JPH1134062A - タイヤ製造用内型 - Google Patents

タイヤ製造用内型

Info

Publication number
JPH1134062A
JPH1134062A JP9211291A JP21129197A JPH1134062A JP H1134062 A JPH1134062 A JP H1134062A JP 9211291 A JP9211291 A JP 9211291A JP 21129197 A JP21129197 A JP 21129197A JP H1134062 A JPH1134062 A JP H1134062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
core
ring
sleeve
core body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9211291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3770705B2 (ja
Inventor
Yuichiro Ogawa
裕一郎 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP21129197A priority Critical patent/JP3770705B2/ja
Priority to US09/119,397 priority patent/US6113833A/en
Priority to DE69817938T priority patent/DE69817938T2/de
Priority to ES98305859T priority patent/ES2202752T3/es
Priority to EP98305859A priority patent/EP0893237B1/en
Publication of JPH1134062A publication Critical patent/JPH1134062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3770705B2 publication Critical patent/JP3770705B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 型セグメント12同士を簡単、確実に締結す
る。 【解決手段】 型セグメント12を周方向に複数並べて
略ドーナツ状の芯体11を構成した後、主締結体37を該芯
体11に挿入して係止し、その後、他側リング体40を芯体
11に係止させながら主締結体37に螺合により締結する。
これにより、主締結体37と他側リング体40とが一体化す
るため、型セグメント12はこれら主締結体37、他側リン
グ体40を介して確実、強固に締結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生タイヤの成形
から加硫に至るまで用いるタイヤ製造用内型に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高性能の空気入りタイヤを高能率
かつ安価に製造するために、剛体で構成された略ドーナ
ツ状のタイヤ製造用内型の周囲にゴム引きコードを編み
上げ、その後、該ゴム引きコード層(カーカス層)の半
径方向外側に螺旋状にゴム引きコードを巻き付けてベル
ト層を構成し、さらに、カーカス、ベルト層の外側に帯
状の生ゴム(トレッドゴム)を巻き付けて生タイヤを成
形し、その後、該生タイヤが装着された内型をそのまま
加硫モールド(タイヤ製造用外型)内に搬入収納して加
硫する方法が提案された。
【0003】ここで、このようなタイヤ製造用内型は、
加硫後、加硫済みタイヤ内から取り出さなければならな
いため、特公平6ー28863号公報に記載されている
ように、半径方向内側に移動可能な(後退自在な)型セ
グメントを複数個周方向に密着状態で並べることにより
構成しており、これら型セグメントを順次半径方向内側
に移動させることで加硫済みタイヤ内から取出すように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、このようなタイ
ヤ製造用内型の型セグメント同士は生タイヤの成形時お
よび加硫時に強固に締結されていなければならないが、
前記公報にはこれら型セグメント同士の締結についての
具体的な提案は何等なされておらず、この結果、従来に
おいてはタイヤの製造に用いることのできる内型は知ら
れていなかった。
【0005】この発明は、型セグメント同士を簡単、確
実に締結することができるタイヤ製造用内型を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、複数
個の型セグメントを周方向に密着状態で並べることによ
り構成され、内部に加硫室が形成される略ドーナツ状の
芯体と、前記芯体に同軸関係を保持しながら挿入され、
軸方向一端部が芯体の一側の半径方向内端部に係止され
る略円筒状の主締結体と、主締結体の軸方向他端部に取
り外し可能に締結され、該主締結体に締結されたとき、
芯体の他側で半径方向内端部に係止される略リング状の
