JP5089150B2 - タイヤ製造用コアのラッチ機構および移動機構 - Google Patents

タイヤ製造用コアのラッチ機構および移動機構 Download PDF

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Description

本発明は、概ね、未硬化タイヤの製造に使用されるタイヤ製造用コアに関し、特にタイヤ製造用コアのラッチ機構および移動機構に関する。
歴史的には、空気タイヤは、両ビード、トレッド、ベルト補強部、およびカーカスを有する概ね環状体形状の積層構造として組み立てられてきた。タイヤは、ゴム、繊維、および鋼から作られている。採用されている製造技術はほとんどが、材料の平坦なストリップやシートから作られている多くのタイヤ構成要素の組み立てに関連していた。各構成要素は、製造ドラム上に配置され、スプライスを作る構成要素の端部同士が接触したり重なるような長さに切断される。
組み立ての第1段階では、従来技術のカーカスは、通常、1つまたは2つ以上のプライと、1対のサイドウォールと、1対のエイペックスと、インナーライナ(チューブレスタイヤ用)と、1対のチェーファーと、おそらくは1対のガムショルダストリップとを有するであろう。タイヤ製造のこの第1段階の間に2つの環状ビードコアを追加し、複数のプライを2つのビードコアに巻き付けてプライターンアップを形成することができる。追加の構成要素を使用したり、前述の構成要素のいくつかを置換したりすることさえもできる。
この製造の中間製品は、組み立ての第1段階のこの時点では、円筒形状に形成されているであろう。それから、タイヤ製造の第一段階の完了後、円筒形状のカーカスは、環状体形状に伸ばされる。複数の補強ベルトとトレッドが、同じ製造ドラムや作業ステーションを使用することが可能なタイヤ製造の第2段階の間に、この中間製品に追加される。
環状体形状に構成される平坦な構成要素からタイヤを製造するこの形態は、タイヤをほぼ一様な状態に製造する能力を制限している。その結果、改良された方法及び装置が提案されており、この方法は、タイヤをコアつまり環状体上で順次製造することを含んでいる。コアつまり環状体は、タイヤの構成要素が層ごとに外側のコア表面に取り付けられているとき、自身の軸を中心として回転する。コア上でのタイヤ製造工程が完了すると、生タイヤは、完成品のタイヤよりもわずかに小さいだけの形状と寸法とを有することになる。従って、従来のドラムが拡大することに起因する前述の変動が無くなる。そのため、タイヤを最終的なタイヤの形状、寸法、および一様性を有するようにコア上で製造することによって、最終製品の品質管理を改善することができる。
従来のタイヤ製造に使用されているタイヤ製造コアの使用によって、タイヤが最終的な形状および寸法に近くなるように製造されるため、タイヤ構成要素の配置を改善することができる。業界の慣例に従って、コアは、第1の構成において、1つになることによって環状のタイヤ製造表面を構成し、第2の構成においてコアの取り外しを容易にするように分解される複数のセグメントを有している。コアは、通常、各セグメント上の複数の独立したラッチによって1つに保持されている。良好に動作するものの、複数のセグメントを独立してラッチするのは、業界で望まれているよりも複雑で、高価で、時間がかかる。さらに、タイヤ製造工程の間に、コア組立体とタイヤの位置を変えることが時には必要になる。従来のコア組立体は、必要に応じて便利にそして効率的にコア組立体の位置を変えることを容易にする機構を備えていない。
そのため、業界では、素早く組み立てられて、容易に移動可能な複数のセグメントからなるタイヤ製造コアの必要性が引き続き存在している。コア組立体の構成要素は、あらゆる必要な位置の変更を通じて、コア組立体が一体であることを確実にするように、しっかりと結合されなければならない。さらに、コア組立体は、タイヤ製造作業中にタイヤ製造表面の構造上の完全な状態も維持しなければならない。
本発明の一態様によれば、タイヤ製造用コア組立体は、スピンドルを受け入れる中央の貫通穴を有するシェル組立体を有している。長く延びたスピンドル組立体が、2つのスピンドルユニットから構成されている。両スピンドルユニットは、シェル組立体の貫通穴内に延び、軸方向に位置合わせされて結合している。シェル組立体は、複数のシェルセグメントで構成されており、シェル組立体の貫通穴に配置されているスピンドル組立体は、複数のシェルセグメントを組み合わせられた形状に保持している。
他の態様によれば、少なくとも1つのスピンドルユニット内の後方に開口しているソケットが外部のアーム機構の端部を受け入れる。アーム機構は、スピンドルユニットと結合し、タイヤ製造工程中に必要に応じてコア組立体の位置の変更に利用することができる。本発明の他の態様によれば、後方スピンドルソケットとアーム機構の端部は、相補的な円錐台形状からなり、連結されていてもよい。
