JP5089478B2 - 解析モデル作成装置及び解析モデル作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、計算機を用いた数値解析シミュレーションを利用したCAE(computer aided engineering)に好適な解析モデル作成装置及び解析モデル作成方法等に関する。
従来、設計した物体に対して計算機を用いて数値解析シミュレーションを行い、解析結果から設計内容を検討することが行われている。特に、樹脂、板金等の一定の厚さを持つ薄肉形状を基本として持つような薄肉部品の構造解析及び振動解析等をするときには、計算時間及び記憶容量の観点から部品形状の中立面を作成して、そのシェルメッシュを解析の対象とすることがしばしば行われている。
このような中立面作成の作業を軽減するために物体のCAD(computer aided design)形状から中立面を自動的に抽出する方法として、種々のものが提案されている。
特許文献1に記載の方法では、先ず、形状モデルを構成する任意の2面の面間距離が、入力された基準板厚寸法以下の2面をペア面として認識している。そして、そのペア面を構成する面を表側面、裏側面、リブ面と認識し、ペア面ごとに、オフセット面を作成してそのオフセット面を縫合したものを中立面としている。
特許文献2に記載の方法では、入力された3次元形状モデルに対して4面体ソリッド要素を生成し、このソリッド要素内の板厚方向中立面を構成する辺りの中間節点を結んで3角形又は4角形シェル要素を生成して、中立面上のシェルメッシュを作成している。
特許文献3に記載の方法では、入力された3次元形状モデルを単純立体に分解し、その単純立体ごとに中立面を求めている
特開2004−287701号公報 特開2004−157724号公報 特開平04−350774号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法には、樹脂部品等の対象となる部品が複雑な形状をしている場合、ペア面として認識されない部分が多く残ってしまうという問題がある。複雑な形状をしている場合としては、厚肉部が存在して板厚値の大きさが一定でない場合、リブにテーパがついている場合、中実のボス等の厚肉部が存在する場合等が挙げられる。
また、特許文献2に記載の方法には、樹脂部品等の対象となる部品が複雑な形状をしている場合、このような部品の全体に対して、一層の四面体メッシュを自動的に作成することは容易ではないという問題がある。複雑な形状をしている場合としては、肉厚が一定でない場合、リブ等が複雑に配置されている場合等が挙げられる。
また、特許文献3に記載の方法には、樹脂の外装部品の形状のような複雑な形状を単純立体形状に分割することは容易ではなく、作業者が指示を行う工数が多くかかるという問題がある。また、この方法では、各単純立体から作成された中立面を統合する手段がないので、最終的に解析に使用するメッシュ形状を作成するためには、各単純形状に対して算出した中立面を手作業で統合する必要がある。
更に、これらの従来の方法には、一つの部品のCAD情報からシェルモデル及びソリッドモデルを混合したような解析用のモデルを作成することが難しいという問題がある。構造解析及び振動解析等では、薄肉部品を対象にしていても、中実のボス部等のソリッドメッシュでモデル化しなければ解析結果の精度が悪くなる場合、ソリッドメッシュ及びシェルメッシュを混合した解析モデルを作成することが好ましい場合がある。ソリッドメッシュ及びシェルメッシュの統合は、接合部の境界の節点の共有により行うことができ、また、図35に示すように、接合部の節点間にMPC(multi-point constraint)等の拘束要素を作成することにより行うことができる。しかしながら、特許文献1又は2に記載の方法では、このようなモデルを作成する際に、部品形状の部分毎にモデル化手法を変えることが難しい。また、特許文献3に記載の方法では、分解した単純立体形状毎にモデル化手法を変えることはできるが、夫々をモデル化したメッシュを自動的に統合することができない。
また、特許文献1又は2に記載の方法には、基本となる薄肉部とリブ部との中立面の接合部分で、微小な要素が作成されてしまうという問題もある。微小な要素が存在すると、「クーラン条件」により、動解析で安定的に計算行うための時間ステップの値が、メッシュの節点間の最小距離に比例するため、同じ時間の解析を行う場合、多くの時間ステップの計算が必要になり、計算時間が非常にかかってしまう。微小な要素は、例えば、図36の左図に示すように、基本となる薄肉部にリブが近接して存在するような場合に作成されてしまう。このような場合、図36の右図に示すように、微小要素が作成されないように、例えばリブの中立面の一つの位置をずらしたような解析モデルを作成することが望ましいが、特許文献1又は2に記載の方法では、このようなことはできない。なぜなら、基本部の中立面とリブ部との中立面が元の部品形状を忠実に反映したまま統合されてしまうので、上記のような微小要素がそのまま作成されてしまうからである。
本発明の目的は、樹脂部品等のように複雑な形状を持つ薄肉部品に対しても、作業者の指示に基づき、シェルとソリッドとが混合したようなモデルの作成を容易に行うことができる解析モデル作成装置及び解析モデル作成方法等を提供することにある。
本願発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
本発明に係る解析モデル作成装置は、解析対象物の設計情報から前記解析対象物の形状を複数の部分形状に分解する分解手段と、前記複数の部分形状間の隣接関係情報を作成する隣接関係情報作成手段と、前記複数の部分形状に対するモデル化の種別を設定する設定手段と、前記設定手段によりモデル化の種別としてシェルが設定された部分形状に対して、中立面を抽出する中立面抽出手段と、前記隣接関係情報を参照して、隣接する部分形状から抽出された2以上の中立面を統合する統合手段と、前記統合された中立面のシェルメッシュを作成するシェルメッシュ作成手段と、前記設定手段によりモデル化の種別としてソリッドが設定された部分形状のソリッドメッシュを作成するソリッドメッシュ作成手段と、前記隣接関係情報を参照して、隣接するシェルメッシュとソリッドメッシュとを結合する拘束要素を挿入する挿入手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る解析モデル作成方法は、分解手段が、解析対象物の設計情報から前記解析対象物の形状を複数の部分形状に分解する分解ステップと、隣接関係情報作成手段が、前記複数の部分形状間の隣接関係情報を作成する隣接関係情報作成ステップと、設定手段が、前記複数の部分形状に対するモデル化の種別を設定する設定ステップと、中立面抽出手段が、前記設定ステップにおいてモデル化の種別としてシェルを設定した部分形状に対して、中立面を抽出する中立面抽出ステップと、統合手段が、前記隣接関係情報を参照して、隣接する部分形状から抽出された2以上の中立面を統合する統合ステップと、シェルメッシュ作成手段が、前記統合された中立面のシェルメッシュを作成するシェルメッシュ作成ステップと、ソリッドメッシュ作成手段が、前記設定ステップにおいてモデル化の種別としてソリッドを設定した部分形状のソリッドメッシュを作成するソリッドメッシュ作成ステップと、挿入手段が、前記隣接関係情報を参照して、隣接するシェルメッシュとソリッドメッシュとを結合する拘束要素を挿入する挿入ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、シェルが設定された部分形状に対して適切な中立面の統合を行った上でシェルメッシュとソリッドメッシュとの結合を行うので、シェルメッシュとソリッドメッシュが混合した解析モデルの作成を容易に行うことができる。