JP5087916B2 - エンジンのバランサ装置 - Google Patents

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本発明は、エンジンのバランサ装置、特に、オイルパン内にバランサユニットを配置するとともに、バランサユニットに連接してオイルポンプユニットを配置し、バランサユニットのハウジング底部にストレーナ取付け部を形成するエンジンのバランサ装置に関するものである。
エンジンの振動抑制のためのバランサユニットをエンジン本体側のブロックからオイルパン内に吊下げて、油面の下にほぼ完全に浸かるように配置するとともに、バランサユニットに連接してオイルパン内にオイルポンプユニットを配置するものにおいて、バランサハウジングを軸受面を半割りにして上下2分割したアッパハウジングとロアハウジングとで構成し、ロアハウジングの底部に下向きにストレーナ取付け部を一体形成したものであって、ストレーナ取付け部が平面視にてロアハウジングの軸受壁部と重なる配置で設けられるとともに、少なくとも一部がストレーナ取付け部と重なる配置で軸受壁部の下方位置に軸受壁部と交差する方向にオイルポンプの吸入チャンバに連通する吸入通路が形成されたものが従来から知られている(例えば、特許文献1参照。)。
オイルパン内にバランサユニットとオイルポンプユニットを連接状態で配置するについては、ストレーナ取付け部をバランスハウジングに設けることが好都合であり、特に、車両が傾いたり、旋回したり、前進あるいは停止するときの油面変動に対して一番有利なオイルストレーナの位置というのは、通常、エンジンの中心あたりで、且つ、オイルパンの底壁に近いところであって、そのため、オイルパン内に吊下げられるバランサハウジングの底部に下向きに延ばしてストレーナ取付け部を形成し、そこにオイルストレーナを取り付けるのが好適である。そして、そのようにストレーナ取付け部をエンジン中心に近いバランサハウジングのロアハウジング底部に形成する場合、ストレーナ取付け部は平面視にてロアハウジングの軸受壁部と重なる配置となる場合ある。また、オイルポンプの吸入チャンバに連通する吸入通路は、ストレーナ取付け部と一部重なる配置で軸受壁部と交差する方向に形成することとなる。
一方、アッパハウジングとロアハウジングからなる上下2分割構成のバランスハウジングは、アッパハウジングとロアハウジングとを締結するのに、肉厚で比較的剛性が高いことから、軸受壁部に締結用点を設けるのが有利である。
しかし、ストレーナ取付け部がロアハウジングの軸受壁部に重なる配置となる場合に、ストレーナ取付け部と一部重なる配置で軸受壁部と交差する方向に形成するオイルの吸入通路は、軸受壁部に設けられるハウジング締結ボルト用のネジ孔ボス部によって制約を受け、オイル吸い込み抵抗が増大し、また、レイアウトの自由度が小さくなる恐れがある。
特開2003−201912号公報
したがって、オイルパン内にバランサユニットを配置するとともに、バランサユニットに連接してオイルポンプユニットを配置し、バランサユニットのハウジング底部に軸受壁部と重なる配置でストレーナ取付け部を形成するエンジンのバランサ装置において、軸受壁部に設けられるハウジング締結ボルト用のネジ孔ボス部によってオイルの吸入通路が制約を受けるのを防止し、オイル吸い込み抵抗を増大させることなくレイアウトの自由度を高めることが課題である。