本発明のさらに他の態様によれば、1つのスピンドルユニットは、一方のスピンドルユニットを他方の第2のスピンドルユニットに解除可能に結合するように、ラッチ位置とラッチ解除位置との間を移動可能なラッチ機構を有している。アーム機構は、ラッチ機構をラッチ解除位置に配置するラッチ作動ロッドを備えていてもよい。ラッチ機構は、ラッチ作動ロッドがバイアスばねを圧縮してラッチ機構をラッチ解除位置に移動させるまでラッチ機構をラッチ位置に向けて付勢するバイアスばねを有していてもよい。
本発明を、例として、添付の図面を参照して説明する。
最初に図1および図2を参照すると、タイヤ製造用コア組立体10が組み立てられた状態で示されている。コア組立体10は、完成したタイヤの最終的な形状および寸法に実質的に近い環状体形状を備えるように構成されたシェル組立体12を有している。シェル組立体12によって、タイヤが最終形状に近くなるように組み立てられるので、未硬化タイヤの組み立て時にタイヤ構成要素をより正確に配置することができる。シェル組立体12は、長く延びたスピンドル組立体14をシェル組立体12の軸方向の貫通穴を通して受け入れている。シェル組立体12は、交互に配置された複数のシェルキーセグメント16および複数のシェル大セグメント18から構成されている。一般的に、タイヤ構成要素は、未硬化タイヤを形成するために、シェル組立体12の外側の環状体表面に組み立てられる。そして、未硬化タイヤが取り付けられているコア組立体10は、硬化用の金型内に入れられる。硬化中は、コア組立体10は、複数のシェルセグメント16,18の内側表面上に配置された複数の加熱部材(後述する)によってさらに硬化用の熱を発生させる。コア組立体10は、コア組立体10を分解してシェルセグメント16,18の状態で取り除くことによって、硬化したタイヤから取り外される。複数のシェルセグメント16,18は、くさび状の複数のキーセグメント16から最初に、硬化したタイヤから取り外される。複数のキーセグメント16がいったん半径方向に引かれると、複数のキーセグメント16はタイヤから軸方向に取り外すことができる。
図3および図4を参照すると、リング組立体24,26をそれぞれ含んでいる2つの結合するスピンドル半組立体20,22(以下、スピンドル「ユニット」とも称する)が、スピンドル組立体14を構成するように結合されている。スピンドルユニット組立体20は、スピンドル組立体14のラッチ動作するする半分の部分であるのに対して、概ね円筒形状のスピンドルユニット組立体22は、後述するように、コア組立体10に電気を供給する、スピンドル組立体14の半分の部分である。
スピンドルユニット組立体20は、より大きな外径の後方ハウジング部分32と、より小さい外径の中間ハウジング部分40と、より小さい外径の前方ハウジングスリーブ部分42とを有している、概ね円筒形状の外側ハウジング28を有している。環状のフランジ33が、後方ハウジング部分32と中間ハウジング部分40とが概ね交わる部分に配置されている。挿入体36が、後方ハウジング部分32内に収容され、周囲に配置されている一連の取り付けねじ34によって後方ハウジング部分32に取り付けられている。挿入体36は、挿入体36を通って後方ハウジング部分32の円筒形状の前方ハウジングスリーブ部分42まで次第に狭くなっている、円錐形状の内側の軸方向通路37を有している。前方ハウジングスリーブ部分42内には、長く延びた円筒形状の作動シャフト46が保持されている。シャフト46は、前方ハウジングスリーブ部分42を通って軸方向通路50内に位置しており、端部キャップ44まで前方に延びている。端部キャップ44は、前方ハウジングスリーブ部分42の前方端部に4つのねじ45によって取り付けられている。4つのラッチ部材52,54,56,58が、円周方向に間隔をおいて配置され、スピンドルユニットハウジング30の中間ハウジング部分40に回動可能に取り付けられている。
図11は、結合された状態の2つのスピンドルユニット20,22を示している。4つのラッチ部材52,54(56,58は不図示)は、作動シャフト46の周囲側にピン60によって固定されるように取り付けられたL字状のラッチアーム62を有している。各ラッチ部材のラッチアーム62は、外側ハウジング28の中間ハウジング部分40に回動可能にピボットピン64によって取り付けられた中間エルボ部分を有している。アーム62の反対側の遠方端部は、付属しているラッチフランジ66である。
図3および図4から最もよくわかるように、反対側のスピンドルユニット22のスピンドルユニットハウジング30は、外径が比較的大きい円筒形状の後方ハウジング部分68と、外径がより小さい前方ハウジング部分67と、両ハウジング部分67,68の間に配置されている周囲外周フランジ69とを有している。挿入体70が後方ハウジング部分68内に収容されている。挿入体70の外方に延びている周囲フランジ72は、後方ハウジング部分68の後方リムに当接し、周囲に位置している組み立てねじ74によって保持されている。円錐状通路71が、後部から挿入体70内に延びている。外側の円筒形状の後方ハウジング部分68は、外径がより小さい前方部分76を有している。反対側のスピンドルユニット20の4つのラッチ部材52,54,56,58に位置が対応している4つのラッチプレート78が、前方ハウジング部分76に複数のねじ82によって固定されている。4つのラッチプレート78の各々が、各々のラッチ部材52−58のラッチフランジ66が載せられてスピンドルユニット20,22を1つに把持する、高くなったテーパー状のフランジ80を備えている。
