JP5084957B1 - 前立腺肥大症治療器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】経尿道的前立腺切除術を行うための前立腺肥大症治療器具において、複数の器具の交換を行うことなく、少ない出血量で前立腺を効率良く且つ容易に除去可能な構成を得ることにある。
【解決手段】前立腺肥大症治療器具(21)は、棒状電極(22)と、棒状電極(22)の押圧側先端部分に設けられ、前立腺を押圧する押圧部(23)と、前記押圧部(23)の押圧側先端部分に設けられ、前記前立腺に対して放電可能な突起状の突出電極(24)と、を備える。突出電極(24)は、押圧部(23)の押圧側先端部分から、押圧部(23)の押圧方向と交差する方向に突出し、突出電極(24)における押圧方向の前端部分は、前記押圧方向に対して直交する方向から見て、押圧部(23)の内方に位置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、肥大した前立腺を尿道から除去するための前立腺肥大症治療器具に関する。
従来より、前立腺肥大症の治療方法の一つとして、肥大した前立腺を尿道から除去する経尿道的前立腺切除術(以下、TUR−Pという)が行われている。TUR−Pでは、例えば特許文献1に開示されるように、尿道内にシースを挿入した状態で前記シース内に前立腺除去具を挿入し、前記前立腺除去具によって肥大した前立腺を除去する。
なお、前記特許文献1に開示されている前立腺除去具には、先端部分に電極が設けられている。この電極を通電状態で前立腺に接触させると、放電による蒸散効果によって前立腺組織を切開または凝固することができる。
特開平11−290331号公報
ところで、上述のように、シース内に挿入された前立腺除去具によって、肥大した前立腺を除去するTUR−Pでは、前立腺組織の血流が保たれた状態で前立腺を切開または凝固するため、切除部位からの出血を避けることができない。よって、肥大の程度が強い患者では、手術時間が長く出血量も多いため、患者の体力的負担が大きくなる。
一方、前立腺を除去する際の出血量を減らす方法として、前立腺内腺を被膜から剥離して前立腺の血流を遮断した後に、前立腺を切除・除去する方法が各種考案されている。このような剥離操作を行うための前立腺除去具はすでに市販されているが、この前立腺除去具では、剥離を行いやすいように先端がループ状に形成されているため、前後方向の切開動作が不可能であり、組織の一点を精密に狙った凝固止血を行うのも難しい。また、現状の前立腺除去具では、剥離操作を行う際に、剥離の方向にも制限が生じる。したがって、現状の前立腺除去具では、癒着の強い前立腺組織を剥離しにくいため、手術時間も長くなり、出血も多くなる傾向にある。また、手術を完遂するためには、手術途中で別の電極と交換しながら施術を行わなければならず、その交換動作が煩雑である。
本発明の目的は、経尿道的前立腺切除術を行うための前立腺肥大症治療器具において、複数の器具の交換を行うことなく、少ない出血量で前立腺を効率良く且つ容易に除去可能な構成を得ることにある。
本発明の一実施形態にかかる前立腺肥大症治療器具は、棒状電極と、前記棒状電極の先端部分に設けられ、前立腺を押圧する押圧部と、前記押圧部の押圧側先端部分に設けられ、前記前立腺に対して放電可能な突起状の突出電極と、を備え、前記突出電極は、前記押圧部の押圧側先端部分から、前記押圧部の押圧方向と交差する方向に突出し、前記突出電極における押圧方向の前端部分は、前記押圧方向に対して直交する方向から見て、前記押圧部の内方に位置する(第1の構成)。
以上の構成では、棒状電極の先端部分に押圧部が設けられるため、前記押圧部によって前立腺を押圧することにより、前記前立腺を剥離することができる。そして、押圧部の押圧側先端部分には、押圧方向に対して直交する方向から見て押圧部内方に位置するように、前記押圧方向と交差する方向に突出する突出電極が設けられているため、前記突出電極が押圧部による押圧動作を阻害するのを防止できる。
しかも、押圧部の押圧側先端部分に突出電極が設けられるため、前記押圧部によって前立腺を剥離するのとほぼ同時に突出電極からの放電による止血が可能になる。これにより、押圧部によって前立腺を剥離した後の出血を少なくすることができる。
また、突出電極は、押圧部の先端部分に突起状に設けられているため、前記突出電極からの放電によって、前立腺の組織を切開することも可能になる。
以上より、前立腺の剥離、止血及び切開を、一つの器具によって実現することができる。よって、前立腺を除去する際に複数の器具を交換する必要がなくなる。しかも、上述のように突出電極の先端によって切開及び凝固を行うことにより、精密な切開及び凝固の動作が可能となる。したがって、従来の器具に比べて、少ない出血量で前立腺の除去を短時間で且つ容易に行うことができる。
