JP2009093303A - 解析データ作成支援装置及びそれに用いられるプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】
解析用データの作成時間を短縮し、設計変更等による形状変更時に既に作成されたデータを有効に活用可能とする。
【解決手段】
コンピュータを用いて、形状を定義する3次元CADデータであるソリッドモデル及び中立面モデルを生成し、解析用メッシュモデルを生成する解析データ作成支援装置において、形状の部分構造であり、輪郭線で定義された断面を生成する手段103と、生成された断面の中心線を生成する手段104と、輪郭線と中心線とをスイープして3次元化する手段107と、を備え、輪郭線を3次元化したソリッドモデルと中心線を3次元化した中立面モデルとが共に生成可能とされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、計算機を用いて製品の設計開発支援を行うCAE技術に属し、特に、板状の部分が多い板金構造物あるいは製缶構造物に対して解析用のモデルを効率良く生成するものに好適である。
有限要素法に代表される数値解析では、解析対象の形状が薄板構造物の場合には、板の厚みを属性値として付与したシェル要素を用いたメッシュモデルを生成することが多く、そのため、解析用のモデルとして中立面モデルを生成する必要がある。中立面モデルは、単純な形状であれば2次元図面を参照して3次元の中立面モデルを直接組み立てていくこともできるが、複雑な形状では非常に手間が掛かる作業であり、3次元CADを用いて作成したソリッドモデルから(ソリッドモデル:コンピュータ上で3次元グラフィックスを扱う際に使われる立体表現方法の一つ。立体を面の集合として捉え、さらに面と面の間の状態に関するデータも扱う手法。物体の体積や重さ,重心を求めたり、断面を表示したりすることができる。工業製品の設計や、学術研究などの分野で使われることの多い手法である。)解析用の中立面モデルを生成することが行われている。
3次元CADデータ(ソリッドモデル)から中立面モデルを生成する方法としては、ソリッドモデルの薄肉部分の面を対話的に指示し、指示された面に平行で且つ距離が最も短い面を検索して、指示された面と検索された面の中間の位置に新たな面を生成することが知られ、例えば、特許文献1に記載されている。特に、ソリッドモデルの薄肉部を自動的に判別することは特許文献2に記載されている。
また、2次元図面を参照して3次元の中立面モデルを生成する方法としては、2次元CADでI桁あるいは箱桁構造の正面図を描き、その断面形状から3次元の解析モデルを作成することが知られ、例えば、特許文献3に記載されている。
特開平6−259505号公報 特開2004−287701号公報 特開2006−195713号公報
3次元CADで作成したソリッドモデルのサーフェース(面)の幾何情報から中立面を抽出する特許文献1に記載のものでは、中立面モデルを作成するのに薄板状の形状部分を操作者が指示しなければならないので、寸法等の設計パラメータを変更する場合は、ソリッドモデルの作成そのものをやり直さなければならない。また、特許文献2のものでは、母面やリブが一体化したソリッドモデルから一括して中立面モデルを生成するので、必ずしもユーザの意図した通りの中立面が生成されない場合がある。
さらに、特許文献3に記載のものでは、2次元断面であるI桁及び箱桁構造の断面を対象として、形状を複数のパートに分けて3次元化し、そこから解析用の中立面モデルを生成する構成上、適用できるのはI型断面と箱桁断面を組み合わせた断面形状のみという制限がある。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、母面やリブが一体化した形状のものであっても解析用データの作成時間を短縮でき、設計変更等による形状変更時には、既に作成されたデータを有効に活用できるものとすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、コンピュータを用いて、形状を定義する3次元CADデータであるソリッドモデル及び中立面モデルを生成し、解析用メッシュモデルを生成する解析データ作成支援装置において、前記形状の部分構造であり、輪郭線で定義された断面を生成する手段と、生成された前記断面の中心線を生成する手段と、前記輪郭線と前記中心線とをスイープして3次元化する手段と、を備え、前記輪郭線を3次元化した前記ソリッドモデルと前記中心線を3次元化した前記中立面モデルとが共に生成可能とされたものである。
