JP5085991B2 - 陳列棚 - Google Patents
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Description
また、ロック板をふたたび回動させて、受板と側板の間から退避させると、ロック状態が解除されて収納トレーは回動可能になり、折り畳み状態に簡単に切り替えることができる。
受板11は、そのほぼ中央に横長の飾り孔11cが3つ並列して設けられ、この飾り孔11c間に連通する折れ線により、この受板11は、後端側の底部11aと、前端側の起立部11bに二分割されている。
各側板14のほぼ中央には、折れ線が形成されて側板14は半分に折り重ね可能となっており、また、弧の外縁のほぼ中央には、折れ線を介して抜け止め片14aが連設されており、この抜け止め片14aの前記折れ線と対応する位置には、切れ込みが形成されている。
さらに、天板15の両側には、折れ線を介してロック板17が連設され、天板15の後端には、折れ線を介して飾り板16が連設され、飾り板16の先端縁は装飾のために波状に形成されている。
図示のように、まず受板11の底部11aと起立部11bの境界の折れ線を折り曲げる。
次いで受板11と糊代部12の境界の折れ線と、糊代部12と天板15の境界の折れ線をそれぞれ折り曲げることで、受板11(底部11aと起立部11b)と糊代部12と天板15とを四角筒形に折り丸める。
そして、受板11前端の継代部13を天板15の後端に貼り付ける。
また、天板15の弧状のスリット15aに区画される部分は、受板11側に没入させることで、天板15に開口を形成する。
こうして、収納物を、天板15の開口を通じて受板11上に載置する収納トレー10が作製される。
また、背板20の中央部上寄りには、対の紐孔21aが設けられており、背板20の両側には、前記通孔23aと対応する位置にであって、内板22との境界近辺に縦スリット21bが設けられている。
背板本体21と内板22との境界の折れ線および内板22、中板23、外板24間の折れ線を折り曲げ、これら内板22、中板23、外板24を三角筒形に折り丸める。
そして、外板24を背板本体21に貼り付けることで、この三角筒を背板本体21に固定する。
こうして三角筒により補強された背板20が作製される。
図1のように、収納トレー10の側板14の抜け止め片14aが連設された後端部分を背板20の縦スリット21bにそれぞれ差込み、収納トレー10の糊代部12を背板本体21に貼り付ける。
ここで、図6のように、半分に折り重ねた抜け止め片14aは、側板14との境界をなす折れ線で、互いに離反する方向に折り曲げると、側板14の縦スリット21bからの脱落を一層防止できる。
なお、背板20の三角筒は、縦スリット21bに対応する位置が、通孔23aにより開口しているため、側板14と三角筒が干渉することはない。
こうして、陳列棚1が完成する。
収納トレー10の側板14は弧状であるから、図示のように、側板14の、背板本体21とトレー10の受板11との境界部分には、側板14の外側から指を入れることのできる指入れ孔14bが形成される。
そのため、図6の鎖線および実線で示すように、側板14は背板本体21の前後にスライド可能であり、収納トレー10は、受板11と糊代部12の境界の折れ線を中心に背板20に対して回動可能となっている。
このようにして、運搬保管時などの陳列棚1の不使用時には、折り畳んで省スペースを図ることができる。
また陳列棚1を再び使用する際には、側板14を背板20から起立させ、収納トレー10を逆向きに回動させて、その受板11が背板本体21とほぼ垂直をなすまで引き出せばよい。
ロック板17は、真っ直ぐのままでは受板11に若干つかえるが、ロック板17を撓ませて受板11を乗り越えさせ、側板14内面に当接させる。
この状態において、背板本体21と受板11との間に、ロック板17がほぼ垂直をなしてつかえることとなるので、収納トレー10が背板20側に回動できないようにロックされる。
そしてこのとき、図示のようにロック板17の先端縁17aは受板11よりも下方に突出しているので、このロック状態は強固に維持される。
そのため、陳列棚1の使用時に衝撃等が加わっても、収納トレー10がぐらつかず、その結果、収納物が落下破損することがなく安全である。
この際には、側板14の外側から指を指入れ孔14bに入れて、ロック板を内側に押し込むと、容易にロック状態を解除することができる。
また、受板31の両側には、折れ線を介してロック板37が連設され、ロック板37には、内フラップ37bと外フラップ37cが連設されている。
受板31は、その前端寄りに横長の飾り孔31cが3つ並列して設けられ、この飾り孔31c間に連通する折れ線により、この受板31は、後端側の底部31aと、前端側の起立部31bに二分割されている。
また、図示のように、糊代部32の幅は、受板31の幅よりも若干狭く形成されている。
各側板34のほぼ中央には、折れ線が形成されて側板34は半分に折り重ね可能となっており、また、弧の外縁のほぼ中央には、折れ線を介して抜け止め片34aが連設されており、この抜け止め片34aの前記折れ線と対応する位置には、切れ込みが形成されている。
図示のように、まず受板31の底部31aと起立部31bの境界の折れ線を折り曲げて起立部31bを斜めに起立させ、同様にして、糊代部32はほぼ垂直に起立させる。
同様にロック板37も適宜起立させておき、その内フラップ37bをロック板37の外側に折り重ねて貼り合わせ、その外フラップ37cを内側に鉤状に折り曲げておく。
さらに、各側板34の中央の折れ線で側板34を半分に折り重ね、貼り合わせる。
こうして、収納物を受板31上に載置する収納トレー30が作製される。
