JP5662882B2 - 剛性中子 - Google Patents

剛性中子 Download PDF

Info

Publication number
JP5662882B2
JP5662882B2 JP2011139747A JP2011139747A JP5662882B2 JP 5662882 B2 JP5662882 B2 JP 5662882B2 JP 2011139747 A JP2011139747 A JP 2011139747A JP 2011139747 A JP2011139747 A JP 2011139747A JP 5662882 B2 JP5662882 B2 JP 5662882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
rigid
axial direction
side plate
rigid core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011139747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013006326A (ja
Inventor
博幸 鬼松
博幸 鬼松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2011139747A priority Critical patent/JP5662882B2/ja
Priority to BR112013033099-6A priority patent/BR112013033099B1/pt
Priority to CN201280030987.0A priority patent/CN103619570B/zh
Priority to PCT/JP2012/062802 priority patent/WO2012176564A1/ja
Publication of JP2013006326A publication Critical patent/JP2013006326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5662882B2 publication Critical patent/JP5662882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/76Cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0661Rigid cores therefor, e.g. annular or substantially toroidal cores

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

本発明は、空気入りタイヤの内腔からの剛性中子の取り外し、および取り外された剛性中子の再組み立てを精度良くかつ効率よく行いうる剛性中子に関する。
近年、空気入りタイヤの形成精度を高めるため、図10(A)に示すように、加硫済みの仕上がりタイヤのタイヤ内面形状に相当する外形形状を有する剛性中子aを用い、この剛性中子a上に、インナーライナ、カーカスプライ、ベルトプライ、サイドウォールゴム、トレッドゴム等のタイヤ構成部材を順次貼り付けて未加硫タイヤtを形成するとともに、この未加硫タイヤtを剛性中子aごと加硫金型b内に投入し、内型である剛性中子aと外型である加硫金型bとの間で空気入りタイヤを加硫成形する方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
この剛性中子aでは、加硫成形後、空気入りタイヤの内腔から分解して取り外せるように、図10(B)に示すように、中子本体a1を、タイヤ周方向に分割される複数の中子セグメントcから形成している。詳しくは、周方向両端の分割面が、半径方向内方に向かって周方向巾が減じる向きに傾斜する第1の中子セグメントc1と、この第1の中子セグメントc1とは周方向に交互に配されしかも周方向両端の分割面が、半径方向内方に向かって周方向巾が増す向きに傾斜する第2の中子セグメントc2とから構成し、第2の中子セグメントc2から順次半径方向内方に一つずつ移動させて取り出すことで、中子本体a1を分解して加硫済みタイヤから取り外すことができる。
又各中子セグメントcは、その半径方向内端部が、円環状のコア部d1を有するフレームdの前記コア部d1にボルト固定されることにより、環状に組み立てられる。なお前記フレームdは、前記コア部d1の一端側が開口することにより、この開口部fからボルトeの着脱操作を行うことができる。
しかしこのような構造では、ボルトeの自動脱着が難しく、しかもボルト固定箇所が多いため、剛性中子aの分解、組立てに多くの労力を要するなど作業性に劣る。又各中子セグメントcの位置決めが難しく、組み立て精度を損ねるなど、剛性中子aを高精度でかつ安定して組み立てることも難しい。
特開2006−160236号公報
そこで本発明は、ボルトを用いることなく、高精度かつ安定して効率よく組み立て分解することができ、この組み立て分解の自動化に大きく貢献しうる剛性中子を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、空気入りタイヤの内腔面を成形する成形面を外表面に設けた円環状の中子本体を具える剛性中子であって、
タイヤ周方向に分割されかつ半径方向内側に移動可能な複数の中子セグメントからなる前記中子本体と、
この中子本体の中心孔に内挿されて各中子セグメントの半径方向内側への移動を阻止する円筒状のコアと、
前記中子本体の軸心方向両側に配され、内側面間で前記中子本体を挟んで保持することにより各中子セグメントの軸心方向への移動を阻止する一対の側板とを具え、
しかも前記コアの外周面に、軸心方向と平行にのびる蟻溝又は蟻ほぞの一方からなる第1の蟻継ぎ部が形成され、かつ各中子セグメントの内周面に、軸心方向と平行にのびかつ前記第1の蟻継ぎ部に係合する蟻溝又は蟻ほぞの他方からなる第2の蟻継ぎ部が形成されるとともに、
軸心方向一方側の側板は、前記コアの一方側の端部が固定され、かつ軸心方向他方側の側板は、この側板の内側面に、前記コアの中心孔に設ける内ネジ部に螺入しうるボス部を突設することにより、前記コアの他方側の端部とは着脱自在としたことを特徴としている。

