JP5094526B2 - 複合センサ及びこれを用いた炎センサ - Google Patents

複合センサ及びこれを用いた炎センサ Download PDF

Info

Publication number
JP5094526B2
JP5094526B2 JP2008109068A JP2008109068A JP5094526B2 JP 5094526 B2 JP5094526 B2 JP 5094526B2 JP 2008109068 A JP2008109068 A JP 2008109068A JP 2008109068 A JP2008109068 A JP 2008109068A JP 5094526 B2 JP5094526 B2 JP 5094526B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
sensor
flame
sensor unit
diffusion region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008109068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009258000A (ja
Inventor
浩幸 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lapis Semiconductor Co Ltd
Original Assignee
Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lapis Semiconductor Co Ltd filed Critical Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority to JP2008109068A priority Critical patent/JP5094526B2/ja
Publication of JP2009258000A publication Critical patent/JP2009258000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5094526B2 publication Critical patent/JP5094526B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Description

本発明は、UVセンサ部とIRセンサ部を有する複合センサ及びこれを用いた炎センサに関するものである。
近年において、住宅の高層化及び高齢者の一人暮らしの増加等の観点から、建物内に火災を高感度且つ迅速に検知することができる火災警報器等の設置が重要視されている。また、平成18年6月の消防法の改正に伴い、新築住宅においても火災警報器の設置が義務付けられている。
従来から、火災警報器としては煙及び熱検知タイプの火災警報器が知られている。しかしながら、煙及び熱検知タイプの火災警報器では火災が一定以上広がらなければ火災を検知することができないため、火災の初期段階での検知が困難であるという問題点があった。また、煙及び熱検知タイプは、屋外が出火源との火災に対して、その初期段階の検知は極めて困難であるという問題点もあった。
かかる問題点を解消する方法として、炎特有の紫外線を検出する方法やかかる紫外線に加えて赤外線を検出する方法があり、これらの方法を利用した炎センサが従来から知られている(特許文献1及び2)。
特許文献1には、金属の外部光電効果及びガス倍増効果を利用するタイプの炎センサが開示されている。また、特許文献2には、異なる波長からの光を利用して炎の有無を検知する炎センサが開示されている。
特開2006−105877 特開平8−22584
特許文献1に開示された炎センサは、外部光電効果を利用することによって、波長が約200nmから280nmの紫外線(以下、UV−Cと称する)の受光の有無に応じて炎の有無を検知しているが、外部光電効果を利用する構造はコスト高、低信頼性及び消費電力が大きいという問題点がある。また、外部光電効果を利用するため所定の大きさのパッケージで覆う必要があり小型化を容易に行うことが困難であった。
特許文献2に開示された炎センサは、炎の有無を検知するためにUV−Cを検出するUV検知用光電管及び波長が約4000nmから5000nmの赤外線(以下、IR−C)を検出する光学フィルタを敷設した熱電対型センサを有している。しかしながら、2つの構造が全く異なるセンサを利用しているため、炎センサとしての小型化が困難であった。また、異なる2つのセンサを配置及び配線するため、炎センサの構造及び回路構成が制限されるという問題点もあった。
本発明は、以上の如き事情に鑑みてなされたものであり、小型化が容易であって構造及び回路構成の制限を緩和することができる複合センサ及びこれを用いた炎センサを提供する。