副締結体とを備えることにより達成することができる。
【0007】タイヤ製造用内型を組み立てる場合には、
まず、複数個の型セグメントを所定の順序で周方向に密
着させながら並べて略ドーナツ状の芯体を構成した後、
主締結体を該芯体に軸方向一側から挿入し、該主締結体
の軸方向一端部を芯体の一側の半径方向内端部に係止す
る。次に、副締結体を芯体の他側で半径方向内端部に係
止させながら主締結体の軸方向他端部に締結する。これ
により、主、副締結体は一体化するが、これら一体化し
た主、副締結体の一端部、他端部に各型セグメントの一
側、他側の半径方向内端部がそれぞれが係止しているた
め、これら型セグメントは主、副締結体を介して確実、
強固に締結され、生タイヤの成形、加硫に充分使用する
ことができるようになる。しかも、このように型セグメ
ント同士の締結を主、副締結体だけで行うことができる
ため、構造が簡単となる。
【0008】また、請求項2に記載のように構成すれ
ば、芯体に接触する一側リング体、副締結体を静止させ
た状態で、即ち、芯体と一側リング体、副締結体とを所
定の周方向位置関係を保持したまま、容易に締結作業を
行うことができる。さらに、請求項3に記載のように構
成すれば、加硫によって内型が高温となったとき、主、
副締結体が芯体を締め付けて両者の間の締結が確実とな
る。また、請求項4に記載のように構成すれば、芯体の
肉厚が薄くなって加硫媒体からの熱が迅速、確実に生タ
イヤに伝達され、加硫時間の短縮を図ることができる。
さらに、請求項5に記載のように構成すれば、肉厚が薄
くなった芯体の機械的強度を向上させることができる。
また、請求項6に記載のように構成すれば、型セグメン
トを組み合わせて芯体を構成する際の作業が容易となる
とともに、組み合わされた後のずれ防止を行うこともで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1実施形態を
図面に基づいて説明する。図1、2、3、4において、
11はアルミニウム合金から構成され全体としてドーナツ
状を呈している芯体であり、この芯体11の周囲に前述の
ようにゴム引きコード、帯状ゴムが編み上げられ、巻き
付けられることで生タイヤが成形されるが、その後、該
芯体11に装着された生タイヤはそのまま加硫モールド
(タイヤ製造用外型)内に搬入されて加硫され、空気入
りタイヤが製造される。前記芯体11は弧状をした複数
個、ここでは10個の型セグメント12を周方向に密着した
状態で並べることにより構成しているが、これら型セグ
メント12は半径方向外側に向かうに従い周方向長さが長
くなる扇形セグメント12aと、半径方向外側に向かうに
従い周方向長さが徐々に短くなる山形セグメント12bと
の2種類のセグメントからなり、周方向に交互に配置さ
れている。このように扇形セグメント12aと山形セグメ
ント12bとは隣接して配置されているが、これらセグメ
ント12a、bのうち、山形セグメント12bの扇形セグメ
ント12aに密着する周方向両端面でその半径方向外端部
にはそれぞれ四角柱状の合わせ突起13が設けられ、一
方、扇形セグメント12aの山形セグメント12bに密着す
る周方向両端面でその半径方向外端部にはそれぞれ前記
合わせ突起13が挿入される合わせ凹み14が設けられてい
る。このように山形セグメント12bの周方向両端面に合
わせ突起13を、扇形セグメント12aの周方向両端面に合
わせ突起13が挿入される合わせ凹み14を設けるようにす
れば、型セグメント12を組み合わせて芯体11を構成する
際、これら合わせ突起13を合わせ凹み14に挿入するだけ
で芯体11の組立が完了するため、組立作業が容易となる
とともに、組立後の型セグメント12のずれが効果的に防
止されるのである。ここで、前述のように加硫が終了し
た後、芯体11を分解して空気入りタイヤ内から取り出す
ときには、まず、山形セグメント12bを半径方向内側に
移動させるが、この際、合わせ突起13が扇形セグメント
12aから邪魔を受けないように前記合わせ凹み14は扇形
セグメント12aの内面まで半径方向内側に延びている。
15は各型セグメント12の半径方向内端に設けられたタブ
であり、このタブ15を掴んで型セグメント12を移動させ
ることにより、芯体11の分解、組立を行う。
【0010】各型セグメント12の内部には周方向に延び
る貫通室17が形成され、これらの貫通室17は該型セグメ
ント12の周方向両端において開口している。ここで、型
セグメント12は前述のように周方向に密着した状態で並
べられているので、全ての貫通室17はリング状に連通
し、芯体11の内部に加硫媒体が注入される連続リング状
の加硫室18を構成する。19、20はいずれかの山形セグメ
ント12bの半径方向内端部に近接して設けられ、図示し
ていない加硫媒体源および排出源にそれぞれ接続された
供給通路および排出通路であり、この供給通路19を通じ
て加硫媒体が加硫室18に供給され、一方、排出通路20を
通じて加硫室18内の加硫媒体が排出される。そして、前
述のように各型セグメント12の内部に貫通室17を形成す
ることにより、芯体11の内部に連続リング状の加硫室18
を形成するようにすれば、芯体11の肉厚が薄くなって重
量が軽減されるとともに、加硫室18に供給された加硫媒
