JPH07221341A - 紫外線検出用シリコンアバランシェフォトダイオード - Google Patents

紫外線検出用シリコンアバランシェフォトダイオード

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JPH07221341A
JPH07221341A JP6273709A JP27370994A JPH07221341A JP H07221341 A JPH07221341 A JP H07221341A JP 6273709 A JP6273709 A JP 6273709A JP 27370994 A JP27370994 A JP 27370994A JP H07221341 A JPH07221341 A JP H07221341A
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JP
Japan
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layer
type
silicon
light receiving
ultraviolet rays
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JP6273709A
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Inventor
Koji Kobayashi
考二 小林
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】微弱な紫外線を高速動作によって検出し、紫外
線に対して十分な増倍率があり、且つ、S/N比も良好
である紫外線検出用シリコンAPDを提供する。 【構成】紫外線の入射する側から順にp+ 型層、n型
層、n- 型層及びn+ 型シリコン基板を有し、且つ、シ
リコンの紫外線に対する吸収係数をαとしたとき、p+
型層が0.7/α以上の厚さを有していることを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線を検出するため
のシリコンアバランシェフォトダイオードに関する。
【0002】
【従来の技術】アバランシェフォトダイオード(以下
「APD」と称す)は、光を検出する半導体受光素子の
1種である。この素子は、半導体のなだれ現象による増
幅作用を利用するもので、高速動作が要求される微弱光
検出に優れた特性を発揮する。
【0003】なだれ現象は、受光部で光電変換されたキ
ャリアを、半導体のpn接合部に形成した高電界領域に
進入させることによって生ずる。高電界領域に進入した
キャリアは、中性の半導体原子に衝突し、別のキャリア
を生じさせる。更に、この新たに生じたキャリアは、別
の中性原子に衝突し、更に新たなキャリアを生じさせ
る。そして、キャリアは、次々と衝突を繰り返す。この
ように、APDは、光電変換された僅かなキャリアをな
だれ現象によって増幅させる素子である。別言すれば、
中性原子をイオン化させることにより、光の信号電流を
増幅するものである。
【0004】また、高電界領域は、pn接合部に100
V程度の逆バイアス電圧を印加することによって発生さ
れる。このような高電界が半導体中に発生すると、pn
接合部の端部(以下「エッジ」と称す)において、エッ
ジブレークダウンが起こり易くなり、エッジブレークダ
ウンが起こると、受光部におけるなだれ現象が阻害され
る。そこで、このエッジブレークダウンを防止するた
め、様々な構造が提案されているが、周知のプレーナ技
術を使用したAPDにおいては、一般に、pn接合周縁
部にガードリングを形成することによってエッジブレー
クダウンを防止している。
【0005】ところで、近年、光通信システムの受光素
子として使用されている、従来のシリコンAPDは、図
8に示されているような断面構造を有している。使用さ
れる光は、一般に、800〜900nm近辺の赤外線で
あり、シリコンAPDの断面構造は、赤外線の入射する
側からn+−p−p-−p+ の各不純物領域を有してい
る。この構造は、上記の波長領域の光に対しては十分な
感度特性を示す。そして、n+ 型拡散層53及びp型拡
散層52の周縁部には、n- 型又はn型の拡散領域から
なるガードリング55が形成されている。ガードリング
55には、コンタクトホール57を介して電極58が接