上述した課題を解決するために、半導体基板上の埋め込み酸化膜上に積層されたSOI層内に設けられたPN接合領域を含むUVセンサ部と、前記SOI層に設けられたN型の低濃度拡散領域と前記埋め込み酸化膜を介して前記低濃度拡散領域に対向して前記半導体基板内に設けられたN型の高濃度拡散領域とを含むIRセンサ部と、を有し、前記IRセンサ部は、前記低濃度拡散領域に接続したシリサイド領域と、前記埋め込み酸化膜を介して前記シリサイド領域に対向して前記半導体基板内に設けられたN型の追加高濃度拡散領域と、を更に有することを特徴とする複合センサが提供される。
また、前記PN接合領域を形成するP型拡散領域は、円柱状の拡散領域の複数が連なっている形状を有していても良い。
また、前記PN接合領域を形成するP型拡散領域は、半円柱状の拡散領域の複数が交互に同一方向において連なっている形状を有していても良い。
また、前記IRセンサ部は、前記低濃度拡散領域に接続したシリサイド領域と前記埋め込み酸化膜を介して前記シリサイド領域に対向して前記半導体基板内に設けられたN型の追加高濃度拡散領域と、を更に有していても良い。
また、前記UVセンサ部は、前記SOI層上にスリットを更に有していても良い。
また上述した課題を解決するために、半導体基板上の埋め込み酸化膜上に積層されたSOI層内に設けられたPN接合領域を含むUVセンサ部と、前記SOI層に設けられたN型の低濃度拡散領域と前記埋め込み酸化膜を介して前記低濃度拡散領域に対向して前記半導体基板内に設けられたN型の高濃度拡散領域とを含むIRセンサ部と、前記UVセンサ部及び前記IRセンサ部の各々から得られる受光信号に応じて炎の有無を判定する判定部と、を有し、前記IRセンサ部は、前記低濃度拡散領域に接続したシリサイド領域と、前記埋め込み酸化膜を介して前記シリサイド領域に対向して前記半導体基板内に設けられたN型の追加高濃度拡散領域と、を更に有することを特徴とする炎センサが提供される。
また、前記UVセンサ部及び前記IRセンサ部の各々は、前記受光信号を増幅する増幅部を更に含んでいても良い。
半導体基板上の埋め込み酸化膜上に積層されたSOI層内に設けられたラテラルPN接合領域を含むUVセンサ部と、前記SOI層に設けられたN型の低濃度拡散領域及び前記低濃度拡散領域に対向して前記半導体基板内に設けられたN型の高濃度拡散領域を含むIRセンサ部とを有する故、小型化が容易であって構造及び回路構成の制限を緩和することができる複合センサを提供することができる。
また、前記複合センサに炎の有無を判定する判定部を更に加えることによって、小型化が容易であって構造及び回路構成の制限を緩和することができる炎センサを提供することができる。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、図1を参照しつつ、本発明の実施例としての炎センサ10の構成について詳細に説明する。
炎センサ10は、SOI(Silicon On Insulator)基板11に受光した光からUV−Cを検出するためのUV受光部12が形成されている。UV受光部12には隣接してUV増幅部13が形成されている。UV受光部12及びUV増幅部13からUVセンサ部14が構成されている。また、炎センサ10は、SOI基板11に受光した光からIR−Cを検出するためのIR受光部15が形成されている。IR受光部15には隣接してIR増幅部16が形成されている。IR受光部15及びIR増幅部16からIRセンサ部17が構成されている。更に、UVセンサ部14及びIRセンサ部17から、受光する光からUV−C及びIR−Cを検出する複合センサ18が構成されている。なお、UVセンサ部14とIRセンサ部17とは、素子分離領域(図示せず)によって電気的に素子分離されていても良い。また、各受光部及び各増幅部についても、後述するSOI層内おいて素子分離されていても良い。
UVセンサ部14及びIRセンサ部17には、UVセンサ部14からのUV受光信号とIRセンサ部17からのIR受光信号とから炎の有無を判定する判定部19が接続されている。判定部19についてもSOI基板11に形成されている。判定部19は炎を検知した場合に炎の検知信号を出力するための出力端子(図示せず)が設けられている。
上述した構成によって、本発明の実施例における炎センサ10は、受光した光から炎の特有の波長であるUV−C及びIR−Cを検出して炎の有無を判別し、炎を検知した場合に炎の検知信号を出力することを可能としている。
次に、図2(a)、(b)を参照しつつ、本発明の実施例としての炎センサ10のUV受光部12の構造について詳細に説明する。
図2(a)に示されているように、SOI基板11は低濃度のP型の半導体基板21、半導体基板21上に形成された埋め込み酸化膜22及び埋め込み酸化膜上に形成されたSOI層23から構成され、半導体基板21とSOI層23とは埋め込み酸化膜22によって絶縁分離されている。ここで、SOI基板11の厚さ方向をZ軸方向と定義し、UV受光部12の長辺方向をX軸方向と定義することとする。SOI層23上には、Z軸方向に所定の距離だけ離間してスリット24が設けられている。スリット24は、SOI層23に到達する光を所定以下の波長に限定(すなわち、所定以上の波長を遮蔽)するために設けられている。
