JP2603913Y2 - タイヤ成形ドラム - Google Patents

タイヤ成形ドラム

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JP2603913Y2
JP2603913Y2 JP1993050102U JP5010293U JP2603913Y2 JP 2603913 Y2 JP2603913 Y2 JP 2603913Y2 JP 1993050102 U JP1993050102 U JP 1993050102U JP 5010293 U JP5010293 U JP 5010293U JP 2603913 Y2 JP2603913 Y2 JP 2603913Y2
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arc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、セグメント交換が容
易なタイヤ成形ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤ成形ドラムとしては、例え
ば、回転可能な主軸と、主軸の周囲に配置され周方向に
離れた複数のドラムベースと、これらドラムベースを半
径方向に同期して移動させる移動手段と、各ドラムベー
スの半径方向外端に多数のボルトを介して連結され、ド
ラムベースが半径方向内側端まで移動したとき、略円筒
状を呈する弧状セグメントと、を備えたものが知られて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタイヤ成形ドラムにあっては、ドラムのサイ
ズ切替え(周長の変更)を、多数のボルトを緩めて複数
個(10〜16個)の重い弧状セグメントをドラムベースか
ら取り外し、その後、所定の弧状セグメントをドラムベ
ースにそれぞれ取付けてボルトで締め付けることにより
行うようにしているため、サイズ切替えに長時間が必要
となり、作業能率が低くなるという問題点がある。
【0004】この考案は、サイズ切替え時間を短縮する
ことで作業能率を向上させることができるタイヤ成形ド
ラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、回転可能な主軸と、主軸の周囲に配置され周方向に
離れた複数のドラムベースと、これらドラムベースを半
径方向に同期して移動させる移動手段と、各ドラムベー
スの半径方向外端に連結手段を介して着脱可能に連結さ
れ、ドラムベースが半径方向内側端まで移動したとき、
略円筒状を呈する弧状セグメントと、を備えたタイヤ成
形ドラムにおいて、前記連結手段を、各ドラムベースの
半径方向外端に設けられ、軸方向に延びるとともに半径
方向外端部における幅が半径方向内端部における幅より
大であるガイドレールと、各弧状セグメントの半径方向
内端に形成され、軸方向に延びるとともに前記ガイドレ
ールに摺動可能に嵌合されるガイド溝と、各ガイドレー
ルの延長線上に配置され各ガイド溝に摺動可能に嵌合さ
れるロック体と、各ロック体を半径方向に移動させるこ
とにより、弧状セグメントをドラムベースにそれぞれロ
ックするロック機構と、から構成することにより、第2
に、前記連結手段を、各弧状セグメントの半径方向内端
に設けられ、軸方向に延びるとともに半径方向内端部に
おける幅が半径方向外端部における幅より大であるガイ
ドレールと、各ドラムベースの半径方向外端に形成さ
れ、軸方向に延びるとともに前記ガイドレールに摺動可
能に嵌合されるガイド溝と、各ガイドレールの延長線上
に配置され各ガイド溝に摺動可能に嵌合されるロック体
と、各ロック体を半径方向に移動させることにより、弧
状セグメントをドラムベースにそれぞれロックするロッ
ク機構と、から構成することにより達成することができ
る。
【0006】
【作用】タイヤ成形ドラムにおいてサイズ切替えを行う
場合には、まず、ロック機構を作動して各ロック体を僅
かに半径方向に移動させ、各弧状セグメントをロックか
ら解除する。次に、弧状セグメントをガイドレールに沿
って軸方向に移動させ、該ガイドレールから抜き出す。
このとき、各ロック体はガイドレールの延長線上に位置
しガイド溝に嵌合しているので、弧状セグメントの移動
の邪魔とはならない。次に、次使用の弧状セグメントを
タイヤ成形ドラムに搬入した後、これら弧状セグメント
をガイドレールに沿って軸方向に移動させることによ
り、各ドラムベースのガイドレールと弧状セグメントの