続されており、また、ガードリング55の周囲には、p
型拡散領域からなる反転防止拡散層60(以下「チャネ
ルカット」という)が形成されている。n+ 型拡散層5
3上には、反射防止膜54が、また、受光部周囲にはS
iO2 保護膜56が形成されている。また、p+ 型シリ
コン基板50の上にはp- 型エピタキシャル成長層51
が形成されていると共に、p+ 型シリコン基板50の底
面には電極59が設けられている。n+ 型拡散層53と
+ 型シリコン基板50との間には、電極58及び59
を介して100V程度の高い逆バイアス電圧が印加さ
れ、高電界領域が形成される。入射した赤外線は、光電
変換され、生じた電子−ホール対(キャリア)が高電界
領域に進入する。このキャリアは、上述したように、中
性の半導体原子に衝突し、別のキャリアを生じさせる。
更に、この新たに生じたキャリアは、別の中性原子に衝
突し、更に新たなキャリアを生じさせる。このように、
キャリアは、次々と衝突を繰り返し、入射した赤外線
は、100倍以上増幅されて出力されるのが一般的であ
る。
【0006】なお、不純物濃度の低いp- 型層の上にS
iO2 膜が形成されると、p- 型層は、n型の半導体層
に反転してしまう。チャネルカット60は、これを防止
するために配置される。
【0007】また、近年、科学の進歩に伴って、マトリ
ックス状に配列されている複数の受光部からなる受光ア
レイを有するシリコンアバランシェフォトダイオード
(以下「多分割シリコンAPD」と称す)に対する要求
が高まっている。これを用いれば、微弱な光の位置測定
等が可能になり、測定装置等の高機能化が図れる。
【0008】2つの受光部からなる受光アレイを有す
る、従来の2分割シリコンAPDを示す図10及び図1
1を参照して、従来の多分割シリコンAPDについて説
明する。p型不純物濃度の高いp+ 型シリコン基板70
上に、不純物濃度の低いp- 型層71が配置される。こ
のp- 型層は、一般に、エピタキシャル成長によって形
成される。p- 型層71に、n型不純物濃度の高い、受
光部としてのn+ 型層73a及び73bと、これらのn
+ 型層の下に、高電界領域を形成するためのp型層72
a及び72bとが形成されている。受光部即ちn+ 型層
73a及び73bの上には反射防止膜74a及び74b
がそれぞれ形成されていると共に、それらの周縁部には
n型のガードリング75a及び75bがそれぞれ配設さ
れている。従って、ガードリング75a及び75bは、
pn接合部のエッジをそれぞれ取り囲んでおり、これに
より、エッジブレークダウンが防止される。受光部は、
それぞれが独立して光を検出する。このため、互いに隣
接する受光部即ちn+ 型層によって挟まれている領域に
は、分離領域81aが設けられている。また、互いに隣
接する受光部によって挟まれている領域には、分離領域
81aの他に、ガードリング75a及び75bも設けら
れている。
【0009】表面には保護膜76が形成されている。ガ
ードリング75a及び75b上の保護膜はその一部が除
去されており、これにより、コンタクトホール77a及
び77bが形成され、これらのコンタクトホールには、
電極78a及び78bがそれぞれ設けられている。ま
た、p+ 型シリコン基板70の底面にも、電極79が設
けられている。なお、ガードリングの周囲には、p型拡
散領域からなるチャネルカット80が形成されている。
【0010】ところで、分離領域81aとガードリング
75a及び75bとは、光検出感度が低く、不感帯と呼
ばれている。この不感帯81bの幅は、狭い方が好まし
い。不感帯81bが狭いほど、分解能に関して有利だか
らである。例えば、入射する光を0.5mmφ程度のス
ポット光として、この不感帯の幅が0.5mm以上であ
る場合、この不感帯に光が入射すると、信号電流は、出
力されない。このため、不感帯の幅が広いと、より小さ
いスポット光を使用できず、また、大きなスポット光を
位置検出等に使用すると、分解能が悪化する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】微弱な紫外線を高速動
作によって検出する紫外線検出用シリコンAPDは、提
案されておらず、従来のシリコンAPDを紫外線検出用
に使用すると、十分な増倍率が得られない。また、ノイ
ズも大きく、出力信号の信号成分とノイズ成分との比で
あるS/N比が悪いという問題点もあった。
【0012】また、従来の多分割シリコンAPDは、P