SOI層23にはN型拡散領域25(以下、N領域25と称する)と高濃度のP型拡散領域26(以下、P+領域26と称する)が交互に形成されている。また、N領域25とP+領域26とによってラテラルPN接合領域を含むラテラル型のダイオードが形成されている。
ここで、UV受光部12はSOI層23の厚さが薄いほど波長の短い光に感度を有することから、SOI層23の厚さはUV−Cより長い波長であるUV−A(波長:320から400nm)及びUV−B(波長:280から320nm)に感度を有さない厚さであることが望ましい。従って、SOI層23の厚さがUV−Cのみに感度を有する厚さに調整された場合には、スリット24を設けずに直接的に光が照射されても良い。具体的には、UV−Cの波長選択性を向上させるために、ベール法則に基づき約数nmから30nmの膜厚に設定しても良い。なお、SOI層23に形成される受光面を覆うべく、透明な保護膜(図示せず)をSOI層23上に形成しても良い。
図2(b)に示されているように、SOI層23内にP型の不純物を複数回に別けて打つ込むことによって、SOI層23の埋め込み酸化膜22と平行な平面内(すなわち、X−Y平面内)におけるP+領域26は、円状の複数のP型の拡散領域が連なっている形状を有していることとなる。すなわち、P+領域26は円柱状のP型の拡散領域が連なって形成されている。ここで、X軸に垂直であるUV受光部12の短辺方向をY軸方向と定義することとする。
また、N領域25とP+領域26とによって形成される空乏層(図示せず)の広がり範囲を約40nmとなるようにP+領域26の不純物濃度を調整及びP+領域26のX軸方向の幅を決定することが望ましい。かかる40nmが望ましい理由としては、電磁波を遮蔽する金網のメッシュ幅が波長の約1/7であることが知られており、UVセンサ部12で検出を行う波長はUV−Cの波長である約280nmであることから、その1/7の値として約40nmが算出されるからである。ここで、約1/7としたが、これは検出した電気出力を増幅するアンプの分解能によって左右される。さらに、蛍光灯や白色LEDなどを単一の紫外線センサで検出する目的とする場合には、蛍光灯や白色LEDは340nm以下の波長を出さないものとして、広がり範囲を40〜49nmと設定することも可能である。また、高分解能のアンプを用いる場合には高いフィルタ特性を得るために波長の1/7以下にする必要があり、そのために空乏層の広がりを10〜40nmの範囲で設定する場合もある。
X軸方向における空乏層の広がりは、P+領域26の不純物濃度の調整及びP+領域26のX軸方向の幅の決定から所望の広がりに調整することが可能である。しかしながら、P+領域26が矩形の場合においてはY軸方向においてはX軸方向よりもその幅が長いため、X軸方向と同等の空乏層の広がりとすることは一般には困難である。そこで、上述したようにP+領域26のX−Y平面の形状を円状の拡散領域が複数連なる形状とすることによって、Y軸方向における空乏層の広がりを抑えることが可能となる。このようなP+領域26のX−Y平面形状によってUV−Cを高精度で検出することができることとなる。
上述したUV−Cの検出の高精度化について、図3を参照して更に説明する。
図3は、横軸が波長λ(nm)であり、縦軸が光の透過率及び受光の感度を示している。破線グラフが従来のUVセンサと同様にP+領域26のX−Y平面形状を矩形にした場合であり、実線グラフがP+領域26のX−Y平面形状を円状の拡散領域を複数連ならせた場合を示している。破線グラフにおいてはそのピークが約280nmであり、また350nm以上の光においても感度を有することが判る。従って、従来のUVセンサと同様にした場合はY軸方向における空乏層の広がりの影響によって、所望の波長においても感度を有してしまうこととなる。一方で、実線グラフにおいてはそのピークが230nm以下であり、また350nm以上においては破線グラフと比較すると感度を殆ど有していないことがわかる。以上のことから、P+領域26のX−Y平面における形状を円状の拡散領域を複数連ねることによってUV−Cを高精度で検出することができることとなる。
また、P+領域26のX−Y平面の形状は図4に示されているように、複数の半円状の拡散領域が交互に同一方向において連なっている形状であっても良い。すなわち、図4に示された場合においてP+領域26は、半円柱状の拡散領域が交互に同一方向において連なっていることとなる。図4に示された形状は一方向(例えばX軸方向)のみにP+領域26が偏らない形状であるため、Y軸方向における空乏層の広がりを抑制することが可能となる。
なお、円状及び半円状の拡散領域の数量を多く(すなわち、円状及び半円状の半径ピッチが小さい)することによって、空乏層のY軸方向における広がりを抑制することが容易となってUV−Cを高精度で検出することができることとなる。
次に、図5を参照しつつ、UVセンサ部14の等価回路の構成の1例について詳細に説明する。