前記第1の構成において、前記突出電極は、前記押圧部の押圧側先端部分から、前記押圧部の押圧方向に対して直交する方向に突出する(第2の構成)。
こうすることで、突出電極を、押圧部の押圧側先端よりも押圧方向前側に突出させることなく、前記押圧部の押圧側先端部分により近い位置に配置することができる。これにより、突出電極が押圧部による押圧動作を阻害することなく、前記押圧部によって剥離された後、迅速に突出電極によって止血を行うことができる。すなわち、上述の構成によって、押圧部の押圧側先端部分と突出電極とをできるだけ近づけて、前立腺の剥離と止血をほぼ同時に行うことが可能になる。
また、突出電極は押圧部の押圧方向に対して直交しているため、前記突出電極は、前記押圧方向、すなわち前立腺肥大治療器具の移動方向に対して直交する方向に延びている。よって、前立腺肥大治療器具を移動させることにより、前立腺を容易に切開することができる。
さらに、突出電極を上述のような構成にすることで、従来の構成に比べて、前立腺肥大症治療器具の移動に応じてより精密な切開及び止血を行うことが可能になる。すなわち、従来の構成では、半円状のループ電極を用いて切開及び凝固を行うため、術野の一点を正確に切開及び凝固することは困難であった。これに対し、突出電極は、押圧部の押圧方向に対して直交する方向に突出しているため、前立腺肥大症治療器具を移動させることによって突出電極を所望の位置に容易に位置付けることができる。したがって、突出電極による切開及び止血をより精密に行うことができる。
なお、例えば、突出電極の先端を針金状に形成することで、該突出電極を所望の位置により確実に位置付けることができる。また、突出電極の長さ及び角度を、狭い術野の中で最大限の自由度が得られるように調整した場合には、突出電極の先端を所望の位置にさらに正確に且つ容易に位置付けることができる
前記第2の構成において、前記押圧部は、前記押圧方向が前記棒状電極の軸線と平行になるように、前記棒状電極の先端部分から前記軸線に対して平行に延びていて、前記突出電極は、前記押圧部の押圧側先端部分から、前記棒状電極の軸線に対して直交する方向に突出する(第3の構成)。
棒状電極を軸線方向に移動させて押圧部を前立腺に押圧する場合、上述の構成のように、突出電極を、押圧部の押圧方向先端部分から、棒状電極の軸線に対して直交する方向に突出させることで、突出電極は押圧部の押圧側先端よりも押圧方向前側に突出しない。これにより、押圧部によって前立腺を剥離させる場合に突出電極が押圧動作を阻害するのを防止できるとともに、前記押圧部を所定位置まで移動させる際に突出電極が他の部位に引っ掛かるのを防止できる。よって、押圧部による押圧動作をスムーズに行うことができる。
前記第1から第3の構成のうちいずれか一つの構成において、前記突出電極の先端部は、平面または曲面である(第4の構成)。
これにより、突出電極の先端部が施術対象ではない他の部位に引っ掛かるのを抑制することができる。よって、前立腺を除去する際の狭い空間内でも、前立腺肥大症治療器具を容易に扱えるようになる。
前記第1から第4の構成のうちいずれか一つの構成において、前記押圧部は、前記棒状電極の軸線に対して平行で且つ前記棒状電極に対して所定のオフセット量を有するように、クランク状に屈曲し、前記突出電極は、前記押圧部の押圧側先端部分から前記棒状電極の軸線に向かって突出し、前記突出電極の突出方向の長さが、前記軸線と直交する方向における前記棒状電極に対する前記押圧部のオフセット量よりも小さい(第5の構成)。
一般的に、TUR−Pでは、施術を行う部位での視野を確保するために、器具とともに内視鏡を用いる。そのため、内視鏡による視野の中央部分に施術部分が映るように、器具の先端部分が変形している。上述の構成では、前立腺を押圧する押圧部を棒状電極に対してクランク状に屈曲させることにより、前記棒状電極に沿って内視鏡の挿入管を配置した場合に、押圧部を内視鏡の視野の中央部分に位置付けることができる。
このような構成において、突出電極の突出方向の長さを、棒状電極の軸線に直交する方向における棒状電極に対する押圧部の屈曲量よりも小さくすることで、押圧部から軸線に向かって延びる突出電極が、棒状電極よりも前記押圧部とは反対側に突出するのを防止できる。これにより、突出電極を押圧部と棒状電極とによって形成される段差内に配置することができるため、前立腺肥大症治療器具を移動させる際などに突出電極が引っ掛かるのを防止できる。