NフォトダイオードやPINフォトダイオード等の他の
多分割受光素子に比べて上述した不感帯の幅が著しく広
く、このため、分解能が著しく悪いという問題点があっ
た。
【0013】従って、本発明の目的は、紫外線に対して
も十分な増倍率が得られ、また、S/N比の良好な紫外
線検出用シリコンAPDを提供することである。
【0014】本発明の別の目的は、分解能を向上させた
紫外線検出用多分割シリコンAPDを提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するため、本発明の第1の面によれば、紫外線検出用
シリコンAPDが提供され、このシリコンAPDは、紫
外線の入射する側から順にp+型層、n型層、n- 型層
及びn+ 型シリコン基板を有し、且つ、シリコンの紫外
線に対する吸収係数をαとしたとき、p+ 型層が0.7
/α以上の厚さを有していることを特徴としている。
【0016】即ち、本発明者は、鋭意研究の結果、シリ
コンAPDの構造を紫外線の入射する側からp+−n−
-−n+ とすると、紫外線に対する感度が著しく向上
することを突き止めた。更に、p+ 型層の厚さは、シリ
コンの紫外線に対する吸収係数をαとしたとき、0.7
/α以上であれば、更に感度が改善することを見出し、
本発明を成すに至った。なお、吸収係数αは、次式1で
定義され、単位長さ当たりの吸収係数である。 I=I0 ×exp(−αx) 式1 ここで、I0 は入射する紫外線の紫外線量、Iは吸収さ
れた後の紫外線の紫外線量、xはその間に紫外線が進行
した距離である。
【0017】APDは、pn接合部に形成された高電界
の領域に、光によって光電変換され生成されたキャリア
を注入し、なだれ現象を起こさせることによって光電流
を増幅させる半導体受光素子である。なだれ現象は、高
電界領域を生じさせた半導体物質のイオン化率と密接な
関連があり、シリコンの場合、ホールのイオン化率より
も電子のイオン化率の方が高い。よって、光電変換され
た電荷の内、電子を高電界領域に注入させた方がホール
を注入させるよりも、効率良くなだれ現象を生じさせる
ことができ、また、ノイズも小さい。
【0018】実用化されているシリコンAPDは、一般
には、赤外線を受光するためのものである。一方、紫外
線に対する応用は成されていない。何故ならば、紫外線
の光源は、水銀ランプ、He−Cdレーザ、エキシマレ
ーザ等、強い光量を発するものが多く、紫外線をシリコ
ンAPDで受光せねばならない用途が限られていたから
である。しかし、近年、科学の進歩により、例えば、生
物が発する蛍光観測等、微弱な紫外線を受光したいとい
う要求が強まってきた。このような場合には、赤外線用
のシリコンAPDを流用するか、光電子増倍管を用いて
いたのが現状である。しかし、赤外線用の従来のシリコ
ンAPDを紫外線に流用しても、十分な増倍率が得られ
ず、S/N比も悪かった。また、光電子増倍管は、紫外
線に対しても高い増倍率が得られる反面、増倍管を含
め、装置全体が大型化してしまい、更に、S/N比も悪
いという欠点を有していた。
【0019】ここで、シリコンに光が入射したときの、
光(95%の光)の吸収される距離(光電変換されるま
での距離)を計算する。光の吸収係数は、例えば、波長
800nmでは1.02×103 cm-1であり、波長4
30nmでは3.4×104cm-1であり、360nm
では1.06×106 cm-1である。入射した光の95
%が吸収される距離は、式1にI/I0 =(1−0.9
5)を代入して求めることができる。よって、x=(3
/α)となり、800nmでは29μm、430nmで
は0.9μm、360nmでは0.03μmとなる。
【0020】次に、従来のシリコンAPDが紫外線を十
分に増倍できない理由を説明する。従来のシリコンAP
Dにおいては、n+−p−p-−p+ 構造であるので、8
00nmの赤外線は、その大部分の光量がp型層及びp
- 型層で吸収され、430nmあるいは360nmの紫
外線は、n+ 型層で吸収される。このことにより、従来
の赤外線用シリコンAPDにおいて、n+ −p型層によ
って生ずる高電界領域に注入される電荷は、入射する光
が赤外線であれば、p型層及びp- 型層の少数キャリア
である電子であり、入射する光が紫外線であれば、n+
型層の少数キャリアであるホールであることが判る。図
9は、従来のシリコンAPDの相対分光感度特性を示す