UV受光部12を構成するダイオード51のアノードは接続点T1を介して増幅回路52の負入力端子に接続されている。ダイオード51のカソードは接地電位に接続されている。増幅回路52の正入力端子は接地電位に接続され、増幅回路52の出力端子は外部出力端子Vout1に接続されている。また、増幅回路52の電源接続端子は接続点T2を介してコンデンサC01に接続され、更にコンデンサC01を介して接地電位に接続されている。例えば、コンデンサC01は10pFとしても良い。
コントロール信号入力端子(以下、CNTと称する)は、2つのNOTゲート53、54を介して接続点T3に接続され、更に、接続点T3を介してN型MOSトランジスタM1のゲートに接続されている。N型MOSトランジスタM1のドレインは接続点T1を介して増幅回路52の負入力端子に接続され、N型MOSトランジスタM1のソースは接地電位に接続されている。
また、CNTは接続点T3及びT4を介してN型MOSトランジスタM2のゲートに接続されている。N型MOSトランジスタM2のソースは接続点T2を介してコンデンサC01に接続されている。更に、CNTは接続点T4を介してN型MOSトランジスタM3のゲートに接続されている。N型MOSトランジスタM3のドレインは電源電圧VDD1に接続され、ソースは接続点T5を介して増幅回路55の電源接続端子に接続されている。
増幅回路55の出力端子はN型MOSトランジスタM2のドレインに接続されている。また、増幅回路55の負入力端子は接続点6を介して増幅回路52の出力端子に接続されている。更に、増幅回路55の正入力端子は接続点T7を介して抵抗R1、R2に接続されている。抵抗R1の接続点T7と接続された端部とは異なる端部は接続点T5に接続されている。また、抵抗R2の接続点T7と接続された端部とは異なる端部は接地電位に接続されている。例えば、抵抗R1を180kΩとし、抵抗R2を20kΩとしても良い。
なお、ダイオード51を除いた破線によって囲まれた部分がUV増幅部13を構成することとなる。
上述した構成によってUV−C検出時のUV受光信号を増幅する理由としては、UV受光部12の偏光面の偏りを少なくする観点から受光面が小さくしているため、大きなUV受光信号を発生することができないからである。
次に、図5及び図6を参照しつつ、UV増幅部の動作について説明する。図6の横軸は時間を示し、縦軸は外部出力端子Vout1におけるUV受光信号の出力電圧値及びCNTにおける信号の電圧値を示している。
先ず、ダイオード51がUV−Cを検出するとUV受光信号である電流が増幅回路52に向かって流れる。増幅回路52で所定の増幅率によって増幅されたUV受光信号が、出力電圧値として外部出力端子Vout1に送信されることとなる。この増幅されたUV受光信号が外部出力端子Vout1に送信されている状態が、図6の矢印6aによって示された期間となる。
その後、CNTからオフセット信号が入力され、N型MOSトランジスタM1、M2、M3がオン状態に移行する。かかる状態では、継続してUV−Cを検出していてもN型MOSトランジスタのドレインに電流が流れることとなり、出力電圧値は0V(すなわち、増幅後のUV受光信号は送信されていない状態)となる。かかる態が、図6の矢印6bによって示された期間である。また、N型MOSトランジスタM2、M3がオン状態に移行することから、かかる出力電圧値0Vの状態を基準状態にオフセットすることとなる。
オフセット信号が入力されてから0.01秒後にオフセット信号の入力が停止され、N型MOSトランジスタM1、M2、M3がオフ状態に移行することとなる。かかる状態において、UV−Cを検出しているとダイオード51に電荷が充電され徐々に出力電圧値が上昇し、電荷充電が完了すると一定の出力電圧値がUV受光信号として出力されることとなる。かかる状態が、図6の矢印6cによって示された期間である。
オフセット信号の入力が停止されてから約1秒後、再びオフセット信号が入力されて上述したオフセットを再度行い、その後も上述した動作を繰り返すこととなる。なお、オフセット信号の入力間隔は、1秒に限られることなくそれ以上であっても良い。また、ダイオード51の特性上から1秒以上であることが望ましい。
上述した動作を繰り返すことによって、オフセットとしての出力電圧値を0Vで安定されることができ、UV−Cを検出した場合に精度よくUV受光信号を増幅することができることとなる。
次に、図7(a)、(b)を参照しつつ、本発明の実施例としての炎センサ10のIR受光部15の構造について詳細に説明する。
図7(a)に示されているように、図2(a)で示された構造と同様に半導体基板21、埋め込み酸化膜22及びSOI層23からSOI基板11が構成されている。また、図2(a)と同様にSOI基板11の厚さ方向をZ軸方向と定義し、IR受光部15の長辺方向をX軸方向と定義することとする。更に、図7(b)においても図2(b)と同様に、X軸に垂直であるIR受光部15の短辺方向をY軸方向と定義することとする。