体からの熱が迅速、確実に、該芯体11の周囲に設けられ
た生タイヤに伝達される。また、各型セグメント12の貫
通室17には外縁が型セグメント12の内面に連結された補
強リブ21が設けられているが、これらの補強リブ21は芯
体11の軸線を含む平面に平行に延びているため、これら
貫通室17は補強リブ21によって2つの室17a、17bに仕
切られる。このように貫通室17が補強リブ21によって仕
切られると、加硫室18に供給された加硫媒体は該補強リ
ブ21によって流れが遮断されてしまうため、各補強リブ
21に1個以上、ここでは2個の貫通孔22を形成し、加硫
媒体が加硫室18内を周方向に流れることができるように
している。ここで、前記供給通路19、排出通路20が設け
られている山形セグメント12bの補強リブ21はこれら供
給通路19と排出通路20との間に配置されているが、この
補強リブ21には貫通孔22は形成されておらず、この結
果、供給通路19を通じて供給された加硫媒体は加硫室18
内をほぼ1周して排出通路20から排出されることにな
る。そして、前述のように各型セグメント12の貫通室17
に芯体11の軸線を含む平面に平行な補強リブ21を設ける
ようにすれば、肉厚が薄くなった芯体11の機械的強度を
生タイヤの成形、加硫を充分に行える程度まで向上させ
ることができる。各型セグメント12の半径方向内端部で
その一側面には円周方向に延びる弧状溝25が、一方、そ
の他側面にも円周方向に延びる弧状溝26が形成されてい
る。そして、これらの弧状溝25、26は、芯体11が組み立
てられたとき、連続して芯体11の一側面、他側面にそれ
ぞれ形成された環状溝27、28を構成する。
【0011】31は円筒状のスリーブであり、このスリー
ブ31の軸方向一端部外周にはフランジ32が形成されてい
る。33は前記スリーブ31の外側に嵌合されるとともに該
スリーブ31の軸方向一端部に回転可能に支持された一側
リング体であり、この一側リング体33は前記フランジ32
とスリーブ31の外周に取り付けられた止めリング34とに
より両側から挟持されて、スリーブ31に抜け止めされて
いる。この一側リング体33の軸方向一端部には外方フラ
ンジ35が形成され、この外方フランジ35の軸方向他端面
には環状突起36が形成されている。そして、前記一側リ
ング体33は環状突起36が前記環状溝27に挿入されること
で、芯体11の一側の半径方向内端部に係止される。前述
したスリーブ31、一側リング体33は全体として、軸方向
一端部が芯体11の一側の半径方向内端部に係止される略
円筒状の主締結体37を構成し、この主締結体37のスリー
ブ31は芯体11の中心空間に同軸関係を保持しながら一側
から挿入される。
【0012】40は略リング状をした副締結体としての他
側リング体であり、この他側リング体40の軸方向他端部
には外方フランジ41が形成され、この外方フランジ41の
軸方向一端面には環状突起42が形成されている。また、
この他側リング体40の内周にはめねじ43が形成されてい
るが、このめねじ43に前記スリーブ31の軸方向他端部外
周に形成されたおねじ44が螺合することにより、他側リ
ング体40は主締結体37、詳しくはスリーブ31に取り外し
可能に締結される。そして、このように他側リング体40
が主締結体37に締結されたとき、他側リング体40の環状
突起42が芯体11の環状溝28に挿入され、これにより、他
側リング体40は芯体11の他側の半径方向内端部に係止さ
れる。ここで、前記他側リング体40および主締結体37
は、芯体11より熱膨張率の小さな材料、ここではスチー
ルから構成されているため、加硫によって温度が上昇す
ると、主締結体37、他側リング体40は芯体11を両側から
締め付け、両者の間の締結を確実とするとともに、加硫
媒体の漏洩を阻止する。
【0013】45は弧状溝25近傍の各型セグメント12と一
側リング体33の外方フランジ35との双方に挿入された位
置決めピン、46は弧状溝26近傍の各型セグメント12と他
側リング体40の外方フランジ41との双方に挿入された位
置決めピンであり、これらの位置決めピン45、46は一側
リング体33、他側リング体40と芯体11とを所定の周方向
位置関係に規定する。ここで、前述のようにスリーブ31
の軸方向一端部に一側リング体33を回転可能に支持させ
るとともに、その軸方向他端部に形成されたおねじ44と
他側リング体40のめねじ43とを螺合することで締結を行
うようにすれば、スリーブ31のみを回転させることで芯
体11と一側リング体33、他側リング体40とを前述の周方
向位置関係に保持させながら容易に締結作業を行うこと
ができる。前述した芯体11、主締結体37、他側リング体
40は全体としてタイヤ製造用内型47を構成する。
【0014】次に、この発明の第1実施形態の作用につ
いて説明する。前述のタイヤ製造用内型47を組み立てる
場合には、まず、型セグメント12を所定の順序で周方向
に密着させながら並べて芯体11を構成するが、このと
き、合わせ突起13と1合わせ凹み14とをガイドとして用
いれば、隣接する型セグメント12同士は容易に規定の位
置関係となり、芯体11の組立が簡単かつ正確となる。次
に、主締結体37のスリーブ31を芯体11の中心空間に同軸