グラフである。最大感度は、850〜900nmの間に
あり、これに対して、紫外線領域においては、感度が悪
いことが判る。
【0021】このように、入射する光が紫外線であれ
ば、なだれ現象を効率良く生じさせる電子は、高電界領
域に注入されず、このため、従来のシリコンAPDにお
いては、十分な増倍率を得ることができず、S/N比も
悪かった。
【0022】本発明においてその構造にp+−n−n-
+ を採用したのは、高電界領域に電子を注入させるた
めである。即ち、この構造を採用すれば、430nmあ
るいは360nmの紫外線をシリコンAPDに入射させ
ても、高電界領域には、ホールではなく、電子が注入さ
れることになる。これにより、効率良くなだれ増倍を生
じさせることが可能になる。
【0023】次に、p+ 型層の厚さに関して説明する。
受光素子は、光を100%吸収できれば、最も好まし
い。しかし、鋭意研究の結果、シリコンAPDの構造が
+−n−n-−n+であれば、入射する光は、p+ 型層
で50%吸収されるだけでも十分な増倍が得られ、且
つ、S/N比も改善されることが判明した。入射した光
の50%が吸収される距離は、式1にI/I0 =(1−
0.5)を代入して求めることができ、x=(0.7/
α)に相当する距離である。
【0024】本発明の第2の面によると、マトリックス
状に配列されている複数の受光部からなる受光アレイを
有する紫外線検出用シリコンAPDが提供され、このシ
リコンAPDは、紫外線の入射する側から順にp+
層、n型層、n- 型及びn+ 型シリコン基板を有し、シ
リコンの紫外線に対する吸収係数をαとしたとき、p+
型層が0.7/α以上の厚さを有し、且つ、受光アレイ
の外周縁部にのみガードリングが設けられていることを
特徴としている。
【0025】この場合において、受光アレイ内の互いに
隣接する受光部によって挟まれている領域は、シリコン
APDが動作している間、空乏層化される。
【0026】従来の多分割シリコンAPDは、互いに隣
接する受光部によって挟まれている領域にガードリング
を含んでおり、このため、不感帯幅が著しく広かった。
そこで、本発明者は、鋭意研究の結果、互いに隣接する
受光部によって挟まれている領域に含まれていたガード
リングを省略しても、エッジブレークダウンが防止でき
ることを見出し、本発明をするに至った。
【0027】互いに隣接する受光部によって挟まれてい
る領域内のガードリングを省略し、且つ、シリコンAP
Dの動作時に、この領域が空乏層化すれば、pn接合部
のエッジでの電界集中が緩和される。このため、受光部
同士が接近して隣接している場合には、それらの間の受
光部周縁にガードリングを配設しなくても、エッジブレ
ークダウンが生じないのである。そして、ガードリング
が省略されることにより、不感帯幅は、PNフォトダイ
オードあるいはPINフォトダイオード等の受光素子
の、一般的な不感帯幅である数10μm程度まで減少さ
せられることが可能になる。
【0028】以下、添付図面を参照して、これを説明す
る。図12及び図13は、ガードリングが省略されてい
るシリコンAPDにおける電界分布を説明するための概
念断面図である。図12は、独立している、単一の受光
部周辺を示している。第1導電型(例えばn型)の半導
体層91と、受光部である第2導電型(例えばp型)の
半導体層92とには、高電界領域を生じさせるため、高
電圧の逆バイアス電圧が印加される。これにより、その
間に空乏層93及び94が生ずる。空乏層93は、受光
部中央の平坦な領域に生ずる空乏層である。この空乏層
93は、その上下に平行で面積の等しい半導体層91及
び92で挟まれている。このため、空乏層93内の電気
力線は、平行となる。また、空乏層94は、周縁の湾曲
した領域を示す。湾曲しているため、その両側の半導体
層の面積は異なる。即ち、それぞれの面積は、図12に
おけるb−cの長さと、e−fの長さとに対応する。こ
のため、空乏層94内の電気力線は、半導体層91から
半導体層92に向かうに従って、その密度が高くなる。
即ち、電界は、a−b(又はd−e)よりも、b−cの
方に集中する。そして、この湾曲した領域でエッジブレ
ークダウンが生じ易くなる。
【0029】図13は、2つの接近して隣接した受光部
周辺を示している。なお、この図は、中心線D−Dに対
して左右対称となるので、左側についてのみ説明する。
第1導電型(例えばn型)の半導体層95と、受光部で
