JP5087707B2 - ガスセンサ、ガスセンサのコンタクト部材、およびガスセンサのコンタクト部材用のセンサ素子保持部材 - Google Patents

ガスセンサ、ガスセンサのコンタクト部材、およびガスセンサのコンタクト部材用のセンサ素子保持部材 Download PDF

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Description

本発明は、センサ素子にて被測定ガス中の所定ガス成分の濃度を測定するガスセンサに関し、特に、センサ素子をコンタクト部材に保持固定する技術に関する。
従来より、被測定ガス中の所望のガス成分の濃度を知るために、各種の測定装置が用いられている。例えば、燃焼ガス等の被測定ガス中のNOx濃度を測定する装置として、ジルコニア(ZrO2)等の酸素イオン伝導性を有する固体電解質の層上にPt電極およびRh電極を形成したセンサ素子を有するガスセンサ(NOxセンサ)が公知である(例えば、特開2006−284223号公報(特許文献1)参照)。
このようなガスセンサのセンサ素子は、電圧の印加、検出信号の取り出し、およびヒーター部への電力の供給等のために、通常、表面に複数の電極端子を有している。また、ガスセンサは、センサ素子を挿嵌保持するハウジングを有するコンタクト部材を備える。コンタクト部材は、金属端子から成る複数の保持部材と、保持部材に接続され、センサ素子と外部との電気的導通を図る複数のリード線と、センサ素子が挿入される挿入口とを備えている。ガスセンサにおいては、センサ素子が挿入口に挿入された状態で、保持部材と電極端子とが接触するようにコンタクト部材がセンサ素子を保持することで、センサ素子と外部との電気的導通を得ている。例えば、保持部材に、センサ素子および電極端子との接触部として、センサ素子が挿入された状態で電極端子の側を向く複数の凸部を設けておき、外側からの付勢(コンタクト部材の締め付け)により該凸部に弾性変形を生じさせてセンサ素子の保持と導通の確保とを行うガスセンサがすでに公知である(例えば、特開2002−168824号公報(特許文献2)参照)。
特開2002−168824号公報(特許文献2)に開示されている態様にてセンサ素子の保持および電気的導通の確保を行う場合、外部からの付勢に伴う、電極端子との接触部となる凸部の弾性変形は、非接触時に比して電極端子との接触面積が増大する態様にて生じる。この場合、接触面積が大きくなるほど接触部における面圧が減少することや、接触部に不導体膜が形成されることなどにより、接点不良を生じやすいという問題がある。また、そもそも当該凸部は弾性領域(弾性変形による変形範囲)が小さいため、塑性変形が生じやすいという問題もある。塑性変形が生じてしまうと、弾性変形時よりも接触部における面圧が小さくなるため、やはり接点不良が生じやすくなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、コンタクト部材によるセンサ素子の保持とセンサ素子とコンタクト部材との電気的導通の確保とが安定的に行えるガスセンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様では、センサ素子と、前記センサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材と、を備えるガスセンサにおいて、前記コンタクト部材が、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を有する第1の当接部であり、前記第1の当接部の前記先端部分は、前記センサ素子と点接触または線接触しつつ前記センサ素子に対して弾性力を作用させる自由端部であるようにした。
本発明の第2の態様では、センサ素子と、前記センサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材と、を備えるガスセンサにおいて、前記コンタクト部材が、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、前記第1の当接部は前記センサ素子との接触状態に応じて弾性変形するように設けられてなるようにした。
本発明の第3の態様では、センサ素子と、前記センサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材と、を備えるガスセンサにおいて、前記コンタクト部材が、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、片持ち梁状に設けられてなり、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、前記第1の当接部の前記先端部分が前記センサ素子との接触状態に応じて変位するようにした。