又請求項2の発明では、前記中子セグメントは、周方向両端の分割面を、半径方向内方に向かって周方向巾が減じる向きに傾斜させた第1の中子セグメントと、前記第1の中子セグメントとは周方向に交互に配され、かつ周方向両端の分割面を、半径方向内方に向かって周方向巾が増す向きに傾斜させた第2の中子セグメントとから構成されることにより、半径方向内側に移動可能としたことを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記軸心方向一方側、他方側の側板は、それぞれ軸心方向外側に突出する支持軸部を具えることを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記支持軸部は、その端面に、廻り止め用のキー溝又はキー状突起からなる係止部が形成されることを特徴としている。
本発明は叙上の如く、中子本体に内挿される円筒状のコアと、前記中子本体の軸心方向両側に配される一対の側板とを具えるとともに、前記コアの一方側の端部は、一方側の側板に固定されている。
又前記コアの外周面には、軸心方向にのびる第1の蟻継ぎ部が形成されるとともに、各前記中子セグメントの内周面には、軸心方向にのびる第2の蟻継ぎ部が形成されている。従って各中子セグメントを、前記第1の蟻継ぎ部によって案内しながら、コアの周囲に、順次配置させることができる。このとき第1、第2の蟻継ぎ部が互いに係合するため、中子セグメントの位置ズレを防止でき、高精度かつ安定して能率良く組み立てることができる。
又他方側の側板には、前記コアの中心孔に螺入しうるボス部が突設される。そのため、このボス部の螺入によって、前記側板間で中子本体を狭持して各中子セグメントの軸心方向への移動を阻止きる。従って、前記第1、第2の蟻継ぎ部間の係合と、前記コアによる中子セグメントの半径方向内側への移動阻止と、前記側板間の狭持による中子セグメントの軸心方向への移動阻止とによって、組み立てた中子セグメント間を固定でき、中子本体を高精度のまま維持することができる。しかも、剛性中子では、ボルトを用いることなく、一つのネジ結合のみで固定しているため、組み立て作業効率、および分解作業効率を大幅に高めることができ、又この組み立て、分解の自動化に大きく貢献することができる。
本発明の剛性中子の一実施例を示す断面図である。 中子本体をコアとともに示す平面図である。 剛性中子の分解斜視図である。 第1、第2の蟻継ぎ部の係合状態を示す拡大図である。 連結手段を説明する断面図である。 (A)〜(C)は、剛性中子を分解する順序を説明する断面図である。 中子本体のタイヤからの取り出し、組み立てを説明する断面図である。 中子本体のタイヤからの取り出し、組み立てを説明する平面図である。 他方側の側板のコアへの取り付けを説明する断面図である。 (A)は剛性中子を用いた空気入りタイヤの形成方法を示す断面図、(B)は剛性中子の軸心方向の側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の剛性中子1は、空気入りタイヤTの内腔面Tsを成形する成形面2を外表面に設けた円環状の中子本体3を具える。そして、この中子本体3の前記成形面2上に、インナーライナ、カーカスプライ、ベルトプライ、サイドウォールゴム、トレッドゴム等のタイヤ構成部材を順次貼り付けることにより未加硫タイヤが形成されるとともに、該未加硫タイヤを剛性中子1ごと加硫金型内に投入することにより空気入りタイヤTが加硫成形される。図1には、前記剛性中子1が、加硫済みの空気入りタイヤTとともに加硫金型から取り出され、保持軸4上に移載された状態が示される。