関係を保持しながら軸方向一側から挿入するが、このと
き、一側リング体33の環状突起36が芯体11の環状溝27に
挿入され、主締結体37の軸方向一端部が芯体11の一側の
半径方向内端部に係止する。また、このとき、位置決め
ピン45が一側リング体33、芯体11に挿入されるため、一
側リング体33と芯体11との周方向位置関係が所定のもの
となる。次に、位置決めピン46を他側リング体40、芯体
11に挿入することにより、他側リング体40と芯体11との
周方向位置関係を所定のものとするとともに、他側リン
グ体40の環状突起42を芯体11の環状溝28に挿入すること
により、他側リング体40を芯体11の他側の半径方向内端
部に係止する。次に、めねじ43におねじ44を螺合させた
状態でスリーブ31を回転させることにより、芯体11と一
側リング体33、他側リング体40とを前述の周方向位置関
係に保持しながら他側リング体40をスリーブ31の軸方向
他端部に締結する。これにより、主締結体37と他側リン
グ体40とは一体化するが、これら一体化した主締結体3
7、他側リング体40には各型セグメント12の一側、他側
の半径方向内端部がそれぞれが係止しているため、これ
ら型セグメント12は主締結体37、他側リング体40を介し
て確実、強固に締結され、生タイヤの成形、加硫に充分
使用することができるようになる。しかも、このように
型セグメント12同士の締結を主締結体37、他側リング体
40だけで行うことができるため、構造が簡単となる。
【0015】このようにしてタイヤ製造用内型47が組み
立てられると、スリーブ31内にタイヤ成形機の主軸を挿
入して連結した後、芯体11の周囲にゴム引きコード、帯
状ゴムを編み上げるとともに巻き付けて生タイヤを成形
する。その後、タイヤ製造用内型47をタイヤ成形機から
取出し、生タイヤと共に加硫モールド(タイヤ製造用外
型)内に搬入する。このとき、スリーブ31の内周に係止
リングを形成し、この係止リングにローダーを係止させ
ることでタイヤ製造用内型47、生タイヤを搬送するよう
にしてもよい。次に、供給通路19を通じて加硫媒体を加
硫室18に供給すると、該加硫媒体は貫通孔22を通過しな
がら加硫室18内を周方向に流れた後、排出通路20を通じ
て排出されるが、このとき、該加硫媒体は薄い肉厚の芯
体11を介して周囲の生タイヤを迅速に加硫し、短い加硫
時間で生タイヤを空気入りタイヤとする。このとき、芯
体11、主締結体37、他側リング体40は高温となるが、前
述のように他側リング体40および主締結体37を芯体11よ
り熱膨張率の小さな材料で構成しているため、主締結体
37、他側リング体40は芯体11を両側から締め付けて両者
の間の締結を確実とするとともに、加硫媒体の漏洩を阻
止する。なお、このような加硫時および前述の生タイヤ
の成形時、芯体11に大きな外力が作用して変形しようと
するが、芯体11を構成する各型セグメント12には補強リ
ブ21が設けられているので、このような変形は効果的に
防止される。
【0016】このようにして空気入りタイヤが製造され
ると、該空気入りタイヤ内からタイヤ製造用内型47を分
解して取り出すが、このときにはスリーブ31を前述と逆
方向に回転させて他側リング体40をスリーブ31から取り
外した後、主締結体37を芯体11から軸方向一側に抜き出
す。その後、山形セグメント12bのタブ15を掴んで半径
方向内側に引っ張り移動させる。このとき、合わせ凹み
14は半径方向内側に向かって芯体11の内面まで延びてい
るため、扇形セグメント12aが合わせ突起13の移動を阻
害することはない。次に、該山形セグメント12bを軸方
向に移動させて空気入りタイヤ内から取り出す。その
後、山形セグメント12b、扇形セグメント12aを前述と
同様にして空気入りタイヤ内から取り出す。
【0017】図5、6はこの発明の第2実施形態を示す
図である。この実施形態においては、スリーブ51の軸方
向一端部外側に軸方向に移動可能なスライドリング52を
嵌合するとともに、該スリーブ51のフランジ53と前記ス
ライドリング52との間に該スライドリング52を一側リン
グ体54に向かって付勢するスプリング55を設け、さら
に、スリーブ51の軸方向他端部外周に周方向に離れた複
数の弧状突起56を設けるとともに、他側リング体57の内
周に周方向に離れた複数の軸方向に延びる弧状スリット
58を設けている。そして、このようなスリーブ51、一
側、他側リング体54、57を用いて芯体11を構成する型セ
グメント12を締結する場合には、芯体11に一側リング体
54および他側リング体57を係止させた後、弧状突起56を
弧状スリット58に重なり合わせた状態でスプリング55に
対抗しながらスリーブ51を軸方向他側に移動させる。そ
して、弧状突起56が弧状スリット58を通過すると、スリ
ーブ51を所定角度だけ回転させ、前記弧状突起56を弧状
スリット58間の他側リング体57に重なり合わせる。この
状態でスリーブ51に対する外力付与を終了すると、スプ
リング55の付勢力により弧状突起56が他側リング体57の
半径方向内端部に押し付けられ、これにより、型セグメ
ント12同士の締結が行われる。また、このような締結を
解除する場合には、前述と逆の手順によって行う。な