ガイド溝とを嵌合させる。このときも各ロック体はガイ
ドレールの延長線上に位置しているので、ガイド溝とロ
ック体とは互いに嵌合して弧状セグメントの移動の邪魔
をすることはない。そして、弧状セグメントが所定の軸
方向位置まで移動すると、ロック機構を作動して各ロッ
ク体を僅かに半径方向に移動させ、各弧状セグメントを
ドラムベースにロックして連結する。このとき、ガイド
レールはその半径方向外端部における幅が半径方向内端
部における幅より大であるので、弧状セグメントとドラ
ムベースとは強固に連結される。このようにロック体の
半径方向移動と弧状セグメントのガイドレールに沿って
の移動だけでサイズ切替えを行うことができ、サイズ切
替え時間が短縮して作業能率が向上する。
【0007】また、請求項2に記載のように構成して
も、前述と同様の作用・効果を得ることができる。さら
に、請求項3に記載のように構成すれば、弧状セグメン
トとドラムベースとの軸方向位置決めを容易かつ正確に
行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1において、11はタイヤ成形ドラムであ
り、このタイヤ成形ドラム11は円筒状の回転可能な主軸
12を有し、この主軸12は図示していないモータにより駆
動回転される。主軸12の一端部および他端部にはそれぞ
れキー13、14を介して主軸12と同軸の円板状をしたサイ
ドプレート15、16が取り付けられている。これらサイド
プレート15、16には複数の、ここでは11個の半径方向に
延びるスライドガイド17、18がそれぞれ固定され、これ
らのスライドガイド17、18は周方向に等距離離れて配置
されている。
【0009】21はスライドガイド17、18間で主軸12の周
囲に配置された複数の、ここでは前記スライドガイド1
7、18と同数の11個のドラムベースであり、これらのド
ラムベース21もスライドガイド17、18と同様に周方向に
等距離離れて配置されている。各ドラムベース21の一端
および他端にはそれぞれスライドベアリング22、23が固
定され、これらのスライドベアリング22、23は対応する
スライドガイド17、18に摺動可能に係合している。この
結果、これらドラムベース21はスライドガイド17、スラ
イドベアリング22およびスライドガイド18、スライドベ
アリング23を介してサイドプレート15、16に半径方向に
移動可能に支持されていることになる。
【0010】前記主軸12内には該主軸12と同軸のねじ軸
26が回転可能に収納され、このねじ軸26は図示していな
いモータにより主軸12から独立して駆動回転される。27
はねじ軸26に螺合するねじ部材であり、このねじ部材27
には半径方向に延びる複数の取付け部材24が周方向に等
距離離れて取り付けられ、これらの取付け部材24は主軸
12の中央部に形成された複数の軸方向に延びるスリット
29を貫通している。これら取付け部材24の半径方向外端
には主軸12を囲むリングベース25が固定され、このリン
グベース25には半径方向に延びる複数、ここではドラム
ベース21と同数の11個のアーム28が固定されている。各
アーム28の半径方向外端部にはスライドベアリング30が
それぞれ固定され、これらのスライドベアリング30は、
対応するドラムベース21の半径方向内端部に固定され、
主軸12に対して一端方向に向かって半径方向内側に傾斜
したガイドレール31に摺動可能に係合している。この結
果、ねじ軸26が回転してねじ部材27、アーム28が軸方向
に移動すると、傾斜したガイドレール31およびスライド
ベアリング30によってドラムベース21は同期して半径方
向に移動する。前述した取付け部材24、リングベース2
5、ねじ軸26、ねじ部材27、アーム28、スライドベアリ
ング30、ガイドレール31は全体として、ドラムベース21
を半径方向に同期して移動させる移動手段32を構成す
る。
【0011】図1、2、3において、各ドラムベース21
の半径方向外端には軸方向に延びるガイドレール35が設
けられ、各ガイドレール35はドラムベース21の一端部お
よび他端部にそれぞれ固定された一側、他側ガイドレー
ル36、37と、これら一側、他側ガイドレール36、37間の
ドラムベース21にこれらから離れて固定された中間ガイ
ドレール38とから構成されている。そして、これら一
側、他側ガイドレール36、37および中間ガイドレール38
は半径方向外端部における幅が半径方向内端部における
幅よりも大で、ここでは断面T字形であり、いずれも同
一断面形状をしている。前記一側ガイドレール36は軸方