前記剛性中子1は、前記中子本体3と、この中子本体3の中心孔3Hに内挿される円筒状のコア5と、前記中子本体3の軸心方向両側に配される一対の側板6L、6Uとを具える。
前記中子本体3は、前記成形面2を有する主部3Aの半径方向内側に、半径方向内方に向かって軸心方向外側に傾斜するテーパ面7を有して軸心方向外側に膨出する膨出部3Bを具えるとともに、前記中子本体3の内部には、この中子本体3と同心をなす凹部8が形成される。本例では、加硫加熱用の熱媒体であるスチームが前記コア5に設けた流路(図示しない。)を通って前記凹部8内に供給される場合が示されるが、例えば電気ヒータ等の加硫加熱用の熱源を凹部8内に収容することもできる。又この凹部8は、中子本体3を分解してタイヤTから釣り下げて取り出す際の引っ掛け部としても使用される。
又前記中子本体3は、図2、3に示すように、タイヤ周方向に分割された複数の中子セグメント9からなるとともに、この中子セグメント9は、周方向両端の分割面9Sを、半径方向内方に向かって周方向巾が減じる向きに傾斜させた第1の中子セグメント9Aと、前記第1の中子セグメント9Aとは周方向に交互に配され、かつ周方向両端の分割面9Sを、半径方向内方に向かって周方向巾が増す向きに傾斜させた第2の中子セグメント9Bとから構成される。これにより中子セグメント9は、第2の中子セグメント9Bを半径方向内側に移動させることができ、又それに伴って第1の中子セグメント9Aも半径方向内側に順次移動させることができる。又中子本体3では、図7、8に示すように、第2の中子セグメント9Bから順次半径方向内方に一つずつ移動させて、タイヤTの内腔THから順次取り出すことができる。
次に、前記コア5は円筒状をなし、前記中子本体3の中心孔3Hに内挿されることにより、各中子セグメント9の半径方向内側への移動を阻止することができる。そしてこのコア5の軸心方向の一方側の端部は、軸心方向一方側の側板6Lの内側面に固定されている。本例では、前記側板6Lとコア5とがボルト10(図1に示す。)を用いて固定される場合が示されている。しかし、前記剛性中子1を分解してタイヤTから取り出す際、前記一方側の側板6Lとコア5との間は分解する必要がなく、従って、このボルト固定は、剛性中子の分解組み立て作業には何ら影響を与えるものではない。従ってこの側板6Lとコア5とは、例えば溶接などによって固定することもできる。
又前記一方側の側板6Lは、円盤状の基板部11Aと、その周方向外縁に設けられかつ前記中子本体3のテーパ面7と当接するフランジ部11Bとを有する側板本体11を具えるとともに、前記基板部11Aの外側面には、軸心方向外側に突出する支持軸部12が同心に設けられる。なお前記フランジ部11Bは、前記テーパ面7と同傾斜をなし、これにより側板6Lと中子本体3とを同心に位置合わせしうるとともに、このフランジ部11Bとコア5との間で、前記中子本体3の前記膨出部3Bを挟み込んで保持しうる。
又前記コア5は、その中心孔5Hの軸心方向他方側に、内ネジ部13を具えるとともに、コア5の外周面には、軸心方向に連続してのびる蟻溝14又は蟻ほぞ15の一方からなる第1の蟻継ぎ部16が形成される。又各前記中子セグメント9の内周面には、軸心方向にのびかつ前記第1の蟻継ぎ部16に係合する蟻溝14又は蟻ほぞ15の他方からなる第2の蟻継ぎ部17が形成される。本例では、第1の蟻継ぎ部16として蟻溝14が形成され、かつ第2の蟻継ぎ部17として蟻ほぞ15が形成される場合が示されるが、逆に第1の蟻継ぎ部16として蟻ほぞ15が形成され、かつ第2の蟻継ぎ部17として蟻溝14が形成されても良い。図4に拡大して示すように、前記蟻溝14および蟻ほぞ15は、周知の如く、両側面が溝底及びほぞ先に向かって巾を増す向きに傾斜する断面略台形状をなし、一方他方が互いに填り合うことにより軸心方向にのみ相対移動可能に連結される。