お、他の構成、作用については前記第1実施形態と同様
である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、型セグメント同士を簡単、確実に締結することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図2】一部が破断された側面図である。
【図3】芯体の斜視図である。
【図4】型セグメント(山形セグメント)の斜視図であ
る。
【図5】この発明の第2実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図6】図5のIーI矢視断面図である。
【符号の説明】
11…芯体 12…型セグメント 13…合わせ突起 14…合わせ凹み 17…貫通室 18…加硫室 21…補強リブ 22…貫通孔 31…スリーブ 33…一側リング体 37…主締結体 40…副締結体 43…めねじ 44…おねじ 47…タイヤ製造用内型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 30:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の型セグメントを周方向に密着状態
    で並べることにより構成された略ドーナツ状の芯体と、
    前記芯体に同軸関係を保持しながら挿入され、軸方向一
    端部が芯体の一側の半径方向内端部に係止される略円筒
    状の主締結体と、主締結体の軸方向他端部に取り外し可
    能に締結され、該主締結体に締結されたとき、芯体の他
    側で半径方向内端部に係止される略リング状の副締結体
    とを備えたことを特徴とするタイヤ製造用内型。
  2. 【請求項2】前記主締結体を円筒状のスリーブと、該ス
    リーブの軸方向一端部に回転可能に支持され前記芯体に
    係止される一側リング体とから構成するとともに、スリ
    ーブの軸方向他端部外周に形成されたおねじを副締結体
    の内周に形成されためねじに螺合することでスリーブを
    副締結体に締結するようにした請求項1記載のタイヤ製
    造用内型。
  3. 【請求項3】前記主、副締結体を芯体より熱膨張率の小
    さな材料で構成した請求項1記載のタイヤ製造用内型。
  4. 【請求項4】各型セグメントの内部に周方向に延びる貫
    通室を形成することにより、芯体の内部に加硫媒体が注
    入される連続リング状の加硫室を形成するようにした請
    求項1記載のタイヤ製造用内型。
  5. 【請求項5】各型セグメントの貫通室に芯体の軸線を含
    む平面に平行な補強リブを設けるとともに、各補強リブ
    に1個以上の貫通孔を形成した請求項4記載のタイヤ製
    造用内型。
  6. 【請求項6】隣接する型セグメントのうち、一方の型セ
    グメントの他方の型セグメントに密着する端面に合わせ
    突起を設けるとともに、他方の型セグメントの一方の型
    セグメントに密着する端面に前記合わせ突起が挿入され
    る合わせ凹みを設けた請求項1記載のタイヤ製造用内
    型。
JP21129197A 1997-07-22 1997-07-22 タイヤ製造用内型 Expired - Fee Related JP3770705B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21129197A JP3770705B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 タイヤ製造用内型
US09/119,397 US6113833A (en) 1997-07-22 1998-07-21 Segmented toroidal core for manufacturing pneumatic tires
DE69817938T DE69817938T2 (de) 1997-07-22 1998-07-22 Ein torusförmiger segmentierter Kern zur Herstellung von Luftreifen
ES98305859T ES2202752T3 (es) 1997-07-22 1998-07-22 Mandril joroidal segmentado para fabricar cubiertas neumaticas.
EP98305859A EP0893237B1 (en) 1997-07-22 1998-07-22 Segmented toroidal core for manufacturing pneumatic tires

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21129197A JP3770705B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 タイヤ製造用内型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1134062A true JPH1134062A (ja) 1999-02-09
JP3770705B2 JP3770705B2 (ja) 2006-04-26

