JP5082467B2 - 燃料電池、および、燃料電池を構成するセパレータ - Google Patents

燃料電池、および、燃料電池を構成するセパレータ Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池、および、燃料電池を構成するセパレータに関する。特に反応ガスの供給および排出に関する。
燃料電池、例えば、固体高分子型燃料電池は、電解質膜を挟んで対峙する2つの電極(燃料極と酸素極)にそれぞれ反応ガス(水素を含有する燃料ガスと酸素を含有する酸化ガス)を供給して電気化学反応を引き起こすことにより、物質の持つ化学エネルギを直接電気エネルギに変換する。かかる燃料電池の主要な構造として、略平板状の電解質膜を含む積層部材とセパレータとを交互に積層して、積層方向に締結する、いわゆるスタック構造のものが知られている。
ここで、スタック構造の燃料電池として、厚さ方向と略垂直な内部流路を有するセパレータを用いるものが知られている(例えば、特許文献1)。かかる燃料電池では、セパレータの内部流路を用いて電極に反応ガスを供給または排出する。このようなセパレータにおいて、上述の内部流路は、3枚の板部材を積層することにより形成されている。かかる内部流路の一端はセパレータを厚さ方向に貫通する反応ガスマニホールドと連通し、内部流路の他端はセパレータの電極対向面の表面に至る。そして、このような内部流路を介して、反応ガスマニホールドと電極との間で反応ガスの受け渡しが行われる。
特開平5−109415号公報 特開2004−6104号公報 特開2001−325968号公報 特開2006−221955号公報
しかしながら、上記従来技術では、略矩形の発電領域の4辺のうち、互いに向かい合う2辺に沿って一方の反応ガス、すなわち、酸化ガスのための内部流路が設けられ、残りの2辺に沿って他方の反応ガス、すなわち、燃料ガスのための内部流路が設けられている。このため、発電領域において、酸化ガスと燃料ガスは、電解質膜の面方向であって互いに交差する方向に流動することとなる。このような反応ガスの流動は、必ずしも発電性能が良いとは限らず、さらに発電性能が良い流動の実現が求められていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、燃料電池の発電性能を向上することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様は、燃料電池を提供する。第1の態様に係る燃料電池は、複数の発電体と複数のセパレータとを備える。前記複数の発電体は、第1の電極と第2の電極を有する。前記複数のセパレータは、一の前記発電体の前記第1の電極と対向する第1の面と、他の前記発電体の前記第2の電極と対向する第2の面と、第1の反応ガスを前記第1の面に対向する前記第1の電極との間で供給または排出するための第1の反応ガス流路と、第2の反応ガスを前記第2の面に対向する前記第2の電極との間で供給または排出するための第2の反応ガス流路とを有する。前記第1の反応ガス流路は、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第1の面に開口する開口部を有する。前記第2の反応ガス流路は、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第2の面に開口する開口部を有する。前記第1の反応ガス流路の開口部の少なくとも一部と、前記第2の反応ガス流路の開口部の少なくとも一部は共に、前記セパレータにおいて、前記積層された際に前記発電体と対向する発電領域の周縁のうちの第1の部分に沿って配置されている。
第1の態様に係る燃料電池によれば、セパレータの内部を通る第1の反応ガスを供給または排出するための流路の開口部と、セパレータの内部を通る第2の反応ガスを供給または排出するための流路の開口部が、両方とも発電領域の同じ部分に沿って配置される。この結果、第1の反応ガスと第2の反応ガスを発電領域において平行に流動させることができる。したがって、内部に反応ガスの供給・排出のための流路を有するセパレータを用いる燃料電池の発電性能を向上することができる。
第1の態様に係る燃料電池において、前記第1の反応ガス流路は、前記第1の反応ガスを前記第1の電極から排出するための第1の反応ガス排出流路であり、前記セパレータは、さらに、前記第1の反応ガスを前記第1の面に対向する前記第1の電極に供給するための流路であって、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第1の面に開口する開口部を有する第1の反応ガス供給流路を有し、前記第1の反応ガス排出流路の開口部は、前記第1の部分に沿って配置され、前記第1の反応ガス供給流路の開口部は、前記発電領域の周縁のうち、前記第1の部分と前記発電領域を挟んだ反対側に位置する第2の部分に沿って配置されていても良い。こうすれば、第1の反応ガスは、発電領域の周縁の第2の部分から第1の部分に向かって流動し、第2の反応ガスは、第1の部分から、あるいは、第1の部分に向かって流動するので、第1の反応ガスと第2の反応ガスを発電領域において平行に流動させることができ、燃料電池の発電性能を向上することができる。
第1の態様に係る燃料電池において、前記第2の反応ガス流路は、前記第2の反応ガスを前記第2の電極に供給するための第の反応ガス供給流路であり、前記セパレータは、さらに、前記第2の反応ガスを前記第2の面に対向する前記第2の電極から排出するための流路であって、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第1の面に開口する開口部を有する第の反応ガス排出流路を有し、前記第2の反応ガス供給流路の開口部は、前記第1の部分に沿って配置され、前記第2の反応ガス排出流路の開口部は、前記第2の部分に沿って配置されても良い。こうすれば、第1の反応ガスは、発電領域の周縁の第2の部分から第1の部分に向かって流動し、第2の反応ガスは、第1の部分から第2の部分に向かって流動する。この結果、第1の反応ガスと第2の反応ガスを発電領域において平行、かつ、反対向きに流動させることができる。したがって、燃料電池の発電性能をより向上することができる。
第1の態様に係る燃料電池において、前記第1の反応ガス流路における流動方向は、前記第1の部分に対して略垂直であり、前記第2の反応ガス流路における流動方向は、前記第1の部分に対して略平行であっても良い。こうすれば、第1の反応ガス流路と、第2の反応ガス流路とを、互いに干渉することなく、セパレータの内部に配置することができる。
第1の態様に係る燃料電池において、前記セパレータは、複数の前記第1の反応ガス供給流路を備え、複数の前記第1の反応ガス供給流路は、それぞれの圧力損失が等しくなるように構成されても良い。こうすれば、各第1の反応ガス供給流路におけるガス流量を均一かすることができる。この結果、第1の反応ガスの供給が均一化でき、燃料電池の発電能力を向上することができる。
第1の態様に係る燃料電池において、前記セパレータは、さらに、前記第1の反応ガス流路の他端と連通し、前記セパレータを貫通する第1の反応ガスマニホールドと、前記第2の反応ガス流路の他端と連通し、前記セパレータを貫通する第2の反応ガスマニホールドと、を備え、前記第2の反応ガス流路は、前記第2の反応ガスマニホールドから離れるに従って流路巾が狭くされていても良く、前記第2の反応ガス流路の開口部は、流路巾と同様に、前記第2の反応ガスマニホールドから離れるに従って流路巾が狭くされていても良い。こうすれば、第2の反応ガス流路における圧力損失を効率良く抑制することができる。
第1の態様に係る燃料電池は、さらに、前記他の発電体の前記第2の電極と前記セパレータの前記第2の面との間に配置され、前記第2の反応ガスが内部を流動する多孔体を備え、前記多孔体の外形は、前記第2の面に形成された前記第2の反応ガス流路の開口部に沿うように形成されていても良い。こうすれば、第2の反応ガスが、第2の反応ガスマニホールドから前記多孔体に流入するまでの圧力損失をより抑制することができる。
