JP7456919B2 - 構造躯体データ変換装置 - Google Patents
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Description
かかる構成によると、設計時に作成された構造躯体に関するデータ(3D-CADデータ等)を用いて、解析に好適な3次元有限要素モデルを生成することができる。
また、かかる構成によると、厚みが異なる3次元面材データが存在する場合等においても、解析に好適な3次元有限要素モデルを生成することができる。
かかる構成によると、厚みが省略された2次元面材データを好適に組み直し、解析に好適な3次元有限要素モデルを生成することができる。
また、前記2次元変換部は、前記3次元面材データにおける6つの面のうち、1番目に大きい面と2番目に大きい面との配列方向を厚み方向とする構成であってもよい。
かかる構成によると、3次元面材データの厚み方向を好適に認識し、当該認識結果に基づいて、3次元面材データを2次元面材データに好適に変換することができる。
かかる構成によると、開口形状を簡素化することによって、解析時間を短縮するとともに不整形なメッシュが生じることによる解析精度の低下を防止することができる。
前記開口処理部は、所定距離以下に設けられた2つの前記開口を、これらを包絡する1つの前記矩形開口に変換する構成であってもよい。
かかる構成によると、開口数を低減することによって、3次元有限要素モデル作成時間及び解析時間を短縮することができる。
また、前記開口処理部は、前記2次元面材データを複数の領域に分割し、前記矩形開口を等価な1以上の前記領域に移動させる構成であってもよい。
かかる構成によると、2次元面材データの要素分割の複雑化を防止することによって、解析時間を短縮するとともに解析精度を向上することができる。
かかる構成によると、2次元面材データにおける分割された領域を小さくし過ぎることなく、小さい矩形開口による剛性低下を考慮した解析を可能とする。
かかる構成によると、機器荷重の設定を正確かつ短時間で実行することができる。
操作部2は、キーボード、マウス等によって構成されており、ユーザによる操作結果を制御部10へ出力する。表示部3は、ディスプレイ等によって構成されており、制御部10からの出力に基づいて画像を表示する。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力回路等によって構成されており、操作部2の操作結果に基づく演算処理を実行したり、表示部3に画像を表示させたりする。制御部10は、機能部として、記憶部11と、2次元変換部12と、開口処理部13と、重量設定部14と、を備える。
記憶部11は、例えば構造躯体の設計時に作成された構造躯体データを記憶可能である。構造躯体データには、構造躯体を構成する3次元面材に関するデータ(3次元面材データ20)と、当該3次元面材の剛性に関するデータと、が含まれる。3次元面材データ20は、平板状の直方体形状を呈する3次元面材の8つの角の位置データ(3次元座標)が含まれる。また、3次元面材データ20には、水平方向に延在する床版に関するデータ(3次元床面データ21)と、下階の床版と上階の床版(天井面)との間に架設されて鉛直方向に延在する壁体に関するデータ(3次元壁面データ22)と、が含まれる(図2参照)。なお、図2等には、3次元面材データ20の3次元床面データ21及び3次元壁面データ22として、当該データに基づいて表示部3に表示される3次元面材モデルの3次元床面モデル及び3次元壁面モデルが図示されている。
構造躯体データには、通り芯23(図7参照)に関するデータが含まれる。通り芯23に関しては、後で詳細に説明する。また、構造躯体データには、構造躯体内に設けられる機器のID、位置、形状及び重量に関するデータ(機器データ)が含まれる。
なお、機器データにおける荷重は、構造躯体データには含まれず、構造躯体データとは別のリスト(機器のID及び荷重が関連付けられた機器荷重リスト)として設けられてもよい。また、構造躯体データ及び機器荷重リストは、それぞれ別の記憶部11に記憶されていてもよい。