次に、軸心方向他方側の側板6Uは、円盤状の基板部20Aと、その周方向外縁に設けられかつ前記中子本体3のテーパ面7と当接するフランジ部20Bとを有する側板本体20を具えるとともに、前記基板部20Aの外側面には、軸心方向外側に突出する支持軸部21が同心に設けられる。本例では、前記基板部20A及び支持軸部21は、前記軸心方向一方側の側板6Lにおける前記基板部11A及び支持軸部12と同構成で形成されている。
そして前記基板部20Aの内側面には、前記コア5の中心孔5Hに設ける内ネジ部13に螺入しうるボス部22が同心に突設される。従って、このボス部22と前記内ネジ部13とにより、前記他方側の側板6Uを、コア5に着脱自在に取り付けできる。又取り付け時、前記側板6Lと同様に、前記フランジ部20Bが、側板6Uと中子本体3とを同心に位置合わせするとともに、このフランジ部20Bとコア5との間で、前記中子本体3の前記膨出部3Bを挟み込んで保持しうる。
本例では、前記他方側の側板6Uを着脱するために、前記他方側の側板6Uの支持軸部21には、モータ駆動される回転軸23が、連結手段24を介して連結される。なお前記一方側の側板6Lの支持軸部12と前記保持軸4とも、本例では連結手段24を介して連結されている。なお以下に前記保持軸4及び回転軸23を総称して、接続軸25と呼ぶ。
前記連結手段24は、本例では、ボールロック機構を有する。具体的には、図5に示すように、前記連結手段24は、前記支持軸部12、21の各外端部に同心に凹設されかつ内周面に周溝26Aを設けた連結孔部26、前記接続軸25の外端部に同心に突設されかつ前記連結孔部26に挿入される連結筒部27、および前記連結孔部26と連結筒部27との間をロックするボールロック手段28を具える。
前記ボールロック手段28は、前記連結筒部27に周方向に分散配置されかつ半径方向内外に貫通する複数の貫通孔29に保持される剛性ボール30と、前記接続軸25内に設けるシリンダ室31内に収納され、かつこのシリンダ室31への圧縮空気の給排によって前記シリンダ室31内で軸心方向内外に移動しうるピストン片33と、前記連結筒部27の中心孔27H内に配されかつ前記ピストン片33と一体移動可能に連結されるプランジャ34とを具える。
前記プランジャ34は、前記ピストン片33により前記連結筒部27の中心孔27H内で軸心方向外側に移動しうる。そしてこの移動によって、プランジャ34の外周面が、各前記剛性ボール30と当接して半径方向外側に押し上げ、各剛性ボール30を前記周溝26Aに押し付けてロックさせうる。又前記プランジャ34は、前記ピストン片33により前記連結筒部27の中心孔27H内で軸心方向内側に移動でき、これにより前記剛性ボール30の半径方向外側への押し上げを解除させ、前記連結孔部26と連結筒部27との間のロックを解除させる。なおプランジャ34の外周面は、軸心方向外側に向かって先細状となるコーン面を有する。
又前記支持軸部12、21の外端面には、廻り止め用のキー溝又はキー状突起の一方からなる係止部36(図3に示す。)が形成されるとともに、接続軸25の外端面には、前記キー溝又はキー状突起の他方からなり前記係止部36に係合する係合部(図示しない)が形成される。
次に、本実施形態の剛性中子1の、空気入りタイヤTからの取り出し、再組み立てを説明する。