ある第2導電型(例えばp型)の半導体層96及び99
には、高電界領域を生じさせるため、高電圧の逆バイア
ス電圧が印加される。なお、半導体層96及び99に
は、同一の電圧が印加される。これにより、その間に空
乏層97及び98が生ずる。空乏層97は、受光部中央
の平坦な領域に生ずる空乏層である。この空乏層97
は、その上下に平行で面積の等しい半導体層95及び9
6で挟まれている。このため、空乏層97での電気力線
は、平行となる。また、空乏層98は、周縁の湾曲した
領域を示す。湾曲しているため、その両側の半導体層の
面積は異なる。即ち、それぞれの面積は、図13におけ
るg−hの長さと、i−jの長さとに対応する。このた
め、空乏層98内での電気力線は、半導体層95から半
導体層96に向かうに従って、その密度が高くなる。し
かし、図12との比較から明らかなように、空乏層98
の両側の半導体層の面積差は、空乏層94の両側のそれ
よりも小さい。その様子は、長さe−fがi−jに短縮
されたことに表れている。このため、g−hでの電界の
集中は緩和され、エッジブレークダウンは、生じない。
しかしながら、この電界集中の緩和は、pn接合が平坦
な領域と同程度にまで緩和することはできない。従っ
て、n型拡散領域は、受光部より内側に配置することが
肝要である。そして、この構造での不感帯幅は、n型拡
散領域間の間隔となる。このようにすれば、多分割シリ
コンAPDの不感帯幅を数10μmにすることが可能と
なる。なお、不純物濃度の低いn- 型層の上にSiO2
膜が形成されても、n- 型層は、更にn型の濃度が高く
なるだけである。従って、本発明のAPDにおいては、
チャネルカットを配置する必要はない。
【0030】
【実施例】図1は、本発明に係る紫外線検出用シリコン
APDの第1実施例の断面図である。このシリコンAP
Dは、その波長が360〜430nmの紫外線を検出す
るためのものであり、紫外線の入射する側から、p+
n−n-−n+ の構造を有している。n+ 型シリコン基
板10は、2×1017cm-3の不純物濃度を有してい
る。このシリコン基板上に、不純物濃度1×1014cm
-3、厚さ25μmのエピタキシャル成長層11が形成さ
れている。n型層12は、不純物濃度が1.2×1016
cm-3、基板表面からの拡散深さ(xj)が2.5μm
である、リンが拡散されている拡散層である。受光部と
してのp+ 型層13は、不純物濃度が1×1019
-3、xjが0.2μmである、ボロンが拡散されてい
る拡散層である。この拡散深さは、360〜430nm
の紫外線に対して、0.7/α以上になっている。p+
型層13上には、SiO2 からなる反射防止膜14が形
成されている。この反射防止膜の厚さは、紫外線が十分
に透過する600オングストロームである。p+ 型層1
3の周縁部には、ボロンが拡散されているp型拡散層で
あるガードリング15が配設されている。また、表面に
はSiO2 からなる保護膜16が形成されている。更
に、保護膜16の一部を除去することによって反射防止
膜14と保護膜16との間にコンタクトホール17が形
成されており、このコンタクトホールには、p+ 型層1
3及びガードリング15に接触するようにして、アルミ
ニウムからなる電極18が設けられている。また、n+
型シリコン基板10の底面にも、アルミニウムからなる
電極19が設けられている。なお、増倍された信号(電
荷)は、電極18から取り出される。
【0031】図2は、図1に示されているシリコンAP
Dの相対分光感度特性を示すグラフである。最大感度
は、400〜500nmの間にあり、また、紫外線領域
の感度特性も従来のシリコンAPD(図9参照)に比べ
て向上している。
【0032】また、ノイズの大きさは、増倍率によって
異なるが、従来のシリコンAPDのノイズに比べて、増
倍率20倍のときは(1/2.05)倍、増倍率40倍
のときは(1/2.21)倍、増倍率100倍のときは
(1/1.74)倍であった。
【0033】図3及び図4は、本発明に係る紫外線検出
用シリコンAPDの第2実施例を示している。この実施
例は、2つの受光部からなる受光アレイを有する2分割
シリコンAPDである。不純物濃度2×1017cm-3
+ 型シリコン基板40上に、不純物濃度1×1014
-3、厚さ25μmのn- 型エピタキシャル成長層41
が形成されている。このエピタキシャル成長層41に、
本発明に従って、ボロンが拡散されているp型拡散層で