本発明の一実施形態にかかる前立腺肥大症治療器具によれば、押圧部の押圧側先端部分に、押圧方向に対して直交する方向から見て押圧部の内方に位置するように、押圧方向に対して交差する方向に延びる突出電極を設けた。これにより、複数の器具を交換することなく、従来の器具に比べて、前立腺の肥大化した組織をより精密に且つ容易に剥離及び切開することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る前立腺肥大症治療システムの全体構成を示す斜視図である。 図2は、前立腺肥大症治療装置の挿入部を尿道内に挿入して、挿入部の先端から前立腺肥大症治療器具を突出させた状態を示す図である。 図3は、実施形態1に係る前立腺肥大症治療器具の概略構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図4は、実施形態1に係る前立腺肥大症治療器具の先端部分の概略構成を示す図である。 図5は、肥大した前立腺に対して前立腺肥大症治療器具を用いて剥離及び止血する様子を模式的に示す図である。 図6は、実施形態2に係る前立腺肥大症治療器具の図4相当図である。 図7は、実施形態3に係る前立腺肥大症治療器具の図4相当図である。 図8は、実施形態3に係る前立腺肥大症治療器具の概略構成を示す側面図である。 図9は、実施形態4に係る前立腺肥大症治療器具の図4相当図である。 図10は、実施形態5に係る前立腺肥大症治療器具の図4相当図である。 図11は、実施形態6に係る前立腺肥大症治療器具の図4相当図である。 図12は、実施形態7に係る前立腺肥大症治療器具の図4相当図である。 図13は、実施形態7に係る前立腺肥大症治療器具の図8相当図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中の同一または相当部分については同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態1に係る前立腺肥大症治療システム1の概略構成を示す図である。この前立腺肥大症治療システム1は、経尿道的前立腺切除術(以下、TUR−Pという)に用いられる前立腺肥大症治療装置2と、制御装置3と、フットペダル4とを備える。前立腺肥大症治療装置2は、ケーブル5を介して制御装置3と電気的に接続されている。フットペダル4は、出力信号ケーブル6を介して制御装置3と電気的に接続されている。本実施形態に係る前立腺肥大症治療システム1では、後述するように、前立腺を剥離させることができるとともに、フットペダル4の操作に応じて制御装置3から前立腺肥大症治療装置2に対して所定の電圧を供給することにより、前立腺の切開または止血を行うことができる。
前立腺肥大症治療装置2は、その一部が尿道内に挿入された状態で、前立腺の剥離、切開及び止血が可能な装置である。具体的には、前立腺肥大症治療装置2は、概略円筒状のシース11と、前記シース11に接続される本体部12とを有する。この本体部12には、後述するように、先端部分に前立腺肥大症治療器具21が取り付けられる。前立腺肥大症治療装置2は、シース11に対して本体部12の後述するスライド部16を移動させることにより、前立腺肥大症治療器具21を前記シース11に対してスライド移動させる。
シース11は、尿道を介して体内に挿入される円筒状の挿入部13と、前記挿入部13における挿入端側とは反対側に設けられる接続部14とを有する。これらの挿入部13及び接続部14には、前立腺肥大症治療器具21及び後述する内視鏡18の挿入管18aを配置可能な貫通孔が形成されている。シース11の挿入部13を尿道内に挿入して、前記挿入部13から前立腺Pに対して前立腺肥大症治療器具21を突出させた状態を図2に示す。前立腺肥大症治療装置2は、この図2に示す状態で、前立腺肥大症治療器具21を用いて前立腺の剥離、切開及び止血を行う。
シース11の挿入部13は、その表面が電極として機能する。すなわち、挿入部13の外表面の少なくとも一部は導電性を有する金属材料からなる。特に図示しないが、挿入部13の外表面は、制御部3に電気的に接続されている。後述するように、前立腺肥大症治療器具21の先端部分にも突出電極24が設けられているため、前記突出電極24に電圧を供給することにより、前記突出電極24と挿入部13との間で放電が生じる。なお、前立腺肥大症治療器具21によって前立腺の剥離、切開及び止血を行う場合、前立腺、膀胱及び尿道内は、灌流液としての電解質溶液で満たされている。
シース11の接続部14は、本体部12の後述するレール15の一端側に設けられた接続部分(図示省略)と着脱可能に構成されている。なお、特に図示しないが、接続部14には、電解質溶液をシース11内に注入するための注水部が設けられている。