図1は、前述した如く、加硫金型から取り出された空気入りタイヤ付きの剛性中子1が、保持軸4上に移載された状態を示す。そして、その上方から回転軸23を下降させ、図6(A)、(B)に示すように、この回転軸23とその下方に位置する側板6Uの支持軸部21とを前記連結手段24を用いてワンタッチで連結させる。しかる後、前記回転軸23を回転させることで、剛性中子1から一方側の側板6Uを取り外すことができる。なお取り外された側板6Uは、連結手段24に保持されたまま前記回転軸23とともに他所に移送される。
又下方からは環状の中子本体受け40が上昇し、前記中子本体3を下方から支えた後、図6(C)に示すように、前記保持軸4が他方側の側板6Lとともに下降する。これにより、剛性中子1から側板6Lとコア5とが一体に取り外される。なお取り外された側板6Lとコア5とは、連結手段24に保持されたまま保持軸4とともに組み立て場所K(図7に示す。)に移送される。
その後、図7、8に示すように、例えばロボットアームに取り付く保持治具41を用い、前記中子本体受け40上に保持された中子本体3から、中子セグメント9を1つずつ取り出すとともに、取り出された中子セグメント9は、前記組み立て場所Kに移送されて、前記コア5の周囲に順次取り付けられる。本例では、前記保持治具41はフック状をなし、前記凹部8に引っ掛けて各中子セグメント9を半径方向内側に移動させた後、その中子セグメント9を釣り下げて組み立て場所Kまで移送する。なお中子セグメント9の取り出し、及び組み立て場所Kでの再組み立ては、前述の如く、前記第2の中子セグメント9Bから1つずつ行われ、全ての第2の中子セグメント9Bが取り出された後、前記第1の中子セグメント9Aが1つずつ取り出される。
そして、全ての第1、第2の中子セグメント9A、9Bがコア5の周囲に装着された後、図9に示すように、このコア5上に、前記側板6Uを保持した回転軸23を下降させ、かつ回転させることで、コア5に側板6Uのボス部22を螺入させ、剛性中子1を再組み立てることができる。
ここで、前記コア5及び各中子セグメント9に、それぞれ第1、第2の蟻継ぎ部16、17が形成されるため、各中子セグメント9を、前記第1の蟻継ぎ部16によって案内しながらコアの周囲に順次配置させることができる。しかも第1、第2の蟻継ぎ部16、17が互いに係合するため、中子セグメント9の位置ズレを防止でき高精度かつ安定して組み立てることができる。
又他方側の側板6Uには、前記コア5に螺着しうるボス部22が突設されるため、このボス部22の螺着により前記側板6L、6U間で中子本体3を狭持して各中子セグメント9の軸心方向への移動を阻止きる。従って、前記第1、第2の蟻継ぎ部16、17間の係合と、前記コア5による中子セグメント9の半径方向内側への移動阻止と、前記側板6L、6U間の狭持による中子セグメント9の軸心方向への移動阻止とによって、組み立てた中子セグメント9、9間を固定でき、中子本体3を高精度のまま維持することができる。しかも、剛性中子1は、ボルトを用いることなく一つの螺合結合のみで固定されるため、組み立て作業効率、および分解作業効率を大幅に高めることができ、又この組み立て、分解の自動化を達成することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 剛性中子
2 成形面
3 中子本体
3H 中心孔
5 コア
5H 中心孔
6L、6U 側板
9 中子セグメント
9A 第1の中子セグメント
9B 第2の中子セグメント
9S 分割面
13 内ネジ部
14 蟻溝
15 蟻ほぞ
16 第1の蟻継ぎ部
17 第2の蟻継ぎ部
12 支持軸部
21 支持軸部
22 ボス部
36 係止部
T 空気入りタイヤ
Ts 内腔面