従って、複雑な形状を持つ薄肉部品に対しても解析モデルの作成を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る解析モデル作成装置(情報処理装置)の構成を示すブロック図である。この解析モデル作成装置は、例えば部品(解析対象物)のCADモデル(設計情報)から、構造解析及び振動解析等に利用可能なシェル要素とソリッド要素とが混在した有限要素法(FEM)用の解析モデルを作成する。
この解析モデル作成装置には、図1に示すように、演算処理を行うCPU2、処理を行う手順が規定された処理プログラム3aを格納したROM(記憶装置)3、及び処理の対象とするデータを格納した領域を有するRAM(記憶装置)4が設けられている。RAM4の領域としては、図形要素格納領域4a、属性情報格納領域4b、及び検索条件格納領域4c等が挙げられる。また、入力装置6との間で信号の授受を行う入力インタフェース5、出力装置8との間で信号の授受を行う出力インタフェース7、及び記憶装置10との間で信号の授受を行う記憶装置インタフェース9も設けられている。入力装置6としては、キーボード及びマウス等が挙げられる。出力装置8としては、表示装置8a及び描画装置8b等が挙げられる。表示装置8aとしては、CRT及び液晶ディスプレイ等が挙げられる。また、描画装置8bとしては、プリンタ(印刷装置)及びプロッタ等が挙げられる。記憶装置10としては、ハードディスクデバイス(HDD)、フレキシブルディスク装置(FDD)、コンパクトディスクROM(CDROM)、ミニディスク(MD)、及び光磁気記憶装置(MO)等が挙げられる。記憶装置10は、処理の対象及び結果となるデータの格納及び保存等を行う。そして、CPU2、ROM3、RAM4、入力インタフェース5、出力インタフェース7、及び記憶装置インタフェースがデータバス1を介して互いに接続されている。なお、記憶装置10は、解析モデル作成装置に内蔵されてもよい。
このように構成された解析モデル作成装置では、ユーザの指示は入力装置6を用いて行われ、途中の処理状況及び最終的な結果は出力装置8を通じて行われる。また、種々のデータが、入力装置6又は記憶装置10から、入力インタフェース5又は記憶装置インタフェース9とデータバス1とを通して、RAM4に格納される。CPU2は、ROM3に格納されている処理プログラム3aの手順に従って処理を行う。そして、処理の段階に応じて、一時的に用いられるデータはRAM4に格納され、出力されて保存されるデータは記憶装置10に格納され、最終的な出力は、例えばデータバス1を通じてネットワーク上のサーバ(図示せず)等に格納される。
次に、解析モデル作成装置の動作(解析モデル作成方法)について説明する。この動作は、主にCPU2の処理プログラム3aに基づく処理によって実現される。先ず、この動作(処理)の内容について説明する前に、その前提となる条件について説明する。
この処理の対象となる部品の形状モデルの情報(以下、CAD情報ということがある)は、CADシステム等を用いて作成され、RAM4又は記憶装置10に格納されているとする。なお、このCAD情報は、部品の形状に関する情報であり、部品形状を構成する形状要素である面、稜線、及び頂点等の幾何情報並びに各形状要素間の隣接関係を表す位相情報を含んでいる。また、各形状要素には、当該形状要素自身を識別するためのIDが付されており、IDの指定によって、CPU2は、当該IDに該当する形状要素の情報を抽出することができる。
ここで、幾何情報について説明する。上述のように、幾何情報は、部品形状を構成する形状要素である面、稜線、及び頂点等に関する情報である。
面の幾何情報には、例えば平面、円筒面、球面、円錐面、NURBS曲面等の面の種別を表す種別情報及び面の種別に応じた幾何特定情報が含まれる。面の幾何特定情報の例としては、以下のようなものが挙げられる。形状要素が平面の場合、平面を通る任意の一点の座標値及び法線ベクトルの各成分の情報がある。形状要素が円筒面の場合、円筒面の軸の方向ベクトル及び軸が通る任意の一点の座標値の情報がある。形状要素が球面の場合、球面の中心の座標値及び半径の情報がある。
稜線の幾何情報には、例えば線分、円、円弧、楕円弧、NURBUS曲線等の稜線の種別を表す種別情報及び稜線の種類に応じた幾何特定情報が含まれる。稜線の幾何特定情報の例としては、以下のようなものが挙げられる。形状要素が線分の場合、始点及び終点の各座標値がある。形状要素が円の場合、円の中心点の座標値、半径及び円の存在する平面の法線ベクトルがある。形状要素が円弧の場合、円弧の中心点の座標値、半径、円弧の存在する平面の法線ベクトル、並びに始点及び終点の各座標値がある。
頂点の幾何情報は、例えば頂点の座標値により表現される。
なお、以下の説明では、形状要素の持つ幾何情報として、面は平面のみ、稜線は線分のみがあるものとするが、他の種類の面及び稜線が存在していてもよい。
次に、位相情報について説明する。上述のように、位相情報は、各形状要素間の隣接関係を表す情報である。
形状要素を構成する各面は境界情報として、1又は2以上の境界ループを持つ。境界ループは、順番に並んだ稜線の列(集合)であり、隣接する稜線並びに最初及び最後の稜線は頂点の一つを共有する。境界ループの一つは外側ループであり、面の外側の境界を示す。従って、すべての面が必ず一つの外側ループを持つ。また、各面は、外側ループ以外に内側ループを持つことがある。内側ループは各面にある穴の境界を示す。そして、これらの境界ループには回り向きがあり、回り向きに従って左側に形状の実体があるように稜線が並べられる。従って、形状の実体の外側から面をみた場合、外側ループは半時計回りの向きを持ち、内側ループは時計回りの向きを持つ。
このようなデータ構造により、各境界ループの向きに従って順番に稜線及び頂点を取り出すことが可能となる。各面から面を構成する稜線、各稜線に接している面を取り出すことも可能となる。
