデータ処理に際して、データ線D
Lにプリチャージ電圧を印加するための回路であり、充
電用のnMOSQPR1 〜QPR4 と、スイッチ用のnMO
S(スイッチ回路)QPS1,QPS2 とを有している。
【0033】nMOS(電源電圧充電回路)QPR1 は、
データ線DLを電源電圧VDDに充電するための回路部で
ある。また、nMOS(接地電圧充電回路)QPR2 〜Q
PR4は、データ線DLを接地電圧VSSに充電するための
回路部である。さらに、nMOSQPS1,QPS2 は、1つ
のデータ線DLに印加される電圧を電源電圧からそれよ
りも低い電圧値に降圧するための回路部である。そし
て、これら回路部によって1つのデータ線DLとn−1
本のデータ線DLとを接続し、プリチャージ電圧をVDD
/nに設定することが可能となっている。
【0034】このnMOSQPR1 〜QPR4 およびnMO
SQPS1,QPS2 は、信号配線PRL1,PRL2 を介して
制御回路PRSに電気的に接続されており、これによっ
て動作が制御されている。制御回路PRSでは、ロウア
ドレスストローブ信号(ワード線WL選択時のクロック
信号)に同期して信号配線PRL1,PRL2 に所定の信
号を伝送してnMOSQPR1 〜QPR4 およびnMOSQ
PS1,QPS2 を動作させるようになっている。
【0035】ところで、本実施の形態では、そのプリチ
ャージ電圧をVP で表すとすると、を、例えば0<VP
<VDD/2に設定できるようになっている。VDDは電源
電圧を意味する。これにより、本実施の形態では、プリ
チャージ電圧VP の電位をVDD/2よりも下げた分、
“H”情報の書き込まれたメモリセルMCの“H”電位
と参照電位との差を大きくとることができ、そのメモリ
セルMCの電荷量を見かけ上増やすことができるので、
たとえ“H”情報の書き込まれたメモリセルMC側での
リーク電流が大きくても、そのメモリセルMCの情報保
持時間を長くすることが可能となっている。
【0036】ここで、プリチャージ電圧を0<VP <V
DD/2とした場合におけるメモリセルMC(図2参照)
のキャパシタの電圧変化を図3および図4に示す。な
お、図3は“H”情報が書き込まれたキャパシタの電圧
変化を示し、図4は“L”情報が書き込まれたキャパシ
タの電圧変化を示している。そして、図3および図4に
おいて電位VDL,oがプリチャージ電圧に等しいとする。
【0037】本実施の形態では、図3に示すように、プ
リチャージ電圧VP を0<VP <VD /2としているの
で、基準電位をVDD/2にする場合に比べて“H”の電
位(=VDD)と基準の電位VDL,oとの差が大きくなり、
“H”側における信号電荷量が見かけ上増えることが判
る。
【0038】ただし、図4に示すように、“L”側で
は、基準電位をVDD/2にする場合に比べて“L”の電
位(=0)と基準の電位VDL,oとの差が小さくなり、信
号電荷量が減るが、“L”側ではリーク電流が少ないの
で考慮することもない。
【0039】ここで、メモリセルMC(図2参照)にお
ける“H”側の情報保持時間tref,H および“L”側の
情報保持時間tref,L は、メモリセルMC(図2参照)
のデータ蓄積電極の電圧がリーク電流(IH,IL)により
情報書き込み直後の電圧(VDDまたは0)から参照電圧
(VDL,0、すなわち、プリチャージ電圧)になるまでの
時間である。
【0040】したがって、リーク電流の電圧依存性を考
慮しない場合は、“H”および“L”の各々の情報保持
時間tref,H およびtref,L(絶対値)を、次のように表
すことができる。
【0041】すなわち、tref,H= (Q(VDD)−Q(V
DL,0))/IH であり、tref,L=(Q(0)−Q(VDL,0))
/IL である。ここで、QはメモリセルMC(図2参
照)のキャパシタに蓄えられる電荷量であり、ゲート電
圧をVg 、蓄積ノードの電圧をVs とすると、Q=Cs
(Vs −Vg)であるから、情報保持時間tref,H および
tref,L は、次のように表すことができる。なお、Cs
はキャパシタの容量を示している。
【0042】すなわち、tref,H=(Cs(VDD−VDL,0))