SOI層23には、N型の不純物がイオン注入された縮退半導体領域71が形成され、縮退半導体領域71に隣接してシリサイド領域72が形成されている。例えば、シリサイド領域72はN型の不純物と金属とからなり、縮退半導体領域71の不純物濃度より濃くても良い。縮退半導体領域71及びシリサイド領域72のX−Y平面における面積はほぼ同等であることが望ましい。これは、後述する熱輻射の発生量を同等にする必要があるからである。また、縮退半導体領域71及びシリサイド領域72は素子分離層(図示せず)又はP型拡散領域(図示せず)を間に挟むことで離間していても良い。縮退半導体領域71及びシリサイド領域72は低濃度のP拡散領域73(以下、P-領域73と称する)によって囲まれている。このとき、シリサイド領域72にかえて縮退半導体71よりも不純物濃度の濃いSOI層とすることも可能である。
縮退半導体領域71と埋め込み酸化膜22を介して半導体基板11内に、N型の不純物が縮退半導体領域71のドーズ量よりも大きくイオン注入された高濃度拡散領域74(以下、N+領域74と称する)が形成されている。ここで、N+領域74は縮退半導体領域71よりも相対的にドーズ量が大きくなっていれば良く、縮退半導体領域71はN+領域74に対して低濃度拡散領域として形成されていることとなる。なお、縮退半導体領域71及びN+領域74のドーズ量はIR−Cを検出することができる範囲にベールの法則により決定するものとする。すなわち、縮退半導体領域71によってIR−C以下の波長の光を吸収させ、IR−C以上の波長の光のみを透過させ、透過したIR−C以上の波長の光をN+領域74によって吸収させるように、各領域のドーズ量を決定する。また、N+領域74はX−Y平面においては縮退半導体領域71よりもその面積が小さいことが望ましい。これは、縮退半導体領域71の周囲おいて透過したIR−C以下の波長の光を、N+領域74において吸収させないためである。
また、シリサイド領域72と埋め込み酸化膜22を介して半導体基板内に、N型の不純物がイオン注入された追加高濃度拡散領域75(以下、N+領域75と称する)が形成されている。N+領域75は、N+領域74とほぼ同じドーズ量であっても良い。ここで、シリサイド領域72は照射される光を反射させ、SOI基板11内に光を透過させることはないが、光が照射させることによって熱輻射が発生する。かかる熱輻射をN+領域75によって検知することとなる。縮退半導体領域71に光が照射された場合にも熱輻射が発生するため、N+領域75とN+領域74とを同じドーズ量にすることによって、両領域から検出される熱輻射を同等程度にすることが可能となる。従って、IR増幅部16利用することによってN+領域74における熱輻射による受光信号を相殺することができることとなる。
次に、図8を参照しつつ、IRセンサ部17の等価回路の構成の1例について詳細に説明する。
図8に示されているように、N+領域74が抵抗R11、N+領域75が抵抗R12によって表わされる。抵抗R11は、一端が接地電位に接続され、他端が接続点T11を介して可変抵抗R13に接続されている。また、抵抗R12は、一端が接地電位に接続され、他端が接続点T12を介して可変抵抗R14に接続されている。抵抗R11及び可変抵抗R13は接続点T11を介して増幅回路81の負入力端子に接続され、抵抗R12及び可変抵抗R14は接続点T12及び接続点T13を介して増幅回路81の正入力端子に接続されている。可変抵抗13及び可変抵抗14は、接続点14及び接続点15を介して電源電圧VDD2及び増幅回路81の電源接続端子に接続されている。
増幅回路81の出力端子は、接続点T16を介して外部出力端子Vout2及び増幅回路82の正入力端子に接続されている。増幅回路82の負入力端子は、接続点T12及び接続点T13を介して抵抗R12に接続されている。また、増幅回路82の出力端子は抵抗R15に接続され、更に接続点T17を介して増幅回路81の電源接続端子及びコンデンサC02に接続されている。更に、コンデンサC02は接地電位に接続されている。例えば、コンデンサC0は10pFとしても良い。
なお、抵抗R11及び抵抗R12を除いた破線によって囲まれた部分がIR増幅部16を構成することとなる。
上述した回路構成によって、N+領域74において検出されるIR受光信号(すなわち、抵抗R11に流れる電流)から、熱輻射による熱輻射受光信号を相殺され、所定の増幅率にて増幅させたIR受光信号が出力電圧値として外部出力端子Vout2に送信されることとなる。すなわち、上述した回路構成によって抵抗R11に発生する電流量から、本来不要である熱輻射による電流量を相殺することで、IR−Cの正確な受光量を検出可能としている。
また、差分を増幅するときのノイズを低減する観点から、抵抗R11、抵抗12、可変抵抗13及び可変抵抗R14との間に数式1の関係が成立することが望ましい。
Figure 0005094526
更に、数式1の関係を保つ回路構成であれば、各抵抗の抵抗値を小さくした場合においてもノイズを低減する機能は有効であるため、各抵抗の面積を減少することが可能となる。
次に、図8及び図9を参照しつつ、IR増幅部16の動作について説明する。図9の横軸は時間を示し、縦軸は外部出力端子Vout1におけるIR受光信号の出力電圧値を示している。
