JP5094582B2 - 告知放送システムの受信機 - Google Patents
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Description
また、再生手段にて既に再生された音声情報、一般告知放送の音声情報、緊急告知放送の音声情報の順に優先的に消去して上書き録音を行うので、未再生でかつ緊急性の高い情報を残すことができ、利用者の利便性に合致した音声情報の上書き録音を行うことができる。また、緊急告知放送の音声情報、一般告知放送の音声情報、再生手段にて既に再生された音声情報の順に優先的に再生するので、未再生でかつ緊急性の高い情報を優先的に再生することができ、利用者の利便性に合致した音声情報の再生を行うことができる。
また、入力手段による音声情報の入力が可能な場合には、この入力手段による音声情報を、緊急放送より優先的に消去したり、緊急放送の方を優先的に再生することで、いわゆるボイスメモが録音されている場合であっても、利用者の利便性に合致した音声情報の記録又は再生を行うことができる。
最初に、この実施の形態に係る告知放送システムの構成を説明する。図1は本実施の形態に係る告知放送システムの構成を示すブロック図である。この図1に示すように、告知放送システム1は、センター側に配置されたセンター装置10、各住戸に配置された受信機20、及びセンター装置10から送信された信号を受信機20に送信する伝送系統40を備えて構成されている。なお、特記する構成を除き、センター装置10、受信機20、及び伝送系統40は、従来の告知放送システムと同様に構成することができる。
このうち、センター装置10は、告知放送信号を送信するものであり、特許請求の範囲における送信手段に対応する。このセンター装置10は、操作部11、表示部12、マイク13、BGM源14、メモリ15、日時回路16、送信部17、及び、制御部18を備えて構成されている。
次に、図1の受信機20について説明する。受信機20は、告知放送信号を受信するもので、特許請求の範囲における受信手段に対応する。この受信機20は、復調部21、音声切換え部22、音声記録部23、音量調整部24、アンプ25、スピーカ26、操作部27、表示部28、メモリ29、制御部30、アンテナ31、及びマイク32を備えて構成されている。
図1に戻り、伝送系統40は、ヘッドエンド41、このヘッドエンド41から各住戸の受信機20に至る伝送線路42、さらに、この伝送線路42に配置された、アンプ43、分配増幅器44、分配器46、及び保安器48を備えて構成されている。ヘッドエンド41は、センター装置10の送信部17から送信された信号を受信し、この信号をレベル増幅した上で伝送線路42に送出する増幅送信手段である。伝送線路42は、告知放送信号を送信する送信線路であり、例えば、CATV信号を伝送するCATV伝送線路(同軸ケーブル)42が用いられる。アンプ43は、伝送線路42を流れる信号を増幅する増幅手段である。分配増幅器44は、信号を増幅した上で、各住戸に向けて分配する分配増幅手段である。分配器46は、分配増幅器44にて増幅された信号を各住戸に向けて分配する分配手段である。保安器48は、各住戸に設けられ、伝送線路42に乗って受信機20に至る直流成分を制御する。
次に、このように構成された告知放送システム1における告知放送処理について説明する。最初に、センター装置10における告知放送処理について説明する。センター側の操作者は、図1のセンター装置10のマイク13及びBGM源14を用いて、任意の音声情報を入力する。この時、操作者は、操作部11を用いて、告知放送が一般放送であるか緊急放送であるかを指定し、一般放送である場合にはその放送予定日時を入力する。一般放送とは、緊急性を要しない方法であり、例えば地域のイベント情報や定期放送が該当し、緊急放送とは、緊急性を要する放送であり、例えば災害情報が該当する。また、操作者は、操作部11を用いて、受信先となる受信機20を指定する。
次に、ステップSA−6の録音処理について詳細に説明する。図4及び図5は録音処理のフローチャートである。録音制御部30aは、音声記録部23に未録音領域が存在するか否かを判定し(ステップSB−1)、当該未録音領域がある場合には(ステップSB−1,Yes)、既に録音されている音声情報を上書きすることなく、当該未録音領域に音声情報を録音して(ステップSB−11)、録音処理を修了する。
次に、図3のステップSA−8の再生処理について詳細に説明する。図7は再生処理のフローチャートである。ユーザが告知再生スイッチ27bを介して再生指示を行なった場合、再生制御部30bは、音声記録部23に録音されている音声情報の再生の優先順序を決定する。この優先順序の決定処理では、再生済みの音声情報よりも未再生の音声情報を優先的に再生する。また、これら再生済みの音声情報又は未再生の音声情報の各々の中でも、緊急告知放送の音声情報、一般告知放送の音声情報、ボイスメモの音声情報の順に、再生の優先順序が決定される。