本発明のエンジンのバランサ装置は、車両に搭載されるエンジンのオイルパン内に、クランク軸と平行な配置でバランサシャフトをバランサハウジングに回転自在に支持するバランサユニットを配置するとともに該バランサユニットに連接して前記オイルパン内のオイルを汲み上げて送油するオイルポンプを備えたオイルポンプユニットを配置し、バランサハウジングをバランサシャフトの軸方向の少なくとも2個所に設けられたジャーナル部を支持する上下各一対の半割りの軸受面を備えた軸受壁部を有する上下2分割されたアッパハウジングとロアハウジングとで構成し、ロアハウジングの底部の平面視にて軸受壁部の一つと重なる位置に下向きに所定長さ延ばして断面略円形のオイルストレーナ取付け用のストレーナ取付け部を形成したエンジンのバランサ装置において、ストレーナ取付け部が、オイルポンプユニットを連接した側の軸受壁部と平面視にて重なる位置に形成され、ロアハウジングの平面視にて前記ストレーナ取付け部が重なる前記オイルポンプユニットを連接した側の軸受壁部の平面視にてストレーナ取付け部で囲まれた位置にアッパハウジングとロアハウジングを締結するハウジング締結ボルト用のネジ孔を有するネジ孔ボス部が設けられるとともに、ロアハウジングの、オイルポンプユニットを連接した側の軸受壁部の下方位置に、平面視にて少なくとも一部がストレーナ取付け部と重なる配置で該軸受壁部と交差する方向にオイルポンプの吸入チャンバに連通する吸入通路が形成され、ストレーナ取付け部に取り付けられるオイルストレーナに吸い口が形成され、平面視にて前記ストレーナ取付け部で囲まれた位置に設けられたネジ孔ボス部が、平面視にて前記吸い口と前記吸入通路との間に位置し、平面視にて前記ストレーナ取付け部で囲まれた位置に設けられたネジ孔ボス部のネジ孔が貫通孔で形成され、ハウジング締結ボルトがアッパハウジング側から締結されていることを特徴とする。
このように、平面視にてストレーナ取付け部がロアハウジングの軸受壁部と重なり、その軸受壁部の下方にオイルの吸入通路が形成されるものにおいて、この軸受壁部に設けるハウジング締結ボルト用のロアハウジング側のネジ孔ボス部のネジ孔を貫通孔とし、ハウジング締結ボルトをアッパハウジング側から締結するよう構成することでオイルの吸入通路が制約を受けないようにし、また、オイルストレーナによる吸い込みの空間部の高さを稼ぐことができ、オイル吸い込み抵抗を増大させることなくレイアウトの自由度を高めることができる。
本発明の上記エンジンのバランサ装置において、オイルストレーナは、平面視にて吸い口がネジ孔ボス部と重なる配置取付けられるものであってよい。
その場合でもオイルストレーナによる吸い込みの空間部の高さを稼ぐことができ、オイル吸い込み抵抗を増大させることなくレイアウトの自由度を高めることができる。
また、本発明の上記エンジンのバランサ装置は、ストレーナ取付け部がバランサシャフトのアンバランスマス部を収容する円弧状に下方に膨らんだアンバランスマス収容壁部に平面視にて一部重なる位置に配置されるとともに、ストレーナ取付け部が重なる軸受壁部がアンバランスマス収容壁部に隣接して位置し、ストレーナ取付け部にはメッシュ状のストレーナ本体を有するオイルストレーナが、平面視にてストレーナ本体の一部がアンバランスマス収容壁部に重なるとともに垂直断面視にてアンバランスマス収容壁部に一部接近する配置で取付けられるものとするのがよい。
こうすることで、冷間時にオイル粘度が高くなり、ストレーナ本体のメッシュを通過する際の粘性抵抗が大きくなって、ストレーナ本体が変形しそうになっても、ストレーナ本体は一部がアンバランスマス収容壁部に当たって支えられ正常に機能する。
このように、本発明のエンジンのバランサ装置によれば、ロアハウジングの軸受壁部に設けるハウジング締結ボルト用のロアハウジング側のネジ孔ボス部のネジ孔を貫通孔とし、ハウジング締結ボルトをアッパハウジング側から締結するよう構成することでオイルの吸入通路が制約を受けないようにし、また、オイルストレーナによる吸い込みの空間部の高さを稼ぐことができ、平面視にて吸い口がネジ孔ボス部と重なる配置でストレーナが取付けられるものであってもオイルストレーナによる吸い込みの空間部の高さを稼ぐことができ、オイル吸い込み抵抗を増大させることなくレイアウトの自由度を高めることができる。
