JP4574812B2 - 一体連結用リムを備えるタイヤ製造用の剛性コア - Google Patents

一体連結用リムを備えるタイヤ製造用の剛性コア Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタイヤの製造法に関するものである。
本発明は特に、タイヤ製造時に支持体の役目をする実質的に剛体のコア金型に関するものである(このコアはタイヤの内側空洞部の表面を成形する手段の役目もする)。
【0002】
【従来技術】
欧州特許第0,666,165号には、タイヤの製造の初めから終わりまでタイヤを支持するコアを用いたタイヤ製造機が開示されている。このコアは複数の断片で構成され、成形後にビードの内側空間を通ってタイヤの内部から抜き取ることができ、次のタイヤの製造で支持体として再度利用される。このコアは何度もの取付け/取外しサイクルに耐えなければならず、高い幾何学的品質を保証できだけの堅牢さがなければならず、何度使用しても幾何学的品質を保ち、高い耐久性を示さなければならない。このコアは2本のグリッパに挟まれてステーションからステーションへ移動する。実際のコアはタイヤ製造中リムとの結合状態が維持される複数の断片で構成される。
【0003】
このコアには種々の設計上の制約がある。特に、コアはステーションからステーションへ運搬されるため簡単に取り扱えるものでなければならない。さらに、コアの取外し/再構成は製造機械のサイクル時間を損なわずにできるだけ簡単かつ迅速に行えなければならない。換言すれば、タイヤ製造の完全サイクル中でコア製造に関する基本操作の数をできるだけ少なくし、影の時間すなわちタイヤの製造に直接係わる生産的な操作を行っている間に実施できる操作にする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は欧州特許第0,666,165号に記載のような機械で極めて容易に取扱うことができるコアを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の対象は、下記の(1)〜(4)を有することを特徴とする、独立した少なくとも1つのグリッパ(P1、P2、P3)と一緒になって、タイヤの内側表面の製造の少なくとも一部を規定するコアにある:
(1) 少なくとも1つの断片の横方向面はコアの外側へ放射方向に収束し、各断片の放射方向内側端部には接触部分が配置されている、周方向に隣接して互いに並んで配置された、各々が横方向面を有する複数の断片、
(2) 各断片を支持、連結するために各断片の放射方向下側に配置された周方向連続リム、
(3) 各断片の接触部分に設けられた少なくとも1つの断片側接触支持面および断片側接触支持面に対応するリムに設けられた少なくとも1つのリム側接触支持面、ここで、
少なくとも1つの断片側接触支持面および少なくとも1つのリム側接触支持面はブロック位置で互いに協働して各断片がリムに対して放射方向に移動するのを防止し、
断片側接触支持面およびリム側接触支持面は、各断片に対するリムの軸線方向相対移動を単一方向のみで可能にするように配置され、
(4) リム上での断片の軸線方向運動を固定するグリッパ上に設けられたブロック手段。
【0006】
【発明の実施の形態】
「リム側接触支持面」とはリム上にある接触支持面を意味する。従って、これはリムに属する面である。「断片側接触支持面」とは断片上にある接触支持面を意味し、断片に属する面である。
【0007】
本発明のコアはそれ自身(すなわち断片とリムとの組立体)では取付け状態における耐久性を保証するのに必要な全ての部品または要素を備えていない。このようなコアの取付け状態での耐久性を保証するのに必要な手段の一部はこのコアのグリッパが担う。それによってコアの取扱いがかなり簡単になる。グリッパはリムまたは断片の心出しを行い、リム上でリムに対して断片を軸線方向に固定する役目をする。断片のコア上での放射方向の固定(断片の遠心力による分離を防ぐため)は断片側およびリム側接触支持面によって行われる。これらの支持面は単一方向での断片とリムとの間の相対移動を軸線方向でブロックする。この際、反対方向をブロックするのに1つのグリッパが必要である。リムに対する断片の放射方向の固定におけるグリッパの役目は間接的なものでしかない。
【0008】
「グリッパ」とはコアをつかみ支持することができる任意の部材、例えば欧州特許第0,666,165号に記載の意味でのブラケットや、加硫時に取付け工具でコアを保持する部材を意味するが、コアを把持して回転させることができる任意の部材、例えばタイヤケース製造ステーションでコアを保持する装置等も意味する。
【0009】
本発明の特徴によれば、グリッパはコアを運搬するためにリムを保持したり、例えばタイヤケース製造でコアを回転させるだけでなく、断片とリムとの間の相対的な軸線方向固定によって、コアの各種構成部品の中心を合わせてこれらをブロックする。グリッパのいくつかの部材が取付け状態でコアの耐久性を保証する役目をするので、部品の数を減らすことによってこのコアを単純化することができ、コアのグリッパを過度に複雑にする必要がない。
【0010】
本発明では欧州特許第0,666,165号に記載の形式の機械で使用するのに要求される、両側でそれぞれ軸線方向に保持および取扱いができるコアを製造することができる。これによって、成形表面(以下、主要部分とよぶ部分の表面)を予めコアに設けておかなくてよくなる。リムは2つの異なるグリッパによって同時に保持可能である。リムは少なくとも2つの把持領域を有し、各領域はリムを心出しし、リムを異なるグリッパに支持する。リムの保持領域での各グリッパによる保持によって、ブロック手段が展開する前に、グリッパ上でリムの心出しし、支持することができる。2つの異なるグリッパによってこのように両側で保持できることによって、以下に説明するように、コアは極めて堅牢になる。それぞれ異なるグリッパに対する少なくとも2つの保持領域または2組の保持領域がリムに配置される。
【0011】
本発明の別の特徴によって、タイヤ製造機械の他の部品を過度に重くする移動式グリッパを必要としないで、コアはできるだけ軽く作るのが好ましい。そのため、軽合金を用いてコアの可能な限り多くの部分を作る。確実にコアを極めて堅牢にするために、コアの取付けおよび取外し、および運搬を確実にするための種々の方法の対象となる部分を硬質合金、例えば鋼で作る。
【0012】
一時的な段階の間に両側で同時にコアを保持しながら、コアの保持を変更できることは本発明の大きな利点である。この点に関して、特にコアの取付けおよび取外しの段階に関しては、断片側接触支持面およびリム側接触支持面が単一の方向で全ての断片に対してリムの軸線方向移動を可能にするような形状である場合に、有利である。上記の構造は極めて重要なものである。
本発明の上記以外の詳細および利点は添付図面を参照した以下の説明からより良く理解できよう。
【0013】
【実施例】
図1、図2はタイヤの内側表面の製造の少なくとも一部を規定する剛体のコア1を示している。このコア1は少なくとも1つのグリッパと協働するようになっている。このコアは横方向面10d1、10i1が互いに接触するように互いに並んで配置された周方向に隣接した複数の断片10d、10iからなる。少なくとも1つの断片10iの横方向面10i1はコアの外側へ向かって拡大しているので、断片を内部から放射方向に移動させればコアは外すことができる。本発明のコアは欧州特許第0,242,840号と同様に2つの断片モデル(すなわち横方向面10dlがコアの外部へ向かって末広がりに拡大している断片10dと横方向面10i1がコアの外部ヘ向かって収斂するいわゆる「逆形」の断片10i)とからなる。以下の説明では、収斂するか、末広がりに拡大するかが特に重要でない場合には、記号iまたはdを省略して単に「断片10」とよぶことにする。
【0014】
各断片10はリム14と係合する接触部分12を有している。この接触部分12は各断片の放射方向内側端部に配置されている。図2に示すように、リム14は周方向に連続し、一方、各接触部分12は断片10の一部であるので円の一部である。接触部分12は取付け/取外しサイクルに何度も耐えることを主たる特性とした第1の材料で作られている。各断片10はこの接触部分12と一体な主要部分13を有している。この主要部分13の主要な役目はタイヤ製造時にタイヤ表面を規定することにある。主要部分13は成形性に優れ、熱伝導性が良く、軽量であることを主たる特性とした第2の材料で作られており、接触部分12と一体で、機能上取り外すことができない。
この接触部分は一般に鋼等の金属で作られ、取付けおよび取扱い法に合わせて接触部分の所望の支持面および形状が得られるように鋼を切削加工する。主要部分は一般にアルミニウム合金等の鋳造軽合金で作られる。各主要部分の放射方向外側ドームを形成する壁の中には電気抵抗器が埋め込まれる。従って、主要部分は熱伝導性の良好な流動性のある材料で作られ、各主要部分の放射方向外側ドームを形成する壁の内側には1つの断片に対して少なくとも1つの電気抵抗器が一緒に埋め込まれている。コアはタイヤ製造機中をステーションからステーションへ運搬できなければならないため、コネクタを設けて、グリッパが適当なステーション(予備加熱ステーション、加硫ステーション)に接近した時に、例えば加硫ステーションにコアを接続して、抵抗器に電気エネルギーを供給し、必要な場合には各種の測定プローブをさらに接続するか、誘導式の結合手段および/またはその他の任意の結合手段を設ける。
【0015】
ゴムの加硫温度で主要部分が隣接断片の間へ突き出ない状態で遊びゼロで互いに接触し且つ均一な成形表面を形成し、加硫温度以下の温度では主要部分の間に遊びできるように、全ての断片を考慮して、主要部分、接触部分および主要部分と接触部分との間の接合部の寸法および構成が決定されている
【0016】
本発明の特徴によれば、各断片はこの各断片の接触部分に配置された少なくとも1つの断片側接触支持面およびこの断片側接触支持面に対応するリム側接触支持面を備え、この接触支持面は断片をリムに対して放射方向に離す応力を吸収する。さらに、コアはリムおよび各断片にそれぞれ配置された放射方向を向いたブロック支持面を備える。このブロック支持面はグリッパで支持された少なくとも1つの後退可能なブロック部材と協働して、全ての断片をリムに固定する。リム側および断片側接触支持面は、ブロック支持面および組み合わされたグリッパと一緒にグリッパでコアを挟むことができる装置を構成する。
【0017】
図1に示す断片10は第1断片側接触支持面A2Gと、第2断片側接触支持面A2Dとを有している。これらの支持面A2G、A2Dは軸線方向に互いに離れて各断片の接触部分に設けられている。リム14は断片側接触支持面A2G、A2Dにそれぞれ対応するリム側接触支持面A4Gおよびリム側接触支持面A4Dを有している。このコアはリムに配置されたブロック支持面B4Gと、断片10に配置されたブロック支持面B2Dとを有している。各断片10は上記と同様なブロック支持面B2Dを備えている。
各断片10は軸線方向でコア1の軸線に対して直角な垂直中間面の両側に2つの周方向嘴部125s、125iを有している。一方の嘴部125i(下側嘴部といわれる)は放射方向で他方の嘴部125s(上側嘴部といわれる)より低い位置にある。各断片側接触支持面A2G、A2Dは各嘴部125s、125iの一方の側にある。すなわち、断片側接触支持面A2G、A2Dは軸線方向でコア1の軸線に対して直角な中間面の両側にあり、リム14は取付け位置で各断片の嘴部125s、125iと対向する嘴部145s、145iを有している。
【0018】
断片側接触支持面およびリム側接触支持面はそれぞれ周方向に配置された嘴部の上に配置される。この実施例では各断片側接触支持面A2G、A2Dは截頭台形であり、下側嘴部上の断片側接触支持面の截頭台形表面および上側嘴部上の断片側接触支持面の截頭台形表面は軸線方向の同じ側を向いている。
【0019】
断片をリムに固定するためのブロック手段は接触支持面から独立しかつ断片に配置されたブロック支持面を有し、このブロック支持面は接触支持面から独立しかつグリッパに支持された少なくとも1つのブロック部材と協働し、このブロック部材は断片に配置された少なくとも1つのブロック支持面と協働して断片をリムに固定するために展開可能になっており、このブロック部材はこの断片を解放するために後退可能になっている。
【0020】
グリッパP1がフープP10を備えている。図2は断片10(断片のうちの1つは放射方向断面図)から軸線方向に分離したリム14は(放射方向断面図)、リムが各断片とは異なる機械的部品であることを明らかに示し、リムはコアを取出す際には断片から分離することができる(取出し操作については以下で説明する)。図2はさらにリム14から軸線方向に分離したグリッパP1(片側だけ図示されている)を示し、グリッパP1が(本発明の提供する他の任意のグリッパと同様に)リム14とは異なる機械的部品であることを明らかに示している。
【0021】
フープP10は支持ワッシャーP11を備え、この一方の側面はコアの軸線に対して直角な面に含まれ、P11Gを構成する。バネP15は支持ワッシャーP11を図1の軸線方向右側へ押す。グリッパP1はコアの断片10と同じ数のロックブレードP12を備える。ロックブレードP12はフープP10の自由端寄りに取付けられる。これらは軸線方向を向き、フープP10から突出している。これらは以下に説明する理由からわずかに放射方向に可撓性である。ロックブレードP12の端はフレアP13になり、その軸線方向、放射方向上側端部はベベルP14を形成する。フレア13はブロック支持面P15Dを有するボスを備える。全てのブロック支持面は軸線に対して直角な平面に含まれる平面支持面である。各断片10に関しては、この平面支持面B2Dは断片側截頭台形支持面A2Dの向きの軸線方向成分に軸線方向に対向するように嘴部125i上にある。リム14に関しては、平面支持面B4Gはリム側截頭台形支持面A4Gの向きの軸線方向成分に対向する方向へ軸線方向に向いた面である。
【0022】
この接触部分12は下側嘴部125iの下側、すなわち断片側接触支持面A2Dの放射方向下側にある最小径Φsmを有する。リムはリム側接触支持面A4Gの放射方向上側にある最大径ΦJMを有し、この最大リム径ΦJMは最小断片径Φsmより大きい。
上記構造は以下の利点を有している。すなわち、リムはリム側接触支持面から独立した少なくとも1つのブロック支持面を備え、このブロック支持面はグリッパのブロック部材と協働するようになっている。それによって以下に説明するように把持が容易になり、従って、各接触支持面がくさび形ではない角度の截頭台形でありこの截頭台形面がコアの同じ側で軸線方向を向いている場合に、断片をリムによく固定することができる。
【0023】
以下、上記構造の操作方法を説明する。最初の状態では全ての断片10がリム14に正確に配置され保持されている。コアが図1で固定されていると仮定した場合に、グリッパP1が図1の左側から右側へ移動する相対的軸線方向移動を行うことによって、グリッパP1の軸線とコア1の軸線とが組み合わされる移動の間に、グリッパP1はリム14の下側に挿入される。ブロック支持面P11Gはブロック支持面B4Gに当接し、軸線方向移動の連続によってバネP15が圧縮される。この移動の間に、フレアP13がベベルによってリム14に衝突する時に、ロックブレードP12のフレアP13が軸線へ向かって放射方向に押されるので、ロックブレードP12が外れる。
【0024】
グリッパP1が十分に前進した時に、ロックブレードP12は単純な弾性回復によってそれらの図示したような形状を再びとる。相対的軸線方向移動はフレアP13が図1に示す形状を超えるまで調節される。バネP15による回復に関しては、各ロックブレードP12のブロック支持面P15Dが断片10のうちの1つのブロック支持面B2Dと対向するように配置される。次いで、各ロックブレードP12のブロック支持面P15Dが断片10のうちの1つのブロック支持面B2Dと接触するまで、逆の軸線方向移動が行われる。すなわち、バネP15の荷重の範囲内で、コア1とグリッパP1との相対移動も全て防止される。従って、コア1はグリッパP1に対して両方向で軸線方向にブロックされ、グリッパは一方側(右側)のリム14に抗して各断片10を挟み、リム14自身はグリッパP1に抗してブロックされ、これらの組み合わされた部品の間には遊びがない。
【0025】
リム側および断片側接触支持面が截頭台形で、全ての固定し地面が互いに接触しているので、リム14が取付け位置において断片10に対して軸線方向にブロックされる場合は、断片10がリム14に対して放射方向に移動するのを防ぐのみであることは当業者には理解できよう。さらに、リム14は各断片10を放射方向に支持しかつ中心を合わせ、特に、断片側接触支持面にリムによって加えられる力によって逆形断片10iが放射方向に中心がズレるのを防ぐ。上記パラグラフに記載のように挟むことおよびリムによって中心を合わせることによって、断片10自身はリム14に放射方向にロックされる。
【0026】
全てのブロック調節は簡単に機械化および自動化できる。ブロック部材(特に上記のロックブレードP12)はコア軸線を通る平面に展開させることができる。放射方向に展開可能なブロック部材を設けることもできる。
【0027】
図4には軸線方向の第2グリッパP2が示されている。第2グリッパはリム14のみ、または上述のように全ての断片10、またはこれら両方を要求に応じて挟むことができる2つの異なるブロック部材を備える。第2グリッパP2は少なくとも1つのリムロックフックP22(回動軸線P23参照)が関節結合した端部プレートP21を備え、このロックフックはリム14に配置されたブロック支持面B43Gと協働するためのブロック支持面P24Gを備える。右側に軸線方向に向いたこのブロック支持面B43Gがリム14の左側軸線方向端部に近づきかつブロック部材がこれに達することができるように、リムは中間凹部を備える。これによって、断片10と全く干渉せずにリムをその左側部分で挟むことができる。これは、断片に対してリムのみを軸線方向にズラすのに有効である。
【0028】
第2グリッパP2はここではコアの断片10と同じ数の断片ロックフックP26を備える。これらの断片ロックフックP26は端部プレートP21(回動軸線P27参照)に関節結合している。この断片ロックフックP26は各断片10に配置されたブロック支持面B2Gと協働するためのブロック支持面P28Gを備える。断片ロックフックP26がリムに適当に形成される好ましくは断片と同じ数の凹部に挿入されるとともに、各断片10はグリッパP2に抗して挟まれる。操作には例えばロック位置(図示せず)においてフックを弾性回復させるための装置を使用することができ、ロック解除には適当な手段が用いられるが、ここでは説明しない。
【0029】
従って、コア全体1をその左側部分で挟むことができ、右側側面を損傷することがない。これはコア1を右側で把持する第3グリッパがコア1を把持できるようにするのに有効である。
【0030】
図5(a)および(b)は特定の目的のために設計された第3グリッパP3を示している。この第3グリッパP3は右側嘴部145iが特に示されているリム14の放射方向下側に挿入される延長部P31を備える。このグリッパP31は左側にまだ保持されている他の任意のグリッパ、例えばグリッパP2の部材の間に周方向に挿入される。中間部分では、グリッパP3はコア1へ向かって軸線方向を向いたブロック支持面P35Dを備える。本発明の実施例に示された全てのブロック支持面と同様に、このブロック支持面はグリッパ、従ってコアの軸線に対して直角な面に配置されるが、放射方向にするだけでよい。断片10の接触部分12の嘴部125iはグリッパP3へ向かって軸線方向を向いたブロック支持面B2Dを備え、グリッパP3のブロック支持面P35Dと協働する。
【0031】
グリッパP3は少なくとも2本の指部P32を備える。各指部P32は軸線方向を向き、グリッパP3の本体P30でそれ自身の上に回転自在に取付けられ、グリッパP3の本体P30で軸線方向に摺動することができる。各指部P32はその端部にフランジP33を備える。ブロック支持面B34DはこのフランジP33上に配置され、リム14に配置されたブロック支持面B4Dと協働する。断片の少なくともいくつかは、断片接触部分の側壁の一方に、嘴部125iの放射方向真上に形成された必要な開口部を設け、これに指部P32を挿入することができる。各断片はその一方の側に、少なくとも1つのこのような開口部を断片側接触支持面の放射方向上側に設けるのが好ましい。
【0032】
この構造の操作は下記の通り。最初の状態では全ての断片10が、例えばグリッパP2によってリム14に正確に配置され保持され、指部P32が図5(b)のような方向を向いている。グリッパP3はグリッパP3の軸線とコア1の軸線とが組み合わされる移動を行い、グリッパP3はブロック支持面P25Dがブロック支持面B2Dに当接するまで図5(a)の右側から左側へ移動し、コア1がグリッパP3に対して右側に移動する全ての相対移動を防止する。グリッパP3が当接すると、指部P32はそれらの最終位置を超えて軸線方向右側に移動し、次いでこれらは4分の1だけ方向転換し、軸線方向右側へ戻り(図5(a))、各指部P32のブロック支持面P34Dがリム14のブロック支持面B4Dと正確に接触して配置され、コア1がグリッパP3に対して左側に移動する全ての相対移動が防止される。従って、コア1はグリッパP3に対して固定され、グリッパP3は各断片10をリム14に抗してその本体によって直接挟み(遊びがなく、グリッパP1と同じ原理でバネ(図示せず)の力に抗して)、リム14は指部P32によって保持される。この段階では、グリッパP1またはグリッパP2によるコアの保持を解放することができる。
【0033】
タイヤの内部からコアを取出す間に、最大断片を個々に把持し、かつタイヤの内部から放射方向へ断片を離し、次いでタイヤのビードの内側の自由空間を通って、タイヤに対して軸線方向に取り除くことによって、これらを連続して次々と持ち上げなければならない。このために、コア1の断片10と同じ数のダガー9を用いることができる(図6(a)、5(b)、5(c)、5(d)、6、7、8、9および10参照)。コア1の各断片の接触部分には断片側接触支持面の放射方向上側に配置された少なくとも1つの開口部が設けられ、この開口部はダガー9によって各断片を個々に保持するのが可能となり、断片を個々に取扱うための装置の他の多くの考えられる実施例のうちの1実施例を構成するものである。
【0034】
各ダガー9は各断片と協働するのに適した方位の放射方向位置において、コアの軸線に対して平行に配置された細長い要素である。各ダガー9は断片10の開口部に正確に挿入するための斜角の付いた頭部91を備える。各ダガー9はコア1の回転軸線を有する平面において回転移動を描くように関節結合されたロッカー93を備える。各ロッカーは図6(c)に示すロック位置に弾性回復し、図6(a)の位置に配置されるように適当な方法で調節される。ロッカーの端はより大きい半径へ向かって放射方向に延びる耳部94になっている。各ダガー9はコア1へ向かって軸線方向を向いたブロック支持面B9を備える。ダガー9の1つを収容する各開口部の近くでは、各断片が耳部94と協働するためのブロック支持面B29を備える。
【0035】
この装置の操作は下記の通り。最初の状態では全ての断片10が、例えばグリッパP2によってリム14に正確に配置され保持され、全てのダガー9のロッカー93が図6(a)に示す後退位置にある。コアが固定されていると仮定した場合に、ブロック支持面B9がブロック支持面B2Dに当接するまでダガー9が図6(b)の左側から右側へ移動する移動によって、ダガーは各断片10に全て挿入され、各断片10がダガー9に対して右側に移動するような全ての相対移動を防止する。ダガー9が当接すると、ロッカー93は展開され、各ロッカー93の耳部94は各断片10のブロック支持面B29と対向および抗して正確に配置され(図6(c))、断片10がダガー9に対して左側に移動するような全ての相対移動を防止する。従って、各断片はそのダガー9に対して両方向で軸線方向に個々にブロックされる。
従って、リム14はグリッパP2からフックP25をロック解除することによって抜き取ることができ、フックP22がロック位置でリム14に抗して維持される(図6(d)および図4)。
【0036】
上記の設計では、断片側接触支持面およびリム側接触支持面は単一の方向で全ての断片に対してリムの軸線方向移動を可能にする形状をとる。コアを取付け形状で確実に保持するためにはグリッパに配置されたブロック手段を用いる必要があるので、コアは依然としてグリッパ、言い換えればブラケットまたは必要な把持部材を備えた機械に依存して維持されるか、これによって捕捉される。この設計には多くの利点があり、特に簡単堅牢な自動化に特によく適している。簡潔で十分に堅牢な機械的部材を設計することによって、右側と左側の両方からコアを保持する利点を維持しながら、グリッパおよびブロック手段の多くの変形例を考えることができる。
【0037】
本発明のコア設計によれば、コアの取付け、コアの取扱い、タイヤの製造およびコアの取外しのための種々の方法を実施できる。実施例はこの点に関する本発明の全ての可能性を示している。
【0038】
本発明はさらに、タイヤの製造の少なくとも一部を規定するコアを取付ける方法にも関するものである。この方法では、コアが(1)少なくとも1つの断片の横方向面はコアの外側へ放射方向に収束し、各断片の放射方向内側端部には接触部分が配置されている、周方向に隣接して互いに並んで配置された、各々が横方向面を有する複数の断片と、(2)各断片を支持、連結するために各断片の放射方向下側に配置された周方向連続リムとを有し、
(1)各種断片をタイヤ成形凹部内で周方向に隣接して組み合わせて配置し、
(2)グリッパを用いてリムを一方の側で把持し、
(3)リムの他方の側に断片が係合するようにリムを断片に対して配置し、
(4)グリッパを用いて、一方で断片を、他方でリムを把持し、断片をリムに対して固定する。
【0039】
本発明はさらに、タイヤの製造の少なくとも一部を規定するコアの取り扱い方法に関するものである。この方法では、コアが(1)少なくとも1つの断片の横方向面はコアの外側へ放射方向に収束し、各断片の放射方向内側端部には接触部分が配置されている、周方向に隣接して互いに並んで配置された、各々が横方向面を有する複数の断片と、(2)各断片を支持、連結するために各断片の放射方向下側に配置された周方向連続リムとを有し、
(1)グリッパを用いて、断片の一方およびリムの他方における第1の把持によってコアの一方側を保持して断片をリムに対して固定し、
(2)他のグリッパを用いてリムの他方側を把持し、
(3)上記の他のグリッパを用いて、断片の一方およびリムの他方における第2の把持を行って断片をリムに対して固定し、
(4)第1の把持を解放し、
(5)上記のグリッパを第2の把持によってコアを保持している他のグリッパに対して軸線方向へ離す。
【0040】
本発明はさらに、タイヤの製造の少なくとも一部を規定するコアを用いたタイヤの製造方法に関するものである。この方法ではコアが(1)少なくとも1つの断片の横方向面はコアの外側へ放射方向に収束し、各断片の放射方向内側端部には接触部分が配置されている、周方向に隣接して互いに並んで配置された、各々が横方向面を有する複数の断片と、(2)各断片を支持、連結するために各断片の放射方向下側に配置された周方向連続リムとを有し、
全ての断片がリムに配置されるようにコアが予め組み立てられ且つコアがグリッパによってリムの一方側に把持されて第1把持によって保持されたときに、
(1)リムの他方側で、他のグリッパを用いて、断片およびリムの第2把持を行い、断片をリムに対して固定し、
(2)第1の把持を解放し、
(3)他のグリッパによってコアをその軸線を中心に回転させ、コアの周りにゴムの帯を巻き付けて、タイヤの構造に応じて所望の位置に補強材を載せ、
(4)第2把持を行うグリッパとは反対側で、断片の一方側およびリムの他方側において第3把持を行うことによって、1つのグリッパを用いてコアを把持し、断片をリムに対して固定し、
(5)第2把持を解放し、
(6)第3把持を行うグリッパによってコアを軸線方向移動させ、生タイヤを支持するコアを取外す。
【0041】
本発明はさらに、タイヤの製造の少なくとも一部を規定するコアをタイヤの内部から取出す方法に関するものである。この方法手では、コアが(1)少なくとも1つの断片の横方向面はコアの外側へ放射方向に収束し、各断片の放射方向内側端部には接触部分が配置されている、周方向に隣接して互いに並んで配置された、各々が横方向面を有する複数の断片と、(2)各断片を支持、連結するために各断片の放射方向下側に配置された周方向連続リムと、(3)リムおよび各断片にそれぞれ配置されたブロック支持面とを有し、
コアがコアの少なくとも1つのグリッパと協働し、このグリッパがブロック部材を備え、このブロック部材は断片をリムに軸線方向に固定するためにブロック支持面と協働するように展開可能であり、かつこの断片を解放するために後退可能であり、
コアがタイヤを支持し且つコアが断片およびリムをブロックするグリッパに保持されたときに、
(1)各断片を把持し、
(2)リムブロック手段をグリッパに対して解放させずに、断片ブロック手段をグリッパに対して後退させ、
(3)グリッパ側でリムを全ての断片に対して軸線方向へ離し、
(4)各断片をタイヤビードの下側の自由空間の放射方向内側に配置し、次いでこれらを軸線方向に配置すると、断片の横方向面がコアの外側で放射方向に分かれ、断片のいくつかによって定位置に保持されなくなるときに、タイヤの外面によってコアに製造されたタイヤが把持され、
(5)タイヤが取出す。
【0042】
既に述べたように、ブロック部材の展開を容易にし且つ簡単に把持できるようにするためにリムが1つまたは複数の中間凹部を備えている場合には上記方法はさらに容易になる。同様に、いくつかの断片または全ての断片がそれらの一方側に、少なくとも1つの開口部を断片側接触支持面の放射方向上側に設ける場合も、上記方法の操作はさらに容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コアと接触する第1グリッパの図。
【図2】第1グリッパがコアから離れ、コアではリムが断片から離れた状態を示す図。
【図3】コア軸線に対して直角な面から見た図。
【図4】コアと接触する第2グリッパの図。
【図5】(a)はコアと接触する第3グリッパの図。(b)は同じ第3グリッパの異なる形状の図。