/IH であり、tref,L=(Cs ×VDL,0)/IL であ
る。この式の分子が信号電荷量であり、分母がリーク電
流である。この式から、参照電圧(=プリチャージ電
圧)を0<VDL,0<VDD/2とすることにより、“H”
側の情報保持時間が長くなることが判る。
【0043】次に、半導体集積回路装置のメモリセル領
域および周辺回路領域の要部断面図を図5および図6に
示す。
【0044】半導体チップ1を構成する半導体基板2s
は、例えばp- 形のシリコン(Si)単結晶からなり、
その上部には、例えば二酸化シリコン(SiO2)からな
る素子分離用のフィールド絶縁膜3が形成されている。
【0045】メモリセル領域Mにおける半導体基板2s
の上部には、pウエルPW1 が形成されている。このp
ウエルPW1 には、例えばp形不純物のホウ素が導入さ
れている。そして、このpウエルPW1 上には、上記し
たメモリセルMCが形成されている。このメモリセルM
Cは、1つのトランスファMOS・FET(以下、トラ
ンスファMOSという)4と1つのキャパシタ5とから
構成されている。
【0046】トランスファMOS4は、半導体基板2s
の上部に互いに離間して形成された一対の半導体領域4
a, 4bと、半導体基板2s上に形成されたゲート絶縁
膜4cと、ゲート絶縁膜4c上に形成されたゲート電極
4dとを有している。
【0047】半導体領域4a, 4bは、トランスファM
OS4のソース・ドレイン領域を形成するための領域で
あり、この半導体領域4a, 4bには、例えばn形不純
物のリンまたはヒ素(As)が導入されている。なお、
この半導体領域4a, 4bの間にトランスファMOS4
のチャネル領域が形成されている。
【0048】ゲート絶縁膜4cは、例えばSiO2 から
なる。また、ゲート電極4dは、例えば低抵抗ポリシリ
コンからなる。ただし、ゲート電極4dは、低抵抗ポリ
シリコンの単体膜で形成されることに限定されるもので
はなく、例えば低抵抗ポリシリコン膜上にシリサイド膜
を堆積した積層膜で形成しても良い。このゲート電極4
dは、上記したワード線WLの一部でもある。なお、ゲ
ート電極4dの上面および側面は、例えばSiO2 から
なるキャップ絶縁膜6aおよびサイドウォール6bによ
って被覆されている。このようなトランスファMOS4
は、層間絶縁膜7aによって被覆されている。この層間
絶縁膜7aは、例えばSiO2 からなる。
【0049】キャパシタ5は、例えば積層キャパシタが
採用されており、下部電極5aと、上部電極5bと、そ
れらの間に挟まれたキャパシタ絶縁膜5cとから構成さ
れている。
【0050】下部電極5aは、例えば低抵抗ポリシリコ
ンからなり、層間絶縁膜7aに穿孔された接続孔8aを
通じてトランスファMOS4の一方の半導体領域4aと
電気的に接続されている。また、上部電極5bは、例え
ばタングステン等のような金属膜からなり、所定の配線
と電気的に接続されている。さらに、キャパシタ絶縁膜
5cは、例えば酸化タンタル(Ta2 5)等のような比
較的誘電率の高い絶縁膜からなり、その厚さは、例えば
3nm程度である。
【0051】一方、周辺回路領域Pにおける半導体基板
2sの上部には、pウエルPW2 およびnウエルNW1
が形成されている。このpウエルPW2 には、例えばp
形不純物のホウ素が導入されている。また、nウエルN
W1 には、例えばn形不純物のリンまたはAsが導入さ
れている。そして、このpウエルPW2 上およびnウエ
ルNW1 上には、例えばnMOSQnおよびpMOSQ
pが形成されている。
【0052】これらのnMOSQnおよびpMOSQp
によって、センスアンプ回路SA、カラムデコーダ回路
CD、カラムドライバ回路CDV、ロウデコーダ回路R
D、ロウドライバ回路RDV、I/OセレクタSE回
路、データ入力バッファ回路DIB、データ出力バッファ
回路DOBおよび電源回路等のような周辺回路が形成され
ている。
【0053】nMOSQnは、pウエルPW2 の上部に
互いに離間して形成された一対の半導体領域9a, 9b
と、半導体基板2s上に形成されたゲート絶縁膜9c
と、ゲート絶縁膜9c上に形成されたゲート電極9dと
を有している。
【0054】半導体領域9a, 9bは、nMOSQnの