また、メッシュ状のストレーナ本体の一部がアンバランスマス収容壁部に重なるとともに垂直断面視にてアンバランスマス収容壁部に一部接近する配置で取付けられるものとすることで、冷間時にオイル粘度が高くなり、ストレーナ本体のメッシュを通過する際の粘性抵抗が大きくなって、ストレーナ本体が変形しそうになっても、ストレーナ本体は一部がアンバランスマス収容壁部に当たって支えられ正常に機能するようにできる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図11は本発明の実施形態の一例を示している。図1は、エンジンの下部正面図、図2はバランサ装置の配置をオイルパンアッパー底面視にて示す説明図、図3はバランサ装置の配置を図2のA−A断面にて示す説明図、図4はバランサ装置の配置を図2のB−B断面にて示す説明図、図5はオイルストレーナ取付け構造を図3のC部拡大視にて実線で示す説明図、図6はバランサ装置をバランサユニットとオイルポンプユニットに分解して示す分解図、図7はバランサユニットの分解図、図8はバランサユニットのロアハウジングの底面図、図9はバランサユニットのロアハウジングの側面図、図10は図8のD−D断面図、図11は図8のE−E断面図である。
この実施形態は、クランク軸を車幅方向に向けた横置きの配置で車両に搭載される横置きエンジンのバランサ装置に関するものである。図1に示すように、この実施形態のエンジン1は、シリンダブロック2(アッパブロック)の下端にオイルパンアッパーを兼ねるロアブロック3が配置され、ロアブロック3(オイルパンアッパー)と板金製のオイルパンロア4とでオイルパン5が構成されている。そして、オイルパン内5には後述のように左右のバランサシャフトを備えたバランサユニットを有するバランサ装置が配置され、クランクシャフトの前端に固定されたスプロケット6と正面視右側のバランサシャフトの前端に固定されたスプロケット7との間にチェーン8が掛け渡されて、クランクシャフトの回転によりバランサ装置が回転駆動されるようになっている。
オイルパン5内には、図2〜図4に示すように、エンジン振動を低減するためのバランサユニット8と、オイルパン内のオイルを汲み上げて送油するオイルポンプを備えたオイルポンプユニット9とを連接してなるバランサ装置10が配置されている。バランサユニット8とオイルポンプユニット9は、図6に示すように、オイルポンプユニット9側から複数本の締結ボルト11で相互に締結される。
バランサユニット8は、図7に示すように、左右一対となる長短2本のバランサシャフト12,13を備え、これら左右のバランサシャフト12,13を、クランク軸と平行な配置で、アッパハウジング14とロアハウジング15とからなる上下2分割構造のバランサハウジング16により回転自在に支持している。
左右のバランサシャフト12,13は、各軸方向の2個所に左右に並ぶ配置でジャーナル部17,18;19,20を有している。また、左側となる長い方のバランサシャフト12には、その長く突き出た前端部にもう1個所のジャーナル部21を有している。
アッパハウジング14とロアハウジング15は、左右バランサシャフト12,13の各ジャーナル部17〜21を支持する上下各一対の半割りの軸受面を備えた軸受壁部を有している。
そして、ロアハウジング15の底部には、図8〜図11に示すように、リヤ側の軸受壁部22と平面視(底面視)にて重なる位置に、平面視にてこの軸受壁部22に重なる配置で、下向きに所定長さ延ばして断面略円形のオイルストレーナ取付け用のストレーナ取付け部23が形成されている。
また、ロアハウジング15には、図8に示すように、各軸受壁部に、アッパハウジング14とロアハウジング15を締結するハウジング締結ボルト24用のネジ孔を有するネジ孔ボス部が各3個所(前端部の軸受壁部だけは2個所)設けられ、その内の、リヤ側の軸受壁部22の2個所のネジ孔ボス部25,26は、平面視(底面視)にてストレーナ取付け部23が重なる配置、より詳しくは、平面視にてストレーナ取付け部23で囲われる配置となっている。
また、ロアハウジング15には、図6、図8および図10に示すように、平面視(底面視)にて少なくとも一部がストレーナ取付け部23と重なる配置で、リヤ側の軸受壁部22の下方位置に該軸受壁部22と交差する略水平の方向に、オイルポンプユニット9のオイルポンプの吸入チャンバに連通する吸入通路27が形成されている。