燃焼物が燃え始めるとその炎は徐々に大きくなる。かかる場合に、抵抗R11には炎からのIR−Cの検出及び熱輻射に伴う電流が発生し、抵抗R12には熱輻射に伴う電流が発生することとなる。また、抵抗R11及び抵抗R12に発生する電流量が徐所に大きくなり、増幅されるIR受光信号の出力電圧値も徐々に大きくなる。かかる状態が、図9の9aによって示された期間である。すなわち、燃焼物の燃え始めはIR受光信号の出力電圧値は小さいが、徐除に出力電圧値が大きくなっている。また、炎は特有の揺らぎを有していることから、出力電圧値は増減を繰り返しながら徐々に大きくなっていく。
所定の出力電圧値に到達すると、IR受光信号の出力電圧値が上限を超え、出力電圧値は一定になる。かかる状態が、図9の9bによって示された期間である。出力電圧値が所定時間一定となると、増幅回路82、抵抗15及びコンデンサC02によってかかる上限値を基準値となるようにオフセットが行われる。かかるオフセットによって、炎の揺らぎによる出力電圧値の変化を容易に測定することができることとなり、かかる状態が図9の9cによって示された期間である。従って、IR増幅部16は炎特有の揺らぎを出力電圧値の変化として出力することができることとなる。
次に、図10を参照しつつ、判定部19における炎の有無の判定方法について詳細に説明する。
先ず、太陽光及び蛍光灯等の照明に含まれることが少ないUV−Cの検出の有無を判断する(ステップS1)。ここでは、UV−Cの量(すなわち、UVセンサ部14からの出力電圧値)の大きさに関係なく、UV−Cを検出しているか否かの判断を行う。UV−Cを検出した場合には次のステップに進み、UV−Cを検出しない場合にはENDに進む。
ステップS1においてUV−Cを検出した場合には、IR−Cの検出の有無を判断する(ステップS2)。IR−Cを検出しなければ、ステップS1で検出されたUV−Cは炎から照射されたものでないと判断されENDに進む。一方、IR−Cを検出した場合にはステップS3に進む。
ステップS2においてIR−Cを更に検出した場合には、検出したIR−Cの所定時間内の出力電圧値の変動を測定し、検出されたIR−Cが炎から照射されたものであるか否かを判断する(ステップS3)。IR−Cは炎以外にも太陽光及び蛍光灯等の照明にも含まれる波長であるが、太陽光及び蛍光灯等の照明から照射されるIR−Cはその照射量が常に一定であるため、出力電圧値の変動は見られない。一方で、炎には特有の揺らぎがあることから、かかる揺らぎによってIR−Cの出力電圧値が変動するという特性がある。従って、検出されたIR−Cの出力電圧値の最大値及び最小値から変動幅を算出し、かかる算出結果が所定の値より大きければステップS2で検出されたIR−Cは炎から照射されたものと判断することができる。例えば、IR−Cの測定期間は10秒であっても良い。10秒間でも炎の揺らぎによる出力電圧値の変動を十分に検出することができるからである。
ステップS3においてIR−Cが炎から照射されたものであると判断した場合には、炎の存在を検知したとして炎の検知信号を出力する(ステップS4)。一方で、ステップS3においてIR−Cの出力電圧値の変動が所定範囲内である場合には、IR−Cは炎以外からの照射と判断されENDに進む。
上述した判定フローから、UV−C及びIR−Cの検出を利用することで、炎の有無を正確かつ素早く判断することが可能となる。
以上のように、本実施例による炎センサ10によれば、半導体基板21上の埋め込み酸化膜22に積層されたSOI層23内に設けられたラテラルPN接合領域を含むUVセンサ部14と、SOI層23に設けられたN型の低濃度拡散領域である縮退半導体領域71及び縮退半導体領域71に対向して半導体基板21内に設けられたN+領域74を含むIRセンサ部17とを有する故、小型化が容易であって構造及び回路構成の制限を緩和することができる複合センサ18を提供することができる。
また、複合センサ18に炎の有無を判定する判定部19を更に加えることによって、小型化が容易であって構造及び回路構成の制限を緩和することができる炎センサ10を提供することができる。
本発明の実施例としての炎センサの概略構成図である。 (a)は本発明の実施例としての炎センサに含まれるUV受光部の断面図であり、(b)は本発明の実施例としての炎センサに含まれるUV受光部の平面図である。 本発明の実施例としての炎センサに含まれるUV受光部及び従来のUVセンサの構成を利用した場合の感度特性を示したグラフである。 本発明の実施例としての炎センサに含まれるUV受光部の変形例の平面図である。 本発明の実施例としての炎センサに含まれるUVセンサ部の等価回路図である。 本発明の実施例としての炎センサに含まれるUVセンサ部からの時間変化に応じた出力電圧値の変化を示したグラフである。 (a)は本発明の実施例としての炎センサに含まれるIR受光部の断面図であり、(b)は本発明の実施例としての炎センサに含まれるIR受光部の平面図である。 本発明の実施例としての炎センサに含まれるIRセンサ部の等価回路図である。 本発明の実施例としての炎センサに含まれるIRセンサ部からの時間変化に応じた出力電圧値の変化を示したグラフである。 本発明の実施例としての炎センサに含まれる判定部における炎の有無の判定フローである。