向に離れた第1ガイド部36aと第2ガイド部36bとから
構成され、これら第1、第2ガイド部36a、36b間には
ガイドレール35と断面形状が同一形状である一側ロック
体40が配置されている。41は各ドラムベース21の一端部
に取り付けられたロック機構としてのシリンダであり、
このシリンダ41のピストンロッド42の先端は前記一側ロ
ック体40に連結されている。そして、このシリンダ41が
作動してピストンロッド42が突出したり引っ込んだりす
ると、一側ロック体40は半径方向に、フランジ43が一側
ガイドレール36の段差44に当接する外側限と、フランジ
43がドラムベース21の半径方向外端に当接する内側限と
の間を移動することができる。一方、前記他側ガイドレ
ール37も一側ガイドレール36と同様に第1、第2ガイド
部37a、37bから構成され、これら第1、第2ガイド部
37a、37b間には他側ロック体45が配置されている。そ
して、これらの他側ロック体45もドラムベース21の他端
部に固定されたロック機構としてのシリンダ46のピスト
ンロッド47の先端に連結され、フランジ48が他側ガイド
レール37の段差49に当接する外側限と、フランジ48がド
ラムベース21の半径方向外端に当接する内側限との間を
半径方向に移動することができる。
【0012】図1、4において、52は外表面が弧状をし
た複数、ここではドラムベース21と同数の11個の弧状セ
グメントであり、各弧状セグメント52の半径方向内端に
は軸方向に延び弧状セグメント52の一端および他端にお
いて開口するガイド溝53が形成されている。また、各ガ
イド溝53はガイドレール35と断面形状が同一のT字形で
あり、前記ガイドレール35に摺動可能に嵌合することが
できる。そして、各弧状セグメント52を軸方向に移動さ
せてガイド溝53と他側ガイドレール37、他側ロック体4
5、中間ガイドレール38、一側ガイドレール36、一側ロ
ック体40と摺動させながら嵌合させた後、シリンダ41、
46のピストンロッド42、47を引っ込めて一側、他側ロッ
ク体40、45により弧状セグメント52の半径方向内端部に
形成された突条52aをドラムベース21に押し付けると、
各弧状セグメント52は対応するドラムベース21にそれぞ
れロックされる。前述した一側、他側ロック体40、45は
全体として、各ガイドレール35の延長線上に配置され、
各ガイド溝53に摺動可能に嵌合されるロック体55を構成
し、またガイドレール35、ガイド溝53、シリンダ41、4
6、ロック体55は全体として、弧状セグメント52を対応
するドラムベース21の半径方向外端に着脱可能に連結す
る連結手段56を構成する。
【0013】また、前記弧状セグメント52の半径方向内
端、詳しくは弧状セグメント52の軸方向中央でガイド溝
53の底面には、半径方向に延びるピン穴58がそれぞれ形
成されている。一方、各ドラムベース21の軸方向中央で
中間ガイドレール38の半径方向内側にはシリンダ室60が
それぞれ形成され、これらのシリンダ室60内にはピスト
ン61が半径方向に移動可能に収納されている。これらの
ピストン61には前記ピン穴58に挿入可能な半径方向に延
びるピン62が一体的に連結され、これらのピン62は中間
ガイドレール38を貫通している。また前記ピストン61と
中間ガイドレール38との間にはピン62を半径方向内側に
向かって付勢するスプリング63が介装されるとともに、
ピストン61とシリンダ室60の底面との間のシリンダ室60
には図示していない流体通路が接続されている。前述し
たシリンダ室60、ピストン61は全体として、ピン62を半
径方向に移動させる移動機構64を構成し、この移動機構
64を作動してピン62を半径方向外側に移動させ、該ピン
62の半径方向外端部をピン穴58に挿入すると、各弧状セ
グメント52はドラムベース21に対して容易かつ確実に所
定の軸方向位置(センタリング位置)に位置決めされ
る。
【0014】65はドラムベース21の他端面に形成された
1個の挿入穴であり、この挿入穴65に図示していない切
替え手段の位置決めピン66の先端部が挿入されること
で、タイヤ成形ドラム11は所定の回転位置に位置決めさ
れる。そして、このように位置決めピン66によって位置
決めされた状態で切替え手段により弧状セグメント52の
交換が行われる。
【0015】次に、この考案の一実施例の作用について
説明する。今、図5に示すように所定の弧状セグメント
52がピン62によって対応するドラムベース21に位置決め