本発明の第4の態様では、センサ素子と、前記センサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材と、を備えるガスセンサにおいて、前記コンタクト部材が、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する板バネとして設けられた第1の当接部であり、前記コンタクト部材は、前記板バネの復元力によって前記センサ素子を保持するようにした。
本発明の第5の態様では、第1ないし第4のいずれかの態様に係るガスセンサにおいて、前記センサ素子保持部材が導電性を有してなり、前記第1の当接部が前記複数の当接部のうちの一部であり、前記第1の当接部を接点として前記センサ素子保持部材と前記センサ素子とを電気的に導通させてなるようにした。
本発明の第6の態様では、第5の態様に係る記載のガスセンサにおいて、前記複数の当接部が2つの当接部であり、前記2つの当接部の一方である前記第1の当接部の方が、他方である第2の当接部よりも、前記挿入口の奥側に位置するようにした。
本発明の第7の態様では、ガスセンサ用のセンサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材において、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を有する第1の当接部であり、前記第1の当接部の前記先端部分は、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子と点接触または線接触しつつ前記センサ素子に対して弾性力を作用させる自由端部であるようにした。
本発明の第8の態様では、ガスセンサ用のセンサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材において、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、前記第1の当接部は前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子との接触状態に応じて弾性変形するように設けられてなるようにした。
本発明の第9の態様では、ガスセンサ用のセンサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材において、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、片持ち梁状に設けられてなり、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、前記第1の当接部の前記先端部分は前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子との接触状態に応じて変位するようにした。
本発明の第10の態様では、ガスセンサ用のセンサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材において、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する板バネとして設けられた第1の当接部であり、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において、前記コンタクト部材は、前記板バネの復元力によって前記センサ素子を保持するようにした。
本発明の第11の態様では、第7ないし第10の態様のいずれかに係るコンタクト部材において、前記センサ素子保持部材が導電性を有してなり、前記第1の当接部が前記複数の当接部のうちの一部であり、前記第1の当接部は、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態においては前記センサ素子保持部材と前記センサ素子とを電気的に導通させる接点となるようにした。
本発明の第12の態様では、第11の態様に係るコンタクト部材において、前記複数の当接部が2つの当接部であり、前記2つの当接部の一方である前記第1の当接部の方が、他方である第2の当接部よりも、前記挿入口の奥側に位置するようにした。
本発明の第13の態様では、ガスセンサ用のセンサ素子が挿嵌保持される挿入口を有するコンタクト部材に用いるセンサ素子保持部材において、前記センサ素子と接する複数の当接部を備え、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を有する第1の当接部であり、前記第1の当接部の前記先端部分は、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子と点接触または線接触しつつ前記センサ素子に対して弾性力を作用させる自由端部であるようにした。