Family

ID=16603509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21129197A Expired - Fee Related JP3770705B2 (ja) 1997-07-22 1997-07-22 タイヤ製造用内型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3770705B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001088140A (ja) * 1999-08-10 2001-04-03 Sedepro 一体連結用リムを備えるタイヤ製造用の剛性コア
JP2001088143A (ja) * 1999-08-10 2001-04-03 Sedepro タイヤ製造用の2つの部分からなる剛性コア
JP2004050897A (ja) * 2002-07-17 2004-02-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The 乗用車用空気入りタイヤ
WO2005009724A1 (ja) * 2003-07-24 2005-02-03 Bridgestone Corporation タイヤ製造用コア
JP2009149088A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Goodyear Tire & Rubber Co:The タイヤ組立コアの組立、分解、および収容のための装置および方法
JP2009149092A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Goodyear Tire & Rubber Co:The タイヤ組立コアセグメントマニピュレータ装置および方法
US7648668B2 (en) 2002-04-30 2010-01-19 Bridgestone Corporation Apparatus for manufacturing pneumatic tires
JP2011131526A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ加硫用の剛性中子
JP2011255647A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ゴム成形体の製造方法及びトランスファー成形用金型
JP2012236361A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd 剛性中子の保持構造
WO2015133452A1 (ja) * 2014-03-07 2015-09-11 住友ゴム工業株式会社 タイヤ形成用の剛性中子、及びそれを用いたタイヤの製造方法
JP2016093994A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 ハンコック タイヤ カンパニー リミテッド タイヤ成型ドラムと成型ドラム組立て分解装置
JP2020006545A (ja) * 2018-07-05 2020-01-16 横浜ゴム株式会社 タイヤ製造用の剛性コアおよびタイヤの製造方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001088143A (ja) * 1999-08-10 2001-04-03 Sedepro タイヤ製造用の2つの部分からなる剛性コア
JP4574812B2 (ja) * 1999-08-10 2010-11-04 マニュファクチュル フランセーズ デ プヌマティク ミシュラン 一体連結用リムを備えるタイヤ製造用の剛性コア
JP2001088140A (ja) * 1999-08-10 2001-04-03 Sedepro 一体連結用リムを備えるタイヤ製造用の剛性コア
US7648668B2 (en) 2002-04-30 2010-01-19 Bridgestone Corporation Apparatus for manufacturing pneumatic tires
JP2004050897A (ja) * 2002-07-17 2004-02-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The 乗用車用空気入りタイヤ
US7318714B2 (en) 2003-07-24 2008-01-15 Bridgestone Corporation Core for manufacturing pneumatic tires
WO2005009724A1 (ja) * 2003-07-24 2005-02-03 Bridgestone Corporation タイヤ製造用コア
JP2009149092A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Goodyear Tire & Rubber Co:The タイヤ組立コアセグメントマニピュレータ装置および方法