Claims (6)

  1. 空気入りタイヤの内腔面を成形する成形面を外表面に設けた円環状の中子本体を具える剛性中子であって、
    タイヤ周方向に分割されかつ半径方向内側に移動可能な複数の中子セグメントからなる前記中子本体と、
    この中子本体の中心孔に内挿されて各中子セグメントの半径方向内側への移動を阻止する円筒状のコアと、
    前記中子本体の軸心方向両側に配され、内側面間で前記中子本体を挟んで保持することにより各中子セグメントの軸心方向への移動を阻止する一対の側板とを具え、
    しかも前記コアの外周面に、軸心方向と平行にのびる蟻溝又は蟻ほぞの一方からなる第1の蟻継ぎ部が形成され、かつ各中子セグメントの内周面に、軸心方向と平行にのびかつ前記第1の蟻継ぎ部に係合する蟻溝又は蟻ほぞの他方からなる第2の蟻継ぎ部が形成されるとともに、
    軸心方向一方側の側板は、前記コアの一方側の端部が固定され、かつ軸心方向他方側の側板は、この側板の内側面に、前記コアの中心孔に設ける内ネジ部に螺入しうるボス部を突設することにより、前記コアの他方側の端部とは着脱自在としたことを特徴とする剛性中子。
  2. 前記中子セグメントは、周方向両端の分割面を、半径方向内方に向かって周方向巾が減じる向きに傾斜させた第1の中子セグメントと、前記第1の中子セグメントとは周方向に交互に配され、かつ周方向両端の分割面を、半径方向内方に向かって周方向巾が増す向きに傾斜させた第2の中子セグメントとから構成されることにより、半径方向内側に移動可能としたことを特徴とする請求項1記載の剛性中子。
  3. 前記軸心方向一方側、他方側の側板は、それぞれ軸心方向外側に突出する支持軸部を具えることを特徴とする請求項1又は2記載の剛性中子。
  4. 前記支持軸部は、その端面に、廻り止め用のキー溝又はキー状突起からなる係止部が形成されることを特徴とする請求項3記載の剛性中子。
  5. 前記第1の蟻継ぎ部は、前記コアの軸心方向の全長さでのびている請求項1乃至4のいずれかに記載の剛性中子。
  6. 請求項3又は4に記載された剛性中子の外側に空気入りタイヤが加硫成形された空気入りタイヤ付きの剛性中子から、前記剛性中子を取り出すための方法であって、
    前記空気入りタイヤ付きの剛性中子を、そのタイヤ回転軸を垂直とし、その下側に位置する前記一方側の側板の前記支持軸部を保持軸上に移載する工程と、
    前記空気入りタイヤ付きの剛性中子の上方から回転軸を下降させ、その下方に位置する前記他方側の側板の前記支持軸部に連結させる工程と、
    前記回転軸を回転させることで、前記剛性中子から前記他方側の側板を取り外す工程と、
    下方から環状の中子本体受けを上昇させて、前記中子本体を下方から支える工程と、
    前記保持軸が前記一方側の側板とともに下降して、前記剛性中子から、前記一方側の側板と前記コアとを一体に取り外す工程と、
    前記中子本体受け上に保持された中子本体から、中子セグメントを取り出す工程とを含むことを特徴とする空気入りタイヤからの剛性中子の取り出し方法。
JP2011139747A 2011-06-23 2011-06-23 剛性中子 Active JP5662882B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011139747A JP5662882B2 (ja) 2011-06-23 2011-06-23 剛性中子
BR112013033099-6A BR112013033099B1 (pt) 2011-06-23 2012-05-18 núcleo rígido
CN201280030987.0A CN103619570B (zh) 2011-06-23 2012-05-18 刚性芯
PCT/JP2012/062802 WO2012176564A1 (ja) 2011-06-23 2012-05-18 剛性中子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011139747A JP5662882B2 (ja) 2011-06-23 2011-06-23 剛性中子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013006326A JP2013006326A (ja) 2013-01-10
JP5662882B2 true JP5662882B2 (ja) 2015-02-04