2次元変換部12は、記憶部11に記憶された3次元面材データ20を読み出し、読み出されたソリッドである3次元面材データ20を、当該3次元面材データ30の厚み方向を特定することによって、当該3次元面材データ20の厚み方向と交差する(直交する)シェルである2次元面材データ30に変換し、変換結果を記憶部11に記憶させたり開口処理部13へ出力したりする。また、2次元変換部12は、前記したように2次元面材データ30の元の3次元面材データ30の厚み方向を特定することによって、元の3次元面材データ20の厚み寸法を読み取る。2次元面材データ30には、矩形状を呈する2次元面材の4つの角の位置データ(3次元座標)と、元の3次元面材データ20の厚み寸法と、が含まれる。元の3次元面材データ20の厚み寸法は、3次元有限要素モデルを解析する際に用いられる。
2次元変換部12は、3次元面材データ20に含まれる8つの角の位置データに基づいて、直方体形状である3次元面材の6つの面の面積を算出する。また、2次元変換部12は、算出された6つの面の面積に基づいて、1番目に大きい面と2番目に大きい面(1番目と同じ大きさである場合を含む)との配列方向(対向方向)を厚み方向とし、当該厚み方向の中央部に2次元面材モデルが位置するように、2次元面材データ30を設定する。1番目に大きい面と2番目に大きい面とが同じ大きさ(かつ同じ形状)である場合には、2次元面材データ30による2次元面材モデルは、これらと同じ大きさ(かつ同じ形状)の面が1番目に大きい面と2番目に大きい面と間の中央に位置する。また、2次元変換部12は、3次元面材データ20に含まれる8つの角の位置データに基づいて、3次元面材データ20の厚み寸法を読み取る(算出する)ことができる。
また、2次元変換部12は、3次元面材データにおける8つの角の位置データに基づいて、3次元面材データ(直方体)20の体積V1を算出する。2次元変換部12は、2次元面材データ(長方形)30における4つの角の位置データに基づいて、2次元面材データ30の面積を算出するとともに、当該面積及び3次元面材データ20の厚みを掛け合わせることによって、3次元面材データ(直方体)20の体積V2を算出する。
2次元変換部12は、体積V1,V2に基づいて、2次元面材データがOKであるかNGであるかを判定する。一例として、2次元変換部12は、体積V1と体積V2との差(V1-V2)の絶対値が閾値以下である場合に、2次元面材データ30はOK(好適)であると判定する。また、2次元変換部12は、体積V1と体積V2との差(V1-V2)の絶対値が閾値よりも大きい場合に、2次元面材データ30はNG(不適)であると判定する。2次元変換部12は、NGであると判定された2次元面材データ30に対応する3次元面材データ30を表示部3に表示させる。この場合、2次元変換部12は、ユーザによる操作部2の操作結果に基づいて、3次元面材データ20に対応する2次元面材データ30を取得する。また、前記閾値は、ユーザによる操作部2の操作結果に基づいて適宜設定可能である。
また、図4の例では、2次元変換部12は、図6に示すように、2次元壁面データ32d,32eの前端部(2次元壁面データ32c側の端部)を延長し、2次元壁面データ32cに当接させる。また、2次元変換部12は、2次元壁面データ32cのうち、当接した2次元壁面データ32d,32eよりも外方となる領域を省略する。
図7に示す例において、同一方向に沿って設けられる3次元壁面データ22f,22gは、厚みが異なっている。そのため、2次元変換部12が厚みの中央に2次元壁面データ32f,32gを設定した場合には、これらの位置がずれてしまう。この場合には、2次元変換部12は、3次元壁面データ22f,22gに対して設定された通り芯23aの位置に、2次元壁面データ32f,32gを設定する。また、同一方向に沿って設けられる3次元壁面データ22h,22iは、同じ厚みを有するものの、厚み方向に若干ずれている。この場合にも、2次元変換部12は、3次元壁面データ22h,22iに対して設定された通り芯23bの位置に、2次元壁面データ32h,32iを設定する。
図1に示すように、開口処理部13は、記憶部11に記憶されたデータ及び/又は2次元変換部12から出力されたデータに基づいて、3次元面材データ20(3次元壁面データ22)に設定された開口24を、構造計算的に等価な矩形開口34に変換し、変換結果を含む2次元面材データ30を記憶部11に記憶させたり重量設定部14へ出力したりする。詳細には、開口処理部13は、2次元面材データ30(2次元壁面データ32)に対して、開口24に外接する矩形開口34を設定する。