あるガードリング45a及び45b、高電界領域を形成
するための、リンが拡散されているn型拡散層42a及
び42b、pn接合を形成するための、ボロンが拡散さ
れているp+ 型拡散層43a及び43bがそれぞれ形成
されており、p+ 型拡散層43a及び43bが受光部と
なる。
【0034】ガードリング45a及び45bは、図3に
明瞭に示されているように、本発明に従って、2つの受
光部即ちp+ 型拡散層43a及び43bからなる受光ア
レイの外周縁部にのみ形成されている。換言すると、互
いに隣接する受光部によって挟まれている領域には、ガ
ードリングは設けられていない。これらのガードリング
45a及び45bは、それらの拡散深さ(xj)は約6
μm、シート抵抗(Rs)は240Ω/□であり、エッ
ジ部分の電界集中を緩和している。
【0035】高電界領域を形成するためのn型拡散層4
2a及び42bは、xjは2.1μm、Rsは2kΩ/
□である。これらの拡散層によって動作電圧を制御する
ことができる。この第2実施例では、逆バイアス電圧1
00Vで増倍率100倍が得られている。
【0036】受光部となる、pn接合を形成するための
+ 型拡散層43a及び43bは、xjは0.2μm、
Rsは180Ω/□である。受光部としてのp+ 型拡散
層43a及び43bは、14μmの間隔で配置されてい
る。n- 型エピタキシャル成長層41における1×10
14cm-3の不純物濃度において、逆バイアス電圧100
Vでは、空乏層幅は36μm程度となるため、p+ 型拡
散層43a及び43bの間のエピタキシャル成長層は完
全に空乏化する。また、0.2μmの拡散深さ(xj)
は、430nmより短い波長の光に対して、0.7/α
以上の値となっている。
【0037】これらのp+ 型拡散層は、それらの一部が
ガードリングにオーバーラップして形成されている。本
実施例におけるオーバーラップ量は16μmである。
【0038】p+ 型拡散層上には、SiO2 からなる反
射防止膜44a及び44bが形成されている。これらの
厚さは、紫外線を十分に透過させる600オングストロ
ームである。また、表面には、SiO2 からなる保護膜
46が形成されている。
【0039】ガードリング45a及び45b上の反射防
止膜44a及び44bはそれらの一部が除去されてコン
タクトホール47a及び47bが形成されており、これ
らのコンタクトホールには、アルミニウムからなる電極
48a及び48bが設けられている。n+ 型シリコン基
板40にも、アルミニウムからなる電極49が設けられ
ている。なお、電極材料として金を用いてもよいこと
は、言うまでもない。
【0040】第2実施例に係るシリコンAPDの変形例
であって、n型拡散層のxj及びRsがそれぞれ2.0
μm及び2.1kΩ/□であるものは、紫外線(365
nm)に対して、約160Vのバイアス電圧で100倍
の増倍率を示した。
【0041】図5は、本発明に係る紫外線検出用シリコ
ンAPDの第3実施例を示している。この実施例は、4
つの受光部からなる受光アレイを有する4分割シリコン
APDである。この第3実施例においても、図5に明瞭
に示されているように、ガードリングは、受光アレイの
外周縁部にのみ形成されており、互いに隣接する受光部
によって挟まれている領域には形成されていない。な
お、図5におけるIV’−IV’線に沿う断面構造は、図4
に示されているそれと同じであるので、その説明は省略
する。
【0042】図6及び図7は、本発明に係る紫外線検出
用シリコンAPDの第4実施例を示している。この実施
例は、3つの受光部からなる受光アレイを有する3分割
シリコンAPDである。この第4実施例においても、図
6に明瞭に示されているように、ガードリングは、受光
アレイの外周縁部にのみ形成されており、互いに隣接す
る受光部によって挟まれている領域には形成されていな
い。図6及び図7中、図3及び図4に示されているもの
と同一又は同様の部分には同一の参照数字を付して、そ
れらの説明は省略する。
【0043】以上は、本発明に係る実施例であり、本発
明はこれらに限られるものではない。例えば、n+ 型シ
リコン基板の不純物濃度は1×1017cm-3以上であれ
ばよく、n- 型層は、厚さが20μm以上であり、不純
物濃度が3×1014cm-3以下であれば、エピタキシャ
ル成長層でなくてもよい。また、n型層の不純物濃度
は、1×1016〜2×1016cm-3の範囲内にあればよ
く、p+ 型層の不純物濃度は1×1019cm-3以上であ