されながらロック体55によりドラムベース21にそれぞれ
連結されているとする。このような状態においてタイヤ
成形ドラム11を回転させるとともに、タイヤ構成部材、
例えばベルトプライ、トレッドゴムをこのタイヤ成形ド
ラム11に次々と供給し、該ベルトプライ、トレッドゴム
をタイヤ成形ドラム11の周囲に貼付ける。これにより、
タイヤ成形ドラム11の周囲に環状のベルト・トレッドバ
ンドが成形される。次に、図示していない搬送手段によ
って該ベルト・トレッドバンドを半径方向外側から把持
した後、ねじ軸26を回転してねじ部材27を他端側に移動
させ、傾斜したガイドレール31およびスライドベアリン
グ30により各ドラムベース21を同期して半径方向内側端
まで移動させる。これにより、タイヤ成形ドラム11は縮
径して弧状セグメント52は全体として略円筒状を呈し、
また、ベルト・トレッドバンドは成形ドラム11から搬送
手段に受け渡される。その後、搬送手段はベルト・トレ
ッドバンドを把持しながら次工程へと搬出する。このよ
うな動作を繰り返し、ベルト・トレッドバンドを次々と
成形するとともに、次工程に搬出する。
【0016】次に、このようなタイヤ成形ドラム11にお
いて成形するベルト・トレッドバンドの種類に変更があ
ると、サイズ切替えを行う、即ち対応する寸法の弧状セ
グメント52に交換する必要がある。この場合には、ま
ず、タイヤ成形ドラム11を挿入穴65と切替え手段の位置
決めピン66とが対向する位置まで回転させる。次に、位
置決めピン66を軸方向一側に移動させ先端部を挿入穴65
に挿入することにより、タイヤ成形ドラム11の回転停止
位置を切替え手段との関係で所定の位置となるよう位置
決めする。次に、各シリンダ41、46を作動してピストン
ロッド42、47を突出し、一側、他側ロック体40、45を僅
かに半径方向外側に移動させ、これら一側、他側ロック
体40、45を弧状セグメント52の突条52aから離脱させ
る。これにより、各弧状セグメント52は一側、他側ロッ
ク体40、45によるロックから解除される。このとき、一
側、他側ロック体40、45は一側、他側ガイドレール36、
37に重なり合い、一側、他側ロック体40、45と一側、他
側ガイドレール36、37とは一連の連続したガイドレール
として認識される。次に、シリンダ室60への流体の供給
を停止すると、ピストン61、ピン62はスプリング63によ
って半径方向内側に付勢され、ピン62がピン穴58から抜
き出され中間ガイドレール38内に引っ込む。次に、切替
え手段によって各弧状セグメント52を把持した後、これ
ら弧状セグメント52をガイドレール35、ロック体55に沿
って軸方向他側に向かって移動させ、これらガイドレー
ル35、ロック体55から抜き出す。このとき、各ロック体
55はガイドレール35の延長線上に位置しガイド溝53に嵌
合しているので、弧状セグメント52の移動の邪魔とはな
らない。
【0017】次に、次使用の弧状セグメント52を切替え
手段によってタイヤ成形ドラム11に搬入した後、これら
弧状セグメント52を軸方向一側に移動させ、ガイド溝53
とガイドレール35、ロック体55とを摺動させながら互い
に嵌合させる。そして、これら弧状セグメント52の移動
は、ピン62とピン穴58とが対向する位置となると停止す
る。このときも各ロック体55はガイドレール35の延長線
上に位置しているので、ガイド溝53とロック体55とは互
いに嵌合して弧状セグメント52の移動の邪魔をすること
はない。次に、シリンダ室60に流体を供給し、ピストン
61、ピン62を半径方向外側に移動させて前記ピン62の半
径方向外端部をピン穴58内に挿入させる。これにより、
各弧状セグメント52のドラムベース21に対する軸方向位
置が所定位置(センタリング位置)に位置決めされる。
次に、各シリンダ41、46のピストンロッド42、47を僅か
に引っ込め一側、他側ロック体40、45を僅かに半径方向
内側に移動させることにより、これら一側、他側ロック
体40、45によって弧状セグメント52の突条52aをドラム
ベース21に押し付け、弧状セグメント52とドラムベース
21とをロックするとともに互いに連結する。このとき、
ガイドレール35はその半径方向外端部における幅が半径
方向内端部における幅より大であるので、弧状セグメン
ト52とドラムベース21とは強固に連結される。このよう
にロック体55の半径方向移動と弧状セグメント52のガイ
ドレール35に沿っての移動だけでサイズ切替えを行うこ
とができ、サイズ切替え時間が短縮して作業能率が向上