なお、解析モデル作成装置に入力される「部品形状」及びそれを分解した各「部分形状」は、上記で説明した各面のCAD情報に加え、「ソリッド」を表現するための隣接情報を位相情報として持つものとする。ここで、「部分形状」とは、元の「部品形状」の一部である。また、解析モデル作成装置から出力される「中立面」は、通常のCADで扱われるような面を表現する形状情報、及びその面の厚みを情報として持つものとする。中立面は複数の隣接する面から構成される場合もある。面は上記で説明したように、平面及び曲面の幾何情報を表現する幾何データ並びにその面を囲む境界情報である境界ループ情報を含むものとする。
また、解析モデル作成装置から出力される解析モデルである有限要素(FEM)モデルは、メッシュデータとよばれ、ノード又は節点とよばれる頂点の情報及びノードを頂点とするエレメント又は要素とよばれる情報を含む。ノードの情報は、例えば点の座標値及び各ノードの持つ自由度として表現される。各自由度は3次元の場合、並進の自由度が3つ、回転の自由度が3つの計6つあり、夫々のノードに対して各自由度が有効かどうかの情報を持つ。要素の情報は、要素の種別及び各種別に必要な情報により表現される。
また、本実施形態により扱われる要素は、シェル要素とよばれる面を表現する三角形要素及び四角形要素等、ソリッド要素とよばれる立体を表現する四面体要素及び六面体要素等、シェル要素のノードとソリッド要素のノードとの間の拘束関係を表現する剛体要素及びMPC等の拘束要素を含む。また、シェル要素は、更に厚み情報を持つ。
本実施形態では、詳細は後述するが、部分形状から作成された中立面は、隣接する中立面を統合した上で、シェル要素に変換され、ソリッドでモデル化すると指定された部分形状はソリッド要素に変換される。また、変換されたシェル要素とソリッド要素は拘束要素で連結される。
なお、本実施形態では、RAM4又は記憶装置10に格納されているCADデータから、CPU2が、表示装置8aに部品形状の一覧を表示し、作業者が入力装置6により所望の部品形状を選択することにより、CPU2が処理を実行する。そして、結果となる解析モデルのデータがRAM4又は記憶装置10に格納されると共に、表示装置8aに結果が表示される。また、処理の過程で、適宜、表示装置8aによる途中結果の表示、作業者への入力の指示が行われ、入力装置6を介して作業者が値等を入力すると、この入力値等がRAM4又は記憶装置10に格納される。
次に、解析モデル作成装置の動作(解析モデル作成方法)の内容について説明する。図2は、解析モデル作成装置の動作を示すフローチャートである。
先ず、CPU2は、入力された部品の形状情報(CAD情報)に基づいて、部品形状を部分形状に分解する(ステップS1)。ステップS1の詳細は、図18を参照しながら後述するが、CPU2は、各「部分形状」が互いに共通の空間領域を占めることはなく(積形状が空)、分解した全ての「部分形状」の和形状が元の部品形状になるように分解する。また、CPU2は、シェルでモデル化する部分形状については、その部分形状の中立面が、一枚のシート状の面又は一枚のシート状の面にいくつかの穴があいている形状と位相的に同等になるように分解する。
例えば、図3に示すように、基本となる薄肉部(以下「主壁」とよぶ)に1又は2以上のリブが立っているような形状に対しては、図4に示すように、部分形状C41〜C46に分解する。ここで、C46が主壁、C41〜C45がリブを形成する部分形状である。
また、分解により得られた部分形状の一つの断面が、図5に示すように、Tの字型の形状をしている場合、中立面は、図6に示すように、一枚のシートと同一の位相を持つのではなく、二枚のシートを継ぎ足したものと同様の位相を持つことになる。従って、この場合、CPU2は、更なる分解を行う。
CPU2は、このような分解を行った後、以下の(A)及び(B)に示すデータを作成し、これをRAM4又は記憶装置10に格納する。
(A)各部分形状の形状データ
(B)各部分形状の「分離境界面」及び対応する「被分離境界面」のID対テーブル
ここで、(A)の各部分形状の形状データは、上記で説明した形状の幾何情報及び位相情報である。また、(B)の「分離境界面」及び「被分離境界面」は、部品形状の一部の面集合を、部分形状を構成する面として分離したときに境界上に新たに作成された面である。そして、分離した方の部分形状(分離形状)に作成された面を「分離境界面」とよぶこととし、分離されて残った面(被分離形状)に対して新たに作成された面を「被分離境界面」とよぶこととする。
例えば、図7に示す断面が十字型の部分形状に対して、図8に示すように、CPU2が、直方体形状の部分形状C81を「分離形状」として分離し、その結果、断面がTの字型の部分形状C82が「被分離形状」として残されたものとする。この場合、分離された境界上に、部分形状C81に分離境界面SB83が作成され、部分形状C82に被分離境界面SB84が作成される。そして、ID対テーブルとしては、図9に示すものが得られる。
ステップS1の処理後、CPU2は、隣接関係情報作成手段として、各部分形状の「分離境界面」及び対応する「被分離境界面」のID対テーブルを基にして、分解した各部分形状間の隣接関係情報をテーブルに登録する(ステップS2)。ここで、隣接関係情報とは、上記の部分形状を分離したときの「分離境界面」及び「被分離境界面」のID対、及び、最終的に分解された各部分形状において、上記の「分離境界面」及び「被分離境界面」を持つ各部分形状のID対を一つの組とする情報である。このような隣接関係情報の作成に当たり、CPU2は、分解処理終了後の「分離境界面」又は「被分離境界面」を持つ部分形状を探索して、そのIDをステップS1で作成した隣接関係テーブルに追加して登録する。「分離境界面」又は「被分離境界面」を持つ部分形状は、各部分形状の形状データを調査すれば見つけ出すことが可能である。例えば、図7に示すような部品形状が図8に示すような分解の過程を経て、最終的に図10に示すような3つの部分形状C81、C101、C102に分解されたとする。図9に示すように、隣接関係テーブルに登録された分離境界面SB83を持つ部分形状はC81であり、被分離境界面SB84を持つ部分形状はC101である。従って、CPU2は、図11に示すように、図9に示す隣接関係テーブルに、部分形状C81及びC101のIDを追加する。また、CPU2は、図11には示していないが、部分形状C101及びC102の隣接関係の登録も行う。このような隣接関係情報により、分解により得られた各部分形状において、どの部分形状とどの部分形状が隣接しているか、また、隣接する部分形状がどの面で隣接しているかがわかる。