符号の説明
10 炎センサ
11 SOI基板
12 UV受光部
13 UV増幅部
14 UVセンサ部
15 IR受光部
16 IR増幅部
17 IRセンサ部
18 複合センサ
19 判定部
21 半導体基板
22 埋め込み酸化膜
23 SOI層
24 スリット
25 N型拡散領域(N領域)
26 P型拡散領域(P+領域)
71 縮退半導体領域
72 シリサイド領域
73 P型拡散領域(P-領域)
74 高濃度拡散領域(N+領域)
75 追加高濃度拡散領域(N+領域)

Claims (6)

  1. 半導体基板上の埋め込み酸化膜上に積層されたSOI層内に設けられたPN接合領域を含むUVセンサ部と、
    前記SOI層に設けられたN型の低濃度拡散領域と前記埋め込み酸化膜を介して前記低濃度拡散領域に対向して前記半導体基板内に設けられたN型の高濃度拡散領域とを含むIRセンサ部と、を有し、
    前記IRセンサ部は、前記低濃度拡散領域に接続したシリサイド領域と、前記埋め込み酸化膜を介して前記シリサイド領域に対向して前記半導体基板内に設けられたN型の追加高濃度拡散領域と、を更に有することを特徴とする複合センサ。
  2. 前記PN接合領域を形成するP型拡散領域は、円柱状の拡散領域の複数が連なっている形状を有することを特徴とする請求項1記載の複合センサ。
  3. 前記PN接合領域を形成するP型拡散領域は、半円柱状の拡散領域の複数が交互に同一方向において連なっている形状を有することを特徴とする請求項1記載の複合センサ。
  4. 前記UVセンサ部は、前記SOI層上にスリットを更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の複合センサ。
  5. 半導体基板上の埋め込み酸化膜上に積層されたSOI層内に設けられたPN接合領域を含むUVセンサ部と、
    前記SOI層に設けられたN型の低濃度拡散領域と前記埋め込み酸化膜を介して前記低濃度拡散領域に対向して前記半導体基板内に設けられたN型の高濃度拡散領域とを含むIRセンサ部と、
    前記UVセンサ部及び前記IRセンサ部の各々から得られる受光信号に応じて炎の有無を判定する判定部と、を有し、
    前記IRセンサ部は、前記低濃度拡散領域に接続したシリサイド領域と、前記埋め込み酸化膜を介して前記シリサイド領域に対向して前記半導体基板内に設けられたN型の追加高濃度拡散領域と、を更に有することを特徴とする炎センサ。
  6. 前記UVセンサ部及び前記IRセンサ部の各々は、前記受光信号を増幅する増幅部を更に含むことを特徴とする請求項5記載の炎センサ。
JP2008109068A 2008-04-18 2008-04-18 複合センサ及びこれを用いた炎センサ Active JP5094526B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008109068A JP5094526B2 (ja) 2008-04-18 2008-04-18 複合センサ及びこれを用いた炎センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008109068A JP5094526B2 (ja) 2008-04-18 2008-04-18 複合センサ及びこれを用いた炎センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009258000A JP2009258000A (ja) 2009-11-05
JP5094526B2 true JP5094526B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=41385598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008109068A Active JP5094526B2 (ja) 2008-04-18 2008-04-18 複合センサ及びこれを用いた炎センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5094526B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012137539A1 (ja) * 2011-04-06 2014-07-28 アルプス電気株式会社 紫外線センサ
ITUA20162954A1 (it) * 2016-04-28 2017-10-28 St Microelectronics Srl Dispositivo a semiconduttore per la rilevazione di radiazione ultravioletta e infrarossa e relativo metodo di fabbricazione
IT201800004621A1 (it) 2018-04-17 2019-10-17 Dispositivo optoelettronico ad elevata sensibilita' per la rilevazione di specie chimiche e relativo metodo di fabbricazione