また、各内板42の上寄りには、紐孔42aが設けられており、背板40の両側(内板42との境界の折れ線上)には、前記通孔43aと対応する位置に、縦スリット41bが設けられている。
背板本体41と内板42との境界の折れ線および内板42、中板43、外板44間の折れ線を折り曲げ、これら内板42、中板43、外板44を三角筒形に折り丸め、外板44を背板本体41に貼り付けることでこの三角筒を背板本体41に固定する。
こうして三角筒により補強された背板40が作製される。
図8のように、収納トレー30の側板34の抜け止め片34aが連設された後端部分を背板40の縦スリット41bにそれぞれ差込み、収納トレー30の糊代部32を背板本体41に貼り付ける。
ここで、図13のように、半分に折り重ねた抜け止め片34aは、側板34との境界をなす折れ線で、互いに離反する方向に折り曲げると、側板34の縦スリット41bからの脱落を一層防止できる。
なお、背板40の三角筒は、縦スリット41bに対応する位置で通孔43aにより開口しているため、三角筒と側板34とが干渉することはない。
こうして、陳列棚2が完成する。
また、上述のように、糊代部32の幅は、受板31の幅よりも若干小さいため、陳列棚2の完成状態で、図13に示すように、糊代部32と側板34との間には隙間が形成されている。
そのため、側板34は背板本体41の前後にスライド可能であり、収納トレー30は、受板31と糊代部32の境界の折れ線を中心に背板40に対して回動可能となっている。
このようにして、運搬保管時などの陳列棚2の不使用時には、折り畳んで省スペースを図ることができる。
また陳列棚2を再び使用する際には、収納トレー30を逆向きに回動させて、その受板31が背板本体41とほぼ垂直をなすまで引き出せばよい。
この状態において、背板本体41と受板31との間に、ロック板37がほぼ垂直をなしてつかえることとなるので、収納トレー30が背板40側に回動できないようにロックされる。
そのため、陳列棚2の使用時に衝撃等が加わっても、収納トレー30がぐらつかず、その結果、収納物が落下破損することがなく安全である。
この際には、側板34の外側から指を指入れ孔34bに入れて、ロック板37を内側に押し込むと、容易にロック状態を解除することができる。
特に、図13のように、指入れ孔34bには、ロック板37の内フラップ37bが臨んでいるため、押し込みやすく操作が一層楽になる。
10 収納トレー
11 受板
11a 底部
11b 起立部
11c 飾り孔
12 糊代部
13 継代部
14 側板
14a 抜け止め片
14b 指入れ孔
15 天板
15a 弧状スリット
16 飾り板
17 ロック板
17a 先端縁
20 背板
21 背板本体
21a 紐孔
21b 縦スリット
22 内板
23 中板
23a 通孔
24 外板
2 第二の実施形態の陳列棚
30 収納トレー
31 受板
31a 底部
31b 起立部
31c 飾り孔
32 糊代部
34 側板
34a 抜け止め片
34b 指入れ孔
36 飾り板
37 ロック板
37b 内フラップ
37c 外フラップ
40 背板
41 背板本体
41b 縦スリット
42 内板
42a 紐孔
43 中板
43a 通孔
44 外板
Claims (4)
- 背板(20、40)と、この背板(20、40)に取り付けられた一または複数の収納トレー(10、30)とからなり、前記背板(20、40)には、一対または複数対の縦スリット(21b、41b)が設けられ、前記収納トレー(10、30)は、受板(11、31)と、この受板(11、31)の後端に折り目線を介して連設される糊代部(12、32)と、この受板(11、31)の両側から立ち上がる側板(14、34)とを備え、この糊代部(12、32)を背板(20、40)に貼り付け、各側板(14、34)の後端に設けられた抜け止め部(14a、34a)を背板(20、40)の各縦スリット(21b、41b)に差し込むことで、収納トレー(10、30)は背板(20、40)に対して折り目線を中心に回動可能に取り付けられ、この回動により収納トレー(10、30)の引き出し状態と、収納トレー(10、30)の折り畳み状態とに切り替え可能とした陳列棚において、
前記収納トレー(10、30)に折り目線を介してロック板(17、37)を連設し、収納トレー(10、30)を引き出した状態でこのロック板(17、37)を回動させて、受板(11、31)と背板(20、40)との間につかえさせるにより、受板(11、31)の背板側への回動を阻止可能としたことを特徴とする陳列棚。 - 上記収納トレー(10)の受板(11)の上方には、糊代部(12)を介して天板(15)が連設され、上記ロック板(17)は、この天板(15)の両側に折り目線を介して連設され、収納トレー(10)を引き出した状態で、このロック板(17)を側板(14)内面側に回動させると、ロック板(17)の先端縁(17a)は受板(11)を乗り越えて、受板(11)よりも下方に突出するようにした請求項1に記載の陳列棚。
- 上記ロック板(37)は、上記受板(31)の両側に折り目線を介して連設され、上記糊代部(32)の幅は上記受板の幅よりも小さく、収納トレー(30)を引き出した状態で、このロック板(37)を側板(34)内面側に回動させると、ロック板(37)は糊代部(32)と側板(34)との隙間にはまり込む請求項1に記載の陳列棚。
- 上記側板(14、34)に、側板(14、34)の外側からロック板(17、37)を操作するための指入れ孔(14b、34b)を設けた請求項1から3のいずれかに記載の陳列棚。
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