また、本発明は、コンピュータを用いて、形状を定義する3次元CADデータであるソリッドモデル及び中立面モデルを生成し、解析用メッシュモデルを生成する解析データ作成支援装置に用いられるプログラムであって、前記形状の部分構造であり、輪郭線で定義された断面を生成する機能と、生成された前記断面の中心線を生成する機能と、前記輪郭線と前記中心線とをスイープして3次元化する機能と、前記輪郭線を3次元化した前記ソリッドモデルと前記中心線を3次元化した前記中立面モデルとを共に生成可能とする機能と、を実現するものである。
本発明によれば、断面を生成してから、3次元CADデータと解析用中立面モデルとの作成を行うので、解析用データの作成時間を短縮でき、設計変更等による形状変更時には解析用データの作成を初めからやり直す必要がなく、既に作成されたデータを有効に活用できる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を詳細に説明する。
図1において、解析データ作成支援装置は、計算機101とそれぞれのプログラムで構成されている。計算機101は演算装置,記憶装置,キーボードやディスプレイ等の入出力装置,外部記憶装置114であり、断面中心線生成装置102,形状生成装置106,表示制御装置110,解析メッシュ生成装置113は、それぞれの機能を実現するコンピュータプログラムである。
さらに、断面中心線生成装置102は、断面読み込み部103,断面中心線抽出部104,断面中心線編集部105の機能を実現するものであり、形状生成装置106は、スイープ操作部107(スイープ:3Dグラフィックのモデリング技法のひとつ。平面に描かれた図形をある軌跡に沿って移動して立体化する手法。直線状に移動すれば押し出しと同じ結果になる。軌跡をパラメータで規定してひねりや回転を加えることもできる。),曲げ操作部108,カット操作部109の機能を有している。なお、表示制御装置110はソリッドモデル表示部111と中立面モデル表示部1を備えている。
3次元CADによるソリッドモデルの作成では、形状の部分構造の断面をスケッチして、それを平行スイープ、あるいは回転スイープ、あるいは軌跡ラインに沿ったスイープといった方法で3次元化することが多い。線をスイープすることで面を生成し、閉じた線群から成る面をスイープすることで中空のソリッドモデルを作成する。
本例では、ソリッドモデルの作成のために描いた断面のスケッチ(見取図)の中にその断面の中心線を生成して、この中心線をスイープすることにより、ソリッドモデルと中立面モデルと共に生成する。図2は、その具体的なフローチャートを示す。図2において、201が断面のスケッチであり、202は断面の中心線である。これらをスイープしてソリッドモデル203と中立面モデル204を得る。
ユーザ(本システムの操作者)は断面の中心線をスイープすることを意識する必要は無く、ソリッドモデルを作成する操作のみを行えば良い。ソリッドモデルを完成させるために、スケッチを描いてスイープする操作を続けて繰り返すことで、1回1回の操作毎に中立面が生成され、それらを組み合わせることで、最終的に全体の中立面モデルが得られる。
製品の3次元CADデータ(ソリッドモデル)は、例えば数百個の部材が組み合わされて出来ており、一般的な作り方としては、最初に主要構造を作成し、そこに補強のリブを追加したり、フィレットを付けたりして、最終的に一体に合成されたソリッドモデルを作成する。ソリッドモデルの幾何情報を元に中立面を生成するには、フィレット部分の除外や、リブ部分と母材部分の識別等、複雑な形状認識処理が必要であり、従来技術では完全に母材やリブを区別して中立面モデルを生成することは困難であった。本例によれば、ソリッドモデルを構成する個々の板材毎に、中立面を生成しておくことになるので、さらに、ソリッドモデルを作成する操作の都度、ソリッドモデルのトポロジに合致するように中立面同士を接合していくので、後から中立面を修正する作業が不要となる。また、溶接ビードを表現するようなフィレットは板材ではないので、フィレットを除外した中立面が自ずと生成できる。
尚、3次元CADデータを作成している途中での中立面モデルの確認のための表示については、図1の表示制御装置110により、随時ソリッドモデルと中立面モデルの表示を切り替えて、何れか一方を表示することや、ソリッドモデルと中立面モデルの両方を同時に表示すれば良い。
図3から図13を参照して中心線の抽出方法の具体例を示す。
図1の断面中心線生成装置102は、断面読み込み部103,断面中心線抽出部104,断面中心線編集部105の各手段を有し、図3は断面中心線抽出部104における、ユーザがスケッチした断面の中心線を自動抽出する機能を実現するためのフロー図である。基本的な手順としては、断面読み込み部103で計算機に取り込んだ断面図から平行な線のペアを抽出して部分的な中心線を生成し、次にそれらの部分中心線を延長することで、中心線が取得できていない領域に対して中心線を生成するものである。