第1の態様に係る燃料電池は、前記発電領域の外形は、略矩形であり、前記第1の部分は、前記略矩形の第1の辺の略全長に亘る部分であっても良く、前記セパレータは、さらに、前記第1の反応ガス流路の他端と連通し、前記セパレータを貫通する第1の反応ガスマニホールドと、前記第2の反応ガス流路の他端と連通し、前記セパレータを貫通する第2の反応ガスマニホールドと、を備え、前記第1の反応ガスマニホールドは、前記発電領域の外側に、前記第1の辺に沿って、前記第1の辺の略全長に亘って配置され、前記第2の反応ガスマニホールドは、前記発電領域の外側に前記第1の辺に隣接する第2の辺に沿って配置されても良い。
第1の態様に係る燃料電池において、前記セパレータは、前記第1の面を有する第1プレートと、前記第2の面を有する第2プレートと、前記第1プレートと前記第2プレートとの間に配置された中間プレートとを含む積層構造を有し、前記第1の反応ガス流路は、前記中間プレートを貫通する第1の中間プレート貫通部と、前記第1プレートを貫通する第1プレート貫通部とによって形成され、前記第2の反応ガス流路は、前記中間プレートを貫通する第2の中間プレート貫通部と、前記第2プレートを貫通する第2プレート貫通部とによって形成されても良い。こうすれば、3枚のプレートが積層された簡易な構成で上記セパレータを実現できる。
第1の態様に係る燃料電池において、前記第1の電極は、カソードであり、前記第2の電極はアノードであり、前記第1の反応ガスは、酸化ガスであり、前記第2の反応ガスは、燃料ガスであっても良い。
本発明の第2の態様は、第1の電極と第2の電極を有する複数の発電体と交互に積層され、燃料電池を構成するセパレータを提供する。第2の態様に係るセパレータは、一の前記発電体の前記第1の電極と対向する第1の面と、他の前記発電体の前記第2の電極と対向する第2の面と、第1の反応ガスを前記第1の面に対向する前記第1の電極との間で供給または排出するための第1の反応ガス流路と、第2の反応ガスを前記第2の面に対向する前記第2の電極との間で供給または排出するための第2の反応ガス流路とを有する。前記第1の反応ガス流路は、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第1の面に開口する開口部を有する。前記第2の反応ガス流路は、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第2の面に開口する開口部を有する。前記第1の反応ガス流路の開口部の少なくとも一部と、前記第2の反応ガス流路の開口部の少なくとも一部は共に、前記セパレータにおいて、前記積層された際に前記発電体と対向する発電領域の周縁のうちの第1の部分に沿って配置されている。
第2の態様に係るセパレータを用いて、燃料電池を構成すれば、第1の態様に係る燃料電池と同様の作用・効果を奏することができる。また、第2の態様に係るセパレータは、第1の態様に係る燃料電池と同様にして種々の態様にて実現され得る。
以下、燃料電池、燃料電池を構成するアッセンブリ、および、燃料電池を構成するシール一体部材について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
A.実施例:
・燃料電池の構成
本発明の実施例に係る燃料電池の概略構成について説明する。図1および図2は、実施例における燃料電池の構成を示す説明図である。
図1および図2に示すように、燃料電池100は、複数の発電モジュール200と、複数のセパレータ600が交互に積層されたスタック構造を有している。
図1に示すように、燃料電池100には、酸化ガスが供給される酸化ガス供給マニホールド110と、酸化ガスを排出する酸化ガス排出マニホールド120と、燃料ガスが供給される燃料ガス供給マニホールド130と、燃料ガスを排出する燃料ガス排出マニホールド140と、冷却媒体を供給する冷却媒体供給マニホールド150と、冷却媒体を排出する冷却媒体排出マニホールド160と、が設けられている。なお、酸化ガスとしては空気が一般的に用いられ、燃料ガスとしては水素が一般的に用いられる。また、酸化ガス、燃料ガスは共に反応ガスとも呼ばれる。冷却媒体としては、水、エチレングリコール等の不凍水、空気等を用いることができる。
図3および図4を参照しながら、発電モジュール200の構成について説明する。図3は、発電モジュール200の正面図(図2における右側から見た図)を示す図である。図4は、図3におけるA−A断面を示す断面図である。図4においては、発電モジュール200と共に、積層された燃料電池を構成する際に発電モジュール200を挟持する2枚のセパレータ600を図示している。
発電モジュール200は、積層部材800と、シール部材700とから構成されている。
積層部材800は、図4に示すように、発電体810と、アノード側拡散層820と、カソード側拡散層830と、アノード側多孔体840と、カソード側多孔体850と、が積層されて構成されている。積層部材800の構成する部材820〜850は、それぞれ、積層方向から見て、後述する発電領域DAと概ね同じ形状を有する板状部材である。
発電体810は、本実施例では、一方の面にカソードとしての触媒層が、他方の面にアノードとしての触媒層が塗布されたイオン交換膜である(触媒層の図示は省略)。イオン交換膜は、フッ素系樹脂材料あるいは炭化水素系樹脂材料で形成され湿潤状態において良好なイオン導電性を有する。触媒層は、例えば、白金または白金と他の金属からなる合金を含んでいる。
アノード側拡散層820は、発電体810のアノード側の面に接して配置され、カソード側拡散層830は、発電体810のカソード側の面に接して配置される。アノード側拡散層820およびカソード側拡散層830は、例えば、炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロス、あるいはカーボンペーパまたはカーボンフェルトによって形成される。
アノード側多孔体840は、発電体810のアノード側にアノード側拡散層820を挟んで配置され、カソード側多孔体850は、発電体810のカソード側にカソード側拡散層830を挟んで配置されている。カソード側多孔体850は、発電モジュール200とセパレータ600とを積層して燃料電池100を構成した際に、カソード側に配置されたセパレータ600の発電領域DAに接触し、アノード側多孔体840は、アノード側に配置された他のセパレータ600の発電領域DAに接触する。アノード側多孔体840およびカソード側多孔体850は、金属多孔体などのガス拡散性および導電性を有する多孔質の材料で形成されている。アノード側多孔体840およびカソード側多孔体850は、上述したアノード側拡散層820およびカソード側拡散層830より空孔率が高く、内部におけるガスの流動抵抗がアノード側拡散層820およびカソード側拡散層830より低いものが用いられ、後述するように反応ガスが流動するための流路として機能する。
シール部材700は、積層部材800の面方向の外周に全周に亘って配置されている。シール部材700は、金型のキャビティに積層部材800の外周端部を臨ませて、成形材料を射出成形することによって作製され、これによって積層部材800の外周端に隙間なく気密に一体化されている。シール部材700は、ガス不透性と弾力性と燃料電池の運転温度域における耐熱性とを有する材料、例えば、ゴムやエラストマーによって形成される。具体的には、シリコン系ゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、天然ゴム、フッ素系ゴム、エチレン・プロピレン系ゴム、スチレン系エラストマー、フッ素系エラストマーなどが用いられ得る。