図1に示すように、本体部12は、一端側でシース11に接続される棒状のレール15と、前記レール15に対してスライド移動するスライド部16と、前記レール15の他端側に接続された固定部17と、前記固定部17にそれぞれ取り付けられる内視鏡18及びハンドル部19とを有する。特に図示しないが、本体部12は、レール15の一端側に設けられた接続部分によってシース11に着脱可能に接続されている。
スライド部16は、前立腺肥大症治療器具21の端部を保持可能に構成されている。具体的には、前立腺肥大症治療器具21は、後述するように、全体として棒状に形成されているため、スライド部16には、前記前立腺肥大症治療器具21の端部が挿入可能な穴部が形成されている。これにより、前立腺肥大症治療器具21は、スライド部16とともに、シース11、レール15及び固定部17に対してスライド移動する。なお、特に図示しないが、スライド部16及びレール15には、内部に、前立腺肥大症治療器具21に対して電圧を供給するための配線が配置されている。
また、スライド部16には、指掛け部16aが設けられている。この指掛け部16aは、スライド部16を相対移動させる際に、人差し指及び中指を引っ掛けることができるように構成されている。
内視鏡18は、図1に示すように、挿入管18aと、前記挿入管18aの一端側が接続される観察部18bとを有する。内視鏡18の観察部18bは、固定部17におけるレール15とは反対側に接続されている。すなわち、レール15及び観察部18bは、固定部17を挟むように、前記固定部17に接続されている。また、特に図示しないが、固定部17及びレール15には貫通孔が形成されていて、前記貫通孔内に内視鏡18の挿入管18aが配置されている。この挿入管18aは、シース11の内方まで延びている。
本体部12のスライド部16に取り付けられた前立腺肥大症治療器具21は、前記スライド部16をシース11に対して移動させることによって、図2に示すように、前記シース11の挿入部13の先端部分から突出する。そして、スライド部16をシース11に対して往復動させることにより、前立腺肥大症治療器具21を前立腺Pに対して往復動させることができる。
前立腺肥大症治療器具21は、詳しくは後述するが、図3に示すように、前立腺を押圧して剥離する押圧部23と、放電によって前立腺の切開または止血を行う突出電極24とを有する。すなわち、本実施形態の前立腺肥大症治療器具21によって、前立腺を押圧部23によって押圧して剥がす一方、前記前立腺の一部を切開、または出血部位を止血することができる。
図1に示すように、制御装置3は、ケーブル5を介して前立腺肥大症治療装置2に電気的に接続されている一方、出力信号ケーブル6を介してフットペダル4に電気的に接続されている。制御装置3は、後述するフットペダル4からの入力信号に応じて、前立腺肥大症治療装置2に対して所定の電圧を供給する。すなわち、制御装置3は、術者によってフットペダル4が踏まれた場合に、前記フットペダル4から出力される信号に基づいて、前立腺肥大症治療装置2の前立腺肥大症治療器具21に対し、必要な電圧を供給する。
フットペダル4は、前立腺肥大症治療器具21によって前立腺の切開を行う際に使用する切開ペダル4aと、前立腺の組織を凝固させて止血する際に使用する凝固ペダル4bとを有する。術者が切開ペダル4aを踏むと、フットペダル4から出力された信号は制御装置3に入力され、前記制御装置3から前立腺肥大症治療装置2に対し、前立腺肥大症治療器具21において切開に必要な電圧を供給する。一方、術者が凝固ペダル4bを踏むと、フットペダル4から出力された信号は制御装置3に入力され、前記制御装置3から前立腺肥大症治療装置2に対し、前立腺肥大症治療器具21において凝固に必要な電圧を供給する。
(前立腺肥大症治療器具)
次に、前立腺肥大症治療器具21の構成について図3を用いて以下で詳細に説明する。
前立腺肥大症治療器具21は、図3に示すように、全体として概略棒状に形成されている。具体的には、前立腺肥大症治療器具21は、棒状電極22と、前記棒状電極22の先端部分に設けられた押圧部23と、前記押圧部23の押圧側先端部分に設けられた突出電極24とを有する。前立腺肥大症治療器具21は、棒状電極22に供給された電圧が突出電極24に供給される。以下の説明において、説明の便宜上、押圧部23の押圧側を押圧方向前側とし、棒状電極22における押圧部23とは反対側を押圧方向後側とする。
押圧部23は、線材を、角が丸みを有する略長方形のループ状に折曲することによって形成される。押圧部23の一方の短辺側(押圧部23の押圧方向後側)は、棒状電極22の先端部分に接続されている。すなわち、押圧部23は、棒状電極22をその軸線方向に延長するように前記棒状電極22の先端部に接続されている。一方、押圧部23の他方の短辺側(押圧部23の押圧方向前側)には、線材の表面を覆うように絶縁フィルム23aが配置されている。すなわち、押圧部23の押圧方向前側は、絶縁フィルム23aによって覆われている。押圧部23は、後述するように、絶縁フィルム23aが配置されている押圧方向前側によって、前立腺を押圧する。