次いで、CPU2は、分解した各部分形状に対して設定されたモデル化種別を取得する(ステップS3)。このとき、CPU2は、モデル化の種別の値として、例えば作業者が夫々の部分形状に対して入力装置6を用いて入力した情報を取得してもよいし、各部分形状の形状データ等から自動的に判断した値を取得してもよい。なお、本実施形態では、モデル化種別の種類として、(A)シェル、(B)ソリッド、(C)非モデル化の三種類を設定できるようにしているが、ビーム等の線要素でのモデル化等の指定を行うことも可能である。なお、(C)の「非モデル化」は、微小形状等の解析上特に必要ない形状要素をモデル化の対象からはずすという指定である。そして、CPU2は、モデル化種別の取得後に、その結果を示すモデル化種別テーブルを作成し、RAM4又は記憶装置10に保存する。例えば、図3に示す部品形状を図4に示す部分形状に分解した場合に、部分形状C41、C42、C43及びC46に対しては(A)のシェルでモデル化が指定され、部分形状C44に対しては(B)ソリッドでモデル化が指定されたとする。また、部分形状C45に対しては(C)の非モデル化が指定されたとする。この場合、CPU2は、図12に示すようなモデル化種別テーブルを作成し、例えば記憶装置10に保存する。
その後、CPU2は、中立面抽出手段として、シェルでモデル化すると設定された部分形状の中立面を抽出し、各部分形状と抽出した中立面との対応関係をテーブルに登録して、RAM4又は記憶装置10に格納する(ステップS4)。処理の対象とする各部分形状の中立面は一枚のシート状の面又は一枚のシート状の面にいくつかの穴があいている形状と位相的に同等なものなので、例えば、特許文献1又は2に示されるような方法で容易に抽出することができる。例えば、図7に示す部品形状を図10に示す部分形状C81、C101及びC102に分解した場合、各部分形状に対してシェルでモデル化すると設定されているときは、図13に示すように、各部分形状の中立面MS131、MS132及びMS133を抽出する。
続いて、CPU2は、ステップS2で作成した隣接関係テーブルを基に、隣接する中立面を統合した統合中立面を作成する(ステップS5)。例えば、CPU2は、ステップS4において図13に示す中立面を抽出した場合には、中立面MS131と中立面MS133とが隣接し、中立面MS132と中立面MS133とが隣接しているため、夫々を統合して、図14に示すように、統合中立面を作成する。このとき、詳細については図30を参照しながら後述するが、CPU2は、統合後の中立面に微小要素が存在しうる場合には、中立面補正手段として、中立面の補正を行う。
次いで、CPU2は、シェルメッシュ作成手段として、ステップS5で統合した中立面のサーフェスメッシュを作成し、シェルメッシュを作成する(ステップS6)。そして、CPU2は、統合した中立面と作成したサーフェスメッシュの対応関係をテーブルに登録して、RAM4又は記憶装置10に格納する。例えば、図6に示す統合中立面のサーフェスメッシュに対して、CPU2は、図15に示すようなシェルメッシュを作成する。
その後、CPU2は、ソリッドメッシュ作成手段として、ソリッドでモデル化すると設定された部分形状のソリッドメッシュを作成する(ステップS7)。そして、CPU2は、ソリッドでモデル化すると設定された部分形状とソリッドメッシュとの対応関係をテーブルに登録して、RAM4又は記憶装置10に格納する。例えば、図4中の部分形状C44のソリッドメッシュに対して、CPU2は、図16に示すようなソリッドメッシュを作成する。
なお、本実施形態では、ステップS6及びステップS7において、CPU2は、作成されたメッシュの各節点が、メッシュを作成する対象となる形状のどこに存在するかの情報をRAM4又は記憶装置10に格納しておく。例えば、ある節点がメッシュ作成の対象形状のどの面にあるかという情報を保存する。このような情報は、従来の方法におけるメッシュを作成する処理でも作成されている。
ステップS7の後、CPU2は、ステップS2で作成した隣接関係テーブルを基に、ソリッドメッシュとシェルメッシュとの間の隣接関係を認識する(ステップS8)。そして、隣接するソリッドメッシュとシェルメッシュとの分離境界面及び被分離境界面上の節点間を結ぶ剛体要素、MPC等の拘束要素を作成してメッシュを結合する。
図17は、隣接するソリッドメッシュとシェルメッシュとを結合したメッシュ形状の例を示す図である。図17には、側面から見た場合の形状を示してある。図17に示すように、この例では、ソリッド要素SM171とシェル要素SM172との間に4つの拘束要素が作成されている。拘束要素の生成は、例えば、ソリッド要素の分離境界面上にある節点と、その節点をシェルメッシュ上に投影した点に最も最も近いシェルメッシュ上の節点とを結ぶ要素を拘束要素とすることによって実現できる。また、ステップS6又はS7でシェルメッシュ又はソリッドメッシュを作成する際に、分離境界面上にある節点を隣接する中立面又は部品形状に投影した点(アンカーノード)を作成しておき、隣接する中立面又は部品形状のメッシュを作成するときに、そのアンカーノードを必ず節点とするようなメッシュを作成することによっても実現できる。拘束要素は、この分離境界面上の節点と対応するアンカーノードの間に作成すればよい。
次に、図18を参照しながらステップS1の処理について詳述する。
先ず、CPU2は、作業者に入力装置6を用いて部品形状の肉厚値及び肉厚差許容値を入力させ、RAM4又は記憶装置10に保存する(ステップS101)。
次いで、CPU2は、部品形状を構成するすべての面の中から、ステップS101で取得した肉厚許容値との差が、所定の肉厚差許容値以内の長さの稜線を持つ面を探索して、これを側面候補と認識し、側面候補と認識した面を表示装置8に表示する。その後、作業者に、新たに側面として加えたいものを入力装置6を介して指定させると共に、側面候補と認識した面の中で側面ではないと作業者が判断したものを入力装置6を用いて指定させることによって側面候補から除外する。そして、作業者に入力装置6を介して決定の意思表示をさせることにより、CPU2は、側面抽出手段して部品形状の側面を認識し、抽出する(ステップS102)。ここで、側面とは、薄肉形状における厚み方向の面であり、中立面をとったときには辺に縮退するものをいう。
次いで、CPU2は、凸形状分解手段として、ステップS102で認識した側面を凸形状の面に分解する(ステップS103)。ここで、凸形状の面とは、面を構成する任意の2頂点を結ぶ線分が面の境界又は面の内側に存在する面をいう。ステップS103の詳細は、図23を参照しながら後述するが、CPU2は、側面内の頂点間に対角線を挿入することによって分解を行う。
例えば、図19に示す多角形をなす側面に対し、図20に示すように、内角が鈍角となっている頂点間に対角線e201を挿入する。この結果、図19に示す側面は、稜線e201、e202、e203及びe204からなる稜線列を境界ループとする面S222、並びに稜線e201、e205、e206、e207、e208及びe209からなる稜線列を境界ループとする面S226に分解される。
また、CPU2は、凸形状の分解処理に応じて、形状データを整合性が取れるように更新し、また、凸形状への分解の過程で、新たに挿入された稜線のIDリストをRAM4又は記憶装置10に保存する。