例えば、図8(a)に示すように、直径Rの円形状を呈する開口24aは、当該開口24aに外接する1辺の長さがRの正方形状の矩形開口34aに変換される。また、図8(b)に示すように、横方向寸法B、高さ方向寸法hのL字形状の開口24bは、当該開口24bに外接する1辺の長さがそれぞれB,hの長方形状の矩形開口34bに変換される。
なお、開口24を構造計算的に等価な矩形開口に変換する手法として、開口処理部13は、円形状、L字形状等を呈する開口24を、当該開口24と同一面積の矩形開口に変換する構成であってもよい。この場合には、開口処理部13は、変換後の矩形(正方形)開口の重心位置を、変換前の開口24の重心位置と一致させる構成であってもよい。
また、開口処理部13は、2つの矩形開口34の距離(上下方向又は左右方向の距離)が所定距離以下である場合に、2つの矩形開口34を包絡した1つの矩形開口34に変換する。詳細には、開口処理部13は、2次元面材データ30(2次元壁面データ32)に対して、2つの矩形開口34,34に外接する1つの矩形開口34を設定する。図9に示す例において、矩形開口34c,34dの間の距離α1は、所定距離以下である。開口処理部13は、所定距離以下に設けられている矩形開口34c,34dを、当該矩形開口34c,24dに外接する1つの矩形開口34fに変換する(図9(a)→(b))。ここで、矩形開口34e,24fの間の距離α2は、所定距離以下である。続いて、開口処理部13は、所定距離以下に設けられている矩形開口34e,34fを、矩形開口34e,34fに外接する1つの矩形開口34gに変換する(図9(b)→(c))。開口処理部13は、2つの開口24を包絡しつつ矩形開口34へ変換することによって、包絡処理及び矩形開口34への変換処理を同時に実行することもできる。
また、開口処理部13は、矩形開口34を、開口面積が等価となる位置に移動させる。図10(a)に示すように、開口処理部13は、2次元面材データ30(2次元壁面データ32)を、メッシュ状(格子状)に分割する。ここで、開口処理部13は、2次元面材データ30に設けられた矩形開口34を考慮せず(無視して)、メッシュ状の矩形要素を設定する。続いて、図10(b)に示すように、開口処理部13は、矩形開口34を予め設定された(又は、操作部2の操作結果に応じた)分割数、又は、矩形要素の大きさ(形状)に応じて設定された矩形開口34用のメッシュ(開口用矩形要素)の大きさ(形状)に基づいて、メッシュ状に分割する。続いて、図10(c)に示すように、開口処理部13は、メッシュ状に分割された矩形開口34の矩形要素(開口用矩形要素)それぞれの重心位置gを算出する。続いて、図10(d)に示すように、開口処理部13は、算出された重心位置gが含まれる2次元面材データ30の要素を特定する。続いて、図10(e)に示すように、開口処理部13は、重心位置gが含まれる2次元面材データ30の要素の集合を、移動先の矩形開口34として設定する。
矩形要素の大きさ、及び、開口用矩形要素の大きさは、ユーザによる操作部2の操作結果に基づいて適宜設定可能である。例えば、2次元面材データ30に設定される矩形要素の大きさは、例えば2m×2m前後に設定可能である。かかる矩形要素の大きさは、通り芯の23の間隔によって変わる。また、矩形開口34を分割する際の1メッシュ(開口用矩形要素)の大きさは、例えば1m×1m以下、すなわち、矩形要素の1/4以下に設定可能である。
また、開口処理部13は、包絡処理が実行された後の矩形開口34が等価な2次元面材データ30の要素(領域)が無い場合には、矩形開口34を省略する。ここで、開口処理部13は、矩形開口34の面積が2次元面材データ30のメッシュ状に分割された矩形要素の面積の所定割合以下である場合に、等価な領域が無いと判定する。この場合、開口処理部13は、省略された矩形開口34の面積に基づいて、当該矩形開口34が設けられていた2次元面材データ30の剛性を調整する(低下させる)。なお、矩形開口34の省略は、矩形開口34の大きさが例えば1m×1m以下、すなわち、2次元面材データ30に設定される矩形要素の1/4以下である場合に実行可能である。