また、押圧部23は、棒状電極22に対して、前記棒状電極22の径方向外方(軸線Lに交差する方向)へ所定のオフセット量Q(図3参照)を有するように屈曲している。すなわち、押圧部23は、棒状電極22の軸線Lに対して平行に延びるように、前記棒状電極22に対してクランク状に屈曲している。これにより、前立腺肥大症治療器具21とともにシース11内に配置される内視鏡18の挿入管18a(図3に二点鎖線で示す)を、押圧部23の押圧側先端部分が視野の中央に位置するように配置することが可能となる。よって、内視鏡17によって、前立腺肥大症治療器具21による施術部位の視野を確保することができ、作業性の向上を図れる。
突出電極24は、上述のように棒状電極22に対して屈曲した押圧部23の押圧側先端部分から、前記棒状電極22の軸線L側に向かって延びるように設けられている。また、突出電極24は、押圧部23を構成する線材に対して直交するように延びている。押圧部23は棒状電極22の軸線Lに対して平行であるため、突出電極24は、棒状電極22の軸線Lに対して直交するように延びている。よって、突出電極24は、前立腺肥大症治療器具21の移動方向に直交する方向、すなわち押圧部23の押圧方向に直交する方向に延びている。
これにより、突出電極24は、図3(b)及び図4に示すように、押圧側の前端部分が押圧部23の押圧側先端よりも押圧方向前側に突出することなく、平面視で略長方形状の押圧部23に対して面法線方向に延びる。こうすることで、後述するように、押圧部23の押圧側先端部分で前立腺を押圧する際に、突出電極24が押圧部23の押圧動作を阻害するのを防止できる。
突出電極24は、図3(b)に示すように、その先端が棒状電極22の外周面(破線)よりも径方向外方に突出しないような長さに形成されている。すなわち、突出電極24は、棒状電極22の径方向における前記棒状電極22に対する押圧部23のオフセット量Q(図3参照)よりも小さい長さを有する。これにより、前立腺肥大症治療器具21を移動させる際に、突出電極24の先端部分が意図しない部位に引っ掛かるのを防止できる。したがって、前立腺肥大症治療器具21を操作する際の扱いが容易になる。ここで、オフセット量Qとは、図3に示すように、棒状電極22の軸線L方向に直交する方向において、棒状電極22に対する押圧部23の変形量を意味する。
また、突出電極24は、図4に示すように、先端部が半球状に形成されている。これにより、前立腺肥大症治療器具21の押圧部23によって前立腺を押圧する場合または前記前立腺肥大症治療器具21を体内で移動させる場合に突出電極24の先端部分が引っ掛かるのを抑制することができる。
次に、上述の構成を有する前立腺肥大症治療器具21を用いた前立腺の除去動作について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、前立腺Pに対して前立腺肥大症治療器具21の押圧部23の先端部分を押圧する(図5の斜線矢印)ことによって、前記前立腺Pを周囲の皮膜から押し剥がす。この際、前立腺内の血管から出血が生じる。これに対し、術者がフットペダル4の凝固ペダル4bを踏むことにより、制御装置3から前立腺肥大症治療器具21の突出電極24に対して前立腺の組織を凝固させるのに適した電圧が供給されるため、前記突出電極24からの放電によって前立腺の組織を凝固させて止血することができる。図5における符号Qは、前立腺肥大症治療器具21の突出電極24からの放電によって凝固した箇所である。
上述のように、前立腺肥大症治療器具21において、突出電極24は、押圧部23の押圧側先端部分に設けられているため、前記押圧部23によって前立腺Pを周囲の皮膜から押し剥がすのとほぼ同時に突出電極24によって止血を行うことができる。また、突出電極24は、押圧部23の押圧側先端部分よりも押圧方向前側に突出していないため、前記押圧部23によって前立腺Pを押圧する際に突出電極24が押圧動作を阻害したり、前立腺肥大症治療器具21を移動させる際に突出電極24の押圧側先端部分が他の部位に引っ掛かったりするのを防止できる。さらに、突出電極24は、棒状電極22に対する押圧部23の屈曲量よりも突出方向の長さが短いため、前立腺肥大症治療器具21を移動させる際に突出電極24の先端が引っ掛かるのをより確実に防止できる。また、突出電極24の先端部分は半球状に形成されているため、前記突出電極24の先端部分が引っ掛かるのをさらに確実に防止できる。