本発明の第14の態様では、ガスセンサ用のセンサ素子が挿嵌保持される挿入口を有するコンタクト部材に用いるセンサ素子保持部材において、前記センサ素子と接する複数の当接部を備え、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、前記第1の当接部は、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子との接触状態に応じて弾性変形するように設けられてなるようにした。
本発明の第15の態様では、ガスセンサ用のセンサ素子が挿嵌保持される挿入口を有するコンタクト部材に用いるセンサ素子保持部材において、前記センサ素子と接する複数の当接部を備え、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、片持ち梁状に設けられてなり、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、前記第1の当接部の前記先端部分は、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子との接触状態に応じて変位するようにした。
本発明の第16の態様では、ガスセンサ用のセンサ素子が挿嵌保持される挿入口を有するコンタクト部材に用いるセンサ素子保持部材において、前記センサ素子と接する複数の当接部を備え、前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する板バネとして設けられた第1の当接部であり、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において、前記コンタクト部材は、前記板バネの復元力によって前記センサ素子を保持するようにした。
本発明の第1ないし第16の態様によれば、コンタクト部材によってセンサ素子をより安定的に保持することができる。
特に、本発明の第5、第6、第11、および第12の態様によれば、センサ素子と、ガスセンサに備わる電極端子との導通を、より安定的に得ることができる。
ガスセンサ100の組み立て時の様子を示す図である。 センサ素子1の外形を示す斜視図である。 挿入口23の側からみたコンタクト部材20を示す図である。 第1の実施の形態に係る保持部材21の上面図と側面図とを対応させて示す図である。 保持部材21が組み込まれたコンタクト部材20の挿入口23にセンサ素子1が挿入された状態を示す部分側断面図である。 保持部材21における、当接部34とセンサ素子1との接触態様を、従来のガスセンサが備える保持部材の場合と対比して示す側断面図である。 第2の実施の形態に係る保持部材121の上面図である。 第3の実施の形態に係る保持部材221の側面図である。 変形例に係る保持部材321における当接部334とセンサ素子1との接触態様を示す側断面図である。
<ガスセンサの概略構造>
はじめに、以降において詳述する本発明の各実施の形態に共通するガスセンサ100について説明する。
ガスセンサ100は、測定対象とするガス(被測定ガス)中の所定のガス成分(対象ガス成分)を検出し、さらにはその濃度を測定するためのものである。図1は、ガスセンサ100の組み立て時の様子を示す図である。図1(a)が組み立て前の様子を示し、図1(b)が、組み立て後の様子を示している。
ガスセンサ100は、ガスセンサ本体10とコンタクト部材20とが一体化された構造を有する。ガスセンサ本体10は、ガス検出部であるセンサ素子1と、センサ素子1を収容する収容部材2とを備える。一方、コンタクト部材20は、複数のセンサ素子保持部材(以下、単に保持部材と称する)21と、該保持部材21に接続されたリード線22と、保持部材21を介してセンサ素子1を挿入口23に挿嵌保持するハウジング24とを主として備える。
図1(b)に示すように、コンタクト部材20に備わるハウジング24の挿入口23にガスセンサ本体10に備わるセンサ素子1が挿入され、かつ、ハウジング24において保持部材21を介してセンサ素子1が保持されることで、ガスセンサ100は一体化されてなる。本実施の形態においては、このようにガスセンサ本体10とコンタクト部材20とを一体化させてガスセンサ100を得ることを、「ガスセンサ100を組み立てる」と称し、これを実現するための一連の処理動作を「ガスセンサ100の組み立て」などと称する。
図2は、センサ素子1の外形を示す斜視図である。センサ素子1は、それぞれがジルコニア(ZrO2)等の酸素イオン伝導性の固体電解質からなる複数の層が積層された構造を有する。また、センサ素子1の表裏面には、電圧の印加、検出信号の取り出しおよびヒーター部への電力の供給等のために、複数の電極端子1aを備える。なお、図2においては片面に4つの電極端子1aが設けられたセンサ素子1を図示している(裏面側の電極端子1aの図示は省略)が、これはあくまで例示であって、電極端子1aの個数は、センサ素子1の構造に応じて適宜に定められてよい。また、センサ素子1は、電極端子1aが設けられた側の先端面1sに、基準ガスを導入するガス導入口3を有し、他方端部には、図示しない被測定ガス導入口を備える。