ストレーナ取付け部23は、図7、図8および図11に示すように、バランサシャフト12,13のアンバランスマス部28,29を収容する円弧状に下方に膨らんだアンバランスマス収容壁部30,31に平面視にて一部重なる位置に配置され、ストレーナ取付け部23が重なるリヤ側の軸受壁部22は、アンバランスマス収容壁部30,31に隣接して位置している。
そして、図8および図11に示すように、リヤ側の軸受壁部22の、平面視(底面視)にてストレーナ取付け部23に重なる2個所のネジ孔ボス部25,26のネジ孔32,33は、貫通孔とされている。そして、図7に示すように、ハウジング締結ボルト24はアッパハウジング側から締結される。
ストレーナ取付け部23には、図5に示すように、メッシュ状のストレーナ本体34(メッシュ板)と、吸い口となる開口35を有する板金製のストレーナカバー36とからなるオイルストレーナ37が取り付けられる。オイルストレーナ37は、図5および図8に示すように、平面視にてストレーナ本体34の一部がアンバランスマス収容壁部30,31に重なるとともに、垂直断面視にてアンバランスマス収容壁部30,31に小さな隙間sができる格好で一部接近し、平面視にて吸い口となる板金製のストレーナカバー36の開口35と吸入通路27との間にネジ孔ボス部25,26が位置し、特に中央1個所のネジ孔ボス部26が開口35と重なる配置で取付けられる。
オイルストレーナ37は、ストレーナ本体34(メッシュ板)を先にストレーナ取付け部23の奥の環状座面38に当てて、その後、ストレーナカバー36をリテーナ取付け部23に圧入する。ストレーナ本体34はメッシュを通過する際のオイルの粘性抵抗で奥に引き込まれようとすると、一部がアンバランスマス収容壁部30,31に当たり、それ以上は奥に引き込まれない。
また、ロアハウジング15には、図8、図9および図11に示すように、ストレーナ取付け部23より車両前方側(図8において上方側)となり、平面視(底面視)にてリヤ側(エンジンリヤ側)の軸受壁部22に一部重なる位置に、ストレーナ取付け部23を一部円弧状に囲み、下端がストレーナ取付け部23の下端より下方(略同じ高さでもよい)となるよう、ストレーナ取付け部保護用のプロテクタ部39が形成されている。
プロテクタ部39は、ストレーナ取付け部23の車両前方側(図8において上方側)となる部分が他の部分より肉厚に形成され、その肉厚部分を利用してストレーナ取付け部23と一体に形成されたもので、プロテクタ部39とストレーナ取付け部23とが下端側で離れるように、肉厚部分の下端に溝部40が形成されている。このようなプロテクタ部39が設けられていることで、悪路走行等でオイルパン5の底壁(オイルパンロア4の底部)に外力がかかったときにオイルストレーナ取付け部23が前方斜め下方から受ける衝撃荷重が緩和され、ストレーナ取付け部23の損傷が防止されて、オイルの正常な吸い込みが確保される
以上、実施形態の一例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他、様々な形態で実施することができる。
本発明の実施形態のエンジンの下部正面図である。 本発明の実施形態におけるバランサ装置の配置をオイルパンアッパー底面視にて示す説明図である。 本発明の実施形態におけるバランサ装置の配置を図2のA−A断面にて示す説明図である。 本発明の実施形態におけるバランサ装置の配置を図2のB−B断面にて示す説明図である。 本発明の実施形態におけるオイルストレーナ取付け構造を図3のC部拡大視にて実線で示す説明図である。 本発明の実施形態におけるバランサ装置をバランサユニットとオイルポンプユニットに分解して示す分解図である。 本発明の実施形態におけるバランサユニットの分解図である。 本発明の実施形態におけるバランサユニットのロアハウジングの底面図である。 本発明の実施形態におけるバランサユニットのロアハウジングの側面図である。 図8のD−D断面図である。 図8のE−E断面図である。