図5を参照すると、キー止め突起84が、前方端部に近い後方ハウジング部分68から内側を向くように4つのねじ86によって取り付けられている。キー止め突起84は、スピンドルユニット20の外側ハウジング28の前方ハウジングスリーブ部分42の外側周囲面に沿って形成されている長さ方向のスロット90に位置合わせされて、スロット90内に収容されている。キー止め突起84は、前方ハウジングスリーブ部分42を後方ハウジング部分68の前方端部67に止める。
図3,4,7および13を参照すると、円周方向に間隔をおいて配置されている複数の電気コネクタ92,94,96と接地コネクタ98とが、挿入体70の後方端部内を延びている。コネクタ92−98は、外部の電源線(不図示)のピンと結合する複数のコネクタピンソケットであることが好ましいが、必要ではない。外周リング部材26は、スピンドルユニットハウジング30の前方端部上に取り付けられており、フランジ69に対して重なり合っている。外向きの環状の表面100は、リング部材26を囲んでいる。複数のピン部材101が、リング部材26から後方に延びており、リング部材26をスピンドルユニットハウジング30に固定するように前方ハウジング部分76内に受け入れられている。周囲に配置されている8つの位置合わせピン102がリング部材26から前方に延びており、複数の電気ピン104がリング部材26の周囲から前方に延びている。後述するように、2つの電気ピン104がシェル組立体12の各セグメント16,18に備えられていることが好ましいが、必要ではない。本明細書で説明する電気相互接続は、具体的にはオスとメスの接続部であるが、本発明はこれらには限定されない。好ましい場合には、他の電気コネクタ装置を用いることもできる。
スピンドルユニット20のリング部材24は、円周方向に間隔をおいて配置され、前方に延びている一連の8つの位置合わせピン106を有している。リング部材24は、外側ハウジング28の前方端部上に嵌め合わされ、フランジ33に当接する。リング部材24とリング部材26は、各々のスピンドルハウジング30,68に固定されて組み付けられた状態を維持することを意図している。
図3,4,15Aおよび15Bから最もよくわかるように、シェル組立体12は、円周方向に交互に配置されている複数のキーセグメント16と複数のより大きなシェルセグメント18とで構成されている。各シェルセグメント16,18は、概ね中空であり、対向している両シェルセグメント縁118で終端しているシェルセグメント外側表面116によって境界が定められている。各セグメント16,18の内部チャンバ120は、両シェルセグメント縁118の間を延びており、かつ各側が3つのねじ112でシェルセグメント16,18に取り付けられているベースプレート部材108によって、下側端部で閉じられている。シェルセグメント16,18の内側表面には、業界内で市販されている電気加熱素子122が内張りされている。電気加熱素子122は、タイヤの硬化を促進して製造サイクル時間を短縮するように、シェルセグメント16,18を加熱する機能を果たす。
各シェルセグメント16,18のベースプレート部材108は、付属部分124を有するように構成されている。2つの電気コネクタソケット110が、付属部分124内に一方の端部から備えられている。位置合わせ貫通穴114が、付属部分124の両端部の間を通って延びている。2つの電気コネクタソケット110は、図示されているように、電気加熱素子122に電力を供給するために126の部分で接続されている。
図3からわかるように、複数の電気シェルセグメント16,18は、図示された組立構造に結合される。組立構造では、複数のシェルセグメント16,18は図示されたように環状体を構成している。複数のシェルセグメント16,18の複数のシェルセグメント外側表面116は一体となって、タイヤの形状の環状表面を形成する。寸法については、複数のシェルセグメント16,18の複数のシェルセグメント外側表面116によって形成される形状は、実質的に、完成したタイヤの形状である。タイヤ構成要素は、完成したタイヤと寸法上等しい未硬化タイヤを構成するように、半径方向から、複数のシェルセグメント16,18の複数の結合されたシェルセグメント外側表面116に取り付けることができる。図3に示した結合位置では、複数の電気コネクタソケット110は、図3のスピンドル半組立体22の側である一方の側からアクセス可能な円形のパターンを構成している。
図9および図10を参照すると、挿入体70を外側ハウジング28に固定するために、複数のねじ130が挿入体70の外側フランジ72を通って外側ハウジング部分68に取り付けられている。ばねピン132が挿入体70内に取り付けられており、ばねピン132は、ばねピン132を挿入体70内に位置決めするために間隔をおいて配置された2つの長く延びたフランジ138を受け入れる2つの外側ノッチ137を有している。内部ばね136とばねピン132は、挿入体70を外側ハウジング部分68内にロックするように協働する。挿入体70の軸方向の穴71の前方端部は、複数の組み立てねじ144によって挿入体70に固定されたベースプレート128によって閉じられている。