図4は中心線を抽出する断面の一例であり、その一部分を示している。図3の301で、先ず、断面を構成する線群の中のある2本の線分の間隔が閾値以下の「平行部分」,「同心円部分」に部分中心線を生成する。図5が部分中心線を生成した後の状態である。ここで「平行部分」と「同心円部分」に関して図6で補足する。
図6の601と602は平行な線分であり、それらの重なり部分に中心線603を生成する。また、図6の604と605は同心円弧(中心座標が同じ円弧)であり、平行線分の場合と同様に、それらの重なり部分に中心線606を生成する。中心線を生成する対象とする線分の間隔の閾値は、ソリッドモデルの板厚より大きい値とし、ユーザが指定するものとする。指定された閾値以下に3本以上の線分が存在する場合には、最も間隔の狭いペアを選択する。
次に、図3の302で、中心線を生成した部分に仮境界を設定する。図7に仮境界を設定した後の状態を示す。仮境界とは、部分中心線が生成されている領域と、そうでない領域を分けるためのものであり、部分中心線と直交して、部分中心線の端点を通過し、断面境界線との交点を端点とする線分である。
図3の303で、部分中心線が生成されてない領域、即ち、仮境界と既存の断面境界とで区切られた領域に中心線を生成する。ここでの中心線も図6で示した処理と同様に部分中心線とする。図8は301の処理で部分中心線が生成されなかった領域に対して部分中心線を生成した後の状態である。この部分中心線を、図3の304で、断面境界あるいは仮境界まで延長する。図9に処理304で生成した部分中心線を延長した後の状態を示す。
図3の305で、残りの部分中心線を、形状境界あるいは仮境界あるいは他の部分中心線と交差する部分まで延長する。図10が延長後の状態である。図9と図10では、線分を延長するイメージを表現するため矢印で記しているが、実際にはそれぞれ線分を生成している。
図3の306で、生成された線分の端点をマージ(整えて結合)する。図11は端点をマージした後の状態である。端点をマージする際の座標値は、各線分の端点座標の平均位置、より長い線分の終点位置に他の線分の端点を揃える、ことで行う。また、母面とリブの関係を考慮して、特定の境界線から生成された中心線の端点を優先しても良い。
中心線が広い範囲で斜めになることを嫌う場合には、図10に示した線分の延長処理において、既存の線分の長さを変更するのではなく、既存の線分の終点から新たな線分を追加するように変更すれば、追加した線分のみを斜めにすることができる。あるいは、マージ処理した後、2つの線分の成す角度を調べて、例えばそれが178度以上であれば直線になるように局所的に補正しても良い。
図3の307で、これまで部分中心線を生成する対象とならなかった形状境界線上に一方の端点を持つ部分中心線を除去する。図12が不必要な部分中心線を除去した後の状態を示す。最後に、図3の307で、仮境界線を除去する。図13が最終的に得られた中心線の一例である。
なお、ユーザの意図により、より好ましい位置に中心線を配置するために、断面中心線編集部105によって、自動抽出した断面中心線を編集(追加,修正,削除等)を可能とすることが良い。
以上のように得られた中心線を、ソリッドモデル作成時における断面スケッチのスイープの際に、方向と距離をソリッドと同じにしてスイープすることで中立面を生成する。図1の形状生成装置106は、スイープ操作部107,曲げ操作部108,カット操作部109から成っており、これらの機能によって、ソリッドモデルと中立面モデルを同時に生成する。以下、これらの処理内容の詳細を示す。
図14はスイープ操作部107において中立面を生成した際に、突き当たり位置に別の中立面が存在した時の面延長を示したものである。スイープによって中立面を生成するには、ソリッド断面に対してユーザが入力したパラメータを取得して、中立線を押出す方向と距離を決定して中立面を生成する。
図14は、具体例の一つであるモデルの俯瞰図と、それを上面から見た図であり、1401を既存のソリッドモデルとし、この内部には中立面1402が生成されている。この状態から、断面スケッチ1403と中心線1404を、既存のソリッドモデル1401にT字型に交差するようにスイープして、新たなソリッドモデル1405と中立面1406を生成する。この際に、中立面1402と中立面1406の間に、ソリッドデータ1401板厚の半分の隙間ができる。これは、中心線のスイープ距離をソリッドのスイープ量と同じにしたためである。
解析データとして用いるためには中立面は接合している必要があるので、中立面1406を生成した際に、その面の端線(中心線1404をコピーして生成された1404に対向する線)が、突き当りのソリッド中の中立面1402に、ある閾値以下の距離で隣接する場合には、中心線1404のスイープ量を中立面1402と交差する部分まで延ばす。これにより、既存の中立面1402と接合した中立面1408が生成される。