ればよい。
【0044】また、多分割シリコンAPDにあっては、
上述した2分割−、3分割−及び4分割シリコンAPD
に限られるものではなく、より多くの受光部からなる受
光アレイを有していてもよい。
【0045】更に、隣接する受光部間の間隔は、図3に
示されている実施例においては14μmであるが、10
μmのパターンが形成可能であれば、10μmでもよ
い。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、紫外線
に対して高感度のシリコンAPDが得られる。また、従
来のシリコンAPDに比べて紫外線に対するS/N比も
改善される。
【0047】更に、本発明によれば、多分割シリコンA
PDの互いに隣接する受光部によって挟まれている領域
にガードリングを配置しないので、それらの領域に生ず
る不感帯幅をPNフォトダイオードあるいはPINフォ
トダイオード等の多分割素子の不感帯幅程度にまで減少
させることが可能となり、これにより、分解能が向上す
ると共に、多分割APDの微細化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紫外線検出用シリコンAPDの第
1実施例の断面図である。
【図2】図1に示されているシリコンAPDの相対分光
感度特性を示すグラフである。
【図3】本発明に係る紫外線検出用シリコンAPDの第
2実施例の平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】本発明に係る紫外線検出用シリコンAPDの第
3実施例の平面図である。
【図6】本発明に係る紫外線検出用シリコンAPDの第
4実施例の平面図である。
【図7】図6におけるVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】従来のシリコンAPDの断面図である。
【図9】図8に示されているシリコンAPDの相対分光
感度特性を示すグラフである。
【図10】従来の2分割シリコンAPDの平面図であ
る。
【図11】図10におけるXI−XI線に沿う断面図であ
る。
【図12】ガードリングを省略したシリコンAPDにお
ける電界分布を説明するための概念断面図である。
【図13】ガードリングを省略したシリコンAPDにお
ける電界分布を説明するための概念断面図である。
【符号の説明】
10 n+ 型シリコン基板 11 n- 型エピタキシャル成長層 12 n型層 13 p+ 型層 14 反射防止膜 15 ガードリング 16 保護膜 17 コンタクトホール 18 電極 19 電極 40 n+ 型シリコン基板 41 n- 型エピタキシャル成長層 42 n型拡散層 43 p+ 型拡散層 44 反射防止膜 45 ガードリング 46 保護膜 47 コンタクトホール 48 電極 49 電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線検出用シリコンアバランシェフォ
    トダイオードにおいて、 紫外線の入射する側から順にp+ 型層、n型層、n-
    層及びn+ 型シリコン基板を有し、且つ、シリコンの前
    記紫外線に対する吸収係数をαとしたとき、前記p+
    層が0.7/α以上の厚さを有していることを特徴とす
    る紫外線検出用シリコンアバランシェフォトダイオー
    ド。
  2. 【請求項2】 マトリックス状に配列されている複数の
    受光部からなる受光アレイを有する紫外線検出用シリコ
    ンアバランシェフォトダイオードにおいて、 紫外線の入射する側から順にp+ 型層、n型層、n-
    及びn+ 型シリコン基板を有し、シリコンの前記紫外線
    に対する吸収係数をαとしたとき、前記p+ 型層が0.
    7/α以上の厚さを有し、且つ、前記受光アレイの外周
    縁部にのみガードリングが設けられていることを特徴と
    する紫外線検出用シリコンアバランシェフォトダイオー
    ド。
  3. 【請求項3】 前記受光アレイ内の互いに隣接する前記
    受光部によって挟まれている領域が、前記シリコンアバ
    ランシェフォトダイオードが動作している間、空乏層化
    される請求項2の紫外線検出用シリコンアバランシェフ
    ォトダイオード。
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