図3および図4を引き続き参照すると、外側表面146はリング部材24の境界を形成している。リング部材24は、リング部材24を外側ハウジング28に取り付けるために、フランジ33の複数のソケット150内に進入する円周方向に配置された後ろ向きの一連の取り付けピン148を有している。リング部材26から延びている複数の後ろ向きのピン101は、リング部材26をフランジ69に対してしっかりと取り付けるように、スピンドルユニットハウジング30の前方端部67内の複数のソケット内に延びている。
電気コネクタ92,94,96と接地コネクタ98は、後方ハウジング部分68を通ってリング部材26内に入り、そこで複数の電気ピン部材104に終端している複数のリード線134によって、電気的に配線されている。複数の電気ピン部材104は、リング部材26から前方に突き出し、2つの電気ピン部材104が各シェルセグメント16,18あたり2つの電気コネクタソケット110に位置合わせされるように配置されている。したがって、外部の電力線(不図示)が後方のコネクタ92,94,96,98に接続され、そこから、リング部材26の複数の電気ピン部材104を通って、電気加熱素子122を備えた各シェルセグメント16,18に接続される。リング部材26がシェル組立体12から分離されると、複数の電気ピン部材104がシェルセグメントの電気コネクタソケット110から外されることによって、電気加熱素子122への電力が停止される。
図1,2,3,および4を参照すると、複数のシェルセグメント16,18が組立構造に貫通穴152を形成していることがわかるであろう。スピンドルユニット20,22は、貫通穴152の両側に位置合わせされており、図13および図14に示されているように、貫通穴152内で結合されるように軸方向に移動させられる。図13および図14では、説明のために、両スピンドルユニット20,22を、それらに取り付けられているリング部材24,26を除いて示している。両スピンドル半組立体20,22が軸方向に一体に移動すると、スピンドルユニット20の作動シャフト46が、対向するスピンドルユニット22の前方軸方向チャンバ50内に受け入れられる。円筒形状のハウジング部分68のキー突起84は、作動シャフト46のスロット90内に位置合わせされ、作動シャフト46を作動チャンバ50に軸方向に位置合わせされた状態に維持する役割を果たす。図示した実施形態では、6つの金型ばね部材48が作動チャンバ50内に配置されているが、ばね部材の数は所望に応じて増減させることができる。それらの金型ばね部材48は、端部キャップ44と作動シャフト46の前方端部との間に設置されている。そのため、作動シャフト46が軸方向チャンバ50内を進むと、6つの金型ばね部材48は負荷を受けて圧縮状態になる。
ラッチ組立体の動作を、図4,11,12,13および14を参照して説明する。図12および図14は、分離され、軸方向に位置合わされて置かれた状態の両スピンドルユニット20,22(リング部材24,26は説明のために取り除かれている)を示している。両スピンドルユニット20,22は、挿入体70の軸方向通路71内で、挿入体36の軸方向通路37内にはめ込まれている複数の構成要素を有する別個の移動機構によって移動される。移動機構は、両スピンドルユニット20,22を分離位置(図12および図14)と結合位置(図11および図13)との間を移動する。さらに、移動機構は、タイヤ製造位置からタイヤ硬化ステーションへ、一体に結合したシェル組立体12とスピンドル組立体14(図1および図2)をユニットとして移動するように機能することもできる。スピンドルユニット20用の移動機構は、作動シャフト46の後方端部に結合し、作動シャフト46を軸方向チャンバ50内の前方位置内に押す作動ロッド154を有している。複数のピン60が、4つのラッチアーム部材52,54,56,58(所望に応じて配置するラッチアーム組立体の数を増減できる)の各々のアーム62を作動シャフト46に結合させている。各ラッチアーム部材52,54,56,58は、ピン64の所で円筒形状の本体32に回動可能に取り付けられており、作動シャフト46が軸方向チャンバ50に出入りすると、往復するように回転する。作動ピストン154が、作動シャフト46を前方に押して、複数の金型ばね部材48を圧縮し、ラッチアーム部材52,54,56,58を時計回り方向に回転させる。ラッチアーム部材が時計回り方向に回転すると、ラッチアーム部材52−58の複数のラッチ端部66は、作動シャフト46の本体から離れて「開いた」状態になる。このようにしてできた隙間によって、ラッチ端部66は、複数のラッチ端部66が隆起した複数のフランジ80の上方を通過して、対向するスピンドルユニット22の円筒形状のハウジング部分68の前方端部に取り付けられているそれぞれのロックソケット78内に入ることが可能になっている。両スピンドルユニット20,22は、軸方向に互いに向かって移動し、複数のラッチ部材52,54,56,58が開いた状態のままシェルの貫通穴152内に入る。