このように本実施の形態によれば、音声記録部23に既に録音されている音声情報の種別又はスピーカ26による再生履歴に基づいて、音声記録部23に記録されている音声情報の消去の優先順序を決定するので、重要度の低い情報から消去して、重要度の高い情報を残すことができ、利用者の利便性に合致した音声情報の上書き録音を行うことができる。また、音声記録部23に既に録音されている音声情報の種別又はスピーカ26による再生履歴に基づいて、スピーカ26よる音声情報の再生順序を決定するので、重要度の低い情報の再生を後回しにして、重要度の高い情報から優先的に再生することができ、利用者の利便性に合致した音声情報の再生を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
10 センター装置
11、27 操作部
12、28 表示部
13、32 マイク
14 BGM源
15、29 メモリ
16 日時回路
17 送信部
18、30 制御部
20 受信機
21 復調部
22 音声切換え部
23 音声記録部
24 音量調整部
25、43 アンプ
26 スピーカ
27a FM放送選択スイッチ
27b 告知再生スイッチ
27c ボリュームスイッチ
27d ボイスメモスイッチ
28a 電源表示灯
28b 緊急放送表示灯
28c 一般放送表示灯
30a 録音制御部
30b 再生制御部
31 アンテナ
33 通音孔
40 伝送系統
41 ヘッドエンド
42 伝送線路
44 分配増幅器
46 分配器
48 保安器
Claims (4)
- 送信手段から送信された告知放送信号を伝送線路を介して受信して放送する告知放送システムの受信機であって、
前記告知放送信号に含まれる音声情報を所定数だけ録音可能な格納手段と、
前記告知放送信号に含まれる音声情報の前記格納手段による録音を制御する録音制御手段と、
前記格納手段にて録音された音声情報を再生する再生手段と、
前記格納手段にて録音された音声情報の前記再生手段による再生を制御する再生制御手段と、
前記格納手段に録音可能な音声情報を入力するための入力手段とを備え、
前記録音制御手段は、前記格納手段に前記所定数の音声情報が既に録音されている場合であって、前記送信手段から新規な告知放送信号を受信した場合において、当該格納手段に既に録音されている音声情報の種別又は前記再生手段による再生履歴に基づいて、前記再生手段にて既に再生された音声情報、一般告知放送の音声情報若しくは前記入力手段にて入力された音声情報、緊急告知放送の音声情報の順に優先的に消去されるように、当該格納手段に既に録音されている音声情報の消去の優先順序を決定し、当該決定した消去の優先順序に基づいて最も先に消去すべき音声情報に、当該新規な告知放送信号に含まれる音声情報を上書き録音し、又は、
前記再生制御手段は、前記格納手段に複数の音声情報が既に録音されている場合であって、音声情報の再生が所定方法で指示された場合において、前記格納手段に既に録音されている音声情報の種別又は前記再生手段による再生履歴に基づいて、緊急告知放送の音声情報、一般告知放送の音声情報若しくは前記入力手段にて入力された音声情報、前記再生手段にて既に再生された音声情報の順に優先的に再生されるように、当該格納手段に既に録音されている音声情報の再生の優先順序を決定し、当該再生の優先順序に基づいて、当該格納手段に既に録音されている音声情報の再生を行うこと、
を特徴とする告知放送システムの受信機。 - 前記録音制御手段は、前記格納手段に録音された複数の音声情報に対する前記消去の優先順序が相互に同順序である場合に、当該音声情報が前記格納手段に録音されたタイミングに基づいて、当該複数の音声情報の消去の優先順序を再決定し、又は、
前記再生制御手段は、前記格納手段に録音された複数の音声情報に対する前記再生の優先順序が相互に同順序である場合に、当該音声情報が前記格納手段に録音されたタイミングに基づいて、当該複数の音声情報の再生の優先順序を再決定すること、
を特徴とする請求項1に記載の告知放送システムの受信機。 - 前記格納手段にて消去された音声情報に関する情報を出力する消去通知手段、
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の告知放送システムの受信機。 - 前記録音制御手段は、緊急告知放送の音声情報であっても前記再生手段にて既に再生された音声情報については、未再生の緊急告知放送の音声情報よりも消去の優先順位を高くし、
前記再生制御手段は、緊急告知放送の音声情報であっても前記再生手段にて既に再生された音声情報については、未再生の緊急告知放送の音声情報よりも再生の優先順位を低くすること、
を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の告知放送システムの受信機。
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