ステップS103の処理後、CPU2は、面集合取得手段として、部品形状の任意の側面を抽出し、その側面から凸又は平行に隣接している面を辿って得られる面の集合(面集合)を探索する(ステップS104)。但し、CPU2は、面集合の探索の際に、ステップS103で挿入した稜線を介して隣接している面同士は辿らない。ここで、「凸に隣接している」とは、図21に示すように、ある稜線の向きの単位ベクトルをe、稜線の向きに対して左側に存在する面の法線ベクトルをn1、右側に存在する面の法線ベクトルの法線ベクトルをn2としたときに、数式(1)が成り立つ状態をいう。なお、ここでいう面の法線ベクトルとは、形状の実体側から外側を向いている法線ベクトルをいう。面の法線ベクトルは、当該面の形状情報から取得することができる。
e・(n1×n2)>0 (1)
逆に、次の数式(2)が成り立つ状態を「凹に隣接している」という。
e・(n1×n2)<0 (2)
なお、CPU2は、隣接している面を辿ることができなくなった場合には、その隣接している面との境界との稜線のIDリストを境界稜線リストとしてRAM4又は記憶装置10に保存する。例えば図22に示すような形状に対して面S221から辿れる面は面S222、S223、S224及びS225であり、境界稜線リストには稜線e226、e227、e228及びe229を含ませる。
ステップS104の処理後、CPU2は、分離境界ループ抽出手段として、ステップS104で取り出した面集合と残りの面集合との分離境界ループを作成する(ステップS105)。即ち、ステップS104で保存した境界稜線リストを用いて、ある稜線から同一の頂点を持つ稜線を探して並べていく。図22に示す例の場合、分離境界ループは、稜線e226、e227、e228及びe229の並びの稜線列になる。分離境界ループは面集合毎の境界を示す。
次いで、CPU2は、ステップS105で分離したときの分離境界ループが存在するかどうかを判定する(ステップS106)。そして、分離境界ループ存在しない場合は、分離する部分形状がない判断し、分解処理を終了する。一方、分離境界ループが存在する場合は、ステップS107の処理を行う。
ステップS107において、CPU2は、境界面作成手段として、ステップS104で分離した面集合と、残された面集合との間の分離境界ループ上に、夫々、分離境界面、被分離境界面を作成し、部分形状作成手段として、夫々を立体形状にする。これらの分離境界面、被分離境界面は、図8に示す分離境界面SB83及び被分離境界面SB84に相当する。このステップS107の詳細は、図27を参照しながら後述する。
このようにして、ステップS1の処理が行われる。
次に、図23を参照しながらステップS103の処理について詳述する。
先ず、CPU2は、凹頂点抽出手段として、ステップS102で認識した側面から凹頂点を抽出する(ステップS1031)。凹頂点は、面の境界ループの回り向きに対して、着目している頂点の前後の稜線の着目頂点における接線の向きと、着目している側面の頂点における法線方向の向きとの関係が以下の条件を満たす頂点をいう。即ち、着目頂点の前後の稜線の境界ループの向きに沿った接線ベクトルを夫々d1、d2、側面の頂点における法線ベクトルをnとしたときに、数式(3)が成り立つ頂点をいう。
n・(d1×d2)<−eps (3)
逆に、次の数式(4)が成り立つ頂点を凸頂点という。
n・(d1×d2)>eps (4)
なお、epsは予め定められた許容誤差であり、例えばRAM4又は記憶装置10に保存されており、CPU2は、この値を随時取得することができる。
例えば、図24に示す例では、側面が、紙面に垂直で紙面から視点方向の法線ベクトルを持っているが、この側面では、頂点V241が凸頂点であり、頂点V242が凹頂点である。また、図25に示す例では、頂点V251、V252、V253及びV254が凹頂点として抽出される。
ステップS1031の処理後、CPU2は、凹頂点が存在するか判定する(ステップS1032)。そして、凹頂点が存在しなければ、分解処理が終了したとして、この処理を終了する。一方、凹頂点が存在すれば、ステップS1033の処理を行う。
ステップS1033では、CPU2は、ステップS1031で取り出した凹頂点を、着目している面の境界ループ上で順番に並べた場合に、隣り合い、なおかつ同じ稜線の端点となっていない頂点対を一組取り出して、その二頂点間に対角線を作成する。つまり、CPU2は、対角線作成手段として、所定の位置に対角線を作成する。図26に示す例では、凹頂点V2601及びV2602を一組の頂点対として抽出し、凹頂点V2603及びV2604を他の一組の頂点対として抽出する。そして、夫々に、対角線e2605、e2606を作成する。
次いで、CPU2は、側面分割手段として、ステップ1033で作成した対角線で着目している面を分割する(ステップS1034)。また、CPU2は、境界ループの回り向きにそって、対角線の開始頂点から終了頂点までの稜線を含む境界を持つ面を「分離面」とし、残された稜線を境界に持つ面を「被分離面」とする。例えば、図26に示す例では、対角線e2605に着目すると、稜線列e2605、e2607、e2608及びe2609で示される境界ループを持つ分離面S2618、並びに稜線列e2605、e2610、e2611、e2612、e2613、e2614、e2615、e2616及びe2617で示される境界ループを持つ被分離面S2619を作成する。対角線e2606についても同様である。なお、CPU2は、新たに作成した面や隣接する面及び稜線の形状データを、整合性が保たれるように修正する。
その後、CPU2は、「被分離面」を分割対象面に再設定して、ステップS1031からステップS1034までの分割処理を繰り返す。
このようにして、ステップS103の処理が行われる。
次に、図27を参照しながらステップS107の処理について詳述する。
先ず、ステップS10701からステップS10706までの一連の処理は、図18のステップS105で抽出した分離境界ループに対して、同一の分離境界面を作成する稜線の分類を行う処理である。この一連の処理では、分離境界ループ上の隣接する各稜線対に対して、同じ面を張れるか否かの判定を行う。例えば、図28に示す形状から図29に示すように、部分形状C2901を分離する過程では、稜線e2908、e2909、e2910、e2911、e2912及びe2913からなる分離境界ループ上に分離境界面を張る必要があるが、例えば隣接する稜線e2908と稜線e2909とに同一の面を張れるか否かの判定を行う。
具体的には、先ず、CPU2は、隣接する稜線対が、分離されて残された面集合において、同一の面又は幾何的に形状が同一とみなせる面に接するか判定する(ステップS10701)。そして、同一の面又は幾何的に形状が同一とみなせる面に接する場合には、ステップS10703の処理を行い、それ以外の場合はステップS10702の処理を行う。例えば、図29に示す例では、互いに隣接する稜線e2911及びe2912がいずれも、分離されて残される面S2917に接するので、同一の面又は幾何学的な形状が同一とみなせる面に接すると判定する。