ひとたびシェル貫通穴152内で図11および図13の結合した状態になると、図11に示されているように、作動ロッド154が引かれ、複数の金型ばね部材48を開放して作動シャフト46を後方に押す。作動シャフト46が後方へ移動することによって、複数のラッチ部材52,54,56,58が反対の反時計回りに回転する。そのような回転によって、複数のラッチ部材52−58の複数のラッチ端部66がスピンドルユニット22の前方端部のそれぞれのロックソケット78内へ回転する。ラッチ端部66がいったん複数のロックソケット78内に入ると、複数のラッチ部材52−58が両スピンドルユニット20,22を1つに把持し、両スピンドルユニット20,22をシェル貫通穴152から取り除くことが必要になるまで、軸方向の分離を防止する。
両スピンドルユニット20、22の図11,13に示されている結合状態への移動によって、複数の位置合わせピン102が複数のシェルセグメント16,18の複数のソケット114内に移動し、それによって、両スピンドルユニット20,22がシェル組立体12に自動的に位置合わせされる。さらに、結合状態では、リング部材26の複数の電気ピン104が、セグメントベースユニット108内の複数の電気コネクタ110に結合される。前述したように、複数の電気コネクタ110は、各シェルセグメント16,18の複数の電気加熱素子122に電気を供給するように接続されている。したがって、両スピンドルユニット20,22が軸方向に移動すると、ハウジング部分68の後端に取り付けられている複数のコネクタソケット92,94,96,98とシェルセグメントの加熱素子122との間が電気的に相互接続される。
図3,4,11,13から、組み立てられたスピンドル組立体14は、シェル組立体12を、タイヤ製造ステーションなどの1つの場所から、硬化ステーションなどの他のステーションに移動するために使用可能であることがわかるであろう。さらに、リング部材26の外側表面100とリング部材24の外側表面146は、スピンドルユニット20,22が結合した状態では、複数のシェルセグメントベースプレート108の下方に位置している(図4を参照)。したがって、リング部材24,26は、複数のシェルセグメント外側表面116によって形成されている環状のタイヤ製造表面にタイヤ構成要素が取り付けられるときに、組み立て状態の複数のセグメント16,18を支持する役割がある。
ここで取り上げている組立体は、タイヤ製造シェル組立体つまりコア12と、製造工程に関わる任意の製造ステーション、硬化ステーション、または他のステーションとの間に確実に動作する取付手段を備えていることがわかるであろう。複数の取付ポイントがコア12(通路37および71)の各端部に位置しているため、取付ポイントは、コア12をステーション間で移動する1つまたは2つ以上の装置によって用いることもできる。この機構によって、複数のラッチ部材52−58の動作による自動的な取付けと取り外しが可能になり、正確なタイヤ製造に必要な十分な精度と剛性が得られる。リンケージによって駆動されるラッチ部材52,54,56,58は、両スピンドルユニット20,22をシェル組立体12内に良い具合にかつ効率的にロックし、それによって、複数のシェルセグメント16,18をタイヤ製造工程に有用な一体化した環状の構成にロックする。
さらに、両スピンドルユニット20,22を1つに把持させる両スピンドルユニット20,22の間の軸方向の相対的な移動は、シェルセグメントの加熱素子との必要な電気接続を成すためにも同様に使用される。両スピンドルユニット20,22内の電気配線とコネクタは円筒形状のハウジング部分68とリング部材26の内部に配置されており、したがって、外部環境への接触によって引き起こされる損傷から保護されていることがわかるであろう。
ここで取り上げているコア組立体機構は、未硬化タイヤを構成するために構成要素が組み立てられる(複数のセグメント外側表面116)形状を形成する。コア組立体10と未硬化タイヤは、硬化用の金型内に入れることができる。硬化中、コア組立体10は、タイヤの内側の形状を形成する複数のシェルセグメント16,18の内側表面上の複数の電気加熱素子122によって更なる硬化熱を発生させる。コア組立体10は、コア組立体10を分解し、シェルを複数のシェルセグメント16,18の状態で取り除くことによって、硬化したタイヤから取り外される。両スピンドルユニット20,22を取り外すために、複数のシェルセグメント16,18は、まず2つのスピンドル半組立体20,22を取り外すことによって外される。両スピンドルユニット20,22を1つに保持しているばね機構は、複数のシェルセグメント16,18を定位置に保持し、複数のシェルセグメント16,18をタイヤの成形に伴う大きな力に対抗して支持している。コア移動装置内の外部の作動ロッド154がスピンドルラッチを解放して、両スピンドル半組立体20,22を軸方向に分解できるようにする。この動作によって、電力をシェルセグメントの電気加熱素子122に供給する複数の電気接続も解除される。