シール部材700は、支持部710と、支持部710の両側に配置され、シールラインを形成するリブ720とを備えている。図3、4に示すように、支持部710には、図1における各マニホールド120〜160に対応する貫通孔(マニホールド孔)が形成されている。リブ720は、発電モジュール200とセパレータ600が積層された際に、隣接するセパレータ600に密着してセパレータ600との間をシールし、反応ガス(本実施例では、水素および空気)や冷却水の漏洩を防止する。リブ720は、図3に示すように、積層部材800の全周を囲むシールラインと、個々のマニホールド孔の全周を囲むシールラインとを形成する。
次に、図5〜図8を参照して、セパレータ600の構成を説明する。セパレータ600は、アノードプレート300と、カソードプレート400と、中間プレート500から構成されている。
図5〜図7は、実施例におけるカソードプレート400(図5)、アノードプレート300(図6)、中間プレート500(図7)の形状をそれぞれ示す説明図である。図5、図6、図7は、各プレート400、300、500を図2の右側から見た様子を示している。図8は、実施例におけるセパレータの正面図である。図5〜図8において、各プレート300、400、500およびセパレータ600の中央部に破線で示す領域DAは、セパレータ600が発電モジュール200と積層され燃料電池を構成する際に、発電モジュール200の積層部材800に含まれる発電体810に対向する領域であり、実際に発電が行われる領域(以下、発電領域DAという。)である。発電領域DAは、発電体810が矩形であるため、当然に矩形である。発電領域DAの図5〜8における上方の辺S1を第1の辺と呼び、同様に、右方の辺S2を第2の辺、下方の辺S3を第3の辺、左方の辺S4を第4の辺と、それぞれ呼ぶ。第1の辺S1と第3の辺S3とは、互いに向かい合う辺である。同様に、第2の辺S2と第4の辺S4とは、互いに向かい合う辺である。また、第1の辺S1と第2の辺S2は、互いに隣接する辺である。同様に、第2の辺S2と第3の辺S3、第3の辺S3と第4の辺S4、第4の辺S4と第1の辺S1は、それぞれ、互いに隣接する辺である。
カソードプレート400は、例えば、ステンレス鋼で形成されている。カソードプレート400は、カソードプレート400を厚さ方向に貫通する貫通部として、6個のマニホールド形成部422〜432と、酸化ガス供給スリット440と、酸化ガス排出スリット444と、を備えている。マニホールド形成部422〜432は、燃料電池100を構成する際に上述した各種マニホールドを形成するための貫通部であり、発電領域DAの外側にそれぞれ設けられている。酸化ガス供給スリット440は、略長方形の長孔であり、発電領域DAの内側に第1の辺S1に沿って配置されている。また、酸化ガス供給スリット440は、第1の辺S1のほぼ全長に亘って配置されている。酸化ガス排出スリット444は、酸化ガス供給スリット440と同様に略長方形の長孔であり、発電領域DAの内側に第3の辺S3に沿って配置されている。また、酸化ガス排出スリット444は、第3の辺S3のほぼ全長に亘って形成されている。
アノードプレート300は、カソードプレート400と同様に、例えば、ステンレス鋼で形成されている。アノードプレート300は、カソードプレート400同様、アノードプレート300を厚さ方向に貫通する貫通部として、6個のマニホールド形成部322〜332と、燃料ガス供給スリット350と、燃料ガス排出スリット354と、を備えている。マニホールド形成部322〜332は、燃料電池100を構成する際に上述した各種マニホールドを形成するための貫通部であり、カソードプレート400と同様に、発電領域DAの外側にそれぞれ設けられている。燃料ガス供給スリット350は、発電領域DAの内側に第3の辺S3に沿って、セパレータ600を構成した際にカソードプレート400における上述した酸化ガス排出スリット444と重ならないように配置されている。燃料ガス排出スリット354は、発電領域DAの内側に第1の辺S1に沿って、セパレータ600を構成した際にカソードプレート400における上述した酸化ガス供給スリット440と重ならないように配置されている。
中間プレート500は、上述の各プレート300、400同様、例えば、ステンレス鋼で形成されている。中間プレート500は、中間プレート500を厚さ方向に貫通する貫通部として、反応ガス(酸化ガスまたは燃料ガス)を供給/排出のための4つのマニホールド形成部522〜528と、複数の酸化ガス供給流路形成部542と、複数の酸化ガス排出流路形成部544と、一つの燃料ガス供給流路形成部546と、一つの燃料ガス排出流路形成部548を備えている。中間プレート500は、さらに、複数の冷却媒体流路形成部550を備えている。マニホールド形成部522〜528は、燃料電池100を構成する際に上述した各種マニホールドを形成するための貫通部であり、カソードプレート400、アノードプレート300と同様に、発電領域DAの外側にそれぞれ設けられている。
各冷却媒体流路形成部550は、発電領域DAを図8における左右方向に横断する長孔形状を有しており、その両端は、発電領域DAの外側に至っている。すなわち、各中間プレート500は、発電領域DAの第2の辺S2および第4の辺S4を横切るように形成されている。冷却媒体流路形成部550は、図8における上下方向に、所定間隔をあけて並設されている。
複数の酸化ガス供給流路形成部542の一端は、それぞれ、マニホールド形成部522と連通しており、複数の酸化ガス供給流路形成部542とマニホールド形成部522は、全体として櫛歯形状の貫通孔を形成している。複数の酸化ガス供給流路形成部542の他端は、それぞれに、3つのプレートを接合してセパレータ600を構成した際に、上述したカソードプレート400における酸化ガス供給スリット440と重なる位置まで延びている。この結果、セパレータ600を構成した際に、各酸化ガス供給流路形成部542は、それぞれ、酸化ガス供給スリット440と連通する。複数の酸化ガス供給流路形成部542は、それぞれ、図7に示すように、同一の形状、すなわち、同一の長さLおよび同一の巾Wを有する長孔形状を有している。複数の酸化ガス供給流路形成部542は、それぞれ、同一の間隔tを空けて形成されている。複数の酸化ガス供給流路形成部542は、互いに平行であり、長手方向が発電領域DAの第1の辺S1に対して略垂直に延びている。
複数の酸化ガス排出流路形成部544の一端は、それぞれ、マニホールド形成部524と連通しており、複数の酸化ガス排出流路形成部544とマニホールド形成部524は、全体として櫛歯形状の貫通孔を形成している。複数の酸化ガス排出流路形成部544の他端は、それぞれに、3つのプレートを接合してセパレータ600を構成した際に、上述したカソードプレート400における酸化ガス排出スリット444と重なる位置まで延びている。この結果、セパレータ600を構成した際に、各酸化ガス排出流路形成部544は、それぞれ、酸化ガス排出スリット444と連通する。複数の酸化ガス排出流路形成部544は、それぞれ、図7に示すように、同一の形状、すなわち、同一の長さLおよび同一の巾Wを有する長孔形状を有している。複数の酸化ガス排出流路形成部544は、それぞれ、同一の間隔tを空けて形成されている。複数の酸化ガス排出流路形成部544は、互いに平行であり、長手方向が発電領域DAの第3の辺S3に対して略垂直に延びている。
燃料ガス供給流路形成部546の一端は、マニホールド形成部526と連通している。燃料ガス供給流路形成部546は、第2の辺S2を横切って、上述した酸化ガス排出流路形成部544と重ならない位置に、第3の辺S3に沿って延び、その他端は発電領域DAの第4の辺S4近くにまで達している。つまり、燃料ガス供給流路形成部546は概ね第3の辺S3の全長に亘って延びている。燃料ガス供給流路形成部546のうち、発電領域DAの内側の部分は、3つのプレートを接合してセパレータ600を構成した際に、上述したアノードプレート300における燃料ガス供給スリット350と重なる。この結果、セパレータ600を構成した際に、燃料ガス供給流路形成部546は燃料ガス供給スリット350と連通する。
燃料ガス排出流路形成部548の一端は、マニホールド形成部528と連通している。燃料ガス排出流路形成部548は、第4の辺S4を横切って、上述した酸化ガス供給流路形成部542と重ならない位置に、第1の辺S1に沿って延び、その他端は発電領域DAの第2の辺S2近くにまで達している。つまり、燃料ガス排出流路形成部548は概ね第1の辺S1の全長に亘って延びている。燃料ガス排出流路形成部548のうち、発電領域DAの内側の部分は、3つのプレートを接合してセパレータ600を構成した際に、上述したアノードプレート300における燃料ガス排出スリット354と重なる。この結果、セパレータ600を構成した際に、燃料ガス排出流路形成部548は燃料ガス排出スリット354と連通する。
図8には、上述した各プレート300、400、500を用いて作製されたセパレータ600の正面図が示されている。セパレータ600は、中間プレート500をアノードプレート300およびカソードプレート400で挟持するように中間プレート500の両側にそれぞれ接合し、中間プレート500における冷却媒体供給マニホールド150および冷却媒体排出マニホールド160に対応する領域に露出している部分を打ち抜いて作製される。3枚のプレートの接合方法は、例えば、熱圧着、ろう付け、溶接などが用いられ得る。この結果、図8においてハッチングで示す貫通部である6つのマニホールド110〜160と、複数の酸化ガス供給流路650と、複数の酸化ガス排出流路660と、燃料ガス供給流路630と、燃料ガス排出流路640と、複数の冷却媒体流路670とを備えたセパレータ600が得られる。
図8に示すように、セパレータ600において、酸化ガス供給マニホールド110は、発電領域DAの外側に、第1の辺S1に沿って、第1の辺S1の全長に亘って形成される。セパレータ600において、酸化ガス排出マニホールド120は、発電領域DAの外側に、第3の辺S3に沿って、第3の辺S3の全長に亘って形成される。セパレータ600において、燃料ガス供給マニホールド130が、第2の辺S2うちの下端の一部に沿って形成され、第2の辺S2うちの残りの部分に沿って、冷却媒体排出マニホールド160が形成される。さらに、セパレータ600において、燃料ガス排出マニホールド140が、第4の辺S4のうちの上端の一部に沿って形成され、第4の辺S4のうちの残りの部分に沿って、冷却媒体供給マニホールド150が形成される。
図8に示すように、複数の酸化ガス供給流路650は、それぞれ、上述したカソードプレート400の酸化ガス供給スリット440と、中間プレート500の酸化ガス供給流路形成部542の一つとによって形成される。各酸化ガス供給流路650は、セパレータ600の内部を通る内部流路であり、一端が酸化ガス供給マニホールド110と連通し、他端がカソードプレート400側の表面(カソード側表面)に至り、カソード側表面に開口する流路である。各酸化ガス供給流路650の他端の開口部は、図8から解るように酸化ガス供給スリット440に対応する。各酸化ガス供給流路650は、それぞれ、同一の形状および大きさを有する。
図8に示すように、複数の酸化ガス排出流路660は、上述したカソードプレート400の酸化ガス排出スリット444と、中間プレート500の酸化ガス排出流路形成部544の一つとによって形成される。各酸化ガス排出流路660は、セパレータ600の内部を通る内部流路であり、一端が酸化ガス排出マニホールド120と連通し、他端がカソードプレート400側のカソード側表面に至り、カソード側表面に開口する流路である。各酸化ガス排出流路660の他端の開口部は、図8から解るように酸化ガス排出スリット444に対応する。各酸化ガス排出流路660は、それぞれ、同一の形状および大きさを有する。
図8に示すように、燃料ガス排出流路640は、上述したアノードプレート300の燃料ガス排出スリット354と、中間プレート500の燃料ガス排出流路形成部548とによって形成される。燃料ガス排出流路640は、一端が燃料ガス排出マニホールド140と連通し、他端がアノードプレート300側の表面(アノード側表面)に開口する内部流路である。燃料ガス排出流路640の他端の開口部は、図8から解るように燃料ガス排出スリット354に対応する。
図8に示すように、燃料ガス供給流路630は、上述したアノードプレート300の燃料ガス供給スリット350と、中間プレート500の燃料ガス供給スリット350とによって形成される。燃料ガス供給流路630は、一端が燃料ガス供給マニホールド130と連通し、他端がアノード側表面に開口する内部流路である。燃料ガス供給流路630の他端の開口部は、図8から解るように燃料ガス供給スリット350に対応する。
図8に示すように、複数の冷却媒体流路670は、上述した中間プレート500に形成された冷却媒体流路形成部550(図7)によって形成され、一端が冷却媒体供給マニホールド150に、他端が冷却媒体排出マニホールド160に連通している。
以上の説明から解るように、酸化ガス供給流路650および酸化ガス排出流路660は、発電領域DAにおける流動方向と平行に(第1の辺S1および第3の辺S3に対して垂直に)複数配置されるのに対し、燃料ガス排出流路640および燃料ガス供給流路630は、発電領域DAにおける流動方向と垂直に(第1の辺S1および第3の辺S3に対して平行に)一つだけ配置されている。こうすることにより、セパレータの内部で、各流路が干渉しないように、各流路630、640、650、660を配置することができる。
・燃料電池の動作
図9を参照して、実施例に係る燃料電池100の動作について説明する。図9は、燃料電池の反応ガスの流れを示す説明図である。図を見やすくするため、図9においては、2つの発電モジュール200と2つのセパレータ600が積層された様子のみを図示している。図9(a)は、図8におけるB−B断面に対応する断面図を示している。図9(b)は、右側の半分が図8におけるD−D断面に対応する断面図を示し、左側の半分が図8におけるC−C断面に対応する断面図を示している。
燃料電池100は、酸化ガス供給マニホールド110に酸化ガスが供給されると共に、燃料ガス供給マニホールド130に燃料ガスが供給されることにより、発電を行う。また、発電中の燃料電池100には、発電に伴う発熱による燃料電池100の温度上昇を抑制するために、冷却媒体供給マニホールド150に冷却媒体が供給される。
酸化ガス供給マニホールド110に供給された酸化ガスは、図9(a)において矢印で示すように、酸化ガス供給マニホールド110から酸化ガス供給流路650を通って、酸化ガス供給流路650のカソード側表面の開口部からカソード側多孔体850に供給される。カソード側多孔体850に供給された酸化ガスは、酸化ガスの流路として機能するカソード側多孔体850の内部を図8において白抜きの矢印で示すように上方から下方に流動する。そして、酸化ガスは、酸化ガス排出流路660のカソード側表面の開口部から酸化ガス排出流路660に流入し、酸化ガス排出流路660を通って、酸化ガス排出マニホールド120へ排出される。カソード側多孔体850を流動する酸化ガスの一部は、カソード側多孔体850に当接しているカソード側拡散層830の全体に亘って拡散し、カソード反応(例えば、2H++2e-+(1/2)O2→H2O)に供される。
燃料ガス供給マニホールド130に供給された燃料ガスは、図9(b)において矢印で示すように、燃料ガス供給マニホールド130から燃料ガス供給流路630を通って、燃料ガス供給流路630のアノード側表面の開口部からアノード側多孔体840に供給される。アノード側多孔体840に供給された燃料ガスは、燃料ガスの流路として機能するアノード側多孔体840の内部を図8において黒塗りの矢印で示すように下方から上方に流動する。そして、燃料ガスは、燃料ガス排出流路640のアノード側表面の開口部から燃料ガス排出流路640に流入し、燃料ガス排出流路640を通って、燃料ガス排出マニホールド140に排出される。アノード側多孔体840を流動する燃料ガスの一部は、アノード側多孔体840に当接しているアノード側拡散層820の全体に亘って拡散し、アノード反応(例えば、H2→2H++2e-)に供される。
冷却媒体供給マニホールド150に供給された冷却媒体は、冷却媒体供給マニホールド150から冷却媒体流路670に供給される。冷却媒体流路670に供給された冷却媒体は、冷却媒体流路670の一端から他端まで流動し、冷却媒体排出マニホールド160に排出される。
以上説明した本実施例によれば、図8に示すように、酸化ガス供給流路650の開口部と、燃料ガス排出流路640の開口部が共に、発電領域DAの第1の辺S1に沿って、第1の辺S1の全長に亘って配置されている。そして、酸化ガス排出流路660の開口部と、燃料ガス供給流路630の開口部が共に、発電領域DAの第3の辺S3に沿って、第3の辺S3の全長に亘って配置されている。この結果、供給された酸化ガスが発電体810の面方向に流動する方向(図8:白抜きの矢印)と、供給された燃料ガスが発電体810の面方向に流動する方向(図8:黒塗りの矢印)とを平行にすることができる。そして、燃料ガスの供給側を第3の辺S3側、酸化ガスの供給側を第1の辺S1側とすることにより、2つの反応ガスの流動する方向を、平行、かつ、逆向きとすることができる(図8)。このような反応ガスの流し方をカウンターフローと呼ぶこととする。
カウンターフローにて発電を行うと、従来技術のように酸化ガスと燃料ガスの流動方向が直交する流し方(クロスフロー)と比較して、燃料電池の発電性能が向上することが解っている。
さらに、複数の酸化ガス供給流路650の形状および寸法をそれぞれ同一にしている。また、複数の酸化ガス排出流路660の形状および寸法をそれぞれ同一にしている。従って、各酸化ガス供給流路650および酸化ガス排出流路660における圧力損失の均一化が図れる。この結果、各酸化ガス供給流路650を通ってカソード側多孔体850に供給される酸化ガスの流量の均一化が図られる。従って、酸化ガスの供給を発電領域DA全体に亘り均一化でき、発電性能を向上することができる。
さらに、本実施例では、複数の酸化ガス供給流路650をそれぞれ、発電領域DAにおける酸化ガスの流動方向(図8:白抜きの矢印)と平行に、発電領域DAの第1の辺S1の一端から他端に亘って配列されている。同様にして、複数の酸化ガス排出流路660をそれぞれ、発電領域DAにおける酸化ガスの流動方向と平行に、発電領域DAの第3の辺S3の一端から他端に亘って配列されている。従って、酸化ガスの供給に伴う圧力損失を低く抑えると共に、酸化ガスの発電領域DAへの供給は、より均一化される。
一方、本実施例では、燃料ガス供給流路630および燃料ガス排出流路640は、それぞれ一つずつである。一つの燃料ガス供給流路630を第3の辺S3に沿って形成し、一つの燃料ガス排出流路640を第1の辺S1に沿って形成することによって、発電領域DA全体への燃料ガスの供給を行っている。燃料ガスである水素は、酸化ガスである空気中における酸素と比較して拡散速度が速い(拡散速度は、拡散係数および濃度勾配に主として依存する。水素は拡散係数が酸素の約4倍である。また、燃料ガスは、純水素(水素濃度約100%)を用いるのに対し、酸化ガスは空気(酸素濃度約20%)を用いる。このため、酸化ガス中の酸素の拡散速度は、燃料ガス中の水素と比較してかなり低いことがわかる。)。このため、一つの燃料ガス供給流路630および燃料ガス排出流路640により、十分に電池反応に必要な水素が供給可能である。言い換えれば、燃料電池の電気化学反応は、酸素分子の拡散速度が遅いため、一般的に、カソードの3相界面における反応(2H++2e-+(1/2)O2→H2O)に律速される。従って、酸化ガスの供給性を重視した流路構成とすることが、より電池性能の向上に繋がる。
さらに、複数の酸化ガス供給流路650は、発電領域DAの第1の辺S1に対して、略垂直にされている。この結果、各酸化ガス供給流路650は、発電領域DAを囲むシールライン(図3)の下を、シールラインに対して略垂直にトンネルすることになる。この結果、各酸化ガス供給流路650の上に位置するシールラインの線長を最小に押さえつつ、各酸化ガス供給流路650の流路巾を確保できる。複数の酸化ガス排出流路660は、同様に第3の辺S3に対して、略垂直にされており、シールラインの下をシールラインに対して略垂直にトンネルする。同様に、燃料ガス供給流路630は第2の辺S2に対して、燃料ガス排出流路640は第4の辺S4に対して、それぞれ略垂直にされている。これにより、この結果、燃料ガス供給流路630および燃料ガス排出流路640はそれぞれシールラインの下をシールラインに対して略垂直にトンネルする。この結果、シールラインにおいて、下に空間が位置する線長を最小に押さえてシール性の悪化を抑制することができる。
B.変形例:
・第1変形例:
図10〜図12を参照して、第1変形例について説明する。図10は、第1変形例における中間プレート500aの形状を示す図である。図11は、第1変形例におけるアノードプレート300aの形状を示す図である。図12は、第1変形例におけるセパレータ600aの正面図である。
第1変形例におけるセパレータ600a(図12)は、中間プレート500a(図10)の構成と、アノードプレート300a(図11)の構成が、実施例におけるセパレータ600(図8)と異なる。第1変形例におけるセパレータ600aのカソードプレートの構成は、実施例におけるカソードプレート400(図5)と同一であるので、同一の符号を用い、その説明を省略する。
第1変形例における中間プレート500aの構成は、燃料ガス供給流路形成部546aと燃料ガス排出流路形成部548aの構成が、実施例における中間プレート500(図7)の構成と異なる。第1変形例における中間プレート500aの燃料ガス供給流路形成部546aは、実施例における中間プレート500の燃料ガス供給流路形成部546と異なり、流路巾が一定でない。第1変形例において、燃料ガス供給流路形成部546aの長手方向の辺のうち、発電領域DAの第3の辺S3に近い辺は、第3の辺S3と平行であるが、第3の辺S3から遠い辺は、第3の辺S3と平行ではなく、第3の辺S3に対して傾斜している。この結果、第1変形例における中間プレート500aの燃料ガス供給流路形成部546aは、マニホールド形成部528と連通する側の端部における巾s1が、反対側の端部における巾s2より広くなっている(図10)。同様にして、第1変形例における中間プレート500aの燃料ガス排出流路形成部548aは、実施例における中間プレート500の燃料ガス排出流路形成部548と異なり、流路巾が一定でない。第1変形例において、燃料ガス排出流路形成部548aの長手方向の辺のうち、発電領域DAの第1の辺S1に近い辺は、第1の辺S1と平行であるが、第1の辺S1から遠い辺は、第1の辺S1と平行ではなく、第1の辺S1に対して傾斜している。この結果、第1変形例における中間プレート500aの燃料ガス排出流路形成部548aは、マニホールド形成部526と連通する側の端部における巾s1が、反対側の端部における巾s2より広くなっている(図10)。第1変形例における中間プレート500aの他の構成は、実施例における中間プレート500の構成と同一であるので、同一の構成については図10において、図7と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1変形例におけるアノードプレート300aの構成は、燃料ガス供給スリット350aと燃料ガス排出スリット354aの構成が、実施例におけるアノードプレート300(図6)の構成と異なる。第1変形例におけるアノードプレート300aの燃料ガス供給スリット350aの巾は、スリットの巾が上述した燃料ガス供給流路形成部546aのマニホールド形成部526と反対側の端部の巾s2と同じにされている(図11)。燃料ガス排出スリット354aについても同様である。第1変形例におけるアノードプレート300aの他の構成は、実施例におけるアノードプレート300の構成と同一であるので、同一の構成については図11において、図6と同一の符号を付し、その説明を省略する。