前立腺Pを前立腺肥大症治療器具21によって周囲の皮膜から押し剥がす際に、組織同士の癒着等に起因して、図5のように前立腺Pを押圧力だけでは剥離できない場合がある。このような場合には、術者がフットペダル4の切開ペダル4aを踏むことにより、制御装置3から前立腺肥大症治療器具21の突出電極24に対して前立腺を切開可能な電圧が供給されるため、前記突出電極24からの放電によって前立腺を切開することができる。
(実施形態1の効果)
この実施形態では、前立腺肥大症治療器具21の押圧部23の押圧側先端部分に、前記押圧部23の押圧側先端よりも押圧方向前側に突出しないように、突出電極24を設けた。これにより、押圧部23によって前立腺Pを押圧する場合に、突出電極24が押圧動作を阻害するのを防止できる。
しかも、突出電極24は、押圧部23から棒状電極22の軸線Lに直交する方向に延びているため、押圧部23によって前立腺を剥離するのとほぼ同時に前記突出電極24からの放電によって、前立腺の止血を行うことができる。また、突出電極24は、前立腺肥大症治療器具21の移動方向に対して直交する方向に延びているため、前記突出電極24からの放電によって前立腺の切開を容易に行うことができる。
したがって、本実施形態の前立腺肥大症治療器具21では、前立腺の除去、止血、切開の3つの役割を果たすことができる。これにより、複数の器具を交換することなく、前立腺の除去作業をスムーズに行うことができる。
また、突出電極24は、押圧部23から棒状電極22の軸線Lに直交する方向に延びているため、従来の構成に比べて、前立腺肥大症治療器具21の移動に応じてより精密な切開及び止血を行うことが可能になる。すなわち、突出電極24は、棒状電極22の軸線Lに対して直交する方向に突出しているため、前立腺肥大症治療器具24を移動させることによって突出電極24を所望の位置に容易に位置付けることができる。したがって、突出電極24による切開及び止血をより精密に行うことができる。
また、突出電極24は、その突出方向の長さが、棒状電極22に対してクランク状に折曲した押圧部23と前記棒状電極22との屈曲量よりも小さいため、前立腺肥大症治療器具21の移動の際に前記突出電極24の先端部分が引っ掛かりにくくなる。これにより、前立腺肥大症治療器具21を用いた作業の作業効率を向上することができる。
さらに、突出電極24の先端部分を半球状にすることで、前立腺肥大症治療器具21の移動の際に前記突出電極24の先端部分がより引っ掛かりにくくなる。これにより、前立腺肥大症治療器具21を用いた作業の作業効率をより向上することができる。
(実施形態2)
図6に、本発明の実施形態2に係る前立腺肥大症治療器具30の先端部分の概略形状を示す。この図6に示す構成は、押圧部23の先端に設ける突出電極31の先端部分を平面にしている点で上述の実施形態1の構成とは異なる。
具体的には、突出電極31は、円柱状に形成されていて、その一方の端面が突出電極の先端部分を構成している。こうすることで、突出電極31の先端部分が鋭角になるのを防止できる。
なお、この変形例の突出電極31は、先端部分が平面である以外は、上述の実施形態1における突出電極24と同じ構成を有する。
(実施形態2の効果)
この実施形態では、突出電極31の先端部分を平面にしたため、上述の実施形態1と同様、前記突出電極31の先端部分が引っ掛かるのを防止できる。
[実施形態3]
図7及び図8に、本発明の実施形態3に係る前立腺肥大症治療器具41の先端部分の概略形状を示す。この実施形態では、突出電極42の先端部分の形状が実施形態1の構成とは異なる。以下の説明では、実施形態1の構成と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1の構成と異なる部分についてのみ説明する。
図7及び図8に示すように、実施形態1と同様の構成を有する押圧部23の押圧側先端部分には、突出電極42が設けられている。この突出電極42も、実施形態1における突出電極24と同様、押圧部23を構成する線材に対して直交する方向、すなわち図示しない棒状電極の軸線Lに対して直交する方向に、突出している。
突出電極42は、円柱状の軸部42aと、前記軸部42aの先端部分に前記軸部42aと一体形成された球状の先端部42bとを有する。
突出電極42の先端部42bは、円柱状の軸部42aの直径よりも大きい直径を有する。これにより、図7及び図8に示すように、先端部42bは、軸部42aの側面よりも外方に突出している。こうすることで、突出電極42の先端部42bが前立腺等に対してどの角度で接触した場合でも、前記先端部42bが引っ掛かるのを防止できる。