スピンドル組立体14が取り除かれると、セグメント16,18は、相互に分解された構成となるように半径方向内向きに引くことができるように、くさび形状に形成されている、交互に配置されたキーセグメント16から最初に、タイヤから1度に1つずつ取り除かれる。複数のキーセグメント16が取り除かれると、複数のより大きなセグメント18を内向きに半径方向に移動させ、そしてタイヤから軸方向に取り外すことができる十分な隙間ができる。
このように、コア組立体10は、内部加熱と自動分解とを行う機能を有するタイヤ製造用コアを構成する。コアを使用することで、タイヤを複数のシェルセグメント16,18のシェルセグメント外側表面116上で最終形状に近くなるように製造できるため、構成要素の配置精度を向上させることができる。コア全体が、各セグメント上の複数の別個のラッチとは異なり、1つのラッチ装置で1つに保持されている。したがって、サイクル時間が短縮される。両リング部材24,26は、スピンドルユニット20,22が軸方向に結合するとシェルセグメント16,18内の複数のソケット114内に配置される複数のピン102,106を備えている。両リング部材24,26のそれぞれの外側表面は、複数のシェルセグメント16,18を保持して支持している。複数のシェルセグメント16,18を保持するこのピンとリングは、成型作業中にかなりの力を受けるようになると、複数のシェルセグメント16,18をしっかりと支持する。複数のシェルセグメント16,18を保持するピンとリングはまた、複数のシェルセグメント16,18とコア12とが再度組み立てられるときに、複数の電気コネクタ92,94,96が位置決めされるように案内する。さらに、複数のシェルセグメント16,18を保持するピンとリングは、簡単な軸方向の移動によって、複数のシェルセグメント16,18を正確に配置し、テーパー部分によって複数のシェルセグメント16,18の位置合わせを容易にし、コアとシェル組立体構成の構成要素との自動的な組み立てと分解をし易くすることも可能にする。
図16,17,18および19を参照すると、コア移動機構とラッチアクチュエータが詳細に示されている。スピンドル組立体14の各側は、各スピンドルユニットに結合させるための移動アーム組立体160によって結合されている。そのように結合する場合、タイヤ製造工程の間に、シェル組立体12とスピンドル組立体14とを一体に持ち上げて、コア組立体10をステーションからステーションへ移動させる両側の移動アーム組立体160を用いてもよい。任意のステーションに移動されたら、好ましい場合や必要な場合は、両移動アーム組立体160を各々のスピンドルユニットから取り外してもよいし、あるいは、その特定のステーションにおいてタイヤ製造工程の間は移動アーム組立体160を各々のスピンドルユニットに取り付けたままでもよい。本発明は、以下にで説明するように、コア移動機構をコア組立体10に取り付ける、効率的で、素早く、信頼性のある機構を提供する。
スピンドルユニット20用の移動アーム組立体160は、対向する本実施形態のスピンドルユニット22には必要ないラッチ作動機能を有するようになっている。しかし、両方のスピンドルユニット20,22が、スピンドルユニット20,22を互いに取り付けるラッチ部材を必要に応じて有するように構成されてもよいことは、本発明の意図に含まれる。本実施形態では、ラッチスピンドルユニット20用の移動アーム組立体160は、軸方向穴164が延びている内側の軸方向スリーブ162を有する長く延びた筒状体161として構成されている。スリーブ162は、フランジ状の複数の端部166まで前方に延びている。円周方向に間隔をおいて配置された4つのクランプフィンガが、スリーブ162の4つの前方端部166に取り付けられている。4つのクランプフィンガのうちの2つのクランプフィンガ168,170は、図16および図17に示すように対向して配置されている。図18,19は隣接する2つのクランプフィンガ170,171を示している。クランプフィンガ170,171の各々は、ピボットピン172によって回動可能に円錐台状のノーズ部分174に結合され、ノーズ部分174の側部のそれぞれの開口を通して突出している。両クランプフィンガ170,171は、クランプフィンガ170,171がノーズ部分174内に後退しているクランプ解除位置と、クランプフィンガ170,171がノーズ部分174の外側表面から突出しているクランプ位置との間を、各々のピボットピン172を中心として回動する。各クランプフィンガ170,171の内側端部は、スリーブ162の遠方端部166に固定されるように結合されている。スリーブ162は筒状体161内を軸方向に移動し、その移動は、油圧モータまたは電気モータなどの適切な駆動手段(不図示)によって制御されている。スリーブ152が軸方向に往復移動すると、クランプフィンガ170,171は、クランプ位置とクランプ解除位置との間を選択的に回動する。
移動アーム組立体160のノーズ部分174は、外向きに突出してる環状のショルダフランジ176の位置で後方が終端している。作動ロッド154は、スリーブ部材162を通って延びており、適切な駆動手段(不図示)によって独立して軸方向に駆動される。作動ロッド154の移動範囲は、移動の最も前の限界でノーズ部分174から前方に突出し、後退したときにはノーズ部分174内に後退する範囲である。ノーズ部分174は、外部の軸方向に延びているキー止め凹部178を備えている。端部キャップ180は、図示されているように、作動ロッド154の端部の上に取り付けられている。