係るセンサ素子1は、例えば、各層に対応するセラミックスグリーンシートに所定の加工および電極および配線パターン印刷などを行った後に、それらを積層して所定の大きさにカットし、得られた積層体を焼成することによって製造される。ガスセンサ100においては、センサ素子1に被測定ガスが導入された際に、内部に設けられた所定の電極間に被測定ガス中の対象ガス成分の存在量に応じた電流が流れることを利用して、対象ガス成分が検出される。
図3は、挿入口23の側からみたコンタクト部材20を示す図である。図3に示すように、ハウジング24は、互いに対向配置された一対のハウジング部材24aからなる。これらのハウジング部材24aは、略同一の断面形状を有しており、両者の間に挿入口23となる断面視矩形状の空間が形成されるように、互いに離間して設けられる。換言すれば、それぞれのハウジング部材24aは、内部に空間を有する、断面視矩形状のハウジングを、2分割した形状を有するものであるともいえる。また、それぞれのハウジング部材24aは、挿入口23の内部側から図面視上下方向へと向かう外力を受けることで、その先端部近傍(挿入口23の端部近傍)が所定範囲内で上方もしくは下方に偏位するように構成されてなる。ガスセンサ100の組み立て前の状態においては、2つのハウジング部材24aの端部に隙間24bが設けられる。
さらに、コンタクト部材20は、金属製材料からなり、筒状に形成された固定金具25と、センサ素子1の固定時に、固定金具25をセンサ素子1側へ付勢する押圧ばね26と、外周を加締めることにより押圧ばね26を圧縮変形させる加締めリング27と、内部にリード線22を気密に挿通する態様で形成されたグロメット28(図1)とをさらに備える。ここで固定金具25は、筒状のほか四角形等の多角形状であってもよい。
センサ素子1がハウジング24の挿入口23に挿入された状態で、加締めリング27が加締められ、これにより変形した押圧ばね26が固定金具25を付勢すると、固定金具25が図3の上下方向に圧縮変形を受ける。これによりハウジング24の挿入口23の間隔が狭められ、上下のハウジング部材24aに備わる保持部材21がそれぞれにセンサ素子1を付勢しつつ保持する状態が実現される。係る状態は、換言すれば、2つのハウジング部材24aに設けられた複数対の保持部材21によって、センサ素子1を2方向から挟持する状態であるともいえる。これにより、センサ素子1がコンタクト部材20に保持固定された状態が実現される。また、その際、保持部材21と電極端子1aとが接触するので、保持部材21に接続されたリード線22を介して、センサ素子1と外部との電気的導通が図られる。
<第1の実施の形態>
以降、本発明に係るガスセンサにおいて特徴的な構成要素である保持部材の、構造の詳細と、保持部材によるセンサ素子の保持態様および保持部材と電極端子との接触態様とについての、種々の実施の形態を、順次に説明する。
図4は、第1の実施の形態に係る保持部材21の上面図と側面図とを対応させて示す図である。図5は、保持部材21が組み込まれたコンタクト部材20の挿入口23にセンサ素子1が挿入された状態を示す部分側断面図である。なお、図5においては上下1対の保持部材21を通る断面を示しているが、実際には、コンタクト部材20は複数対の保持部材21を備える。例えば、図3に示したように、上下のハウジング部材24aに4つずつ、つまりは上下4対の保持部材21が備わるのがその一例である。以下の説明は、これら全ての保持部材21に該当する。
保持部材21は、図4および図5においては図面視左右方向に延在する長尺薄板状の(帯状ともいえる)基部30に沿って、第1掛着部31と、第2掛着部32と、圧着部33と、当接部34とを有する。保持部材21は、導電性金属の薄板を打ち抜きおよび曲げ加工することにより作製される。例えば、Niメッキを施したSUSなどによって作製することができる。
第1掛着部31と第2掛着部32とは、いずれも、コンタクト部材20の組み込み時に、保持部材21をハウジング部材24aに固定させる機能を有する。第1掛着部31は、保持部材21の一方端部(図4および図5においては左端部)に備わる、基部30から連続する側面視略C字型の部位である。一方、第2掛着部32は、基部30から垂直に(図4および図5においては上下方向に)突出した、側面視略U字型に折曲された先端部32aを有する部位である。
コンタクト部材20の組み込み時、第1掛着部31は、図5に示すようにハウジング部材24aの一方端部(図5における左端部)に備わる第1被掛着部241に掛着される。それゆえ、第1掛着部31と第1被掛着部241とは、係る掛着状態が良好に保持されるよう、互いの形状が定められてなる。すなわち、第1掛着部31は、第1被掛着部241の側断面形状に沿った形状を有するように加工されてなる。なお、図5に示すハウジング部材24aにおいては、第1被掛着部241が側断面視突起状に形成されているが、これは必須の態様ではない。これに代わり、ハウジング部材24aの端部全体が第1被掛着部241とされており、該端部に第1掛着部31が掛着される態様であってもよい。