JP2009149088A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Goodyear Tire & Rubber Co:The タイヤ組立コアの組立、分解、および収容のための装置および方法
JP2011131526A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ加硫用の剛性中子
JP2011255647A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ゴム成形体の製造方法及びトランスファー成形用金型
EP2581195A4 (en) * 2010-06-11 2015-04-29 Toyo Tire & Rubber Co METHOD FOR PRODUCING A RUBBER FORMAT AND TRANSFER FORMATRIZE
JP2012236361A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd 剛性中子の保持構造
WO2015133452A1 (ja) * 2014-03-07 2015-09-11 住友ゴム工業株式会社 タイヤ形成用の剛性中子、及びそれを用いたタイヤの製造方法
US9731463B2 (en) 2014-03-07 2017-08-15 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Rigid inner mold for forming tire, and method of manufacturing tire using the same
JP2016093994A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 ハンコック タイヤ カンパニー リミテッド タイヤ成型ドラムと成型ドラム組立て分解装置
JP2020006545A (ja) * 2018-07-05 2020-01-16 横浜ゴム株式会社 タイヤ製造用の剛性コアおよびタイヤの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3770705B2 (ja) 2006-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6113833A (en) Segmented toroidal core for manufacturing pneumatic tires
JPH1134062A (ja) タイヤ製造用内型
US7628599B2 (en) Self-locking tire mold apparatus
JP5089150B2 (ja) タイヤ製造用コアのラッチ機構および移動機構
JP5107566B2 (ja) タイヤ製造用コア
EP0015224B1 (en) Building and shaping a tire
KR101929054B1 (ko) 연속 데크 비드 로크 드럼
US7384499B2 (en) Apparatus for tread belt assembly
US6488797B1 (en) First stage run flat tire building drum and method of using same
EP2038110B1 (en) Process and apparatus for producing pneumatic tyres
CA2058397A1 (en) Method of forming ply member
US4865532A (en) Apparatus for vulcanizing pneumatic vehicle tires
JP2006168367A (ja) タイヤ製造ドラム用の交錯させられたビード固定セグメント
JP4234922B2 (ja) 自動二輪車用の空気入りタイヤの製造方法
RU2000115308A (ru) Камера для шины и способ ее изготовления
WO2013001964A1 (ja) 剛性中子、及びそれを用いたタイヤの製造方法
JPH04153028A (ja) グリーンケース及びグリーンタイヤの製造方法
US7520949B2 (en) Tire manufacturing method and tire
JPH02246804A (ja) 高速走行用空気入りラジアルタイヤ
JP5364124B2 (ja) 剛性中子の保持構造
JP4315632B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP2001030371A (ja) ビードコア保持用リング及び空気入りタイヤの製造方法
JP7029291B2 (ja) タイヤ成形装置
WO2007034779A1 (ja) タイヤの製造方法およびタイヤ加硫モールド
JP2000108129A (ja) タイヤ加硫成形金型及びタイヤ加硫成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140217

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees