JP5913337B2 - 互いに異なる一連のタイヤを構築するための方法および装置 - Google Patents

互いに異なる一連のタイヤを構築するための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5913337B2
JP5913337B2 JP2013535568A JP2013535568A JP5913337B2 JP 5913337 B2 JP5913337 B2 JP 5913337B2 JP 2013535568 A JP2013535568 A JP 2013535568A JP 2013535568 A JP2013535568 A JP 2013535568A JP 5913337 B2 JP5913337 B2 JP 5913337B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circumferential
central body
series
circumferential sector
sector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013535568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013540624A (ja
Inventor
コル,クリスティアン デ
コル,クリスティアン デ
マルチーニ,マウリツィオ
Original Assignee
ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ filed Critical ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
Publication of JP2013540624A publication Critical patent/JP2013540624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5913337B2 publication Critical patent/JP5913337B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/20Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
    • B29D30/24Drums
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/20Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
    • B29D30/24Drums
    • B29D30/244Drums for manufacturing substantially cylindrical tyre components with cores or beads, e.g. carcasses
    • B29D30/246Drums for the multiple stage building process, i.e. the building-up of the cylindrical carcass is realised on one drum and the toroidal expansion is realised after transferring on another drum
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/20Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
    • B29D30/24Drums
    • B29D30/26Accessories or details, e.g. membranes, transfer rings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

本発明は、互いに異なる一連のタイヤを構築するための方法および装置に関する。
より詳細には、本発明は、製造の進行中にタイヤの一部となるコンポーネントを製造するための、互いに異なる一連のタイヤを構築する分野において用いられる方法および設備を対象とするものである。
車両ホイール用タイヤは、一般に、タイヤの径方向内側の円周縁を画定する、通例「ビード」として示される領域内に一体化されたそれぞれの環状係止構造に係合する対向エンドフラップをそれぞれ有する少なくとも1つのカーカスプライを含むカーカス構造を含む。
カーカス構造には、互いにおよびカーカスプライに径方向に重なる関係で配置されるとともに、タイヤの円周延長方向に対して交差した配向を有するおよび/または実質的に平行な布地または金属の補強コードを有する、1つ以上のベルト層を含むベルト構造が関連付けられる。径方向外側の位置には、タイヤを構成する他の半製造品と同様にエラストマ材料で作製された、トレッドバンドが適用される。
さらに、カーカス構造の側面には、軸方向外側の位置において、エラストマ材料のそれぞれの側壁が適用され、各々、トレッドバンドの側縁の一方からビードへのそれぞれの環状係止構造の近くまで延在している。「チューブレス」タイプのタイヤでは、通例「ライナ」と呼ばれる気密被覆層が内側のタイヤ表面を覆っている。
本明細書および後続の特許請求の範囲の目的上、「可逆クイック嵌合」とは、限られた数の手動および/または自動で行われる動作により速やかに有効化および無効化させることが可能な除去可能な接続(removal connection)を意図する。好ましくは、能動的構成と受動的構成との間で選択的に動作する装置であり、より好ましくは、接続対象の2つの要素を互いに近付ける動作に従う。
本明細書および後続の特許請求の範囲の目的上、「スナップ嵌合装置」とは、本質的に刺激することで2つ以上のコンポーネントの連結を生じさせることが可能な能動的構成を取る装置を意図する。好ましくは、弾性的に刺激することで能動的構成を取る装置であり、より好ましくは、接続対象の2つの要素を互いに近付ける動作により少なくとも受動的構成から能動的構成に移るために好適な装置である。
本明細書および後続の特許請求の範囲の目的上、「ストリップ状要素」は、適切なサイズに切断された伸長製造品であって、平坦化された構成の断面輪郭を有するとともに、ストリップ状要素自体の長手方向延長に対して平行に延在し少なくとも1層のエラストマ材料に埋め込まれるかまたはかかるエラストマ材料で少なくとも部分的に被覆された繊維および/または金属材料の1つ以上のコードを含むものを意図する。
本明細書および後続の特許請求の範囲の目的上、タイヤの「コンポーネント」は、タイヤにおいて機能を果たすように適合された、1つ以上のコンポーネントのアセンブリまたはそれらのいずれかの部分もしく組み合わせであって、例えば、ライナ、アンダーライナ、1つまたは複数のカーカスプライ、ベルト下インサート、ベルトストリップ(互いに交わったものとゼロ度であるものとの両方)、トレッドバンド用取付スキムコート、トレッドバンド、ビードコア、ビードフィラ、金属またはエラストマ材料単体で作製された生地補強インサート、耐摩耗性インサート、側壁インサートから選択されたものを示すものと理解される。
出願人は、実質的に円筒状の付着面を外側に有する形成ドラム上に、互いに隣接して配置される複数のストリップ状要素を適用することで、形成ドラム自体の上に少なくとも1つの第1の環状補強層を形成することが可能であり、かかる形成ドラムは、付着面上に適用されたストリップ状要素の各々が付着面自体の全円周方向延在の約数全体に等しい(equal to a whole sub-multiple)幅の円弧に対する、第1の作業径に設定されていることを観察することができた。その後、形成ドラムに対して動作する調整装置が、付着面を実質的に円筒状に維持しながら、第1の作業径よりも大きい第2の作業径へのドラムの拡張を実行することが可能である。また、出願人は、かかる形成ドラムは、調整装置の命令に応じて径方向に移動可能な、連続する円周セクタを含むことが可能であることを観察した。円周セクタの各々は、円周方向に隣接する円周セクタにより担持された相手側の櫛形端部に作動的に係合する櫛形端部を有することが可能である。
出願人は、各タイヤサイズが、1つ以上のタイヤ層またはカーカス構造を形成するための特定の形成ドラムを要求することが多いことを観察した。
2つ以上のタイヤサイズについて同じ種類の形成ドラムを用いる可能性を確認したが、出願人は、上記のプロセスおよび装置が、特定の保管庫が必要となるある類型の形成ドラムの管理を要求するであろうことに気付いた。
出願人は、作製されるタイヤのサイズに応じて形成ドラムを選択する可能性を保証しながら、互いに異なる形状および/またはサイズを有する形成ドラムのための大規模な特定の保管庫を提供しなければならないということなく、形成ドラムの管理を最適化する必要性を認識した。
出願人は、製造されるタイヤのサイズに依存して少なくとも1つの第1連の円周セクタおよび1つの第2連の円周セクタから選択された一連の円周セクタを連結することが可能な、単一の中心体を有する複数の形成ドラムを提供することにより、形成ドラムに関する保管庫を一連の円周セクタのみに制限することが可能であるとともに、選択対象の形成ドラムの範囲をより広くすることが可能であることを見出した。
より詳細には、第1の態様において、本発明は、互いに異なる一連のタイヤを構築する方法であって、
− 第1連の連続する円周セクタにより第1の付着面を生成するステップであって、前記第1の付着面は、構築される第1のタイヤの種類に応じて選択され、第1連の各円周セクタは、形成ドラムの中心体に除去可能に連結される、ステップと、
− 前記少なくとも1つの第1のタイヤの少なくとも1つのコンポーネントを、形成ドラムの前記第1の付着面に対して径方向外側の位置において前記少なくとも1つのコンポーネントを付着させることにより製造するステップと、
− 前記少なくとも1つのコンポーネントを形成ドラムから除去するステップと、
− 前記第1のタイヤと異なる構築される第2のタイヤの種類に応じて選択された第2の付着面を生成するために、第1連の各円周セクタを第2連の円周セクタで置換するステップと、を含み、
−前記置換ステップは、第1連の各円周セクタを中心体から連結解除するステップと、第2連の各円周セクタを同じ中心体に除去可能に連結するステップとを含む、方法に関する。
出願人は、様々な円周セクタひいては形成ドラムが利用可能になるため、有利には、より大きい生産柔軟性が得られ、形成ドラムのための保管庫により占められる空間など、直接的に生産のためではない空間が限られることを確認した。
第2の態様において、本発明は、互いに異なる一連のタイヤを構築するための装置であって、
− 形成ドラムの少なくとも1つの中心体と、
− 少なくとも1つの第1連の円周セクタであって、前記第1連の各円周セクタは、第1の付着面を生成すべく、前記中心体に除去可能に連結されるように適合されている、第1連の円周セクタと、
− 少なくとも1つの第2連の円周セクタであって、前記第2連の各円周セクタは、第2の付着面を生成すべく、前記中心体に除去可能に連結されるように適合されている、第2連の円周セクタと、を含み、
− 前記第1の付着面は、構築される第1のタイヤの種類に応じて選択され、前記第2の付着面は、前記第1のタイヤと異なる構築される第2のタイヤの種類に応じて選択される、装置に関する。
この装置により、様々な円周セクタひいては形成ドラムを利用可能とし易くなる。
上記態様の1つによる本発明は、以下で説明する好適な特徴の1つ以上を有することが可能である。
可能性のある実施形態によれば、各円周セクタは、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置を有効化することにより前記中心体に除去可能に連結される。
これにより、円周セクタの置換のための時間を削減することが可能になり、作業サイクルにおけるアイドル時間が削減される。
可能性のある実施形態において、第1連の各円周セクタの第2連の円周セクタでの置換ステップは、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置を無効化することにより第1連の各円周セクタを中心体から連結解除するステップを含む。
好ましくは、第1連の各円周セクタの第2連の円周セクタでの置換ステップは、各円周セクタについて少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置を無効化することにより第1連の各円周セクタを中心体から連結解除するステップを含む。これにより、タイヤサイズを変更する際に第1連の円周セクタの連結解除の時間を簡略化および短縮し易くなる。
可能性のある実施形態によれば、第1連の各円周セクタの第2連の円周セクタでの置換ステップは、前記少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置を有効化することにより第2連の各円周セクタを中心体に連結するステップを含む。
さらなる可能性のある実施形態によれば、第1連の各円周セクタの第2連の円周セクタでの置換ステップは、各円周セクタについて前記少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置を有効化することにより第2連の各円周セクタを中心体に連結するステップを含む。これにより、タイヤサイズの変更に際して第2連の円周セクタの連結に要求される時間が簡略化および短縮される。
さらなる実施形態において、可逆クイック嵌合装置は、スナップ嵌合装置である。スナップ嵌合装置の使用により、特に円周セクタを中心体に連結するために要求される時間を簡略化ひいては削減し易くなる。加えて、円周セクタの連結および連結解除をオペレータにより採用された動作モードと独立させ易くなる。
好ましくは、第1連の各円周セクタの第2連の円周セクタでの置換ステップは、各円周セクタについて同じスナップ嵌合装置を無効化および有効化するステップを含む。これにより、稼動するコンポーネントの数の最適化、ひいては置換ステップにおいて実行される動作および得られる結果を均一にし易くなる。
さらなる実施形態によれば、可逆クイック嵌合装置は、前記円周セクタを径方向において前記中心体に相対的に近付けることにより、円周セクタを前記中心体に連結するように、有効化される。
好ましくは、可逆クイック嵌合装置は、解放要素を径方向において前記中心体に連結された前記円周セクタに相対的に近付けることにより、円周セクタを前記中心体から連結解除するように、無効化される。径方向に接近する移動により、円周セクタ、中心体、および恐らくは解放要素の間の相対的なストロークを制限し易くなる。
可能性のある実施形態によれば、前記少なくとも1つの第1のタイヤの少なくとも1つのコンポーネントを製造する前に、中心体に連結された円周セクタの径方向位置が修正される。従って、円周セクタが連結される位置が最適化され、この位置は、前記タイヤのコンポーネントが製造される場所と独立している。
さらなる実施形態によれば、中心体に連結された円周セクタの径方向位置を修正するステップは、前記第1の付着面が生成される第1の直径から前記第1の直径よりも大きい第2の直径に円周セクタを並進させるステップを含む。これにより、円周セクタの連結が、前記タイヤのコンポーネントが製造される位置に対してコンパクトな径方向位置を選択することにより簡略化される。
さらなる実施形態によれば、第1連の各円周セクタを第2連の円周セクタで置換する前に、中心体に連結された円周セクタの径方向位置が修正される。従って、円周セクタが置換される位置が、前記タイヤのコンポーネントが製造される場所と独立しているため、最適化される。
可能性のある実施形態によれば、前記少なくとも1つの第1のタイヤの前記少なくとも1つのコンポーネントを、形成ドラムの前記第1の付着面に対して径方向外側の位置において前記少なくとも1つのコンポーネントを付着させることにより製造するステップは、前記第2の直径に対応して実行される。
好ましくは、第1連の各円周セクタを第2連の円周セクタで置換する前に、中心体に連結された円周セクタの径方向位置を修正するステップは、円周セクタを前記第2の直径から前記第2の直径よりも小さい第3の直径に並進させるステップを含む。これにより、円周セクタの置換が、前記タイヤのコンポーネントが製造される位置に対してコンパクトな径方向位置を選択することにより簡略化される。
好ましくは、前記第1の直径および第3の直径は、実質的に同一である、これにより、円周セクタのための単一の連結および連結解除位置が規定される。
可能性のある実施形態によれば、前記少なくとも1つの第1のタイヤの前記少なくとも1つのコンポーネントを製造するステップは、少なくとも1つの第1のベルト層を製造するステップを含む。
特に、前記少なくとも1つの第1のタイヤの前記少なくとも1つのコンポーネントを製造するステップは、複数のストリップ状要素を前記形成ドラム上に適用するステップを含み、ストリップ状要素は、少なくとも1つの第1のベルト層を作製すべく、前記形成ドラムの円周方向延在に従って相互に接近した関係で配設される。
好ましくは、前記少なくとも1つの第1のタイヤの前記少なくとも1つのコンポーネントを製造するステップは、少なくとも1つの第1のベルト層およびトレッドバンドを含む少なくとも1つのクラウン構造を作製するステップを含む。
可能性のある実施形態によれば、各円周セクタは、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置を有効化することにより前記中心体に除去可能に連結されるように適合されている。
好ましくは、各円周セクタは、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置を無効化することにより中心体から連結解除されるように適合されている。可逆クイック嵌合装置の存在により、円周セクタの置換のための時間の削減、およびこの動作の実行の簡略化がし易くなる。
可能性のある実施形態によれば、各円周セクタは、各円周セクタについて少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置をそれぞれ有効化または無効化することにより前記中心体に除去可能に連結されるかまたは前記中心体から連結解除されるように適合されている。この解決策により、ドラムの各セクタ、ひいては各セクタを中心体に連結または連結解除するために実行される動作を均一にし易くなる。
好ましくは、同じ可逆クイック嵌合装置が、第1連の円周セクタを中心体に対して選択的に連結および連結解除、ならびに第2連の円周セクタを同じ中心体に対して選択的に連結および連結解除するように適合されている。これにより、装置のコンポーネントの数および種類を最適化し易くなる。
好ましくは、可逆クイック嵌合装置は、前記円周セクタおよび中心体を互いに径方向において近付けることにより、円周セクタを前記中心体に連結すべく、有効化されるように適合されている。
可能性のある実施形態によれば、可逆クイック嵌合装置は、スナップ嵌合装置である。これにより、円周セクタの置換が簡略化される。
好ましくは、少なくとも1つの解放要素が、前記スナップ嵌合装置を無効化して円周セクタを前記中心体から連結解除すべく、前記中心体に連結された前記円周セクタに径方向において相対的に近付けられるように適合されている。
好ましくは、各円周セクタについてのスナップ嵌合装置が設けられる。
可能性のある実施形態によれば、スナップ嵌合装置は、前記中心体の軸方向に沿って配置された少なくとも2つの部分を含む。これにより、円周セクタと中心体との間の連結を安定化し易くなる。
好ましくは、スナップ嵌合装置の少なくとも1つの部分は、中心体に連結された構成における円周セクタの端部に配設されている。従って、有利には、円周セクタの可能性のある張り出し伸張が限定される。
可能性のある実施形態によれば、スナップ嵌合装置は、前記スナップ嵌合要素が有効化される少なくとも1つの能動的位置と前記スナップ嵌合要素が無効化される受動的位置とを取るように適合された少なくとも1つの可動フック要素を含む。従って、円周セクタの連結が特に効率的になり、円周セクタの置換が簡略化される。
好ましくは、前記可動フック要素は、能動的位置に常に付勢されている。従って、円周セクタを連結および置換する際に実行される動作が簡略化される。
可能性のある実施形態によれば、前記可動フック要素は、実質的に中心体の軸方向に移動するように適合されている。従って、円周セクタが受ける径方向の力に対する効率的な制約が提供される。
さらなる実施形態において、前記可動フック要素は、中心体に関連付けられている。その結果、装置のコンポーネントの数が限定される。
可能性のある実施形態によれば、スナップ嵌合装置は、可動フック要素自体の能動的位置において前記可動フック要素を受けるように適合された収容シートを含む少なくとも1つの固定フック要素を含む。このため、円周セクタの連結が特に効率的になり、円周セクタの置換が簡略化される。
好ましくは、固定フック要素は、可動フック要素を能動的位置から受動的位置に変位させるとともに、可動フック要素の前記収容シート内への導入をもたらすことで前記スナップ嵌合装置を有効化するため、可動フック要素と相互作用するように適合された少なくとも1つの傾斜部を含む。このため、円周セクタを中心体に近付ければ十分であるため、連結が簡略化される。
可能性のある実施形態によれば、前記スナップ嵌合装置は、少なくとも1つの解放要素を含む。
好ましくは、前記固定フック要素は、前記解放要素のための摺動シートを含み、前記摺動シートは、前記収容シートと連通している。
好ましくは、前記可動フック要素は、可動フック要素自体の能動的位置において前記摺動シートで終端するように適合されている。これは、摺動シートにより与えられる案内のため、連結解除動作を簡略化し易くなることを表す。
好ましくは、前記可動フック要素および/または収容シートの画成壁の少なくとも一部分は、解放要素に関連付けられた円周セクタを中心体に対して相対的に遠ざけることを可能にするように適合された成形輪郭(shaped outline)を含む。これは、円周セクタを置換するステップ中に要求される動作を限定し易くなることを表す。
可能性のある実施形態によれば、前記固定フック要素は、円周セクタに関連付けられている。従って、有利には、装置のコンポーネントの数が限定される。
さらなる特徴および利点は、本発明による互いに異なる一連のタイヤを構築するための方法および装置の好適だが排他的でない実施形態の詳細な説明から、さらに明らかになろう。
この説明は、非限定的な例として与えられる、添付図面を参照して以下で提示する。
本発明により作製された、互いに異なる一連のタイヤを構築するための装置の上面図を概略的に示す。 本発明の目的である方法および装置により製造することが可能なタイヤの部分直径断面を概略的に示す。 本発明の目的である装置の一部である形成ドラムの部分的に妨げられた概略斜視図である。 中心体の一部分に関連付けられた円周セクタに対応する形成ドラムの一部分の直径断面を概略的に示す。 第1の動作状態における形成ドラムの一部分の直径断面を概略的に示す。 第2の動作状態における形成ドラムの一部分の直径断面を概略的に示す。
図面を参照して、本発明による方法を実施するように設計された、互いに異なる一連のタイヤを構築するための装置の全体を1で示す。
装置1は、少なくとも1つのカーカスプライ4を有するカーカス構造3と、径方向外側の位置において前記カーカス構造3に関連付けられたクラウン構造とを本質的に含むタイヤ2(図2)を製造するように設計されている。
気密エラストマ材料の層、所謂ライナ5を、1つまたは複数のカーカスプライ4の内側に適用することが可能である。径方向外側の位置にエラストマフィラ6bを担持する所謂ビードコア6aを各々含む2つの環状係止構造6が、1つまたは複数のカーカスプライ4のそれぞれのエンドフラップ4aに係合している。環状係止構造6は、通例「ビード」7として示される領域の近傍に一体化され、かかるビード7において、通例、タイヤ2とそれぞれの装着リムとの間の係合が行われる。
好ましくは、クラウン構造は、ベルト層またはストリップを有する少なくとも1つのベルト構造を含む。より好ましくは、クラウン構造は、少なくとも1つのベルト層またはストリップおよびトレッドバンドを有するベルト構造を含む。
図2に示す例において、1つまたは複数のカーカスプライ4の周囲には、2つのベルト層8a、8bを含むベルト構造8が円周方向に適用されている。前記ベルト構造8上には、トレッドバンド9が円周方向に重ねられている。
ベルト構造8には、所謂「ベルト下インサート」10を関連付けることが可能であり、かかるベルト下インサート10は、各々、1つまたは複数のカーカスプライ4とベルト構造8の軸方向に対向する端縁の一方との間に配置されている。ベルト下インサート10に加え、またはその代替として、エラストマ材料の、および/または、コードもしくは他の補強要素を含む環状インサートを、少なくともベルト構造8の軸方向に対向する端縁上に径方向に重ね、および/または、少なくとも前記端縁においてベルト層8a、8bの間に介在させることが可能である。
側方向に対向する位置における1つまたは複数のカーカスプライ4には、対応するビード7からトレッドバンド8の対応する側縁に各々延在する2つの側壁11が適用されている。
カーカス構造およびクラウン構造を構築する際、例えば、それぞれ主ドラムおよび補助ドラムとして定義されたそれぞれの形成ドラムが用いられる。
一般に、形成ドラムは、形成ドラムの幾何学的対称軸を中心に連続して配設された複数の円周セクタで構成された、実質的に円筒状の構成の付着面を外側に有することが可能である。これらの要素は、補助ドラムに関する図3および後続の図面を参照して以下で説明する。
本発明の目的のため、「実質的に円筒状の」ドラムとの表現は、直線状の延在またはアーチ状の輪郭を有する母線(a generatrix having rectilinear extension or arched outline)により画定される回転体に対応するドラムを意図する。
図1を参照して、装置1は、例えば、全体が参照番号12で示されるカーカス構築ステーションを含む。
カーカス構築ステーション12において、1つまたは複数のカーカスプライ4は、エラストマ材料のマトリックスに互いに平行に配設された布地または金属材料のコードで構成された、連続ストリップの形態の製造物から作製することが可能である。好ましくは、1つまたは複数の前記カーカスプライ4は、形成ドラム、特に所謂主ドラム(不図示)上に、形成ドラムの円周方向延在に従って相互に隣接する関係で配設された複数のストリップ状要素を付着させることにより作製される。
カーカス構築ステーションにおいて、主ドラムは、少なくとも1つのチャック、ロボット化アーム、または前記ドラムを必要な場合に回転駆動させる、および/もしくは、カーカス構造3のコンポーネントの適用中に好適に移動させることが可能な他の装置により作動的に支持することが可能である。
より詳細には、主ドラムは、後に環状係止構造6が嵌合される対向するエンドフラップ上に円筒状のスリーブを形成すべく、まず、エラストマ材料の連続伸長要素を螺旋状に設けることにより作製されるのが好ましいライナ5(存在する場合)を受け、続いて、1つまたは複数のカーカスプライ4を受けるように適合されている。続いて、1つまたは複数のカーカスプライ4のエンドフラップ4aの環状係止構造6の周囲への巻き付けを行うことが可能である。さらに、好ましくは連続伸長要素を主ドラム上に螺旋状に設けることにより、側壁11を主ドラム上に適用することが可能であり、かかる動作は、好ましくは1つまたは複数のカーカスプライ4の適用後に行われる。
円筒状のスリーブの形態で作製されたカーカス構造3が関連付けられた主ドラムは、第1の転送部材13により組立および成形ステーション14に転送することが可能である。
図1を参照して、装置1は、例えば、全体を15で示すクラウン構造構築ステーションをさらに含む。
クラウン構造のベルト層8a、8bの各々は、形成ドラム(特に、図3および後続の図面により詳細に示す所謂補助ドラム16)上に連続ストリップの形態の半製造品から得られるセグメントを巻くことにより作製することが可能である。好ましくは、各ベルト層は、複数のストリップ状要素を前記補助ドラム16上に付着させることにより作製され、かかるストリップ状要素は、補助ドラム16の円周方向延在に従って相互に接近した関係で配設される。
前記クラウン構造を完成させるため、補助ドラム16上にこのように形成された前記ベルト層上に、エラストマ材料の少なくとも1つの連続伸長要素を前記ベルト層に対して径方向外側の位置において螺旋状に設けることにより、トレッドバンド9を作製するのが好ましい。このように形成されたクラウン構造は、続いて、補助ドラム16から取り上げられ、好ましくは組立および成形ステーション14内において主ドラム上に配設された、カーカス構造3に連結される。
代替として、またはカーカス構造の主ドラム上への適用に関連して、タイヤ側壁11は、トレッドバンド9の軸方向に対向する縁に連続して作製することも可能である。好ましくは、この動作は、エラストマ材料の少なくとも1つの連続伸長要素を、形成中のクラウン構造を担持する補助ドラム16上に螺旋状に設けることにより行われる。
クラウン構造構築ステーション15(特に補助ドラム16)と組立および成形ステーション14との間で移動可能な第2の転送部材17が、好ましくは主ドラムにより支持されたカーカス構造3上へのクラウン構造の転送を実行する。
クラウン構造がカーカス構造3に対して中心位置にあるとき、カーカス構造3は、それ自体既知の方法でトロイダル構成に成形される。1つまたは複数のカーカスプライ4が結果的に径方向に拡張することにより、カーカスプライがクラウン構造の内面に対して付着する。
このように構築されたタイヤ2は、例えば第3の転送部材18により組立および成形ステーション14から除去されるように適合されており、硬化およびモールド成形ステーション19における硬化およびモールド成形処理ならびに/または作業サイクルにおいて提供される他の作業オペレーションに供される。
例えば図3に示す本発明の実施形態によれば、互いに異なる一連のタイヤを構築するための装置1は、形成ドラム、特に補助ドラムの少なくとも1つの中心体20と、少なくとも1つの第1連の円周セクタ21とを含む。第1連の円周セクタ21は、第1の付着面22を生成するように、中心体20に除去可能に連結されるように適合されている。装置1は、さらに、本明細書には図示しないが第1連のセクタと同様の少なくとも1つの第2連の円周セクタを含み、かかる第2連の円周セクタは、第1の付着面と異なる第2の付着面を生成するように、中心体20に除去可能に連結されるように適合されている。
第1連の各円周セクタ21に関する、特に可逆クイック嵌合装置の構成を参照する後続の説明は、他の連の円周セクタ、特に第2連の円周セクタについても有効である。
図3および後続の図面を、第1連の円周セクタ21を参照して以下で説明する。
第1の付着面は、構築される第1のタイヤの種類に応じて選択され、第2の付着面は、第1のタイヤと異なる構築される第2のタイヤの種類に応じて選択される。
以下、形成ドラムが補助ドラム16であるクラウン構造の製造を参照して本発明を説明する。図3において、軸方向を規定する補助ドラム16の幾何学的対称軸を「X」で示す。
セクタ変更ステーション23は、形成ドラム、特に構築中のタイヤの種類に適した付着面が設けられた補助ドラム16を提供するため、クラウン構造構築ステーション15と連動するのが好ましい。第4の転送部材24は、セクタ変更ステーション23から補助ドラムを除去し、それをクラウン構造構築ステーション15に転送する。
セクタ変更ステーション23は、少なくとも1つの中心体20と、少なくとも2連の円周セクタとを含み、特に、構築されるタイヤの種類と同数連の円周セクタを設けることが可能である。
本発明の方法によれば、図1に示すセクタ変更ステーション23内において、第1連の連続する円周セクタ21により第1の付着面22を生成することが可能である。
特に、第1連の各円周セクタ21は、補助ドラム16の中心体20に除去可能に連結されることで、第1の付着面22を生成する。
補助ドラム16は、次いで、第1のタイヤの少なくとも1つのコンポーネントを、かかるコンポーネントを第1の付着面22上に付着させることにより作製すべく、クラウン構造構築ステーション15に転送される。図示の例を参照して、補助ドラム16は、クラウン構造を作製するため、クラウン構造構築ステーション15に転送される。好ましくは、第1のタイヤの前記少なくとも1つのコンポーネントは、補助ドラムの第1の付着面22に対して径方向外側の位置において複数のストリップ状要素を適用することにより得られ、かかるストリップ状要素は、例えば、第1のベルト層を作製するように、補助ドラム16の円周方向延在に従って相互に接近した関係で配設される。
クラウン構造の構築が完了したら、クラウン構造は、補助ドラムから除去され、先に説明したように例えば組立および成形ステーション14に転送される。
第1の種類のタイヤの構築から第1の種類のタイヤと異なる第2の種類のタイヤの構築に移る際、クラウン構造15の構築ステーションに再び転送される前に補助ドラム16をセクタ変更ステーション23に転送し、第1のタイヤと異なる構築される第2のタイヤの種類に応じて選択された第2の付着面を生成すべく、第1連の各円周セクタ21を第2連の円周セクタで置換する。
円周セクタの置換は、第1連の各円周セクタ21の中心体20からの連結解除、および第2連の各円周セクタの同じ中心体20への除去可能な連結を想定している。
互いに異なる一連のタイヤを構築する方法について、第1連の各円周セクタ21の第2連の円周セクタでの置換は、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置25を無効化することによる、第1連の各円周セクタ21の中心体20からの連結解除を想定している。特に、第1連の各円周セクタ21の第2連の円周セクタでの置換は、各円周セクタについて少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置を無効化することによる、第1連の各円周セクタ21の中心体20からの連結解除を想定している。
加えて、第1連の各円周セクタ21の第2連の円周セクタでの置換は、可逆クイック嵌合装置25を有効化することによる、第2連の各円周セクタの中心体20への連結を含む。特に、第1連の各円周セクタ21の第2連の円周セクタでの置換は、各円周セクタについて少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置25を有効化することによる、第2連の各円周セクタの中心体20への連結を含む。
図面に示す例を参照して、同じ可逆クイック嵌合装置25が、第1連の円周セクタ21を中心体20に対して選択的に連結および連結解除、ならびに第2連の円周セクタを同じ中心体20に対して選択的に連結および連結解除するために好適である。
例えば図3および後続の図面を参照して、可逆クイック嵌合装置25は、円周セクタを径方向において中心体20に相対的に近付けることにより、円周セクタを中心体20に連結するように、有効化される。図示の例において、各円周セクタは、中心体に径方向に近付けられる。加えて、可逆クイック嵌合装置25は、解放要素26を径方向において前記中心体20に連結された前記円周セクタに相対的に近付けることにより、円周セクタを中心体20から連結解除するように、無効化される。
例えば図3および後続の図面を参照して、可逆クイック嵌合装置25は、スナップ嵌合装置である。先の説明によれば、少なくとも1つの解放要素26(図6)は、スナップ嵌合装置を無効化するとともに円周セクタを中心体から連結解除するように、中心体に連結された円周セクタに径方向において相対的に近付けられるように適合されている。
特に、図示の例によれば、装置1に属する補助ドラム16は、各円周セクタについてのスナップ嵌合装置を含む。
図3および後続の図面を参照して、スナップ嵌合装置は、中心体20の軸方向に沿って配置された少なくとも2つの部分27を含む。特に、スナップ嵌合装置の少なくとも1つの部分27は、中心体に連結された構成における円周セクタの端部に配設されている。図示の例において、スナップ嵌合装置の2つの部分27は、それぞれ、中心体に連結された構成における円周セクタの対向する端部に配設されている。
図5〜図6は、スナップ嵌合装置が有効化される少なくとも1つの能動的位置(図5)とスナップ嵌合装置が無効化される受動的位置(図6)とを取るように適合された少なくとも1つの可動フック要素28を含むスナップ嵌合装置の部分27を示す。好ましくは、可動フック要素28は、例えば、少なくとも1つのばね要素29により能動的位置に常に押されている。
図示の例によれば、可動フック要素28は、実質的に中心体の軸方向に移動するように適合されている。この方向は、幾何学的軸Xに対して平行である。
有利には、可動フック要素28は、中心体20に関連付けられている。特に、円周セクタが装着される中心体20のアームを30で示し、前記アーム30は、可動フック要素28が収容されるシート31を含む。シート31は、好ましくは、可動フック要素28が沿って移動する方向を規定する軸方向に沿って延在する。
以下で詳細に説明する固定フック要素33を受けるため、中心体20のアーム30に形成された開口を32で示す。開口32は、例えば貫通開口であり、中心体20の径方向に延在する。開口32およびシート31は、可動フック要素28の自由端において相互に交差している。
図5〜図6は、例えば、円周セクタに関連付けられた少なくとも1つの固定フック要素33をさらに含むスナップ嵌合装置の部分27を示す。特に、固定フック要素33は、円周セクタの径方向内側の表面から軸方向に延在するピン構造を有する。「径方向内側の表面」という用語は、補助ドラムの組み立てられた構成において中心体に面する表面を意図する。
固定フック要素33は、アーム30の開口32に受けられるように適合されており、可動フック要素自体の能動的位置において可動フック要素28を受けるように適合された収容シート34を含む。
図5〜図6を参照して、固定フック要素33は、可動フック要素28を能動的位置から受動的位置にシフトさせるとともに、可動フック要素28を収容シート34内に嵌合させることでスナップ嵌合装置を有効化するため、可動フック要素28と相互作用するように適合された少なくとも1つの傾斜部35を含む。図5は、スナップ嵌合装置に対応する円周セクタおよび中心体の部分を示し、固定フック要素33は開口32に挿入され、可動フック要素28は収容シート34に挿入されている。
図面に示すように、スナップ嵌合装置は、好ましくは可動フック要素28と相互作用するための傾斜部26aが設けられた、少なくとも1つの解放要素26を含む。特に、固定フック要素33は、解放要素26のための摺動シート36を含む。摺動シート36は、収容シート34と連通し、可動フック要素28は、可動フック要素自体の能動的位置において摺動シート36内で終端するように適合されている。特に、摺動シート36は、中心体の径方向に沿って延在し、円筒状および内部が中空であるのが好ましい側壁37を形成する。収容シート34は、境界壁38により画成された側壁37の開口により得られる。境界壁38は、さらに、円周セクタを中心体上にロックするため、能動的位置に可動フック要素が当接する制約を形成する。
図示の実施形態によれば、可動フック要素28および/または収容シート34の境界壁38の少なくとも一部分は、解放要素26が摺動シート36に挿入されたときに解放要素26に関連付けられた円周セクタを中心体20に対して相対的に遠ざけることを可能にするように適合された成形輪郭39を含む。
前記のように、図5〜図6は、スナップ嵌合装置の部分27を示す。好ましくは、その他の部分は、対称軸Xに対して垂直な中央面に対する鏡像である。特に、各円周セクタは、補助ドラムのそれぞれ軸方向に対向する側の近傍に配置された少なくとも1つの、または図3に示すように一対の径方向アーム30により担持されている。アーム30は、詳細に説明しないセクタ自体のための径方向位置決め調整装置に作動的に係合している。これらの調整装置は、例えば、円周セクタが付着面において設けられたそれぞれの円周ショルダにより相互に当接して作用することが可能な最小径から、それらに連続的な進路を与えるように、ドラム自体の直径サイズを変化させるべく、補助ドラム16の幾何学的軸Xの径方向に円周セクタを同時に並進させるように適合されている。
各円周セクタの円周ショルダは、好ましくは、それぞれの櫛形端部40において規定され、かかる櫛形端部40の各々は、円周方向に隣接する円周セクタにより担持された相手側の櫛形端部40に作動的に係合している。これにより、付着面は、有利には、調整装置の動作による形成ドラムの径方向拡張後も、実質的に円筒状の構成および実質的に連続的な延在、すなわち、重大な不連続を有さない状態を保つ。
調整装置は、好ましくは、アーム30の1つにより各々担持されたそれぞれのスライダ42において、円周セクタに作動的に係合する少なくとも1つの、または図3に示すように一対の螺旋形状カム41を含む。螺旋形状カム41は、各々、補助ドラム16の同じ側に配設されたアーム30のスライダ42に係合し、幾何学的軸Xと同軸的であるとともにドラムに除去可能に接続することが可能な取り回し装置により回転駆動可能なグリップシャンク43に締結されている。
少なくとも1つの、または図示のように一対の案内フランジ44が円周セクタを支持し、それぞれの径方向アーム30と摺動可能に交わった案内シート45により幾何学的軸Xに対して円周セクタを径方向に案内する。案内フランジ44は、軸受を通じてグリップシャンク43により回転可能に支持されている。
好ましくは、セクタ変更ステーション23およびクラウン構造構築ステーション15において補助ドラム16を簡便に支持し移動させるため、少なくとも1つのロボット化アームがグリップシャンク43に作動的に係合するのが好適である。
特に、加工中のタイヤのクラウン構造の第1のコンポーネントを製造する前に、中心体に連結された円周セクタの径方向位置を修正する対応がなされる。このため、ロボット化アームは、例えば、先に説明したように調整装置に対して動作する。より詳細には、中心体20に連結された円周セクタ21の径方向位置は、第1の付着面が生成される第1の直径から第1の直径よりも大きい第2の直径への円周セクタ21の並進により修正される。好ましくは、第2の直径に設定された補助ドラム16は、加工中のタイヤのクラウン構造の第1のコンポーネント、例えば、一対のベルト下インサートまたは少なくとも1つのベルト層を製造するように適合されている。
加えて、第1連の各円周セクタ21を第2連の円周セクタで置換する前に、中心体20に連結された円周セクタ21の径方向位置を修正する対応がなされる。この場合、第2の直径における補助ドラムの付着面上で実行された付着によりクラウン構造が作製されたとき、続いて、第1連の各円周セクタ21を第2連の円周セクタで置換する前に、中心体20に連結された円周セクタ21の径方向位置が修正される。特に、第1連の円周セクタ21は、第2の直径から第2の直径よりも小さい第3の直径に並進される。
好ましくは、第1の直径および第3の直径は、実質的に同一である。換言すれば、円周セクタの装着および解体は、補助ドラム16の同じ直径に対応して行われる。
上記の装置および方法は、製造されたクラウン構造がトレッドバンドも含むという事実を参照すれば、クラウン構造構築ステーション15に言及するものである。代替として、トレッドバンドがその後に製造されるのであれば、クラウン構造構築ステーション15を1つ以上のベルト層に関わる構築ステーションで置換することも可能である。
図示の例において、クラウン構造構築ステーション15と組立および成形ステーション14との間、ならびにセクタ変更ステーション23とクラウン構造構築ステーション15との間で動作する2つの異なる転送部材が設けられていた。代替として、単一の転送部材が両方の機能を行うことも可能である。

Claims (75)

  1. 互いに異なる一連のタイヤ(2)を構築する方法であって、
    − 第1連の連続する円周セクタ(21)により第1の付着面(22)を生成するステップであって、前記第1の付着面は、構築される第1のタイヤの種類に応じて選択され、前記第1連の各円周セクタ(21)は、形成ドラム(16)の中心体(20)に除去可能に連結される、ステップと、
    − 前記少なくとも1つの第1のタイヤの少なくとも1つのコンポーネント(3、8、8a、8b)を、前記形成ドラム(16)の前記第1の付着面(22)に対して径方向外側の位置で前記少なくとも1つのコンポーネントを付着させることにより製造するステップと、
    − 前記少なくとも1つのコンポーネントを前記形成ドラム(16)から除去するステップと、
    − 前記第1のタイヤと異なる構築される第2のタイヤの種類に応じて選択された第2の付着面を生成するために、前記第1連の各円周セクタ(21)を第2連の円周セクタで置換するステップと、を含み、
    − 前記置換ステップは、前記第1連の各円周セクタ(21)を前記中心体から連結解除するステップと、前記第2連の各円周セクタを同じ前記中心体(20)に除去可能に連結するステップとを含み、
    さらに、
    − 前記少なくとも1つの第1のタイヤの少なくとも1つのコンポーネントを製造する前に、前記中心体(20)に連結された前記円周セクタの径方向位置を修正するステップであって、前記第1の付着面(22)が生成される第1の直径から前記第1の直径よりも大きい第2の直径に前記円周セクタを並進させることを含むステップと、
    − 前記第1連の各円周セクタ(21)を前記第2連の円周セクタで置換する前に、前記中心体(20)に連結された前記円周セクタの径方向位置を修正するステップであって、前記円周セクタを前記第2の直径から前記第2の直径よりも小さい第3の直径に並進させることを含むステップと、を含む、方法。
  2. 各円周セクタ(21)は、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を有効化することにより前記中心体(20)に除去可能に連結される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1連の各円周セクタ(21)の前記第2連の円周セクタでの前記置換ステップは、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を無効化することにより前記第1連の各円周セクタ(21)を前記中心体(21)から連結解除するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1連の各円周セクタ(21)の前記第2連の円周セクタでの前記置換ステップは、各円周セクタについて少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を無効化することにより前記第1連の各円周セクタ(21)を前記中心体(20)から連結解除するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1連の各円周セクタ(21)の前記第2連の円周セクタでの前記置換ステップは、前記少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を有効化することにより前記第2連の各円周セクタを前記中心体(20)に連結するステップを含む、請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記第1連の各円周セクタ(21)の前記第2連の円周セクタでの前記置換ステップは、各円周セクタについて前記少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を有効化することにより前記第2連の各円周セクタを前記中心体(20)に連結するステップを含む、請求項3または4に記載の方法。
  7. 前記可逆クイック嵌合装置(25)は、スナップ嵌合装置である、請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第1連の各円周セクタ(21)の前記第2連の円周セクタでの前記置換ステップは、各円周セクタについて同じ前記スナップ嵌合装置を無効化および有効化するステップを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記可逆クイック嵌合装置(25)は、前記円周セクタを径方向に前記中心体(20)に相対的に近付けることにより、円周セクタを前記中心体(20)に連結するように、有効化される、請求項2〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記可逆クイック嵌合装置(25)は、解放要素(26)を径方向に前記中心体(20)に連結された前記円周セクタに相対的に近付けることにより、円周セクタを前記中心体(20)から連結解除するように、無効化される、請求項2〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. − 前記少なくとも1つの第1のタイヤの前記少なくとも1つのコンポーネントを、前記形成ドラム(16)の前記第1の付着面(22)に対して径方向外側の位置に前記少なくとも1つのコンポーネントを付着させることにより製造するステップは、前記第2の直径に対応して実行される、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1の直径および前記第3の直径は、実質的に同一である、請求項1に記載の方法。
  13. − 前記少なくとも1つの第1のタイヤの前記少なくとも1つのコンポーネントを製造するステップは、少なくとも1つの第1のベルト層(8a、8b)を製造するステップを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. − 前記少なくとも1つの第1のタイヤの前記少なくとも1つのコンポーネントを製造するステップは、複数のストリップ状要素を前記形成ドラム(16)上に適用するステップを含み、前記ストリップ状要素は、少なくとも1つの第1のベルト層(8a)を作製するように、前記形成ドラムの円周方向延在に従って相互に接近した関係で配設される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  15. − 前記少なくとも1つの第1のタイヤの前記少なくとも1つのコンポーネントを製造するステップは、少なくとも1つの第1のベルト層(8a)およびトレッドバンド(9)を含む少なくとも1つのクラウン構造を作製するステップを含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 互いに異なる一連のタイヤ(2)を構築するための装置(1)であって、
    − 形成ドラム(16)の少なくとも1つの中心体(20)と、
    − 少なくとも1つの第1連の円周セクタ(21)であって、前記第1連の各円周セクタは、第1の付着面(22)を生成すべく、前記中心体(20)に除去可能に連結されるように適合されている、第1連の円周セクタ(21)と、
    − 少なくとも1つの第2連の円周セクタであって、前記第2連の各円周セクタは、第2の付着面を生成すべく、前記中心体(20)に除去可能に連結されるように適合されている、第2連の円周セクタと、を含み、
    − 前記第1の付着面は、構築される第1のタイヤの種類に応じて選択され、前記第2の付着面は、前記第1のタイヤと異なる構築される第2のタイヤの種類に応じて選択され
    さらに前記装置(1)は調整装置を含み、
    前記調整装置は、
    − 前記少なくとも1つの第1のタイヤの少なくとも1つのコンポーネントを製造する前に、前記中心体(20)に連結された前記円周セクタの径方向位置を修正するために、前記第1の付着面(22)が生成される第1の直径から前記第1の直径よりも大きい第2の直径に前記円周セクタを並進させることと、
    − 前記第1連の各円周セクタ(21)を前記第2連の円周セクタで置換する前に、前記中心体(20)に連結された前記円周セクタの径方向位置を修正するために、前記円周セクタを前記第2の直径から前記第2の直径よりも小さい第3の直径に並進させることとを行うように適合されている、
    装置(1)。
  17. 各円周セクタは、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を有効化することにより前記中心体(20)に除去可能に連結されるように適合されている、請求項16に記載の装置(1)。
  18. 各円周セクタは、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を無効化することにより前記中心体(20)から連結解除されるように適合されている、請求項16または17に記載の装置(1)。
  19. 各円周セクタは、各円周セクタについて少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)をそれぞれ有効化または無効化することにより前記中心体(20)に除去可能に連結されるかまたは前記中心体(20)から連結解除されるように適合されている、請求項16に記載の装置(1)。
  20. 同じ前記可逆クイック嵌合装置(25)が、前記第1連の円周セクタ(21)を前記中心体(20)に対して選択的に連結および連結解除する、ならびに前記第2連の円周セクタを同じ中心体(20)に対して選択的に連結および連結解除するように適合されている、請求項17〜19のいずれか一項に記載の装置(1)。
  21. 前記可逆クイック嵌合装置(25)は、円周セクタおよび中心体(20)を互いに径方向に相対的に近付けることにより、前記円周セクタを前記中心体(20)に連結するために、有効化されるように適合されている、請求項17または19に記載の装置(1)。
  22. 前記可逆クイック嵌合装置(25)は、スナップ嵌合装置である、請求項17〜21のいずれか一項に記載の装置(1)。
  23. 前記スナップ嵌合装置を無効化して前記円周セクタを前記中心体(20)から連結解除すべく、前記中心体(20)に連結された前記円周セクタに径方向に相対的に近付けられるように適合された少なくとも1つの解放要素(26)を含む、請求項22に記載の装置(1)。
  24. 各円周セクタについてのスナップ嵌合装置を含む、請求項22または23に記載の装置(1)。
  25. 前記スナップ嵌合装置は、前記中心体(20)の軸方向に沿って配置された少なくとも2つの部分(27)を含む、請求項22〜24のいずれか一項に記載の装置(1)。
  26. 前記スナップ嵌合装置の少なくとも1つの部分(27)は、前記中心体(20)に連結された構成における円周セクタの端部に配設されている、請求項25に記載の装置(1)。
  27. 前記スナップ嵌合装置は、前記スナップ嵌合要素が有効化される少なくとも1つの能動的位置と前記スナップ嵌合要素が無効化される受動的位置とを取るように適合された少なくとも1つの可動フック要素(28)を含む、請求項22に記載の装置(1)。
  28. 前記可動フック要素(28)は、前記能動的位置に常に付勢されている、請求項27に記載の装置(1)。
  29. 前記可動フック要素(28)は、実質的に前記中心体(20)の軸方向に従って移動するように適合されている、請求項27または28に記載の装置(1)。
  30. 前記可動フック要素(28)は、前記中心体(20)に関連付けられている、請求項27〜29のいずれか一項に記載の装置(1)。
  31. 前記スナップ嵌合装置は、前記可動フック要素自体の前記能動的位置において前記可動フック要素(28)を受けるように適合された収容シート(34)を含む少なくとも1つの固定フック要素(33)を含む、請求項27〜30のいずれか一項に記載の装置(1)。
  32. 前記固定フック要素(33)は、前記可動フック要素(28)を前記能動的位置から前記受動的位置にシフトさせるとともに、前記可動フック要素(28)の前記収容シート(34)内への導入をもたらすことで前記スナップ嵌合装置を有効化するため、前記可動フック要素(28)と相互作用するように適合された少なくとも1つの傾斜部(35)を含む、請求項31に記載の装置(1)。
  33. 前記スナップ嵌合装置は、少なくとも1つの解放要素(26)を含む、請求項22に記載の装置(1)。
  34. 前記固定フック要素(33)は、前記解放要素(26)のための摺動シート(36)を含み、前記摺動シートは、前記収容シート(34)と連通している、請求項31または32に従属する請求項33に記載の装置(1)。
  35. 前記可動フック要素(28)は、前記可動フック要素自体の前記能動的位置において前記摺動シート(36)で終端するように適合されている、請求項34に記載の装置(1)。
  36. 前記可動フック要素(28)および/または前記収容シート(34)の画成壁(38)の少なくとも一部分は、前記解放要素(26)に関連付けられた円周セクタを前記中心体(20)に対して相対的に遠ざけることを可能にするように適合された成形輪郭(39)を含む、請求項31または32に記載の装置(1)。
  37. 前記固定フック要素(33)は、円周セクタに関連付けられている、請求項31または32に記載の装置(1)。
  38. 互いに異なる一連のタイヤ(2)を構築する方法であって、
    − 第1連の連続する円周セクタ(21)により第1の付着面(22)を生成するステップであって、前記第1の付着面は、構築される第1のタイヤの種類に応じて選択され、前記第1連の各円周セクタ(21)は、形成ドラム(16)の中心体(20)に除去可能に連結される、ステップと、
    − 前記少なくとも1つの第1のタイヤの少なくとも1つのコンポーネント(3、8、8a、8b)を、前記形成ドラム(16)の前記第1の付着面(22)に対して径方向外側の位置で前記少なくとも1つのコンポーネントを付着させることにより製造するステップと、
    − 前記少なくとも1つのコンポーネントを前記形成ドラム(16)から除去するステップと、
    − 前記第1のタイヤと異なる構築される第2のタイヤの種類に応じて選択された第2の付着面を生成するために、前記第1連の各円周セクタ(21)を第2連の円周セクタで置換するステップと、を含み、
    − 前記置換ステップは、前記第1連の各円周セクタ(21)を前記中心体から連結解除するステップと、前記第2連の各円周セクタを同じ前記中心体(20)に除去可能に連結するステップとを含み、
    − 前記少なくとも1つの第1のタイヤの前記少なくとも1つのコンポーネントを製造するステップは、複数のストリップ状要素を前記形成ドラム(16)上に適用するステップを含み、前記ストリップ状要素は、少なくとも1つの第1のベルト層(8a)を作製するように、前記形成ドラムの円周方向延在に従って相互に接近した関係で配設される、方法。
  39. 各円周セクタ(21)は、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を有効化することにより前記中心体(20)に除去可能に連結される、請求項38に記載の方法。
  40. 前記第1連の各円周セクタ(21)の前記第2連の円周セクタでの前記置換ステップは、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を無効化することにより前記第1連の各円周セクタ(21)を前記中心体(21)から連結解除するステップを含む、請求項38に記載の方法。
  41. 前記第1連の各円周セクタ(21)の前記第2連の円周セクタでの前記置換ステップは、各円周セクタについて少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を無効化することにより前記第1連の各円周セクタ(21)を前記中心体(20)から連結解除するステップを含む、請求項38に記載の方法。
  42. 前記第1連の各円周セクタ(21)の前記第2連の円周セクタでの前記置換ステップは、前記少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を有効化することにより前記第2連の各円周セクタを前記中心体(20)に連結するステップを含む、請求項40または41に記載の方法。
  43. 前記第1連の各円周セクタ(21)の前記第2連の円周セクタでの前記置換ステップは、各円周セクタについて前記少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を有効化することにより前記第2連の各円周セクタを前記中心体(20)に連結するステップを含む、請求項40または41に記載の方法
  44. 前記可逆クイック嵌合装置(25)は、スナップ嵌合装置である、請求項39〜41のいずれか一項に記載の方法。
  45. 前記第1連の各円周セクタ(21)の前記第2連の円周セクタでの前記置換ステップは、各円周セクタについて同じ前記スナップ嵌合装置を無効化および有効化するステップを含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記可逆クイック嵌合装置(25)は、前記円周セクタを径方向に前記中心体(20)に相対的に近付けることにより、円周セクタを前記中心体(20)に連結するように、有効化される、請求項39〜45のいずれか一項に記載の方法。
  47. 前記可逆クイック嵌合装置(25)は、解放要素(26)を径方向に前記中心体(20)に連結された前記円周セクタに相対的に近付けることにより、円周セクタを前記中心体(20)から連結解除するように、無効化される、請求項39〜46のいずれか一項に記載の方法。
  48. − 前記少なくとも1つの第1のタイヤの少なくとも1つのコンポーネントを製造する前に、前記中心体(20)に連結された前記円周セクタの径方向位置を修正するステップ、を含む、請求項38〜47のいずれか一項に記載の方法。
  49. 前記中心体(20)に連結された前記円周セクタの径方向位置を修正するステップは、前記第1の付着面(22)が生成される第1の直径から前記第1の直径よりも大きい第2の直径に前記円周セクタを並進させるステップを含む、請求項48に記載の方法。
  50. − 前記第1連の各円周セクタ(21)を前記第2連の円周セクタで置換する前に、前記中心体(20)に連結された前記円周セクタの径方向位置を修正するステップ、を含む、請求項49に記載の方法。
  51. − 前記少なくとも1つの第1のタイヤの前記少なくとも1つのコンポーネントを、前記形成ドラム(16)の前記第1の付着面(22)に対して径方向外側の位置に前記少なくとも1つのコンポーネントを付着させることにより製造するステップは、前記第2の直径に対応して実行される、請求項49に記載の方法。
  52. − 前記第1連の各円周セクタ(21)を前記第2連の円周セクタで置換する前に、前記中心体(20)に連結された前記円周セクタの径方向位置を修正するステップは、前記円周セクタを前記第2の直径から前記第2の直径よりも小さい第3の直径に並進させるステップを含む、請求項50に記載の方法。
  53. 前記第1の直径および前記第3の直径は、実質的に同一である、請求項52に記載の方法。
  54. 互いに異なる一連のタイヤ(2)を構築するための装置(1)であって、
    − 形成ドラム(16)の少なくとも1つの中心体(20)と、
    − 少なくとも1つの第1連の円周セクタ(21)であって、前記第1連の各円周セクタは、第1の付着面(22)を生成すべく、前記中心体(20)に除去可能に連結されるように適合されている、第1連の円周セクタ(21)と、
    − 少なくとも1つの第2連の円周セクタであって、前記第2連の各円周セクタは、第2の付着面を生成すべく、前記中心体(20)に除去可能に連結されるように適合されている、第2連の円周セクタと、を含み、
    − 前記第1の付着面は、構築される第1のタイヤの種類に応じて選択され、前記第2の付着面は、前記第1のタイヤと異なる構築される第2のタイヤの種類に応じて選択され、
    前記装置(1)は、
    − 前記第1のタイヤの少なくとも1つのコンポーネントを製造するステップであって、複数のストリップ状要素を前記形成ドラム(16)上に適用することを含むステップを行うように構成され、前記ストリップ状要素は、少なくとも1つの第1のベルト層(8a)を作製するように、前記形成ドラムの円周方向延在に従って相互に接近した関係で配設される、装置(1)。
  55. 各円周セクタは、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を有効化することにより前記中心体(20)に除去可能に連結されるように適合されている、請求項54に記載の装置(1)
  56. 各円周セクタは、少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)を無効化することにより前記中心体(20)から連結解除されるように適合されている、請求項54または55に記載の装置(1)。
  57. 各円周セクタは、各円周セクタについて少なくとも1つの可逆クイック嵌合装置(25)をそれぞれ有効化または無効化することにより前記中心体(20)に除去可能に連結されるかまたは前記中心体(20)から連結解除されるように適合されている、請求項54に記載の装置(1)。
  58. 同じ前記可逆クイック嵌合装置(25)が、前記第1連の円周セクタ(21)を前記中心体(20)に対して選択的に連結および連結解除する、ならびに前記第2連の円周セクタを同じ中心体(20)に対して選択的に連結および連結解除するように適合されている、請求項55〜57のいずれか一項に記載の装置(1)。
  59. 前記可逆クイック嵌合装置(25)は、円周セクタおよび中心体(20)を互いに径方向に相対的に近付けることにより、前記円周セクタを前記中心体(20)に連結するために、有効化されるように適合されている、請求項55または57に記載の装置(1)。
  60. 前記可逆クイック嵌合装置(25)は、スナップ嵌合装置である、請求項55〜59のいずれか一項に記載の装置(1)。
  61. 前記スナップ嵌合装置を無効化して前記円周セクタを前記中心体(20)から連結解除すべく、前記中心体(20)に連結された前記円周セクタに径方向に相対的に近付けられるように適合された少なくとも1つの解放要素(26)を含む、請求項60に記載の装置(1)。
  62. 各円周セクタについてのスナップ嵌合装置を含む、請求項60または61に記載の装置(1)。
  63. 前記スナップ嵌合装置は、前記中心体(20)の軸方向に沿って配置された少なくとも2つの部分(27)を含む、請求項60〜62のいずれか一項に記載の装置(1)。
  64. 前記スナップ嵌合装置の少なくとも1つの部分(27)は、前記中心体(20)に連結された構成における円周セクタの端部に配設されている、請求項63に記載の装置(1)。
  65. 前記スナップ嵌合装置は、前記スナップ嵌合要素が有効化される少なくとも1つの能動的位置と前記スナップ嵌合要素が無効化される受動的位置とを取るように適合された少なくとも1つの可動フック要素(28)を含む、請求項60に記載の装置(1)。
  66. 前記可動フック要素(28)は、前記能動的位置に常に付勢されている、請求項65に記載の装置(1)。
  67. 前記可動フック要素(28)は、実質的に前記中心体(20)の軸方向に従って移動するように適合されている、請求項65または66に記載の装置(1)。
  68. 前記可動フック要素(28)は、前記中心体(20)に関連付けられている、請求項65〜67のいずれか一項に記載の装置(1)。
  69. 前記スナップ嵌合装置は、前記可動フック要素自体の前記能動的位置において前記可動フック要素(28)を受けるように適合された収容シート(34)を含む少なくとも1つの固定フック要素(33)を含む、請求項65〜68のいずれか一項に記載の装置(1)。
  70. 前記固定フック要素(33)は、前記可動フック要素(28)を前記能動的位置から前記受動的位置にシフトさせるとともに、前記可動フック要素(28)の前記収容シート(34)内への導入をもたらすことで前記スナップ嵌合装置を有効化するため、前記可動フック要素(28)と相互作用するように適合された少なくとも1つの傾斜部(35)を含む、請求項69に記載の装置(1)。
  71. 前記スナップ嵌合装置は、少なくとも1つの解放要素(26)を含む、請求項60に記載の装置(1)。
  72. 前記固定フック要素(33)は、前記解放要素(26)のための摺動シート(36)を含み、前記摺動シートは、前記収容シート(34)と連通している、請求項35または36に従属する請求項71に記載の装置(1)。
  73. 前記可動フック要素(28)は、前記可動フック要素自体の前記能動的位置において前記摺動シート(36)で終端するように適合されている、請求項72に記載の装置(1)。
  74. 前記可動フック要素(28)および/または前記収容シート(34)の画成壁(38)の少なくとも一部分は、前記解放要素(26)に関連付けられた円周セクタを前記中心体(20)に対して相対的に遠ざけることを可能にするように適合された成形輪郭(39)を含む、請求項69または70に記載の装置(1)。
  75. 前記固定フック要素(33)は、円周セクタに関連付けられている、請求項69または70に記載の装置(1)。
JP2013535568A 2010-10-29 2011-10-26 互いに異なる一連のタイヤを構築するための方法および装置 Active JP5913337B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ITMI2010A002021 2010-10-29
ITMI20102021 2010-10-29
US41172410P 2010-11-09 2010-11-09
US61/411,724 2010-11-09
PCT/IB2011/054779 WO2012056409A1 (en) 2010-10-29 2011-10-26 A method of and apparatus for building a sequence of tyres different from each other

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013540624A JP2013540624A (ja) 2013-11-07
JP5913337B2 true JP5913337B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=43738138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013535568A Active JP5913337B2 (ja) 2010-10-29 2011-10-26 互いに異なる一連のタイヤを構築するための方法および装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9387639B2 (ja)
EP (1) EP2632703B1 (ja)
JP (1) JP5913337B2 (ja)
KR (1) KR101882825B1 (ja)
CN (1) CN103313844B (ja)
BR (1) BR112013008487B1 (ja)
WO (1) WO2012056409A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3009233B1 (fr) * 2013-08-01 2016-01-01 Michelin & Cie Tambour de confection d'une bande de roulement muni de secteurs mobiles
IT201900023625A1 (it) * 2019-12-11 2021-06-11 Pirelli Tamburo di formatura per la produzione di pneumatici per ruote di veicoli e metodo per cambiare la geometria di un tamburo di formatura per la produzione di pneumatici per ruote di veicoli

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2603913Y2 (ja) * 1993-08-23 2000-04-04 株式会社ブリヂストン タイヤ成形ドラム
US6004250A (en) 1997-09-30 1999-12-21 Wyko, Inc. System and method for releaseably attaching outer segments to a drum useful in the manufacture of vehicle tires
JP3971304B2 (ja) * 2000-10-27 2007-09-05 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン タイヤ製造用組立てドラム
JP4962833B2 (ja) 2005-11-30 2012-06-27 横浜ゴム株式会社 成形ドラム
ATE553912T1 (de) 2007-06-11 2012-05-15 Pirelli Verfahren und vorrichtung zur herstellung von reifen
CN101372155B (zh) * 2007-08-24 2012-06-27 软控股份有限公司 制造轮胎胎胚的三鼓成型机及其方法
WO2009058296A1 (en) * 2007-11-02 2009-05-07 Wyko Tire Technology, Inc. Method and apparatus for establishing obtainable range of diameters of a working drum
FR2952849B1 (fr) 2009-11-25 2012-02-24 Michelin Soc Tech Dispositif d'assemblage d'une ebauche de pneumatique comprenant des organes amovibles

Also Published As

Publication number Publication date
EP2632703B1 (en) 2017-01-11
WO2012056409A1 (en) 2012-05-03
KR20130126895A (ko) 2013-11-21
US9387639B2 (en) 2016-07-12
US20130214444A1 (en) 2013-08-22
KR101882825B1 (ko) 2018-08-24
CN103313844A (zh) 2013-09-18
BR112013008487B1 (pt) 2020-07-28
BR112013008487A2 (pt) 2016-08-09
CN103313844B (zh) 2016-10-19
EP2632703A1 (en) 2013-09-04
JP2013540624A (ja) 2013-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6438953B2 (ja) 車輪車両用タイヤを組み立てるためのプロセスおよび装置、ならびに車輪車両用タイヤ
KR101941962B1 (ko) 차륜용 타이어들을 제조하기 위한 공정 및 설비
EP3218174B1 (en) Process and plant for building tyres
US10766217B2 (en) Process and plant for building tyres for vehicle wheels
JP6749924B2 (ja) 車両ホイール用のタイヤを構築するためのプロセスおよび拡張可能な成形ドラム
CN108025518B (zh) 用于构建轮胎的工艺和装备
KR102157664B1 (ko) 차륜용 타이어를 제조하는 설비 및 방법
JP5620490B2 (ja) 車両ホイール用タイヤを構築するためのプロセスおよびプラント
JP2019503899A (ja) タイヤを構築するための方法およびプラント
JP2016537224A (ja) タイヤを構築する方法およびプラント
JP5913337B2 (ja) 互いに異なる一連のタイヤを構築するための方法および装置
JP2015502277A (ja) 車両ホイール用のタイヤを構築するプロセスおよびプラント
US20220388261A1 (en) Method and plant for building tyres for vehicle wheels
WO2014091387A2 (en) Process and apparatus for producing tyres for vehicle wheels

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151019

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5913337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250