ソース・ドレイン領域を形成するための領域であり、こ
の半導体領域9a, 9bには、例えばn形不純物のリン
またはAsが導入されている。なお、この半導体領域9
a, 9bの間にnMOSQnのチャネル領域が形成され
ている。
【0055】ゲート絶縁膜9cは、例えばSiO2 から
なる。また、ゲート電極9dは、例えば低抵抗ポリシリ
コンからなる。ただし、ゲート電極9dは、低抵抗ポリ
シリコンの単体膜で形成されることに限定されるもので
はなく、例えば低抵抗ポリシリコン膜上にシリサイド膜
を堆積した積層膜で形成しても良い。
【0056】なお、ゲート電極9dの上面および側面に
は、キャップ絶縁膜6aおよびサイドウォール6bが形
成されている。これらは、共に、例えばSiO2 からな
る。
【0057】pMOSQpは、nウエルNW1 の上部に
互いに離間して形成された一対の半導体領域10a, 1
0bと、半導体基板2s上に形成されたゲート絶縁膜1
0cと、ゲート絶縁膜10c上に形成されたゲート電極
10dとを有している。
【0058】半導体領域10a, 10bは、pMOSQ
pのソース・ドレイン領域を形成するための領域であ
り、この半導体領域10a, 10bには、例えばp形不
純物のホウ素が導入されている。なお、この半導体領域
10a, 10bの間にpMOSQpのチャネル領域が形
成されている。
【0059】ゲート絶縁膜10cは、例えばSiO2
らなる。また、ゲート電極10dは、例えば低抵抗ポリ
シリコンからなる。ただし、ゲート電極10dは、低抵
抗ポリシリコンの単体膜で形成されることに限定される
ものではなく、例えば低抵抗ポリシリコン膜上にシリサ
イド膜を堆積した積層膜で形成しても良い。
【0060】なお、ゲート電極10dの上面および側面
には、キャップ絶縁膜6aおよびサイドウォール6bが
形成されている。これらは、共に、例えばSiO2 から
なる。
【0061】このような半導体基板2s上には、例えば
SiO2 からなる層間絶縁膜7b〜7dが堆積されてお
り、これによって、上記したメモリセルMC、nMOS
QnおよびpMOSQpが被覆されている。層間絶縁膜
7b, 7cは、例えばSiO2 からなり、層間絶縁膜7
dは、例えばBPSG(Boro Phospho Silicate Glass)
からなる。
【0062】メモリセル領域Mおよび周辺回路領域Pに
おいて、層間絶縁膜7dの上面には、例えばアルミニウ
ム(Al)−Si−銅(Cu)合金からなる第1層配線
11a, 11bが形成されている。
【0063】メモリセル領域Mにおける第1層配線11
aは、上記したデータ線DLであり、層間絶縁膜7a〜
7dに穿孔された接続孔8b内の導体膜11a1 を通じ
てトランスファMOS4の半導体領域4bと電気的に接
続されている。なお、導体膜11a1 は、例えばタング
ステン等からなる。
【0064】また、周辺回路領域Pにおける第1層配線
11bは、層間絶縁膜7b〜7dに穿孔された接続孔8
c内の導体膜11b1 を通じてnMOSQnおよびpM
OSQpの半導体領域9a, 10aと電気的に接続され
ている。なお、導体膜11b1 は、例えばタングステン
等からなる。
【0065】このような第1層配線11a, 11bは、
例えばSiO2 からなる層間絶縁膜7eによって被覆さ
れている。メモリセル領域Mおよび周辺回路領域Pにお
いて、その層間絶縁膜7eの上面には、例えばAl−S
i−Cu合金からなる第2層配線12a, 12bが形成
されている。第2層配線12bは、層間絶縁膜7eに穿
孔された接続孔8cを通じて第1層配線11bと電気的
に接続されている。
【0066】層間絶縁膜7e上には、例えばSiO2
らなる層間絶縁膜7fが堆積されており、これによっ
て、第2層配線12a, 12bが被覆されている。メモ
リセル領域Mおよび周辺回路領域Pにおいて、その層間
絶縁膜7f上には、第3層配線13a, 13bが形成さ
れている。
【0067】この第3層配線13a, 13bは、例えば
タングステンからなる導体膜13a1,13b1 上に、A
l−Si−Cu合金からなる導体膜13a2,13b2 お
よびタングステンからなる導体膜13a3,13b3 が堆