一方、第2掛着部32は、図5に示すようにハウジング部材24aの一方面側から挿嵌され、先端部32aがその弾性力によってハウジング部材24aの反対面側に設けられた凹部である第2被掛着部242を付勢することよって掛着される。
このような態様にて第1掛着部31と第2掛着部32とがハウジング部材24aに掛着されることにより、保持部材21は基部30の当接面30aがハウジング部材24aに当接する態様にてハウジング部材24aに固定される。
圧着部33は、保持部材21の第1掛着部31とは反対側の端部(図5における右端部)に備わる、リード線22を保持部材21に接合固定するための部位である。圧着部33は、それぞれが基部30から連続するとともに基部30に垂直な平板である1対の圧着板33a、33bを備えている。コンタクト部材20の組み込み時には、グロメット28を嵌通させたリード線22の端部を圧着板33a、33bの間に介挿させた状態で、圧着板33a、33bの間に外力を加えて圧着板33a、33bをリード線22に圧着させることにより、リード線22が保持部材21と固定される。
当接部34は、コンタクト部材20にセンサ素子1が保持されるときにセンサ素子1と直接に接する部位である。また、当接部34は、センサ素子1に設けられた電極端子1aとの間で電気的導通を得る接点としても機能し得る。
当接部34は、基部30の一部に設けた上面視矩形状の切り込み部分を、先端部分34eが当接面30aとは反対側に突出する態様にて設けられてなる。すなわち、当接部34は、先端部分34eが自由端部となった片持ち梁状に設けられてなる。併せて、当接部34は、基部30の側を固定端とし、センサ素子1が固定される際にセンサ素子1に対して復元力(弾性力)を作用させる、板バネとして機能する。なお、確認的にいえば、先端部分34eは図4および図5においては点で表されているが、実際には、図面に垂直な方向に延在する線状の部位である。
図4および図5に示す場合においては、1つの保持部材21に2つの当接部34が設けられている。以下、挿入口23の端部から遠い側(挿入口23の奥側)の当接部34を第1当接部34aと称し、挿入口23の端部から近い側(挿入口23の手前側)の当接部34を第2当接部34bと称する。係る場合においては、2つの当接部34のうち、少なくとも第1当接部34aが、センサ素子1を保持する役割に加えて、センサ素子1の電極端子1aとの間で電気的導通を得る接点としての役割をも果たすように、センサ素子1における電極端子1aの形成態様と、保持部材21における当接部34の配置態様とが定められるのが好適な一例である。なお、さらに多くの当接部34を備える態様であってもよい。
図6は、本実施の形態に係るガスセンサ100が備える保持部材21における、当接部34とセンサ素子1との接触態様を、従来のガスセンサが備える保持部材の場合と対比して示す側断面図である。図6(a)が本実施の形態における接触態様を示しており、図6(b)は、凸状の当接部1034を有する従来の保持部材を用いた場合の接触態様を示している。いずれも、図中の矢印ARよりも左側がセンサ素子1の挿入時の様子を示し、右側がセンサ素子1の固定時の様子を示している。
本実施の形態に係るガスセンサ100においては、センサ素子1が挿入口23に挿入された後、加締めリング27が加締められることによってセンサ素子1がハウジング24に固定される。より具体的には、上下両側のハウジング部材24aに備わる保持部材21の当接部34から受ける弾性力(板バネの復元力)のバランスによって、センサ素子1が保持固定される。また、図6(a)に示すように、センサ素子1が挿入された後、保持固定されるまでの間、当接部34においてセンサ素子1と接するのは、自由端部である先端部分34eだけである。すなわち、先端部分34eとセンサ素子1とは、センサ素子1が挿入され、保持固定される間、略線接触の状態を保っている。別の見方をすれば、片持ち梁の自由端部に相当する先端部分34eが、センサ素子1との接触状態に応じて変位しているともいえる。
一方、図6(b)に示す従来のガスセンサの場合、当接部1034から弾性力を受けることでセンサ素子1が保持固定される点は本実施の形態と同様であるが、仮にセンサ素子1の挿入時に当接部1034がその頂点部1034aにおいてセンサ素子1の表面と線接触の状態にあったとしても、その後の固定時においては接触範囲が広がって面接触の状態となる。
一般に、接触部分の面積が小さいほど接触部分に作用する圧力(面圧)は大きくなるので、同じように加締めリング27を加締めた場合であっても、本実施の形態に係るガスセンサ100においては、従来よりも高い保持力にてセンサ素子1を保持できることになる。