【図6】(a)はコアの断片に接近したマニピュレータの図。(b)はコアの断片に接触したマニピュレータの図。(c)はコアの断片にロックされたマニピュレータの図。(d)はコアの断片を支持するマニピュレータの図。
【図7】図6(a)の線AAによる断面図。
【図8】図6(a)の線BBによる断面図。。
【図9】図6(a)の線CCによる断面図。。
【図10】図5(a)の線DDによる断面図。
【図11】マニピュレータの端面図。
【符号の説明】
1 コア
10 断片
12 接触部分
13 主要部分
14 リム
125、145 嘴部

Claims (22)

  1. 独立した少なくとも1つのグリッパ(P1、P2、P3)と一緒になってタイヤの内側表面の製造型の少なくとも一部を規定するコア(1)であって、このコア(1)は下記(a)〜(c):
    (a) 周方向に隣接して互いに並んで配置された、各々が横方向面を有する複数の断片(10)であって、少なくとも1つの断片の横方向面はコアの放射方向外側へ向かって収束し、各断片の放射方向内側端部に接触部分(12)を有する断片(10)と、
    (b) 上記の各断片(10)を支持、連結するために各断片の放射方向下側に配置された周方向が連続したリム(14) と、
    (c) 上記各断片(10)の接触部分(12)に設けられた少なくとも1つの断片側接触支持面(A2G、A2D)と、この断片側接触支持面に対応する上記リム(14)に設けられた少なくとも1つのリム側接触支持面(A4G、A4D)と、
    を有し、
    上記リム(14)は軸線方向がモノブロックであり、
    少なくとも1つの断片側接触支持面および少なくとも1つのリム側接触支持面は互いに協働して各断片が上記リム(14)に対して放射方向に移動するのを防止し、
    少なくとも1つの断片側接触支持面とリム側接触支持面とのすべてが、各断片に対する上記リム(14)の軸線方向相対移動を単一方向で許すように配置されている、タイヤの内側表面の製造型の少なくとも一部を規定するコア(1)において、
    少なくとも1つの断片側接触支持面の各々が、軸線方向がモノブロックであるリム(14)の側に、対応する接触支持面を有していることを特徴とするコア(1)。
  2. 請求項1に記載のコア(1)と、リム(14)上の上記断片のみの軸線方向運動を阻止するブロック手段を有するグリッパとから成る組立体。
  3. 上記断片上に配置されたブロック支持面(B2G、B2D、B43G)を有する、接触支持面とは独立した、上記断片をリム上に固定するブロック手段を有し、上記ブロック支持面(B2G、B2D、B43G)は接触支持面から独立した、グリッパに支持された少なくとも1つのブロック部材と協働し、このブロック部材は断片をリム上に固定するために断片に配置された少なくとも1つのブロック支持面と協働するように展開可能で且つ断片を解放するために後退可能である請求項2に記載の組立体。
  4. 各断片(10)上に互いに軸線方向に離れて設けられた、2つの断片側接触支持面(B2G、B2D)を有する請求項1に記載のコア。
  5. ブロック支持面が軸線に対して直角な平面内にある平面支持面である請求項4に記載のコア。
  6. ブロック部材が放射方向に展開可能である請求項2または3に記載の組立体。
  7. 断片側接触支持面(A2G、A2D)およびリム側接触支持面(A4G、A4D)がそれぞれ周方向に配置された嘴部(125s、125i、145s、145i)上にある請求項1、4または5のいずれか一項に記載のコア。
  8. 各断片(10)が、下側嘴部といわれる一方の嘴部(125i)が放射方向で上側嘴部といわれる他方の嘴部(125s)より低い位置に配置された、周方向に配置された2つの嘴部(125s、125i)を有する請求項7に記載のコア。
  9. 各接触支持面がコアと同じ側で軸線方向を向いた截頭台形面である請求項8に記載のコア。
  10. 各接触支持面がコアの同じ側で軸線方向を向いたくさび形ではない角度の截頭台形面である請求項8に記載のコア。
  11. リムが断片と同じ数の中間凹部を備える請求項1、4、5、7〜10のいずれか一項に記載のコア。
  12. 各断片の一方の側に断片側接触支持面の放射方向上側に設けられた少なくとも1つの開口部を有する請求項1、4、5、7〜11のいずれか一項に記載のコア。
  13. リム(14)がリム側接触支持面から独立した少なくとも1つのブロック支持面(B4G、B43G、B4D)を有し、このブロック支持面がグリッパのブロック部材と協働する請求項2、3または6のいずれか一項に記載の組立体。
  14. 接触部分(12)が主として第1の材料で作られ、コアは接触部分に対応する主要部分(13)を有し、この主要部分は主として第1の材料とは異なる第2の材料で作られ、接触部分と一体化されており、製造形状が主として主要部分によって規定される請求項1、4、5、7〜11のいずれか一項に記載のコア。
  15. 接触部分が鋼で作られ、主要部分がアルミニウム合金で作られる請求項14に記載のコア。