積されて形成されている。第3層配線13bは、層間絶
縁膜7fに形成された接続孔8dを通じて第2層配線1
2bと電気的に接続されている。
【0068】層間絶縁膜7f上には、例えばSiO2
またはSiO2 膜上に窒化シリコン膜を堆積してなる表
面保護膜14が堆積されており、これによって第3層配
線13a, 13bが被覆されている。
【0069】次に、本実施の形態の半導体集積回路装置
の読み出し動作を図1、図2、図7および図8によって
説明する。なお、図7(a),(b)は選択メモリセルM
Cおよび非選択メモリセルMCにおける読み出し動作時
の各信号波形を示している。この図7でCsはキャパシ
タ5の容量を示し、φA はセンスアンプ回路SAにおけ
るクロック信号、φY0は列選択信号およびφP はプリチ
ャージクロック信号を示している。また、図8はデータ
読み出し時における信号配線PRL1,PRL2の信号波
形を示している。
【0070】まず、メモリセルMCの情報の読み出し動
作に先立ってプリチャージ動作を行う。この動作は、デ
ータ線DLの電位をプリチャージ電圧値に初期設定する
動作であり、プリチャージクロックでオンすることによ
り行われ、そのクロックがオフするとプリチャージ電圧
はデータ線寄生容量にフローティング状態で保持され
る。
【0071】この際、本実施の形態では、プリチャージ
電圧VP を0<VP <VDD/2に設定する。その方法と
しては、まず、nMOSQPR1,QPR2(図1参照)を制御
回路PRSからの信号によってオンすることにより、所
定一本のデータ線DL0 に電源電圧VDDを充電し、デー
タ線DL1 〜DLn-1 に接地電圧VSSを充電する(図8
の期間T1)。
【0072】続いて、nMOSQPS1,QPS2 を制御回路
PRSからの所定のタイミングの信号によって動作させ
ることにより、その所定一本のデータ線DLと他のn−
1本のデータ線DLとを短絡する(図8の期間T2)。こ
れにより、プリチャージ電圧VP をVDD/n に設定する
ことが可能となる。
【0073】続いて、メモリセルMCの情報の読み出し
動作を行う。すなわち、選択したいメモリセルMCのト
ランスファMOS4のゲート電極4dが接続されたワー
ド線WLに選択のためのパルス電圧を印加する。する
と、選択されたメモリセルMCのキャパシタ5の情報電
圧に応じた微小な信号電圧がプリチャージ電圧VP に重
畳され正負の形でデータ線に現れる。
【0074】この微小な信号電圧は、データ線DL上の
センスアンプ回路SAで検出され増幅される。このセン
スアンプ回路SAは、プリチャージ電圧VP(VDD/n)を
参照電圧として動作する。すなわち、センスアンプ回路
SAでは、検出された信号電圧がプリチャージ電圧VP
(VDD/n)よりも高ければ“H”の情報と判断し、低け
れば“L”の情報と判断する。
【0075】したがって、本実施の形態では、プリチャ
ージ電圧VP の電位をVDD/2よりも下げた分、“H”
情報の書き込まれたメモリセルMCの“H”電位と参照
電位との差を大きくとることができ、そのメモリセルM
Cの電荷量を増やすことができるので、たとえ“H”情
報の書き込まれたメモリセルMC側でのリーク電流が大
きくても、“H”情報の書き込まれたメモリセルMCの
情報保持時間を長くすることが可能となっている。
【0076】この結果、メモリセル領域M全体における
メモリセルMCの情報保持時間を長くすることができる
ので、リフレッシュ時間を長くすることが可能となる。
このため、リフレッシュ回数を低減することができるの
で、DRAMの消費電力を低減することが可能となって
いる。
【0077】その後、このようにしてセンスアンプ回路
SAで検出され増幅された“H”情報または“L”情報
の信号電圧を列選択信号でオンにして外部に出力し、読
み出し動作を完了する。
【0078】この際、選択されたワード線WL上の全て
の非選択メモリセルMCの情報もそれぞれのデータ線D
Lに読み出され、それぞれのセンスアンプ回路SAで増
幅されている。このため、ワードパルスが印加される
と、そのワード線WL上の全てのメモリセルMCの情報
が破壊されてしまう。
【0079】これはメモリセルMCのキャパシタ5の容
量がデータ線寄生容量に比べて小さいため、VDDまたは
零(0)であったセル蓄積ノードがその情報電圧とは無
関係なプリチャージ電圧VP に充電されてしまうからで
ある。すなわち、情報が破壊されたのに等しくなる。
【0080】そこで、全てのデータ線DLにセンスアン
プ回路SAを設け、これらのセンスアンプ回路SAで同
時に信号電圧をVDDまたは零(0)に増幅し、それぞれ
のメモリセルMCに再書き込みしなければならない。し
たがって、読み出し動作時には、選択されたワード線W
L上の全てのメモリセルMCに対して微小信号の読み出
し、増幅および再書き込みといった一連の動作が並列に
行われ、その中の選択したいメモリセルMCに対応した
データ線DLの情報だけを読み出し情報として外部に取
り出す。
【0081】このように本実施の形態によれば、以下の
効果を得ることが可能となる。
【0082】(1).プリチャージ電圧VP を0<VP <V
DD/2とすることにより、“H”情報の書き込まれたメ
モリセルMCにおけるキャパシタ5の電荷量を見かけ上
増やすことができるので、リーク電流が大きくても
“H”側のメモリセルMCにおけるキャパシタ5の情報
保持時間をVDD/2プリチャージ方式よりも最大で2倍
程度まで長くすることが可能となる。
【0083】(2).上記(1) により、メモリセル領域M全
体におけるメモリセルMCの情報保持時間を長くするこ
とができるので、DRAMのリフレッシュ時間を長くす
ることが可能となる。このため、リフレッシュ回数を低
減することができるので、DRAMの消費電力を低減す
ることが可能となる。
【0084】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0085】例えば前記実施の形態においては、プリチ
ャージ電圧VP を0<VP <VDD/2とした場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、例えば
プリチャージ電圧VP をVDD/2<VP <VDDとしても
良い。これは、“L”情報を記憶したメモリセルのリー
ク量が大きい場合に適用する方式である。この場合は、
“L”側の信号電荷量を見かけ上増やすことができ、
“L”側の情報保持時間をVDD/2プリチャージ方式よ
りも最大で2倍程度まで長くすることが可能となる。
【0086】また、プリチャージ電圧の設定方法は前記
実施の形態に限定されるものではなく、例えば図9に示
すように、プリチャージ回路PRにプリチャージ電圧を
設定するための基準電圧発生回路15を設け、それによ
って所定のデータ線DLにおけるプリチャージ電圧VP
を0<VP <VDD/2またはVDD/2<VP <VDDに設
定するようにしても良い。
【0087】また、前記実施の形態においては、通常の
単体の半導体からなる基板を半導体基板とした場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、例え
ば図10および図11に示すように、その半導体基板と
してSOI基板2soi を用いても良い。このSOI基板
2soi は、半導体基板2soi1上に絶縁層2soi2を介して
半導体層2soi3が設けられて構成されている。半導体層
2soi3はメモリセル等のような素子が形成される層であ
る。なお、フィールド絶縁膜3の下部はSOI基板2so
i の絶縁層2soi2に達する程度までに及んでいる。
【0088】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその属する技術分野であるDRAM技術
に適用した場合について説明したが、それに限定される
ものではなく、例えば同一半導体基板上にDRAMおよ
び論理回路を設けた論理付きの半導体メモリ技術等にも
適用できる。本発明は、少なくともDRAMを有する半
導体集積回路装置に適用できる。
【0089】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0090】すなわち、本発明によれば、DRAMのメ
モリセルの情報読み出しに際して参照電圧となるプリチ
ャージ電圧を“H”側および“L”側のリーク電流の大
小に応じて電源電圧の半分の値以外にすることに設定す