また、突出電極42は、先端部42bの前端部分が押圧部23の押圧側先端よりも押圧方向前側に突出しないように、前記押圧部23に設けられている。これにより、実施形態1の場合と同様、押圧部23によって前立腺を押圧する場合に、突出電極42が押圧動作を阻害するのを防止できる。
なお、本実施形態の突出電極42も、実施形態1の突出電極24と同様、突出方向の長さが、棒状電極に対する押圧部23の屈折量よりも小さくなるように形成されている。
(実施形態3の効果)
本実施形態では、突出電極42の先端部分に球状の先端部42bを設けた。これにより、突出電極42の先端部分が引っ掛かるのをより確実に防止できる。
[実施形態4]
図9に、本発明の実施形態4に係る前立腺肥大症治療器具51の先端部分の概略形状を示す。この実施形態では、突出電極52の先端部分の形状が実施形態1の構成とは異なる。以下の説明では、実施形態1の構成と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1の構成と異なる部分についてのみ説明する。
図9に示すように、実施形態1と同様の構成を有する押圧部23の押圧側先端部分には、半球状の突出電極52が設けられている。この突出電極52も、実施形態1における突出電極24と同様、押圧部23において、図示しない棒状電極の軸線L側に突出するように形成されている。
突出電極52は、押圧部23の押圧側先端部分に位置する線材の直径と同等またはそれ以下の直径を有する半球状に形成されている。これにより、突出電極52の一部が押圧部23の押圧側先端から押圧方向前側に突出するのを防止できる。
(実施形態4の効果)
本実施形態では、前立腺肥大症治療器具51の押圧部23の押圧側先端部分に、半球状の突出電極52を設けた。これにより、実施形態1、2の構成よりも突出方向の長さが短く且つ引っ掛かりにくい突出電極を構成することができる。
[実施形態5]
図10に、本発明の実施形態5に係る前立腺肥大症治療器具61の先端部分の概略形状を示す。この実施形態では、突出電極62の形状が実施形態1の構成とは異なる。以下の説明では、実施形態1の構成と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1の構成と異なる部分についてのみ説明する。
図10に示すように、実施形態1と同様の構成を有する押圧部23の押圧側先端部分には、線材をU字状に屈曲させることにより形成される突出電極62が設けられている。詳しくは、突出電極62は、押圧部23を構成する線材の直径と同等またはそれよりも小さい直径を有する線材を屈曲させることにより形成される。突出電極62は、U字状に折曲された折曲部分が突出端になるように、押圧部23に取り付けられる。
なお、本実施形態の突出電極62も、実施形態1の突出電極24と同様、押圧部23の押圧側先端から押圧方向前側に突出しないように、前記押圧部62に取り付けられている。また、突出電極63の突出方向の長さも、実施形態1の突出電極24と同様である。
(実施形態5の効果)
本実施形態では、前立腺肥大症治療器具61の押圧部23の押圧側先端部分に、線材をU字状に折曲させた突出電極62を設けた。これにより、突出電極62の先端部分を、丸みを帯びた形状にすることができるため、前記突出電極62の先端部分が引っ掛かるのを防止できる。
[実施形態6]
図11に、本発明の実施形態6に係る前立腺肥大症治療器具71の先端部分の概略形状を示す。この実施形態では、突出電極72の形状が実施形態1の構成とは異なる。以下の説明では、実施形態1の構成と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1の構成と異なる部分についてのみ説明する。
図11に示すように、実施形態1と同様の構成を有する押圧部23の押圧側先端部分には、線材の一方の端部を折り曲げることによって略J字状に形成された突出電極72が設けられている。この突出電極72も、上述の実施形態4と同様、押圧部23を構成する線材の直径と同等またはそれよりも小さい直径を有する線材を屈曲させることにより形成される。突出電極72は、屈曲部分が突出端になるように、押圧部23に取り付けられる。
なお、本実施形態の突出電極72も、実施形態1の突出電極24と同様、押圧部23の押圧側先端から押圧方向前側に突出しないように、前記押圧部23に取り付けられている。また、突出電極72の突出方向の長さも、実施形態1の突出電極24と同様である。
(実施形態6の効果)
本実施形態では、前立腺肥大症治療器具71の押圧部23の先端に、線材の一方の端部を折曲させた突出電極72を設けた。これにより、突出電極72の先端部分を、丸みを帯びた形状にすることができるため、前記突出電極72の先端部分が引っ掛かるのを防止できる。
[実施形態7]