符号の説明
1 エンジン
2 シリンダブロック(アッパブロック)
3 ロアブロック(オイルパンアッパー)
4 オイルパンロア
5 オイルパン
8 バランサユニット
9 オイルポンプユニット
10 バランサ装置
11 締結ボルト
12、13 バランサシャフト
14 アッパハウジング
15 ロアハウジング
16 バランサハウジング
17、18、19、20、21 ジャーナル部
22 リヤ側の軸受壁部
23 ストレーナ取付け部
24 ハウジング締結ボルト
25、26 ネジ孔ボス部
27 吸入通路
28、29 アンバランスマス部
30、31 アンバランスマス収容壁部
32、33 ネジ孔
34 ストレーナ本体(メッシュ板)
35 開口(吸い口)
36 ストレーナカバー
37 オイルストレーナ
38 環状座面

Claims (3)

  1. 車両に搭載されるエンジンのオイルパン内に、クランク軸と平行な配置でバランサシャフトをバランサハウジングに回転自在に支持するバランサユニットを配置するとともに該バランサユニットに連接して前記オイルパン内のオイルを汲み上げて送油するオイルポンプを備えたオイルポンプユニットを配置し、前記バランサハウジングを前記バランサシャフトの軸方向の少なくとも2個所に設けられたジャーナル部を支持する上下各一対の半割りの軸受面を備えた軸受壁部を有する上下2分割されたアッパハウジングとロアハウジングとで構成し、前記ロアハウジングの底部の平面視にて軸受壁部の一つと重なる位置に下向きに所定長さ延ばして断面略円形のオイルストレーナ取付け用のストレーナ取付け部を形成したエンジンのバランサ装置において、
    前記ストレーナ取付け部が、前記オイルポンプユニットを連接した側の軸受壁部と平面視にて重なる位置に形成され、
    前記ロアハウジングの平面視にて前記ストレーナ取付け部が重なる前記オイルポンプユニットを連接した側の軸受壁部の平面視にて前記ストレーナ取付け部で囲まれた位置に前記アッパハウジングと前記ロアハウジングを締結するハウジング締結ボルト用のネジ孔を有するネジ孔ボス部が設けられるとともに、前記ロアハウジングの、前記オイルポンプユニットを連接した側の軸受壁部の下方位置に、平面視にて少なくとも一部が前記ストレーナ取付け部と重なる配置で該軸受壁部と交差する方向に前記オイルポンプの吸入チャンバに連通する吸入通路が形成され、
    前記ストレーナ取付け部に取り付けられるオイルストレーナに吸い口が形成され
    平面視にて前記ストレーナ取付け部で囲まれた位置に設けられた前記ネジ孔ボス部が、平面視にて前記吸い口と前記吸入通路との間に位置し、
    平面視にて前記ストレーナ取付け部で囲まれた位置に設けられた前記ネジ孔ボス部のネジ孔が貫通孔で形成され、前記ハウジング締結ボルトが前記アッパハウジング側から締結されていることを特徴とするエンジンのバランサ装置。
  2. 前記オイルストレーナは、平面視にて前記吸い口が前記ネジ孔ボス部と重なる配置取付けられることを特徴とする請求項1記載のエンジンのバランサ装置。
  3. 前記ストレーナ取付け部は前記バランサシャフトのアンバランスマス部を収容する円弧状に下方に膨らんだアンバランスマス収容壁部に平面視にて一部重なる位置に配置されるとともに、該ストレーナ取付け部が重なる前記軸受壁部が前記アンバランスマス収容壁部に隣接して位置し、前記ストレーナ取付け部にはメッシュ状のストレーナ本体を有するオイルストレーナが、平面視にて前記ストレーナ本体の一部が前記アンバランスマス収容壁部に重なるとともに垂直断面視にて該アンバランスマス収容壁部に一部接近する配置で取付けられることを特徴とする請求項1または2記載のエンジンのバランサ装置。
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