重量設定部14は、記憶部11に記憶されたデータ及び/又は2次元変換部12から出力されたデータに基づいて、2次元面材データ30(2次元床面データ31)に機器の重量を設定する。本実施形態において、重量設定部14は、記憶部11に記憶された機器データ(及び、当該機器データとは別に設けられた機器荷重リスト)に基づいて、機器データ及び機器荷重リストを同じ機器IDで参照することによって同じ機器IDの位置、重量等を読み出し、2次元面材データ30(2次元床面データ31)に機器の重量を設定する。図11に示すように、重量設定部14は、2次元面材データ30(2次元床面データ31)にメッシュ(格子状に分割された矩形要素)を設定する。続いて、重量設定部14は、機器データ40(機器モデルの位置及び形状)に基づいて、当該機器データ40が載置された部位の下に位置するメッシュの節点を特定し、特定された節点に、機器データ(機器荷重リスト)40の重量を均等に配分して設定する。例えば、機器データ40aの重量は、当該機器データ(機器モデル)40aと重なる4つの節点P1~P4に対して、4等分して設定される。また、節点と重ならない機器データ(機器モデル)40bの重量は、機器データ40bの位置の重心から最も近い節点P5に設定される。
続いて、本発明の実施形態に係る構造躯体データ変換装置1の動作例について、図12のフローチャートを参照して説明する。まず、制御部10は、操作部2の操作結果等に基づいて、構造躯体データを記憶部11に記憶させる(ステップS1)。続いて、2次元変換部12は、記憶部11に記憶された3次元面材データ20を抽出し(読み出し)(ステップS2)、抽出された3次元面材データ20を2次元面材データ30に変換する(ステップS3)。続いて、2次元変換部12は、記憶部11に記憶された通り芯23に関するデータを抽出し(読み出し)、抽出された通り芯23を2次元面材データ30によって構成される構造躯体データに設定する(ステップS4)。ステップS4において、2次元変換部12は、操作部2の操作結果に基づいて、通り芯23を設定することも可能である。続いて、2次元変換部12は、通り芯23に合わせて2次元面材データ30を移動させる(ステップS5)。続いて、2次元変換部12は、2次元面材データ30(2次元壁面データ32)を延長し、これと交差する方向に延設される2次元面材データ30(2次元床面データ31又は2次元壁面データ32)と当接させる(ステップS6)。また、2次元変換部12は、2次元面材データ30のうち、かかる当接によって不要となる部位を省略する(ステップS7)。
なお、開口24の近辺に機器が設置されているケースにおいて、ステップS13をステップS12よりも先に実行する場合には、矩形開口34の移動によって機器が設定された節点が削除される可能性がある。そのため、本フローは、ステップS12をステップS13よりも先に実行することが望ましい。
したがって、構造躯体データ変換装置1は、設計時に作成された構造躯体に関するデータ(3D-CADデータ等)を用いて、ソリッド要素(3次元面材要素)ではなくシェル要素(2次元面材要素)によって構成されており、解析に好適な3次元有限要素モデルを生成することができる。
したがって、構造躯体データ変換装置1は、厚みが省略された2次元面材データ30を好適に組み直し、解析に好適な3次元有限要素モデルを生成することができる。
また、前記2次元変換部12は、前記2次元面材データ30を、前記3次元面材データ20の厚み方向の所定位置に設定するとともに、同一方向に沿って設けられる複数の前記2次元面材データ30の位置を、通り芯23に合わせる。
したがって、構造躯体データ変換装置1は、厚みが異なる3次元面材データ20が存在する場合等においても、解析に好適な3次元有限要素モデルを生成することができる。
また、前記2次元変換部12は、前記3次元面材データ20における6つの面のうち、1番目に大きい面と2番目に大きい面との配列方向を厚み方向とする。
したがって、構造躯体データ変換装置1は、3次元面材データ20の厚み方向を好適に認識し、当該認識結果に基づいて、3次元面材データ20を2次元面材データ30に好適に変換することができる。
したがって、構造躯体データ変換装置1は、開口形状を簡素化することによって、解析時間を短縮するとともに不整形なメッシュが生じることによる解析精度の低下を防止することができる。
また、前記開口処理部13は、所定距離以下に設けられた2つの前記開口24を、これらを包絡する1つの前記矩形開口34に変換する。
したがって、構造躯体データ変換装置1は、開口数を低減することによって、3次元有限要素モデル作成時間及び解析時間を短縮することができる。
また、前記開口処理部13は、前記2次元面材データ30を複数の領域に分割し、前記矩形開口34を等価な1以上の前記領域に移動させる。