ることにより、リーク電流の大きい側のメモリセルの電
位と参照電位との差を大きくとることができ、そのメモ
リセルの電荷量を見かけ上増やすことができるので、メ
モリセルの情報保持時間を長くすることが可能となる。
【0091】例えば“H”情報の記憶されたメモリセル
のリーク電流が大きい場合には、プリチャージ電圧を0
<プリチャージ電圧<電源電圧/2とすることにより、
“H”側のメモリセルにおけるキャパシタの電荷量を見
かけ上増やすことができるので、リーク電流が大きくて
も“H”側のメモリセルにおけるキャパシタの情報保持
時間を長くすることが可能となる。
【0092】また、例えば“L”情報の記憶されたメモ
リセルのリーク電流が大きい場合には、プリチャージ電
圧を電源電圧/2<プリチャージ電圧<VD とすること
により、“L”側のメモリセルにおけるキャパシタの電
荷量を見かけ上増やすことができるので、リーク電流が
大きくても“L”側のメモリセルにおけるキャパシタの
情報保持時間を長くすることが可能となる。
【0093】この結果、メモリセル領域全体におけるメ
モリセルの情報保持時間を長くすることができるので、
リフレッシュ時間を長くすることが可能となる。このた
め、リフレッシュ回数を低減することができるので、D
RAMを有する半導体集積回路装置の消費電力を低減す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の要部における回路図である。
【図2】半導体チップ内に配置された回路ブロックの説
明図である。
【図3】“H”情報を書き込んだキャパシタの電圧変化
の説明図である。
【図4】“L”情報を書き込んだキャパシタの電圧変化
の説明図である。
【図5】半導体集積回路装置のメモリセル領域の要部断
面図である。
【図6】半導体集積回路装置の周辺回路領域の要部断面
図である。
【図7】(a)は半導体集積回路装置のデータ処理時に
おける“H”側の信号の波形図であり、(b)は“L”
側の信号の波形図である。
【図8】プリチャージ回路を制御する制御信号の波形図
である。
【図9】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路
装置の要部回路図である。
【図10】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置のメモリセル領域における要部断面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の周辺回路領域における要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ 2s 半導体基板 2soi SOI基板 2soi1 半導体基板 2soi2 絶縁層 2soi3 半導体層 3 フィールド絶縁膜 4 トランスファMOS・FET 4a, 4b 半導体領域 4c ゲート絶縁膜 4d ゲート電極 5 キャパシタ 5a 下部電極 5b 上部電極 5c キャパシタ絶縁膜 6a キャップ絶縁膜 6b サイドウォール 7a〜7f 層間絶縁膜 8a〜8c 接続孔 9a, 9b 半導体領域 9c ゲート絶縁膜 9d ゲート電極 10a, 10b 半導体領域 10c ゲート絶縁膜 10d ゲート電極 11a, 11b 第1層配線 11a1,11b1 導体膜 12a, 12b 第2層配線 13a, 13b 第3層配線 13a1,13b1 導体膜 13a2,13b2 導体膜 13a3,13b3 導体膜 14 表面保護膜 15 基準電圧発生回路 M メモリセル領域 MC メモリセル DL データ線 WL ワード線 P 周辺回路領域 SA センスアンプ回路 CB カラムアドレスバッファ回路 CD カラムデコーダ回路 CDV カラムドライバ回路 SE I/Oセレクタ回路 DOB データ出力バッファ回路 DIB データ入力バッファ回路 Din 入力端子 Dout 出力端子 Ai アドレス信号端子 RB ロウアドレスバッファ回路 RD ロウデコーダ回路 RDV ロウドライバ回路 RAS ロウアドレスストローブ端子 CAS カラムアドレスストローブ端子 WE ライトイネーブル端子 VDD1 電源電圧端子 VSS1 接地電圧端子 VDD 電源電圧 VSS 接地電圧 VP プリチャージ電圧 QAN nチャネル形のMOS・FET QAP pチャネル形のMOS・FET I/O 信号配線 YS 列選択回路 YL 列選択配線 QY1, QY2 nチャネル形のMOS・FET DS1,DS2 データ線分離スイッチ回路 QDS1,QDS2 nチャネル形のMOS・FET ISO1,ISO2 信号配線 PR プリチャージ回路 PRS 制御回路 PRL1,PRL2 信号配線 QPR1 nチャネル形のMOS・FET(電源電圧充電