動作中、移動アーム組立体160と反対側の相手方のアーム組立体は、各々のスピンドルユニット20,22に結合されている。ノーズ部分174は、図16に示しているように、結合工程を開始するために、挿入体36のチャンバ37に軸方向に位置合わせされる。ノーズ部分174は、ノーズ部分のキー止め凹部178が挿入体36のキー止め凸部142に適切に位置合わせされたときに、スピンドルユニット20の挿入体36の後方の円錐台状のチャンバ37内に挿入される。図17は、ノーズ部分174が挿入体36内に完全に挿入され、複数のクランプフィンガ170がクランプ位置にある状態を示している。ノーズ部分174とチャンバ37とは、チャンバ37の大きさがノーズ部分174を内部に密着して受け入れるようになっている相補的な円錐台の形状からなる。挿入後に、スリーブ162は筒状体161内を前方に移動し、複数のクランプフィンガ170をクランプ位置に回転させる。複数のクランプフィンガ170は、クランプ位置ではノーズ部分174から突出し、挿入体36の位置と大きさが適切な複数の開口182内を延びる。複数のクランプフィンガ170は、このようにして、ノーズ部分174をスピンドルユニット20に解除可能に把持する。ラッチ結合を解除するには、スリーブ162を後方に移動させて複数のクランプフィンガ170を逆に回転させ、複数のクランプフィンガ170をノーズ部分174内のラッチ解除位置に移動させる。それから、移動アーム組立体160をスピンドルユニット20から軸方向に分離することによって、移動アーム組立体160をスピンドルユニット20から分離することができる。
ノーズ部分174がスピンドルユニット20の挿入体36に結合されると、作動ロッド154がピストン46と軸方向に揃うことが理解されるであろう。作動ロッド154は、ピストン46に結合し、かつピストン46を前方ハウジングスリーブ42内で軸方向内向きに移動させるように、ノーズ部分174から軸方向に延びていてもよい。前述のように、ピストン46の軸方向内向きの移動によって、ラッチアーム52−58がロック解除位置に回転する。したがって、両スピンドルユニット20,22は結合が解除され、各々をそれぞれの移動アーム組立体160によって軸方向に分離することができる。両スピンドルユニット20,22を1つに結合するには、前述のように、作動ロッド154がノーズ部分174内に後退し、ピストン46を金型バイアスばね48によって外向きに移動できるように解放する。
前述のように、本発明はコア組立体の改良された移動機構を提供することがわかるであろう。コア組立体の移動機構は、タイヤ製造用のコア組立体と、製造工程に関わる任意の製造ステーション、硬化ステーションまたは他のステーションとの間に確実に動作する取付手段を備えている。コア組立体の移動機構は、コア組立体の間に、コア組立体をステーション間で一体的に移動するために、確実に動作する取付手段をさらに備えている。複数の取付ポイントがコア組立体の各端部に位置している。コア組立体の移動機構によって、自動取り付け/取り外しが可能になり、正確なタイヤ製造で必要とされる移動に対する十分な精度と剛性が得られる。円錐台状の接触面は、構造的に高い完全性を有しており、アーム組立体をコア組立体にしっかりと結合するように動作する。
本発明によって構成されたタイヤ製造用コア組立体の斜視図である。 タイヤ製造用コア組立体の正面図である。 タイヤ製造用コア組立体の分解斜視図である。 図2の線4−4に沿ったタイヤ製造用コア組立体の長さ方向の断面図である。 タイヤ製造用コア組立体の側面図である。 図5の線6−6に沿ったタイヤ製造用コア組立体の部分断面図である。 スピンドルユニットの正面図である。 図7の線8−8に沿った横方向の断面図である。 図7の線9−9に沿ったばねピンの部分断面図である。 図7の線10−10に沿ったスピンドルユニットの部分断面図である。 結合された状態で示されている両スピンドルユニットの長さ方向の断面図である。 結合が解除された状態で示されている両スピンドルユニットの長さ方向の断面図である。 結合された状態で示されている両スピンドルユニットの右側斜視図である。 結合が解除された状態で示されている両スピンドルユニットの右側斜視図である。 シェルキーセグメントの斜視図である。 シェル大セグメントの斜視図である。 第1のスピンドルユニットの後方部分と、第1のスピンドルユニットに結合するために移動している移動アーム組立体の前方部分とを示す、長さ方向の断面図である。 図16と同様であるが、第1のスピンドルユニットに結合した状態の移動アーム組立体を示している図である。 複数のクランプフィンガが開放位置にある移動アーム組立体の前方端部の左前斜視図である。 複数のクランプフィンガがクランプ位置にある図18と同様の左前斜視図である。
符号の説明
10 コア組立体
12 シェル組立体
14 スピンドル組立体
16 シェルキーセグメント
18 シェル大セグメント