する。次に、位置決めピン66を挿入穴65から引き抜いた
後、前述と同様にして所定サイズのベルト・トレッドバ
ンドを次々と成形する。
【0018】なお、前述の実施例においては、ドラムベ
ース21の半径方向外端にガイドレール35を設け、弧状セ
グメント52の半径方向内端にガイド溝53を形成するよう
にしたが、この考案においては、弧状セグメント52の半
径方向内端に半径方向内端部における幅が半径方向外端
部における幅より大きなガイドレールを設け、ドラムベ
ース21の半径方向外端にガイド溝を形成するようにして
もよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、サイズ切替え時間を短縮することで作業能率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す弧状セグメントがド
ラムベースから取り外された状態の正面断面図である。
【図2】ガイドレール近傍の平面図である。
【図3】図1のIーI矢視断面図である。
【図4】図1のIIーII矢視断面図である。
【図5】ドラムベースに弧状セグメントが連結されてい
る状態を示す正面断面図である。
【符号の説明】
11…タイヤ成形ドラム 12…主軸 21…ドラムベース 32…移動手段 35…ガイドレール 41、46…ロック機構 52…弧状セグメント 53…ガイド溝 55…ロック体 56…連結手段 58…ピン穴 62…ピン 64…移動機構

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能な主軸と、主軸の周囲に配置され
    周方向に離れた複数のドラムベースと、これらドラムベ
    ースを半径方向に同期して移動させる移動手段と、各ド
    ラムベースの半径方向外端に連結手段を介して着脱可能
    に連結され、ドラムベースが半径方向内側端まで移動し
    たとき、略円筒状を呈する弧状セグメントと、を備えた
    タイヤ成形ドラムにおいて、前記連結手段を、各ドラム
    ベースの半径方向外端に設けられ、軸方向に延びるとと
    もに半径方向外端部における幅が半径方向内端部におけ
    る幅より大であるガイドレールと、各弧状セグメントの
    半径方向内端に形成され、軸方向に延びるとともに前記
    ガイドレールに摺動可能に嵌合されるガイド溝と、各ガ
    イドレールの延長線上に配置され各ガイド溝に摺動可能
    に嵌合されるロック体と、各ロック体を半径方向に移動
    させることにより、弧状セグメントをドラムベースにそ
    れぞれロックするロック機構と、から構成したことこと
    を特徴とするタイヤ成形ドラム。
  2. 【請求項2】回転可能な主軸と、主軸の周囲に配置され
    周方向に離れた複数のドラムベースと、これらドラムベ
    ースを半径方向に同期して移動させる移動手段と、各ド
    ラムベースの半径方向外端に連結手段を介して着脱可能
    に連結され、ドラムベースが半径方向内側端まで移動し
    たとき、略円筒状を呈する弧状セグメントと、を備えた
    タイヤ成形ドラムにおいて、前記連結手段を、各弧状セ
    グメントの半径方向内端に設けられ、軸方向に延びると
    ともに半径方向内端部における幅が半径方向外端部にお
    ける幅より大であるガイドレールと、各ドラムベースの
    半径方向外端に形成され、軸方向に延びるとともに前記
    ガイドレールに摺動可能に嵌合されるガイド溝と、各ガ
    イドレールの延長線上に配置され各ガイド溝に摺動可能
    に嵌合されるロック体と、各ロック体を半径方向に移動
    させることにより、弧状セグメントをドラムベースにそ
    れぞれロックするロック機構と、から構成したことこと
    を特徴とするタイヤ成形ドラム。
  3. 【請求項3】各弧状セグメントの半径方向内端に半径方
    向に延びるピン穴を形成するとともに、各ドラムベース
    に前記ピン穴に挿入可能な半径方向に延びるピンを支持
    させ、さらに、これらピンを半径方向に移動させる移動
    機構を設け、前記ピンを移動機構によって半径方向外側
    に移動させ、その半径方向外端部をピン穴に挿入するこ
    とにより、各弧状セグメントをドラムベースに対して位
    置決めするようにした請求項1または2記載のタイヤ成
    形ドラム。
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