また、電極端子1aの材質によっては、電極端子1aの保持部材との接触部分に、電極端子1aを構成する金属の表面酸化膜である不導体膜が形成されることがある。従来のように、接触部分における面圧が小さい場合、接触部分の位置ズレが生じやすいために、接触部分が変わるたびに当該部分において新たに不導体が形成されるため、結果として、接点不良が起こりやすくなる。これに対して、本実施の形態に係る保持部材21を用いた場合には、当接部34において安定的にセンサ素子1が保持されるために、このような不導体の形成は抑制される。従って、本実施の形態に係る保持部材21を用いることで、従来よりも接点不良の発生が低減される。
また、本実施の形態の場合、当接部34は基部30の側へと向かう変形を受けるのみであり、最大に変形したとしても当接部34は基部30と平行になるのみであるので、常に弾性領域(弾性変形による変形範囲)の範囲内で変形することとなる。
これに対して、図6(b)においては図示を簡略化しているが、従来の場合、当接部1034に上下方向から加わる力の程度によっては、当接部1034が塑性変形をしてしまう場合がある。塑性変形が生じると、センサ素子1を保持する力が弱まってしまうため、結果として、接点不良が生じやすくなることになる。
両者を対比すると、本実施の形態の方が、従来よりも安定的にセンサ素子1を保持することができ、結果として、電極端子1aとの間でより安定的に導通を得ることができるといえる。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、保持部材の当接部を、センサ素子と略線接触の状態にて接する、片持ち梁状の板バネとして機能するように形成し、挿入口に挿入されたセンサ素子を、該板バネの復元力を利用して保持するようにすることで、センサ素子をより安定的に保持することができるとともに、電極端子との導通をより安定的に得ることができる。
<第2の実施の形態>
図7は、第2の実施の形態に係る保持部材121の上面図である。図7に示す保持部材121においては、当接部134の上面視三角形状の切り込み部分が、第1の実施の形態に係る保持部材21の当接部34と同様に、片持ち梁状の板バネとして機能する。係る場合、センサ素子1が保持固定される状態においては、自由端部である先端部分134eとセンサ素子1とは略点接触の状態を保つこととなる。係る保持部材121は、第1の実施の形態に係る保持部材21よりもさらに大きな面圧でセンサ素子1と接触することになる。よって、第1の実施の形態よりもさらに高い保持力にてセンサ素子1を保持できる。
<第3の実施の形態>
図8は、第3の実施の形態に係る保持部材221の側面図である。図8に示す保持部材221においても、第1の実施の形態と同様に、2つの当接部234(第1当接部234aおよび第2当接部234b)を有するが、センサ素子1の電極端子1aと接する第1当接部234aのみが、第1の実施の形態に係る当接部34と同一の形状を有し、第2当接部234bは、凸状に形成されてなる。
このような形態を有する保持部材221の場合も、電極端子1aとの接点として機能する第1当接部234aにおいては、第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。よって、第2当接部234bを、センサ素子1を保持するに十分な弾性力を作用させることができるように形成しておけば、本実施の形態に係る保持部材221を用いる場合であっても、十分な保持力と安定した導通の確保とを得ることが可能である。
なお、2つよりも多くの当接部234を備える場合においては、第1当接部234aと同じ形状を有する当接部234と、第2当接部234bと同じ形状を有する当接部234とを、適宜の位置に適宜の数だけ備えるようにすればよい。
<変形例>
図9は、変形例に係る保持部材321における当接部334とセンサ素子1との接触態様を示す側断面図である。なお、保持部材321が備える第1の実施の形態に係る保持部材21と同様の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。また、図9においては図示を省略するが、保持部材321は、第1の実施の形態に係る保持部材21と同様の圧着部33を有する。
保持部材321においては、基部30の一部に設けた上面視矩形状の切り込み部分を、第1の実施の形態に係る保持部材21とは反対の側に突出させる態様にて、当接部334が設けられてなる。すなわち、当接部334は、片持ち梁状の板バネとして機能する点では、第1の実施の形態に係る保持部材21の当接部34と同じであるが、板バネの復元力を作用させる向きが第1の実施の形態の場合とは反対になっている。
保持部材21に代えて保持部材321が組み込まれたコンタクト部材20を用いる場合は、図9に示すように、センサ素子1の上下両側に位置する当接部334の先端部分334eがそれぞれ、ハウジング部材24aの挿入口23側の表面24sに対し付勢する。そして、その際の抗力が、センサ素子1に上下方向から当接する基部30を介してセンサ素子1に作用することで、センサ素子1の固定が実現される。この場合、基部30自体が接点となって電極端子1aとの間で電気的導通が得られることになる。