上述したアノードプレート300a(図11)および中間プレート500a(図10)と、実施例と同一のカソードプレート400(図5)とから構成される本変形例におけるセパレータ600aは、燃料ガス供給マニホールド130に近い側(上流側)ほど流路巾が広く、遠い側(下流側)ほど流路巾が狭くなる燃料ガス供給流路630aを有している。こうすることにより、燃料ガス供給流路630aを通過する際の燃料ガスの圧力損失を抑制することができる。その理由をもう少し詳しく説明する。燃料ガス供給マニホールド130から燃料ガス供給流路630aに流入した燃料ガスは、燃料ガス供給流路630aの長孔状の開口部(燃料ガス供給スリット350a)の各部分を介してアノード側多孔体840に供給されていく。したがって、燃料ガス供給流路630aにおいて、燃料ガスの流量は、上流側ほど多く、下流側ほど少なくなる。そうすると、実施例のように燃料ガス供給流路の流路巾が同じ場合には、燃料ガス供給流路における圧力損失は、上流側ほど大きく下流側ほど小さくなるから、本変形例のように燃料ガス供給流路630aの流路巾を上流ほど広く下流ほど狭くすることにより、燃料ガス供給流路630aの流路面積を抑制しつつ圧力損失を抑制することができる。燃料ガス供給流路630aの流路面積は、なるべく狭い方が、セパレータのスペースの有効利用の観点から好ましい。燃料ガス供給流路630aにおける圧力損失を小さくすることにより、長孔状の開口部(燃料ガス供給スリット350a)のうち、燃料ガス供給マニホールド130に近い部分からアノード側多孔体840に供給される燃料ガスと、燃料ガス供給マニホールド130から遠い部分からアノード側多孔体840に供給される燃料ガスとの流量の差分を抑制することができる。この結果、燃料ガスの発電領域DAへの供給は、より均一化される。この結果、燃料電池の発電性能を向上することができる。
さらに、本変形例におけるセパレータ600aは、燃料ガス排出マニホールド140に近い側(下流側)ほど流路巾が広く、遠い側(上流側)ほど流路巾が狭くなる燃料ガス排出流路640aを有している。こうすることにより、燃料ガス排出流路640aを通過する際の燃料ガスの圧力損失を抑制することができる。その理由について説明する。燃料ガス排出流路640aの長孔状の開口部(燃料ガス排出スリット354a)の各部分から燃料ガスが燃料ガス排出流路640aに流入する。したがって、燃料ガス排出流路640aにおいて、燃料ガスの流量は、上流側ほど少なく、下流側ほど多くなる。そうすると、実施例のように燃料ガス排出流路の流路巾が同じ場合には、燃料ガス排出流路における圧力損失は、上流側ほど小さく下流側ほど大きくなるから、本変形例のように燃料ガス排出流路640aの流路巾を上流ほど狭く下流ほど広くすることにより、燃料ガス排出流路640aの流路面積を抑制しつつ圧力損失を抑制することができる。この結果、燃料ガスの発電領域DAへの供給は、さらに均一化される。この結果、燃料電池の発電性能をより向上することができる。
・第2変形例:
図13〜図14を参照して、第2変形例について説明する。図13は、第2変形例におけるアノードプレート300bの形状を示す図である。図14は、第2変形例におけるセパレータ600bの正面図である。
第2変形例におけるセパレータ600b(図14)は、アノードプレート300b(図13)の構成が、上述した第1変形例におけるセパレータ600b(図12)と異なる。また、第2変形例において用いられるアノード側多孔体840bの形状は、実施例におけるアノード側多孔体840と異なる。第2変形例におけるセパレータ600bの中間プレートおよびカソードプレートの構成は、第1変形例と同一であるので、その説明を省略する。
第2変形例におけるアノードプレート300bの構成は、燃料ガス供給スリット350bと燃料ガス排出スリット354bの構成が、実施例におけるアノードプレート300(図6)の構成と異なる。第2変形例におけるアノードプレート300bの燃料ガス供給スリット350bの巾は、燃料ガス供給マニホールド形成部326に近い側の巾が広く、遠い側の巾が狭くされている。同様にして、第2変形例におけるアノードプレート300bの燃料ガス排出スリット354bの巾は、燃料ガス排出マニホールド形成部328に近い側の巾が広く、遠い側の巾が狭くされている。この結果、セパレータ600bを構成した際、アノードプレート300bの燃料ガス供給スリット350bは、中間プレート500aにおける燃料ガス供給流路形成部546aと、発電領域DAの内部においてぴたりと重なる(図14)。同様にして、アノードプレート300bの燃料ガス排出スリット354bは、中間プレート500aにおける燃料ガス排出流路形成部548aと、発電領域DAの内部においてぴたりと重なる(図14)。
図14には、第2変形例において、セパレータ600bを用いて燃料電池を構成する際に用いられるアノード側多孔体840bの形状が一点波線で示されている。本変形例において用いられるアノード側多孔体840bの形状は、燃料電池を構成した際に、セパレータ600bのアノード側表面に開口している燃料ガス排出流路640bの開口部(燃料ガス排出スリット354b)および燃料ガス供給流路630bの開口部(燃料ガス供給スリット350b)と、重ならないように設定されている。具体的には、アノード側多孔体840bの形状は、図14に示すように、両方の開口部(燃料ガス排出スリット354bと燃料ガス供給スリット350b)の発電領域DAの中央側の辺に沿って、平行四辺形にされている。
本変形例によれば、燃料ガス供給流路630bは、燃料ガス供給マニホールド130から近いほど巾が広く、遠いほど巾が狭い開口部を有している。さらに、当該開口部と積層方向に重ならない形状を有するアノード側多孔体840bを用いている。これによって、燃料ガスが燃料ガス供給マニホールド130からアノード側多孔体840の端部に供給されるまでの間に、実施例および第1変形例と比較して大きな空間が形成される。この結果、燃料ガス供給マニホールド130からアノード側多孔体840の端部まで燃料ガスが流動する際の圧力損失をより低減することができる。この結果、燃料ガスの発電領域DAへの供給をさらに均一化し、燃料電池の発電性能を向上することができる。
同様にして、本変形例では、燃料ガスがアノード側多孔体840の他方の端部から燃料ガス排出マニホールド140に排出されるまでの間に、実施例および第1変形例と比較して大きな空間が形成される。この結果、アノード側多孔体840の端部から燃料ガス排出マニホールド140まで燃料ガスが流動する際の圧力損失をより低減することができる。この結果、燃料ガスの発電領域DAへの供給をさらに均一化し、燃料電池の発電性能を向上することができる。
・第3変形例:
上記実施例では、セパレータ600の表面に開口する内部流路の開口部は、略長孔形状のスリットを用いているが、これに限られない。図15は、第3変形例におけるカソードプレート400cの形状を示す図である。図16は、第3変形例におけるアノードプレート300cの形状を示す図である。図15に示すように、第3変形例におけるカソードプレート400cは、実施例におけるカソードプレート400の酸化ガス供給スリット440に代えて、複数の酸化ガス供給孔440cを備えている。複数の酸化ガス供給孔440cは、第1の辺S1に沿って等間隔で、第1の辺S1の全長に亘って並んで配置されている。また、第3変形例におけるカソードプレート400cは、実施例におけるカソードプレート400の酸化ガス排出スリット444に代えて、複数の酸化ガス排出孔444cを備えている。複数の酸化ガス排出孔444cは、第3の辺S3に沿って等間隔で、第3の辺S3の全長に亘って並んで配置されている。同様にして、図16に示すように、第3変形例におけるアノードプレート300cは、実施例におけるアノードプレート300の燃料ガス排出スリット354に代えて、複数の燃料ガス排出孔354cを、燃料ガス供給スリット350に代えて、複数の燃料ガス供給孔350cを備えている。複数の燃料ガス排出孔354cおよび燃料ガス供給孔350cは、それぞれ、第1の辺S1および第3の辺S3に沿って、上述したカソードプレートの酸化ガス排出孔444c、酸化ガス供給孔440cと積層方向に重ならない位置に、それぞれ辺の全長に亘って、並んで配置されている。本変形例におけるセパレータのその他の構成は、実施例におけるセパレータ600と同一であるので、説明を省略する。本変形例においても、実施例と同様の作用・効果を得られる。
・第4変形例:
上記実施例では、発電領域DAは略矩形形状を有しており、略矩形形状の第1の辺S1に沿って、燃料ガス排出スリット354および酸化ガス供給スリット440が配置され、
第3の辺S3に沿って、燃料ガス供給スリット350と酸化ガス排出スリット444が配置されている。発電領域の形状は、これに限られず、他の任意の形状とすることができる。かかる場合には、発電領域の任意の形状の周縁のうちの第1の部分に燃料ガス排出スリットおよび酸化ガス供給スリット440が配置され、第1の部分と発電領域を挟んで向かい合う第2の部分に燃料ガス供給スリット350および酸化ガス排出スリット444が配置されればよい。このような場合に、第1の部分と第2の部分と間に、発電領域の全域が含まれることが望ましい。こうすれば、発電領域の全域に亘って、燃料ガスと酸化ガスとを互いに平行かつ反対向きに流動させることができ、燃料電池の発電性能を向上することができる。
・第5変形例:
上記実施例におけるセパレータ600では、燃料ガス排出マニホールド140および燃料ガス排出流路640を設けているが、例えば、燃料電池から水素を全く排出しない完全デッドエンド型の燃料電池においては、燃料ガス排出マニホールド140および燃料ガス排出流路640が省略されても良い。かかる場合であっても、発電による水素の消費に応じて、燃料ガス供給マニホールド130および燃料ガス供給流路630を介して燃料電池が発電領域DAに供給され、第3の辺S3側から第1の辺S1側に向かって流動するので、上述したカウンターフローを実現して、発電性能を向上することができる。
・その他の変形例:
上記各実施例では、積層部材800の各部材やセパレータ600の各部材の材料を特定しているが、これらの材料に限定されるものではなく、適正な種々の材料を用いることができる。例えば、アノード側多孔体840およびカソード側多孔体850を、金属多孔体を用いて形成するとしているが、例えばカーボン多孔体といった他の材料を用いて形成することも可能である。また、セパレータ600は、金属を用いて形成するとしているが、例えばカーボンといった他の材料を用いることも可能である。
上記各実施例では、セパレータ600は3層の金属板を積層した構成であり、その発電領域DAに対応する部分が平坦な形状であるとしているが、これに代えて他の任意の形状とすることが可能である。具体的には、発電領域に対応する表面に溝状の反応ガス流路が形成されたセパレータ(例えば、カーボンで作製される)を採用しても良いし、発電領域に対応する部分に反応ガス流路として機能する波板形状を有するセパレータ(例えば、金属板をプレス成形して作製される)を採用しても良い。
また、上記実施例では、積層部材800は、発電体810、アノード側拡散層820およびカソード側拡散層830、アノード側多孔体840およびカソード側多孔体850から構成されているが、これに限られない。例えば、反応ガス流路が形成されたセパレータや、反応ガス流路として機能する波板形状を有するセパレータを用いる場合には、アノード側およびカソード側多孔体は無くても良い。
以上、本発明の実施例および変形例について説明したが、本発明はこれらの実施例および変形例になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様での実施が可能である。
実施例における燃料電池の構成を示す第1の説明図。 実施例における燃料電池の構成を示す第2の説明図。 発電モジュールの正面図(図2における右側から見た図)を示す図。 図3におけるA−A断面を示す断面図である。 実施例におけるカソードプレートの形状を示す説明図。 実施例におけるアノードプレートの形状を示す説明図。 実施例における中間プレートの形状を示す説明図。 実施例におけるセパレータの正面図。 燃料電池の反応ガスの流れを示す説明図。 第1変形例における中間プレートの形状を示す図。 第1変形例におけるアノードプレートの形状を示す図。 第1変形例におけるセパレータの正面図。 第2変形例におけるアノードプレートの形状を示す図。 第2変形例におけるセパレータの正面図。 第3変形例におけるカソードプレートの形状を示す図。 第3変形例におけるアノードプレートの形状を示す図。
符号の説明
100…燃料電池
110…酸化ガス供給マニホールド
120…酸化ガス排出マニホールド
130…燃料ガス供給マニホールド
140…燃料ガス排出マニホールド
150…冷却媒体供給マニホールド
160…冷却媒体排出マニホールド
200…発電モジュール
300、300a、300b…アノードプレート
322〜332…マニホールド形成部
350、350a、350b…燃料ガス供給スリット
354、354a、354b…燃料ガス排出スリット
400…カソードプレート
422〜432…マニホールド形成部
440…酸化ガス供給スリット
444…酸化ガス排出スリット
500、500b…中間プレート
522〜532…マニホールド形成部
542…酸化ガス供給流路形成部
544…酸化ガス排出流路形成部
546、546a…燃料ガス供給流路形成部
548、548a…燃料ガス排出流路形成部
550…冷却媒体流路形成部
600、600a、600b…セパレータ
630、630a、640b…燃料ガス供給流路
640、640a、640b…燃料ガス排出流路
650…酸化ガス供給流路
660…酸化ガス排出流路
670…冷却媒体流路
700…シール部材
710…支持部
720…リブ
800…積層部材
810…発電体
820…アノード側拡散層
830…カソード側拡散層
840、840b…アノード側多孔体
850…カソード側多孔体

Claims (10)

  1. 燃料電池であって、
    第1の電極と第2の電極を有する複数の発電体と、
    前記発電体と交互に積層され、燃料電池を構成する複数のセパレータであって、
    一の前記発電体の前記第1の電極と対向する第1の面と、
    他の前記発電体の前記第2の電極と対向する第2の面と、
    第1の反応ガスを前記第1の面に対向する前記第1の電極との間で供給または排出するための流路であって、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第1の面に開口する開口部を有する第1の反応ガス流路と、
    第2の反応ガスを前記第2の面に対向する前記第2の電極との間で供給または排出するための流路であって、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第2の面に開口する開口部を有する第2の反応ガス流路と、を有する前記複数のセパレータと、
    を備え、
    前記第1の反応ガス流路の開口部の少なくとも一部と、前記第2の反応ガス流路の開口部の少なくとも一部は共に、前記セパレータにおいて、前記積層された際に前記発電体と対向する発電領域の周縁のうちの第1の部分に沿って配置され