IT201800004620A1 (it) 2018-04-17 2019-10-17 Dispositivo a semiconduttore ad elevata sensibilita' per la rilevazione di specie chimiche fluide e relativo metodo di fabbricazione

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07221341A (ja) * 1993-12-08 1995-08-18 Nikon Corp 紫外線検出用シリコンアバランシェフォトダイオード
JP3300880B2 (ja) * 1997-05-21 2002-07-08 ニッタン株式会社 炎感知器
JP2004221506A (ja) * 2002-11-22 2004-08-05 Sony Corp 固体撮像素子及びその製造方法
JP4650383B2 (ja) * 2006-09-12 2011-03-16 株式会社デンソー 紫外線検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009258000A (ja) 2009-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10209125B2 (en) Monolithic integration of ultraviolet and infrared radiation detectors and manufacturing process thereof
JP6696695B2 (ja) 光検出装置およびこれを用いた被写体検知システム
US8772722B2 (en) Temperature sensor and living body detector using temperature sensor
JP5094526B2 (ja) 複合センサ及びこれを用いた炎センサ
JP5294750B2 (ja) 二つのゲートからなるセンシングトランジスタを備えたイメージセンサー及びその駆動方法
US20180158849A1 (en) Photodiode device and method of manufacture
JPS61120466A (ja) 半導体光検出素子
WO2016013227A1 (ja) 光検出素子及び固体撮像装置
US6001667A (en) Method of manufacturing a semiconductor detector for detecting light and radiation
US20170154906A1 (en) Optical sensor having two taps for photon-generated electrons of visible and ir light
US20220254946A1 (en) Single photon avalanche diode
US10032951B2 (en) Semiconductor photosensor for infrared radiation
US6376321B1 (en) Method of making a pn-junction in a semiconductor element
JP2009238985A (ja) 半導体撮像素子およびその製造方法
Pauchard et al. Ultraviolet avalanche photodiode in CMOS technology
WO2022124019A1 (ja) フォトディテクタ、フォトディテクタアレイおよび距離測定システム
JPH0517492B2 (ja)
JP3349012B2 (ja) 半導体光検出装置
JP5619994B2 (ja) アルファ粒子検出装置
JP4443390B2 (ja) 半導体光検出装置
US20240047489A1 (en) Single photon avalanche diode
TW201924032A (zh) 紫外線受光元件以及紫外線受光元件的製造方法
JP2010278383A (ja) 光センサ回路
JP4647963B2 (ja) 炎センサ
MX2007015027A (es) Detector de silicio que extiende la sensibilidad de silicio desde 200 y hasta 1100 nm con alta eficiencia.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120821

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5094526

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350