図12及び図13に、本発明の実施形態7に係る前立腺肥大症治療器具81の先端部分の概略形状を示す。この実施形態では、突出電極82の形状が実施形態1の構成とは異なる。以下の説明では、実施形態1の構成と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1の構成と異なる部分についてのみ説明する。
図12及び図13に示すように、実施形態1と同様の構成を有する押圧部23の押圧側先端部分には、突出電極82が設けられている。
突出電極82は、円柱状の軸部82aと、前記軸部82aの先端部分に前記軸部82aと一体形成された球状の先端部82bとを有する。すなわち、突出電極82は、実施形態3における突出電極42と同様の構成を有する。
実施形態3と同様、突出電極82の先端部82bは、円柱状の軸部82aの直径よりも大きい直径を有する。これにより、図12及び図13に示すように、先端部82bは、軸部82aの側面よりも外方に突出している。こうすることで、突出電極82の先端部82bが前立腺等に対してどの角度で接触した場合でも、前記先端部82bが引っ掛かるのを防止できる。
また、突出電極82は、先端部82bが軸部82aの基端部よりも押圧方向前側に位置するように、前記軸部82aが押圧方向に対して交差している。すなわち、突出電極8の軸部82aは、押圧方向前側に延びて、棒状電極22の図示しない軸線Lに対して交差している。
さらに、突出電極82は、先端部82bの前端部分が押圧部23の押圧側先端よりも押圧方向前側に突出しないように、前記押圧部23に設けられている。これにより、実施形態1の場合と同様、押圧部23によって前立腺を押圧する場合に、突出電極42が押圧動作を阻害するのを防止できる。
なお、本実施形態の突出電極42も、実施形態1の突出電極24と同様、突出方向の長さが、棒状電極に対する押圧部23の屈折量よりも小さくなるように形成されている。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
前記各実施形態では、押圧部23を、線材を用いて略長方形のループ状に形成した構成としているが、前立腺を押圧可能な構成であれば、押圧部を板状の部材によって構成してもよいし、押圧部の形状を長方形以外の形状にしてもよい。
前記各実施形態では、突出電極24,31,42,52,62,72を、押圧部23の押圧方向に対して直交する方向に突出させている。しかしながら、突出電極が押圧部23の押圧側先端よりも押圧方向前側に突出しないように、前記突出電極を設ければよいため、例えば、突出電極を、押圧部23の押圧側先端よりも押圧方向後側に向かって突出させてもよい。すなわち、突出電極が押圧部23の押圧側先端よりも押圧方向前側に突出しない範囲で、前記突出電極を、押圧部23の押圧方向と交差する方向に突出させてもよい。
本発明は、経尿道的前立腺切除術に使用される前立腺肥大症治療器具に利用可能である。
1 前立腺肥大症治療システム
2 前立腺肥大症治療装置
11 シース
12 本体部
18 内視鏡
21、30、41、51、61、71、81 前立腺肥大症治療器具
22 棒状電極
23 押圧部
24、31、42、52、62、72、82 突出電極
P 前立腺
Q オフセット量

Claims (2)

  1. 棒状電極と、
    前記棒状電極の先端部分に設けられ、前立腺を押圧する押圧部と、
    前記押圧部の押圧側先端部分に設けられ、前記前立腺に対して放電可能な突起状の突出電極と、を備え、
    前記突出電極は、前記押圧部の押圧側先端部分から、前記棒状電極の軸線に対して直交する方向に突出し、
    前記突出電極における押圧方向の前端部分は、前記押圧方向に対して直交する方向から見て、前記押圧部の内方に位置
    前記突出電極の先端部は、平面または曲面であり、
    前記押圧部は、前記押圧方向が前記棒状電極の軸線と平行になるように、前記棒状電極の先端部分から前記軸線に対して平行に延びていて、
    前記押圧部は、前記棒状電極の軸線に対して平行で且つ前記棒状電極に対して所定のオフセット量を有するように、クランク状に屈曲し、
    前記突出電極は、前記押圧部の押圧側先端部分から前記棒状電極の軸線に向かって突出し、前記突出電極の突出方向の長さが、前記突出電極が前記軸線に対して直交するような長さであり且つ前記軸線と直交する方向における前記棒状電極に対する前記押圧部のオフセット量よりも小さい、前立腺肥大症治療器具。
  2. 請求項1に記載の前立腺肥大症治療器具において、
    前記押圧部は、ループ状に形成されている、前立腺肥大症治療器具
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