20,22 スピンドル半組立体(スピンドルユニット)
24,26 リング部材
28 外側ハウジング
30 スピンドルユニットハウジング
32 後方ハウジング部分
33,69,80 フランジ
36,70 挿入体
46 作動シャフト
48 金型ばね部材
52,54,56,58 ラッチ部材
60,101 ピン
62 ラッチアーム
64 ピボットピン
66 ラッチ端部(ラッチフランジ)
67 前方ハウジング部分
68 後方ハウジング部分
78 ラッチプレート
150 ソケット
152 シェル貫通穴
154 作動ロッド
160 移動アーム組立体
168,170,171 クランプフィンガ

Claims (11)

  1. タイヤを組み立てる外側の環状表面とシェル組立体の中央の中心軸を有する貫通穴とを備えるように構成されたシェル組立体と、
    前記シェル組立体の貫通穴内延びるように構成された第1および第2のスピンドルユニットを有する、長く延びたスピンドル組立体と、を有し、
    前記第1および第2のスピンドルユニットは、前記シェル組立体を組み立てられた構成に保持するように、前記シェル組立体の貫通穴に連結されるリング部材を有するように構成されており、
    前記両スピンドルユニットの少なくとも1つは、前記第1のスピンドルユニットを前記第2のスピンドルユニットに解除可能に結合するように、ラッチ位置とラッチ解除位置との間を移動可能なラッチ機構を有し
    前記ラッチ機構は、
    前記第1のスピンドルユニットの前方端部から延びているピストンシリンダと、
    第1および第2の端部並びに前記貫通穴の前記中心軸と同軸の中心軸を有し、前記ピストンシリンダの中に備えられ、前記ピストンシリンダ内を前方位置と後方位置との間で往復運動するピストンと、
    前記第1の端部と前記第2の端部との間の位置で前記ピストンに連結され、ピボット運動可能な少なくとも1つのラッチフィンガと、を有し、
    前記少なくとも1つのラッチフィンガは、前記ピストンシリンダ内の前記ピストンの位置に応答して、前記ピストンに向かって内方に前記第2スピンドルユニットと結合する位置まで動くことができ、かつ前記ピストンから離れる方向に外方に前記第2スピンドルユニットとの結合が解除される位置まで動くことができるラッチ端部を有し、前記ピストンの前記第1の端部は、前記ピストンシリンダ内の前記ピストンの位置を変えるように、アクチュエータによって動かされることができ、それによって、前記結合する位置と前記結合が解除される位置との間で、前記少なくとも1つのラッチフィンガを動かすことができ、
    前記ピストンの前記第2の端部にばねが位置しており、前記ばねは、前記ラッチフィンガを前記結合する位置まで動かすように作動することができる、タイヤ製造用コア組立体。
  2. 前記シェル組立体の貫通穴から延びている前記両スピンドルユニットの少なくとも第1のスピンドルユニットの突出端部に結合するように構成されている少なくとも1つの外部のアーム機構をさらに有する、請求項1に記載のタイヤ製造用コア組立体。
  3. 前記突出端部は、前記アーム機構の前方端部を密着して受け入れる開いたソケットを構成している、請求項2に記載のタイヤ製造用コア組立体。
  4. 前記第1のスピンドルユニットのソケットと前記アーム機構の前方端部とは、相補形の実質的に円錐台の形状からなる、請求項3に記載のタイヤ製造用コア組立体。
  5. 前記ラッチ機構は前記アーム機構によって作動させられる、請求項2に記載のタイヤ製造用コア組立体。
  6. 前記アーム機構の前方端部は、前記ラッチ機構を前記ラッチ位置から前記ラッチ解除位置に移動させる軸状のロッド部材を有している、請求項4に記載のタイヤ製造用コア組立体。
  7. 前記ロッド部材は、中心軸に沿って、前記アーム機構の前方端部を通って往復移動する、請求項6に記載のタイヤ製造用コア組立体。
  8. 前記ラッチ機構は、
    前記第1のスピンドルユニットの前方端部から延びているピストンシリンダと、
    前記ピストンシリンダの中に備えられており、前記ピストンシリンダ内を前方位置と後方位置との間で往復運動するピストンと、
    前記ピストンに結合しており、前記ピストンシリンダ内の前記ピストンの位置に応答して、前記第2スピンドルユニットとの結合位置と結合解除位置との間を移動する少なくとも1つのラッチフィンガと、
    を有する、請求項7に記載のタイヤ製造用コア組立体。
  9. 前記ラッチ機構は、前記ラッチ機構を前記結合位置に向けて付勢する少なくとも1つのバイアスばねをさらに有している、請求項8に記載のタイヤ製造用コア組立体。
  10. 前記バイアスばねは、前記ピストンの前方端部と前記ピストンシリンダの前方端部との間に位置している、請求項9に記載のタイヤ製造用コア組立体。
  11. 前記アーム機構の前方端部は、前記ピストンに結合しており、かつ前記ラッチ機構を前記ラッチ位置から前記ラッチ解除位置に移動させる、往復運動する軸状のロッド部材を有している、請求項10に記載のタイヤ製造用コア組立体。
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