    前記第1の反応ガス流路は、前記第1の反応ガスを前記第1の電極から排出するための第1の反応ガス排出流路であり、
    前記セパレータは、さらに、前記第1の反応ガスを前記第1の面に対向する前記第1の電極に供給するための流路であって、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第1の面に開口する開口部を有する第1の反応ガス供給流路を有し、
    前記第1の反応ガス排出流路の開口部は、前記第1の部分に沿って配置され、前記第1の反応ガス供給流路の開口部は、前記発電領域の周縁のうち、前記第1の部分と前記発電領域を挟んだ反対側に位置する第2の部分に沿って配置され、
    前記第2の反応ガス流路は、前記第2の反応ガスを前記第2の電極に供給するための第2の反応ガス供給流路であり、
    前記セパレータは、さらに、前記第2の反応ガスを前記第2の面に対向する前記第2の電極から排出するための流路であって、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第1の面に開口する開口部を有する第2の反応ガス排出流路を有し、
    前記第2の反応ガス供給流路の開口部は、前記第1の部分に沿って配置され、前記第2の反応ガス排出流路の開口部は、前記第2の部分に沿って配置され、
    前記第1の反応ガス流路における流動方向は、前記第1の部分に対して略垂直であり、
    前記第2の反応ガス流路における流動方向は、前記第1の部分に対して略平行である、、燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、
    前記セパレータは、複数の前記第1の反応ガス供給流路を備え、
    複数の前記第1の反応ガス供給流路は、それぞれの圧力損失が等しくなるように構成されている燃料電池。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の燃料電池において、
    前記セパレータは、さらに、
    前記第1の反応ガス流路の他端と連通し、前記セパレータを貫通する第1の反応ガスマニホールドと、
    前記第2の反応ガス流路の他端と連通し、前記セパレータを貫通する第2の反応ガスマニホールドと、
    を備え、
    前記第2の反応ガス流路は、前記第2の反応ガスマニホールドから離れるに従って流路巾が狭くされている、燃料電池。
  4. 請求項に記載の燃料電池において、
    前記第2の反応ガス流路の開口部は、流路巾と同様に、前記第2の反応ガスマニホールドから離れるに従って流路巾が狭くされている、燃料電池。
  5. 請求項に記載の燃料電池は、さらに、
    前記他の発電体の前記第2の電極と前記セパレータの前記第2の面との間に配置され、前記第2の反応ガスが内部を流動する多孔体を備え、
    前記多孔体の外形は、前記第2の面に形成された前記第2の反応ガス流路の開口部に沿うように形成されている、燃料電池。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の燃料電池において、
    前記発電領域の外形は、略矩形であり、
    前記第1の部分は、前記略矩形の第1の辺の略全長に亘る部分である、燃料電池。
  7. 請求項に記載の燃料電池において、
    前記セパレータは、さらに、
    前記第1の反応ガス流路の他端と連通し、前記セパレータを貫通する第1の反応ガスマニホールドと、
    前記第2の反応ガス流路の他端と連通し、前記セパレータを貫通する第2の反応ガスマニホールドと、
    を備え、
    前記第1の反応ガスマニホールドは、前記発電領域の外側に、前記第1の辺に沿って、前記第1の辺の略全長に亘って配置され、
    前記第2の反応ガスマニホールドは、前記発電領域の外側に前記第1の辺に隣接する第2の辺に沿って配置される、燃料電池。
  8. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の燃料電池において、
    前記セパレータは、前記第1の面を有する第1プレートと、前記第2の面を有する第2プレートと、前記第1プレートと前記第2プレートとの間に配置された中間プレートとを含む積層構造を有し、
    前記第1の反応ガス流路は、前記中間プレートを貫通する第1の中間プレート貫通部と、前記第1プレートを貫通する第1プレート貫通部とによって形成され、
    前記第2の反応ガス流路は、前記中間プレートを貫通する第2の中間プレート貫通部と、前記第2プレートを貫通する第2プレート貫通部とによって形成される、燃料電池。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の燃料電池において、
    前記第1の電極は、カソードであり、前記第2の電極はアノードであり、
    前記第1の反応ガスは、酸化ガスであり、前記第2の反応ガスは、燃料ガスである、燃料電池。
  10. 第1の電極と第2の電極を有する複数の発電体と交互に積層され、燃料電池を構成するセパレータであって、
    前記積層された際に一の前記発電体の前記第1の電極と対向する第1の面と、
    前記積層された際に他の前記発電体の前記第2の電極と対向する第2の面と、
    第1の反応ガスを前記第1の面に対向する前記第1の電極との間で供給または排出するための流路であって、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第1の面に開口する開口部を有する第1の反応ガス流路と、
    第2の反応ガスを前記第2の面に対向する前記第2の電極との間で供給または排出するための流路であって、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第2の面に開口する開口部を有する第2の反応ガス流路と、
    を備え、
    前記第1の反応ガス流路の開口部の少なくとも一部と、前記第2の反応ガス流路の開口部の少なくとも一部は共に、前記積層された際に前記発電体と対向する発電領域の周縁のうちの第1の部分に沿って配置され
    前記第1の反応ガス流路は、前記第1の反応ガスを前記第1の電極から排出するための第1の反応ガス排出流路であり、
    前記セパレータは、さらに、前記第1の反応ガスを前記第1の面に対向する前記第1の電極に供給するための流路であって、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第1の面に開口する開口部を有する第1の反応ガス供給流路を有し、
    前記第1の反応ガス排出流路の開口部は、前記第1の部分に沿って配置され、前記第1の反応ガス供給流路の開口部は、前記発電領域の周縁のうち、前記第1の部分と前記発電領域を挟んだ反対側に位置する第2の部分に沿って配置され、
    前記第2の反応ガス流路は、前記第2の反応ガスを前記第2の電極に供給するための第2の反応ガス供給流路であり、
    前記セパレータは、さらに、前記第2の反応ガスを前記第2の面に対向する前記第2の電極から排出するための流路であって、前記セパレータの内部を通り、一端に前記第1の面に開口する開口部を有する第2の反応ガス排出流路を有し、
    前記第2の反応ガス供給流路の開口部は、前記第1の部分に沿って配置され、前記第2の反応ガス排出流路の開口部は、前記第2の部分に沿って配置され、
    前記第1の反応ガス流路における流動方向は、前記第1の部分に対して略垂直であり、
    前記第2の反応ガス流路における流動方向は、前記第1の部分に対して略平行である、
    セパレータ。
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