係る場合も、当接部334の変形が弾性領域の範囲内のものである点は第1の実施の形態と同様であるので、高い面圧にてセンサ素子1を保持固定することができる。特に、センサ素子1の電極端子1aが備わる位置に対応させて当接部334を設けた場合には、当該位置においてより大きな面圧が作用するので、基部30と電極端子1aとの電気的導通をより確実なものとすることができる。また、第1の実施の形態に比して、挿入口23へのセンサ素子1の挿入が容易であるという利点もある。

Claims (16)

  1. センサ素子と、
    前記センサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材と、
    を備えるガスセンサであって、
    前記コンタクト部材が、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を有する第1の当接部であり、
    前記第1の当接部の前記先端部分は、前記センサ素子と点接触または線接触しつつ前記センサ素子に対して弾性力を作用させる自由端部である、
    ことを特徴とするガスセンサ。
  2. センサ素子と、
    前記センサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材と、
    を備えるガスセンサであって、
    前記コンタクト部材が、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、
    前記第1の当接部は前記センサ素子との接触状態に応じて弾性変形するように設けられてなる、
    ことを特徴とするガスセンサ。
  3. センサ素子と、
    前記センサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材と、
    を備えるガスセンサであって、
    前記コンタクト部材が、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、片持ち梁状に設けられてなり、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、
    前記第1の当接部の前記先端部分が前記センサ素子との接触状態に応じて変位する、
    ことを特徴とするガスセンサ。
  4. センサ素子と、
    前記センサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材と、
    を備えるガスセンサであって、
    前記コンタクト部材が、前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する板バネとして設けられた第1の当接部であり、
    前記コンタクト部材は、前記板バネの復元力によって前記センサ素子を保持する、
    ことを特徴とするガスセンサ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のガスセンサであって、
    前記センサ素子保持部材が導電性を有してなり、
    前記第1の当接部が前記複数の当接部のうちの一部であり、
    前記第1の当接部を接点として前記センサ素子保持部材と前記センサ素子とを電気的に導通させてなる、
    ことを特徴とするガスセンサ。
  6. 請求項5に記載のガスセンサであって、
    前記複数の当接部が2つの当接部であり、
    前記2つの当接部の一方である前記第1の当接部の方が、他方である第2の当接部よりも、前記挿入口の奥側に位置する、
    ことを特徴とするガスセンサ。
  7. ガスセンサ用のセンサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材であって、
    前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を有する第1の当接部であり、
    前記第1の当接部の前記先端部分は、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子と点接触または線接触しつつ前記センサ素子に対して弾性力を作用させる自由端部である、
    ことを特徴とするガスセンサのコンタクト部材。
  8. ガスセンサ用のセンサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材であって、
    前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、
    前記第1の当接部は前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子との接触状態に応じて弾性変形するように設けられてなる、
    ことを特徴とするガスセンサのコンタクト部材。
  9. ガスセンサ用のセンサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材であって、