ステップS10702では、CPU2は、隣接する稜線対のいずれかが側面上の稜線であるか判定する。そして、側面上の稜線であれば、ステップS10703の処理を行い、それ以外の場合はステップS10704の処理を行う。例えば、図29に示す例では、面S2918を側面とみると、稜線e2909が面S2918上の稜線であると判定する。
ステップS10703では、CPU2は、ステップS10701又はS10702における判定の対象とした稜線対について、これらが同一の境界面に位置し、これらに同一の面を張ることができると判定する。そして、この判定結果をRAM4又は記憶装置10に保存する。
一方、ステップS10704では、CPU2は、ステップS10701又はS10702における判定の対象とした稜線対について、これらが互いに異なる境界面に位置し、これらに同一の面を張ることができないと判定する。そして、この判定結果をRAM4又は記憶装置10に保存する。
ステップS10703又はS10704の処理後、CPU2は、分離頂点抽出手段として、同一の分離境界面が張れない隣接する稜線間の頂点を「分離頂点」として抽出する(ステップS10705)。図29に示す例では、稜線e2908と稜線e2913との稜線対、稜線e2910と稜線e2911との稜線対には同一の面を張ることができないので、その間の頂点V2907及びV2904を「分離頂点」とする。
次いで、CPU2は、「分離頂点」が抽出されたか判定する(ステップS10706)。そして、抽出されていなければ、分離境界ループの分割処理を終了し、そうでなければ、ステップS10707の処理を行う。
このようにして、上述のように、CPU2は同一の分離境界面を作成する稜線の分類を行う。
その後、CPU2は、分離境界ループ上で、任意の隣接する分離頂点間を結ぶ分割稜線を作成し、分離境界ループを「分割境界ループ」と「被分割境界ループ」とに分割する(ステップS10707)。具体的には、CPU2は、分離境界ループの回りに沿って、上記の隣接する分離頂点間の間に他の「分離頂点」がない方の稜線を含むループを「分割境界ループ」とし、それ以外のループを「被分割境界ループ」とする。つまり、CPU2は、分離境界ループ分割手段として、上記の隣接する分離頂点以外に分離頂点をもたない分離境界ループを「分割境界ループ」とする。図29に示す例では、「分離頂点」V2907と「分離頂点」V2904との間に分割稜線e2914を作成して、稜線e2914、e2908、e2909及びe2910からなるループと、稜線e2914、e2911、e2912及びe2913からなるループとに分割する。この場合、境界ループ上では、「分離頂点」V2904及びV2907以外に「分離頂点」が存在しないので、どちらを「分割境界ループ」、「被分割境界ループ」に設定してもよい。
続いて、CPU2は、ステップS10707で作成した分割境界ループのデータを複製し、複製元(複製前)の分割境界ループ及び複製した分割境界ループを、夫々分離する部分形状の分離境界ループ、分離された残りの部分形状の分離境界ループとする。そして、CPU2は、分離境界面作成手段及び被分離境界面作成手段として、夫々のループに対して面を作成し、分離する部分形状、残された部分形状の立体データを作成する(ステップS10708)。例えば、図29に示す例において稜線e2914、e2908、e2909及びe2910からなるループを「分割境界ループ」としている場合には、この「分割境界ループ」の複製を作成し、その後、これらの一方を部分形状C2901のループとし、他方を分離して残される部分形状の境界ループとする。この結果、図8に示すような分離境界面SB83及び被分離境界面SB84と同様な分離境界面及び被分離境界面が作成される。
次いで、CPU2は、ステップS10708で作成した「分離境界面」及び「被分離境界面」のIDのペアをRAM4又は記憶装置10に保存する(ステップS10709)。
その後、CPU2は、「被分割境界ループ」を新たな分割の対象となる分離境界ループとして設定し(ステップS10710)、ステップS10701からステップS10709までの処理を繰り返す。
このようにして、ステップS107の処理が行われる。
次に、ステップS5の処理の詳細について、図30を参照しながら説明する。なお、ステップS501からステップS507までの処理は、各部分形状を分離するときに作成した「分離境界面」毎に行う。
先ず、CPU2は、各部分形状に対して抽出した中立面の各頂点のうち、元の各部分形状の着目分離境界面上にあるものを抽出する(ステップS501)。各頂点が分離境界面にあるかどうかの情報は、上記で述べたメッシュ作成の処理のときと同様に、中立面を抽出する過程で作成されるが、中立面の各頂点と着目分離境界面との距離を計算し、オンサーフェス判定を行うことによっても判定してもよい。
例えば、図31に示す部品形状が部分形状C311、C312及びC313に分割され、図32に示すように、夫々、中立面MS321、MS322、MS323が抽出されているとする。また、着目している分離境界面が部分形状C311及びC312の間の分離境界面であるとし、部分形状C311側に分離境界面があるものとする。この場合、着目している中立面MS321の分離境界面上の頂点は頂点V321及びV322となり、中立面を抽出する過程でこの情報は作られている。
ステップS501の処理後、CPU2は、ステップS10709で作成した「分離境界面」及び「被分離境界面」のペアの情報を参照し、更に、着目している分離境界面に隣接する部分形状を参照し、その部分形状の中立面が抽出されているかを判定する(ステップS502)。そして、抽出されていなければ処理を終了し、それ以外の場合にはステップS503の処理を行う。図31及び図32に示す例では、着目している中立面に隣接する部分形状C311では中立面MS323が隣接しているので、中立面が抽出されていると判定する。
ステップS503では、CPU2は、投影点作成手段として、ステップS501で抽出した分離境界面上の頂点(分離境界面上頂点)を隣接中立面に投影する。上述のように、本実施形態では、稜線がすべて線分と仮定しているので、投影した頂点間を結ぶ線分列が投影稜線列となる。図32に示す例では、着目している分離境界面上の頂点V321及びV322を、隣接する中立面MS323に投影した点はV321´、V322´であり、これらを結ぶ稜線e321´が頂点V321及びV322を結ぶ稜線e321の投影稜線となる。
次いで、CPU2は、隣接中立面内に既に他の投影稜線列がある場合に、新たに投影した分離境界面上の頂点が近接しているかを判定する(ステップS504)。この判定では、例えば、各頂点と既に投影されている稜線との距離を取得し、その値が、作業者が設定した閾値より小さいか否かに基づいて行う。そして、近接している場合には、ステップS505の処理を行い、それ以外の場合には、ステップS505を省略してステップS506の処理を行う。近接している場合には、統合中立面上のメッシュを作成したとき、微小要素が作成されてしまう可能性がある。例えば、図32に示す例では、隣接中立面MS323に、既に隣接している中立面MS322の投影稜線e322´があるので、図33に示すように、投影点V321´と投影稜線e322´との距離d331を計算し、作業者が設定した閾値より小さいか判定する。