回路) QPR2 〜QPR4 nチャネル形のMOS・FET(接地
電圧充電回路) QPS1,QPS2 nチャネル形のMOS・FET(スイッ
チ回路) PW1,PW2 pウエル NW1 nウエル Qn nチャネル形のMOS・FET Qp pチャネル形のMOS・FET

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DRAMを備える半導体集積回路装置の
    データ処理に際して、データ線に印加するプリチャージ
    電圧を電源電圧以外で、かつ、電源電圧の半分以外の電
    圧値に設定することを特徴とする半導体集積回路装置の
    データ処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置のデ
    ータ処理方法において、前記プリチャージ電圧を零より
    も大きく、電源電圧の半分よりも小さな値に設定するこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置のデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路装置のデ
    ータ処理方法において、前記プリチャージ電圧を零より
    も大きく、電源電圧の半分よりも小さな値に設定する際
    に、前記データ線に電源電圧を印加した後、そのデータ
    線と所定本のデータ線とを短絡する工程を有することを
    特徴とする半導体集積回路装置のデータ処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路装置のデ
    ータ処理方法において、前記プリチャージ電圧を電源電
    圧の半分よりも大きく、電源電圧よりも小さな値に設定
    することを特徴とする半導体集積回路装置のデータ処理
    方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上にDRAMを設けてなる半
    導体集積回路装置であって、前記DRAMのデータ処理
    に際してデータ線のプリチャージ電圧を電源電圧以外
    で、かつ、電源電圧の半分以外の値に設定するための回
    路部を設けたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記回路部は以下の構成を有することを特徴とす
    る半導体集積回路装置。 (a)前記データ線と他の所定本のデータ線とを接続す
    るスイッチ回路。 (b)前記データ線に電源電圧を充電する電源電圧充電
    回路。 (c)前記他の所定本のデータ線に接地電圧を充電する
    接地電圧充電回路。 (d)前記スイッチ回路、電源電圧充電回路および接地
    電圧充電回路の動作を制御する制御回路。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記データ線のプリチャージ電圧を電源電圧以外
    で、かつ、電源電圧の半分以外の値に設定するための電
    圧発生回路を設けたことを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項5、6または7記載の半導体集積
    回路装置において、前記半導体基板が絶縁層上に半導体
    層を設けてなるSOI基板であることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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