したがって、構造躯体データ変換装置1は、2次元面材データ30の要素分割の複雑化を防止することによって、解析時間を短縮するとともに解析精度を向上することができる。
したがって、構造躯体データ変換装置1は、2次元面材データ30における分割された領域を小さくし過ぎることなく、小さい矩形開口34による剛性低下を考慮した解析を可能とする。
したがって、構造躯体データ変換装置1は、機器荷重の設定を正確かつ短時間で実行することができる。
なお、機器データにおける重量(荷重)は、構造躯体を構成する複数の3次元面材データ20とは別のリスト(機器のID及び荷重が関連付けられた機器荷重リスト)として設けられてもよい。また、構造躯体を構成する複数の3次元面材データ20及び機器の位置に関するデータと、機器荷重リストとは、それぞれ別の記憶部11に記憶されていてもよい。
11 記憶部
12 2次元変換部
13 開口処理部
14 重量設定部
20 3次元面材データ
21 3次元床面データ
22 3次元壁面データ
23 通り芯
24 開口(開口データ、開口モデル)
30 2次元面材データ(2次元面材モデル)
31 2次元床面データ(2次元床面モデル)
32 2次元壁面データ(2次元壁面モデル)
34 矩形開口(矩形開口、矩形開口モデル)
40 機器データ(機器モデル)
Claims (8)
- 構造躯体を構成する複数の3次元面材データを記憶可能な記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記3次元面材データを2次元面材データに変換するとともに、前記3次元面材データの厚み寸法を読み取る2次元変換部と、
を備え、
前記2次元変換部は、
前記2次元面材データを、前記3次元面材データの厚み方向の所定位置に設定するとともに、
同一方向に沿って設けられる複数の前記2次元面材データの位置を、通り芯に合わせ、
前記通り芯は、前記記憶部に記憶されている、又は、操作部の操作によって設定される
ことを特徴とする構造躯体データ変換装置。 - 前記2次元変換部は、
互いに当接していた2つの前記3次元面材データを変換した2つの前記2次元面材データの一方を延長することによって、当該2つの前記2次元面材データを当接させるとともに、
他方の前記2次元面材データのうち、当接部位よりも外側となる領域を省略する
ことを特徴とする請求項1に記載の構造躯体データ変換装置。 - 前記2次元変換部は、前記3次元面材データにおける6つの面のうち、1番目に大きい面と2番目に大きい面との配列方向を厚み方向とする
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の構造躯体データ変換装置。 - 前記3次元面材データには、開口が設定されており、
前記2次元面材データにおいて、前記開口を等価な矩形開口に変換する開口処理部を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の構造躯体データ変換装置。 - 前記開口処理部は、所定距離以下に設けられた2つの前記開口を、これらを包絡する1つの前記矩形開口に変換する
ことを特徴とする請求項4に記載の構造躯体データ変換装置。 - 前記開口処理部は、前記2次元面材データを複数の領域に分割し、前記矩形開口を等価な1以上の前記領域に移動させる
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の構造躯体データ変換装置。 - 前記3次元面材データには、剛性が設定されており、
前記開口処理部は、前記3次元面材データに設定された前記剛性を当該3次元面材データに対応する前記2次元面材データに設定し、前記矩形開口が等価な前記領域が無い場合に、当該矩形開口を省略するとともに、省略された当該矩形開口に基づいて、当該矩形開口に対応する前記2次元面材データの前記剛性を調整する
ことを特徴とする請求項6に記載の構造躯体データ変換装置。 - 前記記憶部には、前記構造躯体内に設けられる機器の位置及び重量に関する機器データが記憶されており、
前記機器データに基づいて、前記2次元面材データに前記機器の重量を設定する重量設定部を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の構造躯体データ変換装置。
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