他の例として、既存の中立面が1409のように曲面の場合、中立面1406に相当する面を中立面1409を突き抜けるまで延長する。そして、それら2面の交線を求め、スイープして生成された中立面をその交線部分にて面1410と面1411とに分割し、不要な面1411を削除して、最終的な中立面1412を生成する。
図15は別の形状例であり、ソリッドモデル1501に対して、接合部を1503とした中立面1502が生成される。この例では、ソリッドモデルの断面の中心線をスイープしてできる中立面が複数存在するが、基本的には図14で示した方法と同じく、複数の面をスイープする量を既存の中立面との突き当たり位置まで延長するか、既存の中立面を突き抜ける位置まで延長して、延長した面と既存の中立面との交線部分で不要な面を削除することが行われる。
図15の1505から1510は既存の中立面を延長する例を示したものである。既存のソリッドモデル1504に対して、断面1505をスイープして作成されるソリッドモデル1506を追加して1507のようなソリッドモデルを作成する場合、既存の中立面と、新しく生成された中立面との間に、ソリッドモデル1506板厚の半分の間隔の隙間が生じる。しかし、新しく生成された中立面と、既存の中立面の境界線との間隔を計算して、その距離が閾値以下の既存の中立面に対して前述と同様の方法で面の延長を行う。その結果、延長された中立面1508が得られ、さらに、追加した中立面1509が、中立面1508との交線によって2つの面に分割される場合には、交線との間隔が閾値以下の境界線を含む側の面を削除して、1510で示したような中立面を生成する。但し、延長した中立面と追加した中立面との交線が、追加した中立面の境界線と交差しない場合には面の削除は行わない。
以上は、面を延長する方向がスイープする方向と同じ場合の例であったが、図16はスイープした中立面を2方向に延長する例である。
既にソリッドモデル1601が存在し、そこに新たなソリッド1602を追加するものとし、また、既存のソリッドモデルに生成されている中立面を1603、新たに生成される中立面を1604とする。この場合、中立面1603と追加する中立面1604との間には、下部と側部の2箇所に隙間が生じる。この場合には、図14で説明したスイープした端線を延長する方法と同様に、この隙間を塞ぐように面を延長する。
スイープして新たな中立面を生成する場合、端線の他にも新たな線(中立面の境界線)が生成される。即ち、端線以外の線に対しても、図14の場合と同様に近接する中立面を検索して、それらの距離が閾値以下のものに対して、面の延長と分割の処理を行う。図16の1605の(1)の方向を端線部分の延長とすると、(2)の方向が端線以外の部分の延長となる。これにより、既存の中立面1603に接続した形態の中立面1606を生成することができる。
形状生成装置106のスイープ以外の操作としては、曲げ操作とカット操作がある。図17の1701から1705は曲げ操作部108によって、板状のソリッドモデルのロール加工操作によって、ソリッドモデルと同様に丸められた中立面モデルを得るものである。
ロール加工操作を行う前のソリッドモデル1701は断面1702をスイープして作成されたものであり、その際に、前述によって中立面モデル1703が生成されている。この状態において、ソリッドモデルに対してユーザがロール加工操作を指定することにより、ソリッドモデル1704が生成され、その際の変形パラメータを中立面モデル1703にも適用することにより、変形後の中立面モデル1705を得ることができる。
図17の1706は他の例で、折り曲げ操作により生成された中立面モデルを示しており、ソリッドの折り曲げに追随して、ソリッドの内部に生成された中立面も同様に折り曲げることができる。
図18はカット操作部109によって、板状のソリッドモデルのカット操作(穴あけ)によって、ソリッドモデルと同様に、穴のあいた中立面モデルを得るものである。カット操作を行う前のソリッドモデル1801は断面1802をスイープして作成されたものであり、その際に、前述によって中立面モデル1803が生成されている。この状態において、ソリッドモデルに対してユーザが1804のカット操作を行うことにより、穴あけ加工後の中立面モデル1805を得ることができる。
以上のように、形状生成装置106のスイープ操作,曲げ操作,カット操作によって、ソリッドモデルの作成と同時に中立面モデルが生成される。ここで、ユーザが意識するのはソリッドモデルの作成で良く、そのソリッドモデル作成操作の都度に中立面が生成され、中立面モデルが組み立てられていく。ソリッドモデルが完成した後に一括して中立面モデルを生成する従来例では、中立面を生成すべき薄肉部分の形状認識の必要があるが、本方式ではソリッドモデルを構成する要素毎に中立面が生成されるので形状認識の必要がない。