    前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、片持ち梁状に設けられてなり、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、
    前記第1の当接部の前記先端部分は前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子との接触状態に応じて変位する、
    ことを特徴とするガスセンサのコンタクト部材。
  10. ガスセンサ用のセンサ素子を挿入口にて挿嵌保持することで前記センサ素子との電気的接続を得るコンタクト部材であって、
    前記センサ素子と接する複数の当接部をそれぞれに有する複数のセンサ素子保持部材を備えており、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する板バネとして設けられた第1の当接部であり、
    前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において、前記コンタクト部材は、前記板バネの復元力によって前記センサ素子を保持する、
    ことを特徴とするガスセンサのコンタクト部材。
  11. 請求項7ないし請求項10のいずれかに記載のコンタクト部材であって、
    前記センサ素子保持部材が導電性を有してなり、
    前記第1の当接部が前記複数の当接部のうちの一部であり、
    前記第1の当接部は、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態においては前記センサ素子保持部材と前記センサ素子とを電気的に導通させる接点となる、
    ことを特徴とするガスセンサのコンタクト部材。
  12. 請求項11に記載のコンタクト部材であって、
    前記複数の当接部が2つの当接部であり、
    前記2つの当接部の一方である前記第1の当接部の方が、他方である第2の当接部よりも、前記挿入口の奥側に位置する、
    ことを特徴とするガスセンサのコンタクト部材。
  13. ガスセンサ用のセンサ素子が挿嵌保持される挿入口を有するコンタクト部材に用いるセンサ素子保持部材であって、
    前記センサ素子と接する複数の当接部を備え、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を有する第1の当接部であり、
    前記第1の当接部の前記先端部分は、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子と点接触または線接触しつつ前記センサ素子に対して弾性力を作用させる自由端部である、
    ことを特徴とするガスセンサのコンタクト部材用のセンサ素子保持部材。
  14. ガスセンサ用のセンサ素子が挿嵌保持される挿入口を有するコンタクト部材に用いるセンサ素子保持部材であって、
    前記センサ素子と接する複数の当接部を備え、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、
    前記第1の当接部は、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子との接触状態に応じて弾性変形するように設けられてなる、
    ことを特徴とするガスセンサのコンタクト部材用のセンサ素子保持部材。
  15. ガスセンサ用のセンサ素子が挿嵌保持される挿入口を有するコンタクト部材に用いるセンサ素子保持部材であって、
    前記センサ素子と接する複数の当接部を備え、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、片持ち梁状に設けられてなり、線状または点状の先端部分を自由端部として有する第1の当接部であり、
    前記第1の当接部の前記先端部分は、前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において前記センサ素子との接触状態に応じて変位する、
    ことを特徴とするガスセンサのコンタクト部材用のセンサ素子保持部材。
  16. ガスセンサ用のセンサ素子が挿嵌保持される挿入口を有するコンタクト部材に用いるセンサ素子保持部材であって、
    前記センサ素子と接する複数の当接部を備え、
    前記複数の当接部のうちの少なくとも一部が、線状または点状の先端部分を自由端部として有する板バネとして設けられた第1の当接部であり、
    前記センサ素子が前記挿入口に挿嵌保持された状態において、前記コンタクト部材は、前記板バネの復元力によって前記センサ素子を保持する、
    ことを特徴とするガスセンサのコンタクト部材用のセンサ素子保持部材。
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