Family

ID=47422408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011139747A Active JP5662882B2 (ja) 2011-06-23 2011-06-23 剛性中子

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5662882B2 (ja)
CN (1) CN103619570B (ja)
BR (1) BR112013033099B1 (ja)
WO (1) WO2012176564A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105711057A (zh) * 2016-03-24 2016-06-29 中山市悦辰科技实业有限公司 一种弧形管专用成型模具

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103942A (en) * 1979-02-01 1980-08-08 Bridgestone Corp Forming drum for tyre
JPS56162631A (en) * 1980-05-02 1981-12-14 Sumitomo Rubber Ind Ltd Tire molding drum
JPS6439106U (ja) * 1987-09-03 1989-03-08
JPH07106583B2 (ja) * 1991-09-03 1995-11-15 株式会社コパル アンダーカット部を有する射出成形金型
JP2671287B2 (ja) * 1993-02-04 1997-10-29 泰太郎 藤井 タイヤ
JP2603913Y2 (ja) * 1993-08-23 2000-04-04 株式会社ブリヂストン タイヤ成形ドラム
US7621308B2 (en) * 2005-12-02 2009-11-24 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire building core latching and transport mechanism
JP2008213289A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Bridgestone Corp タイヤ製造用内型および該内型を用いたタイヤ製造方法
CN201275882Y (zh) * 2008-09-29 2009-07-22 中橡集团曙光橡胶工业研究设计院 燕尾槽式鼓芯结构的成型机头

Also Published As

Publication number Publication date
BR112013033099B1 (pt) 2020-12-22
WO2012176564A1 (ja) 2012-12-27
BR112013033099A2 (pt) 2017-01-24
CN103619570B (zh) 2016-04-13
JP2013006326A (ja) 2013-01-10
CN103619570A (zh) 2014-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5113861B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法、及びそれに用いる剛性中子
EP3233455B1 (en) Apparatus for molding non-pneumatic wheels
US9592645B2 (en) Tire vulcanization forming mold
JP5432955B2 (ja) 剛性中子
JP5662882B2 (ja) 剛性中子
EP1932645A1 (en) Tire vulcanizer
US10099442B2 (en) Tire mold and tire curing apparatus
JP5261541B2 (ja) 剛性中子
JP5364124B2 (ja) 剛性中子の保持構造
JP5492149B2 (ja) 剛性中子、及びそれを用いたタイヤの製造方法
KR100888277B1 (ko) 코어 드럼 및 코어 드럼 조립 분해 장치
US20080152742A1 (en) Three piece tire mold
JP5837772B2 (ja) 加硫モールドの分解組立装置および、それの使用方法
JP5662883B2 (ja) 剛性中子
US10449741B2 (en) Rigid core mold removal device and tire manufacturing method
JP6693265B2 (ja) タイヤ形成用の剛性中子
WO2004101250A1 (ja) タイヤ加硫機におけるモールド着脱装置
JP6809016B2 (ja) タイヤ用金型の保持治具およびタイヤ用金型のコンテナへの組込み方法
JP7028047B2 (ja) タイヤ加硫用ブラダ組立体の取付方法
JP2020142459A (ja) タイヤ加硫金型
JP7410702B2 (ja) タイヤ加硫用金型
JP7035768B2 (ja) タイヤ加硫用ブラダ組立体
RU2417882C1 (ru) Способ формования и вулканизации баллона шинно-пневматической муфты и пресс-форма для его осуществления
WO2019224969A1 (ja) タイヤ加硫金型装置
JP2014117852A (ja) 交換治具

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140916

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5662882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250