  16. ゴムの加硫温度では主要部分が隣接する断片の間に突出せずに遊びゼロで互いに接触して均一な成形表面を形成し、加硫温度以下の温度では主要部分に遊びが現れるように、全ての断片を考慮して、主要部分、接触部分および主要部分と接触部分との間の接合部の寸法および構成を決定する請求項14または15に記載のコア。
  17. 主要部分(13)が主として熱伝導性の良好な流動性のある材料で作られ、各主要部分の放射方向外側ドームを形成する壁の中に少なくとも1つの電気抵抗器が埋め込まれ、一体成形された請求項14〜16のいずれか一項に記載のコア。
  18. 異なるグリッパ上でリムの心出しと支持とを行なうための把持用の少なくとも2つの領域をリム上に有する請求項2、3、6または13のいずれか一項に記載の組立体。
  19. (1)少なくとも1つの断片の横方向面はコアの外側へ放射方向に収束し、各断片は接触部分を有し、各断片がリムに対して放射方向を固定する手段を有する、周方向に隣接して互いに並んで配置された、各々が横方向面を有する複数の断片と、(2)周方向連続リムとを有する、タイヤの製造型の少なくとも一部を規定するコアを取付ける方法であって、
    (1)各断片を周方向に互いに隣接して組み合わせて配置し、
    (2)グリッパを用いてリムを一方の側で把持し、
    (3)リムの他方の側に断片が係合するようにリムを断片に対して配置し、
    (4)グリッパを用いて一方で断片を、他方でリムを把持し、断片をリムに対して固定することを特徴とする方法。
  20. (1)少なくとも1つの断片の横方向面はコアの外側へ放射方向に収束し、各断片は接触部分を有し、各断片がリムに対して放射方向を固定する手段を有する、周方向に隣接して互いに並んで配置された、各々が横方向面を有する複数の断片と、(2)周方向連続リムとを有する、タイヤの製造型の少なくとも一部を規定するコアのハンドリング方法であって、
    (1)グリッパを用いて断片の片側とリムを第1把持してコアの一方の側を保持して断片をリムに対して固定し、
    (2)他のグリッパを用いてリムの他方側を把持し、
    (3)上記の他のグリッパを用いて断片の片側とリムを第2の把持して断片をリムに対して固定し、
    (4)第1把持を解放し、
    (5)グリッパを第2の把持によってコアを保持している他のグリッパに対して軸線方向へ離すことを特徴とする方法。
  21. (1)少なくとも1つの断片の横方向面はコアの外側へ放射方向に収束し、各断片は接触部分を有し、各断片がリムに対して放射方向を固定する手段を有する、周方向に隣接して互いに並んで配置された、各々が横方向面を有する複数の断片と、(2)周方向連続リムとを有する、タイヤの製造型の少なくとも一部を規定するコアを用いてタイヤを製造する方法であって、
    全ての断片がリム上に配置されるようにコアが予め組み立てられ、コアがグリッパによってリムの一方の側に把持される第1把持によって保持された時に、
    (1)リムの他方側で、他のグリッパを用いて、断片およびリムの第2把持を行って断片をリムに対して固定し、
    (2)第1把持を解放し、
    (3)他のグリッパによってコアをその軸線を中心に回転させ、コアの周りにゴムの帯を巻き付けてタイヤ構造に応じた所望の位置に補強材を被着させ、
    (4)第2把持を行うグリッパとは反対側で、断片の一方の側およびリムの他方側で第3の把持を行うことによって1つのグリッパを用いてコアを把持し、断片をリムに対して固定し、
    (5)第2の把持を解放し、
    (6)第3の把持を行うグリッパによってコアを軸線方向移動させ、生タイヤを支持するコアを取外すことを特徴とする方法。
  22. (1)少なくとも1つの断片の横方向面はコアの外側へ放射方向に収束し、各断片は接触部分を有し、各断片がリムに対して放射方向を固定する手段を有する、周方向に隣接して互いに並んで配置された、各々が横方向面を有する複数の断片と、(2)周方向連続リムと、(3)リムおよび各断片にそれぞれ配置されたブロック支持面とを有し、上記コアはそのコアの少なくとも1つのグリッパと協働し、このグリッパがブロック部材を備え、このブロック部材は断片をリムに軸線方向に固定するためにブロック支持面と協働するように展開可能でかつこの断片を解放するために後退可能である、タイヤの製造形状の少なくとも一部を規定するコアをタイヤの内部から取出す方法であって、
    コアがタイヤを支持し、かつコアが断片およびリムをブロックするグリッパに保持されたときに、
    (1)各断片を把持し、
    (2)リムブロック手段をグリッパに対して解放させずに、断片ブロック手段をグリッパに対して後退させ、
    (3)グリッパ側でリムを全ての断片に対して軸線方向へ離し、
    (4)各断片をタイヤビードの下側の自由空間の放射方向内側に配置し、次いでこれらを軸線方向に配置すると、断片の横方向面がコアの外側で放射方向に分かれ、断片のいくつかによって定位置に保持されなくなるときに、タイヤの外面によってコアに製造されたタイヤが把持され、
    (5)タイヤが取出すことを特徴とする方法。
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