解析メッシュ生成装置113で、中立面モデルから解析用のメッシュモデルを生成する。一般に中立面モデル(サーフェースモデルとも言う)の解析には3角形シェルメッシュあるいは4角形シェルメッシュを使用する。図19はソリッドモデル1901から得られた中立面モデルに対して4角形シェルによる解析メッシュ1902を生成した例である。4角形シェルメッシュを生成する手法としては、写像法,アドバンシング・フロント法,デローニー法等が公知であり、ここではメッシュ生成アルゴリズムの詳細の説明は省略する。
本発明による一実施の形態の全体構成を示すブロック図。 一実施の形態のフローチャート。 一実施の形態による中心線の抽出を示すフローチャート。 一実施の形態による断面例を示す平面図。 図4において、部分的に中心線を生成した状態を示す平面図。 一実施の形態による平行部分と同心円部分での中心線の生成を示す平面図。 一実施の形態による中心線を生成した部分に仮境界を設定した状態を示す平面図。 図7に対して中心線が生成されなかった領域に対して部分中心線を生成した後の状態を示す平面図。 図8に対して部分中心線を延長した後の状態を示す平面図。 図5で生成した部分中心線を仮境界あるいは他の部分中心線と交差する部分まで延長した状態を示す平面図。 図10に対して端点をマージした後の状態を示す平面図。 図11に対して不必要な部分中心線を除去した後の状態を示す平面図。 最終的に得られた中心線を示す平面図。 一実施の形態による中立面の延長を示した説明図。 図14とは別の形状における中立面の延長を示した説明図。 一実施の形態によるスイープした中立面を2方向に延長する斜視図。 一実施の形態による曲げ変形を示す説明図。 一実施の形態によるカット変形を示す説明図。 一実施の形態による解析メッシュを示す斜視図。
符号の説明
101 計算機
102 断面中心線生成装置
103 断面読み込み部(断面を生成する手段)
104 断面中心線抽出部(断面の中心線を生成する手段)
105 断面中心線編集部
106 形状生成装置
107 スイープ操作部(スイープして3次元化する手段)
108 曲げ操作部
109 カット操作部
110 表示制御装置
113 解析メッシュ生成装置
201 断面のスケッチ
202 断面の中心線
203,1405 ソリッドモデル
204 中立面モデル
1401 ソリッドモデル
1402,1406 中立面
1403 断面スケッチ
1404 中心線
1407 延長後の中立面
1409 既存の中立面
1902 解析メッシュ

Claims (7)

  1. コンピュータを用いて、形状を定義する3次元CADデータであるソリッドモデル及び中立面モデルを生成し、解析用メッシュモデルを生成する解析データ作成支援装置において、
    前記形状の部分構造であり、輪郭線で定義された断面を生成する手段と、
    生成された前記断面の中心線を生成する手段と、
    前記輪郭線と前記中心線とをスイープして3次元化する手段と、
    を備え、前記輪郭線を3次元化した前記ソリッドモデルと前記中心線を3次元化した前記中立面モデルとが共に生成可能とされたことを特徴とする解析データ作成支援装置。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、前記中立面モデルは、前記中心線をスイープすることを繰り返すことで生成されることを特徴とする解析データ作成支援装置。
  3. 請求項1に記載のものにおいて、前記ソリッドモデルを曲げ変形操作する手段と、前記中立面モデルを前記曲げ変形操作と同様に曲げ変形を行う手段と、を備えたことを特徴とする解析データ作成支援装置。
  4. 請求項1に記載のものにおいて、前記ソリッドモデルをカット変形操作する手段と、前記中立面モデルを前記カット操作と同様にカット変形を行う手段と、を備えたことを特徴とする解析データ作成支援装置。
  5. 請求項1に記載のものにおいて、前記中心線を修正,追加,削除する断面中心線編集手段を備えたことを特徴とする解析データ作成支援装置。
  6. 請求項1に記載のものにおいて、前記中心線をスイープして生成された中立面を既存の中立面と交差する位置まで延長する手段を備えたことを特徴とする、解析データ作成支援装置。
  7. コンピュータを用いて、形状を定義する3次元CADデータであるソリッドモデル及び中立面モデルを生成し、解析用メッシュモデルを生成する解析データ作成支援装置に用いられるプログラムであって、
    前記形状の部分構造であり、輪郭線で定義された断面を生成する機能と、
    生成された前記断面の中心線を生成する機能と、
    前記輪郭線と前記中心線とをスイープして3次元化する機能と、
    前記輪郭線を3次元化した前記ソリッドモデルと前記中心線を3次元化した前記中立面モデルとを共に生成可能とする機能と、
    を実現するプログラム。
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