ステップS505では、CPU2は、ステップS504で、第2の投影点補正手段及び頂点補正手段として、新たに投影した頂点を既に投影された稜線列に移動させる。この移動処理では、CPU2は、着目頂点と稜線列との最短線を求め、稜線列上の最短線の足に着目頂点を移動させる。また、移動した点と、稜線列のいずれかの頂点との距離(間隔)が作業者が設定した閾値(所定値)以下の場合には、その頂点を投影点とする。例えば、図33に示すでは、投影点V321´と投影稜線e322´とが近接しており、投影点V321´の位置を、投影点V321´から稜線e322´におろした最短線の足V321´´の位置に移動させる。また、足V321´´と頂点V323´との距離が閾値より小さい場合は、足V321´´の位置を、更に頂点V323´の位置に移動させる。投影点V322´に対しても同様の処理を行う。その後、ステップS506の処理を行う。また、投影点のほかに他の中立面から作成された投影点が存在する場合、投影点補正手段及び頂点補正手段として、これらの投影点の間隔が所定値以下であれば、いずれか一つの投影点(投影頂点)の位置に残りの投影点の位置を補正することが好ましい。
ステップS506では、CPU2は、分離境界面上の頂点の位置を投影頂点の位置に移動させる。このとき、CPU2は、整合性がとれるように着目している部分形状の中立面の位置及び姿勢を変更する処理を行う。例えば、図34に示す例では、頂点V321及びV322の位置を、投影点V321´、V322´に移動させる。ステップS505で投影点を移動している場合は、移動された位置に移動させる。また、投影点の移動の結果、移動後の投影点V321´及びV322´と元の中立面MS321上の頂点V345及びV346とが同一の平面上にのらない可能性もある。このような場合は、例えば、投影点V321´、V322´及びV345で規定される平面にV346を投影した点V346’に投影した位置に点V346を移動させる。
そして、CPU2は、上記で投影した稜線列の情報を中立面毎に登録して、上記の処理に使えるようにする(ステップS507)。
このようにしてステップS5の処理が行われる。
このような本実施形態によれば、板金部品及び樹脂部品等の薄肉部品のCAD情報から、シェルメッシュ及びソリッドメッシュが混合した有限要素法用の解析モデルを、少ない工数で容易に作成することができる。つまり、シェルが設定された部分形状に対して適切な中立面の統合を行った上でシェルメッシュとソリッドメッシュとの結合を行うので、シェルメッシュとソリッドメッシュが混合した解析モデルの作成を容易に行うことができる。従って、複雑な形状を持つ薄肉部品に対しても解析モデルの作成を容易に行うことができる。
また、微小要素が存在するような場合でも、投影点の補正等により、これを予め排除することができるため、計算時間が大幅にかかってしまうことを防止することができる。また、微小要素が存在しないように作業者がモデルの修正を行う工数を削減することも可能である。
また、本実施形態によれば、部品のCADモデルを基に、当該部品形状の部分形状への分解が行われるため、作業者が行う必要がある工数を削減することができる。例えば、部品形状の部分形状への分解の処理の一部として、側面形状を凸形状に分解する作業工数を削減することができる。更に、各部分形状から抽出した中立面同士の統合、各部分形状をモデル化したシェルメッシュ及びソリッドモデルの統合の際に、隣接関係が保存されるため、このモデルの統合の際に作業者が指示を行う必要がなくなるため、作業工数を削減することができる。また、部分形状の分離の際に、分離する境界の面を特定する情報が作成されるため、作業者の工数を減らすことが可能となる。
なお、本発明の実施形態は、例えばコンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
本発明の実施形態に係る解析モデル作成装置(情報処理装置)の構成を示すブロック図である。 解析モデル作成装置の動作を示すフローチャートである。 分解前の部品形状の一例を示す図である。 図3に示す部品形状の分解を示す図である。 中立面が位相的に一枚のシートにならない形状の一例を示す図である。 位相的に一枚のシートとならない中立面の一例を示す図である。 分離前の部分形状の一例(十字型)を示す図である。 図7に示す部分形状における分離境界面及び被分離境界面を示す図である。 ID対テーブルの一例を示す図である。 図7に示す部分形状における分解を示す図である。 隣接関係テーブルの一例を示す図である。 モデル化種別テーブルの一例を示す図である。 抽出された中立面の一例を示す図である。 統合された中立面の一例を示す図である。 統合中立面のシェルメッシュを示す図である。 ソリッドメッシュの一例を示す図である。 ソリッドメッシュとシェルメッシュの結合を示す図である。 ステップS1の内容を示すフローチャートである。 凸形状への分解前の側面の一例を示す図である。 図19に示す側面の凸形状への分解を示す図である。 凸に隣接か否かの判定方法を示す図である。 部分形状の面集合及びその境界稜線を示す図である。 ステップS103の内容を示すフローチャートである。 凹頂点か否かの判定方法を示す図である。 抽出された凹頂点を示す図である。 側面の境界ループの分割を示す図である。 ステップS107の内容を示すフローチャートである。 分離前の部分形状の一例を示す図である。 分離境界ループの分類方法を示す図である。 ステップS5の内容を示すフローチャートである。 部分形状同士の関係を示す図である。 分離境界面上の中立面頂点の隣接中立面への投影を示す図である。 隣接中立面への投影頂点の既投影稜線への近接性判定方法及び統合処理の一例を示す図である。 中立面の統合処理の一例を示す図である。 ソリッドメッシュ及びシェルメッシュが混合したモデルを示す図である。 リブの中立面の位置の従来の修正方法を示す図である。
符号の説明
1:データバス
2:CPU
3:ROM
4:RAM
5:入力インタフェース
6:入力装置
7:出力インタフェース
8:出力装置
9:記憶装置用インタフェース
10:記憶装置

Claims (10)

  1. 解析対象物の設計情報から前記解析対象物の形状を複数の部分形状に分解する分解手段と、
    前記複数の部分形状間の隣接関係情報を作成する隣接関係情報作成手段と、
    前記複数の部分形状に対するモデル化の種別を設定する設定手段と、
    前記設定手段によりモデル化の種別としてシェルが設定された部分形状に対して、中立面を抽出する中立面抽出手段と、
    前記隣接関係情報を参照して、隣接する部分形状から抽出された2以上の中立面を統合する統合手段と、
    前記統合された中立面のシェルメッシュを作成するシェルメッシュ作成手段と、
    前記設定手段によりモデル化の種別としてソリッドが設定された部分形状のソリッドメッシュを作成するソリッドメッシュ作成手段と、
    前記隣接関係情報を参照して、隣接するシェルメッシュとソリッドメッシュとを結合する拘束要素を挿入する挿入手段と、
    を有することを特徴とする解析モデル作成装置。
  2. 前記統合手段は、統合後の中立面の位置を補正する中立面補正手段を有することを特徴とする請求項1に記載の解析モデル作成装置。
  3. 前記中立面補正手段は、
    前記中立面の頂点のうちで、前記分解手段による分解に伴って前記部分形状に作成された分離境界面に位置する分離境界面上頂点を、当該中立面と統合される中立面に投影して、投影点を作成する投影点作成手段と、
    前記投影点が作成された中立面内に他の中立面から作成された投影点が存在する場合、これらの投影点の間隔が所定値以下であれば、いずれか一つの投影点の位置に残りの投影点の位置を補正する投影点補正手段と、
    前記分離境界面上頂点の位置を前記投影点の位置に補正する頂点補正手段と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の解析モデル作成装置。
  4. 前記中立面補正手段は、
    前記投影点が作成された中立面内に他の中立面の稜線を投影した投影稜線が存在する場合、当該投影点と当該投影稜線との間隔が所定値以下であれば、当該投影稜線の位置に当該投影点の位置を補正する第2の投影点補正手段と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の解析モデル作成装置。
  5. 前記分解手段は、
    前記解析対象物の側面を抽出する側面抽出手段と、
    前記側面を凸形状の面に分解する凸形状分解手段と、
    前記解析対象物の側面の任意のものから、前記凸形状分解手段による分解の前から存在し、互いに凸又は平行の関係にある側面を辿って得られる面の集合を面集合として取得する面集合取得手段と、
    前記面集合毎の境界を示す分離境界ループを抽出する分離境界ループ抽出手段と
    前記分離境界ループ上において、一方の面集合に分離境界面を作成し、他方の面集合に被分離境界面を作成する境界面作成手段と、
    前記面集合毎に、それを構成する面と前記分離境界面又は被分離境界面とを備えた部分形状を作成する部分形状作成手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の解析モデル作成装置。
  6. 前記凸形状分解手段は、
    前記側面内において凹に隣接する稜線間の凹頂点を抽出する凹頂点抽出手段と、
    前記側面の境界ループ上で隣接する凹頂点の間に対角線を作成する対角線作成手段と、
    前記対角線を境界にして前記側面を分割して、前記凸形状の面を作成する側面分割手段と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載の解析モデル作成装置。
  7. 前記隣接関係情報作成手段は、前記分離境界面及び被分離境界面の組を特定する情報、並びに、前記分離境界面及び被分離境界面を含む各部分形状を特定する情報を前記隣接関係情報に含ませることを特徴とする請求項5又は6に記載の解析モデル作成装置。
  8. 前記境界面作成手段は、
    前記分離境界ループにおいて隣接する稜線対に対して、当該稜線対の夫々の稜線が隣接する面が同一である場合、当該稜線対の夫々の稜線が隣接する面が幾何的に同一である場合、及び当該稜線対のいずれかの稜線が隣接する面が側面となっている場合に、当該稜線を含む面が同一の境界面を構成すると判定する判定手段と、
    互いに異なる境界面を構成する稜線の間の頂点を分離頂点として抽出する分離頂点抽出手段と、
    前記分離境界ループ上で隣接する二つの分離頂点間に稜線を作成して、分離境界ループを分割し、前記二つの分離頂点以外に分離頂点をもたない分離境界ループを分割境界ループとする分離境界ループ分割手段と、
    前記分割境界ループを複製する複製手段と、
    前記複製手段による複製前の分割境界ループに分離境界面を作成する分離境界面作成手段と、
    前記複製手段による複製により作成された分割境界ループに被分離境界面を作成する被分離境界面作成手段と、
    を有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の解析モデル作成装置。
  9. 分解手段が、解析対象物の設計情報から前記解析対象物の形状を複数の部分形状に分解する分解ステップと、
    隣接関係情報作成手段が、前記複数の部分形状間の隣接関係情報を作成する隣接関係情報作成ステップと、
    設定手段が、前記複数の部分形状に対するモデル化の種別を設定する設定ステップと、
    中立面抽出手段が、前記設定ステップにおいてモデル化の種別としてシェルを設定した部分形状に対して、中立面を抽出する中立面抽出ステップと、
    統合手段が、前記隣接関係情報を参照して、隣接する部分形状から抽出された2以上の中立面を統合する統合ステップと、
    シェルメッシュ作成手段が、前記統合された中立面のシェルメッシュを作成するシェルメッシュ作成ステップと、
    ソリッドメッシュ作成手段が、前記設定ステップにおいてモデル化の種別としてソリッドを設定した部分形状のソリッドメッシュを作成するソリッドメッシュ作成ステップと、
    挿入手段が、前記隣接関係情報を参照して、隣接するシェルメッシュとソリッドメッシュとを結合する拘束要素を挿入する挿入ステップと、
    を有することを特徴とする解析モデル作成方法。
  10. コンピュータに、
    解析対象物の設計情報から前記解析対象物の形状を複数の部分形状に分解する分解ステップと、
    前記複数の部分形状間の隣接関係情報を作成する隣接関係情報作成ステップと、
    前記複数の部分形状に対するモデル化の種別を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおいてモデル化の種別としてシェルを設定した部分形状に対して、中立面を抽出する中立面抽出ステップと、
    前記隣接関係情報を参照して、隣接する部分形状から抽出された2以上の中立面を統合する統合ステップと、
    前記統合された中立面のシェルメッシュを作成するシェルメッシュ作成ステップと、
    前記設定ステップにおいてモデル化の種別としてソリッドを設定した部分形状のソリッドメッシュを作成するソリッドメッシュ作成ステップと、
    前記隣接関係情報を参照して、隣接するシェルメッシュとソリッドメッシュとを結合する拘束要素を挿入する挿入ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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